JP2593722B2 - 荷役車両のクレーンのブーム伸縮装置 - Google Patents

荷役車両のクレーンのブーム伸縮装置

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JP2593722B2 JP1058290A JP1058290A JP2593722B2 JP 2593722 B2 JP2593722 B2 JP 2593722B2 JP 1058290 A JP1058290 A JP 1058290A JP 1058290 A JP1058290 A JP 1058290A JP 2593722 B2 JP2593722 B2 JP 2593722B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は移動式クレーン車等の荷役車両における3
段以上の伸縮式ブームの構成に関するものである。
(従来の技術) 第6図は従来の移動式クレーン車の走行姿勢時の側面
図であり、第7図は同じく作業姿勢時の前面図であっ
て、第6図の走行姿勢の状態から、ブームシリンダaを
伸長すると、第1ブームbはフートピンcを中心として
上方へ回動し、旋回中心線d−dを中心にして旋回台フ
レームeを90゜旋回すると第7図に示した姿勢になり、
さらにブーム伸縮装置(第8図,第9図で後述する)を
作動させると第2ブームf、第3ブームgが伸縮するよ
うになっている。
hはフック、jはウインチであり、pは車体からのブ
ームオーバハング量、qは走行時の後端旋回半径、rは
作業時の後端旋回半径で、sは塀などの障害物を示す。
第8図はブーム伸縮装置を延伸する状態の説明図であ
り、第9図は同じく短縮する状態の説明図である。
図において伸縮シリンダkは第1ブームbにピストン
ロッドが取付き、第2ブームfにシリンダ本体が取り付
くようになっており、第2ブームfを伸縮するようにな
っている。
またテレスコシーブuは第2ブームfの先端に取付
き、第3ブームgの後端のイコライザシーブmおよび第
1ブームbの先端b1とテレスコロープtによって第3ブ
ームgを伸長させる。
またテレスコシーブlは第2ブームf後端に取付き、
テレスコロープnによって第3ブームgの後端g1及び第
1ブームbの先端b2と係合しており、第2ブームfが収
縮したときにテレスコロープnによって第3ブームgを
縮小するようになっている。
(発明が解決しようとする課題) 上記従来の移動式クレーン車においては、走行時の安
定性をはかるため、車体からのブームオーバハング量p
が小さくなるようにフートピンcを車体後方へ設置する
が、それに伴いウインチjも後方へ移動させる必要が生
じて、作業時の後端旋回半径rが大きくなって、狭所作
業性が悪くなるという問題があった。
このような問題点を解決するためになされたものとし
ては、実願平1−135633号(実開平3−74584号)マィ
クロフィルムに記載された3段伸縮ブーム部分の伸縮装
置や実開昭63−136690号公報に記載された多段伸縮ブー
ムがあるが、いずれもブーム両側にシーブが垂直方向に
2個別々に設けてあり組立工数もかかると共に、これを
ブーム内に収容する場合には、2個のシーブ間に次段の
ブームを位置させるようにするためブーム幅が狭くなり
強度低下となると共に、スペース的に制約をうけること
は免れない。
この発明は上記課題を解決することをその課題とす
る。
(課題を解決するための手段及び作用) この発明は上記の点に鑑みなされたものであって、1
本のシリンダと、伸長用ワイヤロープと伸長用シーブ、
及び縮小用ワイヤロープと縮小用シーブを具備した第1,
第2,第3ブームから成る3段伸縮用ブーム及び旋回フレ
ームを有する荷役車両のクレーン装置において、上記伸
長用ワイヤロープまたは縮小用ロープを2段掛けとした
伸長用シーブまたは縮小用シーブを水平にして第2ブー
ムに取り付けたものである。
従って走行時のブームオーバハング量を増加すること
なく吊り揚程を大きくでき、しかも狭所作業性が向上す
る。
そして特に伸長ワイヤロープまたは縮小用ロープを2
段掛けとした伸長用シーブまたは縮小用シーブを水平に
して第2ブーム内に取付けたことにより、従来ブームの
内方両側に垂直方向に2個のシーブを別々に設けたもの
に比べてシーブが1個にまとまり、取付けピンが1本で
すみ、組立工数が減少し、シーブ回りがコンパクトにな
る。
(実施例) 次にこの発明の実施例について図を用いて説明する。
第1図はこの発明の実施例である移動式クレーン車の
走行姿勢時の側面図、第2図は同じく作業姿勢時の前面
図であって、第1図の走行姿勢の状態から、ブームシリ
ンダ1を伸長すると、第1ブーム2はフートピン3を中
心として上方へ回動し、旋回中心線4−4を中心にして
旋回台フレーム5を90゜旋回して、第3図〜第5図で後
述するブーム伸縮装置を作動させると、第2ブーム6、
第3ブーム7が延伸して、第2図に示した姿勢になる。
そしてPは車体からのブームオーバハング量、Qは走
行時の後端旋回半径、Rは作業時の後端旋回半径であ
る。
この発明の実施例では (1) 第1図の走行姿勢におけるブーム格納時に第2
ブーム6(内部に第3ブーム7も包含する)の後部を突
出して車体からのブームオーバハング量Pを小さくし
た。
(2) ウインチ装置10を第1ブーム2の後端21より前
方あるいは旋回台フレーム5の後端51より前方の第1ブ
ーム2上に設置した。
(3) ブームを伸長すると第1ブーム2の後端21から
後部へ突出していた第2ブーム6及びそれ以降のブーム
(この実施例では第3ブーム7)が前方へ移動し、第2
ブーム後端61が第2図に示した61の位置へ移動するの
で、作業時の後端旋回半径Rが走行時の後端旋回半径Q
より小、すなわちQ>Rが成り立つように構成した。
さらに第3図〜第5図によってブーム伸縮装置の構成
及び作動を説明する。
図において伸縮シリンダ11は一端が第2ブーム6に取
り付けられ、他端は第3ブーム7に取付けられている。
伸縮シリンダ11への油圧はホースリール12により供給
される。
ホースリール12からの油圧ホースは第2ブーム6に取
付けたローラB13と、第1ブーム2に取り付けたローラA
14によりブーム内へ導かれる。
第3図はブームを伸長させる場合を示し、伸長用ロー
プ15を第1ブーム2の2a点と第3ブーム7の7b点とに取
付け、第2ブーム6に取付けられた伸長用シーブ16を介
するように構成することにより、伸縮シリンダ11が延伸
すると第3ブーム7が第2ブーム6から抜け出ると同時
に第2ブーム6も第1ブームから抜け出す。
伸長用シーブ16は第5図に示したように161,162の2
枚から構成されており、その回転軸は第2ブーム6に取
付けられている。
伸長用シーブ161,162は伸長用ワイヤロープを2段掛
けとし、第2ブーム6内の下部に水平に取り付けること
により、第3ブーム7の後端部を嵌入する第2ブーム6
の端部のスペースを有効に利用でき、しかもブーム幅を
小さくせずブーム有効長も大きくとれる。
またピン組付け個所が1箇所ですむためピン取付け工
数が短縮される。
第4図はブームを縮小させる場合を示し、縮小用ロー
プ17を第1ブーム2の2c点と第3ブーム7の7b点に取付
け、第2ブーム6に取り付けられた縮小用シーブ18を介
するように構成することにより、伸縮シリンダ11が縮む
と第3ブーム7が第2ブーム6へ格納される。
そして格納状態では第1ブーム2後端より第2ブーム
6以降が突出した状態になる(第1図も参照)。
21,22,23,24(第1図,第2図において斜線を付して
示す)は各ブーム間に設けられたスラストパッドであっ
て、各ブームの伸縮時の摺動抵抗を減少させると共にガ
タツキを防止して、ブームの伸縮がスムーズに行なえる
ようにしている。
そしてスラスドパード23は第1ブーム2から外れない
ように充分長さをとれば、スムーズに伸縮可能とするこ
とができる。
なお上記実施例においては3段ブームについて説明し
たが、3段以上の伸縮式ブームに対しても勿論同様に適
用できる。
また第5図に示した伸長用シーブ16の構成は、縮小用
ロープを2段掛けとした縮小用シーブに対しても同様に
適用できることは勿論である。
(発明の効果) この発明は以上詳述したようにして成るので、走行時
ブームオーバハング量を増加することなく吊り揚程を大
きくでき、しかも狭所作業性が大幅に向上するようなク
レーンのブーム伸縮装置の実現が可能となる。
そして伸長用シーブまたは縮小用シーブを水平にして
第2ブーム内下方に取り付けたことによりブーム後端部
のスペースを有効に活用し、ブーム幅を少さくせず、ブ
ーム長も小さくしなくてすむ。
さらにピン組付個所が1箇所でよいためピン取付工数
が短縮され、シーブ回りがコンパクトになる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例である移動式クレーン車の走
行姿勢時の側面図、第2図は同じく作業姿勢時の前面
図、第3図はブーム伸縮装置においてブームを伸長させ
る場合の説明図、第4図は同じくブームを収縮させる場
合の説明図、第5図は同じく伸長用シーブ及びロープの
構成を示す斜視図、第6図は従来の移動式クレーン車の
走行姿勢時の側面図、第7図は同じく作業姿勢時の前面
図、第8図は同じくブーム伸縮装置を延伸する状態の説
明図、第9図は同じく短縮する状態の説明図である。 1……ブームシリンダ、2……第1ブーム 3……ブームフートピン、6……第2ブーム 7……第3ブーム、11……伸縮シリンダ 12……ホースリール、16,161,162……伸長用シーブ 18……縮小用シーブ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1本のシリンダと、伸長用ワイヤロープと
    伸長用シーブ、および縮小用ワイヤロープと縮小用シー
    ブを具備した少なくとも第1,第2,第3ブームからなる3
    段以上の伸縮式ブームおよび旋回フレームを有する荷役
    車両のクレーン装置において、上記伸長用ワイヤロープ
    または縮小用ロープを2段掛けとした伸長シーブまたは
    縮小用シーブを水平にして第2ブーム内に取り付けたこ
    とを特徴とする荷役車両のクレーンのブーム伸縮装置。
JP1058290A 1990-01-22 1990-01-22 荷役車両のクレーンのブーム伸縮装置 Expired - Fee Related JP2593722B2 (ja)

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