JP2001219232A - ワーク位置決め装置 - Google Patents

ワーク位置決め装置

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JP2001219232A
JP2001219232A JP2000030166A JP2000030166A JP2001219232A JP 2001219232 A JP2001219232 A JP 2001219232A JP 2000030166 A JP2000030166 A JP 2000030166A JP 2000030166 A JP2000030166 A JP 2000030166A JP 2001219232 A JP2001219232 A JP 2001219232A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 適宜のクランパ37のキャレッジ27に対す
る位置を変更した後において、適宜のクランパ37の位
置ずれを回避して、適宜のクランパ37をキャレッジ2
7における変更後の所定位置に固定する。 【解決手段】 各クランパ37に第1ピストン47と第
2ピストン49を備えたシリンダ本体43を一体的に設
け、各第1ピストン47をシリンダ本体43に対して前
方向へ移動させると、対応する第1ロック部材83がト
グルリンク機構85の作動によって下方向へ移動してキ
ャレッジ27における第1固定部35を上方向から押圧
するように構成し、第1ピストン47をシリンダ本体4
3に対して後方向へ移動させて第2ピストンロッド59
により第2固定部95を前方向から押圧すると、対応す
る第2ロック部材93が第2固定部95を後方向から後
方向から押圧するように構成してなることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パンチプレス、レ
ーザ加工機等のワーク加工機における加工部に対して板
状のワークを位置決めするワーク位置決め装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ワーク加工機における加工部に対して板
状のワークを位置決めするワーク位置決め装置の先行技
術として、実公平2−37468号公報に示すものがあ
り、以下、この先行技術について簡単に説明する。
【0003】すなわち、適宜位置には左右方向へ延伸し
たキャレッジベースが前後方向へ移動可能に設けてあ
り、このキャレッジベースにはキャレッジが左右方向へ
移動可能に設けてある。キャレッジには板状のワークを
クランプする複数のクランパが設けてあり、各クランパ
はキャレッジに対して左右方向へ位置調節可能に構成し
てある。
【0004】各クランパにはシリンダ本体がそれぞれ設
けてあり、各シリンダ本体は前後方向へ移動可能なピス
トンを備えている。各ピストンの前側にはシリンダ本体
に対して前方向へ突出した第1ピストンロッドがそれぞ
れ設けてあり、各ピストンの後側にはシリンダ本体に対
して後方向へ突出した第2ピストンロッドがそれぞれ設
けてある。
【0005】各第1ピストンロッドの先端部にはキャレ
ッジにおける第1固定部を上方向から押圧する第1ロッ
ク部材がトグルリンク機構を介してそれぞれ連結してあ
って、各シリンダ本体にはキャレッジベースにおける第
2固定部を後方向から押圧する第2ロック部材が一体的
にそれぞれ設けてある。ここで、ピストンを後方向へシ
リンダ本体に対して相対的に移動させると、対応する第
1ロック部材がトグルリンク機構の作動によって上方向
へ移動し、第1ロック部材の押圧状態を解除すると共
に、第2ピストンロッドの先端が第2固定部に前方向か
ら突き当たり、さらにピストンを後方向へシリンダ本体
に対して相対的に移動させると、第2ピストンロッドに
より第2固定部を前方向から押圧して、対応する第2ロ
ック部材がシリンダ本体と一体的に前方向へキャレッジ
に対してわずかに相対的に移動して第2固定部を後方向
から押圧するように構成してある。又、対応する第2ロ
ック部材が第2固定部を後方向から押圧した後に、ピス
トンを前方向へシリンダ本体に対して相対的に移動させ
ると、対応する第2ロック部材がシリンダ本体と一体的
に後方向へ移動して第2固定部の押圧状態を解除し、さ
らにピストンを前方向へシリンダ本体に対して相対的に
移動させると、対応する第1ロック部材がトグルリンク
機構の作動によって下方向へ移動して第1固定部を押圧
するように構成してある。
【0006】従って、複数のクランパにより板状のワー
クをクランプした状態の下で、キャレッジベースを前後
方向へ移動させると共に、キャレッジを左右方向へ移動
させる。これによって、板状のワークを前後方向、左右
方向へ移動させて、加工部に対して位置決めすることが
できる。このとき、複数のクランパは、キャレッジに対
して固定してあって、キャレッジベースに対して左右方
向へ移動可能な状態にある。
【0007】ワークの寸法の変化等に応じて、適宜のク
ランパのキャレッジに対する位置を変更して、適宜のク
ランパをキャレッジに固定する場合には、以下のように
行う。
【0008】すなわち、適宜のピストンを後方向へシリ
ンダ本体に対して相対的に移動させると、対応する第1
ロック部材がトグルリンク機構の作動によって上方向へ
移動し、第1固定部の押圧状態を解除して、適宜のクラ
ンパがキャレッジに対して左右方向へ移動可能な状態に
なると共に、第2ピストンロッドの先端が第2固定部に
前方向から突き当たる。更に、適宜のピストンを後方向
へシリンダ本体に対して僅かな量だけ相対的に移動させ
ることにより、第2ピストンロッドにより第2固定部を
前方向から押圧して、対応する第2ロック部材がシリン
ダ本体と一体的に前方向へ移動して第2固定部を後方向
から押圧することにより、適宜のクランパをキャレッジ
ベースに対して固定する。そして、キャレッジを左右方
向へ移動させることにより、適宜のクランパのキャレッ
ジに対する位置を変更することができる。
【0009】適宜のクランパのキャレッジに対する位置
を変更した後に、適宜のピストンを前方向へシリンダ本
体に対してわずかに相対的に移動させると、対応する第
2ロック部材がシリンダ本体と一体的に後方向へ移動し
て、第2固定部の押圧状態を解除して、適宜のクランパ
をキャレッジベースに対して左右方向へ移動可能な状態
にする。更に、適宜のピストンを前方向へシリンダ本体
に対して相対的に移動させると、対応する第1ロック部
材がトグルリンク機構の作動によって下方向へ移動して
第1固定部を上方向から押圧し、適宜のクランパをキャ
レッジに対して固定せしめることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、適宜のクラ
ンパのキャレッジに対する位置を変更した後において、
適宜のクランパをキャレッジベースに対して左右方向へ
移動可能な状態にしてから、適宜のクランパをキャレッ
ジに固定しているため、適宜のクランパをキャレッジに
対して固定する前に適宜のクランパに何らかの外力が作
用すると、適宜のクランパのキャレッジに対する位置ず
れが生じ、適宜のクランパをキャレッジにおける変更後
の所定位置に固定することができないという問題があ
る。
【0011】そこで、本発明は上述のごとき従来の問題
点を解決することができる、ワーク位置決め装置を提供
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
あっては、ワーク加工機における加工部に対して板状の
ワークを位置決めするワーク位置決め装置において、左
右方向へ延伸したキャレッジベースを前後方向へ移動可
能に設け、このキャレッジベースにキャレッジを左右方
向へ移動可能に設け、このキャレッジに板状のワークを
クランプする複数のクランパを左右方向へ位置調節可能
かつ前後方向へわずかに移動可能に設け、各クランパに
前後方向へ移動可能な第1ピストンと第2ピストンを備
えたシリンダ本体を一体的にそれぞれ設け、各第1ピス
トンにシリンダ本体に対して前方向へ突出した第1ピス
トンロッドをそれぞれ設け、各第2ピストンにシリンダ
本体に対して後方向へ突出した第2ピストンロッドをそ
れぞれ設け、各第1ピストンロッドにキャレッジにおけ
る第1固定部を動力伝達機構を介してそれぞれ連結し、
各第1ピストンを前方向へシリンダ本体に対して相対的
に移動させると、対応する第1ロック部材が動力伝達機
構の作動によって下方向へ移動して第1固定部を上方向
から押圧するようにそれぞれ構成し、各第1ピストンを
後方向へシリンダ本体に対して相対的に移動させると、
対応する第1ロック部材の押圧状態が解除されるように
それぞれ構成し、各シリンダ本体に上記キャレッジベー
スにおける第2固定部を後方向から押圧する第2ロック
部材を一体的にそれぞれ設け、各第2ピストンを後方向
へシリンダ本体に対して相対的に移動させて第2ピスト
ンロッドにより上記第2固定部を前方向から押圧する
と、対応する第2ロック部材がシリンダ本体と一体的に
前方向へキャレッジに対してわずかに相対的に移動して
第2固定部を後方向から押圧するようにそれぞれ構成
し、各第2ピストンを前方向へシリンダ本体に対して相
対的に移動させると、対応する第2ロック部材の押圧状
態が解除されるようにそれぞれ構成してなることを特徴
とする。
【0013】請求項1に記載の発明特定事項によると、
複数のクランパにより板状のワークをクランプした状態
の下で、キャレッジベースを前後方向へ移動させると共
に、キャレッジを左右方向へ移動させる。これによっ
て、板状のワークを前後方向、左右方向へ移動させて、
加工部に対して位置決めすることができる。このとき、
複数のクランパは、キャレッジに対して固定してあっ
て、キャレッジベースに対しては左右方向へ移動可能な
状態である。
【0014】ワークの寸法の変化等に応じて、適宜のク
ランパのキャレッジに対する位置を変更して、適宜のク
ランパをキャレッジに固定する場合には、以下のように
行う。
【0015】すなわち、適宜の第2ピストンをシリンダ
本体に対して後方向へ相対的に移動させて第2固定部を
前方向から押圧すると、対応する第2ロック部材がシリ
ンダ本体と一体的に前方向へ移動して、第2固定部を後
方向から押圧して適宜のクランパをキャレッジベースに
対して固定せしめる。次に、適宜の第1ピストンをシリ
ンダ本体に対して後方向へ移動させて、対応する第2ロ
ック部材が動力伝達機構の作動によって上方向へ移動
し、第1固定部の押圧状態を解除して、適宜のクランパ
をキャレッジに対して左右方向へ移動可能な状態にす
る。そして、キャレッジを左右方向へ移動させることに
より、適宜のクランパのキャレッジに対する位置を変更
する。
【0016】適宜のクランパのキャレッジに対する位置
を変更した後に、適宜の第1ピストンをシリンダ本体に
対して前方向へ移動させると、対応する第1ロック部材
が動力伝達機構の作動によって下方向へ移動して第1固
定部を上方向から押圧し、適宜のクランパをキャレッジ
に対して固定せしめる。そして、適宜の第2ピストンを
シリンダ本体に対して前方向へ相対的に移動させると、
対応する第2ロック部材がシリンダ本体と一体的に後方
向へ移動し、第2固定部の押圧状態を解除し、適宜のク
ランパをキャレッジベースに対して左右方向へ移動可能
な状態にする。
【0017】請求項2に記載の発明にあっては、請求項
1に記載の発明特定事項の他に、前記動力伝達機構は上
部トグルリンクと下部トグルリンクとを備えたトグルリ
ンク機構であって、各トグルリンク機構における上部ト
グルリンクの上端部を対応するクランパに回転自在にそ
れぞれ連結し、各トグルリンク機構における下部トグル
リンクの下端部を対応する第1ロック部材に回転自在に
連結し、各第1ピストンロッドを適宜のトグルリンクに
回転自在にそれぞれ連結してなることを特徴とする。
【0018】請求項2に記載の発明特定事項によると、
請求項1に記載の発明特定事項による作用と同様の作用
を奏する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0020】図1及び図2を参照するに、本発明の実施
の形態に係るワーク加工機1はブリッジ型の本体フレー
ム3をベースとして備えており、この本体フレーム3は
上部フレーム5と下部フレーム7を上下(図1において
上下、図2において紙面に向かって表裏)に対向して備
えてなる。下部フレーム7には板状のワークWを支持す
る固定テーブル9が設けてあり、下部テーブル7におけ
る固定テーブル9の左右(図1において紙面に向かって
裏表、図2において上下)両側には一対の可動テーブル
11が前後方向(換言すればy軸方向、図1及び図2に
おいて左右方向)へ移動可能に設けてある。固定テーブ
ル9の前側には板状のワークWに対してパンチング加工
又はレーザ加工等を施す加工部13が設けてある。
【0021】上記ワーク加工機は、加工部13に対して
板状のワークWを位置決めするワーク位置決め装置15
を備えており、以下、このワーク位置決め装置15につ
いて詳細に説明する。
【0022】すなわち、一対の可動テーブル11の後部
には左右方向(換言すればx軸方向)へ延伸したキャレ
ッジベース17が一体的に設けてあり、このキャレッジ
ベース17は一対の可動テーブル11と一体的にy軸方
向へ移動するものである。上記キャレッジベース17を
y軸方向へ移動させるため、上部フレーム5にはy軸サ
ーボモータ19に連動連結しかつy軸方向へ延伸したy
軸ボールねじ21が設けてあり、キャレッジベース17
の適宜位置にはこのy軸ボールねじ21に螺合したナッ
ト部材23が設けてある。
【0023】キャレッジベース17の前側にはx軸方向
へ延伸した一対のガイドレール25が設けてあり、一対
のガイドレール25にはキャレッジ27がx軸方向へ移
動可能に設けてある。キャレッジ27をx軸方向へ移動
させるため、キャレッジベース17の前側にはx軸サー
ボモータ29に連動連結しかつx軸方向へ延伸したx軸
ボールねじ31が設けてあり、キャレッジ27の適宜位
置にはこのx軸ボールねじ31に螺合したナット部材3
3が設けてある。
【0024】上記キャレッジ27の前側にはx軸方向へ
延びたクランパガイド35が備えてあって、キャレッジ
27におけるクランパガイド35には板状のワークWを
クランプする複数のクランパ37が設けてある。各クラ
ンパ37は、クランパガイド35に対してx軸方向へ位
置調節可能かつy軸方向へ僅かな量だけ移動できるよう
にそれぞれ構成してあって、クランプ方向,アンクラン
プ方向へ揺動可能な上部ジョー39と下部ジョー41と
をそれぞれ備えている。
【0025】各クランパ37にはシリンダ本体43がブ
ラケット45を介して一体的にそれぞれ設けてあり、各
シリンダ本体43は前後方向へ移動可能な第1ピストン
47と第2ピストン49とをそれぞれ備えている。ここ
で、各シリンダ本体43内は第1ピストン43と第2ピ
ストン49によって前側油圧室51、中間油圧室53、
後側油圧室55にそれぞれ区画形成されている。各第1
ピストン47にはシリンダ本体43に対して前方向へ突
出した第1ピストンロッド57がそれぞれ設けてあり、
各第2ピストン49にはシリンダ本体43に対して後方
向へ突出した第2ピストンロッド59がそれぞれ設けて
ある。
【0026】各シリンダ本体43内における3つの油圧
室51,53,55に作動油を供給するため、各シリン
ダ本体43には図3に示す油圧回路手段61が接続して
ある。
【0027】すなわち、前側油圧室51には回路63を
介して油圧源65に接続してあり、同様に中間油圧室5
3には回路67を介して油圧源65に接続してあって、
後側油圧室55には回路69を介して油圧源65に接続
してある。上記油圧回路63の途中には、連通状態と遮
断状態に切り換え可能な切換弁71と、リリーフ弁73
とが油圧源65側から配設してある。同様に、回路67
には切換弁75とリリーフ弁77が油圧源65側から配
設してあって、回路69には切換弁79とリリーフ弁8
1が油圧源65側から配設してある。
【0028】再び、図1を参照するに、各第1ピストン
ロッド57の先端部には第1ロック部材83がトグルリ
ンク機構85を介してそれぞれ連結して、各第1ロック
部材83は対応するクランパ37に上下方向へ移動可能
にそれぞれ支持されている。各第1ロック部材83はキ
ャレッジ27におけるクランパガイド35(第1固定
部)を上方向から押圧するものであって、キャレッジ2
7における第1固定部としてクランパガイド35以外の
部位を用いても差し支えない。
【0029】上記トグルリンク機構85について簡単に
説明すると、以下のようになる。すなわち、各トグルリ
ンク機構85は上部トグルリンク87と下部トグルリン
ク89とをそれぞれ備えている。そして、各トグルリン
ク機構85における上部トグルリンク87の上端部が対
応するクランパ37に前記ブラケット45を介して回転
自在にそれぞれ連結してあって、各トグルリンク機構8
5における下部トグルリンク89の下端部が対応する第
1ロック部材83に回転自在に連結してある。又、各第
1ピストンロッド47の先端部が対応する上部トグルリ
ンク87に連結リンク91を介して回転自在にそれぞれ
連結してある。
【0030】ここで、各第1ピストン47を前方向へシ
リンダ本体43に対して相対的に移動させると、対応す
る第1ロック部材83がトグルリンク機構85の作動に
よって下方向へ移動してキャレッジ27におけるクラン
パガイド35を上方向から押圧するようにそれぞれ構成
してある。又、各第1ピストン47を後方向へ シリン
ダ本体43に対して相対的に移動させると、対応する第
1ロック部材83の押圧状態が解除されるようにそれぞ
れ構成してある。
【0031】各シリンダ本体43の後側には上下一対の
第2ロック部材93が一体的にそれぞれ設けてある。一
対の第2ロック部材93はL字形状を有して、前記キャ
レッジベース17におけるx軸方向へ延伸した第2固定
部95を後方向から押圧するものである。
【0032】ここで、各第2ピストン49を後方向へシ
リンダ本体43に対して相対的に移動させて第2ピスト
ンロッド59によりキャレッジベース17における第2
固定部95を前方向から押圧すると、対応する第2ロッ
ク部材93がシリンダ本体43と一体的にキャレッジ2
7に対して僅かに前方向へ移動して第2固定部95を後
方向から押圧するようにそれぞれ構成してある。又、各
第2ピストン49を前方向へシリンダ本体43に対して
相対的に移動させると、対応する第2ロック部材93の
押圧状態が解除されるようにそれぞれ構成してある。
【0033】次に、本発明の実施の形態の作用について
説明する。
【0034】複数のクランパ37により板状のワークW
をクランプした状態の下で、y軸サーボモータ19の駆
動によりキャレッジベース17をy軸方向(前後方向)
へ移動させると共に、x軸サーボモータ29の駆動によ
りキャレッジ27をx軸方向(左右方向)へ移動させ
る。これによって、板状のワークWをy軸方向、x軸方
向へ移動させて、加工部13に対して位置決めすること
ができる。このとき、各第1ロック部材83はキャレッ
ジ27におけるクランパガイド35(第1固定部)を上
方向からそれぞれ押圧してあって、各クランパガイド3
5はキャレッジ27に対して固定してある。又、各第1
ピストン47はシリンダ本体43における段差部43a
にそれぞれ当接してあって、各クランパ37はキャレッ
ジベース17に対して左右方向へ移動可能である。
【0035】板状のワークWの寸法の変化等に応じて、
適宜のクランパ37に対する位置を変更して、適宜のク
ランパ37をキャレッジ27に固定する場合には、以下
のように行う。
【0036】すなわち、適宜の油圧回路手段61におけ
る切換弁71,79を遮断状態にした状態の下で、切換
弁75を連通状態にすることにより、後側油圧室55か
らリリーフ弁81を経由してタンクTに作動油を排出し
つつ、中間油圧室53に作動油を供給する。これによっ
て、適宜の第2ピストン49を後方向へシリンダ本体4
3に対して相対的に移動させて第2ピストンロッド59
によりキャレッジベース17における第2固定部95を
前方向から押圧して、対応する第2ロック部材93がシ
リンダ本体43と一体的にキャレッジ27に対して僅か
に前方向へ移動して第2固定部95を後方向から押圧す
ることができ、適宜のクランパ37をキャレッジベース
17に対して固定せしめることができる。次に、適宜の
油圧回路手段61における切換弁75を連通状態、切換
弁79を遮断状態にした状態の下で、切換弁71を連通
状態にすると、中間油圧室53からリリーフ弁77を介
してタンクTに作動油を排出しつつ、前側油圧室51に
作動油を供給する。これによって、適宜の第1ピストン
47を後方向へシリンダ本体43に対して相対的に移動
させて、対応する第1ロック部材83がトグルリンク機
構85の作動によって上方向へ移動し、第1ロック部材
83の押圧状態を解除して、適宜のクランパ37をキャ
レッジ27に対して左右方向へ移動可能な状態にするこ
とができる。さらに、x軸サーボモータ29の駆動によ
りキャレッジ27をx軸方向(左右方向)へ移動させる
ことにより、適宜のクランパ37のキャレッジ27に対
する位置を変更することができる。
【0037】適宜のクランパ37のキャレッジ27に対
する位置を変更した後に、適宜の油圧回路手段61にお
ける切換弁75を連通状態、切換弁79を遮断状態にし
た状態の下で、切換弁71を遮断状態に切り換えると第
2固定部93の押圧状態を保ちつつ前側油圧室51から
リリーフ弁73を介してタンクTに作動油を排出しつ
つ、中間油圧室53へ作動油を供給する。これによっ
て、適宜の第1ピストン47を前方向へシリンダ本体4
3に対して相対的に移動させて、対応する第1ロック部
材83がトグルリンク機構85の作動によって下方向へ
移動しキャレッジ27におけるクランパガイド35を上
方向から押圧し、適宜のクランパ37をキャレッジ27
に対して固定せしめることができる。そして、適宜の油
圧回路手段61における切換弁71,79を遮断状態に
した状態の下で、切換弁75を連通状態から遮断状態に
切り換える。これによって、適宜の第2ピストン49を
前方向へシリンダ本体43に対して相対的に移動させて
段差部43aに当接させて、対応する第2ロック部材9
3がシリンダ本体43と一体的にキャレッジ27に対し
て後方向へ移動し第2固定部95の押圧状態を解除し、
適宜のクランパ37をキャレッジベース17に対して左
右方向へ移動可能な状態にすることができる。
【0038】以上のごとき、本発明の実施の形態によれ
ば、適宜のクランパ37のキャレッジ27に対する位置
を変更した後において、適宜のクランパ37をキャレッ
ジ27に対して固定せしめて、キャレッジベース17に
対して左右方向へ移動可能な状態にすることができるた
め、適宜のクランパ37のキャレッジ27に対する位置
ずれを回避して、適宜のクランパ37をキャレッジ27
における変更後の所定位置に固定することができる。
【0039】
【発明の効果】請求項1又は請求項2に記載の発明によ
れば、適宜のクランパのキャレッジに対する位置を変更
した後において、適宜のクランパをキャレッジに対し固
定せしめて、キャレッジベースに対して左右方向へ移動
可能な状態にすることができるため、適宜のクランパの
キャレッジに対する位置ずれを回避して、適宜のクラン
パをキャレッジにおける変更後の所定位置に固定するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ワーク位置決め装置15の側断面図である。
【図2】ワーク加工機1の概略的な平面図である。
【図3】油圧回路手段を示す図である。
【符号の説明】
1 ワーク加工機 13 加工部 15 ワーク位置決め装置 17 キャレッジベース 27 キャレッジ 35 クランパガイド 37 クランパ 43 シリンダ本体 47 第1ピストン 49 第2ピストン 57 第1ピストンロッド 59 第2ピストンロッド 83 第1ロック部材 85 トグルリンク機構 93 第2ロック部材 95 第2固定部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワーク加工機における加工部に対して板
    状のワークを位置決めするワーク位置決め装置におい
    て、 左右方向へ延伸したキャレッジベースを前後方向へ移動
    可能に設け、このキャレッジベースにキャレッジを左右
    方向へ移動可能に設け、このキャレッジに板状のワーク
    をクランプする複数のクランパを左右方向へ位置調節可
    能かつ前後方向へわずかに移動可能に設け、 各クランパに前後方向へ移動可能な第1ピストンと第2
    ピストンを備えたシリンダ本体を一体的にそれぞれ設
    け、各第1ピストンにシリンダ本体に対して前方向へ突
    出した第1ピストンロッドをそれぞれ設け、各第2ピス
    トンにシリンダ本体に対して後方向へ突出した第2ピス
    トンロッドをそれぞれ設け、各第1ピストンロッドにキ
    ャレッジにおける第1固定部を上方向から押圧する第1
    ロック部材を動力伝達機構を介してそれぞれ連結し、各
    第1ピストンを前方向へシリンダ本体に対して相対的に
    移動させると、対応する第1ロック部材が動力伝達機構
    の作動によって下方向へ移動して第1固定部を上方向か
    ら押圧するようにそれぞれ構成し、各第1ピストンを後
    方向へシリンダ本体に対して相対的に移動させると、対
    応する第1ロック部材の押圧状態が解除されるようにそ
    れぞれ構成し、各シリンダ本体に上記キャレッジベース
    における第2固定部を後方向から押圧する第2ロック部
    材を一体的にそれぞれ設け、各第2ピストンを後方向へ
    シリンダ本体に対して相対的に移動させて第2ピストン
    ロッドにより上記第2固定部を前方向から押圧すると、
    対応する第2ロック部材がシリンダ本体と一体的に前方
    向へキャレッジに対してわずかに相対的に移動して第2
    固定部を後方向から押圧するようにそれぞれ構成し、各
    第2ピストンを前方向へシリンダ本体に対して相対的に
    移動させると、対応する第2ロック部材の押圧状態が解
    除されるようにそれぞれ構成してなることを特徴とする
    ワーク位置決め装置。
  2. 【請求項2】 前記動力伝達機構は上部トグルリンクと
    下部トグルリンクとを備えたトグルリンク機構であっ
    て、各トグルリンク機構における上部トグルリンクの上
    端部を対応するクランパに回転自在にそれぞれ連結し、
    各トグルリンク機構における下部トグルリンクの下端部
    を対応する第1ロック部材に回転自在に連結し、各第1
    ピストンロッドを適宜のトグルリンクに回転自在にそれ
    ぞれ連結してなることを特徴とする請求項1に記載のワ
    ーク位置決め装置。
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