JP2524481Y2 - 複数シリンダの結合構造 - Google Patents

複数シリンダの結合構造

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JP2524481Y2
JP2524481Y2 JP5562390U JP5562390U JP2524481Y2 JP 2524481 Y2 JP2524481 Y2 JP 2524481Y2 JP 5562390 U JP5562390 U JP 5562390U JP 5562390 U JP5562390 U JP 5562390U JP 2524481 Y2 JP2524481 Y2 JP 2524481Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、一対のシリンダを、方向を反対にして平
行に連結する複数シリンダの結合構造に関する。
(従来の技術) 従来の結合構造は第4図に示すとおりである。すなわ
ち、一対のシリンダC1、C2のそれぞれのシリンダチュー
ブ1、2のヘッド側3、4に、軸線に直交する方向のブ
ラケット5、6を設ける。そして、両シリンダチューブ
1、2のボトム側7、8を相手側のブラケット5、6に
あてがい、それら両者を溶接して、両シリンダを結合す
るようにしている。
(考案が解決しようとする課題) 上記のようにした従来の結合構造では、両シリンダを
溶接結合するので、次のような問題があった。
すなわち、溶接時の熱がシリンダチューブに作用する
のでシリンダが変形したり、その時のスパッタ等がシリ
ンダチューブ内に飛散して不具合が生じたりするという
問題があった。
また、この従来の結合構造だと、両シリンダチューブ
を結合した後に、ピストンやロッドを組み込むことにな
るので、どうしても大きな作業スペースが必要になると
ともに、作業性も悪くなるという問題もあった。
さらに、両シリンダチューブの溶接箇所に、たわみ荷
重が繰り返し発生すると、その溶接部分から亀裂が発生
するという問題もあった。
この考案の目的は、溶接をすることなく、一対のシリ
ンダを結合できる結合構造を提供することである。
(課題を解決するための手段) 第1の考案は、一対のシリンダのうちの、一方のシリ
ンダのシリンダチューブのボトム側には、軸線方向に突
出する軸を設けるとともに、そのヘッド側には、軸線に
直交する方向に突出する軸を固定する一方、他方のシリ
ンダのシリンダチューブのヘッド側には、軸線に直交す
る方向に突出するブラケットを設け、このブラケットに
軸線と平行な挿入穴を形成するとともに、ボトム側に
は、軸線方向に突出するブラケットを設け、このブラケ
ットに軸線に直交する挿入穴を形成してなり、一方のシ
リンダのシリンダチューブのヘッド側の軸を、他方のシ
リンダのシリンダチューブのボトム側の挿入穴に挿入す
るとともに、この一方のシリンダチューブのボトム側の
軸を、他方のシリンダチューブのヘッド側の挿入穴に挿
入した点に特徴を有する。
また、第2の考案は、他方のシリンダのシリンダチュ
ーブのヘッド側に設けたブラケットの挿入穴の直径を、
一方のシリンダのシリンダチューブのボトム側に設けた
軸の直径よりも大きくするとともに、これら挿入穴と軸
との間にカラーを挿入した点に特徴を有する。
(本考案の作用) 第1の考案は、一方のシリンダチューブのボトム側に
設けた軸を、他方のシリンダチューブのヘッド側に設け
たブラケットの挿入穴に挿入する。この状態から、シリ
ンダを強制的にたわませて、一方のシリンダチューブの
ヘッド側に設けた軸を、他方のシリンダチューブに設け
たブラケットの挿入穴に挿入する。これによって両シリ
ンダが結合されることになる。
第2の考案は、カラーを抜き取った他方のシリンダチ
ューブのブラケットの挿入穴に、一方のシリンダチュー
ブのボトム側の軸を挿入する。このようにカラーを抜き
取った状態では、挿入穴の方が軸よりも直径が大きいの
で、両シリンダチューブは、挿入穴部分がガタ付ける分
だけ、互いに離反する方向に開くことができる。そこ
で、両シリンダをこのように開いた状態にしてから、一
方のシリンダチューブのヘッド側に設けた軸を、他方の
シリンダチューブのボトム側に設けたブラケットの挿入
穴に差し込む。その後に、上記カラーを挿入穴に差し込
めば、両シリンダはガタ付くことなく、しっかりと結合
されることになる。
(本考案の効果) 第1の考案の結合構造によれば、従来のように溶接結
合でないので、溶接時の熱の影響でシリンダチューブが
変形することもなく、スパッタによる不都合も生じな
い。
また、ピストンやロッドを組み込んだシリンダ同志を
結合できるので、作業性が飛躍的に向上するとともに、
それほど大きな作業スペースも必要なくなる。
さらに、両シリンダチューブの結合箇所に、たわみ荷
重が繰り返し発生したとしても、その結合状態に障害を
来すようなことなど一切ない。
第2の考案の結合構造によれば、短いシリンダのよう
に、それをたわませることができない場合にも、簡単に
結合させることができる。
(本考案の実施例) 第1図に示した第1実施例の一対のシリンダC1、C2
うち、一方のシリンダC1のヘッド側9に、軸線に直交す
る方向に突出する軸10を設けるとともに、この軸10の端
面には一対のねじ穴11を開口させている。また、ボトム
側12には軸線方向に突出する軸13を設けている。
他方のシリンダC2のヘッド側14には、軸線に直交する
方向のブラケット15を設けるとともに、このブラケット
15には軸線と平行な貫通挿入穴16を形成している。ま
た、ボトム側17には、軸線方向に突出するブラケット18
を設けるとともに、このブラケット18には、軸線に直交
する方向の有底挿入穴19を形成している。この有底挿入
穴19の底部分には、ねじ20を通すための止め穴21を形成
している。
次に、この第1実施例の作用を説明する。
まず最初に、一方のシリンダC1のボトム側の軸13を、
他方のシリンダC2のヘッド側のブラケット15の貫通挿入
穴16に差し込む。
このようにしてから、両シリンダC1、C2を第1図矢印
22、23方向に開くようにしてたわませる。この状態で一
方のシリンダC1のヘッド側の軸10を、他方のシリンダC2
のボトム側のブラケットの有底挿入穴19に挿入する。上
記のようにしてから一方のシリンダC1の軸10と他方のシ
リンダC2のブラケット18とをねじ20で固定する。
なお、当該シリンダC1、C2に十分な長さがあれば、例
えば、図中下側に位置する他方のシリンダC2が、自らの
重量によって、矢印23方向にたわむので、そのたわみを
利用して軸10を有底挿入穴19にはめ込むことができる。
上記のようにして結合されたシリンダC1、C2は、従来
のように溶接して結合するのと異なり、熱による悪影響
など一切ない。
また、両シリンダは、ピストンやロッドを組み込んだ
状態で結合できるので、各シリンダごとに単体でピスト
ン等の組み付け作業ができるようになる。そのためにそ
の作業能率が向上することになる。
第2図に示した第2実施例は、他方のシリンダC2のボ
トム側17のブラケット18に、第1実施例の有底挿入穴19
に変えて貫通挿入穴24としている。そして、この貫通挿
入穴24の直径は、軸10の直径よりも大きくし、軸10と貫
通挿入穴24との間隔にカラー25をはめ込められるように
している。
このように貫通挿入穴24の直径を十分に大きくしたの
で、軸10を挿入穴24に挿入するときに、そのガタ付き分
だけ、挿入が簡単になる。
軸10を貫通挿入穴24に挿入した状態で、カラー25をは
め込むとともに、貫通挿入穴24よりも大きな固定プレー
ト26をあてがう。このようにしてから固定プレート26を
貫通するねじ20で軸10をしっかりと止める。
上記のように、この第2実施例によれば、ブラケット
18に形成した貫通挿入穴24の直径を、軸10の直径よりも
大きくして、寸法にゆとりを設けたので、一方のシリン
ダC1のボトム側12を連結した後でも、一方のシリンダC1
のヘッド側9の連結が簡単にできるようになる。
上記以外の構成は、前記第1実施例と同様である。
第3図に示した第3実施例は、他方のシリンダC2のヘ
ッド側14に設けたブラケット15に貫通挿入穴27を形成す
るとともに、この貫通挿入穴27の直径を、一方のシリン
ダC2のボトム側に設けた軸13の直径よりも大きくしてい
る。そして、これら挿入穴27と軸13との間にカラー28を
挿入できるようにしている。
このように貫通挿入穴27の直径を十分に大きくしたの
で、軸13を挿入穴27に挿入しても、そのガタ付き分があ
るために、シリンダチューブ1、2を矢印22、23方向に
開きやすくなる。したがって、第1実施例のように両シ
リンダチューブ1、2をたわませなくても、ヘッド側9
の軸10を挿入穴16に挿入しやすくなる。
軸10を挿入穴16に挿入してから、カラー28をはめ込む
とともに、貫通挿入穴27よりも大きな固定プレート29を
あてがう。このようにしてから固定プレート29を貫通す
るねじ30で軸13をしっかりと止める。
この第2実施例の結合構造によれば、シリンダアが短
くて、第1実施例のように、それをたわませることがで
きないときでも、両シリンダチューブを矢印22、23方向
に開くことができるので、両シリンダを簡単に結合する
ことができる。
なお、上記以外の構成は、前記第1実施例と同様なの
で、その詳細を省略する。
【図面の簡単な説明】
図面第1図はこの考案の第1実施例を示した一部断面正
面図、第2図は第2実施例を示す要部の拡大断面図、第
3図は第3実施例を示した一部断面正面図、第4図は従
来の結合構造を示した正面図である。 C1、C2……シリンダ、1、2……シリンダチューブ、
9、14……ヘッド側、10、13……軸、12、17……ボトム
側、15、18……ブラケット、16、19、24、27……貫通
穴、28……カラー。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対のシリンダのうちの、一方のシリンダ
    のシリンダチューブのボトム側には、軸線方向に突出す
    る軸を設けるとともに、そのヘッド側には、軸線に直交
    する方向に突出する軸を固定する一方、他方のシリンダ
    のシリンダチューブのヘッド側には、軸線に直交する方
    向に突出するブラケットを設け、このブラケットに軸線
    と平行な挿入穴を形成するとともに、ボトム側には、軸
    線方向に突出するブラケットを設け、このブラケットに
    軸線に直交する挿入穴を形成してなり、一方のシリンダ
    のシリンダチューブのヘッド側の軸を、他方のシリンダ
    のシリンダチューブのボトム側の挿入穴に挿入するとと
    もに、この一方のシリンダチューブのボトム側の軸を、
    他方のシリンダチューブのヘッド側の挿入穴に挿入して
    なる複数シリンダの結合構造。
  2. 【請求項2】実用新案登録請求の範囲第1項記載の複数
    シリンダの結合構造において、他方のシリンダのシリン
    ダチューブのヘッド側に設けたブラケットの挿入穴の直
    径を、一方のシリンダのシリンダチューブのボトム側に
    設けた軸の直径よりも大きくするとともに、これら挿入
    穴と軸との間にカラーを挿入してなる複数シリンダの結
    合構造。
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