JP2527483B2 - 表示装置 - Google Patents

表示装置

Info

Publication number
JP2527483B2
JP2527483B2 JP1280474A JP28047489A JP2527483B2 JP 2527483 B2 JP2527483 B2 JP 2527483B2 JP 1280474 A JP1280474 A JP 1280474A JP 28047489 A JP28047489 A JP 28047489A JP 2527483 B2 JP2527483 B2 JP 2527483B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
circuit
common drive
shift
output terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1280474A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03140995A (ja
Inventor
将智 林
貞彦 樋上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP1280474A priority Critical patent/JP2527483B2/ja
Publication of JPH03140995A publication Critical patent/JPH03140995A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2527483B2 publication Critical patent/JP2527483B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、マトリクス状に配列した絵素を順次駆動し
て画像を表示するようにした液晶表示装置などの表示装
置に関する。
従来の技術 第13図は、従来の単純マトリクス駆動方式の液晶表示
装置の概略的な構成を示すブロック図である。
第13図において、液晶パネル1は互いに交差する方向
に配列した複数本(ここでは8本)のコモン電極Y1〜Y8
(以下、任意のコモン電極については符号Yで示す)と
複数本(ここでは40本)のセグメント電極X1〜X40(以
下、任意のセグメント電極については符号Xで示す)と
の間に液晶層を介在させて構成されており、各コモン電
極Yとセグメント電極Xが交差する部分の液晶層が各絵
素となっている。つまり、ここでは40×8ドットの絵素
がマトリクス状に配列されていることになる。
各コモン電極Yは2つのコモン駆動回路2A,2Bに接続
されている。これら2つのコモン駆動回路2A,2Bは絵素
の各行つまり各コモン電極Yを線順次に指定するための
回路であって双方向レジスタを含んでおり、それぞれ4
つの出力端子O1〜O4を持ち、一方のコモン駆動回路2Aの
出力端子は液晶パネル1の4本のコモン電極Y1〜Y4に対
応付けて接続され、他方のコモン駆動回路2Bの出力端子
は液晶パネル1の残りの4本のコモン電極Y5〜Y8に対応
付けて接続される。
また、上記各コモン駆動回路2A,2Bはそれぞれ2つの
シフトデータ入出力端子DIO1,DIO2を持ち、一方のコモ
ン駆動回路2Aのシフトデータ入出力端子DIO2と他方のコ
モン駆動回路2Bのシフトデータ入出力端子DIO1とを接続
することによって、これらのコモン駆動回路2A,2Bは縦
続接続されている。
一方、液晶パネル1の各セグメント電極Xは2つのセ
グメント駆動回路3A,3Bに接続されている。これら2つ
のセグメント駆動回路3A,3Bは絵素の各列つまり各セグ
メント電極Xに表示データD0〜D3に対応する駆動信号を
供給するための回路であって双方向シフトレジスタを含
んでおり、それぞれ20の出力端子O1〜O20を持ち、一方
のセグメント駆動回路3Aの出力端子は液晶パネル1の20
本のセグメント電極X1〜X20に対応付けて接続され、他
方のセグメント駆動回路3Bの出力端子は液晶パネル1の
残りの20本のセグメント電極X21〜X40に対応付けて接続
される。
また、上記各セグメント駆動回路3A,3Bはそれぞれ2
つのチップセレクト用入出力端子EIO1,EIO2を持ち、一
方のセグメント駆動回路3Aのチップセレクト用入出力端
子EIO2と他方のセグメント駆動回路3Bのチップセレクト
用入出力端子EIO1とを接続することによって、これらの
セグメント駆動回路3A,3Bは縦続接続されている。
上記コモン駆動回路2A,2Bおよびセグメント駆動回路3
A,3Bにはこれらの回路を制御する表示制御回路4が接続
されている。すなわち、液晶パネル1の各コモン電極Y
を指定するためのシフトデータを出力する表示制御回路
4の出力端子Sはコモン駆動回路2Aのシフトデータ入出
力端子DIO1に接続され、表示制御回路4のクロック出力
端子CP1(1行分の絵素を走査する走査期間を周期とす
るクロックを出力する)はコモン駆動回路2A,2Bのクロ
ック入力端子CKとセグメント駆動回路3A,3Bのラッチパ
ルス入力端子LPとに接続され、また表示制御回路4の別
のクロック出力端子CP2(走査期間を数分割した期間を
周期とするクロックを出力する)はセグメント駆動回路
3A,3Bのクロック入力端子XCKに接続されている。さら
に、表示制御回路4の出力端子FRから出力される交流化
信号はコモン駆動回路2A,2Bおよびセグメント駆動回路3
A,3Bに与えられ、表示制御回路4のデータ出力端子から
出力される表示データD0〜D3はセグメント駆動回路3A,3
Bに与えられる。
上記コモン駆動回路2A,2Bおよびセグメント駆動回路3
A,3Bは、それらに含まれる双方向シフトレジスタのシフ
ト方向を指定する信号を入力する入力端子SHLをそれぞ
れ持ち、そのシフト方向指定信号としてコモン駆動回路
2A,2Bの入力端子SHLにはローレベルの電位VSS(グラン
ド電位)が与えられ、セグメント駆動回路3A,3Bの入力
端子SHLにはハイレベルの電位VDDが与えられる。これに
よって、コモン駆動回路2A,2Bの双方向シフトレジスタ
ではシフト方向がシフトデータ入出力端子DIO1側からシ
フトデータ入出力端子DIO2側へ向かう方向に定められ、
セグメント駆動回路3A,3Bの双方向シフトレジスタでは
出力端子O20側から出力端子O1側へ向かう方向に定めら
れる。また、ハイレベルの電位VDDはチップセレクト信
号としてセグメント駆動回路3Aのチップセレクト用入出
力端子EIO1にも与えられる。
電源回路5は、液晶パネル1駆動用の複数レベルのバ
イアスV0〜V5をコモン駆動回路2A,2Bおよびセグメント
駆動回路3A,3Bに供給する回路である。
第14図は、上記コモン駆動回路2A,2Bの接続構成部分
を示すブロック図である。
第14図では、コモン駆動回路2Aのシフトデータ入出力
端子DIO2からコモン駆動回路2Bのシフトデータ入出力端
子DIO1に送られるシフトデータが符号SH1で表されてお
り、液晶パネル1のコモン電極Y1〜Y4に対応付けられる
コモン駆動回路2Aの出力端子O1〜O4から出力される駆動
信号が符号a〜dで表されており、液晶パネル1のコモ
ン電極Y5〜Y8に対応付けられるコモン駆動回路2Bの出力
端子O1〜O4から出力される駆動信号が符号e〜hで表さ
れている。また、これらの駆動信号を生成するためのバ
イアスとして、電源回路5から各コモン駆動回路2A,2B
へはバイアスV0,V1,V4,V5が与えられている。
第15図は上記液晶表示装置におけるコモン駆動回路2
A,2Bの動作を示すタイミングチャートであり、そのうち
第15図(1)は表示制御回路4の出力端子Sから出力さ
れるシフトデータsの波形を、第15図(2)は表示制御
回路4のクロック出力端子CP1から出力されるクロックc
p1の波形を、第15図(3)は表示制御回路4の出力端子
FRから出力される交流化信号frの波形を、第15図(4)
〜(7)はコモン駆動回路2Aの出力端子O1〜O4から出力
される駆動信号a〜dの波形を、第15図(8)はコモン
駆動回路2Aのシフトデータ入出力端子DIO2からコモン駆
動回路2Bのシフトデータ入出力端子DIO1に与えられるシ
フトデータSH1の波形を、第15図(9)〜(12)はコモ
ン駆動回路2Bの出力端子O1〜O4から出力される駆動信号
e〜hの波形をそれぞれ示している。
次に、第15図のタイミングチャートを参照して上記液
晶表示装置の概略的な動作を説明する。
表示制御回路4のクロック出力端子CP1から出力され
るクロックcp1(第15図(2))に同期して、コモン駆
動回路2A,2Bでは同じく表示制御回路4から出力される
シフトデータs(第15図(1))をコモン駆動回路2Aの
シフトデータ入出力端子DIO1側からコモン駆動回路2Bの
シフトデータ入出力端子DIO2側へとシフトする。シフト
データsのシフトに応じて、そのシフト位置に対応する
コモン駆動回路2A,2Bの出力端子O1〜O4から液晶パネル
1の絵素の各行つまりコモン電極Yを指定する駆動信号
a〜h(第15図(4)〜(7),(9)〜(12))が出
力される。
一方、表示制御回路4のクロック出力端子CP2から出
力されるクロックに同期して、セグメント駆動回路3A,3
Bでは出力端子O20側から出力端子O1側へとシフト動作が
行われる。このシフト動作はチップセレクト用入出力端
子EIO1にチップセレクト信号として電位VDDが与えられ
ているセグメント駆動回路3Aから始まり、そのシフト動
作が終了するとセグメント駆動回路3Aのチップセレクト
用入出力端子EIO2から次段のセグメント駆動回路3Bのチ
ップセレクト用入出力端子EIO1へとチップセレクト信号
が与えられ、これによって次段のセグメント駆動回路3B
のシフト動作が開始される。シフトデータのシフト動作
に応じて、そのシフト位置に対応するセグメント駆動回
路3A,3B内のレジスタの各ビットに表示制御回路4から
順次出力される表示データD0〜D3が取り込まれ、1行分
の絵素に対応する表示データが取り込まれると、表示制
御回路4のクロック出力端子CP1から出力されるクロッ
クcp1のタイミングでこれらの表示データがラッチさ
れ、各表示データに対応する駆動信号(電源回路5から
供給されるバイアスV0〜V5に基づいて生成される)がセ
グメント駆動回路3A,3Bの対応する出力端子O1〜O20から
液晶パネル1のセグメント電極Xへと与えられる。
コモン駆動回路2A,2Bおよびセグメント駆動回路3A,3B
の上記動作によって、液晶パネル1の絵素はその行順序
にしたがって駆動され、表示データに対応する画像が液
晶パネル1に表示される。
発明が解決しようとする課題 上述した従来の液晶表示装置の場合、液晶パネル1の
絵素は常に一定の行順序にしたがって駆動されるので、
たとえば液晶パネル1を水平に配置してその画像を眺め
るという使用形態をとる場合、画像を正立画像として見
ることのできる方向は1方向に限られることになり、非
常に使い勝手が悪いという問題があった。
したがって、本発明の目的は、画像が1つの方向から
正立画像に見える表示状態と、反対の方向から正立画像
に見える表示状態とに切替え設定可能な表示装置を提供
することである。
課題を解決するための手段 本発明は、複数の絵素をマトリクス状に配列し、行駆
動回路で絵素の行を順次指定するとともに、列駆動回路
で絵素の各列に表示データに対応する信号を与えること
によって、指定した行の絵素を順次駆動し画像を表示す
るようにした表示装置において、 正立画像表示と倒立画像表示の切替えを指示する切替
え指令信号が与えられると、行駆動回路による絵素の行
の指定順序を次のフレームから逆順序に切替え設定する
切替え手段を備え、 フレームの切替わりで正立画像表示と倒立画像表示を
切替えることを特徴とする表示装置である。
作 用 本発明によれば、切替え手段によって画面を正立画像
が表示される状態と、倒立画像が表示される状態とに任
意に切替えることができるので、正立画像が正立画像と
して見える方向とは反対側においても、画面を倒立画像
が表示される状態に切替えることによって、その画像を
正立画像として見ることができる。特に本発明によれ
ば、切替え手段は、切替え指令信号による表示状態が切
替わった時点後における次のフレームから、その切替わ
った新たな表示状態に対応して行駆動回路による絵素の
行の指令順序を切替え設定するようにしたので、フレー
ムの途中で切替え指令信号による表示状態が切替わって
も、そのフレームの期間中は、表示状態がそのまま継続
され、新たな次のフレームに以降した時点で初めて切替
え指令信号に対応した表示状態での表示が開始される。
したがって1画面の表示途中で残りの画像が上下反対方
向に折り返されて表示されるなどの不完全な画像の表示
を防止することができる。
実施例 第1図は、本発明の一実施例である表示装置の概略的
な構成を示すブロック図である。
この実施例の表示装置は単純マトリクス駆動方式の液
晶表示装置であって、液晶パネル11、コモン駆動回路12
A,12B、セグメント駆動回路13A,13B、表示制御回路14、
電源回路15などの構成については従来の液晶表示装置の
場合とほぼ同様である。
すなわち、液晶パネル11は互いに交差する方向に配列
した複数本(ここでは8本)のコモン電極Y1〜Y8と複数
本(ここでは40本)のセグメント電極X1〜X40との間に
液晶層を介在させて構成されており、各コモン電極Yと
セグメント電極Xが交差する部分の液晶層が各絵素とな
っている。つまり、40×8ドットの絵素がマトリクス状
に配列されている。
各コモン電極Yは2つのコモン駆動回路12A,12Bに接
続されている。これら2つのコモン駆動回路12A,12Bは
絵素の各行つまり各コモン電極Yを線順次に指定するた
めの行駆動回路であって双方向シフトレジスタを含んで
おり、それぞれ4つの出力端子O1〜O4を持ち、一方のコ
モン駆動回路12Aの出力端子は液晶パネル11の4本のコ
モン電極Y1〜Y4に対応付けて接続され、他方のコモン駆
動回路12Bの出力端子は液晶パネル11の残りの4本のコ
モン電極Y5〜Y8に対応付けて接続される。
また、上記各コモン駆動回路12A,12Bはそれぞれ2つ
のシフトデータ入出力端子DIO1,DIO2を持ち、一方のコ
モン駆動回路12Aのシフトデータ入出力端子DIO2と他方
のコモン駆動回路12Bのシフトデータ入出力端子DIO1と
を接続することによって、これらのコモン駆動回路12A,
12Bは縦続接続されている。
一方、液晶パネル11の各セグメント電極Xは2つのセ
グメント駆動回路13A,13Bに接続されている。これら2
つのセグメント駆動回路13A,13Bは絵素の各列つまり各
セグメント電極Xに表示データD0〜D3に対応する駆動信
号を供給するための列駆動回路であって双方向シフトレ
ジスタを含んでおり、それぞれ20の出力端子O1〜O20を
持ち、一方のセグメント駆動回路13Aの出力端子は液晶
パネル11の20本のセグメント電極X1〜X20に対応付けて
接続され、他方のセグメント駆動回路13Bの出力端子は
液晶パネル11の残りの20本のセグメント電極X21〜X40に
対応付けて接続される。
また、上記各セグメント駆動回路13A,13Bはそれぞれ
2つのチップセレクト用入出力端子EIO1,EIO2を持ち、
一方のセグメント駆動回路13Aのチップセレクト用入出
力端子EIO2と他方のセグメント駆動回路13Bのチップセ
レクト用入出力端子EIO1とを接続することによって、こ
れらのセグメント駆動回路13A,13Bは縦続接続されてい
る。
上記コモン駆動回路12A,12Bおよびセグメント駆動回
路13A,13Bにはこれらの回路を制御する表示制御回路14
が接続されている。すなわち、表示制御回路14のクロッ
ク出力端子CP1はコモン駆動回路12A,12Bのクロック入力
端子CKとセグメント駆動回路13A,13Bのラッチパルス入
力端子LPとに接続され、また表示制御回路14の別のクロ
ック出力端子CP2はセグメント駆動回路13A,13Bのクロッ
ク入力端子XCKに接続されている。さらに、表示制御回
路14の出力端子FRから出力される交流化信号はコモン駆
動回路12A,12Bおよびセグメント駆動回路13A,13Bに与え
られ、表示制御回路14のデータ出力端子から出力される
表示データD0〜D3はセグメント駆動回路13A,13Bに与え
られる。
上記コモン駆動回路12A,12Bおよびセグメント駆動回
路13A,13Bは、それらに含まれる双方向シフトレジスタ
のシフト方向を指定する信号を入力する入力端子SHLを
それぞれ持つ。
シフト方向切替え回路16は上記コモン駆動回路12A,12
Bのシフト方向を切替え設定するための回路であって、
切替えを指令する外部からの信号DIR、表示制御回路14
の出力端子Sから出力されるシフトデータs、表示制御
回路14のクロック出力端子CP1から出力されるクロックc
p1、タイミング信号生成回路17から出力されるタイミン
グ信号RCOを受けてコモン駆動回路12A,12Bの入力端子SH
Lに与えるシフト方向指定信号MDIRをハイレベルの信号
またはローレベルの信号に切替え設定すると同時に、表
示制御回路14の出力端子Sから出力されるシフトデータ
sをコモン駆動回路12Aのシフトデータ入出力端子DIO1
またはコモン駆動回路12Bのシフトデータ入出力端子DIO
2のいずれか一方に切替えて与える機能を持つ。
一方、セグメント駆動回路13A,13Bの入力端子SHLに
は、シフト方向指定信号としてハイレベルの電位VDD
与えられる。これによって、コモン駆動回路12A,12Bの
双方向シフトレジスタではシフト方向がシフトデータ入
出力端子DIO1側からシフトデータ入出力端子DIO2側へ向
かう方向と、シフトデータ入出力端子DIO2側からシフト
データ入出力端子DIO1側へ向かう方向とに切替え設定さ
れ、セグメント駆動回路13A,13Bの双方向シフトレジス
タでは出力端子O20側から出力端子O1側へ向かう方向に
固定される。なお、ハイレベルの電位VDDはチップセレ
クト信号としてセグメント駆動回路13Aのチップセレク
ト用入出力端子EIO1にも与えられる。
電源回路15は、液晶パネル11駆動用の複数レベルのバ
イアスV0〜V5をコモン駆動回路12A,12Bおよびセグメン
ト駆動回路13A,13Bに供給する回路である。
第2図は、上記コモン駆動回路12A,12Bとその前段に
設けられたシフト方向切替え回路16との接続構成を示す
回路図である。
第2図において、シフト方向切替え回路16は2つのス
イッチ18,19と、2つのインバータ20,21と、2つのAND
ゲート22,23と、1つのORゲート24と、2つのフリップ
フロップ25,26とで構成されている。スイッチ18,19に
は、その入力としてシフトデータsがそれぞれ与えられ
る。ANDゲート22には、外部から送られてくる切替え指
令信号DIRとタイミング信号生成回路17からのタイミン
グ信号RCOとが2入力として与えられる。もう一方のAND
ゲート23には、タイミング信号RCOをインバータ20で反
転した信号とフリップフロップ25の非反転出力とが2入
力として与えられる。2つのANDゲート22,23の出力はOR
ゲート24の2入力として与えられ、ORゲート24の出力は
フリップフロップ25のデータ入力として与えられる。ま
た、そのフリップフロップ25の非反転出力は次段のフリ
ップフロップ26のデータ入力として与えられ、フリップ
フロップ26の非反転出力はスイッチ19をオン・オフ制御
する制御信号として、フリップフロップ26の反転出力は
もう一方のスイッチ18をオン・オフ制御する制御信号と
してそれぞれ与えられる。表示制御回路14のクロック出
力端子CP1から出力されるクロックcp1はインバータ21で
反転されてフリップフロップ25,26のクロックとして与
えられる。さらに、スイッチ18を経たシフトデータs
(ここでは符号SH2で表される)はコモン駆動回路12Bの
シフトデータ入出力端子DIO2側に与えられ、スイッチ19
を経たシフトデータs(ここでは符号SH0で表される)
はコモン駆動回路12Aのシフトデータ入出力端子DIO1側
に与えられる。フリップフロップ25の非反転出力はシフ
ト方向指定信号MDIRとしてコモン駆動回路12A,12Bの入
力端子SHLに与えられる。
第3図は、上記タイミング信号生成回路17の具体的な
構成を示す回路図である。このタイミング信号生成回路
17はインバータ27とプリセット・カウンタ28とで構成さ
れている。ここではプリセット値[A,B,C,D]として
[0,1,0,1]が設定されており、表示制御回路14のクロ
ック出力端子CP1から出力されるクロックcp1がプリセッ
ト・カウンタ28のクロックとして与えらえる。また、表
示制御回路14の出力端子Sから出力されるシフトデータ
sをインバータ27で反転した信号がロード信号としてプ
リセット・カウンタ28に与えられ、このロード信号がロ
ーレベルの間だけクロックの取り込みが行われ、プリセ
ット値に達するまでクロックをカウントするプリセット
・カウンタ28はタイミング信号RCOを出力する。
第4図はコモン駆動回路12A,12Bの具体的な構成を示
すブロック図であり、4ビット構成の双方向シフトレジ
スタ29と、4ビット構成のレベルシフタ30と、4レベル
ドライバ31とで構成されている。4レベルドライバ31は
電源回路15から与えられるバイアスV0,V1,V4,V5に基づ
いて出力端子O1〜O4に双方向シフトレジスタ29のデータ
に対応したレベルの駆動信号を出力する回路であり、レ
ベルシフタ30は表示制御回路14から与えられる交流化信
号frのレベル(フレームごとにローレベルとハイレベル
とに交互に切替わる)に応じて上記4レベルドライバ31
で出力される駆動信号のレベルを反転させるための回路
である。
第5図は上記液晶表示装置におけるコモン駆動回路12
A,12Bの動作を示すタイミングチャートであり、そのう
ち第5図(1)は外部から与えられる切替え指令信号DI
Rの波形を、第5図(2)は表示制御回路14から出力さ
れるシフトデータsの波形を、第5図(3)は表示制御
回路14のクロック出力端子CP1から出力されるクロックc
p1の波形を、第5図(4)は表示制御回路14から出力さ
れる交流化信号frの波形を、第5図(5)はタイミング
信号生成回路17から出力されるタイミング信号RCOの波
形を、第5図(6)はシフト方向切替え回路16から出力
されるシフト方向指定信号MDIRの波形を、第5図(7)
は第2図のスイッチ19の出力信号、すなわちコモン駆動
回路12Aのシフトデータ入出力端子DIO0側に与えられる
シフトデータSH0の波形を、第5図(8)〜(11)はコ
モン駆動回路12Aの出力端子O1〜O4から出力される駆動
信号a〜dの波形を、第5図(12)はコモン駆動回路12
A,12Bの間を転送されるシフトデータSH1の波形を、第5
図(13)〜(16)はコモン駆動回路12Bの出力端子O1〜O
4から出力される駆動信号e〜hの波形を、第5図(1
7)は第2図のスイッチ18の出力信号、すなわちコモン
駆動回路12Bのシフトデータ入出力端子DIO2側に与えら
れるシフトデータSH2の波形をそれぞれ示す。
次に、第5図のタイミングチャートを参照して上記液
晶表示装置の動作を説明する 切替え指令信号DIRがローレベルのとき、シフト方向
切替え回路16におけるANDゲート22の出力はローレベル
で、フリップフロップ25の非反転出力(シフト方向指定
信号MDIRでもあり、このときローレベル)を1入力とす
るANDゲート23の出力もローレベルである。したがっ
て、フリップフロップ26の非反転出力はローレベル、反
転出力はハイレベルとなり、スイッチ18はオフ、スイッ
チ19はオンとなって、コモン駆動回路12Aのシフトデー
タ入出力端子DIO1側にシフトデータSH0が与えられ、コ
モン駆動回路12Bのシフトデータ入出力端子DIO2側には
シフトデータSH2は与えられない。一方、シフト方向切
替え回路16からコモン駆動回路12A,12Bの入力端子SHLに
与えられるシフト方向指定信号MDIRはローレベルであ
り、コモン駆動回路12A,12Bのシフト方向は順方向(シ
フトデータ入出力端子DIO1側からシフトデータ入出力端
子DIO2側へシフトする方向)に設定される。これによっ
て、シフトデータSH0はコモン駆動回路12Aのシフトデー
タ入出力端子DIO1側からコモン駆動回路12Bのシフトデ
ータ入出力端子DIO2側へとシフトする。シフトデータの
シフトに応じて、そのシフト位置に対応するコモン駆動
回路12A,12Bの出力端子O1〜O4から液晶パネル11の絵素
の各行つまりコモン電極Yを指定する駆動信号a〜hが
出力される。
一方、表示制御回路14のクロック出力端子CP2から出
力されるクロックcp2に同期して、セグメント駆動回路1
3A,13Bでは出力端子O20側から出力端子O1側へとシフト
動作が行われる。このシフト動作は、チップセレクト用
入出力端子EIO1にチップセレクト信号として電位VDD
与えられているセグメント駆動回路13Aから始まり、そ
のシフト動作が終了するとセグメント駆動回路13Aのチ
ップセレクト用入出力端子EIO2から次段のセグメント駆
動回路13Bのチップセレクト用入出力端子EIO1へとチッ
プセレクト信号が与えられ、これによって次段のセグメ
ント駆動回路13Bのシフト動作が続いて開始される。上
記シフト動作に応じて、そのシフト位置に対応するセグ
メント駆動回路13A,13B内のレジスタの各ビットに表示
制御回路14から順次出力される表示データD0〜D3が取り
込まれ、1行分の絵素に対応する表示データが取り込ま
れると、表示制御回路14のクロック出力端子CP1から出
力されるクロックcp1のタイミングでこれらの表示デー
タがラッチされ、各表示データに対応する駆動信号(電
源回路15から供給されるバイアスV0〜V5に基づいて生成
される)がセグメント駆動回路13A,13Bの対応する出力
端子O1〜O20から液晶パネル11のセグメント電極Xへと
与えられる。
コモン駆動回路12A,12Bおよびセグメント駆動回路13
A,13Bの上記動作によって、液晶パネル11の絵素はその
行順序(コモン電極Y1からコモン電極Y8へ)にしたがっ
て駆動され、表示データに対応する画像が液晶パネル11
に正立画像(第1図においてセグメント駆動回路13A,13
B配置側から見て)として表示される。
一方、切替え指令信号DIRが第5図に示すように1画
面の表示途中(1フレームの途中)でローレベルからハ
イレベルに切替えられると、シフト方向切替え回路16で
はタイミング信号RCOがハイレベルのときANDゲート22の
出力がハイレベルとなり、その出力はORゲート24を介し
てフリップフロップ25のデータ入力として与えられる。
タイミング信号生成回路17から出力されるタイミング信
号RCOは、第5図(5)に示すように表示制御回路14か
らシフトデータsが出力されたあとのクロックcp1を5
パルス分カウントしてハイレベルとなり6パルス目のク
ロックcp1の立下がりのタイミングでローレベルに立下
がるので、フリップフロップ25の非反転出力(シフト方
向指定信号MDIR)は第5図(6)に示すように6パルス
目のクロックcp1の立下がりのタイミングでローベレル
からハイレベルへと切替わる。これに対して、フリップ
フロップ26の非反転出力は次の7パルス目のクロックcp
1の立下がりのタイミングでローレベルからハイレベル
へと切替わるので、この時点でスイッチ19がオフ、スイ
ッチ18がオンに切替わってコモン駆動回路12Aのシフト
データ入出力端子DIO1側にはシフトデータSH0は与えら
れなくなり、替わってコモン駆動回路12Bのシフトデー
タ入出力端子DIO2側にシフトデータSH2が与えられるよ
うになる。タイミング信号RCOがローレベルに立下がっ
たあとは、ANDゲート22の出力はローレベルに戻るが、
これに替わってもう一方のANDゲート23の出力がハイレ
ベルとなるので、そのあとも上記状態が保たれる。すな
わち、フレームの途中で切替え指令信号DIRが切替わっ
てもそのフレームの間中はもとのシフト方向での表示が
継続され、次のフレームに移った時点で初めて切替え指
令信号DIRに対応したシフト方向での表示が開始され
る。第5図では、区間(A)において正立画像の表示が
行われ、区間(B)において倒立画像の表示が行われ
る。つまり、区間(B)ではコモン駆動回路12A,12Bで
のシフト方向が区間(A)の場合と逆になり、コモン電
極Y8からコモン電極Y1へと逆の順序にしたがって駆動信
号h〜aが与えられる。
セグメント駆動回路13A,13Bのシフト動作については
先の場合と変わらない。
同様にして、区間(B)のフレームの途中で切替え指
令信号DIRがハイレベルからローレベルに切替わった場
合には、そのフレームが終了するまで倒立画像の表示状
態が続き、次のフレームがら正立画像の表示状態に切替
わる。
第6図は、本発明の他の実施例である表示装置の概略
的な構成を示すブロック図である。この実施例の表示装
置は、先の実施例と同じ単純マトリクス駆動方式の液晶
表示装置であるが、ここでは液晶パネル11のコモン電極
Yを順方向(Y1からY8へ)に指定するコモン駆動回路12
A1,12B1と逆方向(Y8からY1へ)に指定するコモン駆動
回路12A2,12B2の2種類を併設した点が先の実施例の場
合と異なる。ただし、コモン駆動回路12A1,12B1,12A2,1
2B2そのものの構成は先の実施例におけるコモン駆動回
路12A,12Bとほぼ同じであるが、新たにイネーブル信号
入力端子Eが備わっており、イネーブル信号入力端子E
にローレベルが入力されると、全出力端子O1〜O4がハイ
インピーダンス状態となる。
すなわち、この実施例では切替え指令信号DIRに応じ
て、2種類のイネーブル信号ENABLE−U,ENABLE−Dを選
択的に切替えて出力するイネーブル信号生成回路30が設
けられ、一方のイネーブル信号ENABLE−Uをコモン駆動
回路12A1,12B1に与え、他方のイネーブル信号ENABLE−
Dをコモン駆動回路12A2,12B2に与える構成とされてい
る。コモン駆動回路12A1,12B1の出力端子O1〜O4は液晶
パネル11のコモン電極Y1〜Y8に1対1に対応付けて接続
され、もう一方のコモン駆動回路12A2,12B2の出力端子O
1〜O4も同じ液晶パネル11のコモン電極Y1〜Y8に1対1
に対応付けて接続されている。
表示制御回路14および電源回路15の構成も先の実施例
と同様であり、表示制御回路14の出力端子Sから出力さ
れるシフトデータsはコモン駆動回路12Aのシフトデー
タ入出力端子DIO1側とコモン駆動回路12B2のシフトデー
タ入出力端子DIO1側に与えられる。
また、各コモン駆動回路12A1,12B1,12A2,12B2の入力
端子SHLにはシフト方向指定信号として順方向のシフト
(シフトデータ入出力端子DIO1側からシフトデータ入出
力端子DIO2側へのシフト)を指定するローレベルの電位
VSS(グランド電位)が与えられている。
第7図は、上記イネーブル信号生成回路30の具体的な
構成を示す回路図であり、2つのフリップフロップ31,3
2と、3つのANDゲート33,34,35と、1つのEX−NORゲー
ト36と、1つのNANDゲート37とで構成されている。
すなわち、フリップフロップ31にはデータ入力として
切替え指令信号DIRが与えられ、ANDゲート33およびNAND
ゲート37にはそれらの2入力として、表示制御回路14か
ら出力されるシフトデータsとクロックcp1とが与えら
れる。NANDゲート37の出力Aはフリップフロップ37のク
ロックとして、またANDゲート33の出力A1はフリップフ
ロップ32のクロックとして与えられ、フリップフロップ
31の非反転出力Q11は次段のフリップフロップ32のデー
タ入力として与えられる。さらに、フリップフロップ31
の非反転出力Q11とフリップフロップ32の非反転出力Q21
とがEX−NORゲート36の2入力として与えられ、そのEX
−NORゲート36の出力Pとフリップフロップ31の非反転
出力Q11とがANDゲート34の2入力として与えられ、その
ANDゲート34の出力がイネーブル信号ENABLE−Uとして
取り出される。また、EX−NORゲート36の出力Pとフリ
ップフロップ31の反転出力Q12とがANDゲート35の2入力
として与えられ、そのANDゲート35の出力がイネーブル
信号ENABLE−Dとして取り出される。信号RESETはフリ
ップフロップ31,32をリセットするためのリセット信号
である。
第8図は、コモン駆動回路12A1,12B1の接続構成部分
を示すブロック図である。第8図では、液晶パネル11の
コモン電極Y1〜Y4に対応付けられるコモン駆動回路12A1
の出力端子O1〜O4から出力される駆動信号が符号a1〜d1
で表されており、液晶パネル11のコモン電極Y5〜Y8に対
応付けられるコモン駆動回路12B1の出力端子O1〜O4から
出力される駆動信号が符号e1〜h1で表されている。ま
た、これらの駆動信号を生成するためのバイアスとし
て、電源回路15から各コモン駆動回路12A1,12B1へはバ
イアスV0,V1,V4,V5が与えられている。
第9図はコモン駆動回路12A2,12B2の接続構成部分を
示すブロック図である。第9図では、液晶パネル11のコ
モン電極Y8〜Y5に対応付けられるコモン駆動回路12A2の
出力端子O1〜O4から出力される駆動信号が符号h2〜e2で
表されており、液晶パネル11のコモン電極Y4〜Y1に対応
付けられるコモン駆動回路12B2の出力端子O1〜O4から出
力される駆動信号が符号d2〜a2で表されている。また、
これらの駆動信号を生成するためのバイアスとして、電
源回路15から各コモン駆動回路12A1,12B1へはバイアスV
0,V1,V4,V5が与えられている。
第10図はコモン駆動回路12A1,12B1,12A2,12B2の具体
的な構成を示すブロック図であり、4ビット構成の双方
向シフトレジスタ29と、4ビット構成のレベルシフタ30
と、4レベルドライバ31とで構成されている点は先の実
施例の場合のコモン駆動回路12A,12Bと同じである。こ
こでは、上記4レベルドライバ31に対して入力端子Eか
らイネーブル信号が与えられる。
第11図は、上記液晶表示装置におけるコモン駆動回路
12A1,12B1,12A2,12B2の動作を示すタイミングチャート
であり、そのうち第11図(1)はシフトデータsの波形
を、第11図(2)はクロックcp1の波形を、第11図
(3)は切替え指令信号DIRの波形を、第11図(4)は
イネーブル信号ENABLE−Uの波形を、第11図(5)はイ
ネーブル信号ENABLE−Dの波形を、第11図(6)は交流
化信号frの波形を、第11図(7)〜(10)はコモン駆動
回路12A1,12B1の出力端子O1,O4から出力される駆動信号
a1,d1,e1,h1の波形を、第11図(11)〜(14)はコモン
駆動回路12A2,12B2の出力端子O4,O1から出力される駆動
信号a2,d2,e2,h2の波形をそれぞれ示している。
第12図は、上記イネーブル信号生成回路30の動作を示
すタイミングチャートであり、そのうち第12図(1)は
シフトデータsの波形を、第12図(2)はクロックcp1
の波形を、第12図(3)は切替え指令信号DIRの波形
を、第12図(4)はNANDゲート37の出力Aの波形を、第
12図(5)はANDゲート33の出力A1の波形を、第12図
(6)はフリップフロップ31の非反転出力Q11の波形
を、第12図(7)はフリップフロップ31の反転出力Q12
の波形を、第12図(8)はフリップフロップ32の非反転
出力Q21の波形を、第12図(9)はEX−NORゲート36の出
力Pの波形を、第12図(10)はイネーブル信号ENABLE−
Uの波形を、第12図(11)はイネーブル信号ENABLE−D
の波形をそれぞれ示している。
次に、第11図および第12図のタイミングチャートを参
照して、上記液晶表示装置の動作を説明する。第12図に
示すタイミングチャートから明らかなように、切替え指
令信号DIRがハイレベルのときイネーブル信号生成回路3
0から出力されるイネーブル信号ENABLE−Uはハイレベ
ル、もう一方のイネーブル信号ENABLE−Dはローレベル
となる。また、1フレームの途中で切替え信号DIRがハ
イレベルからローレベルに切替わると、そのフレームが
終了するまでの間、イネーブル信号ENABLE−Uはそれま
でのハイレベルに、またもう一方のイネーブル信号ENAB
LE−Dはそれまでのローレベルに保たれ、次のフレーム
ではいずれのイネーブル信号ENABLE−U,ENABLE−Dもロ
ーレベルとなる。さらに次のフレームに移るとイネーブ
ル信号ENABLE−Uはローレベルに保たれ、もう一方のイ
ネーブル信号ENABLE−Dが初めてハイレベルに切替わ
る。すなわち、あるフレームの途中で切替え指令信号DI
Rが切替わっても、そのフレームでは各イネーブル信号
はそれまでのレベルに保たれ、つぎのフレームでは2つ
のイネーブル信号はいずれもローレベルに規制され、そ
の次のフレームに至って初めて各イネーブル信号は切替
え指令信号DIRに対応したレベルに設定される。
そこで、切替え指令信号DIRがハイレベルの区間およ
びハイレベルからローレベルに反転したフレーム間で
は、コモン駆動回路12A1,12B1にハイレベルのイネーブ
ル信号ENABLE−Uが与えられてこのコモン駆動回路が全
出力端子O1〜O4からそれぞれのレベルの信号が出力され
る状態に設定されるのに対して、コモン駆動回路12A2,1
2B2にはローレベルのイネーブル信号ENABLE−Dが与え
られてこのコモン駆動回路は全出力端子O1〜O4がハイイ
ンピーダンスとなり、液晶パネル11から切り離された状
態に設定される。したがって、この間、コモン駆動回路
12A1,12B1においてのみシフトデータsのシフトが行わ
れる。この場合のシフト方向はシフトデータ入出力端子
DIO1側からシフトデータ入出力端子DIO2側に向く方向で
あり、液晶パネル11のコモン電極YはY1かY8に向けて、
つまり順方向に向けて線順次に駆動信号a1〜h1が与えら
れ、このときの液晶パネル11の画面はセグメント駆動回
路13A,13Bの配置側から見て正立画像として眺められる
表示状態となる。コモン駆動回路12A2,12B2側の出力端
子はこのときハイインピーダンス状態(第11図では符号
HZで表す)となっており、同一コモン電極Yに対して2
つのコモン駆動回路から同時に2種類の駆動信号が与え
られるといった事態がこれによって回避される。
上述したように、次のフレームでは2つのイネーブル
信号ENABLE−U,ENABLE−Dはともにローレベルとなるの
で、各コモン駆動回路12A1,12B1,12A2,12B2はいずれも
全出力端子O1〜O4がハイインピーダンスとなり、液晶パ
ネル11から切り離された状態となり、それらの出力端子
O1〜O4はこの間、第11図(7)〜(14)に示すようにハ
イインピーダンスとなる。したがって、この間、画像の
表示は行われない。
さらに、次のフレームに至ると上述したように切替え
指令信号DIRのレベル(ローレベル)に対応して一方の
イネーブル信号ENABLE−Uはローレベル、他方のイネー
ブル信号ENABLE−Dはハイレベルに設定されるので、コ
モン駆動回路12A2,12B2が全出力端子O1〜O4からそれぞ
れのレベルの信号が出力される状態となる一方、コモン
駆動回路12A1,12B1は全出力端子O1〜O4がハイインピー
ダンスとなり、液晶パネル11から切り離された状態とな
る。したがって、この場合は第11図(11)〜(14)に示
すようにコモン電極YにはY8からY1に向けて、つまり逆
方向に向けて線順次に駆動信号h2〜a2が与えられること
となって、このときの液晶パネル11の画面はセグメント
駆動回路13A,13Bの配置側から見て倒立画像として眺め
られる表示状態となる。
同様にして、フレームの途中で切替え指令信号DIRが
ローレベルからハイレベルに切替わった場合には、その
フレームが終了するまで倒立画像の表示状態が続き、次
の1フレームでは表示が行われず、さらに次のフレーム
になってから正立画像の表示状態に切替わる。
なお、上記各実施例では、コモン電極Yを指定する順
序の方向のみを切替えて液晶パネル11の表示画面を正立
画像と倒立画像とに切替える場合を示したが、これと同
時にセグメント駆動回路13A,13Bのシフト方向を切替え
るなどして正立画像に対し左右の関係についても入れ代
わつた完全な形の倒立画像を表示するようにしてもよ
い。
また、上記各実施例では、単純マトリクス駆動方式の
液晶表示装置の場合について示したが、これに限らず他
の方式の液晶表示装置、さらにはEL表示装置などの他の
表示装置にも適用することができる。
発明の効果 以上のように本発明の表示装置によれば、切替え手段
によって画面を正立画像の表示状態と倒立画像の表示状
態とに切替え設定できるように構成しているので、信号
の切替えだけで自在に表示画面を見る位置を変えて正立
画像を眺めることができる。特に本発明によれば、切替
え手段によって、フレームの途中で切替え指令信号が切
替わっても、そのフレームの期間中はもとの表示状態が
継続され、新たな次のフレームに以降した時点後に初め
て、切替え指令信号に対応した表示状態での表示が開始
され、したがって1画面の表示途中で残りの画像が上下
反対方向に折り返されて表示されるなどの不完全な画像
の表示を防止することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である表示装置の概略的な構
成を示すブロック図、第2図はその表示装置におけるコ
モン駆動回路の接続構成部を示す回路図、第3図はその
表示装置におけるタイミング信号生成回路の具体的な構
成を示す回路図、第4図はその表示装置におけるコモン
駆動回路の構成を示すブロック図、第5図はその表示装
置におけるコモン駆動回路の動作を示すタイミングチャ
ート、第6図は本発明の他の実施例である表示装置の概
略的な構成を示すブロック図、第7図はその表示装置に
おけるイネーブル信号生成回路の具体的な構成を示す回
路図、第8図および第9図はその表示装置におけるコモ
ン駆動回路の接続構成部分を示すブロック図、第10図は
そのコモン駆動回路の構成を示すブロック図、第11図は
その表示装置におけるコモン駆動回路の動作を示すタイ
ミングチャート、第12図はイネーブル信号生成回路の動
作を示すタイミングチャート、第13図は従来の表示装置
の一例の概略的な構成を示すブロック図、第14図はその
表示装置におけるコモン駆動回路の接続構成部を示すブ
ロック図、第15図はその表示装置におけるコモン駆動回
路の動作を示すタイミングチャートである。 11……液晶パネル、12A,12B,12A1,12B1,12A2,12B2……
コモン駆動回路、13A,13B……セグメント駆動回路、14
……表示制御回路、15……電源回路、16……シフト方向
切替え回路、17……タイミング信号生成回路、30……イ
ネーブル信号生成回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の絵素をマトリクス状に配列し、行駆
    動回路で絵素の行を順次指定するとともに、列駆動回路
    で絵素の各列に表示データに対応する信号を与えること
    によって、指定した行の絵素を順次駆動し画像を表示す
    るようにした表示装置において、 正立画像表示と倒立画像表示の切替えを指示する切替え
    指令信号が与えられると、行駆動回路による絵素の行の
    指定順序を次のフレームから逆順序に切替え設定する切
    替え手段を備え、 フレームの切替わりで正立画像表示と倒立画像表示を切
    替えることを特徴とする表示装置。
JP1280474A 1989-10-26 1989-10-26 表示装置 Expired - Lifetime JP2527483B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1280474A JP2527483B2 (ja) 1989-10-26 1989-10-26 表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1280474A JP2527483B2 (ja) 1989-10-26 1989-10-26 表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03140995A JPH03140995A (ja) 1991-06-14
JP2527483B2 true JP2527483B2 (ja) 1996-08-21

Family

ID=17625582

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1280474A Expired - Lifetime JP2527483B2 (ja) 1989-10-26 1989-10-26 表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2527483B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2643495B2 (ja) * 1989-11-20 1997-08-20 松下電器産業株式会社 液晶ディスプレイ
JP3376726B2 (ja) * 1994-11-11 2003-02-10 富士通株式会社 双画図表示装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63210992A (ja) * 1987-02-27 1988-09-01 ソニー株式会社 液晶表示装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63210992A (ja) * 1987-02-27 1988-09-01 ソニー株式会社 液晶表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03140995A (ja) 1991-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2958687B2 (ja) 液晶表示装置の駆動回路
JP3129271B2 (ja) ゲートドライバ回路及びその駆動方法、並びにアクティブマトリクス型液晶表示装置
WO2011152121A1 (ja) 表示装置
JP2585463B2 (ja) 液晶表示装置の駆動方法
US6417829B1 (en) Multisync display device and driver
JPS59116790A (ja) マトリクス型表示装置の駆動回路
CN111798806A (zh) 扫描驱动电路、显示面板及其驱动方法、显示装置
JP2003115194A (ja) シフトレジスタ
JP2527483B2 (ja) 表示装置
JP2760670B2 (ja) 表示素子の駆動用集積回路
JP2527484B2 (ja) 表示装置
JPH09160526A (ja) マトリクス型表示パネルの駆動回路及び該駆動回路を用いた表示装置
JPH09266556A (ja) マトリクス型表示装置
JP2001188504A (ja) 平面表示装置およびその駆動方法
JP3488085B2 (ja) 液晶表示装置及びその駆動方法
JP3556650B2 (ja) フリップフロップ回路、シフトレジスタおよび表示装置の走査駆動回路
JP3436680B2 (ja) 表示装置の駆動回路
JP2891730B2 (ja) 液晶表示装置と液晶駆動装置
JP2001324951A5 (ja)
JPH05100640A (ja) 液晶表示装置
JPH0326549Y2 (ja)
JPH01218183A (ja) 画像表示装置
JP3735629B2 (ja) 表示装置
JP3316297B2 (ja) 液晶パネルの駆動方法
JPS62280898A (ja) カラ−液晶表示装置のインタ−フエ−ス回路