JPH11181894A - アルミニウム構造材とその連結構造 - Google Patents

アルミニウム構造材とその連結構造

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JPH11181894A
JPH11181894A JP35182097A JP35182097A JPH11181894A JP H11181894 A JPH11181894 A JP H11181894A JP 35182097 A JP35182097 A JP 35182097A JP 35182097 A JP35182097 A JP 35182097A JP H11181894 A JPH11181894 A JP H11181894A
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JP
Japan
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aluminum structural
aluminum
structural material
plate insertion
connection
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JP35182097A
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English (en)
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Masao Mizutani
征夫 水谷
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連結強度を高め、連結作業を簡易にする。 【解決手段】 少なくとも一側面の両側端縁に長手方向
に延びるプレート挿入溝(2)が形成され、このプレー
ト挿入溝に向かって開口し、直交する凹溝(3)が設け
られたアルミニウム構造材(1)の2本を、互いのプレ
ート挿入溝が同一平面上に配置されるように配置し、表
裏を貫通するネジ穴がボルト止め位置に形成されたジョ
イントプレート(11)の端縁をそれら2本のアルミニ
ウム構造材の各々のプレート挿入溝に挿入した後に、ア
ルミニウム構造材の側面側よりボルト(12)をねじ込
み、ジョイントプレートのネジ穴に螺合させるととも
に、先端を凹溝に嵌合させ、2本のアルミニウム構造材
を連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願の発明は、アルミニ
ウム構造材とその連結構造に関するものである。さらに
詳しくは、この出願の発明は、連結強度を高め、連結作
業を簡易とすることのできる、新しいアルミニウム構造
材とその連結構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、住宅等の外構部に設置される
門塀等の構造材である支柱や梁などには、軽量で耐久性
に優れた、アルミニウム又はその合金からなるアルミニ
ウム構造材が広く用いられてきている。このアルミニウ
ム構造材は、複数本を連結する場合には、図8に示した
ような方法が一般に採られている。
【0003】図8<a>に示した連結方法では、連結側
のアルミニウム構造材(81)にタッピングホール(8
2)をその内部に形成し、被連結側のアルミニウム構造
材(83)には、対向面の各々に、対向面間で一直線上
に配置される固定穴(84)を形成しておく。そして、
連結側のアルミニウム構造材(81)を被連結側のアル
ミニウム構造材(83)にタッピングホール(82)と
固定穴(84)が向かい合うように配置した後に、固定
穴(84)からネジ(85)を挿入し、タッピングホー
ル(82)にねじ込み、アルミニウム構造材(81,8
3)相互を連結する。
【0004】図8<b>に示した連結方法ではジョイン
トプレート(86)を用いる。すなわち、連結側のアル
ミニウム構造材(81)を被連結側のアルミニウム構造
材(83)の所定位置に配置した後に、同一面上に配置
されたアルミニウム構造材(81,83)の側面にジョ
イントプレート(86)を両アルミニウム構造材(8
1,83)にまたがるように載置し、ボルト(87)を
ジョイントプレート(86)側からアルミニウム構造材
(81,83)の各々にねじ込み、連結する。
【0005】図8<c>に示した連結方法ではアングル
(88)を使用する。図8<b>に示した連結方法と同
様に、連結側のアルミニウム構造材(81)を被連結側
のアルミニウム構造材(83)の所定位置に配置した後
に、入隅部にアングル(88)を配置し、ネジ(85)
をこのアングル(88)側からアルミニウム構造材(8
1,83)にねじ込み、連結する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8<
a>に示した連結方法では、図8<b>及び図8<c>
に示した連結方法のように連結治具を使用せず、アルミ
ニウム構造材(81,83)間のみの連結のため、連結
の強度はあまり高くない。また、この連結方法では、ア
ルミニウム構造材(81,83)を直角以外の角度で連
結することはできない。
【0007】一方、図8<b>に示した連結方法では、
ボルト締めするために、アルミニウム構造材(81,8
3)にタップを切るか、又はネジ穴が形成された裏板が
必要となる。前者の場合には、アルミニウム材によるタ
ップは一般に弱く、結合強度はあまり望めない。アルミ
ニウム構造材(81,83)の肉厚を厚くするのはコス
ト面から見て有効でない。後者の場合には、ボルト締め
に際して裏板をアルミニウム構造材(81,83)の内
側に配置し、また、支える必要があり、煩わしい。
【0008】これら図8<b>に示した連結方法におけ
る問題点は、図8<c>に示した連結方法にも同様に認
められる。さらに図8<c>に示した連結方法には、図
中に示した矢印(A)方向の曲げに対して弱いという問
題もある。このように、アルミニウム構造材の連結につ
いては、連結強度と連結の簡易さという点で改善が望ま
れている。
【0009】この出願の発明は、以上の通りの事情に鑑
みてなされたものであり、従来のアルミニウム構造材の
連結についての欠点を解消し、連結強度を高め、連結作
業を簡易とすることのできる、新しいアルミニウム構造
材とその連結構造を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するも
のとして、この出願の請求項1に係る発明は、少なくと
も一側面の両側端縁に長手方向に延びるプレート挿入溝
が形成され、このプレート挿入溝に向かって開口し、直
交する凹溝が設けられていることを特徴とするアルミニ
ウム構造材を提供する。
【0011】また、この出願の請求項2に係る発明は、
請求項1記載のアルミニウム構造材の2本を互いのプレ
ート挿入溝が同一平面上に配置されるように配置し、表
裏を貫通するネジ穴がボルト止め位置に形成されたジョ
イントプレートの端縁をそれら2本のアルミニウム構造
材の各々のプレート挿入溝に挿入した後に、アルミニウ
ム構造材の側面側よりボルトをねじ込み、ジョイントプ
レートのネジ穴に螺合させるとともに、先端を凹溝に嵌
合させ、2本のアルミニウム構造材を連結することを特
徴とするアルミニウム構造材の連結構造を提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿ってこの出願の発
明のアルミニウム構造材とその連結構造についてさらに
詳しく説明する。図1及び図2は、この出願の発明のア
ルミニウム構造材とその連結構造の一実施形態を示した
要部斜視図及び要部断面図である。図3は、アルミニウ
ム構造材のより具体的な実施形態を示した断面図であ
る。
【0013】この出願の発明のアルミニウム構造材
(1)には、少なくとも一側面の両側端縁に長手方向に
延びるプレート挿入溝(2)が形成されている。このプ
レート挿入溝(2)は、図1及び図3に示したように、
アルミニウム構造材(1)の対向する一組の側面の各々
に設けることができる。溝幅は、後述するジョイントプ
レート(11)の端縁が挿入可能な幅となっている。
【0014】また、この出願の発明のアルミニウム構造
材(1)には、図3に例示したように、プレート挿入溝
(2)に向かって開口し、直交する凹溝(3)が設けら
れてもいる。この凹溝(3)の溝幅は、後述するボルト
(12)の径よりも若干小さくするのが好ましい。この
ようなアルミニウム構造材(1)を、たとえば住宅等の
外構部に設置される門扉等の構造材である支柱や梁など
に使用する場合には連結する必要があるが、連結にあた
っては、連結側及び被連結側(たとえば、支柱と梁な
ど)となる2本のアルミニウム構造材(1)を図1及び
図2に示したように、互いのプレート挿入溝(2)が同
一平面上に配置されるように配置する。次いで、ジョイ
ントプレート(11)を用いてこれら2本のアルミニウ
ム構造材(1)を連結する。
【0015】ジョイントプレート(11)には、図4に
より具体的な形態を示したように、端縁に、表裏を貫通
するタップが切られたネジ穴(13)がボルト止め位置
に形成されている。このジョイントプレート(11)の
材質は特に制限はない。所要の強度を有する金属プレー
ト等であればよい。このようなジョイントプレート(1
1)の端縁を、図1及び図2に示したように、2本のア
ルミニウム構造材(1)の各々のプレート挿入溝(2)
に挿入する。そして、アルミニウム構造材(1)の側面
側よりボルト(12)をねじ込み、図4に示したジョイ
ントプレート(11)のネジ穴(13)に螺合させると
ともに、先端をアルミニウム構造材(1)の凹溝(3)
に図2に示したように嵌合させる。嵌合の方式は特に制
限されない。上記したように、凹溝(3)の径をボルト
径よりも若干小さくしておくと、ボルト(12)をねじ
込む際にその先端が凹溝(3)内に押し広げるように進
入するため、容易に嵌合状態が得られる。場合によって
は、凹溝(3)の内面にタップを切っておくこともでき
る。また、ボルト(12)のねじ込み位置は、たとえ
ば、アルミニウム構造材(1)の製造時に、ジョイント
プレート(11)に形成されたネジ穴(13)に対応し
てアルミニウム構造材(1)の側面端縁にけがいておく
ことができる。
【0016】こうして、2本のアルミニウム構造材
(1)は互いに連結される。この出願の発明のアルミニ
ウム構造材の連結構造では、以上の通りに、ジョイント
プレート(11)を介在させ、このジョイントプレート
(11)とボルト(12)でアルミニウム構造材(1)
を挟み込みながら連結するため、連結強度が向上し、ま
た、曲げに対する強度も高まる。これに加え、ボルト
(12)の先端がアルミニウム構造材(1)に設けられ
た凹溝(3)に嵌合するため、ねじれや曲げに対してさ
らに十分な強度を発揮する。アルミニウム構造材(1)
の連結は高強度となる。また、裏板が省略されるため、
連結作業は簡易となる。
【0017】ジョイントプレート(11)については、
図4に示したように、連結の目的などに応じて各種の形
状を採用することができる。図4<a>に示した略三角
形状のジョイントプレート(11)は、被連結側のアル
ミニウム構造材(1)に対して連結側のアルミニウム構
造材(1)を1本連結する場合に使用可能なものであ
る。たとえば図5に具体的な使用例としてシャッターゲ
ートにおけるアルミニウム構造材(1)の連結構造を示
したが、図4<a>に示した略三角形状のジョイントプ
レート(11)は、支柱に相当する被連結側のアルミニ
ウム構造材(1)に対して梁に相当する連結側のアルミ
ニウム構造材(1)を1本連結する際に用いられる。
【0018】また、この略三角形状のジョイントプレー
ト(11)は、図6に示したように、連結側のアルミニ
ウム構造材(梁)(1)を被連結側のアルミニウム構造
材(支柱)(1)に対して角度をつけて連結するのを可
能にする。このように傾けて連結する場合には、アルミ
ニウム構造材(1)は所定寸法に切断するだけでよく、
特別な加工は必要ない。
【0019】一方、図4<b>に示した略長方形状のジ
ョイントプレート(11)は、被連結側のアルミニウム
構造材(1)に連結側のアルミニウム構造材(1)を2
本まとめて連結する場合に使用可能なものである。これ
についてシャッターゲートを例として具体的に示したの
が図7の要部斜視図である。この図7に示したように、
略長方形状のジョイントプレート(11)は、被連結側
のアルミニウム構造材(支柱)(1)に連結側のアルミ
ニウム構造材(梁)(1)を2本まとめて連結するのを
可能にする。
【0020】もちろんこの出願の発明は、以上の実施形
態によって限定されるものではない。アルミニウム構造
材及びジョイントプレートの形状や大きさ、また、細部
の構造などについては様々な態様が可能であることは言
うまでもない。
【0021】
【発明の効果】以上詳しく説明した通り、この出願の発
明によって、アルミニウム構造材の連結強度を高めるこ
とができ、連結作業を簡易とする。また、任意の角度に
アルミニウム構造材を連結することが可能ともなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の発明のアルミニウム構造材とその連
結構造の一実施形態を示した要部斜視図である。
【図2】図1に示した実施形態の要部断面図である。
【図3】アルミニウム構造材のより具体的な実施形態を
示した断面図である。
【図4】<a><b>は、各々、ジョイントプレートの
より具体的な形態を示した平面図である。
【図5】この出願の発明のアルミニウム構造材とその連
結構造の具体的な実施形態を示した要部斜視図である。
【図6】この出願の発明のアルミニウム構造材の連結構
造の別の実施形態を示した要部平面図である。
【図7】この出願の発明のアルミニウム構造材とその連
結構造の具体的な別の実施形態を示した要部斜視図であ
る。
【図8】<a><b><c>は、各々、従来のアルミニ
ウム構造材の連結方法を示した要部斜視図である。
【符号の説明】
1 アルミニウム構造材 2 ジョイントプレート挿入溝 3 凹溝 11 ジョイントプレート 12 ボルト 13 ネジ穴

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一側面の両側端縁に長手方向
    に延びるプレート挿入溝が形成され、このプレート挿入
    溝に向かって開口し、直交する凹溝が設けられているこ
    とを特徴とするアルミニウム構造材。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のアルミニウム構造材の2
    本を互いのプレート挿入溝が同一平面上に配置されるよ
    うに配置し、表裏を貫通するネジ穴がボルト止め位置に
    形成されたジョイントプレートの端縁をそれら2本のア
    ルミニウム構造材の各々のプレート挿入溝に挿入した後
    に、アルミニウム構造材の側面側よりボルトをねじ込
    み、ジョイントプレートのネジ穴に螺合させるととも
    に、先端を凹溝に嵌合させ、2本のアルミニウム構造材
    を連結することを特徴とするアルミニウム構造材の連結
    構造。
  3. 【請求項3】 凹溝の径はボルト径より若干小さくなっ
    ている請求項2記載のアルミニウム構造材の連結構造。
JP35182097A 1997-12-22 1997-12-22 アルミニウム構造材とその連結構造 Pending JPH11181894A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017024844A1 (zh) * 2015-08-13 2017-02-16 广东铝遊家科技有限公司 铝合金房屋的立柱与横梁螺栓连接结构

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