JP2005163413A - トラス構造 - Google Patents
トラス構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005163413A JP2005163413A JP2003404717A JP2003404717A JP2005163413A JP 2005163413 A JP2005163413 A JP 2005163413A JP 2003404717 A JP2003404717 A JP 2003404717A JP 2003404717 A JP2003404717 A JP 2003404717A JP 2005163413 A JP2005163413 A JP 2005163413A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- attachment
- truss
- truss member
- rating
- rating point
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
- Rod-Shaped Construction Members (AREA)
Abstract
【課題】 組付けが容易な新規トラス構造を提供する。
【解決手段】 格点と、トラス部材と、格点と前記トラス部材をつなぐアタッチメントとを備えてなるトラス構造であって、アタッチメントは格点へ回転可能に結合されるとともにトラス部材の端部へその側方から嵌合される。アタッチメントにより格点とトラス部材との間隔が調整可能である。
【選択図】 図2
Description
トラス部材の先端を格点へ結合するために各種のアタッチメントが提案されている(特許文献1〜4参照)。
これらのトラス構造では、アタッチメントとしての結合ボルトがトラス部材の先端においてその内側から取り付けられ、格点に形成された雌ねじ部へ螺合される。
トラス部材の先端にその内側から設けられた結合ボルトを格点へ螺合するので、結合ボルトと格点との位置合せ及びその結合作業が困難になる。特に、格点へ数多くのトラス部材が結合される場合に、他のトラス部材の干渉を避けつつ、結合ボルトを格点へ結合することに手間がかかっていた。
更には、トラス部材として木材を用いる場合には、その内側から結合ボルトを取り付けるためには木材製トラス部材の端部に複雑な加工を施す必要があり、実用化が困難であった。
格点と、
トラス部材と、
前記格点と前記トラス部材とをつなぐアタッチメントと、を備えてなるトラス構造であって、
前記アタッチメントは前記格点へ回転可能に結合されるとともに前記トラス部材の端部へその側方から嵌合される、ことを特徴とするトラス構造。
(核点)
格点はトラス部材の端部を保持するものであり、トラス構造の目的、用途に応じた強度を備えておればその形状、構造は特に限定されない。
実施例ではバルク状の基材に雌ねじ部が穿設されたものを例示したが、バルク状の基材から雄ねじ部を突出させてもよい(この雄ねじ部に螺合する雌ねじ部がアタッチメントに形成されることとなる)。更には、板状部材を組み合わせて格点を形成することができる。
トラス部材の形状及び材質も、トラス構造の目的、用途に応じて適宜選択される。例えば、鋼材、アルミ合金材、木材、竹材等の長尺物をトラス部材として用いることができる。
トラス部材の両端へその側方からアタッチメントを嵌合するため、当該両端に溝を形成することが好ましい。この溝は端部の中心を通過する。これにより、アタッチメントの軸心とトラス部材の軸心とを実質的に一致させることができ、もって構造的に安定する。
トラス部材を一の方向から払い込んで取り付けることを可能にするため、トラス部材の両端においてこの溝は同方向に形成されることが好ましい。
アタッチメントをトラス部材の端部においてその側方から嵌合するとは、当初は両者の軸心を平行にしておいて、嵌合後には両者の軸心が実質的に一致することになる嵌合態様をいう。
アタッチメントは格点に結合される第1の結合部とトラス部材に結合される第2の結合部とを有する。
第1の結合部は、好ましくは格点に対して回転可能に取り付けられる。これにより、アタッチメントにおける第2の結合部を、トラス部材の払い込み方向に合うように、位置調整することができる。更には、格点とアタッチメントの第2の結合部との間隔を調整できるように、第1の結合部と格点との結合長さも調整できるようにすることが望ましい。これにより、トラス部材の長さ誤差を吸収できることとなる。
図1に、この実施例のトラス構造1を構成する格点10、アタッチメント20及びトラス部材30を示す。図2は各要素の組付け方法を示す斜視図であり、図3は各要素を組付けた状態の平面図である。
格点10は鋼材のバルクからなる基材11に雌めじ部13が穿設された構造である。雌ねじ部13の穿設位置、穿設方向は特に限定されるものではないが、各雌ねじ部13は格点10の中心からの仮想放射線上に位置するものとする。これによりトラス部材にかかる力が偏心することなく格点で分散されることとなる。基材11の形状も図1に示す立方体に限定されるものではなく、直方体、14面体、18面体その他の多面体や球体を採用することができる。
基材11の材料には鋼材を用いた。
第1の結合部21の先端側は雄ねじ部22とされ、格点10の雌ねじ部13へ螺合される。板状の第2の結合部23には孔25が形成されている。
この実施例ではトラス部材30として木材の角材を用いている。勿論、トラス部材の材質及びその断面形状は任意に選択可能である。
この実施例のアタッチメント120は板状の第2の結合部の基端部にフランジ124が形成されている。このフランジ124によりアタッチメント120に対するトラス部材の取り付け位置が安定する。
このアタッチメント120も第1実施例のそれと同様に用いられ、同様の作用効果を奏する。
このトラス部材130は筒状の基部131の先端に補強部材132が挿入固定されてなる。この補強部材132には溝133が形成されており、この溝132へアタッチメント120の板状の第2に結合部材23が嵌合される。当該嵌合を行った後、図示しない結合ボルトを補強部材132の孔135及びアタッチメント120の孔25へ通し、ナットで締めて両者を固定する。
アルミ合金等からなる筒状のトラス部材(基材)を用いるときに、この実施例は有効になる。
この実施例では、トラス部材330として平板状の一対の平行部材を用いる。この板状のトラス部材330、330によりアタッチメント20の第2の結合部23を挟みこむようにした。
この実施例のトラス構造によっても、第1実施例のトラス構造と同様に組付け作業性を向上することができる。
この実施例の格点410は平板を交差させてなる。
アタッチメント420は第1の結合部421と第2の結合部425とが分離されており、両者は雄ねじ部423と雌ねじ部426とで螺合される。第1の結合部421はその嵌合部422が格点410の板部へ嵌合され、図示しない結合ボルトで結合される。第2の結合部425は板状部分472を有し、この板状部分がトラス部材の溝へ嵌合される。符号428は孔、符号429はフランジ部である。
このように構成されたアタッチメント420によっても、格点410に対する第2の結合部425(特に板状部分427)の距離を調整可能であるし、また第2の結合部(特に板状部分427)の方向を調整することができる。よって、前の実施例と同様にしてトラス構造の組付け作業性に優れたものとなる。
なお、平板状の格点の代わりに、雄ねじ部を放射状に突設したものを用いることもできる。
10、410 格点
20、120、220、420 アタッチメント
21、121、221、421 第1の結合部
23、123、223、425 第2の結合部
30、130、230、330 トラス部材
Claims (13)
- 格点と、
トラス部材と、
前記格点と前記トラス部材とをつなぐアタッチメントと、を備えてなるトラス構造であって、
前記アタッチメントは前記格点へ回転可能に結合されるとともに前記トラス部材の端部へその側方から嵌合される、ことを特徴とするトラス構造。 - 前記アタッチメントは前記格点と前記トラス部材との間隔を調整可能である、ことを特徴とする請求項1に記載のトラス構造。
- 前記アタッチメントは前記格点に対して螺合される、ことを特徴とする請求項2に記載のトラス構造。
- 前記アタッチメントは平板状部分を有し、該平板状部分を前記トラス部材の端部に形成された溝へ嵌合することにより、前記アタッチメントと前記トラス部材とが結合される、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のトラス構造。
- 格点と、
両端にその中心部分を通過する溝を有するトラス部材と、
雄ねじ状の第1の結合部と平板状の第2の結合部とを有するアタッチメントと、を備えてなり、
前記第1の結合部を前記格点へ螺合し、前記第2の結合部を前記トラス部材の溝へ嵌合する、ことを特徴とするトラス構造。 - トラス構造において格点とトラス部材とを結合するアタッチメントであって、前記格点へ回転可能に結合される第1の結合部と、前記トラス部材の端部へその側方から嵌合される第2の結合部を有する、ことを特徴とするアタッチメント。
- 前記第1の結合部は雄ねじ状であり、前記第2の結合部は平板状である、ことを特徴とするアタッチメント。
- 格点とトラス部材との間に介在されるアタッチメントであって、雄ねじ状の第1の結合部と平板状の第2の結合部とが同一軸心上に形成されている、ことを特徴とするアタッチメント。
- 請求項8に記載のアタッチメントにより格点へ連結されるトラス部材であって、両端部にその中心部分を通過する溝が形成されている、ことを特徴とするトラス部材。
- トラス構造に用いられるトラス部材であって、両端部にその中心部分を通過する溝が形成されている、ことを特徴とするトラス部材。
- 格点と、
トラス部材と、
前記格点と前記トラス部材とをつなぐアタッチメントと、を備えてなるトラス構造であって、
前記アタッチメントは前記格点へ回転可能に結合され、前記トラス部材が一対の平行部材からなり、当該平行部材が前記アタッチメントに対しこれを挟持するように結合される、ことを特徴とするトラス構造。 - 前記アタッチメントは前記格点と前記トラス部材との間隔を調整可能である、ことを特徴とする請求項11に記載のトラス構造。
- 前記アタッチメントは前記格点に対して螺合される、ことを特徴とする請求項12に記載のトラス構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003404717A JP2005163413A (ja) | 2003-12-03 | 2003-12-03 | トラス構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003404717A JP2005163413A (ja) | 2003-12-03 | 2003-12-03 | トラス構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005163413A true JP2005163413A (ja) | 2005-06-23 |
JP2005163413A5 JP2005163413A5 (ja) | 2006-04-20 |
Family
ID=34727637
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003404717A Pending JP2005163413A (ja) | 2003-12-03 | 2003-12-03 | トラス構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005163413A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113323267A (zh) * | 2021-04-19 | 2021-08-31 | 广东现代建筑设计与顾问有限公司 | 一种空间双向空腹桁架结构体系 |
-
2003
- 2003-12-03 JP JP2003404717A patent/JP2005163413A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113323267A (zh) * | 2021-04-19 | 2021-08-31 | 广东现代建筑设计与顾问有限公司 | 一种空间双向空腹桁架结构体系 |
CN113323267B (zh) * | 2021-04-19 | 2022-07-15 | 广东现代建筑设计与顾问有限公司 | 一种空间双向空腹桁架结构体系 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20070006538A1 (en) | Earthquake shock damper | |
KR100736696B1 (ko) | 모서리 연결구 | |
JP2007297860A (ja) | 外囲体用取付具 | |
JP2009108872A (ja) | 棒状部材に対する部材取付け構造 | |
JP2005163413A (ja) | トラス構造 | |
JP2007016447A (ja) | ブレース型粘弾性ダンパーの取付構造 | |
KR200366190Y1 (ko) | 조립식 프레임 체결장치 | |
JP2004353348A (ja) | 鉄骨材の連結機構 | |
JP2008064235A (ja) | フレームユニット及びフレーム装置 | |
JP2007056957A (ja) | 家具用連結金具 | |
JP2010047996A (ja) | 木造建築用の軸組接合具 | |
JP2007239409A (ja) | 電柱支持装置 | |
JP4258844B2 (ja) | ポール取付用アタッチメント | |
JP4022170B2 (ja) | 鉄筋とセパレーターとの連結金具 | |
JP2009024784A (ja) | 棒材連結具 | |
JP5226021B2 (ja) | 等電位ボンディング金具 | |
JP2007262682A (ja) | トラス構造 | |
JP2006214566A (ja) | アルミ製継手およびこれを用いたアルミ製角パイプの接続方法 | |
JP3104984U (ja) | 交差するパイプの軸を同一平面上で連結できる接続金具 | |
JP2004167171A (ja) | パネル組立て体 | |
JP2007154924A (ja) | 構造材の結合構造 | |
JP4001565B2 (ja) | 木造建物の軸組材のほぞ用金具 | |
JPH024489Y2 (ja) | ||
JP2000073447A (ja) | 筋かい接合金具 | |
JP2004165463A (ja) | フレーム接合構造体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050726 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060228 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070724 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070731 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071001 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080304 |