JPH11125214A - ２連油空圧シリンダ - Google Patents
２連油空圧シリンダInfo
- Publication number
- JPH11125214A JPH11125214A JP30974597A JP30974597A JPH11125214A JP H11125214 A JPH11125214 A JP H11125214A JP 30974597 A JP30974597 A JP 30974597A JP 30974597 A JP30974597 A JP 30974597A JP H11125214 A JPH11125214 A JP H11125214A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- length
- master cylinder
- piston rod
- cylinder tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Actuator (AREA)
- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 全ストロークにわたって停滞することなく推
進でき、伸長時と収縮時の長さの比率が大きく、全スト
ロークにわたって推力の低下が少ない油空圧ジャッキを
得る。 【解決手段】 ２本のシリンダを伸縮方向を逆に置き、
束ねた形状の親シリンダとなし、収縮時のシリンダ長を
１本分短くしたシリンダを開発する。そのシリンダは推
力の低下を押さえるため、少なくとも２段までのテレス
コピックシリンダとする。
進でき、伸長時と収縮時の長さの比率が大きく、全スト
ロークにわたって推力の低下が少ない油空圧ジャッキを
得る。 【解決手段】 ２本のシリンダを伸縮方向を逆に置き、
束ねた形状の親シリンダとなし、収縮時のシリンダ長を
１本分短くしたシリンダを開発する。そのシリンダは推
力の低下を押さえるため、少なくとも２段までのテレス
コピックシリンダとする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、土木建設機械、工
作機械、生産設備、荷役機械、舶用機械等に使う長伸縮
を要求される油空圧シリンダに関する。
作機械、生産設備、荷役機械、舶用機械等に使う長伸縮
を要求される油空圧シリンダに関する。
【０００２】
【従来の技術】図４に従来、高い伸縮率を要求される油
空圧の発動体として開発された２段テレスコピック油空
圧シリンダが伸長した状態を示す。親シリンダーチュー
ブ１の中に子ピストン２と子ピストンロッド３が入り、
この子ピストンロッド３の中のシリンダチューブに更に
孫ピストン４と孫ピストンロッド５が組み込まれてい
る。伸長側ホース７から作動流体を入れるとシリンダは
伸長し、収縮側ホース８から作動流体を入れると収縮す
る。
空圧の発動体として開発された２段テレスコピック油空
圧シリンダが伸長した状態を示す。親シリンダーチュー
ブ１の中に子ピストン２と子ピストンロッド３が入り、
この子ピストンロッド３の中のシリンダチューブに更に
孫ピストン４と孫ピストンロッド５が組み込まれてい
る。伸長側ホース７から作動流体を入れるとシリンダは
伸長し、収縮側ホース８から作動流体を入れると収縮す
る。
【０００３】決められた長さの親シリンダ１から出来る
だけ長いシリンダストロークを得ようとするとどうして
もテレスコピックシリンダにならざるを得ない。これを
３段、４段と段数を増してゆくといくらでもストローク
は長くできるが、構造も複雑になり、致命的な欠点とし
ては段数の増加と共に急激にピストン面積が減少し、ジ
ャッキの推力が低下することである。
だけ長いシリンダストロークを得ようとするとどうして
もテレスコピックシリンダにならざるを得ない。これを
３段、４段と段数を増してゆくといくらでもストローク
は長くできるが、構造も複雑になり、致命的な欠点とし
ては段数の増加と共に急激にピストン面積が減少し、ジ
ャッキの推力が低下することである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】伸長時と収縮時の長さ
の比を最大にし、伸長時の推力低下を較的に小さくする
油空圧シリンダを開発し、長い距離にわたって連続的に
推力を作用させ得る油空圧シリンダを開発することにあ
る。
の比を最大にし、伸長時の推力低下を較的に小さくする
油空圧シリンダを開発し、長い距離にわたって連続的に
推力を作用させ得る油空圧シリンダを開発することにあ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】親シリンダチューブ２本
を逆向きにして束ねた形状の一体型シリンダチューブか
ら、シリンダロッドをそれぞれ逆向きに伸長するように
配置する。１本の親シリンダチューブに相当する長さで
両側にピストンロッドを伸長させ、伸長時の長さと収縮
時の長さの比を大きくする。必要あればこのシリンダに
テレスコピックシリンダを使うが推力の低下を最小限に
止めるためにその段数は２段までとする。
を逆向きにして束ねた形状の一体型シリンダチューブか
ら、シリンダロッドをそれぞれ逆向きに伸長するように
配置する。１本の親シリンダチューブに相当する長さで
両側にピストンロッドを伸長させ、伸長時の長さと収縮
時の長さの比を大きくする。必要あればこのシリンダに
テレスコピックシリンダを使うが推力の低下を最小限に
止めるためにその段数は２段までとする。
【０００６】
【実施例】図１に２段テレスコピックシリンダを使用し
た２連の油空圧シリンダの例を示す。作動流体を供給す
るホース等は図示を省略してある。上のシリンダは伸長
した状態を、下のシリンダは収縮した状態を示してい
る。上下の親シリンダチューブ１は反対向きに一体型に
製作されていて、親シリンダチューブ１の中に子ピスト
ン２と子ピストンロッド３が組込まれており、更に子ピ
ストンロッド３の中に孫ピストン４と孫ピストンロッド
５が組込まれている。一般にテレスコピックシリンダの
伸長時の長さは、親シリンダチューブの長さの段数倍
に、シリンダヘッドの厚さを加え、子ピストン等の長さ
とロッドカバの長さの和を引いた長さとして求められ
る。ここで親シリンダチューブの長さをダブらせること
により１本の親シリンダチューブの長さだけ収縮時の長
さが短くでき、単なるテレスコピックシリンダより伸縮
比が大きいシリンダができる。本例は２段のテレスコピ
ックシリンダを例にあげたが普通の単段のシリンダを使
用すると推力の低下が全くない２連の伸長比の大きい２
連シリンダが出来る。
た２連の油空圧シリンダの例を示す。作動流体を供給す
るホース等は図示を省略してある。上のシリンダは伸長
した状態を、下のシリンダは収縮した状態を示してい
る。上下の親シリンダチューブ１は反対向きに一体型に
製作されていて、親シリンダチューブ１の中に子ピスト
ン２と子ピストンロッド３が組込まれており、更に子ピ
ストンロッド３の中に孫ピストン４と孫ピストンロッド
５が組込まれている。一般にテレスコピックシリンダの
伸長時の長さは、親シリンダチューブの長さの段数倍
に、シリンダヘッドの厚さを加え、子ピストン等の長さ
とロッドカバの長さの和を引いた長さとして求められ
る。ここで親シリンダチューブの長さをダブらせること
により１本の親シリンダチューブの長さだけ収縮時の長
さが短くでき、単なるテレスコピックシリンダより伸縮
比が大きいシリンダができる。本例は２段のテレスコピ
ックシリンダを例にあげたが普通の単段のシリンダを使
用すると推力の低下が全くない２連の伸長比の大きい２
連シリンダが出来る。
【０００７】図２は下水道管等の推進機の推進ジャキに
２連テレスコピックシリンダを応用した収縮時の状態
を、図３は同じく伸長時の状態を示す。図のように２組
叉は４組の２連シリンダで反力板１２と押し板１０の間
を押広げ、推進管１１を地山に押し込む作用をさせる。
２連テレスコピックシリンダを応用した収縮時の状態
を、図３は同じく伸長時の状態を示す。図のように２組
叉は４組の２連シリンダで反力板１２と押し板１０の間
を押広げ、推進管１１を地山に押し込む作用をさせる。
【０００８】下水道管等の推進機は発進立坑の中から推
進管１１を推進するのであるが、発進立坑の前後の長さ
は施工費節減等の関係から推進管１本の長さにわずかな
余裕を加えた長さを要求されることと、推進管１１は推
進を始めたら土砂の締付作用などの関係があって休むこ
となく１本分の推進管を一気に押す必要がある。この２
点から伸長比の大きいジャッキが要求されている。
進管１１を推進するのであるが、発進立坑の前後の長さ
は施工費節減等の関係から推進管１本の長さにわずかな
余裕を加えた長さを要求されることと、推進管１１は推
進を始めたら土砂の締付作用などの関係があって休むこ
となく１本分の推進管を一気に押す必要がある。この２
点から伸長比の大きいジャッキが要求されている。
【０００９】このシリンダの欠点は２組のシリンダが上
下に重なっているのでそれぞれのセンタにズレがありピ
ストンの推力の他に偶力が働くので、被推進体にガイド
等で推進方向を規制しないと真直に押さないことにあ
る。この偶力を打ち消すために図２、図３のように偶数
組の２重シリンダを配置することにより、お互の偶力を
打ち消して効果的なジャッキとして作動させることが出
来る。
下に重なっているのでそれぞれのセンタにズレがありピ
ストンの推力の他に偶力が働くので、被推進体にガイド
等で推進方向を規制しないと真直に押さないことにあ
る。この偶力を打ち消すために図２、図３のように偶数
組の２重シリンダを配置することにより、お互の偶力を
打ち消して効果的なジャッキとして作動させることが出
来る。
【００１０】
【効果】単体のシリンダ叉はテレスコシリンダに比べ伸
長比の大きなシリンダーが得られる。
長比の大きなシリンダーが得られる。
【００１１】多段のテレスコピックシリンダに比べ同じ
伸長比なら推力の減少割合が小さいシリンダが出来る。
伸長比なら推力の減少割合が小さいシリンダが出来る。
【００１２】短いシリンダで長い距離の一気押しができ
る。
る。
【図１】２連テレスコピック油空圧シリンダの断面図で
ある。
ある。
【図２】２連テレスコピック油空圧シリンダを推進機に
応用した場合の収縮時の図である。
応用した場合の収縮時の図である。
【図３】２連テレスコピック油空圧シリンダを推進機に
応用した場合の伸長時の図である。
応用した場合の伸長時の図である。
【図４】テレスコピックシリンダの伸長時の図である。
１ 親シリンダチューブ ２ 子ピストン ３ 子ピストンドッド ４ 孫ピストン ５ 孫ピストンロッド ６ ロッドカバ ７ 伸縮側ホース ８ 収縮側ホース ９ ピン継手 １０ 押し板 １１ 推進管 １２ 反力板
Claims (2)
- 【請求項１】 ピストンロッドの作動方向を逆向きに並
べた２本のシリンダチューブを束ねた形状の２連油空圧
シリンダ。 - 【請求項２】 ２本のシリンダがテレスコピックシリン
ダである場合の請求項１に記載の２連油空圧シリンダ
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30974597A JPH11125214A (ja) | 1997-10-23 | 1997-10-23 | ２連油空圧シリンダ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30974597A JPH11125214A (ja) | 1997-10-23 | 1997-10-23 | ２連油空圧シリンダ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11125214A true JPH11125214A (ja) | 1999-05-11 |
Family
ID=17996795
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30974597A Pending JPH11125214A (ja) | 1997-10-23 | 1997-10-23 | ２連油空圧シリンダ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11125214A (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001013287A (ja) * | 1999-06-30 | 2001-01-19 | Toshiba Corp | 原子炉用配管のみがき装置 |
| JP2001219232A (ja) * | 2000-02-08 | 2001-08-14 | Amada Co Ltd | ワーク位置決め装置 |
| JP2002040186A (ja) * | 2000-07-19 | 2002-02-06 | Toshiba Corp | 原子炉配管内点検装置 |
| JP2006507945A (ja) * | 2002-11-30 | 2006-03-09 | エス・エム・エス・デマーク・アクチエンゲゼルシャフト | 金属コイルのための移送車 |
| JP2007298168A (ja) * | 2006-05-04 | 2007-11-15 | Hoerbiger Automatisierungstechik Holding Gmbh | テレスコープ形リフトコラム |
| JP2011195068A (ja) * | 2010-03-23 | 2011-10-06 | Nippon Lift Kk | 床下格納式昇降装置 |
| CN102852133A (zh) * | 2012-09-17 | 2013-01-02 | 李理 | 一种夯土机的气缸式驱动装置 |
| KR200477315Y1 (ko) * | 2013-10-04 | 2015-05-29 | 삼성중공업(주) | 케이블 포설 장치 |
| CN110850464A (zh) * | 2019-12-18 | 2020-02-28 | 中国原子能科学研究院 | 一种质子束流强度及截面测量装置 |
| CN111137820A (zh) * | 2018-11-02 | 2020-05-12 | 哈威阿尔滕斯塔特控股有限公司 | 液压提升柱 |
| CN113954801A (zh) * | 2021-11-15 | 2022-01-21 | 中汽创智科技有限公司 | 一种压力分配装置、压力控制单元及制动系统 |
-
1997
- 1997-10-23 JP JP30974597A patent/JPH11125214A/ja active Pending
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001013287A (ja) * | 1999-06-30 | 2001-01-19 | Toshiba Corp | 原子炉用配管のみがき装置 |
| JP2001219232A (ja) * | 2000-02-08 | 2001-08-14 | Amada Co Ltd | ワーク位置決め装置 |
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| JP2006507945A (ja) * | 2002-11-30 | 2006-03-09 | エス・エム・エス・デマーク・アクチエンゲゼルシャフト | 金属コイルのための移送車 |
| JP4729308B2 (ja) * | 2002-11-30 | 2011-07-20 | エス・エム・エス・ジーマーク・アクチエンゲゼルシャフト | 金属コイルのための移送車 |
| JP2007298168A (ja) * | 2006-05-04 | 2007-11-15 | Hoerbiger Automatisierungstechik Holding Gmbh | テレスコープ形リフトコラム |
| JP2011195068A (ja) * | 2010-03-23 | 2011-10-06 | Nippon Lift Kk | 床下格納式昇降装置 |
| CN102852133A (zh) * | 2012-09-17 | 2013-01-02 | 李理 | 一种夯土机的气缸式驱动装置 |
| KR200477315Y1 (ko) * | 2013-10-04 | 2015-05-29 | 삼성중공업(주) | 케이블 포설 장치 |
| CN111137820A (zh) * | 2018-11-02 | 2020-05-12 | 哈威阿尔滕斯塔特控股有限公司 | 液压提升柱 |
| CN111137820B (zh) * | 2018-11-02 | 2022-05-10 | 哈威阿尔滕斯塔特控股有限公司 | 液压提升柱 |
| CN110850464A (zh) * | 2019-12-18 | 2020-02-28 | 中国原子能科学研究院 | 一种质子束流强度及截面测量装置 |
| CN113954801A (zh) * | 2021-11-15 | 2022-01-21 | 中汽创智科技有限公司 | 一种压力分配装置、压力控制单元及制动系统 |
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