JP2562062Y2 - 産業機械用シリンダ装置 - Google Patents

産業機械用シリンダ装置

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JP2562062Y2
JP2562062Y2 JP667992U JP667992U JP2562062Y2 JP 2562062 Y2 JP2562062 Y2 JP 2562062Y2 JP 667992 U JP667992 U JP 667992U JP 667992 U JP667992 U JP 667992U JP 2562062 Y2 JP2562062 Y2 JP 2562062Y2
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hydraulic cylinder
boom
holding valve
cylinder device
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広司 寺田
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KYB Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば、クレーンや高
所作業車等に使用される長尺の産業機械用シリンダ装置
に係り、特に、そのロッドヘッドの部分の構成を改良す
ることにより、ブームの軽量化を図ったものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の産業機械用シリンダ装置のロッド
ヘッド及びその近傍は、図5ないし図7に示すような構
成になっている。まず、ブーム101があり、このブー
ム101内には、油圧シリンダ103が伸縮自在に収容
されている(図では収縮した状態にある)。尚、ブーム
101及び油圧シリンダ103は、図では1個ずつ示し
てあるが、実際にはそれぞれ複数個設置されていて、そ
れぞれ適宜連結された状態となっている。上記油圧シリ
ンダ103が最も収縮した状態では、油圧シリンダ10
3の図中上方に、シーブ(滑車)105が配置される。
このシーブ105にはワイヤ107が巻回されている。
上記シーブ105は、油圧シリンダ103に連結されて
いない他のブーム(図示せず)を伸縮させるためのもの
である。又、油圧シリンダ装置103には凹型トラニオ
ン108、108’が形成されていて、油圧シリンダ1
03はこれらトラニオン108、108’及び図示しな
い軸部材を介して、図示しない次の段のブームと連結さ
れる。
【0003】上記油圧シリンダ103のロッド104の
先端にはロッドヘッド109が取付けられていて、この
ロッドヘッド109の図中上部にはホールディングバル
ブ111がボルト113によって固定されている。上記
ホールディングバルブ111は、負荷保持と下降制御の
ためのものであり、そのバルブケース115の図中上面
側には、ポート117、119が形成されている。これ
らポート117、119にはエルボ型の継手121、1
23が連結されている。これら継手121、123に図
示しないホースが接続される。又、ロッドヘッド109
にはピン孔125が形成されていて、このピン孔125
に装着される図示しないピンを介して、ブーム101と
連結される。尚、上記した油圧シリンダ103の回路構
成を図7に示す。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の構成による
と次のような問題があった。ブーム101の軽量化を企
図した場合には、油圧シリンダ103を最も収縮させた
状態の寸法(L1 )を小さくする必要がある。上記寸法
(L1 )とは、図5に示すように、ロッドヘッド109
のピン孔125の中心と凹型トラニオン108の中心と
の距離である。ところが、この寸法(L1 )を図5に示
す状態以上に小さくしようとすると、ホールディングバ
ルブ111とシーブ105とが干渉してしまうことにな
り、図5に示す以上に小さくすることができないという
問題があった。
【0005】又、ロッドヘッド109の部分の高さ寸法
(L2 )についても、これをできるだけ小さくすること
が考えられているが、ホールディングバルブ111はこ
れ以上小型化できない構成であるために、従来のような
構成を採用している限り、上記高さ寸法(L2 )の縮小
は不可能であった。
【0006】本考案はこのような点に基づいてなされた
ものでその目的とするところは、油圧シリンダが最も収
縮したときのロッドヘッドの突出長さを短縮させて、そ
れによって、ブームの軽量化を図ることを可能にする産
業機械用シリンダ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべく
本願考案による産業機械用シリンダ装置は、複数個のブ
ームが伸縮自在に積層・配置されるとともに、上記ブー
ムの内側にブームと適宜連結された状態で複数個の油圧
シリンダを縮自在に配置してなる産業用シリンダ装置に
おいて、上記油圧シリンダのロッドヘッドの先端面側よ
りカートリッジ型ホールディングバルブを螺子込みによ
り取付けるようにしたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】本願考案の場合には、ホールディングバルブ
を、油圧シリンダのロッドヘッドに、その先端面側より
螺子込み式により取付けるようにしたものである。よっ
て、ロッドヘッドの側面側には突出するような構成部品
はなく、油圧シリンダを収縮させた場合に、収縮方向に
設置されている各種構成部品、例えば、シーブ等と干渉
するようなことはない。したがって、油圧シリンダが収
縮したときのロッドヘッドの突出長さを短くすることが
でき、それによって、ブームの軽量化を図ることができ
る。
【0009】
【実施例】以下図1乃至図4を参照して本考案の一実施
例を説明する。本実施例の場合には、ロッドヘッド1の
先端面より収縮側のカートリッジ型ホールディングバル
ブ3と、伸張側のカートリッジ式ホールディングバルブ
5が螺子込み式によって組み込まれている。ロッドヘッ
ド1の上面にはポート7、9が形成されていて、これら
ポート7、9には、図示しない継手を介してホースが接
続される。
【0010】又、ロッドヘッド1の内部には、収縮側通
路11、伸張側通路13がそれぞれ形成されていて、こ
れら収縮側通路11及び伸張側通路13は、それぞれ収
縮側のカートリッジ型ホールディングバルブ3の収縮側
通路と、伸張側のカートリッジ式ホールディングバルブ
5の伸張側通路に接続される。又、ロッドヘッド1の両
側部には突出部15、17が突設されていて、それら突
出部15、17にはピン孔としての凹部19、21が形
成されている。
【0011】尚、図中油圧シリンダを符号23で示し、
上記ロッドヘッド1は、油圧シリンダ23のロッド25
の先端に設けられている。又、油圧シリンダ23の回路
構成を図4に示す。
【0012】以上の構成を基にその作用・効果を説明す
る。まず、油圧シリンダ23を最も収縮させた状態の寸
法(L1 )を小さくすることができる。これは、ロッド
ヘッド1の上面側に従来のようにホールディングバルブ
が搭載されていないので、シリンダ装置を収縮させたと
きに、ホールディングバルブとシーブとが干渉すること
がなく、従来の寸法(L1 )をより小さなものとするこ
とができるからである。よって、ブームの軽量化を図る
ことができる。又、ロッドヘッド1の部分の高さ寸法
(L2 )を小さくすることができる。これも、収縮側の
カートリッジ型ホールディングバルブ3と、伸張側のカ
ートリッジ式ホールディングバルブ5を、ロッドヘッド
1の先端面より螺子込み式によって組み込むようにした
からである。
【0013】又、収縮側のカートリッジ型ホールディン
グバルブ3の収縮側通路と、伸張側のカートリッジ式ホ
ールディングバルブ5を螺子込み式としたので、従来の
ように固定のためのボルトが不要になった。又、保守・
点検作業も簡単になった。これは、収縮側のカートリッ
ジ型ホールディングバルブ3の収縮側通路と、伸張側の
カートリッジ式ホールディングバルブ5を簡単に取り外
すことができるからである。
【0014】
【考案の効果】以上詳述したように本考案による産業機
械用シリンダ装置によると、ホールディングバルブを、
油圧シリンダのロッドヘッドに、その先端面側より螺子
込み式により取付けるようにしたので、ロッドヘッドの
側面側には突出するような構成部品はなく、油圧シリン
ダを収縮させた場合に、収縮方向に設置されている各種
構成部品、例えば、シーブ等と干渉するようなことはな
い。よって、油圧シリンダが収縮したときのロッドヘッ
ドの突出長さを短くすることができ、それによって、ブ
ームの軽量化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す図でロッドヘッドの部
分の構成を示す平面図である。
【図2】本考案の一実施例を示す図でロッドヘッドの部
分の構成を示す側面図である。
【図3】本考案の一実施例を示す図でロッドヘッドの部
分の構成を示す正面図である。
【図4】本考案の一実施例を示す回路図である。
【図5】従来例を示す図でロッドヘッド及びその近傍の
構成を示す側面図である。
【図6】従来例を示す図でロッドヘッド及びその近傍の
構成を示す平面図である。
【図7】従来例を示す回路図である。
【符号の説明】
1 ロッドヘッド 3 収縮側のカートリッジ型ホールディングバルブ 5 伸張側のカートリッジ式ホールディングバルブ 23 油圧シリンダ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個のブームが伸縮自在に積層・配置
    されるとともに、上記ブームの内側にブームと適宜連結
    された状態で複数個の油圧シリンダを伸縮自在に配置し
    てなる産業機械用シリンダ装置において、上記油圧シリ
    ンダのロッドヘッドの先端面側よりカートリッジ型ホー
    ルディングバルブを螺子込みにより取付けるようにした
    ことを特徴とする産業機械用シリンダ装置。
JP667992U 1992-01-22 1992-01-22 産業機械用シリンダ装置 Expired - Fee Related JP2562062Y2 (ja)

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JPH0558909U JPH0558909U (ja) 1993-08-03
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