JP2000160676A - トラス用十字型プレート継手 - Google Patents
トラス用十字型プレート継手Info
- Publication number
- JP2000160676A JP2000160676A JP10334603A JP33460398A JP2000160676A JP 2000160676 A JP2000160676 A JP 2000160676A JP 10334603 A JP10334603 A JP 10334603A JP 33460398 A JP33460398 A JP 33460398A JP 2000160676 A JP2000160676 A JP 2000160676A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diagonal
- joining
- joint
- truss
- plate joint
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 トラス組立作業において省力化できる継手を
提供する。 【解決手段】 トラス等の鋼管構造物の斜材を四方から
接合し、かつ水平材5に接合するための継手であって、
斜材接合端2を四方に有する板材をほぼ十字型に形成
し、中央に設けた水平材との接合平坦面4に対して斜材
接合端2が斜めに設けられていることを特徴とするトラ
ス用十字型プレート継手である。
提供する。 【解決手段】 トラス等の鋼管構造物の斜材を四方から
接合し、かつ水平材5に接合するための継手であって、
斜材接合端2を四方に有する板材をほぼ十字型に形成
し、中央に設けた水平材との接合平坦面4に対して斜材
接合端2が斜めに設けられていることを特徴とするトラ
ス用十字型プレート継手である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラス構造のよう
に水平材に対して複数本の斜材を接合する鋼管等構造物
の組付け時に使用する十字型プレート継手に関する。
に水平材に対して複数本の斜材を接合する鋼管等構造物
の組付け時に使用する十字型プレート継手に関する。
【0002】
【従来の技術】鋼管構造物としてトラスを例に挙げる
と、例えば、実開平4−53902号、特開昭61−2
1243号、特開昭63−118434号、実公昭58
−40366号等にみられるように、球継手を用いて斜
材を四方から接合するのが一般的であった。しかし、こ
の種の継手は接合作業に手間取る難点があり、それを解
決するために、例えば特開平9−221828号ではプ
レート継手が提案されている。
と、例えば、実開平4−53902号、特開昭61−2
1243号、特開昭63−118434号、実公昭58
−40366号等にみられるように、球継手を用いて斜
材を四方から接合するのが一般的であった。しかし、こ
の種の継手は接合作業に手間取る難点があり、それを解
決するために、例えば特開平9−221828号ではプ
レート継手が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平9−2
21828号で提案されているプレート継手は継手を構
成する部材が複雑なため、製造時も使用時もやはり手間
を要しており、多数の継手を使用するトラス組立作業に
おいては、よりいっそうの手間を省く必要性がある。本
発明者はこのような継手について、できれば一枚のプレ
ートで鋼管構造物の組立てができるようより簡単な構造
のものを検討した。
21828号で提案されているプレート継手は継手を構
成する部材が複雑なため、製造時も使用時もやはり手間
を要しており、多数の継手を使用するトラス組立作業に
おいては、よりいっそうの手間を省く必要性がある。本
発明者はこのような継手について、できれば一枚のプレ
ートで鋼管構造物の組立てができるようより簡単な構造
のものを検討した。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を検討した結
果、トラス等の鋼管構造物の斜材を四方から接合し、か
つ水平材に接合するための継手であって、斜材接合端を
四方に有する板材をほぼ十字型に形成し、中央に設けた
水平材との接合平坦面に対して斜材接合端が斜めに設け
られていることを特徴とするトラス用十字型プレート継
手(以下十字型プレート継手と略記)とした。ここにいう
十字型プレート継手は、一枚物で十字形状のものでもよ
いし、短冊状のプレートを二枚用い、直角方向に交差し
た状態で十字形状にしてもよい。もちろん接合平坦面に
対して斜材接合端が斜めに設けられることから、全体が
略山形(又は谷形)となるように形成することとなる。
果、トラス等の鋼管構造物の斜材を四方から接合し、か
つ水平材に接合するための継手であって、斜材接合端を
四方に有する板材をほぼ十字型に形成し、中央に設けた
水平材との接合平坦面に対して斜材接合端が斜めに設け
られていることを特徴とするトラス用十字型プレート継
手(以下十字型プレート継手と略記)とした。ここにいう
十字型プレート継手は、一枚物で十字形状のものでもよ
いし、短冊状のプレートを二枚用い、直角方向に交差し
た状態で十字形状にしてもよい。もちろん接合平坦面に
対して斜材接合端が斜めに設けられることから、全体が
略山形(又は谷形)となるように形成することとなる。
【0005】
【発明の実施の形態】図1は本発明の十字型プレート継
手の斜視図である。図2は同十字型プレート継手を用い
て組立てられたトラス構造屋根の部分側面図であり、図
3は図2中P部拡大図である。これらの図にみられるよ
うに、本発明の十字型プレート継手1はシンプルな構造
であって、斜材接合端2を四方に有するように板材をほ
ぼ十字型に形成している。各斜材接合端2にはボルト挿
入穴3があり、そして、中央に設けた水平材5との接合
平坦面4に対して、斜材接合端2が斜材6との接合に適
した角度で斜めに設けられている。接合平坦面4にもボ
ルト挿入穴7がある。
手の斜視図である。図2は同十字型プレート継手を用い
て組立てられたトラス構造屋根の部分側面図であり、図
3は図2中P部拡大図である。これらの図にみられるよ
うに、本発明の十字型プレート継手1はシンプルな構造
であって、斜材接合端2を四方に有するように板材をほ
ぼ十字型に形成している。各斜材接合端2にはボルト挿
入穴3があり、そして、中央に設けた水平材5との接合
平坦面4に対して、斜材接合端2が斜材6との接合に適
した角度で斜めに設けられている。接合平坦面4にもボ
ルト挿入穴7がある。
【0006】図3で明らかなように、本発明の十字型プ
レート継手1を用いてトラスを形成するには、水平材5
と斜材6を単にボルトナット8によって十字型プレート
継手1の斜材接合端2と接合平坦面4に組付けるだけで
ある。したがって作業性が非常によい。また、斜材接合
端2が接合平坦面4に対して斜めに形成されているとは
いえ、十字状であるから製造時の形採りに無駄が生じな
いし、プレス裁断が可能であるから、効率よく製造でき
る。
レート継手1を用いてトラスを形成するには、水平材5
と斜材6を単にボルトナット8によって十字型プレート
継手1の斜材接合端2と接合平坦面4に組付けるだけで
ある。したがって作業性が非常によい。また、斜材接合
端2が接合平坦面4に対して斜めに形成されているとは
いえ、十字状であるから製造時の形採りに無駄が生じな
いし、プレス裁断が可能であるから、効率よく製造でき
る。
【0007】図4は本発明の十字型プレート継手の他の
実施例である。短冊片を曲げて斜材接合端2と接合平坦
面4を形成した2枚を十字状に組付けることによって、
前記例と同様に用いることができる。この場合も製造が
容易である。
実施例である。短冊片を曲げて斜材接合端2と接合平坦
面4を形成した2枚を十字状に組付けることによって、
前記例と同様に用いることができる。この場合も製造が
容易である。
【0008】
【発明の効果】本発明によって、トラス構造体を簡単に
組み立てることができる。この十字型プレート継手は製
造も簡単であり、球継手よりも安価に製造できる。強度
面からも、球継手の場合は球継手に形成されたねじ穴に
対するねじの螺着により保持されるが、本発明の場合は
ボルト挿入穴を利用する水平材又は斜材の締結であるか
ら、高強度である。また、トラス構造体の組立て能率が
高い。
組み立てることができる。この十字型プレート継手は製
造も簡単であり、球継手よりも安価に製造できる。強度
面からも、球継手の場合は球継手に形成されたねじ穴に
対するねじの螺着により保持されるが、本発明の場合は
ボルト挿入穴を利用する水平材又は斜材の締結であるか
ら、高強度である。また、トラス構造体の組立て能率が
高い。
【図1】本発明の十字型プレート継手の斜視図である。
【図2】同十字型プレート継手を用いて組立てられたト
ラス構造屋根の部分側面図である。
ラス構造屋根の部分側面図である。
【図3】図2中P部拡大図である。
【図4】十字型プレート継手の他の実施例である。
1 十字型プレート継手 2 斜材接合端 3 ボルト挿入穴 4 接合平坦面 5 水平材 6 斜材 7 ボルト挿入穴 8 ボルトナット
Claims (1)
- 【請求項1】 トラス等の鋼管構造物の斜材を四方から
接合し、かつ水平材に接合するための継手であって、斜
材接合端を四方に有する板材をほぼ十字型に形成し、中
央に設けた水平材との接合平坦面に対して斜材接合端が
斜めに設けられていることを特徴とするトラス用十字型
プレート継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10334603A JP2000160676A (ja) | 1998-11-25 | 1998-11-25 | トラス用十字型プレート継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10334603A JP2000160676A (ja) | 1998-11-25 | 1998-11-25 | トラス用十字型プレート継手 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000160676A true JP2000160676A (ja) | 2000-06-13 |
Family
ID=18279244
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10334603A Pending JP2000160676A (ja) | 1998-11-25 | 1998-11-25 | トラス用十字型プレート継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000160676A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007315068A (ja) * | 2006-05-26 | 2007-12-06 | Watanabe Pipe | 鉄骨造の山形屋根構造体 |
KR101382372B1 (ko) * | 2012-03-27 | 2014-04-10 | 보성파워텍 주식회사 | 스페이스 프레임용 결합구조체 및 이를 이용한 스페이스 프레임 |
JP2016069842A (ja) * | 2014-09-29 | 2016-05-09 | 二六 瀬尾 | 簡易住宅及びその構成部材 |
-
1998
- 1998-11-25 JP JP10334603A patent/JP2000160676A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007315068A (ja) * | 2006-05-26 | 2007-12-06 | Watanabe Pipe | 鉄骨造の山形屋根構造体 |
KR101382372B1 (ko) * | 2012-03-27 | 2014-04-10 | 보성파워텍 주식회사 | 스페이스 프레임용 결합구조체 및 이를 이용한 스페이스 프레임 |
JP2016069842A (ja) * | 2014-09-29 | 2016-05-09 | 二六 瀬尾 | 簡易住宅及びその構成部材 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2000160676A (ja) | トラス用十字型プレート継手 | |
JP2887666B2 (ja) | 建築部材用ドリフトピン | |
JP7420685B2 (ja) | 型枠構造および型枠構造の組立方法 | |
JPH1162003A (ja) | ドームの構築方法 | |
JP2873917B2 (ja) | 建築部材 | |
JP2004232440A (ja) | 鋼製構造材用接合具 | |
JP2001020390A (ja) | 連結構造、部材および継手 | |
JP2568357B2 (ja) | 束と傾斜部材との接合構造 | |
JP3458786B2 (ja) | ケーブルラック | |
KR20030053479A (ko) | 다용도 전시용 트러스 | |
JP3607401B2 (ja) | トラスの接合構造 | |
JPH0755276Y2 (ja) | 門扉格子の接合構造 | |
JP2005226798A (ja) | 連結部材の構造及び連結部材を用いたパイプの連結部の構造 | |
JP3031391U (ja) | 建築用接合金具とそれを使用した建築物の接合構造 | |
JPH0220322Y2 (ja) | ||
KR910009561Y1 (ko) | 조립식 건축물의 조이너 | |
JP3076913U (ja) | スプリング座金 | |
JP2003313947A (ja) | 建材接合具及び建材接合構造 | |
JP3671247B2 (ja) | 立体トラス構造 | |
JP3341918B2 (ja) | 鉄骨軸組の仕口部構造 | |
JP3513593B2 (ja) | 間仕切パネルの連結装置 | |
JPH061508U (ja) | 平面トラス構造物のトラス部材接合部 | |
JP2906133B2 (ja) | 建築用接合金具とそれを使用した建築物の接合構造 | |
JP2000248623A (ja) | ユニット式建物 | |
JPH08247118A (ja) | パイプの接続具 |