JPH0449022Y2 - - Google Patents
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- JPH0449022Y2 JPH0449022Y2 JP1986131115U JP13111586U JPH0449022Y2 JP H0449022 Y2 JPH0449022 Y2 JP H0449022Y2 JP 1986131115 U JP1986131115 U JP 1986131115U JP 13111586 U JP13111586 U JP 13111586U JP H0449022 Y2 JPH0449022 Y2 JP H0449022Y2
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- Japan
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- pressure chamber
- piston
- retainer
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T13/00—Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems
- B60T13/10—Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release
- B60T13/24—Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release the fluid being gaseous
- B60T13/46—Vacuum systems
- B60T13/52—Vacuum systems indirect, i.e. vacuum booster units
- B60T13/573—Vacuum systems indirect, i.e. vacuum booster units characterised by reaction devices
- B60T13/575—Vacuum systems indirect, i.e. vacuum booster units characterised by reaction devices using resilient discs or pads
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T13/00—Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems
- B60T13/10—Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release
- B60T13/24—Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release the fluid being gaseous
- B60T13/46—Vacuum systems
- B60T13/52—Vacuum systems indirect, i.e. vacuum booster units
- B60T13/565—Vacuum systems indirect, i.e. vacuum booster units characterised by being associated with master cylinders, e.g. integrally formed
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Braking Systems And Boosters (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の目的〕
（産業上の利用分野）
本考案は自動車用ブレーキブースタ、即ち負圧
式倍力装置に関するものである。
式倍力装置に関するものである。
（従来の技術）
第２図は従来の自動車用ブレーキブースタの１
例を示し、１は左方のハウジング、２は右方のハ
ウジングで、これらにより室３を構成しており、
該室３内には周縁部をハウジング１，２間に挟ま
れたダイアフラム４が設けられている。ダイアフ
ラム４の内周縁部は、樹脂製のブースタピストン
５の大径部５ａに気密状に嵌着されている。従つ
て室３内はダイアフラム４とピストン５により、
負圧室６と変圧室７に区画されている。
例を示し、１は左方のハウジング、２は右方のハ
ウジングで、これらにより室３を構成しており、
該室３内には周縁部をハウジング１，２間に挟ま
れたダイアフラム４が設けられている。ダイアフ
ラム４の内周縁部は、樹脂製のブースタピストン
５の大径部５ａに気密状に嵌着されている。従つ
て室３内はダイアフラム４とピストン５により、
負圧室６と変圧室７に区画されている。
ピストン５は中心部に円筒部８を有し、該円筒
部８はハウジング２の中心の孔をシール９により
気密を保持しながら滑動可能に貫通している。１
０はプツシユロツドで、図示しないブレーキペダ
ルに右端が連結され、左端は球体に形成されると
共に、バルブプランジヤ１１に連結されている。
バルブプランジヤ１１はピストン５内に摺動可能
に支持されている。１２はコントロールバルブ
で、バルブプランジヤ１１と共同して変圧室７の
大気との連通を制御している。またコントロール
バルブ１２は右端をリテーナ１３を介して円筒部
８にシール可能に取付けられており、リテーナ１
３とプツシユロツド１０の段部間にはスプリング
１４が介装され、プツシユロツド１０及びプラン
ジヤ１１が右方に付勢されている。
部８はハウジング２の中心の孔をシール９により
気密を保持しながら滑動可能に貫通している。１
０はプツシユロツドで、図示しないブレーキペダ
ルに右端が連結され、左端は球体に形成されると
共に、バルブプランジヤ１１に連結されている。
バルブプランジヤ１１はピストン５内に摺動可能
に支持されている。１２はコントロールバルブ
で、バルブプランジヤ１１と共同して変圧室７の
大気との連通を制御している。またコントロール
バルブ１２は右端をリテーナ１３を介して円筒部
８にシール可能に取付けられており、リテーナ１
３とプツシユロツド１０の段部間にはスプリング
１４が介装され、プツシユロツド１０及びプラン
ジヤ１１が右方に付勢されている。
またコントロールバルブ１２の左端のバルブプ
ランジヤ１１との当接部の外周には、該当接部を
取囲むようにピストン５に設けられたシート１５
が設けられており、通孔１６，１７を介して室６
と７の連通、遮断を制御するようになつている。
１８は復帰用スプリングで、倍力装置の作動休止
時にピストン５を右方に押している。１９はキー
で、ピストン５に設けられた孔２０に挿入され、
バルブプランジヤの外周に設けられた溝２１に上
端が間隙を保つて係合しており、第２図に示すブ
レーキ倍力装置の作動休止時には、その一面がピ
ストン５の孔２０のハウジング２側と反対側の面
に当接している。またピストン５の室６側の面に
設けた略環状溝２２内には、出力ロツド２３の円
筒部２４が、ピストンを抱えるようにエアバルブ
１１との間にゴム製の反動板２５を介して挿入さ
れている。
ランジヤ１１との当接部の外周には、該当接部を
取囲むようにピストン５に設けられたシート１５
が設けられており、通孔１６，１７を介して室６
と７の連通、遮断を制御するようになつている。
１８は復帰用スプリングで、倍力装置の作動休止
時にピストン５を右方に押している。１９はキー
で、ピストン５に設けられた孔２０に挿入され、
バルブプランジヤの外周に設けられた溝２１に上
端が間隙を保つて係合しており、第２図に示すブ
レーキ倍力装置の作動休止時には、その一面がピ
ストン５の孔２０のハウジング２側と反対側の面
に当接している。またピストン５の室６側の面に
設けた略環状溝２２内には、出力ロツド２３の円
筒部２４が、ピストンを抱えるようにエアバルブ
１１との間にゴム製の反動板２５を介して挿入さ
れている。
そしてブレーキ倍力装置の作動休止時には、ハ
ウジング２にキー１９の基部が当接してピストン
５の後退を停止させるようにしており、作動時に
は出力ロツド２３が移動してその移動をマスタシ
リンダ２６の第１ピストン２７に伝えて、該第１
ピストン２７を前進させることによりマスタシリ
ンダの圧力室２８の圧力を上げるようになつてい
る。圧力室２８は作動休止時には小孔２９を介し
てリザーバ３０と連通しているため圧力はない
が、第１ピストン２７が前進して小孔２９と圧力
室２８との連通が遮断されると、圧力室２８の圧
力は上昇する。３１は第１ピストン２７と第２ピ
ストン３２間に介在されたスプリングで、常時第
１ピストン２７を右方に付勢している。第２ピス
トン３２はストツパボルト３３により移動が制限
されている。また第１ピストン２７と第２ピスト
ン３２は、ロツド３４を介して連結されており、
図示状態では第１ピストン２７は右方には移動で
きないが、左方へはロツド３４が第２ピストン３
２と関係なしに移動できるため、第１ピストン２
７は左方へは任意に移動できる。また３５はリン
グ、３６はシールカツプ、３７は出力ロツド２３
の抜け落ち防止用のリテーナである。
ウジング２にキー１９の基部が当接してピストン
５の後退を停止させるようにしており、作動時に
は出力ロツド２３が移動してその移動をマスタシ
リンダ２６の第１ピストン２７に伝えて、該第１
ピストン２７を前進させることによりマスタシリ
ンダの圧力室２８の圧力を上げるようになつてい
る。圧力室２８は作動休止時には小孔２９を介し
てリザーバ３０と連通しているため圧力はない
が、第１ピストン２７が前進して小孔２９と圧力
室２８との連通が遮断されると、圧力室２８の圧
力は上昇する。３１は第１ピストン２７と第２ピ
ストン３２間に介在されたスプリングで、常時第
１ピストン２７を右方に付勢している。第２ピス
トン３２はストツパボルト３３により移動が制限
されている。また第１ピストン２７と第２ピスト
ン３２は、ロツド３４を介して連結されており、
図示状態では第１ピストン２７は右方には移動で
きないが、左方へはロツド３４が第２ピストン３
２と関係なしに移動できるため、第１ピストン２
７は左方へは任意に移動できる。また３５はリン
グ、３６はシールカツプ、３７は出力ロツド２３
の抜け落ち防止用のリテーナである。
（考案が解決しようとする問題点）
従来の負圧式倍力装置では、第２図の作動休止
時においては、第１ピストン２７は第２ピストン
３２がストツパボルト３３により右動できないた
め、出力ロツド２３の先端との間に隙間δ3が形成
されていた。またリテーナ３７は単に出力ロツド
２３の抜け落ち防止用であつて、出力ロツド２３
をピストン５に押し付けるものではなかつた。
時においては、第１ピストン２７は第２ピストン
３２がストツパボルト３３により右動できないた
め、出力ロツド２３の先端との間に隙間δ3が形成
されていた。またリテーナ３７は単に出力ロツド
２３の抜け落ち防止用であつて、出力ロツド２３
をピストン５に押し付けるものではなかつた。
従つてブレーキ倍力装置の作動休止時には、出
力ロツド２３が傾いて反動板２５とピストン５の
端面５ｂとの間に隙間ができ、作動初期にはコン
トロールバルブ１２とシート１５間の隙間δ1が閉
じて変圧室７に大気が流入した時、負圧室６と変
圧室７間に差圧が発生しなければならないのに、
前記の如く反動板２５とピストンの端面５ｂとの
間の隙間から変圧室７側の大気が負圧室６に流出
してしまうため、作動初期におけるブースタ作動
が迅速に行なわれないなどの問題があつた。
力ロツド２３が傾いて反動板２５とピストン５の
端面５ｂとの間に隙間ができ、作動初期にはコン
トロールバルブ１２とシート１５間の隙間δ1が閉
じて変圧室７に大気が流入した時、負圧室６と変
圧室７間に差圧が発生しなければならないのに、
前記の如く反動板２５とピストンの端面５ｂとの
間の隙間から変圧室７側の大気が負圧室６に流出
してしまうため、作動初期におけるブースタ作動
が迅速に行なわれないなどの問題があつた。
本考案は、この問題点を解決することができる
負圧式倍力装置を提供することを目的とするもの
である。
負圧式倍力装置を提供することを目的とするもの
である。
（問題点を解決するための手段）
このため本考案は、内側が区画され一端に開口
を有するハウジング、該ハウジングの開口を通し
て延び、その中を密封して摺動可能なパワーピス
トン５、ハウジングの内側を負圧室６と変圧室７
に分割し、外側の端部がハウジングに密閉して接
続されており、内側の端部がパワーピストン５の
外周部に密閉して固定されているダイヤフラム
４、前記パワーピストン５に備えられた第１の開
口、自動車のブレーキペダルに組付けられている
プツシユロツド１０に接続されており、前記第１
の開口に摺動可能に受け入れられたバルブプラン
ジヤ１１、前記パワーピストン５に取付けられ、
倍力装置が操作されない時には前記プランジヤ１
１の後端部に係合し、自動車のブレーキペダルの
押圧に応じて該バルブプランジヤ１１が離れるこ
とにより前記変圧室７と大気を連通させるコント
ロールバルブ１２、前記パワーピストン５の第１
の開口と連通し、該第１の開口よりも相対的に大
きい第２の開口、該第２の開口に摺動可能に受け
入れられた後端部を備える出力ロツド２３、前記
第２の開口の内部にて該出力ロツド２３の後端部
とパワーピストン５間に配設された反動板２５、
前記パワーピストン５に接続された外周部の一端
と、倍力装置が非作動状態にあるときも前記出力
ロツド２３に対してバネ力を働かせるために該出
力ロツド２３がパワーピストン５に向けて前記反
動板２５を押し付けるように該出力ロツド２３の
後端部に対して押し付ける内周部の他端と、前記
一端から他端に向けて延びる中間部とを有するリ
テーナ３８を備えた負圧式倍力装置であつて、該
リテーナ３８は前記負圧室６側でパワーピストン
５上に位置しており、前記リテーナ３８の中間部
と他端はパワーピストン５から間隔を明けてあ
り、かつ該リテーナ３８の他端はある角度で出力
ロツド２３の後端部に向けて延び、該後端部を介
して反動板２５を前記パワーピストン５の端面５
ｂに押え付けており、該リテーナ３８の一端は前
記負圧室６に取付けられたスプリング１８により
変圧室７に向けて押圧され前記パワーピストン５
に係止してなるもので、これを問題点解決のため
の手段とするものである。
を有するハウジング、該ハウジングの開口を通し
て延び、その中を密封して摺動可能なパワーピス
トン５、ハウジングの内側を負圧室６と変圧室７
に分割し、外側の端部がハウジングに密閉して接
続されており、内側の端部がパワーピストン５の
外周部に密閉して固定されているダイヤフラム
４、前記パワーピストン５に備えられた第１の開
口、自動車のブレーキペダルに組付けられている
プツシユロツド１０に接続されており、前記第１
の開口に摺動可能に受け入れられたバルブプラン
ジヤ１１、前記パワーピストン５に取付けられ、
倍力装置が操作されない時には前記プランジヤ１
１の後端部に係合し、自動車のブレーキペダルの
押圧に応じて該バルブプランジヤ１１が離れるこ
とにより前記変圧室７と大気を連通させるコント
ロールバルブ１２、前記パワーピストン５の第１
の開口と連通し、該第１の開口よりも相対的に大
きい第２の開口、該第２の開口に摺動可能に受け
入れられた後端部を備える出力ロツド２３、前記
第２の開口の内部にて該出力ロツド２３の後端部
とパワーピストン５間に配設された反動板２５、
前記パワーピストン５に接続された外周部の一端
と、倍力装置が非作動状態にあるときも前記出力
ロツド２３に対してバネ力を働かせるために該出
力ロツド２３がパワーピストン５に向けて前記反
動板２５を押し付けるように該出力ロツド２３の
後端部に対して押し付ける内周部の他端と、前記
一端から他端に向けて延びる中間部とを有するリ
テーナ３８を備えた負圧式倍力装置であつて、該
リテーナ３８は前記負圧室６側でパワーピストン
５上に位置しており、前記リテーナ３８の中間部
と他端はパワーピストン５から間隔を明けてあ
り、かつ該リテーナ３８の他端はある角度で出力
ロツド２３の後端部に向けて延び、該後端部を介
して反動板２５を前記パワーピストン５の端面５
ｂに押え付けており、該リテーナ３８の一端は前
記負圧室６に取付けられたスプリング１８により
変圧室７に向けて押圧され前記パワーピストン５
に係止してなるもので、これを問題点解決のため
の手段とするものである。
（作用）
本考案では、出力ロツドの円筒部側面に当接す
る出力ロツド抜け落ち防止用のリテーナの他端
は、ある角度で出力ロツドの後端部に向けて延
び、該後端部を介して反動板をパワーピストンの
端面に押え付けているので、ブースタの作動休止
時でも反動板をピストンの端面に出力ロツドを介
して押付けてシールを保持させている。従つて作
動初期において変圧室に大気が流入した時、負圧
室に大気が漏れることはないので、作動初期にお
けるブースタ作動が迅速に行なわれる。
る出力ロツド抜け落ち防止用のリテーナの他端
は、ある角度で出力ロツドの後端部に向けて延
び、該後端部を介して反動板をパワーピストンの
端面に押え付けているので、ブースタの作動休止
時でも反動板をピストンの端面に出力ロツドを介
して押付けてシールを保持させている。従つて作
動初期において変圧室に大気が流入した時、負圧
室に大気が漏れることはないので、作動初期にお
けるブースタ作動が迅速に行なわれる。
（実施例）
以下本考案を図面の実施例について説明する
と、第１図は本考案の負圧式倍力装置の１実施例
を示す。なお、図中符号１〜３６で示す部材は前
記第２図に示すものと同じであるので、ここでは
これらについての詳細な説明は省略する。
と、第１図は本考案の負圧式倍力装置の１実施例
を示す。なお、図中符号１〜３６で示す部材は前
記第２図に示すものと同じであるので、ここでは
これらについての詳細な説明は省略する。
第１図において第２図との相違点を説明する
と、出力ロツド２３の円筒部２４の側面に当接し
て該ロツド２３の抜け落ちを防止するリテーナ３
８を、出力ロツド２３をピストン５方向に押圧す
る付勢構造としてなるもので、その１例を図面で
示すと、リテーナ３８の自由形状は点線で示す形
状をしており、組付け時には実線で示す形状に、
中央部を左方に引き起こして出力ロツド２３の円
筒部２４の側面に当接させて、該出力ロツド２３
に付勢力を与える。
と、出力ロツド２３の円筒部２４の側面に当接し
て該ロツド２３の抜け落ちを防止するリテーナ３
８を、出力ロツド２３をピストン５方向に押圧す
る付勢構造としてなるもので、その１例を図面で
示すと、リテーナ３８の自由形状は点線で示す形
状をしており、組付け時には実線で示す形状に、
中央部を左方に引き起こして出力ロツド２３の円
筒部２４の側面に当接させて、該出力ロツド２３
に付勢力を与える。
次に第１図の実施例について作用を説明する
と、第１図の状態はブースタの作動休止状態であ
り、ここでブレーキペダルを踏み込んでプツシユ
ロツド１０を左方に押すと、バルブプランジヤ１
１と共にコントロールバルブ１２は、スプリング
１４の付勢力によりシート１５に当接するまで一
体に移動し、次いでコントロールバルブ１２とバ
ルブプランジヤ１１間は開弁する。従つてこの開
弁された弁部から大気が通孔１７を経て変圧室７
に流入するため、負圧室６との間に差圧が発生
し、ピストン５は左方に押され、出力ロツド２３
を反動板２５を介して前進させる。これによりマ
スタシリンダ２６の第１ピストン２７を左方に押
すことにより、圧力室２８の圧力を上昇させる。
と、第１図の状態はブースタの作動休止状態であ
り、ここでブレーキペダルを踏み込んでプツシユ
ロツド１０を左方に押すと、バルブプランジヤ１
１と共にコントロールバルブ１２は、スプリング
１４の付勢力によりシート１５に当接するまで一
体に移動し、次いでコントロールバルブ１２とバ
ルブプランジヤ１１間は開弁する。従つてこの開
弁された弁部から大気が通孔１７を経て変圧室７
に流入するため、負圧室６との間に差圧が発生
し、ピストン５は左方に押され、出力ロツド２３
を反動板２５を介して前進させる。これによりマ
スタシリンダ２６の第１ピストン２７を左方に押
すことにより、圧力室２８の圧力を上昇させる。
以上詳細に説明した如く本考案は、出力ロツド
の円筒部側面に当接する出力ロツド抜け落ち防止
用のリテーナの他端は、ある角度で出力ロツドの
後端部に向けて延び、該後端部を介して反動板を
パワーピストンの端面に押え付けているので、反
動板とピストン前端との間のシールがブースタ作
動休止時においても確保されている。従つてブレ
ーキ倍力装置の作動初期において変圧室の大気が
負圧室に流入することはないので、迅速にブース
タ作動が行なわれる。
の円筒部側面に当接する出力ロツド抜け落ち防止
用のリテーナの他端は、ある角度で出力ロツドの
後端部に向けて延び、該後端部を介して反動板を
パワーピストンの端面に押え付けているので、反
動板とピストン前端との間のシールがブースタ作
動休止時においても確保されている。従つてブレ
ーキ倍力装置の作動初期において変圧室の大気が
負圧室に流入することはないので、迅速にブース
タ作動が行なわれる。
第１図は本考案の実施例を示す負圧式倍力装置
の側断面図、第２図は従来の負圧式倍力装置の側
断面図である。 図の主要部分の説明、１，２……ハウジング、
４……ダイアフラム、５……ピストン、５ｂ……
端面、６……負圧室、７……変圧室、１０……プ
ツシユロツド、１１……バルブプランジヤ、１２
……コントロールバルブ、１５……シート、１
６，１７……通孔、１８……スプリング、１９…
…キー、２３……出力ロツド、２４……円筒部、
２５……反動板、２６……マスタシリンダ、２７
……マスタシリンダピストン、２８……圧力室、
３１……スプリング、３８……リテーナ。
の側断面図、第２図は従来の負圧式倍力装置の側
断面図である。 図の主要部分の説明、１，２……ハウジング、
４……ダイアフラム、５……ピストン、５ｂ……
端面、６……負圧室、７……変圧室、１０……プ
ツシユロツド、１１……バルブプランジヤ、１２
……コントロールバルブ、１５……シート、１
６，１７……通孔、１８……スプリング、１９…
…キー、２３……出力ロツド、２４……円筒部、
２５……反動板、２６……マスタシリンダ、２７
……マスタシリンダピストン、２８……圧力室、
３１……スプリング、３８……リテーナ。
Claims (1)
- 内側が区画され一端に開口を有するハウジン
グ、該ハウジングの開口を通して延び、その中を
密封して摺動可能なパワーピストン５、ハウジン
グの内側を負圧室６と変圧室７に分割し、外側の
端部がハウジングに密閉して接続されており、内
側の端部がパワーピストン５の外周部に密閉して
固定されているダイヤフラム４、前記パワーピス
トン５に備えられた第１の開口、自動車のブレー
キペダルに組付けられているプツシユロツド１０
に接続されており、前記第１の開口に摺動可能に
受け入れられたバルブプランジヤ１１、前記パワ
ーピストン５に取付けられ、倍力装置が操作され
ない時には前記プランジヤ１１の後端部に係合
し、自動車のブレーキペダルの押圧に応じて該バ
ルブプランジヤ１１が離れることにより前記変圧
室７と大気を連通させるコントロールバルブ１
２、前記パワーピストン５の第１の開口と連通
し、該第１の開口よりも相対的に大きい第２の開
口、該第２の開口に摺動可能に受け入れられた後
端部を備える出力ロツド２３、前記第２の開口の
内部にて該出力ロツド２３の後端部とパワーピス
トン５間に配設された反動板２５、前記パワーピ
ストン５に接続された外周部の一端と、倍力装置
が非作動状態にあるときも前記出力ロツド２３に
対してバネ力を働かせるために該出力ロツド２３
がパワーピストン５に向けて前記反動板２５を押
し付けるように該出力ロツド２３の後端部に対し
て押し付ける内周部の他端と、前記一端から他端
に向けて延びる中間部とを有するリテーナ３８を
備えた負圧式倍力装置であつて、該リテーナ３８
は前記負圧室６側でパワーピストン５上に位置し
ており、前記リテーナ３８の中間部と他端はパワ
ーピストン５から間隔を明けてあり、かつ該リテ
ーナ３８の他端はある角度で出力ロツド２３の後
端部に向けて延び、該後端部を介して反動板２５
を前記パワーピストン５の端面５ｂに押え付けて
おり、該リテーナ３８の一端は前記負圧室６に取
付けられたスプリング１８により変圧室７に向け
て押圧され前記パワーピストン５に係止されてい
ることを特徴とする負圧式倍力装置。
Priority Applications (5)
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|---|---|---|---|
| JP1986131115U JPH0449022Y2 (ja) | 1986-08-29 | 1986-08-29 | |
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Applications Claiming Priority (1)
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| JP1986131115U JPH0449022Y2 (ja) | 1986-08-29 | 1986-08-29 |
Publications (2)
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Family
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986131115U Expired JPH0449022Y2 (ja) | 1986-08-29 | 1986-08-29 |
Country Status (5)
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