JP2530492Y2 - エアクリーナの水切り装置 - Google Patents
エアクリーナの水切り装置Info
- Publication number
- JP2530492Y2 JP2530492Y2 JP4776591U JP4776591U JP2530492Y2 JP 2530492 Y2 JP2530492 Y2 JP 2530492Y2 JP 4776591 U JP4776591 U JP 4776591U JP 4776591 U JP4776591 U JP 4776591U JP 2530492 Y2 JP2530492 Y2 JP 2530492Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- suction port
- air
- air suction
- drain
- air cleaner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、エンジンの吸気系路の
設けられたエアクリーナの水切り装置に関するものであ
る。
設けられたエアクリーナの水切り装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図2で示すように、自動車1に搭載した
エンジン2の吸気マニホールドにはエアクリ−ナ3が接
続され、このエアクリーナ3に外気を取り入れる一次側
ダクト6の開口端には水切り装置が設けられ、この水切
り装置にて気水分離してエアをエアクリーナ3に導入し
ている。
エンジン2の吸気マニホールドにはエアクリ−ナ3が接
続され、このエアクリーナ3に外気を取り入れる一次側
ダクト6の開口端には水切り装置が設けられ、この水切
り装置にて気水分離してエアをエアクリーナ3に導入し
ている。
【0003】この水切り装置の構造は図3で示すよう
に、角形断面のエア吸い込み口5を有する水切り箱4に
前記一次側ダクト6の開口端が挿入され、この一次側ダ
クト6の開口端と前記エア吸い込み口5との間に水切り
板7をエア吸い込み口5と対面して垂設し、この水切り
板7の下方にドレンパイプ8を配置した構成である。
に、角形断面のエア吸い込み口5を有する水切り箱4に
前記一次側ダクト6の開口端が挿入され、この一次側ダ
クト6の開口端と前記エア吸い込み口5との間に水切り
板7をエア吸い込み口5と対面して垂設し、この水切り
板7の下方にドレンパイプ8を配置した構成である。
【0004】上記構成の水切り装置は、雨天時等にエア
吸い込み口5から吸い込まれる水WとエアEが前記水切
り板7に当たってA点より水切り板7に沿って下向きに
流動し、水切り板7の下端のB点で気水分離され、この
B点よりエアが上方のC点に向かって上向きに流動方向
を変更して一次側ダクト6の開口に吸い込まれるように
したものである。
吸い込み口5から吸い込まれる水WとエアEが前記水切
り板7に当たってA点より水切り板7に沿って下向きに
流動し、水切り板7の下端のB点で気水分離され、この
B点よりエアが上方のC点に向かって上向きに流動方向
を変更して一次側ダクト6の開口に吸い込まれるように
したものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記従来装
置における水切り板7の縦方向の長さH1はエア吸い込
み口5の縦方向の長さH2よりかなり長いものである。
一例を挙げると、エア吸い込み口の縦方向の長さH2が
250m/m、横方向の長さが120m/mであるのに
対し、水切り板7の縦方向の長さH1は280m/m、
横方向の長さは120m/mである。
置における水切り板7の縦方向の長さH1はエア吸い込
み口5の縦方向の長さH2よりかなり長いものである。
一例を挙げると、エア吸い込み口の縦方向の長さH2が
250m/m、横方向の長さが120m/mであるのに
対し、水切り板7の縦方向の長さH1は280m/m、
横方向の長さは120m/mである。
【0006】従って、水切り板7の下端はエア吸い込み
口5の下端とラップしてエア吸い込み口5の下端より下
方に位置されるため、エア吸い込み口5から吸い込まれ
た水WとエアEはエア吸い込み口5の下端より下方の水
切り板7の下端を大きく迂回することになり、これによ
る吸気抵抗が高まりA,B,C点における流速が10m
/s以上と速くなって水切り効果が低減するとともに、
吸気騒音が発生する問題があった。
口5の下端とラップしてエア吸い込み口5の下端より下
方に位置されるため、エア吸い込み口5から吸い込まれ
た水WとエアEはエア吸い込み口5の下端より下方の水
切り板7の下端を大きく迂回することになり、これによ
る吸気抵抗が高まりA,B,C点における流速が10m
/s以上と速くなって水切り効果が低減するとともに、
吸気騒音が発生する問題があった。
【0007】本考案の目的は、上記従来の問題を解消し
たエアクリーナの水切り装置を提供することである。
たエアクリーナの水切り装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本考案の要旨は、角形断面のエア吸い込み口を有
し、エンジンの吸気マニホールドに接続されたエアクリ
ーナの一次側ダクトの開口端が挿入され、前記エア吸い
込み口と一次側ダクトの開口端との間で水切り板をエア
吸い込み口と対面して垂設した水切り箱よりなるエアク
リーナの水切り装置において、前記水切り板の下端部を
通過するエアの流速が5m/sとなるよう前記水切り板
の縦方向の長さを前記エア吸い込み口の縦方向の長さの
1/2以下としたものである。
めの本考案の要旨は、角形断面のエア吸い込み口を有
し、エンジンの吸気マニホールドに接続されたエアクリ
ーナの一次側ダクトの開口端が挿入され、前記エア吸い
込み口と一次側ダクトの開口端との間で水切り板をエア
吸い込み口と対面して垂設した水切り箱よりなるエアク
リーナの水切り装置において、前記水切り板の下端部を
通過するエアの流速が5m/sとなるよう前記水切り板
の縦方向の長さを前記エア吸い込み口の縦方向の長さの
1/2以下としたものである。
【0009】
【作用】上記の構成により、エア吸い込み口の下端と水
切り板の下端との間にラップした部分をなくし、両者間
に隙間が形成され、エア吸い込み口から吸い込まれる水
とエアの水切り板の下端の迂回流動が小さくなり、吸気
抵抗を低減して水とエアの流速が低下され、気水分離作
用を向上し、かつ吸気騒音を低減する。
切り板の下端との間にラップした部分をなくし、両者間
に隙間が形成され、エア吸い込み口から吸い込まれる水
とエアの水切り板の下端の迂回流動が小さくなり、吸気
抵抗を低減して水とエアの流速が低下され、気水分離作
用を向上し、かつ吸気騒音を低減する。
【0010】
【実施例】以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1において、4は水切り箱であり、エア吸い込み
口5を有し、エアクリーナ3(図2で示す)の一次側ダ
クト6の開口端が挿入されている。7は前記水切り箱4
内において、エア吸い込み口5と一次側ダクト6の開口
端との間でエア吸い込み口5と対面して垂設した水切り
板である。8は前記水切り板7の下方に設けられたドレ
ンパイプである。
る。図1において、4は水切り箱であり、エア吸い込み
口5を有し、エアクリーナ3(図2で示す)の一次側ダ
クト6の開口端が挿入されている。7は前記水切り箱4
内において、エア吸い込み口5と一次側ダクト6の開口
端との間でエア吸い込み口5と対面して垂設した水切り
板である。8は前記水切り板7の下方に設けられたドレ
ンパイプである。
【0011】本考案は上記の構成において、前記水切り
板7の下端部を通過するエアの流速が5m/sとなるよ
う前記水切り板7の縦方向の長さH2を前記エア吸い込
み口5の縦方向の長さH1の1/2以下としたものであ
る。
板7の下端部を通過するエアの流速が5m/sとなるよ
う前記水切り板7の縦方向の長さH2を前記エア吸い込
み口5の縦方向の長さH1の1/2以下としたものであ
る。
【0012】例えば、エア吸い込み口5の縦方向の長さ
H1を250m/m、横方向の長さLを120m/mの
角形断面とした場合、前記水切り板7の縦方向の長さH
2は100m/m、横方向の長さLを120m/mとす
る。
H1を250m/m、横方向の長さLを120m/mの
角形断面とした場合、前記水切り板7の縦方向の長さH
2は100m/m、横方向の長さLを120m/mとす
る。
【0013】本考案は上記の通りの構造であるから、エ
ア吸い込み口5の下端と水切り板7の下端との間には隙
間Gを有して水切り板7はエア吸い込み口5と対面位置
する。これにより、エア吸い込み口5から吸い込まれる
水WとエアEは、水切り板7に当たって水切り板7に沿
って下方に流動するが、前記エア吸い込み口5の下端と
水切り板7の下端との間には隙間Gにより水切り板7の
下端の迂回流動が小さくなり、吸気抵抗を低減しA,
B,C点の流速が5m/s以下に減速する。
ア吸い込み口5の下端と水切り板7の下端との間には隙
間Gを有して水切り板7はエア吸い込み口5と対面位置
する。これにより、エア吸い込み口5から吸い込まれる
水WとエアEは、水切り板7に当たって水切り板7に沿
って下方に流動するが、前記エア吸い込み口5の下端と
水切り板7の下端との間には隙間Gにより水切り板7の
下端の迂回流動が小さくなり、吸気抵抗を低減しA,
B,C点の流速が5m/s以下に減速する。
【0014】よって、水切り板7に当たった水Wは流速
で連れ込まれることなく水切りが得られ、良好な気水分
離作用を行い、エアのみが一次側ダクト6に吸い込まれ
る。また、吸気抵抗の低減により吸気騒音も低減する。
で連れ込まれることなく水切りが得られ、良好な気水分
離作用を行い、エアのみが一次側ダクト6に吸い込まれ
る。また、吸気抵抗の低減により吸気騒音も低減する。
【0015】
【考案の効果】以上のように本考案は、水切り箱内にエ
ア吸い込み口と対面して垂設される水切り板の縦方向の
長さを前記エア吸い込み口5の縦方向の長さの1/2以
下に短くし、水切り板の下端部を通過するエアの流速が
5m/sとなるようにした構成であるから、エアととも
に吸い込まれる水の分離が向上し、エアクリーナの耐久
性を確保するとともに、エンジンへの水の侵入がなくな
り、白煙の発生をなくすことができる。また、吸気騒音
も低減され、従来の吸気騒音対策でレゾネータを取付け
ているが、これを廃止することができる利点がある。
ア吸い込み口と対面して垂設される水切り板の縦方向の
長さを前記エア吸い込み口5の縦方向の長さの1/2以
下に短くし、水切り板の下端部を通過するエアの流速が
5m/sとなるようにした構成であるから、エアととも
に吸い込まれる水の分離が向上し、エアクリーナの耐久
性を確保するとともに、エンジンへの水の侵入がなくな
り、白煙の発生をなくすことができる。また、吸気騒音
も低減され、従来の吸気騒音対策でレゾネータを取付け
ているが、これを廃止することができる利点がある。
【図1】本考案の斜視図
【図2】水切り装置を備えた自動車の側面図
【図3】従来の水切り装置の側面図
3 エアクリーナ 4 水切り箱 5 エア吸い込み口 6 一次側ダクト 7 水切り板 8 ドレンパイプ
Claims (1)
- 【請求項1】 角形断面のエア吸い込み口を有し、エン
ジンの吸気マニホールドに接続されたエアクリーナの一
次側ダクトの開口端が挿入され、前記エア吸い込み口と
一次側ダクトの開口端との間で水切り板をエア吸い込み
口と対面して垂設した水切り箱よりなるエアクリーナの
水切り装置において、前記水切り板の下端部を通過する
エアの流速が5m/sとなるよう前記水切り板の縦方向
の長さを前記エア吸い込み口の縦方向の長さの1/2以
下としたことを特徴とするエアクリーナの水切り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4776591U JP2530492Y2 (ja) | 1991-05-29 | 1991-05-29 | エアクリーナの水切り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4776591U JP2530492Y2 (ja) | 1991-05-29 | 1991-05-29 | エアクリーナの水切り装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04132451U JPH04132451U (ja) | 1992-12-08 |
JP2530492Y2 true JP2530492Y2 (ja) | 1997-03-26 |
Family
ID=31926626
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4776591U Expired - Lifetime JP2530492Y2 (ja) | 1991-05-29 | 1991-05-29 | エアクリーナの水切り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2530492Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030087298A (ko) * | 2002-05-08 | 2003-11-14 | 현대자동차주식회사 | 차량의 에어클리너장치 |
JP2006224798A (ja) * | 2005-02-17 | 2006-08-31 | Toyota Motor Corp | 蓄電装置の冷却構造 |
-
1991
- 1991-05-29 JP JP4776591U patent/JP2530492Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04132451U (ja) | 1992-12-08 |
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