JP2003048577A - クローラ式走行装置 - Google Patents

クローラ式走行装置

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JP2003048577A JP2001239768A JP2001239768A JP2003048577A JP 2003048577 A JP2003048577 A JP 2003048577A JP 2001239768 A JP2001239768 A JP 2001239768A JP 2001239768 A JP2001239768 A JP 2001239768A JP 2003048577 A JP2003048577 A JP 2003048577A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クローラベルトの組み付け作業を容易になし
得るようにする。 【解決手段】 トラックフレームの左右両側部の前後
に、駆動輪とアイドラとが支持され、これら駆動輪とア
イドラとに亘ってクローラルトが巻き掛けられたクロー
ラ式走行装置において、トッラクフレームの外側部に、
クローラベルト巻き付け用のバーを挿入するためのバー
挿入孔61が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばバックホー
等の建設機械等の車両の走行部に採用されるクローラ式
走行装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】バックホーに採用されるクローラ式走行
装置にあっては、上部旋回体を上下方向の軸心廻りに旋
回自在に支持するトラックフレームを有する。このトラ
ックフレームは、上部旋回体を載せる中央部のセンター
フレームと、このセンターフレームの左右両側に固定さ
れたサイドフレームとから主構成されている。左右各サ
イドフレームには、後部に配置される駆動スプロケット
と、前部に配置されるアイドラと、これら駆動スプロケ
ットとアイドラとの間に配置される複数の転輪等とが回
転自在に支持されていると共に、これら駆動スプロケッ
ト、アイドラ、転輪等に亘ってクローラベルトが巻き掛
けられて、クローラベルトはサイドフレームを外囲いし
ており、駆動スプロケットを油圧モータによって回転駆
動させて、クローラベルトを循環回走させることで、前
後進するように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の場合、
クローラベルトが相当な重量物であることもあって、ク
ローラベルトを駆動輪とアイドラとの間に巻き付けるの
に比較的大きな力を要し、クローラベルトの組み付け作
業が非常に面倒であった。本発明は、前記問題点に鑑み
て、クローラベルトの組み付け作業を容易になし得るよ
うにしたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を解決す
る本発明の技術的手段は、トラックフレーム9の左右両
側部の前後に、駆動輪10とアイドラ11とが支持さ
れ、これら駆動輪10とアイドラ11とに亘ってクロー
ラベルト4が巻き掛けられたクローラ式走行装置におい
て、トッラクフレーム9の外側部に、クローラベルト巻
き付け用のバーを挿入するためのバー挿入孔61が形成
されている点にある。
【0005】本発明の他の技術的手段は、前記トラック
フレーム9は、旋回体2を載せる中央部のセンターフレ
ーム13と、センターフレーム13の左右両側に固定さ
れたサイドフレーム14とを備え、サイドフレーム14
の外側壁84の前後方向の一端側に、前記バー挿入孔6
1が形成されている点にある。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1において、1は旋回作業機と
して例示するバックホーであり、該バックホー1は上部
の旋回体2(機体)と、下部の走行装置3とから主構成
されており、旋回台6が上下軸廻りに旋回しても、該旋
回台6の後面側が走行装置3の左右幅外にはみ出さない
ように、旋回台6の後面側を平面視弧状に構成した小型
の後方小旋回バックホーと称されるものである。
【0007】なお、バックホー1の走行方向(図1の左
右方向)を前後方向といい、この前後方向に直交する横
方向(図1の紙面貫通方向)を左右方向という。旋回体
2は、走行装置3上に上下方向の旋回軸心回りに旋回自
在に支持された旋回台6と、旋回台6の前部に設けられ
た作業装置(掘削装置)7と、旋回台6に設けられた運
転席8と、エンジン、燃料タンク、油圧ポンプ、作動油
タンク,コントロールバルブ、ラジエータ、オイルクー
ラ、リザーブタンク、バッテリー等の旋回台6に搭載さ
れた各種機器等とを備えて構成されている。
【0008】旋回台6は、走行装置3上に軸受体21を
介して上下軸廻りに旋回自在に支持された旋回基板22
を備えると共にこの旋回基板22上に補強部材や、各種
機器等を取付固定するための取付部材等を固定してなる
旋回フレームと、この旋回フレームの後部に取付固定さ
れていて旋回台6前部の作業装置7等に対する重量バラ
ンスを図ると共に旋回台6の後部を構成するカウンタウ
エイト20とから主構成されており、旋回フレームの左
右側面、前面及び上面の運転席前方側等は適宜カバー体
23等によって覆われている。
【0009】なお、旋回フレーム上面側の、後部及び右
側部はボンネットによって覆われている。旋回基板22
の前部には、旋回台6から前方突出状に上下一対の支持
ブラケット26が設けられ、この支持ブラケット26に
は、揺動ブラケット27が上下軸廻りに左右揺動自在に
支持されている。この揺動ブラケット27に横軸廻りに
揺動自在に支持されたブーム28と、このブーム28の
先端側に横軸廻りに揺動自在に支持されたアーム29
と、このアーム29の先端側にスクイ・ダンプ動作可能
に取り付けられたバケット30とから前記作業装置7が
主構成されており、これらブーム28、アーム29、バ
ケット30は、それぞれ油圧シリンダからなるブームシ
リンダ31、アームシリンダ32、バケットシリンダ3
3によって作動可能とされている。
【0010】なお、本実施の形態のバックホー1は、旋
回体2の後端が描く旋回軌跡が走行装置3の左右幅及び
前後幅からはみでないように構成された、所謂後方小旋
回タイプとされているが、旋回体2の前端部に掘削装置
7を備え、且つ旋回体2の後端が描く旋回軌跡が走行装
置の左右幅及び前後幅から突出する標準的なバックホー
であってよいし、旋回体2上の運転席8の側方に掘削装
置7のブームの上下揺動軸心を備えた所謂超小旋回型の
バックホーとしてもよい。走行装置3は、トラックフレ
ーム9の左右両側に、後部に配置された駆動輪10、前
部に配置されたアイドラ11(遊転輪)、これら駆動輪
10とアイドラ11との間に配置された複数個の転輪1
2及びキャリアローラ18を回転自在に支持すると共
に、これら駆動輪10、アイドラ11、キャリアローラ
18及び転輪12にゴム製又は鉄製の無端ベルト状のク
ローラベルト4を巻き掛け、駆動輪10を油圧モータM
等で駆動してクローラベルト4を循環回走させるように
構成したクローラ走行装置が採用されており、走行装置
3の前部にはドーザ5が備えられている。
【0011】前記トラックフレーム9は、図2〜図5に
示すように、大別して、センタフレーム13と、このセ
ンタフレーム13の左右両側に配置されたサイドフレー
ム14とを備えて構成されている。センタフレーム13
は、上フレーム部材15と、下フレーム部材16と、こ
の上下フレーム部材15,16の対向内面間に立設され
ていて、その上下端縁が上下フレーム部材15,16に
固着される複数枚の縦壁17A,17B,17Cとを有
する。これら上下フレーム部材15、16及び縦壁17
A,17B,17Cは鉄板又は鋼板等で形成されてい
る。
【0012】前記縦壁17A,17B,17Cは、左右
の側縦壁17Aと、後縦壁17Bと、前縦壁17Cとか
らなる。すなわち、センターフレーム13の主要部は、
上下フレーム部材15,16を縦壁17A,17B,1
7Cによって連結した立体構造物を構成し、縦壁17
A,17B,17Cは上下フレーム部材15,16のリ
ブとしての役割を担うものとなっている。センターフレ
ーム13は、その主要部の中央部が平面視略矩形状に形
成されていて、その上面に軸受体21を介して旋回体3
を回転自在に支持するとともに、その前部にドーザ5を
支持する。
【0013】具体的には、センターフレーム13の中央
部における上フレーム部材15には、上下方向に貫通す
る円形の開口13Cが形成されるとともに、この開口1
3Cの周りに、軸受体21を取り付けるためのボルト孔
が多数形成され、この部分が軸受体21の受け部Aを構
成している。また、センタフレーム13の中央部の前部
には、左右方向中央部に支持ブラケット43が左右一対
設けられていると共に、この支持ブラケット43の左右
両側にも支持ブラケット42が左右一対づつ設けられて
いる。
【0014】中央部の支持ブラケット43には、ドーザ
5を昇降するドーザシリンダの後端側が左右方向の軸心
廻りに回動自在に枢支されており、左右の支持ブラケッ
ト42には、ドーザ5の揺動フレームを構成する左右の
支持アームの後端側が左右方向の軸心廻りに回動自在に
枢支されている。図1に示すように、ドーザ5は、ブレ
ード74と、前部にブレード74が固定された揺動フレ
ーム24とから主構成されている。前記センターフレー
ム13の左右両側部には、中央部から左右方向外方へ突
出して左右サイドフレーム14に連結される左右の脚部
C1,C2を有している。
【0015】なお、前記下フレーム部材16は、センタ
ーフレーム13の中央部から脚部C1,C2に亘って1
枚の板材で形成されていて、該下フレーム部材16の左
右両側部分で脚部C1,C2の下面を構成しており、こ
れに対して、上フレーム部材15は、軸受体受け部Aが
形成される中央部分15Aと、脚部C1,C2の上面を
構成する板材からなる上部壁15Bとが別部材として形
成され、それを溶接等で固着して一体としている。セン
ターフレーム13の中央部はサイドフレーム14よりも
高い位置に位置しており、前記脚部C1,C2(センタ
ーフレーム13の外側部)は、図4及び図6に示すよう
に、左右方向方に向かうにしたがって下方に移行する傾
斜状に形成されている。
【0016】但し、上下フレーム部材15、16共に1
枚板で形成したり、下フレーム部材16の脚部C1,C
2構成部分を別部材で形成したりしてもよい。左右のサ
イドフレーム14は、図3に示すように、センターフレ
ーム13の側方に配置されて脚部C1,C2に連結され
た前後方向に長いメインフレーム35と、このメインフ
レーム35の後端側に設けられたモータケース36とを
備えて主構成されている。サイドフレーム14のメイン
フレーム35の上面35aは、センターフレーム13の
外側部(脚部C1,C2)の上面13aに連続するよう
に、外側方に向けて徐々に下降するように傾斜されてい
る。
【0017】メインフレーム35は、図4及び図6に示
すように、上壁82と、この上壁82の左右方向内端側
から下方に延びる内側壁83と、上壁82の左右方向外
端側から下方に延びる外側壁84とを備えて主構成され
ている。上壁82は左右方向外方に向かうにしたがって
下方に移行する傾斜状に形成され、前記脚部C1,C2
上面を構成する上部壁15B(板材)は、メインフレー
ム35の上壁82の内方側82aに重合されて溶接等に
よって固着されている。メインフレーム35の、内外側
壁83,84間の下部に、前記転輪12が前後に間隔を
おいて配置されていて、左右方向の軸心廻りに回動自在
に支持されている。
【0018】キャリアローラ18は、メインフレーム3
5の上壁82に左右方向の軸心廻りに回動自在に支持さ
れている。メインフレーム35の前端部は、アイドラ保
持部34とされている。図2〜図5及び図6〜図9に示
すように、アイドラ保持部34の上壁82には、アイド
ラ11との干渉を避けるために、前方開放状で平面視U
字形の切欠溝41が形成されており、この切欠溝41の
内側には、平面視U字形の補強板49が設けられてい
る。
【0019】また、アイドラ保持部34の内外側壁8
3,84の対向面側の上部には、上支持壁46が固定さ
れ、この上支持壁46にも前記U字形の切欠溝41に対
応する平面視U字形の切欠溝40が形成されている。ま
た、アイドラ保持部34の内外側壁83,84間の下部
にも下支持壁47が固定され、この下支持壁47にも前
記U字形の切欠溝41に対応する平面視U字形の切欠溝
48が形成されている。また、内外側壁83,84間の
上支持壁46後方には、上支持板46Aが設けられてい
る。内外側壁83,84間の下支持壁47後方には、下
支持板47Aが設けられている。サイドフレーム14
(メインフレーム35)の外側壁84の前端部に、クロ
ーラベルト巻き付け用のバーを挿入するためのバー挿入
孔61が形成されている。
【0020】図2、図3、図5、図7に示すように、モ
ータケース36は、鋳造品により構成されていて、より
具体的には鋳鋼製とされている。モータケース36は、
例えばロストワックス、SC450で構成されている。
モータケース36は、側壁63と上壁64と底壁65と
前壁66と後壁67とを有する左右方向内方側が開口し
た箱形に形成され、側壁63には取付用開口部68が設
けられ、油圧モータMはモータケース36に取付用開口
部68を介して内外突出状に支持されている。モータケ
ース36の前端部には外側方に突出する突出部69が設
けられている。
【0021】モータケース36は、メインフレーム35
よりも左右方向内方寄りに配置され、メインフレーム3
5の後端に、溶接、締結具その他の固定手段によって固
定されている。その結果、モータケース36は、センタ
ーフレーム13の外側部の後端からサイドフレーム14
のメインフレーム35の後端に亘って、後方突出状に取
り付けられ、突出部69はサイドフレーム14の後端に
接当保持されている。モータケース36の上面36a、
即ち上壁64の上面及び突出部69の上面は、センター
フレーム13の外側部の上面13a及びメインフレーム
35の上面35aと連続するように、センターフレーム
13の外側部の上面13a及びメインフレーム35の上
面35aと同一方向に傾斜されている。従って、センタ
ーフレーム13の両側部及びサイドフレーム14の上面
が、略全域に亘って、外側方に向けて徐々に下降するよ
うに傾斜されている。この傾斜は、サイドフレーム14
のメインフレーム35のアイドラ保持部34からモータ
ケース36に亘っている。
【0022】また、図3に示すように、センターフレー
ム13の外側部の上面13aからモータケース36の上
面36aに亘って、連続して、後方に向けて徐々に下降
するようにも傾斜されている。前記モータケース36に
は駆動輪10を駆動する油圧モータMが左右方向外方に
突出状に保持され、この突出部分に駆動輪10が取付固
定されており、クローラベルト4は、サイドフレーム1
4を外囲いするように、駆動輪10,アイドラ11、転
輪12及びキャリアローラ18に巻回されている。
【0023】駆動輪10は、油圧モータMによって正逆
転自在に回転駆動され、図1において、駆動輪10の反
時計回りの回転によりクローラベルト4が反時計回りに
循環回走してバックホー1が前進し、駆動輪10の時計
回りの回転によりクローラベルト4が時計回りに循環回
走してバックホー1が後進する。前記上下の支持壁4
6,47間には、ヨーク50が前後方向摺動自在に支持
されており、このヨーク50の前部にアイドラ11が左
右方向の支軸51を介して回転自在に取り付けられてい
る。
【0024】ヨーク50は、図10〜図13に示すよう
に、左右一対のブラケット52と、この左右のブラケッ
ト52の後端側を連結する連結体53とから主構成され
ており、ブラケット52は連結体53にボルト等の締結
具44によって着脱自在に固定されている。また、左右
各ブラケット52の前部には支軸51を支持する軸受部
55が形成されている。左右各ブラケット52は、図9
に示すように、上下の支持壁46,47に前後摺動自在
に保持されている。
【0025】左右各メインフレーム35の前部には、ク
ローラベルト4にテンションを与えるため及びそのテン
ションを調整するために、図10に示すテンション装置
57が収納されている。このテンション装置57は、ヨ
ーク50の後方に配置されてアイドラ11をクローラベ
ルト4の張り方向に付勢する圧縮ダンパ60と、この圧
縮ダンパ60の後方に配置されて該圧縮ダンパ60を押
動するグリスシリンダ59とを備えて主構成されてい
る。テンション装置57の圧縮ダンパ60及びグリスシ
リンダは、メインフレーム35の上支持板46Aと下支
持板47Aとの間に前後移動自在に保持されている。
【0026】ヨーク50の連結体53は、左右のブラケ
ット52と共に、鋳造品により構成されていて、より具
体的には鋳鋼製とされている。例えば、ブラケット52
は、FC50、FCD450で構成され、連結体53
は、ロストワックス、SC450で構成されている。こ
の連結体53は、左右一対の側壁91と、上下一対の上
下壁92と、一対のブラケット52とは反対側(後端
側)で左右一対の側壁91と上下一対の上下壁92とを
連結する天壁93とを備える。各側壁91は、ブラケッ
ト52側が徐々に幅広になる台形板状に形成され、左右
一対の側壁91と上下一対の上下壁92の一部とで円筒
部を形成するように、左右一対の側壁91が円弧板状に
形成されている。
【0027】前記左右一対の側壁91のブラケット52
側端部に、取付板部96がそれぞれ左右方向外方に突設
され、この取付板部96は、前記一対の上下壁92のブ
ラケット52側の左右両端部同士を連結している。各取
付板部96は、ブラケット52の連結体53側の端部に
重合され、各取付板部96がブラケット5の連結体53
側の端部に締結具44により締付固定されている。連結
体53の天壁93に、後述するコイルバネ100の端部
が外嵌する筒状部97が突設されている。テンション装
置57の圧縮ダンパ60は、ボルト等により構成した心
棒軸99と心棒軸99に外嵌したコイルバネ100とを
有し、心棒軸99は、連結体53の天壁93に前後摺動
自在に挿通され、連結体53の内部側で心棒軸99の挿
通端部にナット101を螺合することにより天壁93か
ら抜け止めされ、心棒軸99の後端部にバネ受け102
が外嵌保持されている。コイルバネ100は、天壁93
とバネ受け102との間に保持され、心棒軸99がグリ
スシリンダ59により前方に押動されて、コイルバネ1
00により、連結体53を前方に付勢するように構成さ
れている。
【0028】上記実施の形態によれば、モータケース3
6を鋳造品である鋳鋼製としているので、従来のように
板金でプレス成形等によって構成するのとは異なり、モ
ータケース36を高精度にて複雑な形状に構成すること
ができて、モータケース36を、センターフレーム13
の外側部やサイドフレーム14に対してより正確に形状
を一致させることができる。従って、モータケース36
の上面36a、即ち上壁64の上面及び突出部69の上
面を、センターフレーム13の外側部の上面13a及び
メインフレーム35の上面35aに対して高精度で連続
するように、センターフレーム13の外側部の上面13
a及びメインフレーム35の上面35aと同一方向に傾
斜されることができる。その結果、センターフレーム1
3の両側部及びサイドフレーム14の上面を、略全域に
亘って、外側方に向けて徐々に下降するように傾斜させ
ることができるようになり、この傾斜を、サイドフレー
ム14のアイドラ保持部34からモータケース36に確
実に亘らせることができる。
【0029】また、センターフレーム13の外側部の上
面13aからモータケース36の上面36a、即ち上壁
64の上面及び突出部69の上面に亘って、高精度に
て、後方に向けて徐々に下降するように傾斜させること
ができる。従って、前進時等にクローラベルト4によっ
て掻き上げられた土が、このトラックフレーム9の左右
両側の上面に落下して付着しても、走行時の振動等によ
って、トラックフレーム9の左右両側に落下した土は、
センターフレーム13の外側部の上面及びサイドフレー
ム14の上面の傾斜によって、外側方に流出させて、ト
ラックフレーム9からスムーズに排出させることができ
る。
【0030】また、ヨーク50の連結体53は、左右の
ブラケット52と共に、鋳造品により構成されていて、
より具体的には鋳鋼製とされているので、従来のように
板金でプレス成形等によって構成するのとは異なり、連
結体53を、高精度にて複雑な形状に構成することがで
きる。従って、連結体53の各上下壁92を、簡単に、
ブラケット52側が徐々に幅広になる台形板状に形成で
きると共に、左右一対の側壁91と上下一対の上下壁9
2の一部とで円筒部を形成するように、左右一対の側壁
91を、簡単に、円弧板状に形成することができる。ま
た、左右一対の側壁91のブラケット側端部に、取付板
部96をそれぞれ左右方向外方に突設して、この取付板
部96で、一対の上下壁92のブラケット52側の左右
両端部同士を連結することができる。従って、テンショ
ン装置57によって、連結体53が左右のブラケット5
2に対して相当強い力で、押圧されても、連結体53が
た易く変形しないように、側壁91、上下壁92、天壁
93及び取付板部96によって、連結体53の剛性を十
分に高めることができるし、連結体53をコンパクトな
ものになし得ると共に、コイルバネ100を確実かつ簡
単に保持できる構造になし得る。
【0031】また、図3及び図9に示すように、サイド
フレーム14の外側壁84の前端部に、クローラベルト
巻き付け用のバーを挿入するためのバー挿入孔61が形
成されているので、例えば、クローラベルト4の後端部
を駆動輪10に巻き掛けた後に、図8に示すように、バ
ー挿入孔61にクローラベルト巻き付け用のバー105
の端部を挿入すると共に、バー105にクローラベルト
4の前端部を掛けて、バー105を、バー挿入孔61を
支点に矢印a方向に揺動することにより、比較的小さな
力で、クローラベルト4をアイドラ11に簡単に引っ掛
けることができ、クローラベルト4を駆動輪10及びア
イドラ11に対して簡単に巻き付けることができる。
【0032】なお、前記実施の形態では、モータケース
36が鋳鋼製とされているが、モータケース36は鋳鋼
製に限らず、鉄その他の鋳造品(鋳物)により構成する
ようにしてもよい。また、前記実施の形態では、ヨーク
50の連結体53がモータケース36が鋳鋼製とされて
いるが、モータケース36は鋳鋼製に限らず、鉄その他
の鋳造品(鋳物)により構成するようにしてもよい。ま
た、前記実施の形態では、サイドフレーム14の外側壁
84の前端部に、クローラベルト巻き付け用のバーを挿
入するためのバー挿入孔61が形成されているが、これ
に代えて、サイドフレームの外側壁84の後端部又はモ
ータケース36に、クローラベルト巻き付け用のバーを
挿入するためのバー挿入孔61を形成するようにしても
よく、この場合、クローラベルト巻き付け用のバー10
5で支えたクローラベルト4を、アイドラ11に代えて
駆動輪10に引っ掛けるようにしてもよい。また、バー
挿入孔61を、サイドフレーム14の前端側と後端側の
両方に設けるようにしてもよい。
【0033】また、前記実施の形態では、サイドフレー
ム14の前端側にアイドラ11を取り付け、後端側に駆
動輪10を取り付けるようにしているが、逆に、サイド
フレーム14の前端側に駆動輪10を取り付け、後端側
にアイドラ11を取り付けるようにしてもよく、この場
合、モータケース36をサイドフレーム14の前端側に
取り付けるようにすればよい。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、バー挿入孔61にクロ
ーラベルト巻き付け用のバー105の端部を挿入すると
共に、バー105にクローラベルト4の前端部を掛ける
ことにより、クローラベルト4をバー105によって比
較的小さな力で支えて、クローラベルト4を駆動輪10
とアイドラ11との間に簡単に巻き付けることができる
ようになり、クローラベルト4の組み付け作業を容易に
なし得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】バックホーの全体側面図である。
【図2】走行装置等の平面図である。
【図3】トラックフレームの側面図である。
【図4】トラックフレームの正面図である。
【図5】トラックフレームの平面図である。
【図6】トラックフレームの外側部分の正面断面図であ
る。
【図7】トラックフレームのモータケース部分の平面断
面図である。
【図8】トラックフレームの外側部前側の平面図であ
る。
【図9】トラックフレームの前部の側面図である。
【図10】アイドラの保持部分の平面図である。
【図11】アイドラの保持部分の側面断面図である。
【図12】アイドラの保持部分の平面断面図である。
【図13】アイドラの保持部分の斜静図である。
【符号の説明】
1 バックホー 2 旋回体 3 走行装置 4 クローラベルト 9 トラックフレーム 10 駆動輪 11 アイドラ 13 センターフレーム 14 サイドフレーム 34 アイドラ保持部 35 メインフレーム 36 モータケース 44 締結具 50 ヨーク 51 支軸 52 ブラケット 53 連結体 61 バー挿入孔 91 側壁 92 上下壁 93 天壁 95 円筒部 96 取付板部 97 筒状部 100 コイルバネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市川 俊紀 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 生村 武司 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラックフレーム(9)の左右両側部の
    前後に、駆動輪(10)とアイドラ(11)とが支持さ
    れ、これら駆動輪(10)とアイドラ(11)とに亘っ
    てクローラベルト(4)が巻き掛けられたクローラ式走
    行装置において、 トッラクフレーム(9)の外側部に、クローラベルト巻
    き付け用のバーを挿入するためのバー挿入孔(61)が
    形成されていることを特徴とするクローラ式走行装置。
  2. 【請求項2】 前記トラックフレーム(9)は、旋回体
    (2)を載せる中央部のセンターフレーム(13)と、
    センターフレーム(13)の左右両側に固定されたサイ
    ドフレーム(14)とを備え、サイドフレーム(14)
    の外側壁(84)の前後方向の一端側に、前記バー挿入
    孔(61)が形成されていることを特徴とする請求項1
    に記載のクローラ式走行装置。
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