JP2508101Y2 - 三段伸縮ブ―ム装置 - Google Patents

三段伸縮ブ―ム装置

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JP2508101Y2
JP2508101Y2 JP4970090U JP4970090U JP2508101Y2 JP 2508101 Y2 JP2508101 Y2 JP 2508101Y2 JP 4970090 U JP4970090 U JP 4970090U JP 4970090 U JP4970090 U JP 4970090U JP 2508101 Y2 JP2508101 Y2 JP 2508101Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) クレーンや高所作業車等の作業車のブームの外側に両
ロッド型シリンダ装置を連結した三段伸縮ブーム装置に
おけるシリンダの動きを規制する規制具に関するもので
ある。
(従来の技術) 第4図に基いて説明する。
クレーンや高所作業車等の作業車のブーム、特に小型
のものにおいては、伸縮シリンダをブーム内に嵌挿する
スペースがなくブームの外側に伸縮シリンダを連結した
伸縮ブーム装置が用いられることがかなりある。
三段伸縮ブーム2にこのタイプの三段伸縮ブーム装置
1を用いた場合、両ロッド型シリンダ装置6で伸縮駆動
するにあたり、両ロッド型シリンダ装置6の一方のピス
トンロッド7bの先端を基端側ブーム3の基端部外側に連
結9し、他方のピストンロッド8bの先端を先端側ブーム
5の先端部外側に連結11し、シリンダ7aの他方のピスト
ンロッド8b側端部を中間ブーム4先端部外側に連結10し
ている。
連結10は、三段伸縮ブーム2における連結11部のたわ
みの最縮小・最伸長状態での差や吊荷の有無による差を
考慮して、両ロッド型シリンダ装置6の軸直角方向に動
きを許容するようにしたものもある。
三段伸縮ブーム2を伸長するに際して、中間ブーム4
を伸長するには両ロッド型シリンダ装置6の一方のピス
トンロッド7bを伸長すればよく、さらに先端側ブーム5
を伸長するには他方のピストンロッド8bを伸長すればよ
い。
縮小するに際しては、先端側ブーム5を縮小するには
両ロッド型シリンダ装置6の他方のピストンロッド8bを
縮小すればよく、中間ブーム4を縮小するには一方のピ
ストンロッド7bを縮小すればよい。
(考案が解決しようとする問題点) 三段伸縮ブーム2の伸縮動作は前述のように簡単にな
せるのであるが、三段伸縮ブーム2の連結9,10,11の間
隔9〜10,10〜11は、三段伸縮ブーム2が最縮小状態の
場合をそれぞれの間隔の最低値として、中間ブーム4の
伸長に伴って間隔9〜10が大きくなり、先端側ブーム5
の伸長に伴って間隔10〜11が大きくなり、それぞれの間
隔の最大値は、中間ブーム4の伸長が最大の場合および
先端側ブーム5の伸長が最大の場合である。
中間ブーム4の伸長が最大の場合、間隔9〜10は、一
方のピストンロッド7bの全長とシリンダ7aの全長を加算
した値にほぼ一致する値となるので、シリンダ7aおよび
一方のピストンロッド7bが当該シリンダ7aおよび一方の
ピストンロッド7bの軸直角方向に動き、振動および座屈
の原因になるという問題点もあった。
また連結10に両ロッド型シリンダ装置6の軸直角方向
に動きを許容するようにしたものにおいては、三段伸縮
ブーム2の両ロッド型シリンダ装置6における軸直角方
向に有効な連結の間隔は、つねに間隔9〜11となるか
ら、三段伸縮ブーム2の全伸長状態で最大値となる。こ
の最大値は、一方のピストンロッド7bとシリンダ7aと他
方のピストンロッド8bのそれぞれの全長を加算した値に
ほぼ一致する値となるので、上記の間隔9〜10に比較し
てさらに条件が悪く、振動および座屈により結びつきや
すいという問題点があった。
(問題点を解決するための手段) 三段伸縮ブームを両ロッド型シリンダ装置で伸縮駆動
するにあたり両ロッド型シリンダ装置の一方のピストン
ロッドの先端を基端側ブームの基端部外側に、他方のピ
ストンロッドの先端を先端側ブームの先端部外側に、シ
リンダの前記他方のロッド側端部を中間ブーム先端部外
側に、それぞれ連結してなる三段伸縮ブーム装置におい
て、 前記基端側ブームの先端部外側と両ロッド型シリンダ
装置のシリンダの前記一方のピストンロッド側端部間
に、一方のピストンロッドの最伸長状態において係合
し、少なくともシリンダのブーム軸心からの離隔方向の
動きを規制する規制具を三段伸縮ブーム装置に取付けた
のである。
(作用) 三段伸縮ブーム装置において、基端側ブームの先端部
外側と両ロッド型シリンダ装置のシリンダの一方のピス
トンロッド側端部間に、一方のピストンロッドの最伸長
状態において係合し、少なくともシリンダのブーム軸心
からの離隔方向の動きを規制する規制具を取付けたの
で、中間ブームが最伸長状態となったとき規制具が係合
し、両ロッド型シリンダ装置のシリンダの一方のピスト
ンロッド側端部が基端側ブームの軸心からの離隔方向の
動きを規制されるのである。
(実施例) 第1図〜第3図に基いて説明する。
第1図〜第3図に図示する符号のうち1〜11は、従来
の技術として第4図で用い説明したものと同意のもので
あるから説明を省略し以下に用いる。
12は、基端側ブーム3の先端部外側と両ロッド型シリ
ンダ装置6のシリンダ7aの一方のピストンロッド7b側端
部間に、一方のピストンロッド7bの最伸長状態において
係合し、少なくともシリンダ7aのブーム軸心からの離隔
方向の動きを規制する規制具であり、12aは、規制具12
を構成する基端側ブーム3の先端部外側の係合部であ
り、12bは、規制具12を構成するシリンダ7aの一方のピ
ストンロッド7b側端部の係合部である。
両ロッド型シリンダ装置6の一方のピストンロッド7b
の先端を基端側ブーム3の基端部外側に連結9し、他方
のピストンロッド8bの先端を先端側ブーム5の先端部外
側に連結11し、シリンダ7aの他方のピストンロッド8b側
端部を中間ブーム4先端部外側に連結10している。
作動について説明する。
三段伸縮ブーム2を伸長するに際して、中間ブーム4
を伸長するには両ロッド型シリンダ装置6の一方のピス
トンロッド7bを伸長すればよく、さらに先端側ブーム5
を伸長するには他方のピストンロッド8bを伸長すればよ
い。
両ロッド型シリンダ装置6の一方のピストンロッド7b
が最伸長状態になることにより連結10により連結されて
いる中間ブーム4が最伸長状態になったとき、基端側ブ
ーム3の先端部外側の係合部12aとシリンダ7aの一方の
ピストンロッド7b側端部の係合部12bが係合し規制具12
をなして、両ロッド型シリンダ装置6のシリンダ7aの一
方のピストンロッド7b側端部が基端側ブーム3の軸心よ
り離隔方向の動きを規制されるのである。つまり中間ブ
ーム4の最伸長状態における間隔9〜10は、規制具12に
より間隔9〜12,12〜10の二間隔となり、それぞれの間
隔は最縮小状態における間隔9〜10とほぼ等しくなるの
で強度向上と振動減少にたいへん効果があるのである。
連結10に両ロッド型シリンダ装置6の軸直角方向に動
きを許容するようにしたものにおいては、中間ブーム4
の最伸長状態における間隔9〜11は、規制具12により間
隔9〜12,12〜11の二間隔となり、間隔9〜12は最縮小
状態における間隔9〜10とほぼ等しく、間隔12〜11は最
伸長状態でも規制具12のない場合の約2/3の間隔となる
シリンダ7aの全長と他方のピストンロッド8bの全長とを
加算した値にほぼ一致する値となるので、強度向上と振
動減少にたいへん効果があるのである。
縮小するに際しては、先端側ブーム5を縮小するには
他方のピストンロッド8bを縮小すればよく、中間ブーム
4を縮小するには両ロッド型シリンダ装置6の一方のピ
ストンロッド7bを縮小すればよい。
中間ブーム4が最伸長状態でなくなったとき、規制具
12の基端側ブーム3の先端部外側の係合部12aとシリン
ダ7aの一方のピストンロッド7b側端部の係合部12bの係
合が解かれる。
上記実施例の規制具12は、両ロッド型シリンダ装置6
のシリンダ7aの一方のピストンロッド7b側端部の基端側
ブーム3の軸心より離隔方向の動きだけを規制するもの
として説明したが、基端側ブーム3の軸心より離隔方向
の動きを規制すると同時に幅方向の動きを規制するよう
にしてもよいことはもちろんである。
また上記実施例では両ロッド型シリンダ装置6は、一
本のシリンダ7aに一方のピストンロッド7bと他方のピス
トンロッド8bの二本のピストンロッドを嵌挿したものと
して説明したが、第3図に示すような二対のシリンダ7
a,8aとピストンロッド7b,8bから構成される二本の伸縮
シリンダ7および8であってもよいことはもちろんであ
る。
(効果) 中間ブームが最伸長状態になったとき係合し作用する
簡単な規制具を設けただけで、両ロッド型シリンダ装置
のシリンダの動きが規制され、強度の向上が図れるとと
もに振動が減少し、効果が大きいものである。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は、本考案の三段伸縮ブーム装置を示
し、第1図は、三段伸縮ブーム装置の側面図、第2図
は、最伸長状態の三段伸縮ブーム装置の側面図、第3図
は、二本の伸縮シリンダで構成される三段伸縮ブーム装
置の平面図である。 第4図は、従来の三段伸縮ブーム装置を示す側面図であ
る。 3:基端側ブーム、4:中間ブーム、6:両ロッド型シリンダ
装置、7a:シリンダ、7b:一方のピストンロッド、9,10:
連結、12:規制具、12a 12b:係合部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】三段伸縮ブームを両ロッド型シリンダ装置
    で伸縮駆動するにあたり両ロッド型シリンダ装置の一方
    のピストンロッドの先端を基端側ブームの基端部外側
    に、他方のピストンロッドの先端を先端側ブームの先端
    部外側に、シリンダの前記他方のロッド側端部を中間ブ
    ーム先端部外側に、それぞれ連結してなる三段伸縮ブー
    ム装置において、 前記基端側ブームの先端部外側と両ロッド型シリンダ装
    置のシリンダの前記一方のピストンロッド側端部間に、
    一方のピストンロッドの最伸長状態において係合し、少
    なくともシリンダのブーム軸心からの離隔方向の動きを
    規制する規制具を取付けてあることを特徴とする三段伸
    縮ブーム装置。
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