JP4198870B2 - ダンプカーにおける荷箱傾動規制装置 - Google Patents

ダンプカーにおける荷箱傾動規制装置 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ダンプカー、主として、サイドダンプカー、あるいは三転ダンプカーに適用される、ダンプカーにおける荷箱傾動規制装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、シャシフレーム上に搭載される荷箱を、その左右両側に選択的に傾動させるようにした、所謂サイドダンプカー、あるいは、その左右両側および後方に選択的に傾動させるようにした、所謂三転ダンプカーが知られており、かかるダンプカーでは、ダンプシリンダの伸長により荷箱を所定角傾動させたとき、それ以上の荷箱の傾動を防止させるため、油圧ポンプからダンプシリンダへ供給されている作動油をオイルタンクに還流させるバイパス制御弁を油圧回路に設けたものが知られている(特公昭64−257号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記従来のものでは、ダンプシリンダが伸長するにつれて、そのダンプシリンダが荷箱の傾動方向に傾動することを利用してバイパス制御弁を作動するようにしている。
【0004】
ところが、傾動中のダンプシリンダには慣性があるため、このダンプシリンダの傾動を前記バイパス制御弁の作動後に直ちに停止させることが難しく、そのため、ダンプシリンダは本来の停止位置以上まで傾動してしまい、これによって作動されるバイパス制御弁に過負荷を及ぼし、該弁を損傷、破損させてしまうという問題がある。
【0005】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、前記問題を解決した、新規なダンプカーにおける荷箱傾動規制装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的達成のため、本請求項1記載の発明は、シャシフレームと、その上に搭載される荷箱との間にダンプシリンダを備えた荷箱傾動装置を連結し、前記ダンプシリンダの作動により、前記荷箱を傾動できるようにすると共に前記ダンプシリンダと油圧ポンプとを連絡する油圧回路に接続されるバイパス制御弁の作動により、前記ダンプシリンダに供給される作動油を制御して前記荷箱の所定角以上の傾動を規制するようにした、ダンプカーにおいて、前記荷箱傾動装置に設けられて、荷箱の傾動方向と同方向に傾動するトラニオンと、前記シャシフレームに揺動可能に支持されていて前記トラニオンの傾動に連動して撓曲される、弾性可撓体よりなるコントロールレバーとを備え、このコントロールレバーの自由端には、前記バイパス制御弁の作動子を対向させ、前記トラニオンが所定角以上に傾動したとき、前記コントロールレバーの撓曲により、前記バイパス制御弁を作動してダンプシリンダ内の作動油を、オイルタンクに還流させるようにしたことを特徴としており、かかる特徴によれば、荷箱が所定角に傾動した際に、バイパス制御弁に作用する作動力は、コントロールレバーの撓曲により吸収されて、該バイパス制御弁に緩衝的に伝達されるので、ダンプシリンダを含む荷箱傾動装置が慣性力などにより、所定角以上に傾動しても、バイパス制御弁に過負荷が作用することがなく、その損傷、破損が防止される。
【0007】
また、前記目的達成のため、本請求項2記載の発明は、前記請求項1記載のものにおいて、前記シャシフレームには、ユニットフレームが固定され、このユニットフレームに、前記コントロールレバーおよび前記バイパス制御弁が纏めて設けられていることを特徴としており、かかる特徴によれば、前記請求項1記載の発明と同じ効果を奏する上に、シャシフレームにユニットフレームを固定することで、荷箱傾動規制装置のシャシフレームへの取り付けができ、その取付作業能率が大幅に向上する。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の実施例について説明する。
【0009】
図1は、本発明装置を備えた三転ダンプカーの側面図、図2は、図1の2線矢視の、三転ダンプカーの後面図、図3は、図1の3−3線に沿う荷箱傾動装置の平面図、図4は、図3の4−4線に沿う断面図、図5は、図4の5−5線に沿う断面図、図6は、図4の6−6線に沿う断面図、図7は、図6の7−7線に沿う断面図、図8は、図6の8−8線に沿う断面図、図9は、ダンプシリンダの油圧回路図、図10は、荷箱傾動時の、荷箱傾動装置の後面図である。
【0010】
つぎに、図1〜図10を参照して、本発明の第1実施例について説明するに、この実施例は、シャシフレームF上の荷箱Vを左右両側方、および後方に傾動できるようにした、所謂三転ダンプカーに、本発明装置を実施した場合であって、その三転ダンプカーのシャシフレームFは、メインフレームM上にサブフレームSを載置固定して構成され、このサブフレームS上には、荷箱Vが左右両側方および後方に選択的に傾動可能に搭載される。
【0011】
荷箱VとサブフレームS間の、左右両側の前部および後部には、荷箱VをサブフレームSに係脱自在にヒンジ連結する、各対をなす左右フロントヒンジ機構Hf,Hfおよび左右リヤヒンジ機構Hr,Hrが設けられる。
【0012】
サブフレームSと荷箱Vとの間には、後に詳述する、ダンプシリンダCdを備えた荷箱傾動装置Mdが連結されており、前記左右フロントヒンジ機構Hf,Hfおよび左右リヤヒンジ機構Hr,Hrのうち、左側のフロントおよびリヤヒンジ機構Hf,Hrを何れもロック状態にし、一方、右側のフロントおよび右リヤヒンジ機構Hf,Hrを何れもアンロック状態に操作して、前記ダンプシリンダCdを伸長作動すれば、荷箱Vを左側に傾動することができ、また、右側のフロントおよびリヤヒンジ機構Hf,Hrを何れもロック状態にし、一方、左側のフロントヒンジ機構およびリヤヒンジ機構Hf,Hrを何れもアンロック状態に操作して、前記ダンプシリンダCdを伸長作動すれば、荷箱Vを右側に傾動することができ、さらに、左、右リヤヒンジ機構Hr,Hrを何れもロック状態にしたまま、左、右フロントヒンジ機構Hf,Hfをアンロック状態に操作して、ダンプシリンダCdを伸長作動すれば、荷箱Vを後方に傾動させることができる。
【0013】
なお、前記フロントヒンジ機構Hf、およびリヤヒンジ機構Hrは、いずれも従来公知の構造のものであるので、その詳細なせつ明細書を省略する。
【0014】
つぎに、荷箱傾動装置Mdの具体的な構造について説明するに、この傾動装置Mdは、左右方向に間隔をあけて対設される、一対のリフトアーム1,1および一対のテンションリンク2,2と、それら間に連結される単動の油圧シリンダ、すなわちダンプシリンダCdとを備えている。前記一対のテンションリンク2,2は、前記リフトアーム1,1の下方にあって、その一端(前端)は、前記サブフレームSに対して、前後方向の縦軸線l−l回りおよび左右方向の横軸線t−tまわりに回動可能であって、すなわち、図4,5に示すように、前記一対のテンションリンク2,2の一端には、左右方向に延びるトラニオン3の両端の軸端部3a,3aが横軸線t−tまわりに回動自在に連結され、このトラニオン3の左右中央部は、前記サブフレームSのクロスメンバーScに固定されてその前後方向に延びる第1のクロスヒンジ軸4に回動自在に嵌合されており、このトラニオン3は、クロスヒンジ軸4の縦軸線l−lまわりに、左右方向に回動自在に連結されている。
【0015】
また、一対のテンションリンク2,2の他端(後端)には、前記一対のリフトアーム1,1の基端(後端)が連結軸5を介して横軸線まわりに起伏自在に連結されている。リフトアーム1,1は、前記テンションリンク2,2に沿って前方に延びており、その先端(前端)は、荷箱Vに対して、前後方向の縦軸線l−lまわりおよび左右方向の横軸線t−tまわりに回動可能であり、すなわち、一対のリフトアーム1,1の先端は、横方向の連結部材6の左右の軸端部6a,6aに回動自在に連結され、この連結部材6の中間部は、前記荷箱Vの底部フレームVfのクロスメンバーVcに固定されて前後方向に延びる第2のクロスヒンジ軸7に回動自在に嵌合されており、この連結部材6の中央部は、第2のクロスヒンジ軸7に縦軸線l−lまわりに左右方向に回動自在に連結されている。
【0016】
また、前記一対のテンションリンク2,2の、前記トラニオン3寄りの中間部には、前記ダンプシリンダCdのシリンダバレル側の端部が支持軸8を介して上下方向に回動可能に連結され、一方、リフトアーム1,1の、前記連結軸5寄り中間部には、前記ダンプシリンダCdのロッド側の端部がクロスヘッド10を介して回動可能に連結されている。したがって、ダンプシリンダCdの伸長作動によれば、リフトアーム1,1は、連結軸5まわりに起立して、荷箱Vを傾動させることができ、その際に、テンションリンク2,2は、トラニオン3を介してサブフレームSに対して左右への揺動が許容され、また、リフトアーム1,1も、連結部材6を介して荷箱Vに対して左右への揺動が許容されるので、前述の構造を有する荷箱傾動装置Mdは、前述のように、荷箱Vが左側あるいは右側に傾動したとき、その傾動に追従するように、左、右への揺動が可能である。
【0017】
前記荷箱傾動装置Mdには、ダンプシリンダCdにより、荷箱Vを左側あるいは右側に、あらかじめ設定した所定角に傾動させたとき、その所定角以上に傾動するのを規制するための、本発明に従う荷箱傾動規制手段Coが付設されている。つぎに、この荷箱傾動規制手段Coの構成を、主に図4〜8を参照して説明する。
【0018】
図4〜8に示すように、サブフレームSのクロスメンバーScの左右方向の中央部には、その側面に固定されるブラケット11を介して前記トラニオン3の真上に配置されるコントロールレバー12の基端(後端)が、ヒンジ軸13をもって上下に揺動可能に支持されている。このコントロールレバー12は、弾性可撓体、すなわち板バネにより帯状に形成されて、前記トラニオン3上を前後方向に略水平に延長されるレバー本体12aの中間部に、これとクロスして操作翼片12bを固定して、平面視十字状に形成されており、前記操作翼片12bは、前記トラニオン3上を左右方向に延長されて、その両端には、対をなすアジャストボルトよりなる、左右操作子14,14が上下方向に位置調節可能に取り付けられている。そして、前記左右操作子14,14は、前記トラニオン3の左右上面に対向していて、図8に示すように、該トラニオン3の左右揺動により選択的に押圧されるようになっている。前記コントロールレバー12の自由端(前端)の上方において、サブフレームSには、後に述べるバイパス制御弁15が固定され、このバイパス制御弁15の作動子15aは、下向きに突出して、前記コントロールレバー12の自由端の上面に対面しており、このコントロールレバー12によって作動されるようになっている。また、コントロールレバー12の自由端と、その下方のサブフレームS間には、引張バネよりなる戻しバネ16が張架され、この戻しバネ16の弾発力は、コントロールレバー12の自由端を、バイパス制御弁15から離す方向に付勢している。
【0019】
つぎに、図9を参照して、荷箱Vを傾動するためのダンプシリンダCdの作動油圧回路について説明するに、ダンプカーの走行用エンジンによりPTOを介して駆動される油圧ポンプPは、その吸込側がオイルタンクTに接続されるとともにその吐出側に作動油路18が接続され、この作動油路18は、3位置切換弁Vを介して単動式のダンプシリンダCdの高圧側に接続され、また、ダンプシリンダCdの低圧側に接続される還流油路19はオイルタンクTに連通され、前記作動油路18と還流油路19間を接続するバイパス油路20の途中に、前記バイパス制御弁すなわちメカニカルチェック弁15が接続されている。このバイパス制御弁15の作動子15aは、前述したように、コントロールレバー12により作動されるようになっており、該弁15が図に示すように左位置にあるとき、バイパス油路20は閉路しており、また、前記作動子15aがコントロールレバー12により押されて、バイパス制御弁15が右位置に切り換わると、バイパス油路20は開路されダンプシリンダCdの高圧側は、オイルタンクTに連通され、該ダンプシリンダCdはフリー状態となる。
【0020】
つぎに、この第1実施例の作用について説明するに、いま、図9に示すように、バイパス制御弁15が閉じている状態において、油圧ポンプPを作動し、3位置制御弁Vを上げ位置に切り換えれば、高圧の作動油はダンプシリンダCdの高圧室に圧送され、該ダンプシリンダCdが伸長作動され、荷箱Vは、左右フロントヒンジ機構Hf,Hfおよび左右リヤヒンジ機構Hr,Hrのうち、ロックされている側の、左側あるいは右側のフロントおよびリヤヒンジヒンジ機構Hf,Hrを支点としてシャシフレームFの一側方(左あるいは右側)に傾動される。このとき、トラニオン3を有する荷箱傾動装置Mdは、荷箱Vの傾動と共に同方向に傾動することになる。そして、荷箱Vが予め設定された所定角度に傾動されると、トラニオン3も荷箱Vの傾動方向と、同じ角度傾斜して、該トラニオン3の上面が左右何れか一方の操作子14に接触して、操作翼片12bの何れか一方を下から突き上げるので、コントロールレバー12は、戻しバネ16の弾発力に抗してヒンジ軸13まわりに上方に揺動して、その自由端がバイパス制御弁15の作動子15aを押圧する。これにより、バイパス制御弁15は、図9において、右位置に切り換わり、ダンプシリンダCdの高圧室は、バイバス油路20を介してオイルタンクTに連通されてダンプシリンダCdの伸長は停止される。そして、ダンプシリンダCdが荷箱Vの重量により多少とも収縮すると、トラニオン3が操作子14より離れるので、バイパス制御弁15はふたたび右位置に切り換わってダンプシリンダCdが伸長する。以上により、荷箱Vは、所定の角に傾動したところで停止するように制御され、荷箱Vの過傾動が防止される。
【0021】
ところで、荷箱Vの傾動作用において、ダンプシリンダCdを含む荷箱傾動装置Mdは、その作動時の慣性力、各構成部材の経年変化や取付誤作動などにより、バイパス制御弁15の作動制御後において、そのダンプシリンダCdを含む荷箱傾動装置Mdの運動部分を直ちに停止、すなわち急停止させることは難しいため、荷箱傾動装置Mdの、トラニオン3などの可動部分は本来の停止位置を超えて動作することになる。ここで、もし仮に、バイパス制御弁15を動作するコントロールレバー12が剛体で構成されているとすると、このコントロールレバー12を介してバイパス制御弁15に過負荷による衝撃が加わり、これを損傷、破損させるに至る問題が生じるが、この実施例では、前記コントロールレバー12を板バネなどの弾性可撓体により構成したことにより、このコントロールレバー12の撓曲により、前記衝撃を吸収することができ、前記問題の発生を未然に防止することができる。
【0022】
つぎに、図11〜13を参照して、本発明の第2実施例について説明するに、図11は、荷箱傾動規制手段の平面図、図12は、図11の12−12線に沿う断面図、図13は、図11の13−13線に沿う断面図である。
【0023】
この第2実施例は、前記荷箱傾動規制手段Coおよびバイパス制御弁15を一体にユニット化して、これをサブフレームSに簡単に取り付けられるようにしたものであり、前記第1実施例と同じ部材には、同じ符号が付される。
【0024】
平面視T字状に形成されるユニットフレーム123は、底面開放の箱状に形成され、その内部に弾性可撓体、すなわち板バネよりなるコントロールレバー112が収容され、このコントロールレバー112の基端がユニットフレーム123の基部にヒンジ軸113をもって上下方向に揺動可能に支持されている。前記コントロールレバー112は、前記実施例と同じく、帯状のレバー本体112aに操作翼片112bを一体に固定して平面視十字状に形成され、操作翼片112bの左右に、アジャストネジよりなる操作子114,114が上下方向に調節可能に取り付けられており、これらの操作子114,114は、傾動装置Mdのトラニオン3に対向している。また、コントロールレバー112の中間部と、サブフレームS間には、引張バネよりなる戻しバネ116が張架され、このバネ116の弾発力は、コントロールレバー112がサブフレームSの上面に当たるまで下方に牽引付勢している。また、ユニットフレーム123の上面には、バイパス制御弁15が固定され、この弁15の作動子15aは、前記コントロールレバー112の中間部の上面に対面している。
【0025】
この第2実施例も前記第1実施例と同じ作用を奏するものであり、荷箱Vの傾動により、トラニオン3が回動して、対をなす操作子14,14の一方が突き上げられると、コントロールレバー112は、戻しバネの弾発力116に抗してヒンジ軸113まわりに上方に揺動して、前記バイパス制御弁15を作動する。そして、弾性可撓体よりなるコントロールレバー112は、バイパス制御弁15に当接したとき撓曲して、該バイパス制御弁15に過度な負荷をかけることがない。
【0026】
しかして、この第2実施例では、ユニットフレーム123に、荷箱傾動規制装置Coの、コントロールレバー112、バイパス制御弁15などの構成部材を纏めて取り付けられているので、それらのサブフレームSヘの取り付け作業能率を大幅に高めることができる。
【0027】
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はその実施例に限定されることなく、本発明の範囲内で種々の実施例が可能である。たとえば前記実施例では、ダンプカーのシャシフレームを、メインフレームとサブフレームとより構成し、サブフレームに荷箱傾動規制装置を取り付けているが、前記シャシフレームをメインフレームだけで構成してもよく、このメインフレームに荷箱傾動規制装置を取り付けてもよい。
【0028】
【発明の効果】
以上のように、本請求項1記載の発明によれば、シャシフレームに対し、荷箱が左側あるいは右側に、所定角に傾動した際に、バイパス制御弁に作用する作動力は、コントロールレバーの撓曲により吸収されて、該バイパス制御弁に緩徐に伝達されるので、ダンプシリンダを含む荷箱傾動装置が慣性力などにより、所定角以上に傾動しても、バイパス制御弁に過負荷が作用することがなく、その損傷、破損が防止される。
【0029】
また、本請求項2記載の発明によれば、前記請求項1記載の発明と同じ効果を奏する上に、シャシフレームにユニットフレームを固定することで、荷箱傾動規制装置のシャシフレームへの取り付けができ、その取付作業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置を備えた三転ダンプカーの側面図(第1実施例)
【図2】図1の2線矢視の、三転ダンプカーの後面図
【図3】図1の3−3線に沿う荷箱傾動装置の平面図
【図4】図3の4−4線に沿う断面図
【図5】図4の5−5線に沿う断面図
【図6】図4の6−6線に沿う断面図
【図7】図6の7−7線に沿う断面図
【図8】図6の8−8線に沿う断面図
【図9】ダンプシリンダの油圧回路図
【図10】荷箱傾動時の、荷箱傾動装置の後面図
【図11】荷箱傾動規制装置の平面図(第2実施例)
【図12】図11の12−12線に沿う断面図
【図13】図11の13−13線に沿う断面図
【符号の説明】
3・・・・・・・・・トラニオン
12,112・・・・コントロールレバー
15・・・・・・・・バイパス弁
15a・・・・・・・作動子
123・・・・・・・ユニットフレーム
Cd・・・・・・・・ダンプシリンダ
Co・・・・・・・・荷箱傾動規制装置
Md・・・・・・・・荷箱傾動装置
P・・・・・・・・・油圧ポンプ
T・・・・・・・・・オイルポンプ
V・・・・・・・・・荷箱

Claims (2)

  1. シャシフレーム(F)と、その上に搭載される荷箱(V)との間にダンプシリンダ(Cd)を備えた荷箱傾動装置(Md)を連結し、前記ダンプシリンダ(Cd)の作動により、前記荷箱(V)を傾動できるようにすると共に前記ダンプシリンダ(Cd)と油圧ポンプ(P)とを連絡する油圧回路に接続されるバイパス制御弁(15)の作動により、前記ダンプシリンダ(Cd)に供給される作動油を制御して前記荷箱(V)の所定角以上の傾動を規制するようにした、ダンプカーにおいて、
    前記荷箱傾動装置(Md)に設けられて、荷箱(V)の傾動方向と同方向に傾動するトラニオン(3)と、前記シャシフレーム(F)に揺動可能に支持されていて前記トラニオン(3)の傾動に連動して撓曲される、弾性可撓体よりなるコントロールレバー(12;112)とを備え、このコントロールレバー(12;112)の自由端には、前記バイパス制御弁(15)の作動子(15a)を対向させ、前記トラニオン(3)が所定角以上に傾動したとき、前記コントロールレバー(12;112)の撓曲により、前記バイパス制御弁(15)を作動してダンプシリンダ(Cd)内の作動油を、オイルタンク(T)に還流させるようにしたことを特徴とする、ダンプカーにおける荷箱傾動規制装置。
  2. 前記シャシフレーム(F)には、ユニットフレーム(123)が固定され、このユニットフレーム(123)に、前記コントロールレバー(112)および前記バイパス制御弁(15)が纏めて設けられていることを特徴とする、前記請求項1記載の、ダンプカーにおける荷箱傾動規制装置。
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