JP2568357B2 - 束と傾斜部材との接合構造 - Google Patents

束と傾斜部材との接合構造

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JP2568357B2
JP2568357B2 JP4254612A JP25461292A JP2568357B2 JP 2568357 B2 JP2568357 B2 JP 2568357B2 JP 4254612 A JP4254612 A JP 4254612A JP 25461292 A JP25461292 A JP 25461292A JP 2568357 B2 JP2568357 B2 JP 2568357B2
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栄忠 河上
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Misawa Homes Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、束と登り梁のような傾
斜部材との接合構造に関し、例えば立体的な屋根ユニッ
トの製造や屋根パネルの設置に利用できる。
【0002】
【背景技術】例えば、複数の建物ユニットにより組み立
てられるプレハブ式ユニット建物においては、屋根にも
屋根ユニットが用いられ、現場で複数の屋根ユニットが
組み合わされることにより切妻屋根等が組み立てられ
る。図6に示すように、このような屋根ユニットの屋根
フレーム41は、床フレーム42、傾斜フレーム43、束44等
を備えて構成される。
【0003】前記床フレーム42は、主梁45が四角形に組
まれ、対向する主梁45間に小梁が架け渡されたものであ
る。前記傾斜フレーム43は、複数の登り梁46で組み立て
られ、束44で支持されている。この傾斜フレーム43上に
屋根材である屋根パネルが取り付けられる。
【0004】図6〜10に示すように、前記傾斜フレーム
43の下端部と床フレーム42との接合は、ブラケット47を
介して行われている。また、束44の上端面48と傾斜フレ
ーム43の登り梁46との接合は、2枚のプレート49,51 を
介してボルト52A とナット53A で行われている。
【0005】1枚のプレート49は、位置決め用のピン54
が設けられ、またボルト挿通用の孔部55が形成されたも
のであり、束44の上端面48に固定される。もう1枚のプ
レート51は、前記位置決め用のピン54が挿通される孔部
56及びボルト挿通用の孔部57が形成され、またこのボル
ト挿通用孔部57の裏面側には止めナット53A が溶接され
たものであり、登り梁46に固定される。一方、束44の下
端面58は、束44に固定されたプレート59を介してボルト
52B とナット53B で床フレーム42の主梁45に固定されて
いる。このナット53B は、主梁45の裏面に溶接された止
めナットである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記束44の上端面48
は、登り梁46の傾斜角度(例えば30.96 度)に沿った傾
斜面となっており、生産現場において、束44となる角パ
イプに切断作業を行ってこのような係止面を形成してい
る。このような角パイプの切断作業は面倒であり、屋根
ユニットを作製する際の作業効率を落とす要因の一つで
あった。そこで、本発明は、屋根フレームを作製する際
の作業効率を向上させることができる束と傾斜部材との
接合構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る束と傾斜部
材との接合構造は、V字形に屈曲した第1の側面部と第
2の側面部とを有する受け部材を使用し、前記第1の側
面部が傾斜部材の傾斜角度に対応するように、前記第1
の側面部と第2の側面部をそれぞれ束の平坦な上端面に
当接させて前記受け部材を束に固定し、この受け部材の
前記第1の側面部に前記傾斜部材を接合したことを特徴
とする。前記傾斜部材とは、登り梁等である。
【0008】
【作用】傾斜部材が束で受けられる際の所定の傾斜角度
は、前記受け部材を束の上端面に固定するときの前記第
1の側面部の傾き角を調整することによって得られる。
従って、束の上端面は、角パイプのままの平坦面として
おくことができ、従来のような角パイプに所定の傾斜面
を形成するための切断作業が不要となって作業効率が上
がる。
【0009】
【実施例】図1〜5を参照して本発明の一実施例に係る
束11と傾斜部材である登り梁12との接合構造を説明す
る。先ず、本実施例のために使用する部材の構成を説明
する。本実施例で使用する束11は、その上端面13が角パ
イプ14の通常の切断処理によって得られる(傾斜面では
ない)平坦面となっている。そして、図4にも示すよう
に、この束11の下端面15が取り付けられたプレート16の
中央には、バーリング加工によって筒状突起部17が形成
され、この内周面に雌ねじ18が刻切されている。
【0010】また、図2にも示すように、傾斜フレーム
19側に固定されるプレート21も、上記束11のプレート16
と同様にバーリング加工による筒状突起部22が形成さ
れ、この内周面に雌ねじ23が刻切されたものである。図
1〜3に示すように、前記束11の上端面に固定される受
け部材24は、第1 の側面部25と第2の側面部26とを有し
て構成されたものである。
【0011 】前記第1の側面部25と第2の側面部26と
は、平坦な板材が所定の角度αでV字形に屈曲した状態
で形成されている。これらの第1と第2の側面部25,26
間の角度αは、角側面部25,26 の内側面25A,26A と束11
の上端面13とが当接できるような角度である。また、両
側面部25,26 間の角度αは、これらの側面部25,26 の長
さによっても変わり得るものである。
【0012】図3にも示すように、第1の側面部25に
は、ボルト27が挿通され、かつ前記筒状突起部22が嵌合
される孔部28が2個所に形成されている。次に、これら
の部材を使用した束11と登り梁12との接合方法と共に、
本実施例に係る束11と登り梁12との接合構造について説
明する。先ず、図1,4に示すように、所定寸法に切断
された角パイプ14の下端面15に筒状突起部22が形成さ
れ、雌ねじ23が刻切された前記プレート16を溶接する。
【0013】次に、図1に示すように、床フレーム29を
構成する主梁31の上にこの束11を配置し、主梁31のフラ
ンジ32の下面から座金33を介してボルト27を前記束11の
プレート16の雌ねじ18に螺合させる。次に、図5にも示
すように、適当な治具34を使用し、束11の上端面13に前
記受け部材24の両側面部25,26 の内側面25A,26A が当接
した状態で第1の側面部25が登り梁12の所定傾斜角度(
例えば30.96 度)に対応するように位置決めした後、こ
の受け部材24を束11の上端面13に溶接する。
【0014 】次に、図1に示すように、登り梁12のプレ
ート21の筒状突起部22が受け部材24の側面部25に形成さ
れた孔部28に嵌合するようにして受け部材24の前記第1
の側面部25に傾斜フレーム19を配置し、第1の側面部25
の裏面から座金33を介してボルト27を前記登り梁12に固
定されたプレート21の雌ねじ23に螺合させる。このよう
に受け部材24を介して登り梁12を束11に固定することに
より、本実施例に係る束11と登り梁12との接合構造が得
られる。
【0015】上記実施例に係る束11と登り梁12との接合
構造によれば、登り梁12が束11で受けられる際の所定の
傾斜角度、受け部材24を束11の上端面13に固定すると
きの第1の側面部25の傾き角を調整することによって得
られる。従って、使用する束11の上端面13は、角パイプ
14のままの平坦面としておくことができ、従来のように
角パイプに所定の傾斜面を形成するための切断作業が不
要とるため、作業効率が向上する。
【0016】また、登り梁12に固定されたプレート21に
は、バーリング加工によって筒状突起部22が形成されて
いるため、この筒状突起部22が登り梁12を受け部材24の
第1の側面部25に配置する際の位置決め部材を兼ねるこ
とになる。従って、従来のような位置決め用ピンのプレ
ートへの溶接作業が不要となって、この点も作業性の
向上に役立つ。
【0018】なお、上記実施例に係るプレート16,21 で
は、バーリング加工によって筒状突起部17,22 を形成
し、この内周面に雌ねじ18,23 を刻切するようにした
が、従来のように止めナットを使用してもよい。また、
上記実施例に係る受け部材24は、第1と第2の側面部2
5,26 が連続ものであったが、両者を別部材として作製
し、これらの部材を接合したものであってもよい。
【0019】
【発明の効果】本発明に係る束と傾斜部材との接合構造
によれば屋根フレームを作製する際の作業効率を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る束と登り梁との接合構
造を示す断面図である。
【図2】図1におけるX−X線平面図である。
【図3】図1におけるY−Y線平面図である。
【図4】図1におけるZ−Z線断面図である。
【図5】本実施例に係る束と登り梁との接合方法を示す
側面図である。
【図6】従来の屋根ユニットの屋根フレームを示す側面
図である。
【図7】従来例に係る束と登り梁との接合構造を示す断
面図である。
【図8】図7におけるA−A線断面図である。
【図9】図7におけるB−B線断面図である。
【図10】図7におけるC−C線断面図である。
【符号の説明】
11 束 12 傾斜部材である登り梁 13 上端面 16,21 プレート 17,22 筒状突起部 18,23 雌ねじ 24 受け部材 25 第1の側面部 26 第2の側面部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 V字形に屈曲した第1の側面と第2の
    側面とを有する受け部材を使用し、前記第1の側面部
    が傾斜部材の傾斜角度に対応するように、前記第1の側
    面部と第2の側面部をそれぞれ束の平坦な上端面に当接
    させて前記受け部材を束に固定し、この受け部材の前記
    第1の側面部に前記傾斜部材を接合したことを特徴とす
    る束と傾斜部材との接合構造。
JP4254612A 1992-09-24 1992-09-24 束と傾斜部材との接合構造 Expired - Lifetime JP2568357B2 (ja)

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JPH02104848A (ja) * 1988-10-13 1990-04-17 Natl House Ind Co Ltd 屋根構造
JP2708817B2 (ja) * 1988-10-27 1998-02-04 ナショナル住宅産業株式会社 屋根パネルの支持構造
JPH0644781Y2 (ja) * 1989-08-14 1994-11-16 日信工業株式会社 ブレーキ用液圧マスタシリンダ

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