JP2600484Y2 - 注出キャップ - Google Patents
注出キャップInfo
- Publication number
- JP2600484Y2 JP2600484Y2 JP1993044455U JP4445593U JP2600484Y2 JP 2600484 Y2 JP2600484 Y2 JP 2600484Y2 JP 1993044455 U JP1993044455 U JP 1993044455U JP 4445593 U JP4445593 U JP 4445593U JP 2600484 Y2 JP2600484 Y2 JP 2600484Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- cap
- sliding plate
- cap base
- hinge mechanism
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Closures For Containers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は注出キャップに関し、詳
しくは反転ヒンジ機構により蓋体を開閉自在に蝶着させ
た注出キャップの改良に関する。
しくは反転ヒンジ機構により蓋体を開閉自在に蝶着させ
た注出キャップの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】注出キャップとして、キャップ基台に反
転ヒンジを介して蓋体を一体成形したものが知られてい
る。これ等キャップは、所定位置まで開蓋或いは閉蓋さ
せると自動的に反転ヒンジ機構の作用で開蓋或いは閉蓋
し、閉蓋状態或いは開蓋状態を安定的に維持出来て取り
扱いが便利であるとともに、合成樹脂の一体成形により
形成出来るため、安価に製造出来る優れたものである
が、開蓋の際、比較的開蓋角度の広い位置まで蓋体を開
けなければ反転ヒンジ機構が開蓋方向へ作用せず、従っ
て、容器体を持った片手のみで容易に蓋体を開くことが
比較的難しい。
転ヒンジを介して蓋体を一体成形したものが知られてい
る。これ等キャップは、所定位置まで開蓋或いは閉蓋さ
せると自動的に反転ヒンジ機構の作用で開蓋或いは閉蓋
し、閉蓋状態或いは開蓋状態を安定的に維持出来て取り
扱いが便利であるとともに、合成樹脂の一体成形により
形成出来るため、安価に製造出来る優れたものである
が、開蓋の際、比較的開蓋角度の広い位置まで蓋体を開
けなければ反転ヒンジ機構が開蓋方向へ作用せず、従っ
て、容器体を持った片手のみで容易に蓋体を開くことが
比較的難しい。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記した点に
鑑みなされたもので、この種キャップにおいて、容器を
持った片手のみで容易に蓋体を開けることが出来、しか
も、不用意に容器を倒しても開蓋して液の漏出が起こる
ことのない優れた注出キャップを提案するものである。
鑑みなされたもので、この種キャップにおいて、容器を
持った片手のみで容易に蓋体を開けることが出来、しか
も、不用意に容器を倒しても開蓋して液の漏出が起こる
ことのない優れた注出キャップを提案するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案キャップは上記課
題を解決するため、キャップ基台2に蓋体3を反転ヒン
ジ機構4により開閉自在に蝶着した注出キャップに於い
て、キャップ基台2の上面に突設した注出筒部10を中央
長孔19より突出させてキャップ基台2の上面をスライド
する摺動板部20を備えてなる押し釦5を設けるととも
に、摺動板部20の前部に形成したテーパ部22により閉蓋
した蓋体3の前部を押し上げ可能に形成し、押し釦5の
前端をキャップ基台2前面に設けた凹部9内に押し込み
可能に突出させる一方、摺動板部20の後縁に反転ヒンジ
機構4の裏面へ当接し得る突起25を設け、前後に於いて
テーパ部22及び突起25を突出した状態で摺動板部20の摺
動が可能に該板部20上面を被覆し、且つ、中央透孔28を
注出筒部10外周下部に密嵌させてキャップ頂壁8に嵌着
固定させた被覆板6を設け、摺動板部20の後退に伴いテ
ーパ部22が蓋体3前部を押し上げるとともに、突起25で
反転ヒンジ機構4裏面を押圧して開蓋させる如く構成し
た。
題を解決するため、キャップ基台2に蓋体3を反転ヒン
ジ機構4により開閉自在に蝶着した注出キャップに於い
て、キャップ基台2の上面に突設した注出筒部10を中央
長孔19より突出させてキャップ基台2の上面をスライド
する摺動板部20を備えてなる押し釦5を設けるととも
に、摺動板部20の前部に形成したテーパ部22により閉蓋
した蓋体3の前部を押し上げ可能に形成し、押し釦5の
前端をキャップ基台2前面に設けた凹部9内に押し込み
可能に突出させる一方、摺動板部20の後縁に反転ヒンジ
機構4の裏面へ当接し得る突起25を設け、前後に於いて
テーパ部22及び突起25を突出した状態で摺動板部20の摺
動が可能に該板部20上面を被覆し、且つ、中央透孔28を
注出筒部10外周下部に密嵌させてキャップ頂壁8に嵌着
固定させた被覆板6を設け、摺動板部20の後退に伴いテ
ーパ部22が蓋体3前部を押し上げるとともに、突起25で
反転ヒンジ機構4裏面を押圧して開蓋させる如く構成し
た。
【0005】
【作用】開蓋に際して、押し釦5の前縁が押圧されると
その摺動板部20が一体に後退し、上記テーパ部22で蓋体
3を押し上げるとともに、突起25で反転ヒンジ機構4の
裏面を押圧して蓋体3が開く。また、閉蓋の際は、例え
ば回動半径の小さい蓋体後面を前方へ押すだけで閉蓋す
るため、容器を持った片手のみでの閉蓋が可能である。
更に、押し釦5の前端部はキャップ基台2前面の凹部9
内に突設しているため、不用意に容器を倒すようなこと
があっても蓋体を開くことはない。
その摺動板部20が一体に後退し、上記テーパ部22で蓋体
3を押し上げるとともに、突起25で反転ヒンジ機構4の
裏面を押圧して蓋体3が開く。また、閉蓋の際は、例え
ば回動半径の小さい蓋体後面を前方へ押すだけで閉蓋す
るため、容器を持った片手のみでの閉蓋が可能である。
更に、押し釦5の前端部はキャップ基台2前面の凹部9
内に突設しているため、不用意に容器を倒すようなこと
があっても蓋体を開くことはない。
【0006】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【0007】図1〜図4は本考案の一実施例を示すもの
で、図中1は注出キャップを示す。該キャップ1は、キ
ャップ基台2と、蓋体3とが反転ヒンジ機構4を介して
一体に形成され、また、開蓋用の押し釦5及び該釦5を
スライド可能に固定するための被覆板6を備えている。
で、図中1は注出キャップを示す。該キャップ1は、キ
ャップ基台2と、蓋体3とが反転ヒンジ機構4を介して
一体に形成され、また、開蓋用の押し釦5及び該釦5を
スライド可能に固定するための被覆板6を備えている。
【0008】キャップ基台2は、周壁7上端より頂壁8
を延設した下端面開口の角筒状をなし、周壁7前面には
上端を開口した凹部9を形成し、また、頂壁8略中央に
基端を開口した注出筒部10を突設している。また、頂壁
8裏面中央部には装着する容器本体の口頚部に螺着させ
るための螺筒部11を垂設している。
を延設した下端面開口の角筒状をなし、周壁7前面には
上端を開口した凹部9を形成し、また、頂壁8略中央に
基端を開口した注出筒部10を突設している。また、頂壁
8裏面中央部には装着する容器本体の口頚部に螺着させ
るための螺筒部11を垂設している。
【0009】蓋体3は、上記キャップ基台頂壁8上面周
縁部に下端縁を当接する角筒状周壁12の上端縁より頂壁
13を延設し、また、頂壁13裏面中央部には上記注出筒部
10に嵌合する栓突起14を突設させている。
縁部に下端縁を当接する角筒状周壁12の上端縁より頂壁
13を延設し、また、頂壁13裏面中央部には上記注出筒部
10に嵌合する栓突起14を突設させている。
【0010】また、上記反転ヒンジ機構4は、キャップ
基台2後部上端と、蓋体3後部下端とを所定間隔をあけ
て設けた一対のヒンジ15,15で連結し、また、各ヒンジ
15,15間に形成され、且つ、上端を蓋体頂壁13後部中央
にヒンジ16を介して連結するとともに、下端を、キャッ
プ基台周壁7後部中央にヒンジ17を介して連結した逆L
字板状をなす弾性板18を設けて構成した公知機構のもの
で、一体に形成されている。尚、上記注出筒部10と栓突
起14との嵌合強度は不用意に開蓋してしまわない程度に
設定されている。
基台2後部上端と、蓋体3後部下端とを所定間隔をあけ
て設けた一対のヒンジ15,15で連結し、また、各ヒンジ
15,15間に形成され、且つ、上端を蓋体頂壁13後部中央
にヒンジ16を介して連結するとともに、下端を、キャッ
プ基台周壁7後部中央にヒンジ17を介して連結した逆L
字板状をなす弾性板18を設けて構成した公知機構のもの
で、一体に形成されている。尚、上記注出筒部10と栓突
起14との嵌合強度は不用意に開蓋してしまわない程度に
設定されている。
【0011】また、押し釦5は、中央部に注出筒部10の
逃げのための長孔19を形成してキャップ基台2上面を前
後にスライド可能に載置させた摺動板部20を有し、該板
部20の前端縁より凹部9内前端部に押圧板部21を垂設し
ている。
逃げのための長孔19を形成してキャップ基台2上面を前
後にスライド可能に載置させた摺動板部20を有し、該板
部20の前端縁より凹部9内前端部に押圧板部21を垂設し
ている。
【0012】摺動板部20上面前端中央部には、後縁側に
至るに従って低くなるようにしたテーパ部22が形成され
ており、このテーパ部22を、蓋体周壁12前部中央下面に
凹設したテーパ状頂部を有する凹嵌部23に嵌合させ、押
し釦5を押し込むことでテーパ部22の傾斜面が凹嵌部23
上面を押し上げる如く構成している。
至るに従って低くなるようにしたテーパ部22が形成され
ており、このテーパ部22を、蓋体周壁12前部中央下面に
凹設したテーパ状頂部を有する凹嵌部23に嵌合させ、押
し釦5を押し込むことでテーパ部22の傾斜面が凹嵌部23
上面を押し上げる如く構成している。
【0013】また、摺動板部20後縁には突起25を形成し
ており、該突起25は摺動板部20後縁を上方へ折り曲げた
如き形状をなすとともに、上記反転ヒンジ機構4の裏面
近傍に位置させており、摺動板部20が後退すると反転ヒ
ンジ機構4裏面に当接する如く構成している。
ており、該突起25は摺動板部20後縁を上方へ折り曲げた
如き形状をなすとともに、上記反転ヒンジ機構4の裏面
近傍に位置させており、摺動板部20が後退すると反転ヒ
ンジ機構4裏面に当接する如く構成している。
【0014】また、被覆板6は、キャップ基体頂壁8上
面の四隅所定位置に穿設した嵌合穴26に、その四隅下面
より垂設した係合突起27を押圧嵌合するとともに、中央
部に穿設した透孔28を注出筒部10外周下部に密嵌させ、
また、中央部下面は、摺動板部20がスライド可能な隙間
をあけてキャップ基台2に固定している。この被覆板6
を設けるとこにより、注出筒部10から、その外面を伝っ
て液ダレがあった場合でも、摺動板部20部分に液が行く
のを防止して摺動板部20のスライド不良を防止する効果
がある。
面の四隅所定位置に穿設した嵌合穴26に、その四隅下面
より垂設した係合突起27を押圧嵌合するとともに、中央
部に穿設した透孔28を注出筒部10外周下部に密嵌させ、
また、中央部下面は、摺動板部20がスライド可能な隙間
をあけてキャップ基台2に固定している。この被覆板6
を設けるとこにより、注出筒部10から、その外面を伝っ
て液ダレがあった場合でも、摺動板部20部分に液が行く
のを防止して摺動板部20のスライド不良を防止する効果
がある。
【0015】
【考案の効果】以上説明した如く本考案キャップは、押
し釦の前縁が押圧されることにより摺動板部20が後退す
ると、テーパ部22で蓋体3前部を押し上げるとともに、
突起25で反転ヒンジ機構4の裏面を押圧して開蓋させる
如く構成したので、押し釦5を押す力は僅かで済み、し
かも押し釦5はキャップ基台2前部より後方へ押し込め
ば良いため、容器を持った片手のみで容易な開蓋が可能
となる。
し釦の前縁が押圧されることにより摺動板部20が後退す
ると、テーパ部22で蓋体3前部を押し上げるとともに、
突起25で反転ヒンジ機構4の裏面を押圧して開蓋させる
如く構成したので、押し釦5を押す力は僅かで済み、し
かも押し釦5はキャップ基台2前部より後方へ押し込め
ば良いため、容器を持った片手のみで容易な開蓋が可能
となる。
【0016】また、押し釦の前端部はキャップ基台2前
面の凹部9内に押し込み可能に突出させているため、誤
って容器を倒すことがあっても、蓋が開いて内容液が漏
出するような不都合を生じる虞はない。更に、摺動板部
20の摺動が可能に該板部20上面を被覆し、且つ、中央透
孔28を注出筒部10外周下部に密嵌させてキャップ頂壁8
に嵌着固定させた被覆板6を設けているので、注出筒部
10からその外面を伝って液ダレがあった場合でも、被覆
板6上面に止まって摺動板部20部分に液が行くのを極力
防止し、摺動板部20のスライド不良等を引き起こすこと
を極力防止する効果がある。
面の凹部9内に押し込み可能に突出させているため、誤
って容器を倒すことがあっても、蓋が開いて内容液が漏
出するような不都合を生じる虞はない。更に、摺動板部
20の摺動が可能に該板部20上面を被覆し、且つ、中央透
孔28を注出筒部10外周下部に密嵌させてキャップ頂壁8
に嵌着固定させた被覆板6を設けているので、注出筒部
10からその外面を伝って液ダレがあった場合でも、被覆
板6上面に止まって摺動板部20部分に液が行くのを極力
防止し、摺動板部20のスライド不良等を引き起こすこと
を極力防止する効果がある。
【図1】 本考案の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】 同実施例の分解斜視図である。
【図3】 同実施例の開蓋状態の斜視図である。
【図4】 同実施例の開蓋機構を説明する説明図であ
る。
る。
2…キャップ基台,3…蓋体,4…反転ヒンジ機構,5
…,押し釦, 6…被覆板,8…キャップ頂壁,9…凹部,10…注出筒
部,19…長孔, 20…摺動板部,22…テーパ部,25…突起,28…透孔
…,押し釦, 6…被覆板,8…キャップ頂壁,9…凹部,10…注出筒
部,19…長孔, 20…摺動板部,22…テーパ部,25…突起,28…透孔
Claims (1)
- 【請求項1】 キャップ基台2に蓋体3を反転ヒンジ機
構4により開閉自在に蝶着した注出キャップに於いて、
キャップ基台2の上面に突設した注出筒部10を中央長孔
19より突出させてキャップ基台2の上面をスライドする
摺動板部20を備えてなる押し釦5を設けるとともに、摺
動板部20の前部に形成したテーパ部22により閉蓋した蓋
体3の前部を押し上げ可能に形成し、押し釦5の前端を
キャップ基台2前面に設けた凹部9内に押し込み可能に
突出させる一方、摺動板部20の後縁に反転ヒンジ機構4
の裏面へ当接し得る突起25を設け、前後に於いてテーパ
部22及び突起25を突出した状態で摺動板部20の摺動が可
能に該板部20上面を被覆し、且つ、中央透孔28を注出筒
部10外周下部に密嵌させてキャップ頂壁8に嵌着固定さ
せた被覆板6を設け、摺動板部20の後退に伴いテーパ部
22が蓋体3前部を押し上げるとともに、突起25で反転ヒ
ンジ機構4裏面を押圧して開蓋させる如く構成したこと
を特徴とする注出キャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993044455U JP2600484Y2 (ja) | 1993-07-21 | 1993-07-21 | 注出キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993044455U JP2600484Y2 (ja) | 1993-07-21 | 1993-07-21 | 注出キャップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH079747U JPH079747U (ja) | 1995-02-10 |
JP2600484Y2 true JP2600484Y2 (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=12691969
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993044455U Expired - Fee Related JP2600484Y2 (ja) | 1993-07-21 | 1993-07-21 | 注出キャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2600484Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4276283B1 (ja) * | 2008-02-04 | 2009-06-10 | エム・エフ・ヴィ株式会社 | キャップ |
JP6534599B2 (ja) * | 2015-10-29 | 2019-06-26 | 株式会社吉野工業所 | キャップ |
-
1993
- 1993-07-21 JP JP1993044455U patent/JP2600484Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH079747U (ja) | 1995-02-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |