JP2528568B2 - グロ―ブボックスの開閉装置 - Google Patents

グロ―ブボックスの開閉装置

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JP2528568B2
JP2528568B2 JP3154887A JP15488791A JP2528568B2 JP 2528568 B2 JP2528568 B2 JP 2528568B2 JP 3154887 A JP3154887 A JP 3154887A JP 15488791 A JP15488791 A JP 15488791A JP 2528568 B2 JP2528568 B2 JP 2528568B2
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glove box
gear
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崇敦 渡辺
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Nihon Plast Co Ltd
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Nihon Plast Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、自動車などの
車両のインストルメントパネルに設けられるグローブボ
ックスの開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の自動車のグローブボックスの開
閉装置は、例えば、実開昭60ー178251号公報に
記載されている構造が知られている。この従来のグロー
ブボックスは、自動車のインストルメントパネルのグロ
ーブボックスを収納する空間部に枠体を固定し、この枠
体の左右にそれぞれ2本のリンクの上端を回動自在に軸
着し、この左右それぞれの2本のリンクの下端をグロー
ブボックスの両側面下端にそれぞれ軸着し、さらに、前
記それぞれ後側のリンクに突設したピンとグローブボッ
クスに突設したピンとにそれぞれ左右の移動規制板に形
成した前後方向のスリットを係合し、グローブボックス
を前方に引出すことにより、グローブボックスは引出し
初期には水平状に移動し、グローブボックスは後側が左
右それぞれ2本のリンクに支持されてピンと移動規制板
のスリットとの係合で規制されながら前側に傾斜され、
グローブボックスが座席に座っている人の膝に当たるこ
とがないようにした構造が採られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構造のグロ
ーブボックスでは、枠体に左右にそれぞれ枢着した2本
のリンクはグローブボックスの両側下端に枢着する配置
関係から各リンクは長く設定する必要があり、左右方向
に動き易く、また、この各リンクを補強した構造として
も、グローブボックスの下端にリンクを枢着したため、
グローブボックスの安定性が悪い問題があった。
【0004】さらに、この従来の構造では、グローブボ
ックスを開くときには、グローブボックスが開くにした
がいリンクの下端はグローブボックスの後部を吊上げる
ようになり、グローブボックスを開く際には、強い力を
必要とし、また、グローブボックスが開いた状態に保持
するためには強固な保持手段を必要とする問題があっ
た。
【0005】本発明は上記問題点に鑑みなされたもの
で、グローブボックスを軽い力で開くことができ、簡単
な構造でグローブボックスを開いた状態に保持でき、グ
ローブボックスを開いたときに、座席に座っている人の
膝にグローブボックスが当たることがないグローブボッ
クスの開閉装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のグローブボック
スの開閉装置は、グローブボックスと、このグローブボ
ックスを収納する収納空間に配設された枠体とを備え、
前記グローブボックスと枠体とのいずれか一方にこのグ
ローブボックスの開閉方向に沿うラック部を形成すると
ともに他方にこのラック部に噛合する歯車の偏心位置を
回転自在に軸支して前記ラック部と歯車との噛合でこの
グローブボックスの前部を支持し、前記枠体に前記グロ
ーブボックスの開閉方向に移動される支持アームを設
け、この支持アームに前記グローブボックスの後方側部
を回動自在に支持したものである。
【0007】
【作用】本発明のグローブボックスの開閉装置は、グロ
ーブボックスを引出すに際して、支持アームを駆動手段
によりグローブボックスの開方向の前側に向けて移動さ
せ、または、グローブボックスの把手部を把持して手動
で引出すと、引出し初期はラック部と歯車との噛合でグ
ローブボックスの前部が支持され、後部は開方向に移動
する支持アームに支持され、グローブボックスは略水平
方向に引出され、歯車の回動で偏心位置を軸支された歯
車の回転中心部とラック部との間の間隔が狭まり、グロ
ーブボックスはアームとの枢着部を中心としてこのグロ
ーブボックスの引出し部側が下方に向って回動される。
【0008】
【実施例】本発明のグローブボックスの開閉装置の一実
施例の構成を図面について説明する。
【0009】図3および図4において、1は自動車の車
室の前部座席に対向して配設されたインストルメントパ
ネルで、このインストルメントパネル1には車室に開口
するグローブボックス2を収納する収納空間3が形成さ
れている。
【0010】また、図1および図2に示すように、この
収納空間3内の上部に配設した略矩形状の枠体4が前部
に設けたブラケット5と両側部に設けたブラケット6と
にてインストルメントパネル1に固定され、この枠体4
の後側中央部には駆動手段、例えば、電動機7が取着さ
れ、この電動機7の駆動軸に設けた歯車8に噛合する歯
車9が前記枠体4の中間部に前後方向に軸支されたボー
ルねじ軸10に設けられ、電動機7の駆動で歯車8,9の
噛合を介してボールねじ軸10が回動されるようになって
いる。
【0011】また、前記枠体4の左右側にそれぞれ案内
軸14が前後方向に向けて軸支され、この左右の案内軸14
にそれぞれ支持アーム15の上端部が前記グローブボック
ス2の開閉方向となる前後方向に摺動自在に嵌合され、
この左右支持アーム15を連結した連結板16には前記ボー
ルねじ軸10に螺合したボールナット17が取付けられてい
る。
【0012】また、前記枠体4の両側後部には下方に突
出した突部18が形成され、この突部18の下端には係止段
部19が形成され、この一方の突部18の係止段部19にアク
チュエータを臨ませたリミットスイッチ20が固定され、
このスイッチ20の動作で前記電動機7は停止される。
【0013】さらに、前記枠体4の両側面の前部には取
付けアーム21がそれぞれ下向きに突設され、この両取付
けアーム21にそれぞれ歯車22の偏心位置が回転自在に軸
支されている。
【0014】また、前記グローブボックス2の両側上部
にはそれぞれ前記左右の歯車22に噛合うラック部25が下
向きに形成されている。また、このグローブボックス2
の両側後部がそれぞれ前記支持アーム15に支軸26にて回
動自在に軸支されている。そして、前記ラック部25と噛
合する歯車22はグローブボックス2の全閉時にこの歯車
22の回転中心部とラック部25との間の間隔を最も広い寸
法とし、この歯車22の半回転とグローブボックス2の全
閉位置から全開位置までのストロークとを等しく設定す
る。
【0015】さらに、このグローブボックス2の両側下
部には前記枠体4の突部18に形成した係止段部19に係脱
されるストッパピン27がそれぞれ突設されている。
【0016】また、前記枠体4には支持アーム15の後退
で動作され前記電動機7を停止させるリミットスイッチ
28が設けられている。
【0017】次にこの実施例の作用を説明する。グロー
ブボックス2を開放するときには、図示しないスイッチ
を閉成して電動機7を駆動させると、歯車8,9の噛合
を介してボールねじ軸10が回転駆動され、このボールね
じ軸10の回転によりボールナット17が前方に移動され、
連結板16が前側に移動すると、支持アーム15に枢着した
グローブボックス2が前方に移動され、グローブボック
ス2は前部がラック部25と歯車22との噛合で支持され、
略水平状態に保持されて開方向に移動される。
【0018】そして、グローブボックス2が先方に移動
するにしたがい歯車22はラック部25との噛合いで回転さ
れ、歯車22の回転中心部とラック部25との間の寸法が順
次狭まり、図5に示すように、グローブボックス2は前
側が下方に支持アーム15との軸支部を中心として回動さ
れながら移動し、歯車22が半回転された状態でグローブ
ボックス2の上面開口部が全開状態となる。
【0019】また、図5に示すように、全閉のa位置か
ら全開のe位置までグローブボックス2が前側に傾斜さ
れながら移動すると、ストッパピン27が前側に向って順
次上方に移動される軌跡を描き、ストッパピン27は回動
されながら移動すると、枠体4の両側突部18に形成した
係止段部19に係合され、グローブボックス2は開状態に
保持され、さらに、ストッパピン27はリミットスイッチ
20を作動させ、電動機7は停止される。
【0020】このように、グローブボックス2は前側に
開放動作の初期には略水平状に移動しながら後側上部を
中心として、後側が上側に吊上げられるように回動して
前側に傾斜されるため、座席に座っている人の膝にグロ
ーブボックス2の前部が当たることがない。
【0021】また、グローブボックス2を閉じるときに
は、図示しないスイッチを閉じると、電動機7が先と反
対方向に駆動され、ボールねじ軸10の回転によりボール
ナット17が後方に移動され、連結板16の移動で支持アー
ム15に枢着したグローブボックス2が後方に移動され、
グローブボックス2はラック部25と歯車22との噛合で支
持されて傾斜状態から略水平状態に保持されて閉じ方向
に移動される。
【0022】そして、グローブボックス2が後方に移動
するにしたがい歯車22はラック部25との噛合いで回転さ
れ、歯車22の回転中心部とラック部25との間の寸法が順
次広がり、図5に示すように、グローブボックス2は前
側が上方に支持アーム15との軸支部を中心として回動さ
れながら移動し、歯車22が半回転された状態でグローブ
ボックス2は収納空間3に収納されて閉塞状態となる。
この状態で支持アーム25がスイッチ28を作動させ、電動
機7が停止される。
【0023】なお、前記ラック部25に噛合する歯車22の
偏心位置を調整することによりグローブボックス2に開
放時の開き角度を調整できる。また、ラック部25はグロ
ーブボックス2と一体に形成することもできるともに別
体に形成して取着することもできる。
【0024】次に他の実施例の構成を図6について、前
記実施例と同一構成部を同一符号で示して説明する。
【0025】この実施例では、ラック部25に噛合する歯
車22を電動機30にて直接回転させるように、取付けアー
ム21に電動機30を取付ける。この構造では、ボールねじ
軸10を省略できる。
【0026】また、前記各実施例では、電動機7,30の
駆動でグローブボックス2を開閉させるようにした構成
について説明したが、エアシリンダなど適宜の駆動手段
にて作動させることもできる。さらに、駆動手段を設け
ることなく、グローブボックス2の前面に設けた把手部
を把持して開閉する構成とすることもできる。
【0027】さらに、前記実施例では、グローブボック
ス2にラック部25を形成し、このラック部25に噛合する
歯車22を枠体4の取付けアーム21に軸支したが、この構
成に限られるものではなく、グローブボックス2の側面
に歯車22を軸支し、枠体4にラック部25を形成すること
もできる。この構造では、歯車22の下部にラック部25が
噛合するようにラック部25を上向きにして歯車22を介し
てグローブボックス2の前部を支持するようにする。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、グローブボックスを引
出すに際して、グローブボックスを引出すと、引出し初
期はラック部と歯車との噛合でグローブボックスの前部
が支持され、後部は開方向に移動するアームに支持さ
れ、グローブボックスは略水平方向に引出されながら歯
車の回動で偏心位置を軸支された歯車の回転中心部とラ
ック部との間の間隔が狭まり、グローブボックスはアー
ムとの枢着部を中心としてこのグローブボックスの引出
し部側が下方に向って回動して開放されるので、グロー
ブボックスは歯車の回転により軽い力で開閉でき、構造
も簡単で安価に得られ、また開放時には、グローブボッ
クスが膝に当たるような不都合もない。さらに、ラック
部に噛合する歯車の軸支偏心位置を調整することにより
グローブボックスの開放時における前側への傾斜角度を
容易に調整できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すグローブボックスの開
閉装置の斜視図である。
【図2】同上グローブボックスの開放時の状態を示す斜
視図である。
【図3】同上自動車のインストルメントパネルの斜視図
である。
【図4】同上グローブボックスの開放時の状態を示す斜
視図である。
【図5】同上動作説明図である。
【図6】本発明の他の実施例を示すグローブボックスの
開閉装置の斜視図である。
【符号の説明】 2 グローブボックス 3 収納空間 4 枠体 15 支持アーム 22 歯車 25 ラック部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グローブボックスと、このグローブボッ
    クスを収納する収納空間に配設された枠体とを備え、前
    記グローブボックスと枠体とのいずれか一方にこのグロ
    ーブボックスの開閉方向に沿うラック部を形成するとと
    もに他方にこのラック部に噛合する歯車の偏心位置を回
    転自在に軸支して前記ラック部と歯車との噛合でこのグ
    ローブボックスの前部を支持し、前記枠体に前記グロー
    ブボックスの開閉方向に移動される支持アームを設け、
    この支持アームに前記グローブボックスの後方側部を回
    動自在に支持したことを特徴とするクローブボックスの
    開閉装置。
JP3154887A 1991-06-26 1991-06-26 グロ―ブボックスの開閉装置 Expired - Lifetime JP2528568B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5904389A (en) * 1997-06-05 1999-05-18 Ford Motor Company Automotive vehicle modular glovebox assembly
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KR100750313B1 (ko) * 2006-11-28 2007-08-17 현대모비스 주식회사 회전형 댐퍼
KR101393924B1 (ko) * 2012-12-21 2014-05-12 현대자동차주식회사 차량용 글로브박스
CN103381776B (zh) * 2013-07-30 2016-04-13 浙江吉利汽车研究院有限公司 一种电动杂物箱
CN111852242A (zh) * 2020-06-18 2020-10-30 北京汽车股份有限公司 传动控制装置及车辆

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2966890B2 (ja) * 1990-05-30 1999-10-25 日産自動車株式会社 グローブボックスの開閉装置

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