JPS5869915A - 曲面昇降作業台 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、原子炉等を収容するドーム状屋根付き大型
建築物あるいは垂直面、斜面および曲面を有する構造物
等を構築した９点検するときに使用す木曲面昇降作業台
に関するものであって、構築用機材および作業者等を搭
載する作業台が、構造物の曲−状側面に沿って昇降する
とき、その作業台が自動的に水平状態に保たれるように
した曲面昇降作業台を提供することを目的とするもので
ある。

次にこの発明を図示の例によって詳細に説明する。

図面はこの発明の一実施例を示すものであって、間隔を
おいて配置された連結フレーム１７に複数のガイドレー
ル１と複数のラック２とがそれぞれ左右方向に一定間隔
で固定されてラック付きガイド装置３が構成され、その
ラック付きガイド装置３は、構造物４における曲面を有
する側面５に沿って上下方向に延長するように配置され
、前記各連結フレーム１７の左右両側にはブラケット１
８が固着され、そのブラケット１８の他端部は、構造物
４に対しデルトまたはクランプその他の適当１９と左右
のガイドレール１の左右忙係合する左右ガイドローラ２
０とを有する昇降台車８には、左右のラック２に噛み合
う左右のビニオン６を固一定した従動軸２１が軸受２２
を介して回転自在に取付けられ、さらに昇降台車８に固
定された減速機付き電動機からなる昇降駆動装置７の出
力軸に駆動スゲロケット２３が固定され、その駆動スゲ
ロケット２６と前記従動軸２１に固定された従動スプロ
ケット２４とにわたって伝動チェーン２５が巻掛けられ
ている。

前記昇降台車８はその高さ方向の中間部で上部台車８Ａ
と下部台車８Ｂとに分割され、上部台車８Ａの下端部と
下部台車８Ｂの上端部とは、−暗左右方向に延長する中
間支軸９により前後方向に曲折自在に連結され、上部台
車８Ａの上端部は作業台１０の下面の構造物側部分に対
し、左右方向に延長する上部支軸１１により枢着され、
かつジヤツキ駆動用電動機２６によりギヤがックス２７
を介して回転されるねじ式ジヤツキ３５を備えている伸
縮式支持装置１４の下端部は、前記下部台車８Ａの下端
部に対し、左右方向に延長する支軸１６により枢着され
、その伸縮式支持装置１４の上端部は左右方向に延長す
る上部支軸１５により作業台１０の下面の反構造物側部
”分に枢着されている。

前記前後がイドローラ１９と左右ガイドローラ２０とは
、上部台車８Ａにおける中間支軸９および上部支軸１１
の近傍にそれぞれ１組が装備されると共に、下部台車８
Ｂにおける下部支軸１６の近傍に１組が装備され、かつ
前記昇降駆動装置７は上部台車８Ａに装備され、さらに
前記ビニオン６は中間支軸９の近傍にある左右ガイドロ
ーラ２０に近接して配置されている。

前記のように昇降台車８の上端部と伸縮式支持装置１４
の上端部とに枢着−された作業台１０の上面には、昇降
駆動装置７を制御する制御器（図示を省略した）とジヤ
ツキ駆動用電動機２６を制御するポテンショメータ２８
．傾斜検出器１２および傾斜制御器１６とを内蔵した制
御装置２９が載置固定され、かつ作業台１０の外周には
手摺６０が取付けられている。前記ポテンショメータ２
８の端子Ｐ、Ｎと中点端子Ｅと摺動子５１の端子とは、
傾斜検出器１２の出力が傾斜制御器１６に入力されてジ
ヤツキ駆動用電動機２６を運転するように接続される。

左右方向に延長する軸３２にポテンショメータ２８の摺
動子６１と振子３６とが固定され、かつ前記軸３２は電
気絶縁材料からなる絶縁軸受３４により回転自在に支承
され、作業台１０′が水平状態にあるとき振子３３によ
り摺動子３１が中点端子Ｅに位置するように、ポテンシ
ョメータ２８が制御装置２９に装着される。

次に前述の実施例の曲面昇降作業台の動作に、ついて説
明する。

第５図および第６図に示すように、構造物が垂直面Ｘ−
Ｙ　、円弧次曲面Ｙ−Ｚか、らなる側面５を有する場合
、その垂直面Ｘ−Ｙに平行に延長する直線部分（垂直部
分）と前記甲弧状曲面Ｙ−Ｚに平行に延長する円弧状部
分とからなるラック付きガイド装置６が、多数のブラケ
ット１８を介して前記側面５に着脱自在に固定され、か
つそのラック付きガイド装置６に装着された昇降作業台
における昇降駆動装置７を運転すると、前記ラック２に
噛み合つ不いるビニオン６が回転されるので、昇降作業
台はガイドレール１によシ前後ガイドローラ１９および
左右ガイドレ−ル２０を介して案内されながら昇降移動
し、昇降駆動装置７の運転を停止すると、昇降作業台が
停止してその位置に保持される。

昇降作業台が垂直面ｘ−ｙの範囲を昇降するときは、そ
の範囲のラック付きガイド装置３が直線状になっている
ので、第５図に示すように、昇降台車８を構成する上部
台車８Ａと下部台車８Ｂとが直線連結状態になるように
、傾斜制御器１６により伸縮式支持装置１４の長さが制
御されると共にその伸縮式支持装置１４の長さが一定長
に保たれ、かつ作業台１０は水平に保持される。

次に昇降作業台がＹ点を超えて２方向に上昇移動する場
合は、ラック付きガイド装置６における円弧状部分によ
シ前後ガイドローラ１９および左右ガイＰローラ２０を
介して案内されながら上昇移動すると共に、上部台車８
Ａと下部台車８Ｂとが中間支軸９の部分で曲折される。

昇降作業台がラック付きガイド装置３の垂直部分から円
弧状部分に移行して上昇するとき、伸縮式支持装置１４
の長さが垂直部分を昇降するときの長さのままであると
、第６図に２点鎖線で示すように、作業台１０の反構造
物側が押上げられて１作業台１０が上部支軸１１を支点
として上方に傾斜し、作業台１０に固定された制御装置
２９は、その上側が構造物４に接近する方向に傾斜する
。このためポテンショメータ２８が時計方向に回動した
状態に々す、摺動子３１は振子３６により垂直方向に保
持されているので、摺動子６１が中点端子Ｅを超えてＮ
端子側に位置し、摺動子３１の端子には負の電圧が出力
する。その負の電圧は傾斜検出器１２に入力し、傾斜検
出器１１ＴＩ７、作業台１゜Ｏが伸動傾斜していること
すなわち伸縮式支持装置１４の長さが長すぎることを検
出して傾斜制御器１３に対し、ジヤツキ駆動用電動機２
６の回転方向をねじ式ジヤツキが短縮するように、すな
わち伸縮式支持装置１４が短縮するように出力する。

伸縮式支持装置１４が短縮して作業台１０がほぼ水平に
なると、前記制御装置２９が垂直状態に復帰するので、
ポテンショメータ２８の中点端子Ｅが摺動子３１の位置
に一致して摺動子３１の端子の電圧は零となり、ジヤツ
キ駆動用電動機２６を停止させ、伸縮式支持装置１４の
短縮運動−が停止する。

昇降作業台がラック付きガイド装置の円弧状部分を下降
移動するときは、上昇移動のときと逆に、作業台１００
反構造物側が下向きになるように、作業台１０が上部支
軸１１を支点として傾斜し、作業台１０に固定された制
御装置２９は、その上側が構造物４から離反する方向に
傾斜するので、ポテンショメータ２８が反時計方向に回
動した状態になり、摺動子３１が中点端子Ｅを超えてＰ
端子側に位置し、摺動子６１の端子に正の電圧が出力す
る。その正の電圧は傾斜検出器１２に入力し、その傾斜
検出器１２は、作業台１０が俯動傾斜しているととすな
わち伸縮式支持装置１４の長さが短かすぎることを検出
して傾斜制御器１６に対し、ジヤツキ駆動用電動機２６
の回転方向をねじ式ツヤツキが伸長するように、すなわ
ち伸縮式支持装置１４が伸長するように出力する。

伸縮式支持装置１４が伸長して作業台１０がほぼ水平に
寿ると、前記制御装置２９が垂直状態に復帰するので、
ポテンショメータ２８の中点端子Ｅが摺動子３１の位置
に一致して摺動子３１の端子の電圧は零となシ、ジヤツ
キ駆動用電動機２６を停止させ、伸縮式支持装置１４の
伸長運動が停止する。

この発明を実施する場合、前記伸縮式支持装置１４のジ
ヤツキ装置としては、ねじジヤツキ３５に代えて他の公
知の手段例えば液圧ジヤツキを使用し、傾斜制御器１３
が傾斜検出器１２の検出する出力を電磁切換弁に入力し
液圧の方向を制御して前記液圧ジヤツキを伸縮させ作業
台１ｏを水平にする手段を採用してもよい。また前記実
施例においては、２本のラック２を左右方向に間隔をお
いて設けているが、ラックの数を１本にしてこれヲ各ガ
イドレール１の中央部においてガイドフレーム１７に固
定してもよい。

昇降作業台を構造物の１区画の構築作業または点検作業
に使用したのちは、昇降作業台を装着しているラック付
きガイド装置を左右方向に移設して固定し、他の区画の
構築作業または点検作業に使用する。ラック付きガイド
装置の左右方向移動を容易にするために、ラック付きガ
イド装置の下端部を台車に固定し、その台車を左右方向
に延長するレールに載置してもよい。

この発明によれば、左右方向′に間隔をおいて配置され
た複数のがイドレール１とラック２とを備えているラッ
ク付きガイド装置３が、曲面を有する構造物４の側面５
に沿って上下方向に延長するように配置されて固定され
、前記ラック付きガイＰ装置乙には、前記各ガイドレー
ル１に係合するがイドローラと前記ラック２に噛み合う
ピニオン６を駆動する昇降駆動装置７とを備えている昇
降台車８が装着され、その昇降台車８は左右方向に延長
する中間支軸９により曲折自在に連結された上部台車８
Ａおよび下部台車８Ｂにより構成されているので、降車
台車８はラック付きガイド装置３における曲率半径の小
さい曲線部にも容易に追従して昇降することができ、そ
のため曲率半径の小さい曲面を有する構造物の構築や点
検等の作業にも使用することができ、さらに作業台１０
に設けられた傾斜検出器１２によシ傾斜制御器１５を介
して伸縮制御される伸縮式支持装置１４の上端部と、前
記作業台１０の反構造物側部分とは、左右方向に延長す
る上部支軸１５ｔＣより枢着され。

伸縮式支持装置１．４の下端部と昇降台車８の下端部と
は左右方向に延長する下部支軸１６．により枢着されて
いるので、作業台１０が若干傾斜すると、これが傾斜検
出器１２により検出されると共に、その検出信号により
傾斜制御器１３を介して伸縮式支持装置１４が作業台傾
斜修正方向に必要量だけ伸長または短縮され、そのため
昇降作業台がラック付きガイド装置６における曲線部を
昇降するとき、作業台１０を常に自動的にほぼ水平に保
持することができるので、作業台１０に機材類を搭載し
て安全に昇降運搬することができると共に、作業台１０
に搭乗する作業者が安全に構造物の構築や点検等の作業
を行なうことができる等の効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例を示すものであって、第１図
は昇降作業台がラック付きガイド装置の直線部に置かれ
ている状態を示す側面図、第２図はその正面図、第３図
は昇降作業台とラック付きガイド装置との関係を示す拡
大横断面図、第４図は制御装置と伸縮式支持装置とを示
す一部縦断正面図、第５図は昇降作業台がラック付きが
イト０装置の直線部を昇降するときの状態を示す概略側
面図、第６図は昇降作業台がラック付きガイド装置の曲
線部を上昇するときの状態を示す概略側面図である。 図において、１はガイドレール、２はラック、３はラッ
ク付きガイド装置、４は構造物、５は構造物の側面、６
はピニオン、７は昇降駆動装置、８は昇降台車、８Ａは
上部台車、８Ｂは下部台車、９は中間支軸、１０は作業
台、１１は上部支軸、１２は傾斜検出器、１６は傾斜制
御器、１４は伸縮式支持装置、１５は上部支軸、１６は
下部支軸、１８はブラケット、１９は前後ガイドローラ
、ｚＯは左右ガイドローラ、２６は駆動用電動機、２７
はギヤがツクス、２８は？テンショメータ、２９は制御
装置、３１は摺動子、３３は振子、３５はねじ式ジヤツ
キである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 左右方向に間隔をおいて配置された複数のガイドレール
   １とラック２とを備えているラック□付きガイド装置３
   が、構造物４における゛曲面を有する側面５４Ｃ沿って
   上下方向に延長するように配置されて固定され、前記ラ
   ック付きガイド装置６には、前記各ガイドレール１に係
   合するガイドローラと前記ラック２に噛み合うビニオン
   ６を駆動する昇降駆動装置７とを備えている昇降台車８
   が装着され、その昇降台車８は左右方向に延長する中間
   支軸９により曲折自在に連結された上部台車８Ａおよび
   下部台車８Ｂにより構成され、作業台１０の構造物側部
   分は昇降台車８の上端部に対し左右方向に延長する上部
   支軸１１により枢着され、作業台１０に設けられた傾斜
   検出器１２により傾斜制御器１３を介して伸縮制御され
   る伸縮式支持装置１４の上端部と、前記作業台１０の反
   構造物側部分とは、左右方向に延長する上部支軸１５に
   より枢着され、伸縮式支持装置１４の下端部と昇降台車
   ８の下端部とは左右方向に延長する下部支軸１６によシ
   枢着されていることを特徴とする曲面昇降作業台。　　
   ゛