JP2552132Y2 - ブームに継ぎ足される伸縮式ジブ - Google Patents

ブームに継ぎ足される伸縮式ジブ

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JP2552132Y2
JP2552132Y2 JP1991049739U JP4973991U JP2552132Y2 JP 2552132 Y2 JP2552132 Y2 JP 2552132Y2 JP 1991049739 U JP1991049739 U JP 1991049739U JP 4973991 U JP4973991 U JP 4973991U JP 2552132 Y2 JP2552132 Y2 JP 2552132Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、移動式クレーンのブー
ムに継ぎ足される伸縮式ジブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の伸縮式ジブAは、図2〜図4に
示す如く、ブーム3の先端部1に吊具2を巻き上げ巻き
下げ自在に吊下したブーム3の先端部1の左右位置に各
突出した左右の連結点4a,4bに、その基端部の左右
の脚部5a,5bをそれぞれ連結してブーム3の先端に
突出した使用位置(図2に実線で示した位置)とブーム
3に沿った折り畳み位置(図2に二点鎖線で示した位
置)との間で前記連結点4a,4bを中心に回動できる
よう構成されており、前記左右の脚部5a,5b間に使
用位置と折り畳み位置間の回動に際してブーム先端部1
に吊下した前記吊具2が通過する吊具通過空間6を確保
して構成している。
【0003】そして、この伸縮式ジブAは、前記左右の
脚部5a,5bを有する基端ジブセクション7、基端ジ
ブセクション7に伸縮自在に嵌挿した中間ジブセクショ
ン8、中間ジブセクション8に順次伸縮自在に嵌挿した
1個または2個以上の先端ジブセクション9、前記基端
ジブセクション7と中間ジブセクション8間に介装され
ジブセクション7,8を伸縮駆動する伸縮シリンダ1
0、中間ジブセクション8の基端部に配置した基端シー
ブ11、中間ジブセクション8の先端部に配置した先端
シーブ12、その一端を基端ジブセクション7の先端部
に止着されその中間部を前記基端シーブ11で折り返さ
れた後その他端を中間ジブセクション8に隣接する先端
ジブセクション9の適所に止着した同調用ワイヤロープ
13、および、その一端を基端ジブセクション7適所に
止着されその中間部を前記先端シーブ12で折り返され
た後その他端を中間ジブセクション8に隣接する先端ジ
ブセクション9の基端部に止着した同調用ワイヤロープ
14で以て構成している。
【0004】このように構成した伸縮式ジブAは、基端
ジブセクション7と中間ジブセクション8との間に介装
された伸縮シリンダ10を伸縮駆動することで、基端ジ
ブセクション7に対して中間ジブセクション8を伸縮駆
動および中間ジブセクション8に対して先端ジブセクシ
ョン9を伸縮駆動できるものである。
【0005】しかしながら、この種の従来の伸縮式ジブ
Aは、伸縮シリンダ10の基端部が基端ジブセクション
7に止着されており伸縮シリンダ10を伸長させても当
該伸縮シリンダ10の基端部が基端ジブセクション7に
対して何ら移動しないこと、および、伸縮式ジブAの基
端ジブセクション7の基端部たる左右の脚部5a,5b
間には吊具2が経過する吊具通過空間6を確保する必要
があることから、油圧シリンダ10の基端部の基端ジブ
セクション7への止着点は、上記吊具通過空間6を避け
た先端寄り位置に設定されている。その結果、伸縮式ジ
ブAの最縮小状態における中間ジブセクション8の基端
部もまた、上記吊具通過空間6よりも先端寄りに位置す
るようになっている。従って、従来の伸縮式ジブAは、
伸縮ストロークがそれだけ短くなるという問題があっ
た。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、上記従来の
伸縮式ジブの問題点を解決し伸縮ストロークの長い伸縮
式ジブを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本考案のブームに継ぎ足される伸縮式ジブは、上記
従来の伸縮式ジブAにおける伸縮シリンダ10の介装位
置を、前記中間ジブセクション8の基端部と当該中間ジ
ブセクション8に隣接する先端ジブセクション9間に変
更すると共に、この伸縮シリンダを最縮小したとき中間
ジブセクションの基端部が前記吊具通過空間6に位置す
る如く構成したのである。
【0008】
【作用】以上の如く構成した本考案のブームに継ぎ足さ
れる伸縮式ジブは、その中間ジブセクション8の基端部
が吊具通過空間6に位置する最縮小状態から、伸縮シリ
ンダ10を伸長させると、中間ジブセクション8および
伸縮シリンダ10が基端ジブセクション7に対して伸縮
式ジブAの先端方向に移動するので、当該伸縮式ジブA
の基端ジブセクション8の吊具通過空間6が確保される
のである。従って、伸縮式ジブAを適宜伸長して上記吊
具通過空間6を確保することで、伸縮式ジブAの継ぎ足
し位置と折り畳み位置間の回動が可能となるのである。
そしてこの構成によれば、吊具通過空間6の全部または
一部を伸縮ストロークに利用できるものであるから、従
来の伸縮式ジブに比しそれだけ伸縮ストロークの長い伸
縮式ジブを得ることができるのである。
【0009】
【実施例】以下本考案のブームに継ぎ足される伸縮式ジ
ブの実施例を図1に基づいて説明する。本考案のブーム
に継ぎ足される伸縮式ジブは、図2〜図4に示し上述し
た従来の伸縮式ジブAに比し、伸縮シリンダ10の介装
位置および、この伸縮シリンダ10を最縮小したとき中
間ジブセクション8の基端部が吊具通過空間6に位置す
る点でのみ相違しているものであるから、その点を除き
上記従来技術で説明した符号および構成を以下の説明に
そのまま援用する。
【0010】図1は本考案の伸縮式ジブAを示してい
る。伸縮シリンダ10は、中間ジブセクション8の基端
部と当該中間ジブセクション8に隣接する先端ジブセク
ション9間に介装されており、その伸縮駆動で中間ジブ
セクション8に対して先端ジブセクション9を伸縮駆動
するようになっている。中間ジブセクション8と先端ジ
ブセクション9の伸縮動は、各同調用ワイヤロープ1
3,14の作用で中間ジブセクション8と基端ジブセク
ション7を伸縮動させる。尚、本案の場合、同調用ワイ
ヤロープ13には伸縮式ジブAの圧縮方向に作用する力
が作用するので、同調用ワイヤロープ14に比し大荷重
を支えるにたる強度を持たせてある。そして、伸縮シリ
ンダ10の最縮小状態では、中間ジブセクション8の基
端部が前記吊具通過空間6に位置する如く構成している
のである。
【0011】次に作用を説明する。伸縮式ジブAの最縮
小状態、即ち中間ブームセクション8の基端部が吊具通
過空間6に位置する状態から、伸縮シリンダ10を伸長
させると、中間ジブセクション8および伸縮シリンダ1
0が基端ジブセクション7に対して伸縮式ジブAの先端
方向に移動するので、当該伸縮式ジブAの基端ジブセク
ション8の吊具通過空間6が確保されるのである。従っ
て、伸縮式ジブAを適宜伸長して上記吊具通過空間6を
確保することで、伸縮式ジブAの継ぎ足し位置と折り畳
み位置間の回動が可能となるのである。そしてこの構成
によれば、吊具通過空間6の全部または一部を伸縮スト
ロークに利用できるものであるから、従来の伸縮式ジブ
Aに比しそれだけ伸縮ストロークの長い伸縮式ジブAを
得ることができるのである。
【0012】尚、本考案の伸縮式ジブAは、その折り畳
み状態でブーム先端部1との連結を解除すると共に、ブ
ーム3(伸縮式のブーム)の基端ブームセクションの適
宜の位置(基端ブームセクションの下側に沿った位置ま
たは基端ブームセクションの横側面に沿った位置)に格
納してもよいこと勿論である。このように伸縮式ジブA
をブーム3(伸縮式のブーム)の基端ブームセクション
に格納することは周知の技術であるから、ここではその
詳細な説明を省略する。
【0013】
【考案の効果】以上の如く構成した本考案は、従来の伸
縮式ジブの構成の簡単な変更により、伸縮ストロークの
大きな伸縮式ジブをえることができるので、その実用上
の効果が大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のブームに継ぎ足される伸縮式ジブの断
面説明図。
【図2】従来の伸縮式ジブの説明用側面図。
【図3】従来の伸縮式ジブの説明用平面図。
【図4】従来の伸縮式ジブの断面説明図。
【符号の説明】
5a,5b 脚部 6 吊具通過空間 7 基端ジブセクション 8 中間ジブセクション 9 先端ジブセクション 10 伸縮シリンダ 11 基端シーブ 12 先端シーブ 13 同調用ワイヤロープ 14 同調用ワイヤロープ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部に吊具を巻き上げ巻き下げ自在に
    吊下したブームの先端部の左右位置に各突出した左右の
    連結点に、その基端部の左右の脚部をそれぞれ連結して
    ブームの先端に突出した使用位置とブームに沿った折り
    畳み位置との間で前記連結点を中心に回動できるよう構
    成した伸縮式ジブ、特に前記左右の脚部間に使用位置と
    折り畳み位置間の回動に際してブーム先端部に吊下した
    前記吊具が通過する吊具通過空間を確保して構成した伸
    縮式ジブであって、 当該伸縮式ジブは、前記左右の脚部を有する基端ジブセ
    クション、基端ジブセクションに伸縮自在に嵌挿した中
    間ジブセククション、中間ジブセクションに順次伸縮自
    在に嵌挿した1個または2個以上の先端ジブセクショ
    ン、前記中間ジブセクションの基端部と当該中間ジブセ
    クションに隣接する先端ジブセクション間に介装され両
    ジブセクションを伸縮駆動する伸縮シリンダ、中間ジブ
    セクションの基端部に配置した基端シーブ、中間ジブセ
    クションの先端部に配置した先端シーブ、その一端を基
    端ジブセクションの先端部に止着されその中間部を前記
    基端シーブで折り返された後その他端を中間ジブセクシ
    ョンに隣接する先端ジブセクションの適所に止着した同
    調用ワイヤロープ、および、その一端を基端ジブセクシ
    ョン適所に止着されその中間部を前記先端シーブで折り
    返された後その他端を中間ジブセクションに隣接する先
    端ジブセクションの基端部に止着した同調用ワイヤロー
    プで以て構成すると共に、前記伸縮シリンダを最縮小し
    たとき中間ジブセクションの基端部が前記吊具通過空間
    に位置する如く構成してあることを特徴とするブームに
    継ぎ足される伸縮式ジブ。
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JPS60184704A (ja) * 1984-03-02 1985-09-20 Sakura Seisakusho:Kk シリンダのストロ−ク制御装置

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