JP2527510Y2 - バックホーのスイベルジョイント係止構造 - Google Patents
バックホーのスイベルジョイント係止構造Info
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- JP2527510Y2 JP2527510Y2 JP1991066735U JP6673591U JP2527510Y2 JP 2527510 Y2 JP2527510 Y2 JP 2527510Y2 JP 1991066735 U JP1991066735 U JP 1991066735U JP 6673591 U JP6673591 U JP 6673591U JP 2527510 Y2 JP2527510 Y2 JP 2527510Y2
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- Japan
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- joint
- turntable
- case
- backhoe
- case joint
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、バックホーのスイベル
ジョイント係止構造に関するものである。
ジョイント係止構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】バックホーのスイベルジョイントは、枢
軸ジョイントとケースジョイントとで構成されて、旋回
基台とターンテーブルとの間に介装されるのであるが、
具体的には、旋回基台側にケースジョイントを回動不能
に固装し、そのケースジョイントに上方から旋回自在に
枢軸ジョイントを内挿して、枢軸ジョイントを回動阻止
具によってターンテーブルと共に旋回させるようにした
もの(例えば、実開昭56−994号公報参照)と、逆
に、枢軸ジョイントを旋回基台側に回動不能に固装し、
その枢軸ジョイントにキャップ状に被嵌装着したケース
ジョイントを回動阻止具でもってターンテーブルと共に
旋回させるようにしたもの(例えば、米国特許2781
134号明細書参照)とがある。
軸ジョイントとケースジョイントとで構成されて、旋回
基台とターンテーブルとの間に介装されるのであるが、
具体的には、旋回基台側にケースジョイントを回動不能
に固装し、そのケースジョイントに上方から旋回自在に
枢軸ジョイントを内挿して、枢軸ジョイントを回動阻止
具によってターンテーブルと共に旋回させるようにした
もの(例えば、実開昭56−994号公報参照)と、逆
に、枢軸ジョイントを旋回基台側に回動不能に固装し、
その枢軸ジョイントにキャップ状に被嵌装着したケース
ジョイントを回動阻止具でもってターンテーブルと共に
旋回させるようにしたもの(例えば、米国特許2781
134号明細書参照)とがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、前者の介装
手段においては、ケースジョイントが上方開口状態に設
けられてそれに上方から枢軸ジョイントが内挿されるた
めに、両者の嵌合端段部に塵埃等を受け止めて堆積させ
ることになり易く、堆積した塵埃が両者の摺動面間に侵
入して摺動面を損傷することになり易いという問題があ
る。その点、後者の介装手段によれば、ケースジョイン
トが枢軸ジョイントに対してキャップ状に被嵌されるの
で上記のような問題は回避されるけれども、該介装手段
においては、径大で重量のあるケースジョイントをター
ンテーブルと一体的に旋回し得るように保持する必要が
ある。
手段においては、ケースジョイントが上方開口状態に設
けられてそれに上方から枢軸ジョイントが内挿されるた
めに、両者の嵌合端段部に塵埃等を受け止めて堆積させ
ることになり易く、堆積した塵埃が両者の摺動面間に侵
入して摺動面を損傷することになり易いという問題があ
る。その点、後者の介装手段によれば、ケースジョイン
トが枢軸ジョイントに対してキャップ状に被嵌されるの
で上記のような問題は回避されるけれども、該介装手段
においては、径大で重量のあるケースジョイントをター
ンテーブルと一体的に旋回し得るように保持する必要が
ある。
【0004】そのため、従来手段(前出の米国特許27
81134号明細書参照)では、枢軸ジョイントに被嵌
したケースジョイントの下端寄り部位から横向きに丸棒
状の水平アームを突設し、その水平アームをターンテー
ブル(キャビンフロア)側に設けた丸棒状の二本の直立
アーム間に挿入してターンテーブルとケースジョイント
を一体的に旋回させるように構成しているのであるが、
これにおいては、水平アームと直立アームの係合がケー
スジョイントの下端に偏寄した部位で行われるうえに、
両アームが丸棒状で点接触状の係合になるので、旋回方
向の係止は行われるけれども、その際にケースジョイン
トに対して偏荷重を与えてケースジョイントの倒れを生
むことになり易く、また、ケースジョイント側の水平ア
ームがターンテーブル側の二本の直立アーム間に挿入さ
れるだけで水平アームがケースジョイントの半径方向に
移動することは阻止し得ないから、重量のあるケースジ
ョイントが半径方向に殊に倒れ易くて、これらの倒れに
よりケースジョイントと枢軸ジョイントの摺動面にコジ
レが生じたり、摺動面部に形成される油路からのリーク
が生起することになり易いという問題があった。
81134号明細書参照)では、枢軸ジョイントに被嵌
したケースジョイントの下端寄り部位から横向きに丸棒
状の水平アームを突設し、その水平アームをターンテー
ブル(キャビンフロア)側に設けた丸棒状の二本の直立
アーム間に挿入してターンテーブルとケースジョイント
を一体的に旋回させるように構成しているのであるが、
これにおいては、水平アームと直立アームの係合がケー
スジョイントの下端に偏寄した部位で行われるうえに、
両アームが丸棒状で点接触状の係合になるので、旋回方
向の係止は行われるけれども、その際にケースジョイン
トに対して偏荷重を与えてケースジョイントの倒れを生
むことになり易く、また、ケースジョイント側の水平ア
ームがターンテーブル側の二本の直立アーム間に挿入さ
れるだけで水平アームがケースジョイントの半径方向に
移動することは阻止し得ないから、重量のあるケースジ
ョイントが半径方向に殊に倒れ易くて、これらの倒れに
よりケースジョイントと枢軸ジョイントの摺動面にコジ
レが生じたり、摺動面部に形成される油路からのリーク
が生起することになり易いという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、上述の問題点
に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、旋回基台側に回動不能に固装した枢軸ジョイントに
ケースジョイントをキャップ状に被嵌して、そのケース
ジョイントを回動阻止具によリターンテーブルと共に旋
回させる形式のバックホーにおけるスイベルジョイント
であり乍ら、ターンテーブルと共に旋回するケースジョ
イントを傾きなく適正に保持して円滑に旋回作動し、作
動油のリークが生じることないスイベルジョイントを簡
潔構造で提供することにある。
に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、旋回基台側に回動不能に固装した枢軸ジョイントに
ケースジョイントをキャップ状に被嵌して、そのケース
ジョイントを回動阻止具によリターンテーブルと共に旋
回させる形式のバックホーにおけるスイベルジョイント
であり乍ら、ターンテーブルと共に旋回するケースジョ
イントを傾きなく適正に保持して円滑に旋回作動し、作
動油のリークが生じることないスイベルジョイントを簡
潔構造で提供することにある。
【0006】そして、上述の目的を達成するため、本考
案におけるバックホーのスイベルジョイント係止構造
は、バックホー(A)の旋回基台(2)に枢軸ジョイン
ト(M−1)を設け、その枢軸ジョイント(M−1)に
回転自在にケースジョイント(M−2)を被嵌し、ケー
スジョイント(M−2)側に設けた係合突起(22)
を、ターンテーブル(3)側に対向装設する回動阻止具
(23)に係合させて、両者(22)(23)の係合に
よりケースジョイント(M−2)とターンテーブル
(3)を一体的に旋回させるように構成したバックホー
のスイベルジョイントにおいて、前記係合突起(22)
を、上下方向に広幅で相互に平行な左右の当接側面(2
2−1)(22−2)を備えた略直方体に形成してケー
スジョイント(M−2)の上部に突設するとともに、係
合突起(22)に対向するターンテーブル(3)側の回
動阻止具(23)に、前記左右の当接側面(22−1)
(22−2)と略同等の上下幅の三方壁面を備えて平面
視略コ字状に形成される開口部(23−1)を形設し
て、開口部(23−1)に嵌入する係合突起(22)の
左右の当接側面(22−1)(22−2)及び前側面が
回動阻止具(23)の開口部(23−1)の三方壁面に
当接し得るようにしてあることを特徴とするものであ
る。
案におけるバックホーのスイベルジョイント係止構造
は、バックホー(A)の旋回基台(2)に枢軸ジョイン
ト(M−1)を設け、その枢軸ジョイント(M−1)に
回転自在にケースジョイント(M−2)を被嵌し、ケー
スジョイント(M−2)側に設けた係合突起(22)
を、ターンテーブル(3)側に対向装設する回動阻止具
(23)に係合させて、両者(22)(23)の係合に
よりケースジョイント(M−2)とターンテーブル
(3)を一体的に旋回させるように構成したバックホー
のスイベルジョイントにおいて、前記係合突起(22)
を、上下方向に広幅で相互に平行な左右の当接側面(2
2−1)(22−2)を備えた略直方体に形成してケー
スジョイント(M−2)の上部に突設するとともに、係
合突起(22)に対向するターンテーブル(3)側の回
動阻止具(23)に、前記左右の当接側面(22−1)
(22−2)と略同等の上下幅の三方壁面を備えて平面
視略コ字状に形成される開口部(23−1)を形設し
て、開口部(23−1)に嵌入する係合突起(22)の
左右の当接側面(22−1)(22−2)及び前側面が
回動阻止具(23)の開口部(23−1)の三方壁面に
当接し得るようにしてあることを特徴とするものであ
る。
【0007】
【作用】本考案のスイベルジョイント係止構造において
は、ケースジョイント(M−2)側の係合突起(22)
がケースジョイント(M−2)の上部に設けられ、しか
も、係合突起(22)は、上下に広幅で、且つ、相互に
平行な左右の当接側面(22−1)(22−2)を備え
ていて、左右当接側面(22−1)(22−2)及び前
側面が回動阻止具(23)の開口部(23−1)の三方
壁面に当接し得るから、ケースジョイントが旋回および
半径方向のいずれの方向にも殆ど傾くことがなくて垂直
起立状態に確実に保持される。
は、ケースジョイント(M−2)側の係合突起(22)
がケースジョイント(M−2)の上部に設けられ、しか
も、係合突起(22)は、上下に広幅で、且つ、相互に
平行な左右の当接側面(22−1)(22−2)を備え
ていて、左右当接側面(22−1)(22−2)及び前
側面が回動阻止具(23)の開口部(23−1)の三方
壁面に当接し得るから、ケースジョイントが旋回および
半径方向のいずれの方向にも殆ど傾くことがなくて垂直
起立状態に確実に保持される。
【0008】
【実施例】本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。図1に示したバックホーAは、走行フレーム1上
に旋回基台2を連設して、その基台2上に旋回自在にタ
ーンテーブル3を載設し、ターンテーブルと共に旋回可
能な機体フレーム4の前端にブーム5を昇降自在に連設
し、機体フレーム4の中央部に運転部6、後部に原動機
部7を配設して構成されている。なお、8はブーム5の
先端に装備されたバケットを示す。
する。図1に示したバックホーAは、走行フレーム1上
に旋回基台2を連設して、その基台2上に旋回自在にタ
ーンテーブル3を載設し、ターンテーブルと共に旋回可
能な機体フレーム4の前端にブーム5を昇降自在に連設
し、機体フレーム4の中央部に運転部6、後部に原動機
部7を配設して構成されている。なお、8はブーム5の
先端に装備されたバケットを示す。
【0009】走行フレーム1の前後方向両端部に駆動輪
9と従動輪10を配し、それらにクローラ11を掛回
し、且つ、走行フレーム1の一端部に排土板12を連設
しており、駆動輪9は、走行フレーム1に装着した油圧
モータ13により、また、排土板12は油圧シリンダ1
4によりそれぞれ作動すべく構成されている。
9と従動輪10を配し、それらにクローラ11を掛回
し、且つ、走行フレーム1の一端部に排土板12を連設
しており、駆動輪9は、走行フレーム1に装着した油圧
モータ13により、また、排土板12は油圧シリンダ1
4によりそれぞれ作動すべく構成されている。
【0010】走行フレーム1の油圧モーター13及び油
圧シリンダ14のそれぞれには、機体フレーム4の後部
に配設した油圧タンク15よりスイベルジョイントMを
介して油循環が行われるものであり、スイベルジョイン
トMは、旋回基台2とターンテーブル3との間に次のよ
うに介装されている。
圧シリンダ14のそれぞれには、機体フレーム4の後部
に配設した油圧タンク15よりスイベルジョイントMを
介して油循環が行われるものであり、スイベルジョイン
トMは、旋回基台2とターンテーブル3との間に次のよ
うに介装されている。
【0011】すなわち、旋回基台2上にはフランジ16
を介して枢軸ジョイントM−1が立設されており、枢軸
ジョイントM−1の外周面にはキャップ状に形成したケ
ースジョイントM−2が回転自在に嵌合され、ケースジ
ョイントM−2の上端は、ターンテーブル3に連設され
ているものであリ、ケースジョイントM−2の外周壁に
送油口17が所要個数穿設され、ケースジョイントM−
2の内周面には各送油口17に連設した環状溝18が形
成されており、他方枢軸ジョイントM−1の内部には所
要個数の送油路19が縦方向に形成され、それぞれの送
油路19の上端は、横方向に折曲して枢軸ジョイントM
−1外周面に開口20しており、各々の開口部20は、
ケースジョイントM−2の環状溝18に連通され、ケー
スジョイントM−2の送油口17は、それぞれ対応した
枢軸ジョイントM−1の送油路19に常に連通されるべ
く構成されており、回動機構(図示せず)によりケース
ジョイントM−2が機体フレーム4と共に旋回しても、
上記連通状態が保持されるようになっている。21はシ
ール部材としてのOリングである。
を介して枢軸ジョイントM−1が立設されており、枢軸
ジョイントM−1の外周面にはキャップ状に形成したケ
ースジョイントM−2が回転自在に嵌合され、ケースジ
ョイントM−2の上端は、ターンテーブル3に連設され
ているものであリ、ケースジョイントM−2の外周壁に
送油口17が所要個数穿設され、ケースジョイントM−
2の内周面には各送油口17に連設した環状溝18が形
成されており、他方枢軸ジョイントM−1の内部には所
要個数の送油路19が縦方向に形成され、それぞれの送
油路19の上端は、横方向に折曲して枢軸ジョイントM
−1外周面に開口20しており、各々の開口部20は、
ケースジョイントM−2の環状溝18に連通され、ケー
スジョイントM−2の送油口17は、それぞれ対応した
枢軸ジョイントM−1の送油路19に常に連通されるべ
く構成されており、回動機構(図示せず)によりケース
ジョイントM−2が機体フレーム4と共に旋回しても、
上記連通状態が保持されるようになっている。21はシ
ール部材としてのOリングである。
【0012】この考案の要旨であるターンテーブル3と
ケースジョイントM−2の係合部材22Aは、下記のよ
うに構成されている。すなわち、係合部材22Aの一方
の形成部である係合突起22は、ケースジョイントM−
2の外周面上部から前方向に突設状態にケースジョイン
トM−2と一体に鋳造されている。そして、係合突起2
2は、上下方向に広幅で、且つ、相互に平行な左右の当
接側面22−1、22−2を備えた略直方体に形成され
ている。なお、左右の側面22−1、22−2は鋳放し
で相互に平行な平面に形成されている。また、係合突起
22は、スイベルジョイントM上部を挿通すべくターン
テーブル3に穿設されたスイベルジョイント挿通孔3−
1の周縁前部に連設された係合部材22Aの他側形成部
である回動阻止具23に係合している。
ケースジョイントM−2の係合部材22Aは、下記のよ
うに構成されている。すなわち、係合部材22Aの一方
の形成部である係合突起22は、ケースジョイントM−
2の外周面上部から前方向に突設状態にケースジョイン
トM−2と一体に鋳造されている。そして、係合突起2
2は、上下方向に広幅で、且つ、相互に平行な左右の当
接側面22−1、22−2を備えた略直方体に形成され
ている。なお、左右の側面22−1、22−2は鋳放し
で相互に平行な平面に形成されている。また、係合突起
22は、スイベルジョイントM上部を挿通すべくターン
テーブル3に穿設されたスイベルジョイント挿通孔3−
1の周縁前部に連設された係合部材22Aの他側形成部
である回動阻止具23に係合している。
【0013】また、回動阻止具23には、前記当接側面
22−1、22−2と略同等の上下幅の三方壁面を備え
て平面視略コ字状に形成される開口部23−1が設けら
れており、その開口部23−1に若干の間隙cを保持し
て前記係合突起22が嵌入状態に係合され、ターンテー
ブル3の左右旋回作動に伴ってケースジョイントM−2
が一体的に従動旋回するように構成されている。そし
て、スイベルジョイントMの取付誤差による不具合は、
間隙c及び開口部23−1と係合突起22との摺動によ
り解消されている。
22−1、22−2と略同等の上下幅の三方壁面を備え
て平面視略コ字状に形成される開口部23−1が設けら
れており、その開口部23−1に若干の間隙cを保持し
て前記係合突起22が嵌入状態に係合され、ターンテー
ブル3の左右旋回作動に伴ってケースジョイントM−2
が一体的に従動旋回するように構成されている。そし
て、スイベルジョイントMの取付誤差による不具合は、
間隙c及び開口部23−1と係合突起22との摺動によ
り解消されている。
【0014】なお、ケースジョイントM−2は、係合突
起22とケースジョイントM−2中心線を含む平面を対
称面I−Iとして略対称的に所要個数の送油口17を振
分け配設しており、対称面I−Iを鋳型分割面とするこ
とによって、係合突起22の左右側面22−1、22−
2を容易に平行に鋳造することができ、左右側面22−
1、22−2と回動阻止具23の開口部23−1との当
接面積を拡大して面圧を下げることにより摩耗の減少を
はかっている。
起22とケースジョイントM−2中心線を含む平面を対
称面I−Iとして略対称的に所要個数の送油口17を振
分け配設しており、対称面I−Iを鋳型分割面とするこ
とによって、係合突起22の左右側面22−1、22−
2を容易に平行に鋳造することができ、左右側面22−
1、22−2と回動阻止具23の開口部23−1との当
接面積を拡大して面圧を下げることにより摩耗の減少を
はかっている。
【0015】
【考案の効果】本考案は、旋回基台側に固定した枢軸ジ
ョイントにケースジョイントを被嵌装備し、そのケース
ジョイントを係合部材22Aによりターンテーブルと共
に旋回させるようにすることで、両ジョイントの摺動面
間に塵埃が侵入することを回避したスイベルジョイント
であり乍ら、ケースジョイントをターンテーブルと共に
旋回させる為の係合部材22Aにおける係合突起22
を、上下方向に広幅で相互に平行な左右の当接側面22
−1、22−2を備えた直方体に形成してケースジョイ
ントの上部に設けるとともに、係合突起22に対向する
ターンテーブル側の回動阻止具23に、左右の当接側面
22−1、22−2と略同等の上下幅の三方壁面を備え
て平面視略コ字状に形成される開口部23−1を設け、
その開口部23−1に嵌入する係合突起22の左右当接
側面22−1、22−2及び前側面が開口部23−1の
三方壁面に当接し得るようにしているので、径大で重量
のあるケースジョイントがターンテーブルと共に旋回す
るにも拘らず、常に、垂直起立状態に適正に保持されて
コジレによる旋回作動不良や、作動油のリークがない良
好な作動が行われる。そして、係合突起22の設置位置
と、係合突起22と回動阻止具23の当接構造に工夫を
凝らすことで上記の効果をもたらすものであるので構造
簡潔である。
ョイントにケースジョイントを被嵌装備し、そのケース
ジョイントを係合部材22Aによりターンテーブルと共
に旋回させるようにすることで、両ジョイントの摺動面
間に塵埃が侵入することを回避したスイベルジョイント
であり乍ら、ケースジョイントをターンテーブルと共に
旋回させる為の係合部材22Aにおける係合突起22
を、上下方向に広幅で相互に平行な左右の当接側面22
−1、22−2を備えた直方体に形成してケースジョイ
ントの上部に設けるとともに、係合突起22に対向する
ターンテーブル側の回動阻止具23に、左右の当接側面
22−1、22−2と略同等の上下幅の三方壁面を備え
て平面視略コ字状に形成される開口部23−1を設け、
その開口部23−1に嵌入する係合突起22の左右当接
側面22−1、22−2及び前側面が開口部23−1の
三方壁面に当接し得るようにしているので、径大で重量
のあるケースジョイントがターンテーブルと共に旋回す
るにも拘らず、常に、垂直起立状態に適正に保持されて
コジレによる旋回作動不良や、作動油のリークがない良
好な作動が行われる。そして、係合突起22の設置位置
と、係合突起22と回動阻止具23の当接構造に工夫を
凝らすことで上記の効果をもたらすものであるので構造
簡潔である。
【図1】バックホーの全体側面図である。
【図2】スイベルジョイントの平面図である。
【図3】図2のI−I断面図である。
A バックホー M スイベルジョイント M−1 枢軸ジョイント M−2 ケースジョイント 2 旋回基台 3 ターンテーブル 22 係合突起 22−1 当接側面 22−2 当接側面 22A 係合部材 23 回動阻止具 23−1 開口部
Claims (1)
- 【請求項1】 バックホー(A)の旋回基台(2)に枢
軸ジョイント(M−1)を設け、その枢軸ジョイント
(M−1)に回転自在にケースジョイント(M−2)を
被嵌し、ケースジョイント(M−2)側に設けた係合突
起(22)を、ターンテーブル(3)側に対向装設する
回動阻止具(23)に係合させて、両者(22)(2
3)の係合によりケースジョイント(M−2)とターン
テーブル(3)を一体的に旋回させるようにしたバック
ホーのスイベルジョイントにおいて、前記係合突起(2
2)を、上下方向に広幅で相互に平行な左右の当接側面
(22−1)(22−2)を備えた略直方体に形成して
ケースジョイント(M−2)の上部に突設するととも
に、係合突起(22)に対向するターンテーブル(3)
側の回動阻止具(23)に、前記左右の当接側面(22
−1)(22−2)と略同等の上下幅の三方壁面を備え
て平面視略コ字状に形成される開口部(23−1)を形
設して、開口部(23−1)に嵌入する係合突起(2
2)の左右の当接側面(22−1)(22−2)及び前
側面が回動阻止具(23)の開口部(23−1)の三方
壁面に当接し得るようにしてあることを特徴とするバッ
クホーのスイベルジョイント係止構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991066735U JP2527510Y2 (ja) | 1991-08-22 | 1991-08-22 | バックホーのスイベルジョイント係止構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991066735U JP2527510Y2 (ja) | 1991-08-22 | 1991-08-22 | バックホーのスイベルジョイント係止構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0489149U JPH0489149U (ja) | 1992-08-04 |
JP2527510Y2 true JP2527510Y2 (ja) | 1997-03-05 |
Family
ID=31799537
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991066735U Expired - Lifetime JP2527510Y2 (ja) | 1991-08-22 | 1991-08-22 | バックホーのスイベルジョイント係止構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2527510Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6303860B2 (ja) * | 2014-06-23 | 2018-04-04 | コベルコ建機株式会社 | 作業機械 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2781134A (en) | 1953-06-09 | 1957-02-12 | Lee D Weir | Apparatus for controlling truck operation from crane cab |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6212157Y2 (ja) * | 1979-06-16 | 1987-03-26 |
-
1991
- 1991-08-22 JP JP1991066735U patent/JP2527510Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2781134A (en) | 1953-06-09 | 1957-02-12 | Lee D Weir | Apparatus for controlling truck operation from crane cab |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0489149U (ja) | 1992-08-04 |
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