JP2562063Y2 - 産業機械用シリンダ装置 - Google Patents

産業機械用シリンダ装置

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JP2562063Y2
JP2562063Y2 JP1318592U JP1318592U JP2562063Y2 JP 2562063 Y2 JP2562063 Y2 JP 2562063Y2 JP 1318592 U JP1318592 U JP 1318592U JP 1318592 U JP1318592 U JP 1318592U JP 2562063 Y2 JP2562063 Y2 JP 2562063Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、産業機械用シリンダ装
置に係り、特に、各シリンダ相互の連結及び対応するブ
ームとの連結構造を改良したものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の産業機械用シリンダ装置は、例え
ば、図3に示すような構成になっている。ここに示す産
業機械用シリンダ装置は、第1シリンダ1、第2シリン
ダ3、第3シリンダ5、第1ブーム7、第2ブーム9、
第3ブーム11、第4ブーム13とから構成されてい
る。
【0003】上記産業機械用シリンダ装置は、次のよう
な手順で組立てられる。まず、第1シリンダ1と第2シ
リンダ3のロッドヘッド15を連結ピン17によって連
結する。次に、第2シリンダ3と第3シリンダ5のロッ
ドヘッド19を連結ピン21によって連結する。これで
3個のシリンダ1、3、5が相互に連結されたことにな
る。その状態を図4に示す。
【0004】次に、上記相互に連結した3個のシリンダ
1、3、5を、第4ブーム13内に挿入・配置する。そ
の様子を図5に示す。その状態で、第3シリンダ5と第
4ブーム13とを連結ピン23によって連結する。次
に、その状態で、第3ブーム11内に挿入・配置する。
その様子を図6に示す。第3シリンダ5のロッドヘッド
19と第3ブーム11とを連結ピン25によって連結す
る。
【0005】次に、図6のようにしたシリンダとブーム
とを第2ブーム9内に挿入・配置する。その様子を図7
に示す。そして、第2シリンダ3のロッドヘッド15と
第2ブーム9とを連結ピン27によって連結する。さら
に、図7のようにしたシリンダとブームとを第1ブーム
7内に全体を挿入・配置し、第1シリンダ1のロッドヘ
ッド29と第1ブーム7とを連結ピン31によって連結
する。その様子を図8に示す。以上の作業によって産業
機械用シリンダ装置の組立が完了する。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の構成による
と次のような問題があった。すなわち、第2シリンダ3
と第3シリンダ5の連結部の構成を考察すると、第2シ
リンダ3の場合には、そのロッドヘッド15において、
異なる二箇所において連結ピン17、27によって他の
部材と連結されるようになっており、同様に、第3シリ
ンダ5の場合にも、そのロッドヘッド19において、異
なる二箇所において連結ピン21、25によって他の部
材と連結されるようになっている。
【0007】そのため、ロッドヘッド15、19の軸方
向長さが長くなってしまう。このようにロッドヘッド1
5、19の軸方向長さが長くなってしまうと、図3中寸
法L1 、L2 が長くなることになり、結局、ブームの最
縮長L3 が長くなってしまってその重量が重くなってし
まうという問題があった。又、上記ロッドヘッド15、
19において異なる二箇所に孔を開ける必要があり、加
工工数も増大してしまうという問題があった。
【0008】本考案はこのような点に基づいてなされた
ものでその目的とするところは、ブームの最縮長を短く
してその軽量化を図るとともに、加工工数の低減を図る
ことが可能な産業機械用シリンダ装置を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべく
本願考案による産業機械用シリンダ装置は、複数個のシ
リンダを複数個のブーム内に収容配置して適宜連結させ
て伸縮自在に構成してなる産業機械用シリンダ装置にお
いて、隣接するシリンダに連結されると同時に対応する
ブームに連結されるシリンダのロッドヘッドに孔を1個
形成し、大径部と該大径部の両端に突出配置された一対
の小径部とを備えた連結部材を上記孔に装着し、上記大
径部を介して隣接するシリンダ側と連結するとともに上
記小径部を介して対応するブームと連結するようにした
ことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】本考案の場合には、隣接するシリンダに連結さ
れると同時に対応するブームに連結されるシリンダのロ
ッドヘッドにおいて、連結のための孔を1個とし、この
孔に異なる二つの部材と連結できるような構成の連結部
材を装着したものである。つまり、連結部材の大径部を
介して隣接するシリンダ側と連結するとともに上記小径
部を介して対応するブームと連結するものである。
【0011】
【実施例】以下、図1ないし図7を参照して本考案の一
実施例を説明する。尚、従来と同一部分には同一符号を
付して示しその説明は省略する。本実施例の産業機械用
シリンダ装置の場合には、第2シリンダ3のロッドヘッ
ド15と、第3シリンダ5のロッドヘッド19の部分に
おける他の部材との連結部の構成を改良している。例え
ば、第2シリンダ3のロッドヘッド15の部分は、図2
に示すようになっている。まず、第1シリンダ1とロッ
ドヘッド15とは、中空状の連結ピン101を介して連
結されている。上記連結ピン101の内側には中空でな
い連結ピン103が通されていて、第2シリンダ3のロ
ッドヘッド15と第2ブーム9とはこの連結ピン103
を介して連結されている。上記連結ピン101と103
とによって連結部材を構成している。つまり、従来異な
る位置にそれぞれ配置されていた連結部を同軸に配置す
ることにより、連結部を1箇所としたものである。第3
シリンダ5のロッドヘッド19においても同様の構成に
なっており、図2中中空状の連結ピンと中空でないの連
結ピンを符号105、107で示す。
【0012】以上本実施例によると次のような効果を奏
することができる。まず、第2シリンダ3のロッドヘッ
ド15と、第3シリンダ5のロッドヘッド19におい
て、中空状の連結ピン101(105)と中空でない連
結ピン103(107)を同軸に配置して他の部材と連
結するようにしている。よって、連結部が1箇所で済む
ようになり、その分だけロッドヘッド15、19の軸方
向長さを短縮させることができ、それによって、長さL
1 、L2 ひいては最縮時のブーム長L3 を短くすること
ができる。したがって、ブームの軽量化を図ることがで
きる。又、ロッドヘッド15、19において、孔を開け
る加工が1個ずつで良くなり、それだけ加工工数を減少
させることができる。
【0013】尚、本考案は前記一実施例に限定されるも
のではない。又、段数としては、図に示したもの以外に
も様々なものがあり、同様に適用可能である。
【0014】
【考案の効果】以上詳述したように本考案による産業機
械用シリンダ装置によると、隣接するシリンダに連結さ
れると同時に対応するブームに連結されるシリンダのロ
ッドヘッドにおいて、連結のための孔を1個とし、この
孔に異なる二つの部材と連結できるような構成の連結部
材を装着し、連結部材の大径部を介して隣接するシリン
ダ側と連結するとともに上記小径部を介して対応するブ
ームと連結するように構成したので、ロッドヘッドの軸
方向長さを短くすることができ、それによって、ブーム
の最縮時の長さを短縮して軽量化を図ることができる。
又、ロッドヘッドに於ける加工工数も低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す図で産業機械用シリン
ダ装置の構成を示す図である。
【図2】本考案の一実施例を示す図で連結部の構成を示
す断面図である。
【図3】従来例を示す図で産業機械用シリンダ装置の構
成を示す図である。
【図4】従来例を示す図で産業機械用シリンダ装置の組
立手順を示す図である。
【図5】従来例を示す図で産業機械用シリンダ装置の組
立手順を示す図である。
【図6】従来例を示す図で産業機械用シリンダ装置の組
立手順を示す図である。
【図7】従来例を示す図で産業機械用シリンダ装置の組
立手順を示す図である。
【図8】従来例を示す図で産業機械用シリンダ装置の組
立手順を示す図である。
【符号の説明】
1 第1シリンダ 3 第2シリンダ 5 第3シリンダ 7 第1ブーム 9 第2ブーム 11 第3ブーム 13 第4ブーム 101 連結ピン 103 連結ピン

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個のシリンダを複数個のブーム内に
    収容配置して適宜連結させて伸縮自在に構成してなる産
    業機械用シリンダ装置において、隣接するシリンダに連
    結されると同時に対応するブームに連結されるシリンダ
    のロッドヘッドに孔を1個形成し、大径部と該大径部の
    両端に突出配置された一対の小径部とを備えた連結部材
    を上記孔に装着し、上記大径部を介して隣接するシリン
    ダ側と連結するとともに上記小径部を介して対応するブ
    ームと連結するようにしたことを特徴とする産業機械用
    シリンダ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102518617A (zh) * 2011-12-21 2012-06-27 湖南特力液压有限公司 行程阀、顺序动作式复合液压缸以及液压设备

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102518617A (zh) * 2011-12-21 2012-06-27 湖南特力液压有限公司 行程阀、顺序动作式复合液压缸以及液压设备
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