JP2525158Y2 - 貨物自動車の開閉扉装置 - Google Patents
貨物自動車の開閉扉装置Info
- Publication number
- JP2525158Y2 JP2525158Y2 JP1989153211U JP15321189U JP2525158Y2 JP 2525158 Y2 JP2525158 Y2 JP 2525158Y2 JP 1989153211 U JP1989153211 U JP 1989153211U JP 15321189 U JP15321189 U JP 15321189U JP 2525158 Y2 JP2525158 Y2 JP 2525158Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roof
- door
- opening
- arm
- closing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
- Wing Frames And Configurations (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本案は箱形貨物自動車のウイング形開閉扉装置に関す
るものである。
るものである。
「従来の技術」 従来、箱形貨物自動車のウイング形開閉扉の開閉装置
では開閉扉の回動軸に動作腕を設け、該腕に回動駆動シ
リンダーを設け、左右両側板の中心鉛直線を開閉扉の側
板部下端縁が越える位置に開くまで上記回動駆動シリン
ダーによって開閉扉を駆動するものが開発されている。
このような開閉扉はその重心が上記鉛直線を越えた途端
に(未だ側板部下端縁は該鉛直線を越えていない)、自
重で傾倒しようとするため上記駆動シリンダーによる駆
動力と相俟って開閉扉の荷重が掛り、該開閉扉は急激に
回動し開閉扉はストッパにより衝撃的に停止せざるを得
ず、円滑な開閉動作が行われない。又開閉扉の回動軸を
上記シリンダーで回動させるものであるためモーメント
の関係で強力なシリンダーを必要とするという問題があ
る。
では開閉扉の回動軸に動作腕を設け、該腕に回動駆動シ
リンダーを設け、左右両側板の中心鉛直線を開閉扉の側
板部下端縁が越える位置に開くまで上記回動駆動シリン
ダーによって開閉扉を駆動するものが開発されている。
このような開閉扉はその重心が上記鉛直線を越えた途端
に(未だ側板部下端縁は該鉛直線を越えていない)、自
重で傾倒しようとするため上記駆動シリンダーによる駆
動力と相俟って開閉扉の荷重が掛り、該開閉扉は急激に
回動し開閉扉はストッパにより衝撃的に停止せざるを得
ず、円滑な開閉動作が行われない。又開閉扉の回動軸を
上記シリンダーで回動させるものであるためモーメント
の関係で強力なシリンダーを必要とするという問題があ
る。
「考案が解決しようとする課題」 本案は箱形貨物自動車のウイング形開閉扉を小さな力
で円滑に開閉することを目的とするものである。
で円滑に開閉することを目的とするものである。
「課題を解決するための手段」 上記の目的を達成するため本案は 車台の左右両側板間の左右方向幅の1/2より広い幅を
有する屋根部の一側に直立側板部を設けてなる形開閉
扉を備えた箱形貨物自動車において、車台の前後端に設
けた左右方向直立板の上端部に上下の水平機枠を設け、
上部水平機枠に屋根部の基端部を枢支し、該枢支点が上
記幅の1/2より狭い他側に設けられ、該屋根部の開閉用
起伏腕を下部水平機枠に設けてなり、重心が上記形開
閉扉の枢支点を通る鉛直線を越えた状態において上記起
伏腕の先端部に設けた上記開閉扉の自重傾倒制動シリン
ダーが動作しかつ上記起伏腕の回動を停止するように形
成し、上記起伏腕の先端部で屋根部の下面を屋根部の起
伏に際し摺動自在に支持してなる貨物自動車の開閉扉装
置 上部水平機枠に固定した前後方向ピンに屋根部の基端
部を枢支した上記考案記載の貨物自動車の開閉扉装置 によって構成される。
有する屋根部の一側に直立側板部を設けてなる形開閉
扉を備えた箱形貨物自動車において、車台の前後端に設
けた左右方向直立板の上端部に上下の水平機枠を設け、
上部水平機枠に屋根部の基端部を枢支し、該枢支点が上
記幅の1/2より狭い他側に設けられ、該屋根部の開閉用
起伏腕を下部水平機枠に設けてなり、重心が上記形開
閉扉の枢支点を通る鉛直線を越えた状態において上記起
伏腕の先端部に設けた上記開閉扉の自重傾倒制動シリン
ダーが動作しかつ上記起伏腕の回動を停止するように形
成し、上記起伏腕の先端部で屋根部の下面を屋根部の起
伏に際し摺動自在に支持してなる貨物自動車の開閉扉装
置 上部水平機枠に固定した前後方向ピンに屋根部の基端
部を枢支した上記考案記載の貨物自動車の開閉扉装置 によって構成される。
「作用」 従って起伏腕3を第1図実線で示す位置に倒伏させる
と上記制動シリンダー6が伸び切って該シリンダー6に
よって屋根部2が水平位置に牽引されると同時に、上記
起伏腕3の先端部3′で該屋根部2の下面を支持して上
記開閉扉5を閉鎖するものである。そしてこの起伏腕3
を起すと該腕3の先端部3′が屋根部2を持上げ、さら
に該腕3を起すと該腕3の先端部3′は屋根部2の下面
から離れるが収縮状態の制動シリンダー6が屋根部2を
引続いて押すから開閉扉5はその重心が開閉扉5の枢支
点7を通る鉛直線cを越える瞬間まで押されて開かれる
(その状態を第1図仮想線aで示し、側板部4の下端
4″は左右両側板の中心鉛直線c′を越えていない)。
上記重心が上記鉛直線cを越えた後は開閉扉5は枢支点
7を中心として自重により第1図左方に傾倒しようとす
るが傾倒荷重は上記制動シリンダー6によって制動され
ながら左方に傾くと同時に該シリンダー6は伸長して該
シリンダー6の最大伸長状態において駆動シリンダー11
の伸長が停止し、それによって起伏腕3の回動が停止し
該開閉扉5は第1図左方への傾倒が停止する。その状態
から逆に起伏腕3を元の位置(第1図実線位置)に向っ
て右側に回動させると上記重心が上記鉛直線cを越えた
後開閉扉5は右側に向って自重傾倒し荷重が掛るが伸び
切っている制動シリンダー6が上記自重傾倒を制動しつ
つ傾き屋根部2の下面が起伏腕3の先端部3′上に接
し、該腕3の倒伏位置(第1図実線位置)では制動シリ
ンダー6は伸び切って屋根部2を支持することができ
る。
と上記制動シリンダー6が伸び切って該シリンダー6に
よって屋根部2が水平位置に牽引されると同時に、上記
起伏腕3の先端部3′で該屋根部2の下面を支持して上
記開閉扉5を閉鎖するものである。そしてこの起伏腕3
を起すと該腕3の先端部3′が屋根部2を持上げ、さら
に該腕3を起すと該腕3の先端部3′は屋根部2の下面
から離れるが収縮状態の制動シリンダー6が屋根部2を
引続いて押すから開閉扉5はその重心が開閉扉5の枢支
点7を通る鉛直線cを越える瞬間まで押されて開かれる
(その状態を第1図仮想線aで示し、側板部4の下端
4″は左右両側板の中心鉛直線c′を越えていない)。
上記重心が上記鉛直線cを越えた後は開閉扉5は枢支点
7を中心として自重により第1図左方に傾倒しようとす
るが傾倒荷重は上記制動シリンダー6によって制動され
ながら左方に傾くと同時に該シリンダー6は伸長して該
シリンダー6の最大伸長状態において駆動シリンダー11
の伸長が停止し、それによって起伏腕3の回動が停止し
該開閉扉5は第1図左方への傾倒が停止する。その状態
から逆に起伏腕3を元の位置(第1図実線位置)に向っ
て右側に回動させると上記重心が上記鉛直線cを越えた
後開閉扉5は右側に向って自重傾倒し荷重が掛るが伸び
切っている制動シリンダー6が上記自重傾倒を制動しつ
つ傾き屋根部2の下面が起伏腕3の先端部3′上に接
し、該腕3の倒伏位置(第1図実線位置)では制動シリ
ンダー6は伸び切って屋根部2を支持することができ
る。
「実施例」 キャブオーバー形運転席8を有する箱形貨物自動車の
車台9の左右両側には側板4′、4′が設けられ、車台
9の前後端に左右方向直立板9′、9′が設けられる。
そして該側板4′、4′間の幅の1/2より広い幅を有す
る屋根部2と一方の側板部4よりなる形(ウイング
形)開閉扉5を備えるものであって、上記直立板9′、
9′の上端部に上下の水平機枠1、1′を設け、上部水
平機枠1に上記屋根部2の基端部2′を前後方向固定ピ
ン7による枢支点7に枢支し、前後端機枠1に起伏腕
3、3を前後方向ピン10によって起伏自在に枢支し、駆
動シリンダー11によって該腕3を回動起伏させることが
できる。この起伏腕3の先端部3′は上方向に屈曲し、
屈曲端に摺動用ローラ12を設け、該ローラ12で屋根部2
の起伏に際し該屋根部2の下面を摺動自在に支持する。
又上記腕3の先端部3′と屋根部2とは該先端部3′に
設けた制動シリンダー6によって接続してなるものであ
って、屋根部2が水平状態に閉鎖位置にあるとき上記制
動シリンダー6は伸び切っている。この制動シリンダー
6は第3図に示すように油入シリンダー部6′をロッド
6″が貫通し該ロッド6″にはピストン13が設けられ、
油入シリンダー部6′の両端を接続するバイパス回路14
に逆止弁15、15を介設し、該逆止弁15、15のそれぞれの
小バイパス回路16、16にそれぞれ流量調整弁17が設けら
れてなるものである。尚図中18で示すものは屋根部2の
基端部2′に設けたボス、19は車輪である。
車台9の左右両側には側板4′、4′が設けられ、車台
9の前後端に左右方向直立板9′、9′が設けられる。
そして該側板4′、4′間の幅の1/2より広い幅を有す
る屋根部2と一方の側板部4よりなる形(ウイング
形)開閉扉5を備えるものであって、上記直立板9′、
9′の上端部に上下の水平機枠1、1′を設け、上部水
平機枠1に上記屋根部2の基端部2′を前後方向固定ピ
ン7による枢支点7に枢支し、前後端機枠1に起伏腕
3、3を前後方向ピン10によって起伏自在に枢支し、駆
動シリンダー11によって該腕3を回動起伏させることが
できる。この起伏腕3の先端部3′は上方向に屈曲し、
屈曲端に摺動用ローラ12を設け、該ローラ12で屋根部2
の起伏に際し該屋根部2の下面を摺動自在に支持する。
又上記腕3の先端部3′と屋根部2とは該先端部3′に
設けた制動シリンダー6によって接続してなるものであ
って、屋根部2が水平状態に閉鎖位置にあるとき上記制
動シリンダー6は伸び切っている。この制動シリンダー
6は第3図に示すように油入シリンダー部6′をロッド
6″が貫通し該ロッド6″にはピストン13が設けられ、
油入シリンダー部6′の両端を接続するバイパス回路14
に逆止弁15、15を介設し、該逆止弁15、15のそれぞれの
小バイパス回路16、16にそれぞれ流量調整弁17が設けら
れてなるものである。尚図中18で示すものは屋根部2の
基端部2′に設けたボス、19は車輪である。
「考案の効果」 本案は上述のように構成したので、左右両側板4′、
4′間の幅の1/2より広い幅を有する屋根部2と一方の
側板部4よりなる形開閉扉5を備えた箱形貨物自動車
において、上記開閉扉5は比較的小さな力で衝撃なくき
わめて円滑に比較的広く開閉し得る便益がある。
4′間の幅の1/2より広い幅を有する屋根部2と一方の
側板部4よりなる形開閉扉5を備えた箱形貨物自動車
において、上記開閉扉5は比較的小さな力で衝撃なくき
わめて円滑に比較的広く開閉し得る便益がある。
第1図は本案の貨物自動車の開閉扉装置を示す正面図、
第2図は前後方向ピンの平面図、第3図は自重傾倒制動
シリンダーの説明図、第4図は上記開閉扉装置を備えた
貨物自動車の斜視図である。 1……機枠、2……屋根部、2′……基端部、3……開
閉用起伏腕、3′……先端部、4……側板部、4′……
左右両側板、c……鉛直線、5……形開閉扉、6……
自重傾倒制動シリンダー、7……枢支点。
第2図は前後方向ピンの平面図、第3図は自重傾倒制動
シリンダーの説明図、第4図は上記開閉扉装置を備えた
貨物自動車の斜視図である。 1……機枠、2……屋根部、2′……基端部、3……開
閉用起伏腕、3′……先端部、4……側板部、4′……
左右両側板、c……鉛直線、5……形開閉扉、6……
自重傾倒制動シリンダー、7……枢支点。
Claims (2)
- 【請求項1】車台の左右両側板間の左右方向幅の1/2よ
り広い幅を有する屋根部の一側に直立側板部を設けてな
る形開閉扉を備えた箱形貨物自動車において、車台の
前後端に設けた左右方向直立板の上端部に上下の水平機
枠を設け、上部水平機枠に屋根部の基端部を枢支し、該
枢支点が上記幅の1/2より狭い他側に設けられ、該屋根
部の開閉用起伏腕を下部水平機枠に設けてなり、重心が
上記形開閉扉の枢支点を通る鉛直線を越えた状態にお
いて上記起伏腕の先端部に設けた上記開閉扉の自重傾倒
制動シリンダーが動作しかつ上記起伏腕の回動を停止す
るように形成し、上記起伏腕の先端部で屋根部の下面を
屋根部の起伏に際し摺動自在に支持してなる貨物自動車
の開閉扉装置。 - 【請求項2】上部水平機枠に固定した前後方向ピンに屋
根部の基端部を枢支した請求項(1)記載の貨物自動車
の開閉扉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989153211U JP2525158Y2 (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | 貨物自動車の開閉扉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989153211U JP2525158Y2 (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | 貨物自動車の開閉扉装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0391271U JPH0391271U (ja) | 1991-09-18 |
JP2525158Y2 true JP2525158Y2 (ja) | 1997-02-05 |
Family
ID=31699433
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989153211U Expired - Lifetime JP2525158Y2 (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | 貨物自動車の開閉扉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2525158Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0517299Y2 (ja) * | 1985-03-15 | 1993-05-10 |
-
1989
- 1989-12-28 JP JP1989153211U patent/JP2525158Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0391271U (ja) | 1991-09-18 |
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