JP2528814Y2 - H形鋼反転装置 - Google Patents

H形鋼反転装置

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JP2528814Y2
JP2528814Y2 JP4375891U JP4375891U JP2528814Y2 JP 2528814 Y2 JP2528814 Y2 JP 2528814Y2 JP 4375891 U JP4375891 U JP 4375891U JP 4375891 U JP4375891 U JP 4375891U JP 2528814 Y2 JP2528814 Y2 JP 2528814Y2
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steel
hook
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亮一 三宅
桂治 岡本
豊久 得丸
秀俊 小野
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JFE Steel Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、製品H形鋼や半製品
(ビームブランク)H形鋼を、90度反転する装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、H形鋼を90度反転するには、一
般に、図8に示すように、リフティングマグネット10で
H形鋼6の片端を吊り上げてから、図9に示すように、
水平方向に移動し、H形鋼6がその自重で反転したとこ
ろで放すことによって達成している。
【0003】又、H形鋼以外の形鋼、例えば、略溝形鋼
を90度反転する手段としては、特開平1−12751
8号公報および特開平1−167112号公報に示され
るように、反転装置上で動力によって反転するものや、
特開平1−98524号公報に記載のように、溝内に侵
入させながら反転するものがある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】リフティングマグネッ
トを使用する従来技術にあっては、そのリフティングマ
グネットを操作するためのクレーン熟練者を必要とする
と共に、形鋼を一本づつ処理する必要があるため、作業
性が極めて悪いものとなっていた。
【0005】又、形鋼が熱片の場合は、形鋼間に所定間
隔を設けなければ、熱の作用によって曲げや反り等が生
ずるため、所定間隔を設けるためのハンドリングが必要
となり、さらに作業性の低下を招いていた。
【0006】そして、特開平1−127518号公報お
よび特開平1−167112号公報に示す従来技術にあ
っては、形鋼を動力によって一本づつ反転するものとし
ているので、経済性および作業性に改善されるべき問題
が残る。
【0007】さらに、特開平1−98524号公報記載
の従来技術においては、形鋼を溝内に侵入させる際に、
隣接する形鋼同志が干渉し合い、反転作業が円滑に達成
され難いという欠点がある。
【0008】本考案は、こうした点に鑑み考案されたも
ので、複数のH形鋼を経済的な手段で効率良く90度反
転することの出来る装置を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】そのための手段として、
固定スキッド1、アーム2およびフック3とで構成し
た。固定スキッド1は、その上面をH形鋼6を上載する
上載面4とし、複数並列設されたものである。アーム2
は、各固定スキッド1の上載面4部分に一定間隔をあけ
て複数設けられたL字状である。フック3は、各H形鋼
6の下側凹面5が各アーム2の上端部に当接することに
よって自重で反転し、上載面4に約90度の反転姿勢で
載置されるべく、複数のH形鋼6を正立姿勢で上載して
固定スキッド1側方を下降すると共に、上載面4上のH
形鋼6を再度上載して90度の反転姿勢を得るべく上昇
するものである。そして、複数のH形鋼6が反転する際
に相互に干渉するのを防止すべく、上載面4を前後方向
に傾斜すると共に、アーム2を上載面4の傾斜に沿って
段差的に設けた。さらに、アーム2を、H形鋼6をフッ
ク3で上昇する際、H形鋼6と干渉するのを防止すべ
く、一定角度回動自在とした。
【0010】
【作用】本考案の作用を、図1〜図6を参照しながら説
明する。まず、複数のH形鋼6を上載したフック3を固
定スキッド1の側方(固定スキッド間を含む)で下降す
る。
【0011】この下降によって、まず最前のH形鋼6の
下側凹面5にアーム2の上端部が当接する(図1)。
【0012】アーム2の下降を続けることによって、最
前のH形鋼6はアーム2との当接部分を支点としてその
自重によって反転し始めると共に、中間のH形鋼6の凹
面5にアーム2上端部が当接する(図2)。
【0013】さらにアーム2を下降することによって、
最前のH形鋼6は反転を完了しほぼ90度反転した姿勢
で上載面4上に載置され、中間および最後のH形鋼6
は、それぞれ追随して同様の反転動作を行う(図3、図
4)。
【0014】そして、アーム2がその下降限に達した状
態にあっては、すべてのH形鋼6が上載面4上にほぼ9
0度反転した姿勢で載置される(図5)。
【0015】この反転動作において、本考案にあって
は、固定スキッド1の上載面4を前後方向に傾斜させる
と共に、アーム2をその傾斜に沿って段差的に設けたの
で、H形鋼6は時差をもって反転し、よって隣接するH
形鋼6が相互に干渉し合って反転動作を阻害することが
ない。
【0016】全てのH形鋼6を固定スキッド上載面4上
にほぼ90度反転した姿勢で載置した後、フック3を復
帰上昇させて上載面4上のH形鋼6を再びその上面に載
置する。これによって、H形鋼6はフック3上面に90
度反転した姿勢で載置される(図6)。
【0017】フック3は、さらに上昇した後、反転を完
了したH形鋼6を搬送し、所定場所に整列するものであ
る。
【0018】尚、本考案にあっては、アーム2を一定角
度回動自在としているので、フック3が上昇する際、そ
の上面上のH形鋼6とアーム2の先端部とが接触した場
合、アーム2がその押圧力によって容易に回動するので
(図6)、両者が干渉することによってフック3の上昇
が阻害されることがない。
【0019】又、両者の干渉がないことによって、H形
鋼6はフック3上面上で位置ずれすることがなく、その
結果、所定場所に正確な一定間隔をもって整列すること
が出来る。
【0020】
【実施例】図8に、本考案に係る固定スキッド1および
アーム2の組付物の一実施例を示す(フック3は図示せ
ず)。
【0021】固定スキッド1の上載面4は、前方に向か
って上昇すべく傾斜させ、その傾斜に沿ってアーム2を
一定間隔をあけて設けている。
【0022】アーム2は、固定スキッド1に支点ピン7
によって回動自在に組付けている。このアーム2の回動
角度は、固定スキッド1に設けた上限ストッパ8およぼ
下限ストッパ9とによって設定している。
【0023】アーム2は略L字状とし、その支点ピン7
より上部を前方に傾斜させると共にその上端部に丸みを
もたせ、これによってH形鋼6がアーム2に接触するこ
となくかつ自然に反転し易いようにしている。
【0024】固定スキッド1は、複数並列設してH形鋼
6の両端部や中間部を支持するものとし、アーム2は固
定スキッド1間を昇降動するものとしている。
【0025】アーム2は、H形鋼6を安定した姿勢で維
持すべく一定間隔をあけて一対設けている。
【0026】
【考案の効果】このように、本考案の装置は、複数のH
形鋼を一度にその自重で90度反転することが出来るの
で、極めて経済的であると共に作業性が良い。
【0027】又、本考案装置においては、90度反転し
た複数のH形鋼を搬送し、一定間隔をもって整列するこ
とが出来るので、冷片H形鋼は勿論、熱の影響によって
曲げや反りの発生し易い熱片H形鋼の取扱いにも有利で
ある。
【0028】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案装置の作用を示すもので、フックが下降
して最前のH形鋼の反転が開示される状態を示す側面
図。
【図2】フックの下降に伴い中間のH形鋼の反転が開始
される状態を示す側面図。
【図3】フックがさらに下降して、最前のH形鋼の反転
が完了すると共に最後のH形鋼の反転が開始される状態
を示す側面図。
【図4】中間のH形鋼の反転が完了し、最後のH形鋼の
反転状態を示す側面図。
【図5】全てのH形鋼の反転が完了した状態を示す側面
図。
【図6】フックが上昇してその上面に反転姿勢のH形鋼
を載置した状態を示す側面図。
【図7】本考案の固定スキッドとアームとの組付物の一
実施例を示す側面図。
【図8】従来技術を示す側面図。
【図9】同じく従来技術を示す側面図。
【符号の説明】
1 ; 固定スキッド 2 ; アーム 3 ; フック 4 ; 上載面 5 ; 凹面 6 ; H形鋼 7 ; 支点ピン 8 ; 上限ストッパ 9 ; 下限ストッパ 10; リフティングマグネット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 得丸 豊久 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社 水島製鉄所 内 (72)考案者 小野 秀俊 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社 水島製鉄所 内 (56)参考文献 特開 平1−98524(JP,A) 特公 昭50−2144(JP,B1)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面をH形鋼(6) を上載する上載面(4)
    とし、複数並列設された固定スキッド(1) と、該各固定
    スキッド(1) の上載面(4) 部分に一定間隔をあけて複数
    設けられたL字状のアーム(2) と、前記各H形鋼(6) の
    下側凹面(5)が前記各アーム(2) の上端部に当接するこ
    とによって自重で反転し、前記上載面(4) に約90度の
    反転姿勢で載置されるべく、複数のH形鋼(6) を正立姿
    勢で上載して前記固定スキッド(1) 側方を下降すると共
    に、該上載面(4) 上の前記H形鋼(6) を再度上載して9
    0度の反転姿勢を得るべく上昇するフック(3) とから構
    成し、前記複数のH形鋼(6)が反転する際に相互に干渉
    するのを防止すべく、前記上載面(4) を前後方向に傾斜
    すると共に、前記アーム(2) を該上載面(4) の傾斜に沿
    って段差的に設け、前記アーム(2) を、前記H形鋼(6)
    を前記フック(3)で上昇する際、該H形鋼(6) と干渉す
    るのを防止すべく、一定角度回動自在として成るH形鋼
    反転装置。
JP4375891U 1991-05-15 1991-05-15 H形鋼反転装置 Expired - Lifetime JP2528814Y2 (ja)

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JPH0522408U JPH0522408U (ja) 1993-03-23
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