JP2527520Y2 - 中継弁 - Google Patents

中継弁

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JP2527520Y2
JP2527520Y2 JP1748392U JP1748392U JP2527520Y2 JP 2527520 Y2 JP2527520 Y2 JP 2527520Y2 JP 1748392 U JP1748392 U JP 1748392U JP 1748392 U JP1748392 U JP 1748392U JP 2527520 Y2 JP2527520 Y2 JP 2527520Y2
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孝治 高橋
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株式会社ナブコ
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  • Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車等、特に車輪の
ロックを防止するアンチスキッド装置が適用される圧縮
空気ブレーキシステムに用いられる中継弁に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は実開昭57−109968号公報
に開示している、従来における中継弁の一種である非常
中継弁を示すが、これの構成を説明すると従来の非常中
継弁1は圧縮空気供給源であるメインリザーバ4からフ
ィルタ付きの供給金具8及び逆止弁15を介して、エマ
ージエンシリザーバ5に圧縮空気を供給する。
【0003】例えばブレーキバルブ等の主動器2を作動
させることにより、制御室に圧縮空気が供給されリレ
ーピストン7を下方に押圧する。この押圧力を受けてリ
レーピストン7が下方に押動され、これに螺合されてい
る中継軸13がエマージエンシピストン14内の内孔1
4bを下方に移動する。これにより、中継軸13の下端
に設けられているシート部bと給排弁体16との当接部
で形成される排気弁が閉じられる。
【0004】更に、リレーピストン7が押圧されると、
給排弁体16が下方に押動され、エマージエンシピスト
ン14のシート部aと給排弁体16との当接部で形成さ
れる供給弁Hが開弁し、エマージエンシリザーバ5及び
メインリザーバ4から反力室B’を介して、例えばブレ
ーキチャンバ等の従動器6へ圧縮空気が供給され、ブレ
ーキ作用が行われる。この時、反力室B’内の圧縮空気
の圧力が上昇して、この圧力による力とばね9のばね力
との和が制御室内の圧力による力と等しくなると、ば
ね9のばね力によりリレーピストン7が上方に押圧さ
れ、エマージエンシピストン14のシート部aと給排弁
体16とが当接し、供給弁Hが閉弁して、圧縮空気の導
入が止められることにより、供給弁Hと排気弁Dとが共
に閉弁した釣合状態となる。この状態からブレーキペダ
ルを更に踏み込むと、制御室内の圧力とほぼ同様の圧
力が従動機6に供給されて、ブレーキ力は更に強くな
る。
【0005】ブレーキを解除すべく、ブレーキペダルの
踏力を解除すると、制御室内の圧縮空気は排気され、
リレーピストン7はばね9のばね力により上方に移動す
る。これにより、供給弁Hが閉弁し排気弁Dが開弁し
て、図示する位置に戻り、従動器6及び反力室B’内の
圧縮空気は給排弁体16内に形成されている内孔を通
り、排気室から外部に排気されブレーキ力は解除され
る。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】以上、従来における非
常中継弁について説明したが、この従来の非常中継弁で
は供給弁が開弁すると、供給弁の開弁と同時に反力室に
も出口側圧力が導入され、エマージエンシリザーバ及び
メインリザーバからの圧縮空気は直接、リレーピストン
の内壁を押圧している。このような構造で、アンチスキ
ッド装置を取り付けると、アンチスキッド制御の際、制
御室の圧縮空気の圧力が増減するが、エマージエンシリ
ザーバからの圧縮空気の圧力が反力室内で、リレーピス
トンの内壁に直接かかっており、リレーピストンを上方
に押圧する力(制御室の圧縮空気に対抗する力)が抵抗
となって働き、この抵抗があるがために、リレーピスト
ンの作動が迅速に行われず、従来の中継弁ではアンチス
キッド制御の迅速な応答性に対処させることに問題があ
った。
【0007】本考案は上記問題点に鑑みてなされ、アン
チスキッド装置の迅速な制御に適用することのできる応
答性のよい中継弁を提供することを目的とする。
【0008】
【問題点を解決するための手段】以上の目的は、内孔を
形成した本体と、前記内孔内に移動可能に挿入され一端
側に制御室を他端側に反力室を各々区画するピストン
と、前記制御室を主動器に連絡する制御口と、圧縮空気
源に連絡される入口と、前記反力室と従動器とに連絡さ
れる出口と、外気に連絡される排気口と、前記入口と出
口との間に設けられ通常時閉弁し開弁すると前記入口側
と出口側とを連通させる供給弁と、前記出口と排気口と
の間に設けられ通常時開弁し閉弁すると前記出口側と外
気とを遮断する排気弁とを有し、前記供給弁と排気弁と
を前記ピストンの移動に応じて開閉させる中継弁におい
て、前記出口と前記反力室を絞りを介して連絡するとと
もに、前記反力室から前記出口への圧縮空気の流れを制
限なく許容し、その逆は禁止する一方向弁を設けたこと
を特徴とする中継弁によって達成される。
【0009】
【作用】圧縮空気の出口と反力室との間を絞りを介して
連絡するとともに、一方向弁を設け、出口への圧縮空気
の流れを制限なく許容し、その逆を禁止したことから、
供給弁が開弁したときに、圧縮空気がすぐに反力室に供
給されず、出口側より遅れて供給されるので、反力室内
の圧縮空気が抵抗とならず、ピストンの作動が迅速にな
る。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例による中継弁の一種で
あり、一般の中継弁の構成を全て有している非常中継弁
について、図面を参照して説明する。尚、従来例と対応
する部分については同一の符号を付して説明する。
【0011】図1において、非常中継弁100には、圧
縮空気源の空気の入口であるフィルタ8b付きの供給金
具8に、その供給源であるメインリザーバ4が管路を介
して接続されている。フィルタ8bの排出端8a側には
逆止弁15が設けられている。逆止弁15はフィルタ8
b側から逆止弁15側方向のみ圧縮空気の流通を可能と
し、圧縮空気が逆止弁15を開弁させると、エマージエ
ンシピストン14に形成された通路20をとおり圧力室
、アダプタ21及び管路を介して接続されているエマ
ージエンシリザーバ5に供給される。
【0012】非常中継弁100の本体1a内の内孔18
にはリレーピストン7が摺動自在に設けられ、このリレ
ーピストン7は制御室と反力室とを区画し、制御室
側には制御口である接続孔10を介して、アンチスキ
ッド装置3が管路により接続され、このアンチスキッド
装置3には、更に例えばブレーキバルブ等の主動器2が
接続されている(尚、アンチスキッド装置3のシステム
全体としての説明及びシステム図は省略する)。
【0013】他方、反力室にはばね9が設けられ、こ
のばね9は一端をリレーピストン7の内壁に、他端を反
力室Bと出口連絡室とを区画する隔壁12の凹部12
aに当接させて圧縮状態で張設されている。図示の状態
では非常中継弁100は非作動時であり。このばね9の
付勢力により、リレーピストン7は上方に押圧されてい
る。
【0014】リレーピストン7のピストン軸7bの先端
には中継軸13が螺合され、この中継軸13はリレーピ
ストン7が内孔18を下方に摺動することにより、エマ
ージエンシピストン14内に設けられている給排弁体1
6を下方に押動させる。
【0015】隔壁12は反力室と出口連絡室とを区
画するが、隔壁12の右端部には、複数の小孔12cが
形成され、ここにゴム製の一方向弁11が設けられてい
る。この一方向弁11は平板部11aが小孔12cの出
口連絡室側開口を塞ぐようにして隔壁12に取り付け
られているが、反力室の内圧が出口連絡室の内圧よ
りも大きい場合はゴムの弾性力により開弁して反力室
から出口連絡室へ圧縮空気を制限なく流通させる。逆
に、出口連絡室の内圧が反力室の内圧よりも大きい
場合は連絡室から反力室への、一方向弁11を通過
しての空気の流通は一切ない。また、隔壁12の孔12
bと中継軸13との隙間により絞り19が形成され、反
力室と出口連絡室とを常時絞り連通している。この
絞り19は、出口連絡室と反力室とを、経時的には
内圧を同じとするが、瞬時には平衝させない。
【0016】出口連絡室の左端には圧縮空気の出口で
ある接続孔28が形成され管路を介して、例えばブレー
キチャンバ等の従動器6が接続されている。また、出口
連絡室はこの非作動時の状態では、エマージエンシピ
ストン14内に設けられている筒状の給排弁体16に形
成された排気口27を介して、排気室と連通してい
る。
【0017】エマージエンシピストン14の内孔14b
内には、環状部材22及びばね26が設けられ、ばね2
6は給排弁体16の凸部16bと環状部材22との間に
圧縮状態で張設されて、この付勢力により給排弁体16
を上方のエマージエンシピストン14のシート部aに当
接させており、給排弁体16は環状部材22の内孔に摺
動自在である。
【0018】 環状部材22にはその内周部及び外周部
にそれぞれシールリング24、25が装着され、これに
より出口連絡室内の圧縮空気が非常中継弁100の下
方に設けられている排気室へ漏れるのを防止してい
る。また、環状部材22の下端部にはこれの抜け止めと
してストッパ部材23が設けられている。
【0019】次に、リレーピストン7に接続された中継
軸13の作動により行われる弁機構を説明すると、図示
の状態ではエマージエンシピストン14のシート部aと
給排弁体16とが当接しており、これらが供給弁Hを形
成する。この供給弁Hは図示のように閉弁している状態
では、圧縮空気の入口側である圧力室と、圧縮空気の
出口側である出口連絡室とを遮断している。
【0020】中継軸13が給排弁体16に当接して下方
に移動すると、給排弁体16はばね26のばね力に抗し
て下方に押圧される。これにより、排気弁Dが閉弁した
ままで供給弁Hは開弁し、エマージエンシリザーバ5及
びメインリザーバ4からの圧縮空気が圧力室を介して
供給弁Hを流通し、出口連絡室に導入される。
【0021】排気弁Dは中継軸13のシート部bと給排
弁体16とから成り、図示の状態ではこの排気弁Dは開
弁しており、反力室と出口連絡室内の空気は給排弁
体16内に設けられた排気口27から排気される。排気
には下方に通孔29が設けられ、この通孔29の外
側の開口を、抑え板を介してネジ止めされているゴ
ム製の環状部材30で覆い、排気室側から外気側方
向へのみ、空気を流通させるようにしている。
【0022】主動器2が作動し、リレーピストン7が下
方に押圧されて、中継軸13のシート部bが給排弁体1
6に着座して排気弁Dが閉じた状態では、出口連絡室
と排気室との空気の流通は遮断される。
【0023】本考案の実施例による非常中継弁は以上の
ように構成されるが次にこの作用、効果について説明す
る。
【0024】図示の状態では供給弁Hは閉弁しており、
メインリザーバ4の圧縮空気は逆止弁15を押し下げ、
通路20を介して圧力室へ流通し、エマージエンシリ
ザーバ5に供給されている。エマージエンシリザーバ5
の圧力はメインリザーバ4の圧力とほぼ同じになるまで
上昇する。他方、排気弁Dが開弁し出口連絡室は排気
と連通して排気状態にある。また反力室も絞り1
9及び一方向弁11の作用により出口連絡室と同圧に
減圧されている。
【0025】初めに、アンチスキッド装置3が作動しな
い状態を説明すると、ブレーキペダルを踏み、主動器2
が作動すると、圧縮空気がアンチスキッド装置3を介し
て制御室に供給され、リレーピストン7を下方に押圧
する。これにより、リレーピストン7に取り付けられて
いる中継軸13のシート部bが給排弁体16に着座し
て、排気弁Dが閉弁し、出口連絡室と排気室とが遮
断される。
【0026】更に、リレーピストン7が押し込まれるこ
とによって、給排弁体16は中継軸13により押し込ま
れて、下方に押圧され、供給弁Hは開弁する。これが開
弁したことにより、エマージエンシリザーバ5及びメイ
ンリザーバ4の圧縮空気が出口連絡室に導入され、次
にこの圧縮空気は従動器6に供給され、ブレーキ作用が
行われる。このとき、絞り19により出口連絡室から
反力室に圧縮空気が供給され、これらは徐々に平衝状
態となる。一方向弁11はこのとき閉じたままである。
これにより、反力室の内圧が制御室の圧力に近づく
と、ばね9のばね力により、リレーピストン7が上方に
押圧され供給弁Hが閉じ、排気弁Dも閉じた状態の釣合
位置となる。
【0027】ブレーキ作動中はこの供給弁H及び排気弁
Dが共に閉弁した釣合位置、供給弁Hが閉弁し排気弁D
が開弁した弛め位置及び供給弁Hが開弁し排気弁Dが閉
弁した作用位置のいづれかの位置を交互に繰り返すか、
または釣合位置を保持しながら、所望のブレーキ力を調
整している。尚、後述するアンチスキッド制御では、こ
の作用位置、釣合位置及び弛め位置を交互に迅速に繰り
返す制御をさせる。
【0028】ブレーキ力を弛めるとき及び解除するとき
は、制御室内の圧縮空気が排気されてばね9のばね力
によりリレーピストン7が上方に押圧されて、排気弁D
が開弁し、出口連絡室及び従動器6内の圧縮空気は、
排気口27を介して排気室へ排気され、環状部材30
をその圧力で変形させて、外気側に排気される。反力
内の圧縮空気は出口連絡室の内圧が下がるにつれ
て、その圧力差により、一方向弁11が開弁して排気さ
れる。一方向弁11は反力室から出口連絡室を介し
て排気室へ圧縮空気を滑らかに排気する。
【0029】次に、アンチスキッド制御が作動した場合
を説明すると、アンチスキッド制御では急ブレーキ又は
路面の摩擦係数が小さいときに起きる車輪のロックを防
止するため、制御室内の圧縮空気を迅速に増減して、
ブレーキ力のコントロールをする。したがって、上述し
た作用位置及び弛め位置の切換え操作をリレーピストン
7が迅速に行えるように駆動させる必要がある。
【0030】主動器2の操作により、制御室に圧縮空
気が供給されるとリレーピストン7の作動により供給弁
Hが開弁したときに、エマージエンシリザーバ5及びメ
インリザーバ4からの圧縮空気は供給弁Hをとおり出口
連絡室に供給され、従動器6が作動してブレーキがか
かる。これにより、車輪がロックするものとアンチスキ
ッドシステムのコンピュータが検知した場合はアンチス
キッド装置3は制御室の圧力を迅速に増減させてブレ
ーキ力を制御する。
【0031】すなわち、アンチスキッド装置3は制御室
内を減圧して、リレーピストン7を上述した弛め位置
に切り換えるべく上方に移動させ、出口連絡室の圧縮
空気を外部に排気する。次に、アンチスキッド装置3の
制御で制御室内に圧縮空気を供給しリレーピストン7
を作用位置に切り換えるべく下方に移動させ、出口連絡
に圧縮空気を供給する。アンチスキッド装置3はこ
れらの動作を迅速に繰り返して、ブレーキ力を制御す
る。リレーピストン7がこれらの動きに迅速に対処しな
ければ、アンチスキッド装置の目的は果たすことができ
ない。
【0032】本実施例では隔壁12の存在により圧力室
からの圧縮空気は反力室には直接供給されず絞り1
9を介して供給されるので、反力室に導入するのを遅
らせる。これにより、供給弁Hが開いたときに、リレー
ピストン7の内壁7aに直接押圧力はかからず、よって
その押圧力が抵抗とならず、リレーピストン7はアンチ
スキッド装置3の迅速な制御に対応する。また、リレー
ピストン7を排気位置にした場合は、反力室内の圧縮
空気は一方向弁11により出口連絡室に滑らかに排気
され、リレーピストン7はこれらの作動を迅速に行うこ
とができる。
【0033】アンチスキッド制御が解除され、制御室
と反力室との内圧が平衡状態に近ずくと、ばね9のば
ね力がリレーピストン7を上方に押上げ、やがて釣合位
置となる。
【0034】ブレーキを解除すべく、ブレーキペダルの
踏力を解除すると、排気弁Dが開弁し制御室内の圧力
が減圧されて、リレーピストン7は上方へ移動して排気
位置となり、出口連絡室及び従動器6への圧力は減圧
され、ブレーキ力は解除される。他方、反力室の圧縮
空気は一方向弁11を介して出口連絡室へ滑らかに排
気され、最終的に外気側とほぼ同圧になる。
【0035】以上、本考案の実施例について説明した
が、、勿論、本考案はこれに限定されることなく、本考
案の技術的思想に基いて種々の変形が可能である。
【0036】例えば、以上の実施例では絞り19を隔壁
12の内孔12bと中継軸13との隙間に形成して設け
たが、この絞り19は反力室と出口連絡室を連通さ
せる絞りであれば、隔壁12のどこに形成させてもよ
く、一方向弁11に小孔として貫通させてもよい。ま
た、その個数、向きも任意である。
【0037】また、以上の実施例では非常中継弁により
説明したが、本考案は一般の中継弁にも適用することが
できる。
【0038】また、更に以上の実施例では、特にアンチ
スキッド装置をシステムとして備えているものに適用さ
せて説明したが、勿論、アンチスキッド装置のないシス
テムにも使用することができる。
【0039】
【考案の効果】 以上述べたように、本考案の中継弁
は、反力室への圧縮空気の導入が、絞りを介してなされ
るため、出口側よりも遅れて導入される。このためアン
チスキッド制御時のように急激に込め作用が行われて
も、反力室内の圧力が抵抗とならず、ピストンは迅速に
込め方向へ移動することができる。また、弛め時に反力
室の圧縮空気は、一方向弁を介して排気されるため、ピ
ストンは迅速に戻ることができる。従って、アンチスキ
ッド制御の迅速な作動に応答するブレーキ制御が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例による非常中継弁の断面図であ
る。
【図2】従来例による非常中継弁の断面図である。
【符号の説明】 2 主動器 6 従動器 7 リレーピストン 10 接続孔 11 一方向弁 13 中継軸 19 絞り 100 非常中継弁 制御室 反力室 出口連絡室 D 排気弁 排気室 H 供給弁

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内孔を形成した本体と、前記内孔内に移
    動可能に挿入され一端側に制御室を他端側に反力室を各
    々区画するピストンと、前記制御室を主動器に連絡する
    制御口と、圧縮空気源に連絡される入口と、前記反力室
    と従動器とに連絡される出口と、外気に連絡される排気
    口と、前記入口と出口との間に設けられ通常時閉弁し開
    弁すると前記入口側と出口側とを連通させる供給弁と、
    前記出口と排気口との間に設けられ通常時開弁し閉弁す
    ると前記出口側と外気とを遮断する排気弁とを有し、前
    記供給弁と排気弁とを前記ピストンの移動に応じて開閉
    させる中継弁において、前記出口と前記反力室を絞りを
    介して連絡するとともに、前記反力室から前記出口への
    圧縮空気の流れを制限なく許容し、その逆は禁止する一
    方向弁を設けたことを特徴とする中継弁。
JP1748392U 1992-02-25 1992-02-25 中継弁 Expired - Lifetime JP2527520Y2 (ja)

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