JP2528148Y2 - 昇降台付き車椅子入浴装置 - Google Patents
昇降台付き車椅子入浴装置Info
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- JP2528148Y2 JP2528148Y2 JP1670291U JP1670291U JP2528148Y2 JP 2528148 Y2 JP2528148 Y2 JP 2528148Y2 JP 1670291 U JP1670291 U JP 1670291U JP 1670291 U JP1670291 U JP 1670291U JP 2528148 Y2 JP2528148 Y2 JP 2528148Y2
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- door
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、養護老人や身体障害者
等の入浴に供される車椅子入浴装置の改良に関するもの
である。
等の入浴に供される車椅子入浴装置の改良に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】車椅子入浴装置の従来例としては、例え
ば、特公昭58−23103号公報や実公昭53−11
592号公報にみられるものが知られている。
ば、特公昭58−23103号公報や実公昭53−11
592号公報にみられるものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来例のうちの特公昭
58ー23103号公報は、所定量の湯を入れたドアの
ない浴槽を、深いピット内に傾斜姿勢で降下させた格納
位置から上方に扇形動させて水平姿勢位置にまで上昇さ
せ、浴槽が上昇位置にくれば、固定板上に乗って待機す
る車椅子が浴槽内に入るように構成されているのである
が、このような形式のものでは、湯の入った浴槽を扇形
に上昇動させねばならないので、昇降装置に大なる強度
が要求されて大掛かりになり、駆動能力も大きなものが
必要になる欠点がある。
58ー23103号公報は、所定量の湯を入れたドアの
ない浴槽を、深いピット内に傾斜姿勢で降下させた格納
位置から上方に扇形動させて水平姿勢位置にまで上昇さ
せ、浴槽が上昇位置にくれば、固定板上に乗って待機す
る車椅子が浴槽内に入るように構成されているのである
が、このような形式のものでは、湯の入った浴槽を扇形
に上昇動させねばならないので、昇降装置に大なる強度
が要求されて大掛かりになり、駆動能力も大きなものが
必要になる欠点がある。
【0004】その点、実公昭53−11592号公報の
装置は、浴槽の周壁の一部に出入口を開設して、その出
入口をドアで密封閉塞するように構成し、浴槽への車椅
子の出入りは、ドア開放状態の出入口から行うようにな
っているので、前者に比べると、装置が簡潔でコスト低
廉であり、使用面でも比較的便利ではあるけれども、つ
ぎのような難点が残っていた。
装置は、浴槽の周壁の一部に出入口を開設して、その出
入口をドアで密封閉塞するように構成し、浴槽への車椅
子の出入りは、ドア開放状態の出入口から行うようにな
っているので、前者に比べると、装置が簡潔でコスト低
廉であり、使用面でも比較的便利ではあるけれども、つ
ぎのような難点が残っていた。
【0005】つまり、当該形式の装置にあっては、浴槽
の底壁上面と床面とが面一に揃っていると、車椅子が、
床面から浴槽の底壁上面に、或いはその逆に浴槽の底壁
上面から床面に乗り移る場合に傾くことがないので、入
浴者に不安感を持たせず、又、介助労力少なく行えるの
であるけれども、浴槽の底壁上面と床面とを面一にする
為に浴槽を床から掘り下げて据えると、ドアの開閉がで
きなくなり、単に浴槽を床上に据え置くだけであれば、
浴槽の底壁上面と床面との間にできる段差をなくすこと
ができないものであった。
の底壁上面と床面とが面一に揃っていると、車椅子が、
床面から浴槽の底壁上面に、或いはその逆に浴槽の底壁
上面から床面に乗り移る場合に傾くことがないので、入
浴者に不安感を持たせず、又、介助労力少なく行えるの
であるけれども、浴槽の底壁上面と床面とを面一にする
為に浴槽を床から掘り下げて据えると、ドアの開閉がで
きなくなり、単に浴槽を床上に据え置くだけであれば、
浴槽の底壁上面と床面との間にできる段差をなくすこと
ができないものであった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、入浴者に不安
感を与えず、少ない介助労力でもって浴槽への車椅子の
出入りを良好に行えるようにすることを目的とするもの
で、この目的達成のために、本考案における車椅子入浴
装置は、浴槽の周壁の一部に出入口を開設するととも
に、この出入口を密封閉塞するドアを設け、ドア開放状
態の出入口から車椅子を浴槽内に出入りさせる車椅子入
浴装置において、車椅子を水平姿勢に維持した侭で床面
から浴槽の底壁上面に乗り移らせ、或いはその逆に浴槽
の底壁上面から床面に乗り移らせることができる昇降台
を設けてあることを特徴とする。
感を与えず、少ない介助労力でもって浴槽への車椅子の
出入りを良好に行えるようにすることを目的とするもの
で、この目的達成のために、本考案における車椅子入浴
装置は、浴槽の周壁の一部に出入口を開設するととも
に、この出入口を密封閉塞するドアを設け、ドア開放状
態の出入口から車椅子を浴槽内に出入りさせる車椅子入
浴装置において、車椅子を水平姿勢に維持した侭で床面
から浴槽の底壁上面に乗り移らせ、或いはその逆に浴槽
の底壁上面から床面に乗り移らせることができる昇降台
を設けてあることを特徴とする。
【0007】前記昇降台は、浴槽の出入口の前方部分に
配設される昇降移乗機構とする。
配設される昇降移乗機構とする。
【0008】さらに、ドアの開放を検出するドアセンサ
と、ドアセンサが働いているときにのみ昇降台を作動可
能にする制御部とを備えて構成する。
と、ドアセンサが働いているときにのみ昇降台を作動可
能にする制御部とを備えて構成する。
【0009】
【実施例】次に、本考案の実施例を、図によって説明す
る。図1は本考案による車椅子入浴装置の全体斜視図、
図2は本考案による車椅子入浴装置の全体側面図、図3
は同じく全体平面図、図4は本考案による車椅子入浴装
置の作動説明図、図5は第二実施例を示す全体側面図、
図6は第三実施例を示す全体側面図である。
る。図1は本考案による車椅子入浴装置の全体斜視図、
図2は本考案による車椅子入浴装置の全体側面図、図3
は同じく全体平面図、図4は本考案による車椅子入浴装
置の作動説明図、図5は第二実施例を示す全体側面図、
図6は第三実施例を示す全体側面図である。
【0010】図1において、(1)は浴槽、(6)はリ
ザ−ブタンクであり、両者は給湯ラインで連通接続さ
れ、リザ−ブタンク(6)から浴槽(1)に、浴槽
(1)からリザ−ブタンク(6)に湯を移行することが
できるようになっている。
ザ−ブタンクであり、両者は給湯ラインで連通接続さ
れ、リザ−ブタンク(6)から浴槽(1)に、浴槽
(1)からリザ−ブタンク(6)に湯を移行することが
できるようになっている。
【0011】浴槽(1)の周壁の正面部分は開口され
て、図示されていない車椅子が出入りする出入口(2)
が設けられ、その出入口(2)にはドア(3)が設けら
れるとともに、出入口(2)の前方部分には、昇降台
(4)の実施例である昇降移乗機構(16)が設置され
ている。
て、図示されていない車椅子が出入りする出入口(2)
が設けられ、その出入口(2)にはドア(3)が設けら
れるとともに、出入口(2)の前方部分には、昇降台
(4)の実施例である昇降移乗機構(16)が設置され
ている。
【0012】また、前記ドア(3)は、その縦方向の一
辺部を出入口の縁辺部である一方の縦縁辺部にヒンジ
(7)装着して開閉自在に取り付けられ、閉塞状態にお
いて出入口(2)を密封できるようになっている。
辺部を出入口の縁辺部である一方の縦縁辺部にヒンジ
(7)装着して開閉自在に取り付けられ、閉塞状態にお
いて出入口(2)を密封できるようになっている。
【0013】そして、浴槽(1)とリザ−ブタンク
(6)間の湯の移行、ドア(3)の開閉、昇降台(4)
の作動等は、浴槽(1)の外部に装設される制御部
(8)によって所期のように操作できるようになってい
る。
(6)間の湯の移行、ドア(3)の開閉、昇降台(4)
の作動等は、浴槽(1)の外部に装設される制御部
(8)によって所期のように操作できるようになってい
る。
【0014】なお、(9)は浴槽内に新しい湯を投入す
る給湯口、(10)はオ−バ−フロ−口、(FL)は床
面である。
る給湯口、(10)はオ−バ−フロ−口、(FL)は床
面である。
【0015】昇降台である昇降移乗機構(16)は、図
2、図3、図4に見られるように床を僅かに掘り込んだ
凹所に据付けられるもので、基台(11)と昇降機構
(12)と昇降機構によって上下動されようになった昇
降水平板(13)とで構成される。昇降機構(12)は
X字状に組んだフレームでなるXフレーム(18)と、
Xフレームを作動させる油圧シリンダ(22)と、油圧
制御部(19)からなる。昇降水平板(13)は、少な
くともドア(3)の下辺に干渉しない高さで床面(F
L)と面一になる下降位置(図2参照)と、上面が浴槽
(1)の底壁上面(1a)に面一に揃う上昇位置(図4
参照)とに維持できるように構成されている。
2、図3、図4に見られるように床を僅かに掘り込んだ
凹所に据付けられるもので、基台(11)と昇降機構
(12)と昇降機構によって上下動されようになった昇
降水平板(13)とで構成される。昇降機構(12)は
X字状に組んだフレームでなるXフレーム(18)と、
Xフレームを作動させる油圧シリンダ(22)と、油圧
制御部(19)からなる。昇降水平板(13)は、少な
くともドア(3)の下辺に干渉しない高さで床面(F
L)と面一になる下降位置(図2参照)と、上面が浴槽
(1)の底壁上面(1a)に面一に揃う上昇位置(図4
参照)とに維持できるように構成されている。
【0016】また、図3に表れているように、ドア
(3)がヒンジ装着される側の浴槽(1)の外部から、
ドア(3)の最大開動位置にストッパ−(14)が延出
され、該ストッパ−(14)にドア(3)が確実に開い
たことを検出するドアセンサ(5)が設置される。
(3)がヒンジ装着される側の浴槽(1)の外部から、
ドア(3)の最大開動位置にストッパ−(14)が延出
され、該ストッパ−(14)にドア(3)が確実に開い
たことを検出するドアセンサ(5)が設置される。
【0017】ドアセンサ(5)は、前述の制御部(8)
に連係され、ドア(5)が開いていることを検出した信
号を制御部(8)に投入し、このときにのみ昇降移乗機
構(16)が作動可能となるように制御部(8)の制御
回路をコントロ−ルするように構成されている。
に連係され、ドア(5)が開いていることを検出した信
号を制御部(8)に投入し、このときにのみ昇降移乗機
構(16)が作動可能となるように制御部(8)の制御
回路をコントロ−ルするように構成されている。
【0018】このように構成される入浴装置を用いて入
浴をするに際しては、先ず、第一に昇降移乗機構(1
6)の昇降水平板(13)を確実に下降させる。昇降水
平板(13)の上面が床面(FL)と面一になる下降位
置に動かして維持する。
浴をするに際しては、先ず、第一に昇降移乗機構(1
6)の昇降水平板(13)を確実に下降させる。昇降水
平板(13)の上面が床面(FL)と面一になる下降位
置に動かして維持する。
【0019】第二に、この状態においては、ドア(3)
が昇降移乗機構(16)に干渉しないので浴槽(1)内
に湯がないことを確認した上でドア(3)を開く。
が昇降移乗機構(16)に干渉しないので浴槽(1)内
に湯がないことを確認した上でドア(3)を開く。
【0020】開動するドア(3)がストッパ−(11)
に当接する所定の開き位置にまで動くと、その状態をド
アセンサ(5)が検出し、昇降移乗機構(16)が作動
可能になる。
に当接する所定の開き位置にまで動くと、その状態をド
アセンサ(5)が検出し、昇降移乗機構(16)が作動
可能になる。
【0021】第三に、床面(FL)側から昇降水平板
(13)上に車椅子を乗り移らせるのであるが、その乗
り移りは、昇降水平板(13)の上面と床面(FL)と
が面一になっているので、車椅子は傾くことなく水平姿
勢に維持され、また、走行抵抗少なく円滑に移行する。
(13)上に車椅子を乗り移らせるのであるが、その乗
り移りは、昇降水平板(13)の上面と床面(FL)と
が面一になっているので、車椅子は傾くことなく水平姿
勢に維持され、また、走行抵抗少なく円滑に移行する。
【0022】第四に、車椅子が乗った昇降水平板(1
3)を制御部(8)の操作でもって上昇動させて、昇降
水平板(13)の上面が浴槽(1)の底壁上面(1a)
に面一に揃う上昇位置に移動させる。
3)を制御部(8)の操作でもって上昇動させて、昇降
水平板(13)の上面が浴槽(1)の底壁上面(1a)
に面一に揃う上昇位置に移動させる。
【0023】第五に、昇降水平板(13)上から浴槽の
底壁上面(1a)側に車椅子を走行移動させる。
底壁上面(1a)側に車椅子を走行移動させる。
【0024】この走行移動時にも、床面(FL)から昇
降水平板(13)上へ走行移動の場合と同じように、車
椅子は傾くことなく水平姿勢に維持され、走行抵抗は少
なく振動も少なく円滑に移行する。
降水平板(13)上へ走行移動の場合と同じように、車
椅子は傾くことなく水平姿勢に維持され、走行抵抗は少
なく振動も少なく円滑に移行する。
【0025】第六に、浴槽(1)内の所定位置に車椅子
を入れた後、昇降水平板(13)をドア(3)に干渉し
ない下降位置に戻してドア(3)を閉める。ドアを閉め
ることによって出入口(2)が密封閉塞される。
を入れた後、昇降水平板(13)をドア(3)に干渉し
ない下降位置に戻してドア(3)を閉める。ドアを閉め
ることによって出入口(2)が密封閉塞される。
【0026】第七に、新しい湯を供給する湯源、あるい
はリザ−ブタンク(6)から浴槽(1)内に湯を投入し
て入浴する。
はリザ−ブタンク(6)から浴槽(1)内に湯を投入し
て入浴する。
【0027】尚、浴槽内に湯が有るとドアが開かないよ
うにするフロート式ロック機構(図示省略)と、ドアが
確実に閉まっていない時即ち出入口(2)に設けたリミ
ットスイッチ(23)が作動していない時は浴槽に湯が
供給されない機構が、適宜構成される。
うにするフロート式ロック機構(図示省略)と、ドアが
確実に閉まっていない時即ち出入口(2)に設けたリミ
ットスイッチ(23)が作動していない時は浴槽に湯が
供給されない機構が、適宜構成される。
【0028】入浴が終われば、浴槽の湯の排出、ドア開
放、昇降水平板)の上昇、浴槽底壁上面から昇降水平板
上への車椅子の移動、昇降水平板の下降、昇降水平板上
から床面への車椅子の移動を順次行うことにより、浴槽
内に入る時と同じように車椅子を水平姿勢に保ち円滑に
移動させて退浴できるのである。
放、昇降水平板)の上昇、浴槽底壁上面から昇降水平板
上への車椅子の移動、昇降水平板の下降、昇降水平板上
から床面への車椅子の移動を順次行うことにより、浴槽
内に入る時と同じように車椅子を水平姿勢に保ち円滑に
移動させて退浴できるのである。
【0029】車椅子を昇降水平板上へ移動する際、昇降
水平板の平面形状を適宜都合の良い形状になして、車椅
子が移動時の勢いによって昇降水平板から脱落しないよ
うに工夫している。
水平板の平面形状を適宜都合の良い形状になして、車椅
子が移動時の勢いによって昇降水平板から脱落しないよ
うに工夫している。
【0030】図5は、本考案の第二実施例を示してお
り、この例においては、浴槽(1)と、昇降移乗機構
(16)の双方を、僅かに掘り込んだ凹所に設けて、浴
槽(1)の底壁上面(1a)と、昇降移乗機構(16)
の昇降水平板(13)の上面と、床面(FL)を連続状
態で面一に揃わせて、車椅子を床面(FL)から浴槽
(1)内への進入走行及び浴槽(1)から床面(FL)
への退出走行を一気に行い得るように構成している。昇
降移乗機構(16)の昇降水平板(13)は、浴槽
(1)の底壁上面(1a)及び床面(FL)と面一に揃
う通常位置から、ドアの開閉に支障を与えない下降位置
に動かせるように設けている。
り、この例においては、浴槽(1)と、昇降移乗機構
(16)の双方を、僅かに掘り込んだ凹所に設けて、浴
槽(1)の底壁上面(1a)と、昇降移乗機構(16)
の昇降水平板(13)の上面と、床面(FL)を連続状
態で面一に揃わせて、車椅子を床面(FL)から浴槽
(1)内への進入走行及び浴槽(1)から床面(FL)
への退出走行を一気に行い得るように構成している。昇
降移乗機構(16)の昇降水平板(13)は、浴槽
(1)の底壁上面(1a)及び床面(FL)と面一に揃
う通常位置から、ドアの開閉に支障を与えない下降位置
に動かせるように設けている。
【0031】図5には表わしていないが、最初に開示し
実施例と同様に、ドアが確実に開いていないと昇降機構
は上昇動しないよう、ストッパーとドアセンサが浴槽に
装備されている。
実施例と同様に、ドアが確実に開いていないと昇降機構
は上昇動しないよう、ストッパーとドアセンサが浴槽に
装備されている。
【0032】図5に示す昇降機構(12)は、伸縮部材
である伸縮柱(20)と伸縮柱を制御する制御ボックス
(21)でなり、複数の伸縮柱(20)で昇降水平板
(13)を支持している。
である伸縮柱(20)と伸縮柱を制御する制御ボックス
(21)でなり、複数の伸縮柱(20)で昇降水平板
(13)を支持している。
【0033】したがって、この例によれば、床面(F
L)と浴槽の底壁上面(1a)間の車椅子の水平移動が
一気連続状に短時間に行えるので、この点は、第二実施
例の長所である。
L)と浴槽の底壁上面(1a)間の車椅子の水平移動が
一気連続状に短時間に行えるので、この点は、第二実施
例の長所である。
【0034】また、図6は、本考案の第三実施例を示し
ており、この例においては、前記昇降台(4)が、浴槽
(1)自体を床面(FL)に対して昇降動させる機構に
構成されている。
ており、この例においては、前記昇降台(4)が、浴槽
(1)自体を床面(FL)に対して昇降動させる機構に
構成されている。
【0035】つまり、床面(FL)から僅かに掘り込ん
だピット(17)内に設置する昇降台(4)でもって浴
槽(1)を直接昇降可能に支え、ドア(3)を開閉する
際には、ピットの側壁及び床面にドア(3)の下部が干
渉しない高さ位置に浴槽を上昇させてドアを開くと、そ
のドアが床面(FL)の対応位置に予め開設されている
ドア落とし込み溝(15)に合致し、しかる後、浴槽
(1)を設定位置に下降させていくと、ドア(3)の下
部がドア落とし込み溝(15)に入り込みながら浴槽が
下降して、浴槽の底壁上面(1a)が床面(FL)と面
一に揃い、ドアが開いた出入口(2)からの車椅子の水
平走行移動が行えるよう構成している。
だピット(17)内に設置する昇降台(4)でもって浴
槽(1)を直接昇降可能に支え、ドア(3)を開閉する
際には、ピットの側壁及び床面にドア(3)の下部が干
渉しない高さ位置に浴槽を上昇させてドアを開くと、そ
のドアが床面(FL)の対応位置に予め開設されている
ドア落とし込み溝(15)に合致し、しかる後、浴槽
(1)を設定位置に下降させていくと、ドア(3)の下
部がドア落とし込み溝(15)に入り込みながら浴槽が
下降して、浴槽の底壁上面(1a)が床面(FL)と面
一に揃い、ドアが開いた出入口(2)からの車椅子の水
平走行移動が行えるよう構成している。
【0036】第三実施例では、浴槽を上昇させてから湯
を供給し、昇降機構が上昇駆動する時にはいつも浴槽内
に湯が無い軽量状態であるようにした制御システムを構
成し、昇降機構の小型化、小容量化を図っている。
を供給し、昇降機構が上昇駆動する時にはいつも浴槽内
に湯が無い軽量状態であるようにした制御システムを構
成し、昇降機構の小型化、小容量化を図っている。
【0037】
【考案の効果】以上に説明してきたように、本考案にお
ける車椅子入浴装置は、浴槽の周壁の一部に出入口を開
設するとともに、この出入口を密封閉塞するドアを設
け、ドア開放状態の出入口から車椅子を浴槽内に出入り
させる車椅子入浴装置において、車椅子を水平姿勢に維
持して床面から浴槽の底壁上面に乗り移らせ、或いはそ
の逆に浴槽の底壁上面から床面に乗り移らせることがで
きる昇降台を設けてあることを特徴とするものであるの
で、構造が比較的簡単でありながら、床面から浴槽の出
入口を通っての浴槽内への車椅子の進入走行移動及びそ
の逆の車椅子の退出走行移動を、車椅子を傾斜させず水
平状態に保ったままで振動が小さく円滑に行える。
ける車椅子入浴装置は、浴槽の周壁の一部に出入口を開
設するとともに、この出入口を密封閉塞するドアを設
け、ドア開放状態の出入口から車椅子を浴槽内に出入り
させる車椅子入浴装置において、車椅子を水平姿勢に維
持して床面から浴槽の底壁上面に乗り移らせ、或いはそ
の逆に浴槽の底壁上面から床面に乗り移らせることがで
きる昇降台を設けてあることを特徴とするものであるの
で、構造が比較的簡単でありながら、床面から浴槽の出
入口を通っての浴槽内への車椅子の進入走行移動及びそ
の逆の車椅子の退出走行移動を、車椅子を傾斜させず水
平状態に保ったままで振動が小さく円滑に行える。
【0038】従って、入浴者は不安感を生ずることな
く、安楽に入浴でき、又、介助者には、介助労力が極め
て低減されて、好都合な入浴が行なえる利点がある。
く、安楽に入浴でき、又、介助者には、介助労力が極め
て低減されて、好都合な入浴が行なえる利点がある。
【図1】本考案による昇降台付き車椅子入浴装置の全体
斜視図である。
斜視図である。
【図2】本考案による昇降台付き車椅子入浴装置の全体
側面図である。
側面図である。
【図3】本考案による昇降台付き車椅子入浴装置の全体
平面図である。
平面図である。
【図4】本考案による昇降台付き車椅子入浴装置の作動
状態を示す説明図である。
状態を示す説明図である。
【図5】本考案の第二実施例の昇降台付き車椅子入浴装
置を示す側面図である。
置を示す側面図である。
【図6】本考案の第三実施例の昇降台付き車椅子入浴装
置を示す側面図である。
置を示す側面図である。
1 浴槽 1a 底壁上面 2 出入口 3 ドア 4 昇降台 5 ドアセンサ 8 制御部 16 昇降移乗機構 FL 床面
Claims (3)
- 【請求項1】 浴槽(1)の周壁の一部に出入口(2)
を開設すると共に、この出入口(2)を密封閉塞するド
ア(3)を設け、ドア開放状態の出入口(2)から車椅
子を浴槽内に出入りさせる車椅子入浴装置において、車
椅子を水平姿勢に維持して床面(FL)から浴槽(1)
の底壁上面(1a)に乗り移らせ、或いはその逆に浴槽
(1)の底壁上面(1a)から床面(FL)に乗り移ら
せることができる昇降台(4)を設けてあることを特徴
とする昇降台付き車椅子入浴装置。 - 【請求項2】 昇降台(4)が、浴槽の出入口(2)の
前方部分に配設される昇降移乗機構(16)である請求
項1記載の昇降台付き車椅子入浴装置。 - 【請求項3】 ドア(3)の開放を検出するドアセンサ
(5)と、ドアセンサが働いているときにのみ昇降台
(4)を作動可能にする制御部(8)とを備えている請
求項1記載の昇降台付き車椅子入浴装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1670291U JP2528148Y2 (ja) | 1991-01-28 | 1991-01-28 | 昇降台付き車椅子入浴装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1670291U JP2528148Y2 (ja) | 1991-01-28 | 1991-01-28 | 昇降台付き車椅子入浴装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0588540U JPH0588540U (ja) | 1993-12-03 |
JP2528148Y2 true JP2528148Y2 (ja) | 1997-03-05 |
Family
ID=11923620
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1670291U Expired - Lifetime JP2528148Y2 (ja) | 1991-01-28 | 1991-01-28 | 昇降台付き車椅子入浴装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2528148Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10110715A1 (de) * | 2001-03-07 | 2002-09-12 | Paul-Johnny Johansson | Vorrichtung zum Duschen oder Baden |
-
1991
- 1991-01-28 JP JP1670291U patent/JP2528148Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0588540U (ja) | 1993-12-03 |
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