JPH0567570U - 中継弁 - Google Patents

中継弁

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JPH0567570U
JPH0567570U JP1748392U JP1748392U JPH0567570U JP H0567570 U JPH0567570 U JP H0567570U JP 1748392 U JP1748392 U JP 1748392U JP 1748392 U JP1748392 U JP 1748392U JP H0567570 U JPH0567570 U JP H0567570U
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Abstract

(57)【要約】 [目的] アンチスキッド制御に迅速に応答するリレー
バルブを提供する。 [構成] 反力室と出口連絡室との間に隔壁12を
設け、この隔壁12に絞り19を形成すると共に、反力
からへのみ空気が流通する一方向弁11を設けて
いる。主動器2が作動して、ピストン7が下方に押動さ
れ、排気弁Dが閉弁し供給弁Hが開弁する。供給弁Hが
開弁することにより、エマージエンシリザーバ4から圧
縮空気が従動器6に供給される。この時、隔壁12が介
在していることから、ピストン7の内壁7aが直接、圧
縮空気の押圧力を受けることがなく、制御室の圧力の
増減に応答したピストン作動が迅速に行われる。絞り1
9を介して反力室から出口連絡室へ流通した圧縮空
気は排気室に排気される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車等、特に車輪のロックを防止するアンチスキッド装置が適用 される圧縮空気ブレーキシステムに用いられる中継弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
図2は実開昭57−109968号公報に開示している、従来における中継弁 の一種である非常中継弁を示すが、これの構成を説明すると従来の非常中継弁1 は圧縮空気供給源であるメインリザーバ4からフィルタ付きの供給金具8及び逆 止弁15を介して、エマージエンシリザーバ5に圧縮空気を供給する。
【0003】 例えばブレーキバルブ等の主動器2を作動させることにより、制御室に圧縮 空気が供給されリレーピストン7を下方に押圧する。この押圧力を受けてリレー ピストン7が下方に押動され、これに螺合されている中継軸13がエマージエン シピストン14内の内孔14bを下方に移動する。これにより、中継軸13の下 端に設けられているシート部bと給排弁体16との当接部で形成される排気弁 が閉じられる。
【0004】 更に、リレーピストン7が押圧されると、給排弁体16が下方に押動され、エ マージエンシピストン14のシート部aと給排弁体16との当接部で形成される 供給弁Hが開弁し、エマージエンシリザーバ5及びメインリザーバ4から反力室 B’ を介して、例えばブレーキチャンバ等の従動器6へ圧縮空気が供給され、ブ レーキ作用が行われる。この時、反力室B’内の圧縮空気の圧力が上昇して、こ の圧力による力とばね9のばね力との和が制御室内の圧力による力と等しくな ると、ばね9のばね力によりリレーピストン7が上方に押圧され、エマージエン シピストン14のシート部aと給排弁体16とが当接し、供給弁Hが閉弁して、 圧縮空気の導入が止められることにより、供給弁Hと排気弁Dとが共に閉弁した 釣合状態となる。この状態からブレーキペダルを更に踏み込むと、制御室内の 圧力とほぼ同様の圧力が従動機6に供給されて、ブレーキ力は更に強くなる。
【0005】 ブレーキを解除すべく、ブレーキペダルの踏力を解除すると、制御室内の圧 縮空気は排気され、リレーピストン7はばね9のばね力により上方に移動する。 これにより、供給弁Hが閉弁し排気弁Dが開弁して、図示する位置に戻り、従動 器6及び反力室B’内の圧縮空気は給排弁体16内に形成されている内孔を通り 、排気室から外部に排気されブレーキ力は解除される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
以上、従来における非常中継弁について説明したが、この従来の非常中継弁で は供給弁が開弁すると、供給弁の開弁と同時に反力室にも出口側圧力が導入され 、エマージエンシリザーバ及びメインリザーバからの圧縮空気は直接、リレーピ ストンの内壁を押圧している。このような構造で、アンチスキッド装置を取り付 けると、アンチスキッド制御の際、制御室の圧縮空気の圧力が増減するが、エマ ージエンシリザーバからの圧縮空気の圧力が反力室内で、リレーピストンの内壁 に直接かかっており、リレーピストンを上方に押圧する力(制御室の圧縮空気に 対抗する力)が抵抗となって働き、この抵抗があるがために、リレーピストンの 作動が迅速に行われず、従来の中継弁ではアンチスキッド制御の迅速な応答性に 対処させることに問題があった。
【0007】 本考案は上記問題点に鑑みてなされ、アンチスキッド装置の迅速な制御に適用 することのできる応答性のよい中継弁を提供することを目的とする。
【0008】
【問題点を解決するための手段】
以上の目的は、内孔を形成した本体と、前記内孔内に移動可能に挿入され一端 側に制御室を他端側に反力室を各々区画するピストンと、前記制御室を主動器に 連絡する制御口と、圧縮空気源に連絡される入口と、前記反力室と従動器とに連 絡される出口と、外気に連絡される排気口と、前記入口と出口との間に設けられ 通常時閉弁し開弁すると前記入口側と出口側とを連通させる供給弁と、前記出口 と排気口との間に設けられ通常時開弁し閉弁すると前記出口側と外気とを遮断す る排気弁とを有し、前記供給弁と排気弁とを前記ピストンの移動に応じて開閉さ せる中継弁において、前記出口と前記反力室を絞りを介して連絡するとともに、 前記反力室から前記出口への圧縮空気の流れを制限なく許容し、その逆は禁止す る一方向弁を設けたことを特徴とする中継弁によって達成される。
【0009】
【作用】
圧縮空気の出口と反力室との間を絞りを介して連絡するとともに、一方向弁を 設け、出口への圧縮空気の流れを制限なく許容し、その逆を禁止したことから、 供給弁が開弁したときに、圧縮空気がすぐに反力室に供給されず、出口側より遅 れて供給されるので、反力室内の圧縮空気が抵抗とならず、ピストンの作動が迅 速になる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例による中継弁の一種であり、一般の中継弁の構成を全て 有している非常中継弁について、図面を参照して説明する。尚、従来例と対応す る部分については同一の符号を付して説明する。
【0011】 図1において、非常中継弁100には、圧縮空気源の空気の入口であるフィル タ8b付きの供給金具8に、その供給源であるメインリザーバ4が管路を介して 接続されている。フィルタ8bの排出端8a側には逆止弁15が設けられている 。逆止弁15はフィルタ8b側から逆止弁15側方向のみ圧縮空気の流通を可能 とし、圧縮空気が逆止弁15を開弁させると、エマージエンシピストン14に形 成された通路20をとおり圧力室、アダプタ21及び管路を介して接続されて いるエマージエンシリザーバ5に供給される。
【0012】 非常中継弁100の本体1a内の内孔18にはリレーピストン7が摺動自在に 設けられ、このリレーピストン7は制御室と反力室とを区画し、制御室側 には制御口である接続孔10を介して、アンチスキッド装置3が管路により接続 され、このアンチスキッド装置3には、更に例えばブレーキバルブ等の主動器2 が接続されている(尚、アンチスキッド装置3のシステム全体としての説明及び システム図は省略する)。
【0013】 他方、反力室にはばね9が設けられ、このばね9は一端をリレーピストン7 の内壁に、他端を反力室Bと出口連絡室とを区画する隔壁12の凹部12aに 当接させて圧縮状態で張設されている。図示の状態では非常中継弁100は非作 動時であり。このばね9の付勢力により、リレーピストン7は上方に押圧されて いる。
【0014】 リレーピストン7のピストン軸7bの先端には中継軸13が螺合され、この中 継軸13はリレーピストン7が内孔18を下方に摺動することにより、エマージ エンシピストン14内に設けられている給排弁体16を下方に押動させる。
【0015】 隔壁12は反力室と出口連絡室とを区画するが、隔壁12の右端部には、 複数の小孔12cが形成され、ここにゴム製の一方向弁11が設けられている。 この一方向弁11は平板部11aが小孔12cの出口連絡室側開口を塞ぐよう にして隔壁12に取り付けられているが、反力室の内圧が出口連絡室の内圧 よりも大きい場合はゴムの弾性力により開弁して反力室から出口連絡室へ圧 縮空気を制限なく流通させる。逆に、出口連絡室の内圧が反力室の内圧より も大きい場合は連絡室から反力室への、一方向弁11を通過しての空気の流 通は一切ない。また、隔壁12の孔12bと中継軸13との隙間により絞り19 が形成され、反力室と出口連絡室とを常時絞り連通している。この絞り19 は、出口連絡室と反力室とを、経時的には内圧を同じとするが、瞬時には平 衝させない。
【0016】 出口連絡室の左端には圧縮空気の出口である接続孔28が形成され管路を介 して、例えばブレーキチャンバ等の従動器6が接続されている。また、出口連絡 室はこの非作動時の状態では、エマージエンシピストン14内に設けられてい る筒状の給排弁体16に形成された排気口27を介して、排気室と連通してい る。
【0017】 エマージエンシピストン14の内孔14b内には、環状部材22及びばね26 が設けられ、ばね26は給排弁体16の凸部16bと環状部材22との間に圧縮 状態で張設されて、この付勢力により給排弁体16を上方のエマージエンシピス トン14のシート部aに当接させており、給排弁体16は環状部材22の内孔に 摺動自在である。
【0018】 環状部材22にはその内周部及び外周部にそれぞれシールリング24、25が 装着され、これにより出口連絡室内の圧縮空気が非常中継弁100の下方に設 けられている排気室Fへ漏れるのを防止している。また、環状部材22の下端部 にはこれの抜け止めとしてストッパ部材23が設けられている。
【0019】 次に、リレーピストン7に接続された中継軸13の作動により行われる弁機構 を説明すると、図示の状態ではエマージエンシピストン14のシート部aと給排 弁体16とが当接しており、これらが供給弁Hを形成する。この供給弁Hは図示 のように閉弁している状態では、圧縮空気の入口側である圧力室と、圧縮空気 の出口側である出口連絡室とを遮断している。
【0020】 中継軸13が給排弁体16に当接して下方に移動すると、給排弁体16はばね 26のばね力に抗して下方に押圧される。これにより、排気弁Dが閉弁したまま で供給弁Hは開弁し、エマージエンシリザーバ5及びメインリザーバ4からの圧 縮空気が圧力室を介して供給弁Hを流通し、出口連絡室に導入される。
【0021】 排気弁Dは中継軸13のシート部bと給排弁体16とから成り、図示の状態で はこの排気弁Dは開弁しており、反力室と出口連絡室内の空気は給排弁体1 6内に設けられた排気口27から排気される。排気室には下方に通孔29が設 けられ、この通孔29の外気側の開口を、抑え板を介してネジ止めされている ゴム製の環状部材30で覆い、排気室側から外気側方向へのみ、空気を流通 させるようにしている。
【0022】 主動器2が作動し、リレーピストン7が下方に押圧されて、中継軸13のシー ト部bが給排弁体16に着座して排気弁Dが閉じた状態では、出口連絡室と排 気室との空気の流通は遮断される。
【0023】 本考案の実施例による非常中継弁は以上のように構成されるが次にこの作用、 効果について説明する。
【0024】 図示の状態では供給弁Hは閉弁しており、メインリザーバ4の圧縮空気は逆止 弁15を押し下げ、通路20を介して圧力室へ流通し、エマージエンシリザー バ5に供給されている。エマージエンシリザーバ5の圧力はメインリザーバ4の 圧力とほぼ同じになるまで上昇する。他方、排気弁Dが開弁し出口連絡室は排 気室と連通して排気状態にある。また反力室も絞り19及び一方向弁11の 作用により出口連絡室と同圧に減圧されている。
【0025】 初めに、アンチスキッド装置3が作動しない状態を説明すると、ブレーキペダ ルを踏み、主動器2が作動すると、圧縮空気がアンチスキッド装置3を介して制 御室に供給され、リレーピストン7を下方に押圧する。これにより、リレーピ ストン7に取り付けられている中継軸13のシート部bが給排弁体16に着座し て、排気弁Dが閉弁し、出口連絡室と排気室とが遮断される。
【0026】 更に、リレーピストン7が押し込まれることによって、給排弁体16は中継軸 13により押し込まれて、下方に押圧され、供給弁Hは開弁する。これが開弁し たことにより、エマージエンシリザーバ5及びメインリザーバ4の圧縮空気が出 口連絡室に導入され、次にこの圧縮空気は従動器6に供給され、ブレーキ作用 が行われる。このとき、絞り19により出口連絡室から反力室に圧縮空気が 供給され、これらは徐々に平衝状態となる。一方向弁11はこのとき閉じたまま である。これにより、反力室の内圧が制御室の圧力に近づくと、ばね9のば ね力により、リレーピストン7が上方に押圧され供給弁Hが閉じ、排気弁Dも閉 じた状態の釣合位置となる。
【0027】 ブレーキ作動中はこの供給弁H及び排気弁Dが共に閉弁した釣合位置、供給弁 Hが閉弁し排気弁Dが開弁した弛め位置及び供給弁Hが開弁し排気弁Dが閉弁し た作用位置のいづれかの位置を交互に繰り返すか、または釣合位置を保持しなが ら、所望のブレーキ力を調整している。尚、後述するアンチスキッド制御では、 この作用位置、釣合位置及び弛め位置を交互に迅速に繰り返す制御をさせる。
【0028】 ブレーキ力を弛めるとき及び解除するときは、制御室内の圧縮空気が排気さ れてばね9のばね力によりリレーピストン7が上方に押圧されて、排気弁Dが開 弁し、出口連絡室及び従動器6内の圧縮空気は、排気口27を介して排気室 へ排気され、環状部材30をその圧力で変形させて、外気側に排気される。反 力室内の圧縮空気は出口連絡室の内圧が下がるにつれて、その圧力差により 、一方向弁11が開弁して排気される。一方向弁11は反力室から出口連絡室 を介して排気室へ圧縮空気を滑らかに排気する。
【0029】 次に、アンチスキッド制御が作動した場合を説明すると、アンチスキッド制御 では急ブレーキ又は路面の摩擦係数が小さいときに起きる車輪のロックを防止す るため、制御室内の圧縮空気を迅速に増減して、ブレーキ力のコントロールを する。したがって、上述した作用位置及び弛め位置の切換え操作をリレーピスト ン7が迅速に行えるように駆動させる必要がある。
【0030】 主動器2の操作により、制御室に圧縮空気が供給されるとリレーピストン7 の作動により供給弁Hが開弁したときに、エマージエンシリザーバ5及びメイン リザーバ4からの圧縮空気は供給弁Hをとおり出口連絡室に供給され、従動器 6が作動してブレーキがかかる。これにより、車輪がロックするものとアンチス キッドシステムのコンピュータが検知した場合はアンチスキッド装置3は制御室 の圧力を迅速に増減させてブレーキ力を制御する。
【0031】 すなわち、アンチスキッド装置3は制御室内を減圧して、リレーピストン7 を上述した弛め位置に切り換えるべく上方に移動させ、出口連絡室の圧縮空気 を外部に排気する。次に、アンチスキッド装置3の制御で制御室内に圧縮空気 を供給しリレーピストン7を作用位置に切り換えるべく下方に移動させ、出口連 絡室に圧縮空気を供給する。アンチスキッド装置3はこれらの動作を迅速に繰 り返して、ブレーキ力を制御する。リレーピストン7がこれらの動きに迅速に対 処しなければ、アンチスキッド装置の目的は果たすことができない。
【0032】 本実施例では隔壁12の存在により圧力室からの圧縮空気は反力室には直 接供給されず絞り19を介して供給されるので、反力室に導入するのを遅らせ る。これにより、供給弁Hが開いたときに、リレーピストン7の内壁7aに直接 押圧力はかからず、よってその押圧力が抵抗とならず、リレーピストン7はアン チスキッド装置3の迅速な制御に対応する。また、リレーピストン7を排気位置 にした場合は、反力室内の圧縮空気は一方向弁11により出口連絡室に滑ら かに排気され、リレーピストン7はこれらの作動を迅速に行うことができる。
【0033】 アンチスキッド制御が解除され、制御室と反力室との内圧が平衡状態に近 ずくと、ばね9のばね力がリレーピストン7を上方に押上げ、やがて釣合位置と なる。
【0034】 ブレーキを解除すべく、ブレーキペダルの踏力を解除すると、排気弁Dが開弁 し制御室内の圧力が減圧されて、リレーピストン7は上方へ移動して排気位置 となり、出口連絡室及び従動器6への圧力は減圧され、ブレーキ力は解除され る。他方、反力室の圧縮空気は一方向弁11を介して出口連絡室へ滑らかに 排気され、最終的に外気側とほぼ同圧になる。
【0035】 以上、本考案の実施例について説明したが、、勿論、本考案はこれに限定され ることなく、本考案の技術的思想に基いて種々の変形が可能である。
【0036】 例えば、以上の実施例では絞り19を隔壁12の内孔12bと中継軸13との 隙間に形成して設けたが、この絞り19は反力室と出口連絡室を連通させる 絞りであれば、隔壁12のどこに形成させてもよく、一方向弁11に小孔として 貫通させてもよい。また、その個数、向きも任意である。
【0037】 また、以上の実施例では非常中継弁により説明したが、本考案は一般の中継弁 にも適用することができる。
【0038】 また、更に以上の実施例では、特にアンチスキッド装置をシステムとして備え ているものに適用させて説明したが、勿論、アンチスキッド装置のないシステム にも使用することができる。
【0039】
【発明の効果】
以上述べたように、本考案の中継弁は、反力室への圧縮空気の導入が、絞りを 介してなされるため、出口側よりも遅れて導入される。このためアンチスキッド 制御時のように急激に込め作用が行われても、反力室内の圧力が抵抗とならず、 ピストンは迅速に込め方向へ移動することができる。また、弛め時に反力室の圧 縮空気は、一方向弁を介して排気されるため、ピストンは迅速に戻ることができ る。従って、アンチスキッド制御の迅速な作動に応答するブレーキ制御が可能と なる。
【提出日】平成5年3月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】 環状部材22にはその内周部及び外周部にそれぞれシールリング 24、25が装着され、これにより出口連絡室内の圧縮空気が非常中継弁10 0の下方に設けられている排気室へ漏れるのを防止している。また、環状部材 22の下端部にはこれの抜け止めとしてストッパ部材23が設けられている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】
考案の効果】 以上述べたように、本考案の中継弁は、反力室 への圧縮空気の導入が、絞りを介してなされるため、出口側よりも遅れて導入さ れる。このためアンチスキッド制御時のように急激に込め作用が行われても、反 力室内の圧力が抵抗とならず、ピストンは迅速に込め方向へ移動することができ る。また、弛め時に反力室の圧縮空気は、一方向弁を介して排気されるため、ピ ストンは迅速に戻ることができる。従って、アンチスキッド制御の迅速な作動に 応答するブレーキ制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例による非常中継弁の断面図であ
る。
【図2】従来例による非常中継弁の断面図である。
【符号の説明】
2 主動器 6 従動器 7 リレーピストン 10 接続孔 11 一方向弁 13 中継軸 19 絞り 100 非常中継弁 制御室 反力室 出口連絡室 D 排気弁 排気室 H 供給弁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内孔を形成した本体と、前記内孔内に移
    動可能に挿入され一端側に制御室を他端側に反力室を各
    々区画するピストンと、前記制御室を主動器に連絡する
    制御口と、圧縮空気源に連絡される入口と、前記反力室
    と従動器とに連絡される出口と、外気に連絡される排気
    口と、前記入口と出口との間に設けられ通常時閉弁し開
    弁すると前記入口側と出口側とを連通させる供給弁と、
    前記出口と排気口との間に設けられ通常時開弁し閉弁す
    ると前記出口側と外気とを遮断する排気弁とを有し、前
    記供給弁と排気弁とを前記ピストンの移動に応じて開閉
    させる中継弁において、前記出口と前記反力室を絞りを
    介して連絡するとともに、前記反力室から前記出口への
    圧縮空気の流れを制限なく許容し、その逆は禁止する一
    方向弁を設けたことを特徴とする中継弁。
JP1748392U 1992-02-25 1992-02-25 中継弁 Expired - Lifetime JP2527520Y2 (ja)

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