JP2527770Y2 - ガス絶縁変流器 - Google Patents

ガス絶縁変流器

Info

Publication number
JP2527770Y2
JP2527770Y2 JP3368391U JP3368391U JP2527770Y2 JP 2527770 Y2 JP2527770 Y2 JP 2527770Y2 JP 3368391 U JP3368391 U JP 3368391U JP 3368391 U JP3368391 U JP 3368391U JP 2527770 Y2 JP2527770 Y2 JP 2527770Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
latch
container
coil unit
secondary coil
current transformer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3368391U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04127628U (ja
Inventor
俊夫 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissin Electric Co Ltd filed Critical Nissin Electric Co Ltd
Priority to JP3368391U priority Critical patent/JP2527770Y2/ja
Publication of JPH04127628U publication Critical patent/JPH04127628U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2527770Y2 publication Critical patent/JP2527770Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transformers For Measuring Instruments (AREA)
  • Transformer Cooling (AREA)
  • Housings And Mounting Of Transformers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、絶縁ガスを封入した容
器内に変流器本体を収納してなるガス絶縁変流器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】ガス絶縁変流器は、1次導体と、該1次
導体を取り囲むリング状鉄心及び該鉄心に巻回された2
次コイルを含む2次コイルユニットとからなる変流器本
体を、SF6 ガス等の絶縁ガスが封入された容器内に収
納したものである。通常2次コイルはシールドケース内
に配置され、該シールドケースの電位は接地電位に固定
されている。
【0003】図5は従来のこの種の変流器の要部を示し
たもので、同図において1はベースBの上に固定された
碍管、2は碍管1の上に支持された金属容器である。容
器2内には、1次導体3と、1次導体を取囲むリング状
鉄心4に巻回された2次コイル5を中空環状のシールド
ケース6内に収納した構造の2次コイルユニット7とか
らなる変流器本体が収納され、シールドケース6は、斜
めに配置された柱状の2本の絶縁支持物8により支持さ
れている。また碍管1内には金属製の支持管9が配置さ
れて、該支持管の上端がシールドケース6に接続され、
2次コイルから導出された2次リード線が支持管9内を
通して、ベースB内に導入されている。碍管1内及び容
器2内には、SF6 ガスが所定の圧力で封入されてい
る。1次導体3はその一端が容器2に電気的に接続さ
れ、容器2が1次導体と同電位に保たれている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】図5の変流器のよう
に、2次コイルユニット7を斜めに配置された2本の絶
縁支持物8により支持する構造を採用すると、SF6
スよりも誘電率が高い絶縁支持物8,8により電界が乱
されるため、1次導体周辺の電界分布が複雑になってそ
の計算が困難になり、絶縁設計が難しくなるという問題
があった。
【0005】1次導体周辺の電界分布が複雑になるのを
避けるため、支持管9のみにより2次コイルユニットを
支持することも考えられるが、このようにした場合に
は、2次コイルユニットの支持強度を、輸送時の振動に
耐え得る程度に十分に高くすることができないという問
題があった。
【0006】本考案の目的は、輸送時の強度を低下させ
ることなく、2次コイルユニットの支持構造を簡単にし
て、絶縁設計を容易にすることができるようにしたガス
絶縁変流器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、碍管の上端に
支持した金属容器内に1次導体と2次コイルユニットと
からなる変流器本体を収納し、碍管内に設けられた金属
製の支持管により2次コイルユニットを支持したガス絶
縁変流器に係わるものである。
【0008】本考案においては、2次コイルユニットに
かんぬきの先端を受け止めるかんぬき受部を設ける。金
属容器のかんぬき受部に対向する箇所にかんぬき挿入孔
を有するガイド部材を取り付け、ガイド部材にはかんぬ
き挿入孔を気密に閉じる蓋を着脱可能に取り付ける。
【0009】変流器の輸送時にはガイド部材のかんぬき
挿入孔を通して容器内に挿入したかんぬきの先端をかん
ぬき受部に受け止めさせ、該かんぬきを介して2次コイ
ルユニットを容器に対して支えるようにする。
【0010】
【作用】上記のように容器の外部からかんぬきを取り付
けることができるようにして、輸送時にかんぬきを取り
付けることにより2次コイルユニットを容器に対して支
えるようにすると、輸送時の2次コイルユニットの支持
強度を高めることができる。
【0011】また変流器を現地に据え付けた後には、か
んぬきを外すことができるため、運転時には2次コイル
ユニットの支持構造を簡単にすることができる。従って
1次導体の周辺の電界分布が乱れるのを防ぐことがで
き、絶縁設計を容易にすることができる。
【0012】
【実施例】図1は本考案の実施例を示したもので、同図
においてBはベース、1はベースの上に下端が固定され
た碍管である。2は碍管1の上端に固定された金属容器
である。碍管1内にはアルミニウムなどからなる支持管
9が配置され、該支持管の下端はベースBに固定されて
いる。
【0013】容器2内には、中空環状のシールドケース
6が、その軸線を水平方向に向けた状態で配置され、該
シールドケース6は支持管9の上端に接続されている。
シールドケース6内には、リング状の鉄心4にトロイダ
ル状に均一に分布巻きされた2次コイル5が、複数個横
方向に並べて配置され、これらの2次コイルから引き出
された2次リード線は、支持管9内を通してベースB内
に設けられた端子箱まで導かれている。鉄心4、2次コ
イル5及びシールドケース6により2次コイルユニット
7が構成されている。
【0014】容器2内にはまた、シールドケース6の軸
心部を貫通して水平方向にのびる1次導体3が収納さ
れ、該1次導体3の一端3aは容器2を気密に貫通して
外部に導出され、他端3bは容器2に絶縁ブッシング1
0を介して取り付けられた導体11に接続されている。
1次導体3の一端は容器2に電気的に接続され、これに
より容器2が1次導体3と同電位に保たれている。ガス
容器2内及び碍管1内にはSF6 ガスが所定の圧力で封
入されている。
【0015】本実施例においては、シールドケース6の
上部にかんぬき受け部21が取り付けられている。また
容器2のかんぬき受け部に対向する部分にかんぬき挿入
孔22aを有するガイド部材22が取り付けられ、この
ガイド部材には、かんぬき挿入孔を気密に閉じる蓋23
が着脱可能に取付けられている。
【0016】図3に示したように、かんぬき受け部21
は、かんぬき24の先端を受け止める穴21aを有する
金具からなり、溶接によりシールドケース6に固定され
ている。ガイド部材22は一端にフランジ22bを備え
た管状体からなり、そのフランジ22bが容器2に溶接
されている。ガイド部材22はその内側のかんぬき挿入
孔22aをかんぬき受部21の穴21aと整合させた状
態で設けられ、かんぬき24をかんぬき挿入孔22aを
通して容器1内に挿入したときに、該かんぬき24の先
端が穴21aに嵌合するようになっている。蓋23は袋
ナットからなっていて、ガイド部材22の外周に設けら
れたねじ22cに結合されている。蓋23の底面にはO
リング25が取り付けられ、蓋23をガイド部材22に
取り付けた状態でOリング25により気密が保持される
ようになっている。
【0017】上記の実施例において、変流器を輸送する
際には、図1及び図3に示したように、ガイド部材22
のかんぬき挿入孔22aを通して丸棒状のかんぬき24
を容器24内に挿入し、該かんぬきの先端をかんぬき受
部21の穴21aに嵌合させる。この状態で蓋23を取
り付けてかんぬき24を押さえ込むとともに、かんぬき
挿入孔22aを気密に閉じる。このようにかんぬきを取
り付けると、該かんぬきを介して2次コイルユニット7
を容器2に対して支えることができるため、輸送時の振
動に耐えさせることができる。
【0018】変流器を現地に据え付けた後、蓋23を外
してかんぬき24を引き抜き、蓋23を取り付けてかん
ぬき挿入孔22aを気密に閉じる。蓋23を外したとき
にはガスが漏れるが、輸送時には容器2が0.5kgf/ cm
2 程度まで減圧されているため、作業を手早く行うこと
によりガスの漏れを少なくすることができる。ガイド部
材22に蓋23を取り付けた後、碍管1内及び容器2内
にSF6 ガスを定格圧力まで充填する。
【0019】上記実施例のように構成すると、運転時に
は2次コイルユニット7が対地電位にある支持管9のみ
により支えられているため、1次導体3の対地絶縁がS
6ガスのみにより行われる。従って1次導体周辺の電
界分布が乱れることがないため、電界の計算を容易に行
うことができ、絶縁設計を容易にすることができる。ま
た輸送時には2次コイルユニットの重量を支持管とかん
ぬきとの双方により支えることができるため、輸送時の
振動に対して十分な支持強度を得ることができる。
【0020】図2は本考案の他の実施例を示したもの
で、この実施例では、かんぬき24を水平方向に取り付
けるようにかんぬき受部21とガイド部材23とを取付
けている。その他の点は図1に示した実施例と同様であ
る。
【0021】上記の各実施例では、運転時に支持管9の
みにより2次コイルユニット7を支えるようにしている
が、図2に鎖線で示したように、容器2の低壁部に絶縁
スペーサ30を取り付けて、該絶縁スペーサにより2次
コイルユニット7を支える場合にも、かんぬき24を取
り付け得るようにしておくことにより、輸送時に絶縁ス
ペーサ30にかかる負担を軽減できるので、輸送時の支
持強度を高めることができる。
【0022】上記の各実施例では、かんぬき24の先端
をかんぬき受部21の穴21a内に嵌合させる構造とし
たが、穴21aの内周に雌ねじを設けるとともに、かん
ぬき24の先端に雄ねじを設けて、かんぬきの先端の雄
ねじをかんぬき受部21のねじ穴にねじ込む構造とする
こともできる。この場合には、かんぬき21の後端部
(ガイド部材22側の端部)に六角穴等の非円形の穴を
設けて、該非円形の穴に工具を挿入することによりかん
ぬきのねじ込み作業を行うようにする。
【0023】
【考案の効果】以上のように、本考案によれば、容器の
外部からかんぬきを取り付けることができるようにし
て、輸送時にかんぬきを取り付けることにより2次コイ
ルユニットを容器に対して支えるようにしたので、輸送
時の2次コイルユニットの支持強度を高めることができ
る利点がある。
【0024】また変流器を現地に据え付けた後には、か
んぬきを外すことができるため、運転時には2次コイル
ユニットの支持構造を簡単にすることができる。従って
1次導体の周辺の電界分布が乱れるのを防ぐことがで
き、絶縁設計を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示した縦断面図である。
【図2】本考案の他の実施例を示した縦断面図である。
【図3】本考案の実施例においてかんぬきを取り付けた
状態を示す要部拡大断面図である。
【図4】本考案の実施例においてかんぬきを外した状態
を示した要部拡大断面図である。
【図5】従来の変流器を示した縦断面図である。
【符号の説明】
1…碍管、2…容器、3…1次導体、4…鉄心、5…2
次コイル、6…シールドケース、7…2次コイルユニッ
ト、21…かんぬき受部、22…ガイド部材、22a…
かんぬき挿入孔、23…蓋、24…かんぬき。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 碍管の上端に支持した金属容器内に1次
    導体と2次コイルユニットとからなる変流器本体を収納
    し、前記碍管内に設けられた金属製の支持管により前記
    2次コイルユニットを支持してなるガス絶縁変流器にお
    いて、前記2次コイルユニットにかんぬきの先端を受け
    止めるかんぬき受部が設けられ、前記金属容器の前記か
    んぬき受部に対向する箇所にかんぬき挿入孔を有するガ
    イド部材が取付けられ、前記ガイド部材には前記かんぬ
    き挿入孔を気密に閉じる蓋が着脱可能に取り付けられ、
    前記かんぬき挿入孔を通して前記容器内に挿入したかん
    ぬきの先端を前記かんぬき受部に受け止めさせることに
    より、前記2次コイルユニットを前記容器に対して支え
    ることができるようにしたことを特徴とするガス絶縁変
    流器。
JP3368391U 1991-05-14 1991-05-14 ガス絶縁変流器 Expired - Fee Related JP2527770Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3368391U JP2527770Y2 (ja) 1991-05-14 1991-05-14 ガス絶縁変流器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3368391U JP2527770Y2 (ja) 1991-05-14 1991-05-14 ガス絶縁変流器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04127628U JPH04127628U (ja) 1992-11-20
JP2527770Y2 true JP2527770Y2 (ja) 1997-03-05

Family

ID=31916269

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3368391U Expired - Fee Related JP2527770Y2 (ja) 1991-05-14 1991-05-14 ガス絶縁変流器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2527770Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2955729A1 (de) 2014-06-13 2015-12-16 Siemens Aktiengesellschaft Stützvorrichtung eines Aktivteils eines Stromwandlers

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04127628U (ja) 1992-11-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2527770Y2 (ja) ガス絶縁変流器
JPS62183103A (ja) 高圧変流器およびその製造方法
CN201174556Y (zh) 陶瓷-金属封接的高压真空穿墙件
JP2543346Y2 (ja) ガス絶縁変流器
JPH05326303A (ja) ガス絶縁変流器
CN110517871B (zh) 内中外三屏蔽变压器
JPH079561Y2 (ja) 電気機器
JPS63289912A (ja) ガス絶縁変流器
JP2590674Y2 (ja) 二重比変流器
CN215300363U (zh) 一种接线装置和电机
JP2552377Y2 (ja) ガス絶縁試験用変圧器
CN201017761Y (zh) 500kV SF6绝缘电流互感器
JP3796871B2 (ja) ガス絶縁変流器
JPS5937942Y2 (ja) ガスブツシング
JPS647542Y2 (ja)
JPH0353525Y2 (ja)
JPH0543525U (ja) ガス絶縁変流器
JPS6228732Y2 (ja)
JPH027452Y2 (ja)
JPS6135685B2 (ja)
JPH0641301Y2 (ja) 電気機器
JPH0644247Y2 (ja) 電気機器
JPH046179Y2 (ja)
JPS6184615U (ja)
JPH09232170A (ja) ガス絶縁開閉装置用内装変流器

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19961015

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees