JPH0396543A - 柱・梁接合金物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は角形鋼管や円形鋼管等といった閉鎖形断面材
からなる鉄骨柱と鉄骨梁との接合部に柱と梁を接合する
目的で設置される柱・梁接合金物に関する。

〔従来の技術］ 従来、角形鋼管や円形鋼管等といった閉鎖形断面材から
なる鉄骨柱にＨ形鋼等からなる鉄骨梁を接合する方法と
して、様々な方法が開発され、実施もされているが、そ
の一つの方法として鉄骨柱の梁接合部の内側に鉄骨柱よ
り一回り細い径の短柱筒状をした梁接合金物を添え付け
、この梁接合金物に鉄骨梁をボルト止め等して接合する
方法がある。

かかる場合、梁接合金物は梁接合部の内側に密着するよ
うに取り付ける必要がある。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、現状では鉄骨柱の梁接合部の内側に完全に密着
するような梁接合金物を製作することは極めて困難であ
り、梁接合金物は鉄骨柱の内径よりやや細めに形威して
いる。

この為、梁接合金物の全周を梁接合部の内側に完全に密
着させることは極めて難しく、鉄骨梁と梁接合金物との
間に隙間がどうしてもできてしまい、セッテングが極め
て面倒であった。

二の発明はこのような前記従来の問題点を解消する為に
提案されたもので、鉄骨柱の梁接合部の内側に完全に密
着した状態に取り付けることができる柱・梁接合部金物
を提供することを目的とするものである。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明は角形鋼管や円形鋼管等といった閉鎖形断面材
からなる鉄骨柱と鉄骨梁とを接合する目的で鉄骨柱の梁
接合部の内側に設置される柱・梁接合部金物に関するも
ので、複数枚の梁接合ピースをその幅方向に伸縮自在な
伸縮部材によって連結することにより鉄骨柱の内径より
小さい径をした筒状に構成し、且つ、各梁接合ビースの
側部に複数個の梁接合用のねじ孔を穿設した構或とする
ことにより前記目的を達戒するものである。

〔実　施　例〕

以下、この発明を図示する一実施例に基づいて説明する
。

円形鋼管からなる鉄骨柱１の梁接合部の内側に柱・梁接
合部金物２が設置されている。

柱・梁接合部金物２は複数枚の梁接合ビース３，・・・
をその幅方向の端部をゴム等の伸縮自在な伸縮部材４．
４によって一体的に連結することにより鉄骨柱１の内径
よりやや小さい径をした円筒形状に構成されている。

したがって、柱・梁接合金物２は伸縮部材４，４が伸縮
することによりその径を自由に変えることができるよう
になっている。

各梁接合ピース３は鋳造等によって、接合される鉄骨梁
５の梁或に対応するように上下方向に細長く、且つ、鉄
骨柱１の内側に密着できるように断面略円弧状に形成さ
れ、更に、その上下両端の梁接合部分には複数個のねじ
孔６，・・・が穿設されている。

このように構成された柱・粱接合金物２は鉄骨柱ｌの梁
接合部の内側に工場等で予め設置されている。

又、鉄骨柱ｌの梁接合部の外側に梁接合ブラケット７．
７が柱・梁接合金物２のねじ孔６，６に螺合される複数
本の接合ボルト８，８によってボルト止めすることによ
り突設されている。

かかる場合、接合ボルト８，８を締めつけると、柱・粱
接合金物２の伸縮部材４，４が自由に伸びる為、各梁接
合ピース３，３は鉄骨柱１の梁接合部の内側に完全に密
着することができ、梁接合部の剛性が著しく高められる
。

尚、かかる場合、柱内にコンクリートを充填することも
可能である。

そして、この上・下梁接合ブラケット７，７に鉄骨粱５
の上・下フランジ部５ａ，５ａを複数本の梁接合ボルト
９，９によってボルト止めするか若しくは予め溶接して
おくことにより鉄骨柱ｌと鉄骨梁５が一体的に接合され
ている。

尚、梁接合金物２は必ずしも鉄骨粱５の上・下フランジ
部５ａ，５ａの接合部分を一体的に形或する必要はなく
、上・下別々に構成してもい（第３図及び第４図参照）
。

又、第３図及び第４図の柱・梁接合金物２を更に、上・
下二分割に構成しても良い（第６図参照）。

第７図は粱接合金物２の粱接合ピース３，・・・をやや
厚めに形成することにより梁接合金物２の剛性を高め、
且つ、鉄骨柱１と粱接合ブラケット７との間にフイラー
１０を介在することにより梁接合ボルト９，９を真っ直
ぐ螺合できるようにする等して、梁接合部の構造耐力及
び施工面での改善を図ったものである。

又、第８図は角形鋼管からなる鉄骨柱１と鉄骨梁５とを
接合する為の柱・梁接合金物を示したもので、かかる場
合の柱・梁接合金物２は梁接合ビース３が鉄骨柱１の内
側に密着できるように板状に形威されている点が先の実
施例と異なるのみで、その他の構戒は略同しである。

第５図及び第９図は柱・梁接合金物２を鉄骨柱ｌの粱接
合部の内側に仮止めする為の一つの方法を示したもので
、工場等で柱・梁接合金物２を設置した際に仮止めボル
ト１２．１３を仮締めしておき、現場に於いて最初に仮
止めボル［２を締め付け、続いて仮止めポルト１３を締
めつけて梁接合ブラケット７を取りつければよい。

柱・梁接合金物２及び梁接合ブラケット７の中央に孔ｌ
１、ねし孔６がある場合には、第２図に示すようにボル
ト８ａを仮止めボルトとして用いるほうが設置し易い。

もし、鉄骨梁５が第２図に示すように一方向にしかない
場合でもボル｝８ｂを締め付けることにまり柱梁接合部
の剛性を高めることができる。

〔発明の効果〕

この発明は以上の構戒から或るので、以下の効果を有す
る。

柱・梁接合金物は伸縮部材が伸縮することによりその径
を自由に変えられる構戒になっている為、柱・梁接合ボ
ルト若しくは仮止めボルトを締めつけることにより鉄骨
柱の粱接合部の内側に完全に密着させることができ、セ
ツテングがし易い。

又、構造が極めて単純である為、製作も容易であると共
に、量産も可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第９図はこの発明の実施例を示したもので、第
１図、第３図及び第６図は柱・梁接合部の一部破断側面
図、第２図、第４図、第５図、第７図及び第８図はその
横断面図、第９図はその一部縦断面図である。 １・・・鉄骨柱、２・・・柱・梁接合部金物、３・・・
梁接合ピース、４・・・伸縮部材、５・・・鉄骨梁、６
・・・ねじ孔、 ７・・・梁接合ブラケット、８・・・接合ボルト、９・
・・梁接合ボルト、１０・・・フイラ１）孔、１２．１
３・・・仮止めボルト。 第 ６ 図 ２ 第 ８ 図 第 ９ 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）閉鎖形断面材からなる鉄骨柱と鉄骨梁とを接合す
   る目的で鉄骨柱の梁接合部の内側に設置される柱・梁接
   合金物であり、複数枚の梁接合ピースをその幅方向に伸
   縮自在な伸縮部材によって連結することにより前記鉄骨
   柱の内径より小さい径の筒状に構成してあり、且つ、各
   梁接合ピースの側部に梁接合ボルトを螺合する為の複数
   個のねじ孔が穿設してあることを特徴とする柱・梁接合
   金物。