JPH01158219A

JPH01158219A - 玉継手軸と管との結合部

Info

Publication number: JPH01158219A
Application number: JP63282663A
Authority: JP
Inventors: Lothar Broszat; ロサー　ブロスザット; Andreas Merklinger; アンドレアス　メルクリンガー; Fritz Busse; フリッツ　ブッセ
Original assignee: TRW Fahrwerksysteme GmbH and Co KG
Current assignee: TRW Fahrwerksysteme GmbH and Co KG
Priority date: 1987-11-12
Filing date: 1988-11-10
Publication date: 1989-06-21
Also published as: DE3738432C2; EP0315772A2; MX172553B; DE3861663D1; US4902158A; DE3738432A1; EP0315772A3; BR8805902A; EP0315772B1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、特に自動車のトラック・ロッド及びコネクテ
ィングロッド用の、玉継手軸と管との結合部であって、
外ねじ山を備えた玉継手軸が、管の内ねじ山内にねじ込
まれ、内ねじ山の区域で管の周方向に動作する締付部を
介して固定されており、この締付部には、突出部を締付
けるための少なくとも１つのねじが差込まれる２つの半
径方向に延びる管突出部が備えられているものに関する
。

Ｊ、ライムペル著のハンドブック１足回り技術」１（フ
ォーゲル書店刊、ヴユルップルク）の、たとえば２７１
ページから、内ねじ山をもつ管と玉継手のねじ山軸部と
の結合部が公知である。この結合部の場合、管がスリッ
トを有し、差込まれたクランプによって締付けられてい
る。クランプは、締付用のアングル状締付フランジを有
し、これらのフランジが貫通するボルトにより締付けら
れる。

この技術レベルの場合、組付けが厄介である。その理由
は、特に、クランプとボルト・ヘッドとを固定しておい
て、ナツトを締付けねばならないからである。加えて、
この公知結合部の場合、費用とｆｆ１ｆｆｌが、付加的
なりランプのため比較的大である。最後に、この結合部
は腐食しやすい。ねじ山区域に水が自由に入り込むから
である。

英国特許明細書第７６４８８１号による玉継手軸と管と
のねじ結合部の場合、管スリットの両側に配置された管
フランジがボルトで締付けて固定される。しかし、管ス
リットを通ってねじ山区域にごみや水が侵入するため、
動きにくくなったり、ａ食が生じたりする。加えて、妨
げられずにフランジを引き寄せられることから、玉継手
軸に直接に周方向力が加わるため、締付力を適正にする
のが容易ではない。フランジに著しい力が生じれば、破
壊されるおそれがある。事実上、弾性変形距離が設けら
れていないので、付加的に固定ディスクを組付ける必要
もある。最後に、スリットのために、結合部の強度が弱
くなる欠点があるが、これは、特にスリット端区域に高
い応力集中が生じるためである。

このため、本発明の根底をなす課題は、玉継手軸と管と
の結合部を改良し、特に組付けを簡単化し、かつまた簡
単にシールが可能になり、多くの異なる管との結合も可
能となるようにすることにある。

この課題を技術的に解決するために、本発明による結合
部においては、突出部が、半径方向に外方へ延び、かつ
外部へは開いていない管層曲部の側壁であるようにされ
ている。

この結合部では、管内へねじ込まれた玉継手軸は、管が
屈曲部の区域で周方向に引締められることによって固定
される。この固定は、屈曲部によって管材料の変形の余
地がつくられ、周方向の引締めに対する抵抗が弱められ
ることで促進される。

その点で、屈曲部は、間に連続的な管スリットが形成さ
れている現在公知の突出部の機能を引受けている。

公知形式に比して、本発明の利点は、管が、屈曲部の区
域で完全に１」じられている点にある。したがって、玉
継手軸と管とのねじ山の腐食が十分に防止されている。

加えて、結合部の組付けが容易にされる。これは、外部
へは開口していない屈曲部の側壁が、ボルトの締付によ
って、急激にたわむことがなく、玉継手軸を保持する周
方向力が徐々に上昇するからである。ボルトの締付はモ
ーメントと玉継手軸に作用する周方向力は、したがって
、きわめて精密に調整でき、結合部の構成部材は＾過ぎ
る締付力による過剰負荷を受けることがない。更に、結
合部の一体に造られた管を、種種の管形状のトラック・
ロッドやコネクティングロッドと結合できる。管横断面
が完全に閉じられていることによって、たとえば、トラ
ック−ロッドやコネクティングロッドとの溶接接合が容
易になる。更にまた、本発明による結合部は、強度の点
で特にすぐれている。これは、管壁が完全に閉じられ、
スリットが設けられていないからである。

管の抵抗モーメントは、このため特に大きい。加えて、
公知スリット付管のスリット端部に生じる局所的応力ピ
ークをともなう切欠き効果が、本発明による結合部には
生じないので、強度は更に増大する。

管端と屈曲部開放端側の密封が、１つの共通のシールで
可能となる。この構成は、＠造技術面でも利点を有して
いる。

本発明による別の改良として、管は連続的な成形管とし
てトラック・ロッドまたはコネクティングロッドを形成
している。この場合、特に高い強度値が達成される。更
に、トラック・ロッドまたはコネクティングロッドの密
閉には、両端に２＠のシールが必要なだけである。また
、トラック・ロッドまたはコネクティングロッドは簡単
に引抜管で製造できる。

更に別の改良として、連続成形された屈曲部をもつ管が
、それぞれ、中間管部の端部に突合せ溶接され、この管
部と一緒に管はトラック・ロッドまたはコネクティング
ロッドを形成する。この構成は特に重量が軽減され、材
料が節約される。

更に、別の改良として、管状トラック・ロッドまたはコ
ネクティングロッドの両端部が、それぞれ連続成形され
た屈曲部付きの管として形成され、これによって、特に
溶接接合を行なわずに済む。

トラック・ロッドまたはコネクティングロッドの非変形
中間管部が、連続成形された屈曲部をもつ管として構成
された端部直径より大きい直径をもつ場合、変形作業が
最小限にされ、トラック・ロッドまたはコネクティング
ロッドが、比較的−様な強度値をもつものとなる。

更に別の改良では各屈曲部の半径方向の拡がりが、８管
の１継手側端部に向って増大するようになっている。こ
のようにすることで、更に重量が軽減され、深絞りによ
る管製造が簡単化される。

この構成では、屈曲部が各１つの開放端側をもつだけな
ので、シールも不要である。

更に別の改良では、トラック会ロットまたはコネクティ
ングロッドのそれぞれ端側内ねじ山が右ねじ山と左ねじ
山として構成されているので、玉継手間の間隔を、トラ
ック・ロッドまたはコネクテイング・ロッドをねじるこ
とで調節可能である。

更に別の改良では、８管のＩ継手軸側端部と各屈曲部の
開放端側が、以前に取付けられたか、又は管拡大部内へ
はめ込まれたかしたシールにより密封されているので、
使用中のトラック・ロッドまたはコネクティングロッド
の腐食が防止され、後調節も簡単となる。この構成では
、シールを、それぞれ目板片と一緒に屈曲部内へはめ込
み玉継手軸固定に用いるボルトを目板片の穴を貫通さぜ
るようにするのが、特に好ましい。すなわち、そうする
ことにより、一方で−はシールが固定され、使方では、
ボルトの貫通穴がシールされるからである。同時に、ボ
ルトねじ山の腐食も防止される。

次に、添付図面につき、本発明の、好ましい４つの実施
例を説明する。

第１図から第３図ま′での結合部の場合、管１は、トラ
ック・ロッドもしくはコネクティングロッドの連続的な
成形管を形成している。管１の端部のところには、内ね
じ山２が形成されている。内ねじ山２には、外ねじ山４
をもつ玉継手軸３が、ねじ込まれている。

管１には、半径方向で外方に延びる屈曲部５が連続成形
されており、この屈曲部５の側壁６はギャップ７を有し
、ギャップ７により内ねじ山２は中断されている。側壁
６はボルト８により互いに締付は可能である。この場合
、管１は、その周面が締付けられるので、ねじ込まれた
玉継手軸が固定される。

管１の玉継手側端部と屈曲部５の開放端側は前に配置さ
れるシール９によって密封される。シール９は目板片１
０と一緒に屈曲部５のギャップ７内へ差込まれる。ボル
ト８は目板片１０の穴をｈ通するので、シール９を保持
し、ボルト８もシールされる。

第４図に示したように、管１は端部に拡張部１１を有し
ている。ここにはシール９が詰め込まれる。屈曲部５の
端側開口にも拡張部を設けて、シール９を受容するよう
にするのがよい。

第５図から第７図までには、別の結合部が示しである。

その場合には、中間管片１２に、ＷＪ擦圧接部１３を介
して短い管１が接合されている。管１の自由端部内には
、また、玉継手軸３がねじ込まれている。この固定は、
また、屈曲部５を貫通ボルト８により締付けることによ
り行なわれる。

屈曲部５の密封のためには、玉継手側シール９の側のほ
かに、屈曲部５の向い合った端側のところにもシール１
４が備えられている。これらのシール１４は、同じく目
板片１５を有している。目板片１５は屈曲部５のなかへ
差込まれ、ボルト８が、これを貫通している。

管１と屈曲部５は、端側に第４図の場合と同様に拡大部
を有し、シールが収容されている。

第８図、第１０図、第１１図にも、摩接圧接部１３を介
して突合せ溶接された管１６を有する中間管片１２で形
成されるトラック・ロッドもしくはコネクティングロッ
ドが示されている。管１６は、内ねじ山２内に、外ねじ
山４付き玉継手軸３を受容している。

管１６は屈曲部１７を有している。屈曲部１７の半径方
向拡張部は、管１６の円筒部から始まって、端部直前ま
で増大する。管１６は、第９図に示されている通り゛、
深絞り部品として製造され、そのキャップ１８は深絞り
後に分離される。

屈曲部１７の側壁を締付けることによって、この結合部
の場合も、ねじ込まれた玉継手軸３が固定される。密封
には、同じく、シール９が目板片１０とともに用いられ
る。しかし、この形式の場合には、２つのシールで間に
合う。

第１２図から第１４図に示したトラック・ロッドもしく
はコネクティングロッドは、これも、単一の管片から造
られている。この場合、中間管片１９は、連続成形され
た屈曲部２１を有する管２０として構成された端部の直
径より□大きい直径をもっている。中間管片１９と管２
０との間には連続的な移行区１ａ２２が設けられている
。

この管２０も内ねじ山２をもち、この内ねじ山２内へは
、外ねじ山４をもつ玉継手軸３がねじ込まれている。玉
継手軸３は、屈曲部２１を貫通し、ひだ側壁を互いに締
付けるボルト８により固定される。

ねじ重粘合部の密閉には、既述の目板片１０付きシール
９が用いられる。管端部と屈曲部の開口も、前述と同じ
く拡大しておくことができる。

どのトラック・ロッドまたはコネクティングロッドの場
合にも、双方の玉継手軸を受容するのに通常用′いられ
る内ねじ山が設けられている。後調節は、このため、ロ
ッドまたはリンクをねじることで簡単に可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、トラック・ロッドまたはコネクティングロッ
ドとして構成された連続管との結合部の前面図、第２図は第１図の結合部の左半部の縦断面図と右半部の
平面図、第３図は、第１図の■−■線に沿った断面図、第４図は
、別の実施例の管端部シールを示した縦断面図、！Ｉ　５．ＵＧｅｔ、中１ｉＪＷにに：’ｆｆｇ合ｆｌ
Ｊ！ｇｒｉｌ！（７）結合部の前面図、第６図は、第４図の実施例の左半部縦断面図と右半部平
面図、第７図は、第５図の■−■線に沿った断面図、第８図は
、玉継手側管端部に向って増大する屈曲部拡大部をもつ
結合部の前面図、第９図は、第８図の実施例の製造中の図、第１０図は、
第８図の結合部の左半部縦断面図と右半部平面図、第１１図は、第８図のｘｔ−ｘｔａに沿った断面図、第
１２図は、中間管片区域の直径が端部区域の直径より大
きい結合部の前面図、第１３図は第１２図の実施例の左半部縦断面図と右半部
平面図、第１４図は、第１２図のＸＩＶ−ＸＩＶ線に沿った断面
図である。１・・・管、２・・・内ねじ山、３・・・玉継手軸、４
・・・外ねじ山、５・・・屈曲部、６・・・側壁、７・
・・ギャップ、８・・・ボルト、９・・・シール、１０
・・・目板片、１１・・・管拡大部、１２・・・中間管
片、１３・・・摩擦圧接部、１４・・・シール、１５・
・・目板片、１６・・・管、１７・・・屈曲部、１８・
・・キャップ、１９・・・中間管片、２０・・・管、２
１・・・屈曲部、２２・・・移行区域。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）特に自動車のトラック・ロッド及びコネクティン
グロッドの、玉継手軸（３）と管との結合部であつて、
外ねじ山（４）をもつ玉継手軸（３）が管（１、１６、
２０）にねじ込まれており、かつまた、内ねじ山（２）
の区域で管の周方向に作用する締付部により固定されて
おり、この締付部が管（１、１６、２０）の２つの半径
方向突出部を有し、これら突出部には少なくとも１本の
ねじ（８）が突出部を締付けるために差込まれている形
式のものにおいて、これら突出部が、半径方向に外方向に延びる外部へは開
かれていない管屈曲部（５、１７、２１）の側壁（６）
であることを特徴とする玉継手と管の結合部。
（２）特許請求の範囲第１項記載の結合部において、屈
曲部（５、１７、２１）が管（１、１６、２０）の玉継
手側端部にまで延びていることを特徴とする結合部。
（３）特許請求の範囲第２項に記載の結合部において、
管（１）が連通する成形管として、トラック・ロッドま
たはコネクティングロッドを形成していることを特徴と
する結合部。
（４）特許請求の範囲第１項または第２項のいずれか１
つの項に記載の結合部において、連続成形された屈曲部
（５、１７）をもつ管（１、１６）が、それぞれ中間管
片（１２）の端部に突合せ溶接されており、この中間管
片（１２）とともに管（１、１６）がトラック・ロッド
もしくはコネクティングロッドを形成していることを特
徴とする結合部。
（５）特許請求の範囲第１項または第２項のいずれか１
つの項に記載の結合部において、管状のトラック・ロッ
ドまたはコネクティングロッドのそれぞれの端部が、通
続成形された屈曲部（２１）をもつ管として形成されて
いることを特徴とする結合部。
（６）特許請求の範囲第５項記載の結合部において、ト
ラック・ロッドまたはコネクテイングロツドの非変形中
間管片（１９）が、連続成形された屈曲部（２１）をも
つ管として構成された管片端部の直径より大きい直径を
もつことを特徴とする結合部。
（７）特許請求の範囲第４項から第６項のいずれか１つ
の項に記載の結合部において、各屈曲部（１７、２１）
の半径方向の拡がりが、各管（１６、２０）の玉継手側
端部に向つて増大していることを特徴とする結合部。
（８）特許請求の範囲第３項から第７項のいずれか１つ
の項に記載の結合部において、トラック・ロッドまたは
コネクティングロッドの端部側内ねじ山（２）がそれぞ
れ右ねじ山と左ねじ山として構成されていることを特徴
とする結合部。
（９）特許請求の範囲第１項から第８項のいずれか１つ
の項に記載の結合部において、各管（１、１６、２０）
の玉継手側と各屈曲部（５、１７、２１）の開放端側と
が、前に配置されるか、管拡大部（１１）内へはめこま
れるかしたシール（９、１４）によつて密封されている
ことを特徴とする結合部。
（１０）特許請求の範囲第９項に記載の結合部において
、シール（９、１４）が、それぞれ目板片（１０、１５
）とともに、屈曲部（５、１７、２１）内に差込まれて
おり、かつまた、玉継手軸を固定するために用いられて
いるボルト（８）が目板片（１０、１５）の穴を貫通し
ていることを特徴とする結合部。