JP2512294Y2 - 多段式伸縮ブ―ム - Google Patents

多段式伸縮ブ―ム

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JP2512294Y2
JP2512294Y2 JP1993791U JP1993791U JP2512294Y2 JP 2512294 Y2 JP2512294 Y2 JP 2512294Y2 JP 1993791 U JP1993791 U JP 1993791U JP 1993791 U JP1993791 U JP 1993791U JP 2512294 Y2 JP2512294 Y2 JP 2512294Y2
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幸平 米田
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、高所作業車及びクレー
ン車等に装備される多段式伸縮ブームに関し、特に、ブ
ーム先端にまで油圧配管等が配置されるものに係わる。
【0002】
【従来の技術】従来より、高所作業車等に装備される多
段式伸縮ブームとして、例えば実開昭63−62489
号公報に開示されるように、基ブームと1又は2以上の
中間ブームと先端ブームとを順次テレスコープ状に連結
するとともに、上記先端ブーム内に伸縮用シリンタを配
置したものは知られている。尚、各ブームは、通常、断
面四角形の筒状のものが一般に用いられるが、先端ブー
ムは、絶縁性を有するFRP製の円筒状のものが用いら
れることもある(実公昭57−48880号公報参
照)。
【0003】そして、このような多段式伸縮ブームにお
いて、基ブームが取付けられる車両側から先端ブームの
先端にまで油圧配管やケーブル等の線状物を配置する場
合には、通常、基ブームの先端及び中間ブームの後端等
にそれぞれシーブを設け、上記線状物を、これらのシー
ブに巻き付けるとともに、各ブーム間の隙間及び先端ブ
ーム内を通して配置するようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、先端ブーム
内に線状物を配置するに当っては、そのブーム内に配置
される伸縮用シリンダと干渉しないよう配置する必要が
ある。しかし、特に、先端ブーム内の空間でシリンダの
占める面積比が大きい場合に、先端ブーム内でシリンダ
との干渉を回避すべく線状物を先端ブーム内のシリンダ
配置側と反対側の一面(上面又は下面)側に寄せて配置
すると、この線状物を中間ブーム後端のシームに巻き付
けてブーム間の隙間に通すときその分外側に配置しなけ
ればならず、結局、ブームの断面寸法が大きくなり、重
量が増加するという問題がある。
【0005】本考案はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、特に、中間ブームの後
端に設けられるシーブの形状及びこのシーブに巻き付け
て配置される線状物の配置レイアウトを適切に行って、
ブームの断面寸法を可及的に小さくしてコンパクト化及
び軽量化を図り得る多段式伸縮ブームを提供せんとする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案の解決手段は、多段式伸縮ブームとして、基
ブームと中間ブームと先端ブームとを備え、伸縮用シリ
ンタが少なくとも上記先端ブーム内に挿入配置されてい
るとともに、上記中間ブームの後端にシーブが設けられ
ており、油圧配管やケーブル等の線状物が、上記中間ブ
ームの外側を通って上記シーブに巻き付けられた後、先
端ブーム内を通って該ブームの先端にまで延設されるこ
とを前提とする。そして、このような多段式伸縮ブーム
において、上記シーブをつつみ状に形成して軸方向中心
部側の滑車溝半径を両端側の滑車溝半径よりも小さく設
定する。また、上記中間ブームの線状物配置側の外面
に、その幅方向中央部が内側に凹陥してなる凹部を形成
し、該凹部内に上記線状物を配置する構成とする。
【0007】
【作用】上記の構成により、本考案では、中間ブーム後
端のシーブをつつみ状に形成するとともに、中間ブーム
の外面を凹部を形成し、該凹部内に線状物を配置するこ
とにより、先端ブーム内で線状物と伸縮シリンダとが干
渉することなく、シーブの中心軸を可及的にブームの中
心寄りに位置させることができ、これにより、線状物の
配置との関係ではブームの断面寸法を大きくする必要が
なくなる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0009】図1〜図3は本考案の一実施例に係わる高
所作業車の多段式伸縮ブームAを示し、この伸縮ブーム
Aは、断面四角形の筒体たる基ブーム1と、同じく断面
四角形の筒体たる第1及び第2の中間ブーム2,3と、
円筒形状の先端ブーム4とを備えている。上記基ブーム
1の基端側の取付部1aは高所作業車のターンテーブル
(図示せず)に枢支されるとともに、基ブーム1の中央
部に取付けたブラケット21には、一端が上記ターンテ
ーブルに取付けられたシリンダ装置(図示せず)の他端
が連結されていて、該シリンダ装置の伸縮作動により基
ブーム1(ひいては伸縮ブームA)の仰角が変更される
ようになっている。この基ブーム1から上記中間ブーム
2,3及び先端ブーム4がシリンダ5等からなる伸縮装
置によりテレスコープ状に同時伸縮するように構成され
ている。上記伸縮装置のシリンダ(以下、伸縮シリンダ
という)5は、上記先端ブーム4内の断面中心から下側
に配置されている。また、この伸縮シリンダ5の後部は
先端ブーム4内から後方に延出され、この延出部ではピ
ストンロッドの先端が基ブーム4(取付部1a)に、シ
リンダ本体が第1の中間ブーム2にそれぞれピン31,
32で結合されていて、伸縮シリンダ5の伸長作動によ
り基ブーム1から中間ブーム2が伸長するようになって
いる。
【0010】また、6は上記第1の中間ブーム2の先端
に設けられた第1のシーブ、7は上記第2の中間ブーム
3の後端に設けられた第2のシーブ、11〜19は油圧
配管、ケーブル及びその他の線状物であって、これらの
線状物11〜19は、高所作業車のターンテーブル側か
ら、先ず基ブーム1の外側を通って上記第1のシーブ6
に巻き付けられた後、第1の中間ブーム2の上面2aと
第2の中間ブーム3の上面3aとの間の隙間を通って上
記第2のシーブ7に巻き付けられ、最後に先端ブーム4
内を通って該先端ブーム4の先端にまで延長して設けら
れる。
【0011】上記第1のシーブ6は、図4に示すように
各滑車溝6a,6b,…の半径が略等しく設定された筒
状のものであり、上記第2のシーブ7は、図2及び図5
に示すように軸方向中心部側の滑車溝7aの半径が両端
側の滑車溝7bの半径よりも小さく設定されたつつみ状
のものである。また、上記第2の中間ブーム3の線状物
配置側の外面である上面3aには、その幅方向中央部が
内側に凹陥してなる凹部21が中間ブーム3の略全長に
渡って形成されている。そして、上記線状物11〜19
のうち、可撓性の大きなものは上記凹部21内に配置さ
れ、かつ上記第2のシーブ7の小径の滑車溝7aに巻き
付けられており、また、この小径の滑車溝7aに巻き付
けられた車幅方向中央部側の線状物13〜17は、大径
の滑車溝7bに巻き付けられた車幅方向両側の線状物1
1,12,18,19よりも先端ブーム4内の上部寄り
に位置している。
【0012】したがって、上記実施例においては、油圧
配管、ケーブル及びその他の線状物11〜19を、第1
及び第2の中間ブーム2,3の上面2a,3a同士間の
隙間を通して第2のシーブ7に巻き付けられた後、先端
ブーム4内を通って該ブーム4の先端にまで延長して配
置するに当って、上記第2のシーブ7を、軸方向中央部
側滑車溝7aの半径が両側の滑車溝7bの半径よりも小
さいつつみ状に形成するとともに、上記第2の中間ブー
ム3の上面に幅方向中央部が凹陥してなる凹部21を形
成し、該凹部21内に線状物13〜17を配置すること
により、先端ブーム4内で線状物11〜17と伸縮シリ
ンダ5との干渉を避けながら、上記シーブ7の中心軸7
cを可及的にブームの中心寄りに位置させることができ
るので、線状物11〜19の配置のために中間ブーム
2,3及び基ブーム1の断面の上下高さ寸法を大きく設
定する必要はなく、伸縮ブームAのコンパクト化及び軽
量化を図ることができる。
【0013】しかも、上記油圧配管、ケーブル及びその
他の線状物11〜19は、太いものと細いものとがあ
り、それぞれ曲げ半径が異なるが、これらを上記第2の
シーブ7に巻き付ける場合、このシーブ7はその各滑車
溝7a,7b,…の半径が異なるつつみ状のものであっ
て、曲げ半径の大きい線状物を半径の大きな滑車溝7b
に、曲げ半径の小さい線状物を半径の小さな滑車溝7a
にそれぞれ対応させて巻き付けることができるので、上
記シーブ7に対する巻き付けにより線状物11〜19に
過大な負荷がかかることはなく、線状物11〜19の耐
久性を高めることができる。
【0014】
【考案の効果】以上の如く、本考案の多段式伸縮ブーム
によれば、中間ブーム後端のシーブをつつみ状に形成す
るとともに、中間ブームの外面を凹部を形成し、該凹部
内に線状物を配置することにより、先端ブーム内で線状
物と伸縮シリンダとの干渉を避けながら、シーブの中心
軸を可及的にブームの中心寄りに位置させることができ
るので、ブームの断面寸法を小さくしてコンパクト化及
び軽量化を図ることができる。しかも、曲げ半径の異な
る複数の線状物を、その曲げ半径に対応して、半径の異
なるシーブの各滑車溝に巻き付けることができるので、
この巻き付けにより線状物に過大な負荷がかかることは
なく、線状物の耐久性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す多段式伸縮ブームの縦断
側面図である。
【図2】図1のX−X線おける拡大断面図である。
【図3】伸縮ブームにおける線状物の配置状態を示す配
線図である。
【図4】第1のシーブの平面図である。
【図5】第2のシーブの平面図である。
【符号の説明】
1 基ブーム 2,3 中間ブーム 4 先端ブーム 7 シーブ 11〜17 線状物 21 凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B66F 11/04 B66F 11/04

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基ブームと中間ブームと先端ブームとを
    備え、伸縮用シリンタが少なくとも上記先端ブーム内に
    挿入配置されているとともに、上記中間ブームの後端に
    はシーブが設けられており、油圧配管やケーブル等の線
    状物が、上記中間ブームの外側を通って上記シーブに巻
    き付けられた後、先端ブーム内を通って該ブームの先端
    にまで延設された多段式伸縮ブームにおいて、 上記シーブは、つつみ状に形成されて軸方向中央部側の
    滑車溝半径が両端側の滑車溝半径よりも小さく設定され
    ており、上記中間ブームの線状物配置側の外面にはその
    幅方向中央部が内側に凹陥してなる凹部が形成され、該
    凹部内に上記線状物が配置されていることを特徴とする
    多段式伸縮ブーム。
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