JP4047020B2 - 注出ノズル - Google Patents
注出ノズル Download PDFInfo
- Publication number
- JP4047020B2 JP4047020B2 JP2002021567A JP2002021567A JP4047020B2 JP 4047020 B2 JP4047020 B2 JP 4047020B2 JP 2002021567 A JP2002021567 A JP 2002021567A JP 2002021567 A JP2002021567 A JP 2002021567A JP 4047020 B2 JP4047020 B2 JP 4047020B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base
- container
- nozzle
- nozzle head
- contents
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、容器からの内容物の適量排出を可能とする注出ノズルに関し、該ノズルの閉め忘れに起因した内容物の不用意な流出を確実に防止しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】
化粧料やシャンプーあるいは台所用の液体洗剤、食用油等を充填する容器は、容器胴部をスクイズして内容物を適量注出とするとともに内容物の注出に際して液だれを防止するため、その口部に注出ノズルを備えたものが多用されている。
【0003】
この注出ノズルは、容器が保管状態にある時に誤って転倒しまう等、意に反する事態によって内容物が流出することのないように、注出ノズルをベース上で所定の位置まで回転させ なければ内容物を注出することができないようになっている。ところで、使用者によっては、内容物を注出後に、注出ノズルをもとの位置(閉状態)に戻して保管するのを忘れてしまうこともあり、この場合、容器の転倒等、その姿勢によっては内容物の流出は避けられない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、開閉状態にかかわりなく、内容物の流出を確実に防止できる新規な注出ノズルを提案するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、容器の口部に装着されるベースと、このベース上にて回動可能に保持され容器の軸心に対して斜め上向きになる注出口を有するノズルヘッドと、ベースにヒンジを介して揺動自在に保持され該ベースにあわさってノズルヘッドを収納状態に保持するオーバーキャップとを備えた注出ノズルであって、
前記ノズルヘッド及びベースのそれぞれに、該ノズルヘッドの回動により相互に合致することによってのみ注出口を開通させる通路を設け、
前記オーバーキャップの内壁面に、注出口の開通状態にて該注出口の開口端にあわさって内容物の流出を阻止する凸部を形成してなる、ことを特徴とする注出ノズルである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明をより具体的に説明する。
図1は本発明に従う注出ノズルを容器の口部に装着した状態を示したものであり、図2はその要部を拡大して示したものである。
【0007】
図において番号1は合成樹脂のブロー成形等によって製造することができるスクイズタイプの容器、2は容器1の口部に装着さるベースである。このベース2にはその中央部に同心の二重壁によって形成された環状溝部2aが設けられており、その側壁部分には容器1内に通じる通路2bが形成されている。また、3はベース2の環状溝部2aに回転可能に嵌合、保持されるノズルヘッドであって、このノズルヘッド3は注出口3aが容器1の軸心Pに対して斜め上向きになっていて内容物の注出に際して液だれがおきないようになっており、ベース2の環状溝部2aに嵌合する下端部には通路3bが設けられている。
【0008】
また、4はベース2にヒンジhを介して揺動自在に保持されベース2にあわさってノズルヘッド3を収納状態に保持するオーバーキャップである。このオーバーキャップ4にはその内壁面に凸部4aが設けられている。
【0009】
注出ノズルはベース2、ノズルヘッド3及びオーバーキャップ4にて構成されていて、容器の保管状態(不使用状態)におけるノズルヘッド3の正規の位置を図2に示す如く、この状態でベース2の通路2bはノズルヘッド3の下端部の側壁にて閉塞されるため、容器がどのような姿勢にあろうとも内容物は流出することはない。
【0010】
また、かかるノズルヘッド3を正規の位置に戻さずにオーバーキャップ4をかぶせた図3に示すような状態では、内容物の注出が可能な状態であっても、オーバーキャップ4の内壁面に設けた凸部4aがノズルヘッド3の注出口3aの開口端にあわさりその部位が密閉状態に維持されることとなり、容器が誤って転倒するようなことがあっても内容物が漏れ出ることはない。また、注出口3aは容器の軸心Pに対して斜め上向きになっているため液だれも生じない。更に、注出ノズルを覆うオーバーキャップ4をかぶせることにより、注出ノズルへの埃等の付着も防止することができる。
【0011】
本発明の実施の形態では、ノズルヘッド3を180°回転させて注出口3aを開閉する場合を例として示したが、本発明はこれにのみに限定されるものではなく、その角度は適宜に変更できる。
【0012】
【発明の効果】
本発明によれば、注出口を開通させた状態にあっても、オーバーキャップをかぶせている限り注出口の開口端はオーバーキャップの内壁面に設けた凸部にて閉塞状態に保持されるので容器の転倒等によって内容物が容易に流出することはない。更には、注出ノズルへの埃等の付着も防止することができ、注出ノズルを常に清潔に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に従う注出ノズルの構成説明図である。
【図2】 不使用状態における注出ノズルの位置を示した図である。
【図3】 使用状態における注出ノズルの位置を示した図である。
【符号の説明】
1 容器
2 ベース
2a 環状溝部
2b 通路
3 ノズルヘッド
3a 注出口
3b 通路
3c 通路
4 オーバーキャップ
4a 凸部
P 軸心
h ヒンジ
Claims (1)
- 容器の口部に装着されるベースと、このベース上にて回動可能に保持され容器の軸心に対して斜め上向きになる注出口を有するノズルヘッドと、ベースにヒンジを介して揺動自在に保持され該ベースにあわさってノズルヘッドを収納状態に保持するオーバーキャップとを備えた注出ノズルであって、
前記ノズルヘッド及びベースのそれぞれに、該ノズルヘッドの回動により相互に合致することによってのみ注出口を開通させる通路を設け、
前記オーバーキャップの内壁面に、注出口の開通状態にて該注出口の開口端にあわさって内容物の流出を阻止する凸部を形成してなる、ことを特徴とする注出ノズル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002021567A JP4047020B2 (ja) | 2002-01-30 | 2002-01-30 | 注出ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002021567A JP4047020B2 (ja) | 2002-01-30 | 2002-01-30 | 注出ノズル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003221046A JP2003221046A (ja) | 2003-08-05 |
JP4047020B2 true JP4047020B2 (ja) | 2008-02-13 |
Family
ID=27744782
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002021567A Expired - Fee Related JP4047020B2 (ja) | 2002-01-30 | 2002-01-30 | 注出ノズル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4047020B2 (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
RU2244669C1 (ru) * | 2003-11-12 | 2005-01-20 | Черников Виктор Алексеевич | Емкость для напитков |
JP2007015714A (ja) * | 2005-07-06 | 2007-01-25 | Toppan Printing Co Ltd | 斜め注出ヒンジキャップ及び口栓 |
JP4913015B2 (ja) * | 2007-10-31 | 2012-04-11 | 株式会社吉野工業所 | 泡噴出容器 |
JP5193841B2 (ja) * | 2008-12-24 | 2013-05-08 | 株式会社吉野工業所 | 注出キャップ |
EA019199B1 (ru) * | 2009-05-25 | 2014-01-30 | Нурлан Кубатович Максуталиев | Винтовой затвор с направленным сливом |
JP5297946B2 (ja) * | 2009-08-26 | 2013-09-25 | 株式会社吉野工業所 | 注出キャップ |
KR101168506B1 (ko) | 2010-07-10 | 2012-07-31 | 정창제 | 막힘 방지 순간접착제 용기 |
JP6360784B2 (ja) * | 2014-11-28 | 2018-07-18 | 株式会社吉野工業所 | 注出態様が切替可能な注出キャップ |
JP6360785B2 (ja) * | 2014-11-28 | 2018-07-18 | 株式会社吉野工業所 | 注出態様が切替可能な注出キャップ |
JP6343558B2 (ja) * | 2014-12-26 | 2018-06-13 | 株式会社吉野工業所 | スクイズ式計量注出容器 |
-
2002
- 2002-01-30 JP JP2002021567A patent/JP4047020B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003221046A (ja) | 2003-08-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5358130A (en) | One-piece container closure with lid held open for dispensing | |
JP4557624B2 (ja) | 定量注出器 | |
MX2010003933A (es) | Recipiente con tapa anti-perdida y anti-rotacion indebida. | |
US20030198502A1 (en) | Scrubbing structure | |
JP2004532774A (ja) | 単軸二重分配クロージャ | |
JP4047020B2 (ja) | 注出ノズル | |
US4832219A (en) | Dual dispensing hinged closure | |
JP5281355B2 (ja) | ヒンジキャップ付き容器 | |
JPH08510978A (ja) | 閉塞防止トグルディスク閉鎖装置 | |
JP4906454B2 (ja) | ヒンジキャップ | |
US5467879A (en) | Linerless closure and fitment assembly | |
JP6783114B2 (ja) | 注出キャップ | |
JP2004512234A (ja) | 蓋部および容器のための確実位置決めシステム | |
JP2003175955A (ja) | 注出ノズル | |
JP4294242B2 (ja) | 蓋部を開いた状態に固定可能にした液体注出容器 | |
JP5076184B2 (ja) | キャップ付き注出口体 | |
CN202897104U (zh) | 易于分配液体产品的容器 | |
JP2600057Y2 (ja) | 液だれ防止機構付キャップ | |
JP2001192051A (ja) | 飲料容器 | |
JP4998779B2 (ja) | 液体注出キャップ | |
JP4296463B2 (ja) | 栓付替え容器用液体注出栓 | |
JP3466771B2 (ja) | 液体注出栓 | |
JP2004182277A (ja) | 容器の注出装置及び注出装置用キャップ | |
JP2004331181A (ja) | キャップ装置 | |
KR101007511B1 (ko) | 물병 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041130 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20071024 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20071113 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20071121 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101130 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4047020 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101130 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111130 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121130 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121130 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131130 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |