JPH0318470Y2 - - Google Patents

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JPH0318470Y2
JPH0318470Y2 JP1987133383U JP13338387U JPH0318470Y2 JP H0318470 Y2 JPH0318470 Y2 JP H0318470Y2 JP 1987133383 U JP1987133383 U JP 1987133383U JP 13338387 U JP13338387 U JP 13338387U JP H0318470 Y2 JPH0318470 Y2 JP H0318470Y2
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piston rod
cylinder
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pin
load
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、荷重が作用する外箱と内箱との間に
シリンダを介装してなるクレーンの伸縮ブーム等
の伸縮装置に関するものである。
(従来技術) 例えば、トラツククレーン等の油圧伸縮ブーム
は、荷重が作用する外箱と内箱との間にピストン
ロツドおよびチユーブからなる油圧シリンダを介
装して、この油圧シリンダにより、外箱に対して
内箱を伸縮操作するように構成している。この油
圧伸縮ブームにおいて、油圧シリンダのチユーブ
は内箱および外箱の一方に、油圧シリンダのピス
トンロツドは他方に、それぞれ軸線をピストンロ
ツドに対して直交させるようにして配設されたピ
ンを介して回動自在に連結されている。
このような油圧伸縮ブームでは、外箱と内箱と
の間に大きな軸圧縮荷重が作用すると、その軸圧
縮荷重が油圧シリンダにかかるため、断面積の小
さいピストンロツドが座屈してしまう恐れがあ
る。これを解消するには、ピストンロツドの断面
積を大きくしてシリンダの座屈荷重を大きくして
やればよいのであるが、このようにすると、油圧
シリンダが大きくなつて、伸縮ブーム全体が大型
化するという問題がある。
そこで、実公昭58−11825号公報に示されるよ
うに、回動固定装置を設け、この回動固定装置で
ピン軸線回りのピストンロツドの回動を止めるこ
とにより、シリンダの座屈荷重を大きくすること
が考え出された。
ピン軸線回りのピストンロツドの回動を止める
ようにすれば、座屈荷重を大きくすることができ
るのは、次の理由による。一般に座標荷重Pcr
は、下記の式で表わされる。
Pcr=(n・π2・E・I)/2 n:端末係数 I:断面二次モーメント E:縦弾性係数 :支持点間長さ 上式において、両端ピン支持の場合、nは1に
なり、片端固定で片端ピン支持の場合、nは2に
なる。したがつて、ピストンロツドの回動を止め
るようにして、片端固定で片端ピン支持とすれ
ば、端末係数が両端ピン支持の場合と比べて大き
くなり、座屈荷重を大きくすることができるので
ある。
ところが、実公昭58−11825号公報に示される
ようにすれば、シリンダの座屈荷重を大きくする
ことができるが、その反面、構造が複雑になり、
回動固定装置を設けるためのスペースを確保しな
ければならなかつたり、コストアツプになつたり
するという問題があつた。また、ピン軸線回りの
回動を止めるようにするため、ピン軸線回りの回
動が必要な場合には用いることができなかつた。
(考案の目的) 以上の問題点を解消するため、本考案は、構造
が簡単で、大型化することがなく、かつ、コスト
アツプとなることがなく、しかも、ピン軸線回り
の回動が必要な場合であつても、シリンダの座屈
荷重を大きくすることができる伸縮装置を提供す
ることを目的としている。
(考案の構成) 本考案は、荷重が作用する2つの部材間にシリ
ンダが介装され、前記2つの部材の一方にシリン
ダのピストンロツドが連結されているとともに、
他方に前記シリンダのチユーブが連結されてい
て、これら部材の一方とシリンダのピストンロツ
ド、および部材の他方とシリンダのチユーブと
が、それぞれ軸線をピストンロツド軸線に対して
直交する方向へ向けるようにして配設されたピン
によつて回動自在に連結されている伸縮装置にお
いて、前記チユーブ側のピンがチユーブのピスト
ンロツド突出側端部に設けられ、前記2つのピン
の少なくとも一方が、その軸線を前記ピストンロ
ツド軸線からずらせて配設され、そのずらせる方
向は、前記2つのピン間のシリンダ部分が前記荷
重によつて前記ピストンロツド軸線に対したわむ
方向に設定されていることを特徴とする伸縮装置
をその要旨としている。
以上の構成によれば、荷重によつて生じるピン
軸線回りのモーメントに対して、逆回りのモーメ
ントが生じるようになり、シリンダの座屈荷重が
大きくなる。しかも、支持点間長さが短くなるこ
とによつて、さらにシリンダの座屈荷重を大きく
することができる。
(実施例) 第1図aおよびbは本考案にかかる伸縮装置の
一実施例を表わし、第2図はそれをクレーンに使
用した状態を表している。これらの図に示すよう
に、この伸縮装置は、伸縮ブームであつて、外箱
1とこの外箱1に通された内箱2と、これら外箱
1および内箱2間に介装された油圧シリンダ3と
を備えている。油圧シリンダ3は、チユーブ4と
このチユーブ4内に摺動自在に通されたピストン
ロツド5とからなつている。チユーブ4のピスト
ンロツド5突出側端部両側およびピストンロツド
5の先端部両側には、それぞれ外箱1の内面およ
び内箱2の内面に向つて突出するボス41,51
が形成されている。
外箱1のボス41に向かい合う位置および内箱
2のボス51に向かい合う位置には、それぞれピ
ン11,21が固着されている。ピン11,21
は、その軸線11a,21aをピストンロツド5
の軸線5aに対して直交する方向へ向けるように
して配設されている。但し、ピン21は、その軸
線21aをピストンロツド軸線5aと交差させる
ようにして配設されているが、ピン11は、その
軸線11aをピストンロツド軸線5aから、後述
するように2つのピン11,21間のシリンダ3
部分が軸圧縮荷重Pa′によつてたわむ方向に、距
離bだけずらせて配設されている。各ピン11,
21の先端部は、それぞれボス41に形成された
穴41aおよびボス51に形成された穴51aに
嵌め込まれている。このようにして、ピストンロ
ツド5が外箱1に、チユーブ4が内箱2に、それ
ぞれピン11,21によつて回動自在に連結され
ている。
外箱1および内箱2は、それぞれブラケツト1
0,20に固着され、このブラケツト20には、
滑車7が取り付けられている。この滑車7には、
荷物9を吊りさげたワイヤ8が掛けられ、このワ
イヤ8の他端部はウインチ71に巻き付けられて
いる。これにより、外箱1と内箱2との間には荷
重Wによつて軸圧縮荷重Pa′が作用している。こ
の軸圧縮荷重Pa′が外箱1と内箱2との間に作用
すると、次の理由によつて、2つのピン11,2
1間のシリンダ3部分が常にピストンロツド5の
軸線5aに対して第1図a中、上側に凸になるよ
うにたわむ。
すなわち、厳密に説明すると、もともと(軸圧
縮荷重Pa′が外箱1と内箱2との間に作用してい
なくても)2つのピン11,21間のシリンダ3
部分は、シリンダ3の自重等により第7図に示す
ようになつている。つまり、このシリンダ3の支
持構造では、チユーブ4のピン21支持位置がピ
ストンロツド突出側端部位置となつているため、
ピン21からチユーブ4のピストンロツド非突出
側端部までのシリンダ3部分の重量がチユーブ4
の重量とチユーブ4内の作動油の重量との和とな
り、そのピストンロツド非突出側端部までの部分
の重量がピン11,21間のシリンダ3部分の重
量よりも重くなる。このため、ピン21からチユ
ーブ4のピストンロツド非突出側端部までの部分
がピストンロツド5の軸線5aよりも下がり、逆
にピン11,21間のシリンダ3部分がピストン
ロツド5の軸線5aよりも持ち上げられ、この結
果、ピン11,21間のシリンダ3部分は、もと
もとピストンロツド5の軸線5aに対して僅かに
上側に凸にたわんだ状態となつている。したがつ
て、軸圧縮荷重Pa′が外箱1と内箱2との間に作
用すると、ピン11,21間のシリンダ3部分
は、常にピストンロツド5の軸線5aに対して上
側に凸にたわむようになる。
ピストンロツド5先端部に形成されたボス51
の一方には、係合具61がピストンロツド軸線5
aに対して傾斜するようにして取り付けられて一
体化されている。この係合具61の自由端部61
aは、外箱1に固定されたコ字形の固定具62内
に臨んでいて、固定具62の両対辺62a,62
aに螺合されたボルト63a,63bによつて挾
着されている。ボルト63a,63bは、ロツク
ナツト64によつて緩み止めされている。
このようにして、係合具61は、その動きが固
定具62によつて拘束されている。前述したよう
に、軸圧縮荷重Pa′によりシリンダ3がたわむ
と、ピン軸線11aを中心として、第1図aおよ
び第2図中、右回りにモーメントが生じ、この結
果、ピストンロツド5がピン軸線11aを中心と
して右回りに回動しようとする。このとき、ピス
トンロツド5と一体化された係合具61の動きが
固定具62によつて拘束されていると、ピン軸線
11a回りのピストンロツド5の回動が係合具6
1、ボルト63a,63b、ナツト64および固
定具62によつて止められる。つまり、係合具6
1、固定具62、ボルト63a,63bおよびナ
ツト64は、ピストンロツド5がピン軸線11a
回りに回動するのを防止する回動固定装置6とな
つている。
以上に示したように、この伸縮ブームは、油圧
シリンダ3のピストンロツド5と外箱1、および
チユーブ4と内箱2とがそれぞれピン11,21
によつて回動自在に連結され、チユーブ4側のピ
ン21がチユーブ4のピストンロツド突出側端部
に設けられ、ピストンロツド5側のピン11がそ
の軸線11aをピストンロツド軸線5aからずら
せて配設され、そのずらせる方向は、2つのピン
11,21間のシリンダ3部分が軸圧縮荷重
Pa′によつてピストンロツド軸線5aに対したわ
む方向に設定されている。
第3図aは、この伸縮ブームの油圧シリンダ3
に軸圧縮荷重Pa′が作用した状態を模式的に表わ
している。また、第3図bは、ピストンロツド5
と外箱1とを連結するピン11がその軸線11a
をピストンロツド軸線5aからずらさないように
して配設された伸縮ブームの油圧シリンダ3に軸
圧縮荷重Paが作用した状態を模式的に表わして
いる。両図において、M,M′はモーメント、X,
X′はシリンダのたわみ量、F,F′は回動固定装
置6に作用する力を表わしている。油圧シリンダ
3に軸圧縮荷重Pa′,Paが作用すると、ピン11
の軸線11aを中心として右回りにモーメントM
が生じる。このとき、第3図aに示したように、
ピン11が、その軸線11aをピストンロツド軸
線5aから軸圧縮荷重Pa′によつてピン11,2
1間のシリンダ3部分がたわむ方向にずらせて配
設されていると、ピン11の軸線11a回りに、
モーメントMに対して、逆回り(左回り)のモー
メントM′が生じるようになる。この結果、シリ
ンダのたわみ量X′は、第3図bに示した場合の
シリンダのたわみ量Xと比べて軸圧縮荷重Pa′,
Paが同じであれば、小さくなる。つまり、ピン
軸線11aをピン11,21間のシリンダ3部分
のたわみ方向にずらせるようにすれば、軸圧縮荷
重が大きくてもシリンダのたわみ量が小さくな
る。すなわち、シリンダの座屈荷重を大きくする
ことができるのである。また、この伸縮ブームの
構成では、チユーブ4側のピン21がチユーブ4
のピストンロツド突出側端部に設けられているた
めに、支持点間長さ(第1図参照)を短くする
ことができ、これによりシリンダの座屈荷重をさ
らに大きくすることができる。
このため、同じ容量のシリンダを用いても吊上
げ能力が向上する。また、同じ耐座屈強度のシリ
ンダを用いれば、シリンダが小型化できる。これ
により、伸縮ブームの軽量化ができ、伸縮ブーム
を備えたクレーン車などにおいて全体重量の軽減
化が果たせる。
しかも、この実施例のように、回動固定装置6
を設け、ピン軸線11a回りのピストンロツド5
の回動を止めるようにすれば、前述したように座
屈荷重を求める式で端末係数を大きくできること
から、シリンダの座屈荷重を一層大きくすること
ができる。また、このように、回動固定装置6を
設けた場合において、ピン軸線11aをずらせる
ようにすれば、逆回りのモーメントM′が生じる
結果、回動固定装置6に作用する力F′を小さくす
ることができる。したがつて、回動固定装置6を
小さく構成することができ、回動固定装置6の重
量およびコストを低減できる。
第4図は、ピン軸線11aをピストンロツド軸
線5aから距離bだけずらせた場合(ピンのずれ
量bの場合)の座屈荷重Pcr′とピン軸線11aを
ピストンロツド軸線5aからずらさない場合(ピ
ンのずれ量0の場合)の座屈荷重Pcrとの比を表
わしている。この図からわかるように、ピン軸線
11aをずらせるようにすれば、座屈荷重Pcr′が
大きくなり、しかも、ピンのずれ量bが大きくな
ればなるほど、座屈荷重Pcr′がほぼ比例して大き
くなる。ただし、ピンのずれ量bを大きくしすぎ
ると、シリンダ3が逆方向に(下凸に)たわむよ
うになるので、あまり大きくしすぎないようにす
る。
第5図は、ピンのずれ量bの場合の回動固定装
置6に作用する力F′とピンのずれ量0の場合の回
動固定装置6に作用する力Fとの比を表わしてい
る。この図からわかるように、ピン軸線11aを
ずらせるようにすれば、回動固定装置6に作用す
る力が小さくなる。特に、ピンのずれ量bを10mm
にすれば、回動固定装置6には力が全く作用しな
くなる。ただし、ピンのずれ量bが10mmを越える
と、ピンのずれ量bが大きくなるに従つて、再び
回動固定装置6に力が作用するようになる。
ところで、実公昭58−11825号公報に示された
回動固定装置は、固定具と係合具との位置が合わ
なければ、固定具に係合具を固定することができ
ないようになつていた。このため、組立時には、
ピンと固定具との芯合せを行なう必要があり、作
業性が悪かつた。
これに対し、この実施例の回動固定装置6は、
係合具61が固定具62にその両対辺62a,6
2aに螺合されたボルト63a,63bによつて
挾着されて固定されている。このため、固定具6
2に対する係合具61の位置が少々狂つたとして
も、係合具61を固定具62に問題なく固定する
ことができる。したがつて、ピン11と固定具6
2との芯合せを行なう必要がなく、作業性が良
い。
なお、ピストンロツド5をピン軸線11a回り
に回動させる必要がある場合には、回動固定装置
6を設けないようにする。回動させる必要がない
場合にも、回動固定装置6を設けないようにして
も良い。前記実施例では、外箱1とピストンロツ
ド5とを連結するピン11を、その軸線11aが
ピストンロツド軸線5a上からずれるようにして
配設していたが、第6図に示すように、内箱2と
チユーブ4とを連結するピン21を、その軸線2
1aがピストンロツド軸線5a上からずれるよう
にして配設してもよい。また、両ピン11,21
共、その軸線11a,21aがピストンロツド軸
線5a上からずれるようにして配設してもよい。
ただし、いずれの場合も、ずらせる方向は、2つ
のピン11,21間のシリンダ3部分が軸圧縮荷
重Pa′によつてピストンロツド軸線5aに対した
わむ方向とする。前記実施例では、内箱および外
箱にピンが固着され、チユーブおよびピストンロ
ツドにピンを嵌め込むボス穴が形成されていた
が、チユーブおよびピストンロツドにピンが固着
され、内箱および外箱にピンを嵌め込むボス穴が
形成されていてもよい。また、ピンは、内箱、外
箱、チユーブおよびピストンロツドのいずれにも
固着されていなくてもよい。シリンダは、油圧シ
リンダであつても、水圧シリンダであつても、エ
アーシリンダであつてもよい。前記実施例では、
伸縮装置として伸縮ブームを例に挙げて説明した
が、伸縮ブームに限らず、シリンダを用いて伸縮
操作を行う他の伸縮装置であつてもよい。
(考案の効果) 以上に説明したように、本考案に係る伸縮装置
は、荷重が作用する2つの部材間にシリンダが介
装され、前記2つの部材の一方にシリンダのピス
トンロツドが連結されているとともに、他方に前
記シリンダのチユーブが連結されていて、これら
部材の一方とシリンダのピストンロツド、および
部材の他方とシリンダのチユーブとが、それぞれ
軸線をピストンロツド軸線に対して直交する方向
へ向けるようにして配設されたピンによつて回動
自在に連結されており、前記チユーブ側のピンが
チユーブのピストンロツド突出側端部に設けら
れ、前記2つのピンの少なくとも一方が、その軸
線を前記ピストンロツド軸線からずらせて配設さ
れ、そのずらせる方向は、前記2つのピン間のシ
リンダ部分が前記荷重によつて前記ピストンロツ
ド軸線に対したわむ方向に設定されている。この
ため、荷重によつて生じる軸線回りのモーメント
に対して逆回りのモーメントが生じるようにな
り、シリンダの座屈荷重を大きくすることができ
る。また、支持点間長さを短くすることができる
ために、シリンダの座屈荷重をさらに大きくする
ことができる。しかも、シリンダの座屈荷重を大
きくするに当たつて、単にピンをその軸線がピス
トンロツド軸線からずれるように配設しただけ
で、他に特別な装置を必要としないので、構造が
簡単で、大型化せず、かつ、コストアツプとなる
ことがない。また、ピン軸線回りの回動が拘束さ
れることがないので、ピン軸線回りの回動が必要
な場合であつてもシリンダの座屈荷重を大きくす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図aは本考案に係る伸縮装置の一実施例を
示す垂直断面図、第1図bはその水平断面図、第
2図はこれをクレーンに使用した状態を示す断面
図、第3図aはその油圧シリンダに軸圧縮荷重が
作用した状態を模式的に示す説明図、第3図bは
ピン軸線をずらさないように構成した場合におい
て油圧シリンダに軸圧縮荷重が作用した状態を模
式的に示す説明図、第4図はピンのずれ量と座屈
荷重との関係を示すグラフ、第5図はピンのずれ
量と回動固定装置に作用する力との関係を示すグ
ラフ、第6図は別の実施例を示す垂直断面図、第
7図は第1図に示す実施例において油圧シリンダ
に軸圧縮荷重が作用していない状態を模式的に示
す説明図である。 1……外箱(部材)、2……内箱(部材)、3…
…シリンダ、4……チユーブ、5……ピストンロ
ツド、5a……ピストンロツド軸線、11,21
……ピン、11a,21a……ピン軸線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 荷重が作用する2つの部材間にシリンダが介装
    され、前記2つの部材の一方にシリンダのピスト
    ンロツドが連結されているとともに、他方に前記
    シリンダのチユーブが連結されていて、これら部
    材の一方とシリンダのピストンロツド、および部
    材の他方とシリンダのチユーブとが、それぞれ軸
    線をピストンロツド軸線に対して直交する方向へ
    向けるようにして配設されたピンによつて回動自
    在に連結されている伸縮装置において、前記チユ
    ーブ側のピンがチユーブのピストンロツド突出側
    端部に設けられ、前記2つのピンの少なくとも一
    方が、その軸線を前記ピストンロツド軸線からず
    らせて配設され、そのずらせる方向は、前記2つ
    のピン間のシリンダ部分が前記荷重によつて前記
    ピストンロツド軸線に対したわむ方向に設定され
    ていることを特徴とする伸縮装置。
JP1987133383U 1987-08-31 1987-08-31 Expired JPH0318470Y2 (ja)

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AT12942U1 (de) * 2011-11-08 2013-02-15 Palfinger Ag Kran, insbesondere ladekran für ein fahrzeug
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