JP2530086Y2 - 合成樹脂製注出栓 - Google Patents

合成樹脂製注出栓

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JP2530086Y2
JP2530086Y2 JP1990010994U JP1099490U JP2530086Y2 JP 2530086 Y2 JP2530086 Y2 JP 2530086Y2 JP 1990010994 U JP1990010994 U JP 1990010994U JP 1099490 U JP1099490 U JP 1099490U JP 2530086 Y2 JP2530086 Y2 JP 2530086Y2
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孝光 野沢
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、合成樹脂製注出栓に係るものである。
「従来の技術と考案が解決しようとする課題」 従来例1. 栓本体と別体の出没自在な注出筒を備えたものであっ
て、この注出筒を栓本体に対し機械的に起倒回動自在に
嵌合装備させたものがある(例えば実開昭51-31246号公
報)。
しかし、この場合、栓本体と注出筒との間に回動操作
の軽さと水密性の維持との相反する条件を満たす必要が
あり、高い寸法精度が要求され、構造が複雑となり、組
立てに手数がかかり、コスト高となる。
従来例2. 栓本体と一体の出入自在な注出筒を備えたものであっ
て、この注出筒を栓本体から一体に起立するテーパ筒と
するとともに、該テーパ筒の基端と中間とに折線を周設
して、筒先端部の引出し・押込みに伴い両折線により筒
基部を出方向・入方向に反転させることで、筒先端部を
亀頭のように出入させるものがある(実公昭36-29289号
公報)。
しかし、この場合、注出筒の出入には、該注出筒の筒
先端部を直に指でつまんで引出し又は押込みしなければ
ならず、その操作が容易でない。また、指を汚し、注出
筒を汚すことにもなる。更に、注出筒を塞ぐためには、
別部材の口栓を要する。
従来例3. 栓本体と一体の出没自在な注出筒を備えたものであっ
て、頂壁に設けた筒状開口の後縁に蓋板の基端を薄肉ヒ
ンジを介して一体に連設することにより該蓋板をその筒
状開口の上面に開閉自在に装備させるとともに、該蓋板
の内面に該蓋板の開閉に随伴して起倒回動する注出筒を
一体に付設することで、その筒状開口内の上部に起倒出
没する注出筒を装備させ、かつ、筒状開口内の下部と注
出筒基端との間に上下に反転可能なドーム膜を一体に張
ってその間を閉口させて成り、蓋板の開閉に随伴させて
注出筒を起倒出没させ、そして、この起倒出没に合わせ
てドーム膜を上下に反転させるようにしたものがある
(実開昭63-11337号公報)。
しかし、この場合、起倒出没する注出筒の基端だけで
ドーム膜を上下に反転させるため、ドーム膜には反転の
ための力が全般的に適切に加わらない上に、ドーム膜の
弾力がその力を阻害してドーム膜が具合よく反転しない
ことがある。また、たとえ反転してもそのドーム膜の復
元力で元に戻ってしまうこともある。したがって、注出
筒を適正に起倒出没させることが困難であり、思わぬと
きに戻ってしまう不都合がある。しかも、注出筒を蓋板
の開閉に伴って起倒出没させるとはいえ、注出筒の先端
が蓋板の先端に近いために指が触れ易く、指を汚し、注
出筒を汚すことがある。
従来例4. キャップ本体の上に薄肉ヒンジを介して開閉回動自在
に一体に連設した蓋体を配し、また、キャップ本体の上
面に別体の注出筒を機械的起倒出没回動自在に装備させ
るとともに、該注出筒から薄肉ヒンジを介して屈折可能
に連結片を突設し、更に、該連結片から薄肉ヒンジを介
して屈折可能にプレートを突設して、該プレートを蓋体
内側に嵌合固定させることにより、蓋体の開閉回動に伴
い連結片を介して注出筒を機械的に起倒出没回動させる
ようにしたものがある(実開昭62-125749号公報)。
しかし、この場合も、上記従来例1.の場合と同様に、
キャップ本体と注出筒との間に回動操作の軽さと水密性
の維持との相反する条件を満たす必要があり、高い寸法
精度が要求され、構造が複雑となり、組立てに手数がか
かり、コスト高となる。
本考案は、これらの問題点を解決しようとするもので
ある。
「課題を解決するための手段」 上記目的達成のため、本考案は、栓本体1の頂壁2に
開口部3を設け、該開口部の口縁から出没反転自在なテ
ーパ筒4を一体に突設し、該テーパ筒の上端に上向きの
注出小筒5を一体に連設し、また、頂壁2の上面にその
注出小筒5を開閉する蓋板6を配して、該蓋板の基端を
上記開口部口縁の後部に薄肉ヒンジ7を介して起倒自在
に一体に連設し、更に、その蓋板6の内面基部と上記テ
ーパ筒4の後部との間に側面三角形状乃至ほぼ三角形状
の連結片8を一体に連設したことを特徴とする。
「作用」 如上の構成であり、栓本体1をもってびんの口部等に
装着して使用するが、閉蓋状態の蓋板6を引き起こして
開蓋させたときは、連結片8により没状態のテーパ筒4
が引き上げられて出方向に反転し、注出小筒5が上方へ
と突出して開口し、注出が可能となる。
また、開蓋状態の蓋板6を押し倒して閉蓋させたとき
は、連結片8により出状態のテーパ筒4が押し下げられ
て没方向に反転し、注出小筒5が没入すると同時に、蓋
板6により閉口されて、注出が不能となる。
而して、その注出の可能・不能の態勢は、テーパ筒4
の出没反転に要する機械的抵抗で維持される。
「実施例」 図面は、本考案に係る合成樹脂製注出栓の実施例を示
している。
図において、1は、栓本体、3は、該栓本体の頂壁2
の中央に設けた開口部、4は、該開口部の口縁から出没
反転自在に一体に突設した薄肉のテーパ筒、5は、該テ
ーパ筒の上端に一体に連設した上向き注出小筒、6は、
頂壁2の上面に配して注出小筒5を開閉するよう設けた
蓋板で、基端を上記開口部口縁の後部にて薄肉ヒンジを
介して起倒自在に連設している。8は、該蓋板の内面基
部とテーパ筒4の後部との間に、蓋板6の起倒に伴いテ
ーパ筒4を出没反転させるべく一体に連設した側面三角
形状の連結片であり、これら全体を、その蓋板6の引き
起こし状態、すなわち、テーパ筒4及び注出小筒5の突
出状態にて、適宜合成樹脂により一体成形して成る。
栓本体1は、外周壁9と内周壁10とを有し、頂壁2上
面に蓋板6が納まる凹段部11を形成し、該凹段部内にテ
ーパ筒4を配しており、凹段部の前端は前方へ開放させ
るとともに、該前端部に指入れ凹部12を形成し、蓋板6
の先端を該指入れ凹部に位置させて、指を掛け易くして
いる。
なお、テーパ筒4は、上下両端にヒンジを設けて折れ
易くするとよい。
「考案の効果」 本考案によれば、既述構成であるから、閉蓋状態にあ
る蓋板6を引き起こして開蓋させることにより、連結片
8を介して没状態のテーパ筒4を引き上げて出方向へと
反転させることができ、注出小筒5を上方へと突出させ
て開口させることができる。また、開蓋状態にある蓋板
6を押し倒して閉蓋させることにより、連結片8を介し
て出状態のテーパ筒4を押し下げて没方向へと反転させ
ることができ、注出小筒5を没入させると同時に、該注
出小筒を蓋板6により閉口させることができる。
そして、そのようにして蓋板6からの力を連結片8を
通じてテーパ筒4の後部へと強力に伝えることができる
ので、その力をテーパ筒4全般に伝達させることができ
て、テーパ筒4に少々の弾力や復元力があってもこれを
強制的に確実に出没反転させることができ、したがっ
て、このテーパ筒4の上端に連なる注出小筒5の出没、
開口・閉口も確実になし得、それらの態勢を的確に維持
させることができる。しかも、蓋板6には連結片8を通
じて倍力作用(てこ作用)が生じるから、その操作は蓋
板6の起倒操作だけで極めて容易にかつ軽快に行うこと
ができる。また、開閉操作する蓋板6と注出小筒5との
間で十分な間隔を確保できるので、蓋板6の開閉操作に
際して注出小筒5に指が触れて、指が汚れることも、注
出小筒5が汚れることもない。その上、全体を一体成形
できるので、十分な水密性を維持させることができ、高
い寸法精度及び組立ての手数を不要にでき、構造を簡素
化できて、大幅にコストダウンでき、外観を美麗にでき
る。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案の実施例で、第1図は、閉口状態におけ
る斜視図、第2図は、開口状態における斜視図、第3図
は、閉口状態における中央縦断側面図、第4図は、開口
状態における平面図、第5図は、同中央縦断側面図であ
る。 1……栓本体、2……頂壁 3……開口部、4……テーパ筒 5……注出小筒、6……蓋板 7……薄肉ヒンジ、8……連結片 9……外周壁、10……内周壁 11……凹段部、12……指入れ凹部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】栓本体1の頂壁2に開口部3を設け、該開
    口部の口縁から出没反転自在なテーパ筒4を一体に突設
    し、該テーパ筒の上端に上向きの注出小筒5を一体に連
    設し、また、頂壁2の上面にその注出小筒5を開閉する
    蓋板6を配して、該蓋板の基端を上記開口部口縁の後部
    に薄肉ヒンジ7を介して起倒自在に一体に連設し、更
    に、その蓋板6の内面基部と上記テーパ筒4の後部との
    間に側面三角形状乃至ほぼ三角形状の連結片8を一体に
    連設したことを特徴とする合成樹脂製注出栓。
JP1990010994U 1990-02-06 1990-02-06 合成樹脂製注出栓 Expired - Fee Related JP2530086Y2 (ja)

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JPH0613117Y2 (ja) * 1986-07-07 1994-04-06 紀伊産業株式会社 ノズル回動式キヤツプ

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