JPS5930778Y2 - 2系統ブレ−キ用ブレ−キ弁 - Google Patents
2系統ブレ−キ用ブレ−キ弁Info
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- JPS5930778Y2 JPS5930778Y2 JP15790579U JP15790579U JPS5930778Y2 JP S5930778 Y2 JPS5930778 Y2 JP S5930778Y2 JP 15790579 U JP15790579 U JP 15790579U JP 15790579 U JP15790579 U JP 15790579U JP S5930778 Y2 JPS5930778 Y2 JP S5930778Y2
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- brake
- fluid pressure
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- Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、車両のエアーブレーキ装置に用いる2系統ブ
レーキ用ブレーキ弁に関する。
レーキ用ブレーキ弁に関する。
この種のブレーキ弁は、独立した2系統のブレーキ装置
のそれぞれに、ブレーキペダルの踏力に応じた圧力の圧
力流体を供給するため、弁本体に第1及び第2のシリン
ダ孔を設け、第1のシリンダ孔に、上方よりブレーキペ
ダルにより駆動され、下方より一方の系統のブレーキ装
置に接続する第1の送出室の流体圧力を受ける駆動ピス
トンを摺動自在に挿入すると共に、第2のシリンダ孔に
、上方より第1の送出室の流体圧力を受け、・下方より
他方の系統のブレーキ装置に接続する第2の送出室の流
体圧力を受ける中継ビス十ンを摺動自在に挿入し、駆動
ピストンの上方及び下方から作用する押力の釣合により
、第1の送出室と一方の系統の流体圧力源とを接続する
通路及び第1の送出室と排気口とを接続する通路を開閉
する給排弁を操作し、ブレーキペダルに加えられる踏力
に応じて第1の送出室の流体圧力を制御し、中継ピスト
ンの上方及び下方より作用する押力の釣合により、第2
の送出室と他方の系統の流体圧力源とを接続する通路及
び第2の送出室と排気口とを接続する通路を開閉する給
排弁を操作し、第1の送出室の流体圧力に応じて第2の
送出室の流体圧力を制御するようにしている。
のそれぞれに、ブレーキペダルの踏力に応じた圧力の圧
力流体を供給するため、弁本体に第1及び第2のシリン
ダ孔を設け、第1のシリンダ孔に、上方よりブレーキペ
ダルにより駆動され、下方より一方の系統のブレーキ装
置に接続する第1の送出室の流体圧力を受ける駆動ピス
トンを摺動自在に挿入すると共に、第2のシリンダ孔に
、上方より第1の送出室の流体圧力を受け、・下方より
他方の系統のブレーキ装置に接続する第2の送出室の流
体圧力を受ける中継ビス十ンを摺動自在に挿入し、駆動
ピストンの上方及び下方から作用する押力の釣合により
、第1の送出室と一方の系統の流体圧力源とを接続する
通路及び第1の送出室と排気口とを接続する通路を開閉
する給排弁を操作し、ブレーキペダルに加えられる踏力
に応じて第1の送出室の流体圧力を制御し、中継ピスト
ンの上方及び下方より作用する押力の釣合により、第2
の送出室と他方の系統の流体圧力源とを接続する通路及
び第2の送出室と排気口とを接続する通路を開閉する給
排弁を操作し、第1の送出室の流体圧力に応じて第2の
送出室の流体圧力を制御するようにしている。
ところで、従来のブレーキ弁においては、中継ピストン
を下方に押圧する力が、中継ピストンの上面に作用する
第1の送出室の流体圧力のみであるのに対し、中継ピ支
トンを上方に押圧する力は、中継ピストンの下面に作用
する第2の送出室の流体圧力に、第2の送出室と流体圧
力源及び排気口との間の連通を制御する給排弁を操作す
るための操作力、及び中継ピストンを上方に押圧するピ
ストン戻しばねのばね力を加えたものとなる。
を下方に押圧する力が、中継ピストンの上面に作用する
第1の送出室の流体圧力のみであるのに対し、中継ピ支
トンを上方に押圧する力は、中継ピストンの下面に作用
する第2の送出室の流体圧力に、第2の送出室と流体圧
力源及び排気口との間の連通を制御する給排弁を操作す
るための操作力、及び中継ピストンを上方に押圧するピ
ストン戻しばねのばね力を加えたものとなる。
しかし、従来の中継ピストンは、第1の送出室の流体圧
力を受ける上側の有効受圧面積と、第2の送出室の流体
圧力を受ける下側の有効受圧面積を等しくしていたため
、第2の送出室の流体圧力が第1の送出室の流体圧力に
比して、給排弁を操作するための操作力及びピストン戻
しばねのばね山分低く制御され、従って、一方の系統の
ブレーキ装置に供給される流体圧力に比して他方の系統
のブレーキ装置に供給される流体圧力が低くなるという
問題があった。
力を受ける上側の有効受圧面積と、第2の送出室の流体
圧力を受ける下側の有効受圧面積を等しくしていたため
、第2の送出室の流体圧力が第1の送出室の流体圧力に
比して、給排弁を操作するための操作力及びピストン戻
しばねのばね山分低く制御され、従って、一方の系統の
ブレーキ装置に供給される流体圧力に比して他方の系統
のブレーキ装置に供給される流体圧力が低くなるという
問題があった。
本考案は、上の問題に鑑みて成され、第2の送出室の流
体圧力を第1の送出室の流体圧力に実質的に等しくする
ようにした2系統ブレーキ用ブレーキ弁を提供すること
を目的とし、 第2のシリンダ孔を上側を大径とした段付形状に形成す
るとともに、前記中継ピストンを、前記第1の送出室の
流体圧力を受ける有効受注面積に比して前記第2の送出
室の流体圧力を受ける有効受圧面積を所定値小さくした
段付形状となし、これらの第2のシリンダ孔と中継ピス
トンとの間に形成される空所を外気に連絡して成るもの
である。
体圧力を第1の送出室の流体圧力に実質的に等しくする
ようにした2系統ブレーキ用ブレーキ弁を提供すること
を目的とし、 第2のシリンダ孔を上側を大径とした段付形状に形成す
るとともに、前記中継ピストンを、前記第1の送出室の
流体圧力を受ける有効受注面積に比して前記第2の送出
室の流体圧力を受ける有効受圧面積を所定値小さくした
段付形状となし、これらの第2のシリンダ孔と中継ピス
トンとの間に形成される空所を外気に連絡して成るもの
である。
これにより、第2の送出室の流体圧力が第1の送出室の
流体圧力と実質的に等しく制御されるので、一方の系統
のブレーキ装置と他方の系統のブレーキ装置とに対して
、常に実質的に等しい流体圧力を供給することができる
。
流体圧力と実質的に等しく制御されるので、一方の系統
のブレーキ装置と他方の系統のブレーキ装置とに対して
、常に実質的に等しい流体圧力を供給することができる
。
以下、本考案の実施例について、図面を参照して詳しく
説明する。
説明する。
図において、弁本体1は、その内部上方に第1のシリン
ダ孔2を形成し、その上端には上蓋部材4がボルト6に
より取付けられている。
ダ孔2を形成し、その上端には上蓋部材4がボルト6に
より取付けられている。
また、弁本体1のシリンダ孔2の下方には、孔3が形成
されており、孔3の下方拡大部には環状部材5が配置さ
れ、弁本体1の下端にボルト等適当な取付手段により装
着された下蓋部材7により固定されている。
されており、孔3の下方拡大部には環状部材5が配置さ
れ、弁本体1の下端にボルト等適当な取付手段により装
着された下蓋部材7により固定されている。
そして、弁本体1に設けられた孔3と環状部材5の内周
8とにより段付の第2のシリンダ孔9を構成している。
8とにより段付の第2のシリンダ孔9を構成している。
外周にシールリング10を装着した駆動ピストン11は
、第1のシリンダ孔2に摺動自在に挿入され、その下側
に、一方の系統のブレーキ装置例えば中継弁あるいはブ
レーキチャンバ(図示していない)に送出口12を介し
て接続する第1の送出室13を形成している。
、第1のシリンダ孔2に摺動自在に挿入され、その下側
に、一方の系統のブレーキ装置例えば中継弁あるいはブ
レーキチャンバ(図示していない)に送出口12を介し
て接続する第1の送出室13を形成している。
駆動ピストン11の上方に延びる柱状部14の上端には
、その柱状部14に嵌合するばね受15の可動上限を規
制する停止部材16がボルト17により取付けられてい
る。
、その柱状部14に嵌合するばね受15の可動上限を規
制する停止部材16がボルト17により取付けられてい
る。
そして、駆動ピストン11の上面とばね受15との間に
行程ばね18が張設されている。
行程ばね18が張設されている。
ブレーキペダル19は、軸21に嵌合したロラ22によ
り、上蓋部材4に穿設した摺動孔23内に摺動自在に嵌
入されたプランジャ24を下方に押圧するため、上蓋部
材4に支持された回転軸20に回転可能に支持されてお
り、プランジャ24の下端はばね受15の上面に当接し
ている。
り、上蓋部材4に穿設した摺動孔23内に摺動自在に嵌
入されたプランジャ24を下方に押圧するため、上蓋部
材4に支持された回転軸20に回転可能に支持されてお
り、プランジャ24の下端はばね受15の上面に当接し
ている。
そして、ブレーキ弁が図に示すブレーキ弛め位置にある
とき、ブレーキペダル19の弛め位置は、調節ねじ25
により、規定され、また、駆動ピストン11は戻しばね
26により上方に押され、ばね受15の上面は、停止部
材16及びプランジャ24の下端に当接している。
とき、ブレーキペダル19の弛め位置は、調節ねじ25
により、規定され、また、駆動ピストン11は戻しばね
26により上方に押され、ばね受15の上面は、停止部
材16及びプランジャ24の下端に当接している。
中継ピストン28は、孔3と嵌合する大径部29及び環
状部材5の内周と嵌合する小径部30を備え、第2のシ
リンダ孔9内に摺動自在に挿入されて、その上側に通孔
31を通して第1の送出室13に連通する中継室32を
、その下側に送出口33を通して他方の系統のブレーキ
装置(図示していない)に接続する第2の送出室34を
形成している。
状部材5の内周と嵌合する小径部30を備え、第2のシ
リンダ孔9内に摺動自在に挿入されて、その上側に通孔
31を通して第1の送出室13に連通する中継室32を
、その下側に送出口33を通して他方の系統のブレーキ
装置(図示していない)に接続する第2の送出室34を
形成している。
シールリング35及び36は、中継ピストン28の大径
部及び小径部の外周に装着され、それぞれ中継室32及
び第2の送出室34の外周を気密にシールしている。
部及び小径部の外周に装着され、それぞれ中継室32及
び第2の送出室34の外周を気密にシールしている。
これにより、中継ピストン28と第2のシリンダ孔9と
の間に形成される空所は、中継室32及び第2の送出室
34との連通が遮断されるとともに、弁本体1と下蓋部
材7と間及び弁本体1と環状部材5との間に密封部材を
設置していないので、外気に連絡されている。
の間に形成される空所は、中継室32及び第2の送出室
34との連通が遮断されるとともに、弁本体1と下蓋部
材7と間及び弁本体1と環状部材5との間に密封部材を
設置していないので、外気に連絡されている。
また、戻しばね38は、ブレーキ弛め時、中継ピストン
28を上方に押圧し、図示の位置に保持する。
28を上方に押圧し、図示の位置に保持する。
第1のシリンダ孔2の下方に設けられた第1の弁室40
は、内周及び外周にシールリング41及び42を装着し
た仕切壁部材43により中継室32から気密に区画され
、供給口44を通して一方の系統の流体圧力源(図示し
ていない)に接続している。
は、内周及び外周にシールリング41及び42を装着し
た仕切壁部材43により中継室32から気密に区画され
、供給口44を通して一方の系統の流体圧力源(図示し
ていない)に接続している。
この弁室40内には、弁ばね45により上方に付勢され
た第1の給排弁部材46が、駆動ピストン11の下端に
設けた排気弁座47及び弁本体1に設けた供給弁座48
と係合可能に配置されており、給排弁部材46と供給弁
座48とにより供給口44と第1の送出室13との連通
な断続する供給弁を、また、給排弁部材46と排気弁座
47とにより、送出室13を、中継ピストン28の上方
に延びる管状部に設けられた切欠部68、排気孔49及
び第2の給排弁部材50に設けられた排気孔51を通し
て大気に接続する排気弁を構成している。
た第1の給排弁部材46が、駆動ピストン11の下端に
設けた排気弁座47及び弁本体1に設けた供給弁座48
と係合可能に配置されており、給排弁部材46と供給弁
座48とにより供給口44と第1の送出室13との連通
な断続する供給弁を、また、給排弁部材46と排気弁座
47とにより、送出室13を、中継ピストン28の上方
に延びる管状部に設けられた切欠部68、排気孔49及
び第2の給排弁部材50に設けられた排気孔51を通し
て大気に接続する排気弁を構成している。
そして、供給弁及び排気弁により、第10給排弁を構成
している。
している。
なお、中継ピストン28の管体部と給排弁部材46との
摺動部にはシールリング52が設けられている。
摺動部にはシールリング52が設けられている。
下蓋部材7に設けられた弁室53は、内周及び外周がシ
ールリング54.55によりシールされた部材56によ
り、排気口57から区画され、供給口58を通して他方
の系統の流体圧力源(図示していない)に接続している
。
ールリング54.55によりシールされた部材56によ
り、排気口57から区画され、供給口58を通して他方
の系統の流体圧力源(図示していない)に接続している
。
そして、弁室53には、弁ばわ601Cより上方に付勢
された第2の給排弁部材50が、中継ピストン28の下
端に設げた排気弁座61及び下蓋部材7に設けた供給弁
座62と係合可能に配置されており、給排弁部材50と
供給弁座62とにより供給口58と第2の送出室34と
の間の連通を断続する供給弁を、給排弁部材50と排気
弁座61とにより、第2の送出室34を排気孔51を通
して排気口5γに接続する排気弁を構成し、この供給弁
と排気弁により第2の給排弁を構成している。
された第2の給排弁部材50が、中継ピストン28の下
端に設げた排気弁座61及び下蓋部材7に設けた供給弁
座62と係合可能に配置されており、給排弁部材50と
供給弁座62とにより供給口58と第2の送出室34と
の間の連通を断続する供給弁を、給排弁部材50と排気
弁座61とにより、第2の送出室34を排気孔51を通
して排気口5γに接続する排気弁を構成し、この供給弁
と排気弁により第2の給排弁を構成している。
排気口57の下方には、開口63を有する支持板64に
装着されたダストカバー65が取付けられている。
装着されたダストカバー65が取付けられている。
次に、実施例の作用について説明する。
運転者がブレーキをかげるため、ブレーキペダル19を
踏み込むと、ブレーキペダル19は回転軸20を軸にし
て回転し、ローラ22を介してプランジャ24を下方に
押し、ばね受15により行程ばね18を圧縮する。
踏み込むと、ブレーキペダル19は回転軸20を軸にし
て回転し、ローラ22を介してプランジャ24を下方に
押し、ばね受15により行程ばね18を圧縮する。
すると、駆動ピストン11は行程ばね18により下方に
移動し、排気弁座47が第1の給排弁部材46に係合し
て排気弁を閉じ、給排弁部材46が供給弁座48から離
座して供給弁を開き、一方の系統の流体圧力源からの圧
力流体が供給口44、開いている供給弁を通って第1の
送出室13に供給される。
移動し、排気弁座47が第1の給排弁部材46に係合し
て排気弁を閉じ、給排弁部材46が供給弁座48から離
座して供給弁を開き、一方の系統の流体圧力源からの圧
力流体が供給口44、開いている供給弁を通って第1の
送出室13に供給される。
そして、送出室13に供給された圧力流体は、送出口1
2を通して一方の系統のブレーキ装置に供給され、ブレ
ーキチャンバが作動しブレーキが作用する。
2を通して一方の系統のブレーキ装置に供給され、ブレ
ーキチャンバが作動しブレーキが作用する。
第1の送出室13の流体圧力が上昇し、駆動ピストン1
1を上方に押圧する力が、行程ばね18を介して作用す
るプランジャ24の押力に等しくなると、駆動ピストン
11が僅かに上動し、供給弁が閉じる。
1を上方に押圧する力が、行程ばね18を介して作用す
るプランジャ24の押力に等しくなると、駆動ピストン
11が僅かに上動し、供給弁が閉じる。
従って、第1の送出室13の流体圧力はブレーキペダル
19に加えられる踏力に比例した値に制御される。
19に加えられる踏力に比例した値に制御される。
第1の送出室13に供給された圧力流体は、一方の系統
のブレーキ装置に供給されると同時に。
のブレーキ装置に供給されると同時に。
通孔31を通って中継室32に供給される。
すると、中継ピストン28がその上面に作用する中継室
32の流体圧力により下方に移動し、排気弁座61が第
2の給排弁部材50に着座して排気弁を閉じ、給排弁部
材50が供給弁座62から離座して供給弁を開く。
32の流体圧力により下方に移動し、排気弁座61が第
2の給排弁部材50に着座して排気弁を閉じ、給排弁部
材50が供給弁座62から離座して供給弁を開く。
そのため、他方の系統の流体圧力源からの圧力流体が供
給口58、開いている供給弁を通って第2の送出室34
に流入し、更に送出口33より他方の系統のブレーキ装
置に供給される。
給口58、開いている供給弁を通って第2の送出室34
に流入し、更に送出口33より他方の系統のブレーキ装
置に供給される。
そして、第2の送出室34の流体圧力により中継ピスト
ン28を上方に押す力が、中継ピストン28を下方に押
す力に等しくなると、中継ピストン28が僅かに上動し
、供給弁が閉じる。
ン28を上方に押す力が、中継ピストン28を下方に押
す力に等しくなると、中継ピストン28が僅かに上動し
、供給弁が閉じる。
この時、中継ピストン28を下方に押す力は、その上面
に作用する中継室32の流体圧力である。
に作用する中継室32の流体圧力である。
それに対し、中継ピストン28を上方に押す力はその下
面に作用する送出室34の流体圧力による力の他に、戻
しばね38のばね力及び弁ばね60のばね力が加わる。
面に作用する送出室34の流体圧力による力の他に、戻
しばね38のばね力及び弁ばね60のばね力が加わる。
また、給排弁部材500円筒部70の径が供給弁座62
の径より小さい場合には、その差面積に作用する流体圧
力源の圧力による力が加わる。
の径より小さい場合には、その差面積に作用する流体圧
力源の圧力による力が加わる。
しかし、中継室32の流体圧力を受ける中継ピストン2
8の有効受圧面積を大径部29により形成しているのに
対し第2の送出室34の流体圧力を受ける有効受圧面積
を小径部30により形成している。
8の有効受圧面積を大径部29により形成しているのに
対し第2の送出室34の流体圧力を受ける有効受圧面積
を小径部30により形成している。
すなわち送出室34の流体圧力を受ける有効受圧面積を
、中継室32の流体圧力を受ける有効受圧面積に比して
所定値小さくしてL・る。
、中継室32の流体圧力を受ける有効受圧面積に比して
所定値小さくしてL・る。
従って、送出室34の流体圧力により中継ピストン28
を上方に押す力は、中継室32の流体圧力により中継ピ
ストン28を下方に押す力より、戻しばね38及び弁ば
ね60のばね力、またはそれに給排弁部材50に作用す
る流体圧力源の圧力を加えた方弁小さくなるよう設定し
ている。
を上方に押す力は、中継室32の流体圧力により中継ピ
ストン28を下方に押す力より、戻しばね38及び弁ば
ね60のばね力、またはそれに給排弁部材50に作用す
る流体圧力源の圧力を加えた方弁小さくなるよう設定し
ている。
そのため、第2の送出室34の流体圧力は中継室32す
なわち第1の送出室13の流体圧力に実質的に等しく制
御される。
なわち第1の送出室13の流体圧力に実質的に等しく制
御される。
ブレーキを弛めるため、ブレーキペダル19に加えてい
る踏力を取り除くと、駆動ピストン11は、第1の送出
室13の流体圧力及び戻しばね26のばね力により上方
に移動し、排気弁座47が第1の給排弁部材46から離
れ排気弁が開く。
る踏力を取り除くと、駆動ピストン11は、第1の送出
室13の流体圧力及び戻しばね26のばね力により上方
に移動し、排気弁座47が第1の給排弁部材46から離
れ排気弁が開く。
すると、送出室13の圧力流体が、開いている排気弁、
排気孔49,51を通り排気口57より排気される。
排気孔49,51を通り排気口57より排気される。
そして、一方の系統のブレーキ装置に供給されていた圧
力流体が排気されると共に二連孔31を通って中継室3
2の圧力流体が排気される。
力流体が排気されると共に二連孔31を通って中継室3
2の圧力流体が排気される。
そのため、中継ピストン28が第2の送出室34の流体
圧力及び戻しばね38のばね力により上方に移動し、排
気弁座61が給排弁部材50から離れ排気弁が開き、送
出室34の圧力流体及び他方の系統のブレーキ装置に供
給されている圧力流体が排気弁より排気される。
圧力及び戻しばね38のばね力により上方に移動し、排
気弁座61が給排弁部材50から離れ排気弁が開き、送
出室34の圧力流体及び他方の系統のブレーキ装置に供
給されている圧力流体が排気弁より排気される。
以上の説明から明らかなとおり、本考案は、2系統用ブ
レーキ弁の中継ピストンを段付形状とし、第2の送出室
の流体圧力を受ける有効受圧面積を第1の送出室の流体
圧力を受ける有効受圧面積より所定値小さくしたので、
一方の系統のブレーキ装置及び他方の系統のブレーキ装
置に実質的に等しい圧力の圧力流体を供給することがで
き、また、中継ピストンを段付形状とするのみでよいの
で、構造が簡単であり、従来のブレーキ弁にも容易に実
施することができる。
レーキ弁の中継ピストンを段付形状とし、第2の送出室
の流体圧力を受ける有効受圧面積を第1の送出室の流体
圧力を受ける有効受圧面積より所定値小さくしたので、
一方の系統のブレーキ装置及び他方の系統のブレーキ装
置に実質的に等しい圧力の圧力流体を供給することがで
き、また、中継ピストンを段付形状とするのみでよいの
で、構造が簡単であり、従来のブレーキ弁にも容易に実
施することができる。
図は本考案の一実施例を示す2系統ブレーキ用ブレーキ
弁の断面図である。 1・・・弁本体、2・・・第1のシリンダ孔、4・・・
上蓋部材、7・・・下蓋部材、9・・・第2のシリンダ
孔、11・・・駆動ピストン、12,33・・・送出口
、13・・・第1の送出室、18・・・行程ばね、19
・・・ブレーキペダル、24・・・プランジャ、26,
38・・・戻しばね、28−・・中継ピストン、29・
・・大径部、30・−・小径部、32−・・中継室、3
4・・・第2の送出室、44 、58・・・供給口、4
6,50−・・給排弁部材、47.61・・・排気弁座
、48,62・・・供給弁座、57・・・排気口。
弁の断面図である。 1・・・弁本体、2・・・第1のシリンダ孔、4・・・
上蓋部材、7・・・下蓋部材、9・・・第2のシリンダ
孔、11・・・駆動ピストン、12,33・・・送出口
、13・・・第1の送出室、18・・・行程ばね、19
・・・ブレーキペダル、24・・・プランジャ、26,
38・・・戻しばね、28−・・中継ピストン、29・
・・大径部、30・−・小径部、32−・・中継室、3
4・・・第2の送出室、44 、58・・・供給口、4
6,50−・・給排弁部材、47.61・・・排気弁座
、48,62・・・供給弁座、57・・・排気口。
Claims (1)
- 第1のシリンダ孔及び第2のシリンダ孔を設けた弁本体
と、前記第1のシリシダ孔に摺動自在に挿入され、下側
に一方の系統のブレーキ装置に接続する第1の送出室を
形成し、ブレーキペダルにより駆動される駆動ピストン
と、前記一方の系統の流体圧力源と前記第1の送出室と
の間及び該第1の送出室と排気口との間の連通路を前記
駆動ピストンの移動に応じて開閉する第1の給排弁と、
前記第2のシリンダ孔に摺動自在に挿入され、下側に他
方の系統のブレーキ装置に接続する第2の送出室を形成
し、上方より前記第1の送出室の流体圧力を受ける中継
ピストンと、前記他方の系統の流体圧力源と前記第2の
送出室との間及び該第2の送出室と排気口との間の連通
路を前記中継ピストンの移動に応じて開閉する第2の給
排弁とを備えた2系統ブレーキ用ブレーキ弁において、
前記第2のシリンダ孔を上側を大径どした段付形状に形
成するとともに、前記中継ピストンを、前記第1の送出
室の流体圧力を受ける有効受圧面積に比して前記第2の
送出室の流体圧力を受ける有効受圧面積を所定値小さく
した段付形状となし、これらの第2のシリンダ孔と中継
ピストンとの間に形成される空所を外気に連絡して成る
2系統ブレーキ用ブレーキ弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15790579U JPS5930778Y2 (ja) | 1979-11-13 | 1979-11-13 | 2系統ブレ−キ用ブレ−キ弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15790579U JPS5930778Y2 (ja) | 1979-11-13 | 1979-11-13 | 2系統ブレ−キ用ブレ−キ弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5673963U JPS5673963U (ja) | 1981-06-17 |
JPS5930778Y2 true JPS5930778Y2 (ja) | 1984-09-01 |
Family
ID=29669160
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15790579U Expired JPS5930778Y2 (ja) | 1979-11-13 | 1979-11-13 | 2系統ブレ−キ用ブレ−キ弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5930778Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS601065A (ja) * | 1983-06-18 | 1985-01-07 | Nippon Air Brake Co Ltd | 2系統ブレ−キ弁 |
-
1979
- 1979-11-13 JP JP15790579U patent/JPS5930778Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5673963U (ja) | 1981-06-17 |
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