JPH0521306Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0521306Y2 JPH0521306Y2 JP294986U JP294986U JPH0521306Y2 JP H0521306 Y2 JPH0521306 Y2 JP H0521306Y2 JP 294986 U JP294986 U JP 294986U JP 294986 U JP294986 U JP 294986U JP H0521306 Y2 JPH0521306 Y2 JP H0521306Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- workpiece
- work
- guide
- tip
- pair
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000003028 elevating effect Effects 0.000 description 2
- 239000003973 paint Substances 0.000 description 2
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000006748 scratching Methods 0.000 description 1
- 230000002393 scratching effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Jigs For Machine Tools (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、たとえば自動車の車体のような大き
なワークを自動的に中央に位置決めできるように
した、ワーク受け装置に関するものである。
なワークを自動的に中央に位置決めできるように
した、ワーク受け装置に関するものである。
(従来の技術)
自動車の車体のような大きなワークに種々の加
工を施こすには、このワークを水平に保持しなけ
ればならない。第3図に示すものは、ワークとし
ての自動車の車体で、モノコツクボデイである。
このワーク1を水平に保持するには、その下部の
接合部A(接合部Aはワーク1の両側にあるが、
便宜上片側についてのみ説明する)を第4図に示
すようなワーク受け2に載せ、ワーク受け2の斜
面2aによりワーク1が滑動するのを利用して、
ワーク1が正しい位置に、しかも水平の姿勢を保
持するようにしている(第4図中に実線で示した
ワーク1は滑動前を、破線のものは滑動後を表わ
している。) (考案が解決しようとする問題点) 上記従来技術のように、ワーク受け2の斜面2
aをワーク1が自重で滑動することによつてワー
ク1に正しい位置と姿勢を出させる構造では、ワ
ーク1の断面形状が第4図に示すように幅狭(す
なわち水平部分が少ない)形状のときはよいが、
第5図に示すように水平部分を有する幅広形状
(最近のデザインはこの傾向にある)の場合には
水平部(底部)がワーク受け1に当つて充分な滑
動量が得られず、正しい位置が確保できない問題
を生ずる。これを解決するものとしては、従来約
45°であつた斜面2aの傾斜角度を緩かにし、滑
動距離に対する落下量を少なくするようにすれば
よいが、このようにするとワーク1の滑動が円滑
に行えないことになり、また移動量(位置ずれ修
正可能距離)が充分に得られなくなるという問題
を生じた。
工を施こすには、このワークを水平に保持しなけ
ればならない。第3図に示すものは、ワークとし
ての自動車の車体で、モノコツクボデイである。
このワーク1を水平に保持するには、その下部の
接合部A(接合部Aはワーク1の両側にあるが、
便宜上片側についてのみ説明する)を第4図に示
すようなワーク受け2に載せ、ワーク受け2の斜
面2aによりワーク1が滑動するのを利用して、
ワーク1が正しい位置に、しかも水平の姿勢を保
持するようにしている(第4図中に実線で示した
ワーク1は滑動前を、破線のものは滑動後を表わ
している。) (考案が解決しようとする問題点) 上記従来技術のように、ワーク受け2の斜面2
aをワーク1が自重で滑動することによつてワー
ク1に正しい位置と姿勢を出させる構造では、ワ
ーク1の断面形状が第4図に示すように幅狭(す
なわち水平部分が少ない)形状のときはよいが、
第5図に示すように水平部分を有する幅広形状
(最近のデザインはこの傾向にある)の場合には
水平部(底部)がワーク受け1に当つて充分な滑
動量が得られず、正しい位置が確保できない問題
を生ずる。これを解決するものとしては、従来約
45°であつた斜面2aの傾斜角度を緩かにし、滑
動距離に対する落下量を少なくするようにすれば
よいが、このようにするとワーク1の滑動が円滑
に行えないことになり、また移動量(位置ずれ修
正可能距離)が充分に得られなくなるという問題
を生じた。
本考案はこれらの問題を解決することを目的と
して成されたものであり、ワーク受けの形状と構
造を根本的に変え、従来円滑に位置ずれ修正が行
えなかつた第5図図示のような形状のワークであ
つても、円滑に位置ずれ修正ができるようにした
ワーク受け装置を提供することを目的とする。
して成されたものであり、ワーク受けの形状と構
造を根本的に変え、従来円滑に位置ずれ修正が行
えなかつた第5図図示のような形状のワークであ
つても、円滑に位置ずれ修正ができるようにした
ワーク受け装置を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段)
本考案は上記問題点を解決するための手段とし
て、ワーク受け装置の構造を、先端がワークの下
部両側に位置するように近接離間する対のワーク
受けを昇降自在に設けると共に、該ワーク受けの
前記先端部の中央から同一平面上で等間隔離れた
ところに、それぞれ対向する部分の上面を半円形
状にし、該半円形状部分から外側に延ばした先端
部に重鍾を取付けたガイドを、対にして前記半円
形状部分の中心部で回動自在に軸着したものとし
たことである。
て、ワーク受け装置の構造を、先端がワークの下
部両側に位置するように近接離間する対のワーク
受けを昇降自在に設けると共に、該ワーク受けの
前記先端部の中央から同一平面上で等間隔離れた
ところに、それぞれ対向する部分の上面を半円形
状にし、該半円形状部分から外側に延ばした先端
部に重鍾を取付けたガイドを、対にして前記半円
形状部分の中心部で回動自在に軸着したものとし
たことである。
(作用)
このような構造とすれば、近接離間と昇降をす
る対のワーク受けによつてワークが支持されると
き、その先端に設けられた重鍾付きの半円形状の
ガイドにより、ワークは容易に正しい位置に移動
して保持されることになる。
る対のワーク受けによつてワークが支持されると
き、その先端に設けられた重鍾付きの半円形状の
ガイドにより、ワークは容易に正しい位置に移動
して保持されることになる。
(実施例)
次に、本考案の一実施例を第1図について説明
する。この場合のワーク受け3はアーム状のもの
が対になつており(図示するワーク受け3と同様
のものが同列に複数対ある)、それぞれ基部にお
いて昇降フレーム4のレール5に、図における左
右動自在に支持されている。左右のワーク受け3
は図示しないエアシリンダにより同期して動き、
近接離間するようになつている。昇降フレーム4
はガイドポスト6のガイドレール7に支持され、
図示しないモータによつて駆動されるチエン8に
より、昇降駆動されるようになつている。
する。この場合のワーク受け3はアーム状のもの
が対になつており(図示するワーク受け3と同様
のものが同列に複数対ある)、それぞれ基部にお
いて昇降フレーム4のレール5に、図における左
右動自在に支持されている。左右のワーク受け3
は図示しないエアシリンダにより同期して動き、
近接離間するようになつている。昇降フレーム4
はガイドポスト6のガイドレール7に支持され、
図示しないモータによつて駆動されるチエン8に
より、昇降駆動されるようになつている。
ワーク受け3の先端部3aはT字状になつてお
り、この部分がワーク1の重量を支えることにな
る。先端部3aの中央から同一平面上で等間隔離
れたところには、それぞれ対向する部分の上面を
半円形状にし、その半円形状部分から外側に延ば
した先端部に重鍾9を取付けたガイド10を、対
にして前記半円形状部分の中心部で軸11により
回動自在に軸着してある。ワーク受け3の先端部
3aには、ガイド10の下部にストツパ12,1
3が取付けられており、ガイド10の回動範囲を
規制するようにしてある(第2図参照)。対をな
すガイド10の軸間距離は、ワーク1の位置ずれ
寸法より大きく設定する。
り、この部分がワーク1の重量を支えることにな
る。先端部3aの中央から同一平面上で等間隔離
れたところには、それぞれ対向する部分の上面を
半円形状にし、その半円形状部分から外側に延ば
した先端部に重鍾9を取付けたガイド10を、対
にして前記半円形状部分の中心部で軸11により
回動自在に軸着してある。ワーク受け3の先端部
3aには、ガイド10の下部にストツパ12,1
3が取付けられており、ガイド10の回動範囲を
規制するようにしてある(第2図参照)。対をな
すガイド10の軸間距離は、ワーク1の位置ずれ
寸法より大きく設定する。
このように構成されたこのワーク受け装置は、
次のように作動する。まず、昇降フレーム4は充
分に下降しており、図示しない適当な治具、たと
えばハンガによつて吊下されたワーク1の下端よ
りワーク受け3の先端部3aが下方位置にあるよ
うにする。その状態で図示しないエアシリンダを
作動させ、対の昇降フレーム3,3を近接させ
て、先端部3aがワーク1の支持部に対向するよ
うにする。次に図示しないモータを作動させて昇
降フレーム4とともにワーク受け3を上昇させ、
先端部3aが下方からワーク1に接するようにす
る。
次のように作動する。まず、昇降フレーム4は充
分に下降しており、図示しない適当な治具、たと
えばハンガによつて吊下されたワーク1の下端よ
りワーク受け3の先端部3aが下方位置にあるよ
うにする。その状態で図示しないエアシリンダを
作動させ、対の昇降フレーム3,3を近接させ
て、先端部3aがワーク1の支持部に対向するよ
うにする。次に図示しないモータを作動させて昇
降フレーム4とともにワーク受け3を上昇させ、
先端部3aが下方からワーク1に接するようにす
る。
この場合においてワーク1に位置ずれがないと
きには、ワーク1は第1図に示すようにワーク1
の被支持部がワーク受け3の先端部3aの中央に
載るが、ワーク1に位置ずれがあるときには、第
2図に示すようにガイド10の円弧部に載ること
になる(図示する状態はワーク1が向つて右側に
寄つた場合であつて、左方にずれれば左側のガイ
ド10に載る)。このようにワーク1がガイド1
0に載ると、ガイド10にはワーク1の自重によ
り回転中心方向と円周方向への分力が作用し、ワ
ーク1の中心線1aをはさんだ反対側のワーク受
けも同様の状態になるため、ガイド10は円周方
向の分力によつて回転し、ワーク1は第2図に破
線で示す状態になる。この動きによつてワーク1
の位置ずれが修正される。ワーク1が吊上げられ
てワーク受け3から離れると、重鍾9の重力によ
り、ガイド10は元の状態に復帰する。
きには、ワーク1は第1図に示すようにワーク1
の被支持部がワーク受け3の先端部3aの中央に
載るが、ワーク1に位置ずれがあるときには、第
2図に示すようにガイド10の円弧部に載ること
になる(図示する状態はワーク1が向つて右側に
寄つた場合であつて、左方にずれれば左側のガイ
ド10に載る)。このようにワーク1がガイド1
0に載ると、ガイド10にはワーク1の自重によ
り回転中心方向と円周方向への分力が作用し、ワ
ーク1の中心線1aをはさんだ反対側のワーク受
けも同様の状態になるため、ガイド10は円周方
向の分力によつて回転し、ワーク1は第2図に破
線で示す状態になる。この動きによつてワーク1
の位置ずれが修正される。ワーク1が吊上げられ
てワーク受け3から離れると、重鍾9の重力によ
り、ガイド10は元の状態に復帰する。
(考案の効果)
本考案は上述のような構成と作用を有するもの
であるから、次のような効果がある。
であるから、次のような効果がある。
従来のものではワークがワーク受けの斜面に
よつて滑動するために、ワークの滑動部分に塗
装はがれや傷付きを生ずることがあつたが、本
考案のものではガイドとワークが同じ部位で接
触したまま動くため、塗装はがれや傷付き等の
損傷を生ずることがない。
よつて滑動するために、ワークの滑動部分に塗
装はがれや傷付きを生ずることがあつたが、本
考案のものではガイドとワークが同じ部位で接
触したまま動くため、塗装はがれや傷付き等の
損傷を生ずることがない。
従来のものではガイド上面が高くなつてワー
クと干渉するため大きな位置ずれ修正はできな
かつたが、本考案のものではガイドの円弧部を
大きくとり、対を成すガイドの中心間隔を広げ
ることによりガイド上端の高さを低くすること
ができるので、ワークとの干渉なく、位置ずれ
修正可能範囲を拡大することができる。
クと干渉するため大きな位置ずれ修正はできな
かつたが、本考案のものではガイドの円弧部を
大きくとり、対を成すガイドの中心間隔を広げ
ることによりガイド上端の高さを低くすること
ができるので、ワークとの干渉なく、位置ずれ
修正可能範囲を拡大することができる。
第1図は本考案の一実施例の正面図、第2図は
第1図中に矢印で示す部分の拡大正面図、第3
図は本考案が対象とするワークの一例の正面図、
第4図は従来装置におけるワークとワーク受けの
関係を示す説明図、第5図は第4図の変形例を示
す説明図である。 1……ワーク、3……ワーク受け、3a……ワ
ーク受けの先端部、4……昇降フレーム、6……
ガイドポスト、9……重鍾、10……ガイド、1
1……軸。
第1図中に矢印で示す部分の拡大正面図、第3
図は本考案が対象とするワークの一例の正面図、
第4図は従来装置におけるワークとワーク受けの
関係を示す説明図、第5図は第4図の変形例を示
す説明図である。 1……ワーク、3……ワーク受け、3a……ワ
ーク受けの先端部、4……昇降フレーム、6……
ガイドポスト、9……重鍾、10……ガイド、1
1……軸。
Claims (1)
- 先端がワークの下部両側に位置するように近接
離間する対のワーク受けを昇降自在に設けると共
に、該ワーク受けの前記先端部の中央から同一平
面上で等間隔離れたところに、それぞれ対向する
部分の上面を半円形状にし、該半円形状部分から
外側に延ばした先端部に重鍾を取付けたガイド
を、対にして前記半円形状部分の中心部で回動自
在に軸着したことを特徴とするワーク受け装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP294986U JPH0521306Y2 (ja) | 1986-01-13 | 1986-01-13 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP294986U JPH0521306Y2 (ja) | 1986-01-13 | 1986-01-13 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62117036U JPS62117036U (ja) | 1987-07-25 |
JPH0521306Y2 true JPH0521306Y2 (ja) | 1993-06-01 |
Family
ID=30782265
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP294986U Expired - Lifetime JPH0521306Y2 (ja) | 1986-01-13 | 1986-01-13 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0521306Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-01-13 JP JP294986U patent/JPH0521306Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62117036U (ja) | 1987-07-25 |
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