JP3601628B2 - エンジンの吸気装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンの吸気装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】
エンジン、特に車両用エンジンにおいては、燃焼用空気は、外部に臨む吸気口からエアダクト(吸気管)を経てエンジンに導かれるが、該エアダクトには通常吸気を清浄化するためのエアクリーナが接続されており、さらに吸気音を低下させるために消音器が接続されることもある。
そして上記吸気口には、通常、ここから上記エアダクト内に水が侵入するのを防止するために、水を受止め阻止する防水板等の覆い部材が設けられている(例えば実開昭56−147124号公報参照)。
【0003】
【解決しようとする課題】
上記覆い部材は、従来、独立した別体の部品として製作され、吸気口近辺の構造部分に例えばボルト、ねじ等により取付けられていたので、これにより部品点数が増加するとともに組付作業の工数も増し、コストの上昇を招いていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
従って本発明においては、エアダクトの吸気口からの水侵入防止用の覆い部材を別体として設けることなく、吸気系機能部品である消音器により一体形成することにより、部品点数の増加を抑え、かつ組付作業も容易にした。
【0005】
すなわち、本発明は、一端を吸気口としたエアダクトに該吸気口を通じて吸入された空気を消音器を経てエンジンに導くようにしたエンジンの吸気装置において、前記吸気口を前記消音器の近傍に配設するとともに上向きに開口させ、前記消音器に、前記吸気口の上方を該吸気口から所定の距離を保って覆う膨張部分を一体に形成したことを特徴とする。
【0006】
本発明によれば、前記のように部品点数および組付作業の増加を避けることができるばかりでなく、前記消音器の膨出部分によりエアダクト内への水の侵入阻止はもちろん異物の落下をも防止することができる。また、エンジンルーム内に設置された自動車用エンジンの場合には、該膨出部分により、エンジンルーム上層部分の熱気を吸気口に侵入しないよう遮断することができる。
【0007】
さらに、消音器に形成する膨出部分を、単なる突出壁とせず、内部に該消音器の容量の一部を形成する空所を有する部分とすれば、消音器の共鳴容積を充分に確保して、消音器の機能向上にも貢献することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一形態としての吸気装置1を示す上面図で、図2はその側面図である。この吸気装置1は図示してない自動車用エンジンの吸気装置で、ボンネット2(図2)で上方を覆われたエンジンルーム内に同エンジンに接続されて配設されている。なお、図1,図2において、いずれも図の左方が車両前方である。
【0009】
3はエアクリーナで、その後面に沿わせて消音器4が配設されている。消音器4は、内部の空気が吸気騒音に共鳴して該騒音のエネルギを吸収することにより消音機能を生ずるレゾネータ式の消音器であり、その内部は接続管5を介してエアクリーナ3の内部に連通している。消音器4の左右方向の巾はエアクリーナ3のそれよりも広く、消音器4はエアクリーナ3を超えてさらに右方まで延びており、かつエアクリーナ3を超えた部分にはエアクリーナ3の右側を前方へ張り出した膨出部分6が一体に形成され、従って上方から見て消音器4はエアクリーナ3の一部分を囲んでいる。
【0010】
ただし前記膨出部分6は、図2から分かるように、消音器4の上部のみに形成されており、エアクリーナ3の右側上方においてひさし状に前方へ突出している。そしてこの膨出部分6の下方に、エアダクト7の一端が上向きに開口して吸気口8を形成している。エアダクト7は吸気口8から前下方へ延びた後、左側へ弯曲し、さらに後上方へ延びてエアクリーナ3の底面に達し、該底面を貫通してエアクリーナ3の内部に連通している。
【0011】
吸気口8からエアダクト7内に吸い込まれた空気は、該エアダクト7を経てエアクリーナ3内に入り、次いで前記接続管5を通って消音器4内に入るが、消音器4には接続管5にほぼ向い合った位置に吸気ダクト9が接続されているので、上記消音器4内に入った空気はそのまま消音器4内を通過して吸気ダクト9に達し、該吸気ダクト9を経てエンジンに導かれる。そしてこの間に、エアクリーナ3において清浄化され、消音器4によって騒音を低減される。
【0012】
接続管5を介して簡略接続されたエアクリーナ3および消音器4は、車体側に固定されてエンジンルーム内に配設される。消音器4は前記のようにエアクリーナ3より巾方向に大きく形成されているが、高さに関しては、膨出部分6を含めてエアクリーナ3と略同一高さに、かつボンネット2の形状に沿うように配置されている。
【0013】
次に、吸気口8近傍の構造を図1,2とともに図3を参照してさらに詳細に説明する。消音器4の前記膨出部分6は、消音器4の本体上部から前方へ張り出して吸気口8の上方を覆っているが、その下面6aは吸気口8から所定の距離Hを保って延在し、吸気口8との間に前方へ向って開いた空気通路部10が形成されている。下面6aの後方部分は円弧状の弯曲面部分6bを介して滑らかに消音器4の前面部分4aに移行している。そして該前面部分4aは、図1に示すように、水平面内において吸気口8を取り巻くように円弧状に弯曲し、吸気口8との間に前記空気通路部10に連通する半環状の空気通路部10aを形成している。
【0014】
エンジンが運転され車両が走行すると、走行風により新鮮な空気が前方から上記空気通路部10に進入して来て、その一部が燃焼用空気として吸気口8からエアダクト7に吸い込まれ、前述のようにしてエンジンに導かれるが、空気通路部10の空気はここに滞留することなく、滑らかに連続した前記面部分6a,6b,4aに案内されて前記空気通路部10aから流出し、空気通路部10には新しい空気が次々に前方から進入して来る。
【0015】
この時、前方からの空気中に水分が含まれていたとしても、大部分の水分は上記空気通路部10aから流出する空気の流れに乗って運び去られ、吸気口8からエアダクト7に吸い込まれることはないが、さらに、前方から進入して来た水が直接吸気口8に入るのを阻止するために、吸気口8の開口面を水平面に関し角度αだけ後向きに傾けてある(図3)。
【0016】
吸気口8は上方へ向って開口し、これから下向きにエアダクト7が延びているが、該吸気口8の上方は膨出部分6によって覆われているので、異物がエアダクト7内に落下することはない。
【0017】
エンジンルームの上層部分aすなわちボンネット2の直下部分にはエンジン運転による熱気が溜り易いが、膨出部分6がこの上層部分aと吸気口8との間を遮断しており、かつ膨出部分6と吸気口8との間には前述のように新鮮な空気が次々に進入して来るので、上記熱気の吸気口8からの吸入を有効に防止することができる。
【0018】
このように、膨出部分6により、エアダクト7の吸気口8からの水侵入、異物の落下を防止すると共に、エンジンルーム上層部分の熱気の吸入を防止することができるが、この膨出部分6は吸気系の構成部品である消音器4に一体に形成され、上記効果を得るために別体のカバー部材を設ける必要がないので、部品点数が増さず、組付作業も簡略化され、コストが低減する。
【0019】
さらに、膨出部分6は単なる板状のカバー部材ではなく、図3に示すように、内部に空所11を有する箱状をなしている。そしてこの空所11は消音器4の本体部分内に形成されている共鳴用空所と連通してその一部を構成している。すなわち、膨出部分6は単に吸気口8に対するカバー部材として機能するばかりでなく、消音器4の一部としても機能し、従って消音器4に吸気口8を覆うために膨出部分6を一体に形成しても、このために消音器4全体が特に大形化することはない。
【0020】
また、このような膨出部分6を消音器4に一体に膨出形成することにより、消音器4自体の面剛性を向上させる効果がある。すなわち消音器4の肉厚を増したり、リブを配設したりすることに相当する剛性向上が得られる。前述のように消音器4はレゾネータで、内部の空気を吸気振動に対して共振させることにより消音効果を得るので、消音器4自体に面剛性がないと、上記共振により消音器4自体が発振してしまい、逆に騒音を発することとなるが、膨出部分6を一体形成することにより、このような問題にも効果的に対処することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である吸気装置の上面図である。
【図2】同吸気装置の側面図である。
【図3】図1のIII −III 線に沿う部分的断面図である。
【符号の説明】
1…吸気装置、2…ボンネット、3…エアクリーナ、4…消音器、5…接続管、6…膨出部分、7…エアダクト、8…吸気口、9…吸気ダクト、10…空気通路部、11…空所。
Claims (3)
- 一端を吸気口としたエアダクトに該吸気口を通じて吸入された空気を消音器を経てエンジンに導くようにしたエンジンの吸気装置において、前記吸気口を前記消音器の近傍に配設するとともに上向きに開口させ、前記消音器に、前記吸気口の上方を該吸気口から所定の距離を保って覆う膨出部分を一体に形成したことを特徴とするエンジンの吸気装置。
- 一端を吸気口としたエアダクトに該吸気口を通じて吸入された空気をエアクリーナおよび消音器を経てエンジンに導くようにしたエンジンの吸気装置において、前記吸気口を前記エアクリーナの側方かつ前記消音器の近傍に配設するとともに上向きに開口させ、前記消音器に、前記吸気口の上方を該吸気口から所定の距離を保って覆う膨出部分を一体に形成したことを特徴とするエンジンの吸気装置。
- 前記膨出部分は、前記消音器の容量の一部を形成する空所を内部に有する請求項1または2のエンジンの吸気装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21947295A JP3601628B2 (ja) | 1995-08-07 | 1995-08-07 | エンジンの吸気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21947295A JP3601628B2 (ja) | 1995-08-07 | 1995-08-07 | エンジンの吸気装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0949466A JPH0949466A (ja) | 1997-02-18 |
| JP3601628B2 true JP3601628B2 (ja) | 2004-12-15 |
Family
ID=16735971
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21947295A Expired - Fee Related JP3601628B2 (ja) | 1995-08-07 | 1995-08-07 | エンジンの吸気装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3601628B2 (ja) |
-
1995
- 1995-08-07 JP JP21947295A patent/JP3601628B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JPH0949466A (ja) | 1997-02-18 |
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