JPH0718713Y2 - 伸縮シリンダの座屈防止装置 - Google Patents

伸縮シリンダの座屈防止装置

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JPH0718713Y2
JPH0718713Y2 JP795390U JP795390U JPH0718713Y2 JP H0718713 Y2 JPH0718713 Y2 JP H0718713Y2 JP 795390 U JP795390 U JP 795390U JP 795390 U JP795390 U JP 795390U JP H0718713 Y2 JPH0718713 Y2 JP H0718713Y2
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JP
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boom
telescopic cylinder
telescopic
tip
cylinder
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JP795390U
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JPH03100287U (ja
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健一 島田
健二 鈴木
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Aichi Corp
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Aichi Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば高所作業車、クレーン車等の様に複数
段に伸縮するブームに内蔵される伸縮シリンダの伸長時
に於ける伸縮シリンダの座屈を防止するようにした伸縮
シリンダの座屈防止装置に関するものである。
〔従来技術〕
通常、高所作業車1(第1図参照)に架装されたブーム
20には、走行時には走行の妨げとならないようにコンパ
クトに縮小でき作業時には可能な限り伸長できる構成の
伸縮ブーム20が採用されている。
ところで、従来の伸縮ブーム20の構成は、第3図(a)
及び(b)に示した如く、基ブーム20aの空洞部内に先
端ブーム20bを伸縮可能に嵌挿すると共に、前記両ブー
ム20a及び20bの空洞内に伸縮シリンダ21を内蔵し、該伸
縮シリンダ21のシリンダチューブ21aの基端Aを基ブー
ム20aの基端部に枢着し、先端ブーム20bの空洞内に挿通
したシリンダチューブ21aの先端Bの下面に支持部材22
を取り付けて保持し、ピストンロッド21cの先端を先端
ブーム20bの略先端部に枢着し、伸縮シリンダ21の伸縮
により基ブーム20aに対して先端ブーム20bを伸縮してい
るのが実情である。
〔考案が解決しようとする課題〕
然るに、従来の伸縮ブーム20に内蔵した伸縮シリンダ21
の支持は、シリンダチューブ21aの先端Bの下面にのみ
取り付けた支持部材22により支持しているものであるか
ら、先端ブーム20bの伸長時に生じる全ての荷重は、伸
縮シリンダ21のシリンダチューブ21aの基端Aの枢着部
と先端Bに取り付けた支持部材22の固定的な二点間で支
持するものであるから、先端ブーム20bの伸縮長に従っ
て順次変化する荷重の変位に応じて支持箇所を移動させ
ることが不可能であり、従って従来の伸縮シリンダ20の
シリンダチューブ21aは座屈する恐れが非常に多く、安
全性に欠け、また伸縮シリンダ21のシリンダチューブ21
aの先端Bに取り付けた支持部材22は同図(b)に示し
た如く、先端ブーム20bの空洞部を大幅に閉塞する状態
に取り付けられているため、空洞部に配置する配線、配
管等の引き回しスペースが著しく制約され、かつ配線、
配管等の配設作業が極めて困難である等種々の問題を有
していた。
〔考案の目的及び課題を解決するための手段〕
本考案は、前述した問題点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、例えば高所作業車、クレ
ーン車等の様に複数段に伸縮するブームに内蔵される伸
縮シリンダの伸長時に於ける伸縮シリンダの座屈を防止
するようにした伸縮シリンダの座屈防止装置を提供する
ことにあり、そのために基ブームに先端ブームを伸縮自
在に嵌挿した伸縮ブームに内蔵され、基ブームに対して
先端ブームを伸縮させる伸縮シリンダの座屈防止装置で
あって、前記伸縮シリンダのシリンダチューブの外側に
伸縮シリンダの軸線方向に沿ってガイド部材を取り付
け、前記先端ブームの基端部近傍に前記ガイド部材を支
持する支持部材を取り付ける。
〔作用〕
上記のような構成を採用したので、基ブームと先端ブー
ム間に配設される伸縮シリンダは、シリンダチューブの
外側であって、伸縮シリンダの軸線方向に沿って設けた
ガイド部材と、前記先端ブームの基端部近傍に突設する
支持部材で支持され、従って先端ブームの伸縮時にシリ
ンダチューブに掛かる荷重は直接シリンダチューブに掛
かることは無くなり、伸縮シリンダの座屈は効果的に防
止され、安全性は著しく向上する。また前記シリンダチ
ューブに突設するガイド部材は僅かな突設で良く、しか
もガイド部材を支持する支持部材は先端ブームの基部内
壁の僅かな箇所に突出する構成を採用したので、ガイド
部材及び支持部材による空洞部の閉塞は殆ど起こらず、
従って空洞部に配置する配線、配管等の引き回しスペー
スは相当に広くとることが可能であり、したがって配
線、配管等の配設作業が非常に簡単となる。
〔実施例〕
以下、第1図及び第2図(a)、(b)、(c)に基づ
いて本考案に掛かる伸縮シリンダの座屈防止装置の一実
施例を詳細に説明する。
同図中、1は本考案に掛かる伸縮シリンダの座屈防止装
置を採用した伸縮ブーム2をターンテーブル3に架装し
た高所作業車である。
ところで、前記伸縮ブーム2の構成は、第2図(a)、
(b)及び(c)に示した如く、基ブーム2aの空洞部内
に先端ブーム2bを伸縮可能に嵌挿すると共に、前記両ブ
ーム2a及び2bの空洞内に伸縮シリンダ4を内蔵し、該伸
縮シリンダ4のシリンダチューブ4aの基端Pを基ブーム
2aの基端部に枢着し、先端ブーム2bの空洞内に挿通した
シリンダチューブ4aの外側下方に伸縮シリンダ4の軸線
方向に沿って断面略台形上のガイド部材5を取り付ける
と共に、前記先端ブーム2bの基端部空洞内の左右側壁に
前記ガイド部材5の上下を挟持して支持すると共に、先
端ブーム2bの伸縮に伴いガイド部材5に沿って移動する
支持部材6a及び6bをそれぞれ取付け、ピストンロッド7
の先端を先端ブーム2bの略先端部に枢着することにより
伸縮ブーム2の伸縮作動を行わしめるように構成してい
る。
以下、上記の構成に基づいて本考案に係る伸縮シリンダ
の座屈防止装置の作用を説明する。
即ち、本考案に係る伸縮シリンダの座屈防止装置は、基
ブーム2aの空洞部内に先端ブーム2bを伸縮可能に嵌挿す
ると共に、前記両ブーム2a及び2bの空洞内に伸縮シリン
ダ4を内蔵し、該伸縮シリンダ4のシリンダチューブ4a
の基端Pを基ブーム2aの基端部に枢着し、先端ブーム2b
の空洞内に挿通したシリンダチューブ4aの外側下方に伸
縮シリンダ4の軸線方向に沿って断面略台形上のガイド
部材5を取り付けると共に、前記先端ブーム2bの基端部
空洞内の左右側壁に前記ガイド部材5の上下を挟持して
支持すると共に、先端ブーム2bの伸縮に伴いガイド部材
5に沿って移動する支持部材6a及び6bをそれぞれ取り付
け、シリンダチューブ4aを支持するように構成したの
で、基ブーム2aと先端ブーム2b間に配設された伸縮シリ
ンダ4に、先端ブーム2bが移動する際に掛かる荷重は、
先端ブーム2bの基端部空洞内の左右側壁に突設した支持
部材6a及び6bと、シリンダチューブ4aに設けたガイド部
材5により支持されるから、伸縮シリンダ4の座屈は効
果的に防止され、安全性に著しく向上する。また、前記
シリンダチューブ4aに突設するガイド部材5は僅かな突
設で良く、しかもガイド部材5を上下で支持する支持部
材6a及び6bは先端ブーム2bの基端部空洞の側壁の僅かな
箇所に突出したので、ガイド部材5及び支持部材6a及び
6bによる空洞部の閉塞は殆ど起こらず、従って空洞部に
配置する配線、配管等の引き回しスペースは相当に広く
採ることが可能であり、従って配線、配管等の配設作業
が非常に簡単となる。
〔考案の効果〕
本考案は、以上詳細に説明した如く、基ブームに先端ブ
ームを伸縮自在に嵌挿した伸縮ブームに内蔵され、基ブ
ームに対して先端ブームを伸縮させる伸縮シリンダの座
屈防止装置であって、前記伸縮シリンダのシリンダチュ
ーブの外側に伸縮シリンダの軸線方向に沿ってガイド部
材を取り付け、前記先端ブームの基端部近傍に前記ガイ
ド部材を支持する支持部材を取り付けたので、基ブーム
と先端ブーム間に配設される伸縮シリンダは、シリンダ
チューブの外側であって、伸縮シリンダの軸線方向に沿
って設けたガイド部材と、前記先端ブームの基端部近傍
に突設する支持部材で支持され、従って先端ブームの伸
縮時にシリンダチューブに掛かる荷重は直接シリンダチ
ューブに掛かることは無くなり、伸縮シリンダの座屈は
効果的に防止され、安全性は著しく向上する。かつ前記
シリンダチューブに突設するガイド部材は僅かな突設で
良く、しかもガイド部材を支持する支持部材は先端ブー
ムの基部内壁の僅かな箇所に突出する構成を採用したの
で、ガイド部材及び支持部材による空洞部の閉塞は殆ど
起こらず、従って空洞部に配置する配線、配管等の引き
回しスペースは相当に広く採ることが可能であり、した
がって配線、配管等の配設作業が非常に簡単となる等種
々の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は伸縮ブームを搭載した高所作業車の一実施例を
示す側面図、第2図(a)は本考案に係る伸縮シリンダ
の座屈防止装置を採用した伸縮ブームの縮小した状態を
示す説明図、同図(b)は同図(a)に示す伸縮ブーム
が伸長した状態を示す説明図、同図(c)は同図(b)
に示すA−A線断面図、第3図(a)は従来の伸縮ブー
ムの構造を示す説明図、同図(b)はB−B線断面図で
ある。 1…高所作業車、2…伸縮ブーム、2a…基ブーム、2b…
先端ブーム、3…ターンテーブル、4…伸縮シリンダ、
4a…シリンダチューブ、5…ガイド部材、6a、6b…支持
部材、7…ピストンロッド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基ブームに先端ブームを伸縮自在に嵌挿し
    た伸縮ブームに内蔵され、基ブームに対して先端ブーム
    を伸縮させる伸縮シリンダの座屈防止装置であって、前
    記伸縮シリンダのシリンダチューブの外側に伸縮シリン
    ダの軸線方向に沿ってガイド部材を取り付け、前記先端
    ブームの基端部近傍に前記ガイド部材を支持する支持部
    材を取り付けたことを特徴とする伸縮シリンダの座屈防
    止装置。
JP795390U 1990-01-30 1990-01-30 伸縮シリンダの座屈防止装置 Expired - Lifetime JPH0718713Y2 (ja)

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JPH03100287U JPH03100287U (ja) 1991-10-21
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JP6955999B2 (ja) * 2017-12-27 2021-10-27 極東開発工業株式会社 作業車のアウトリガ装置

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