JPS6245434A

JPS6245434A - 板材加工機械における加工範囲変更方法

Info

Publication number: JPS6245434A
Application number: JP18575385A
Authority: JP
Inventors: Yasunori Yoshie; 吉江　安則
Original assignee: Amada Co Ltd
Current assignee: Amada Co Ltd
Priority date: 1985-08-26
Filing date: 1985-08-26
Publication date: 1987-02-27
Anticipated expiration: 2010-03-22
Also published as: JPH0724879B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］この発明は板材加工機械における加工範囲変更方法に関
する。

［従来の技術］パンチプレス、シャーリングマシン等の板材加工機械に
は板材クランプ装置が設けられている。

この板材クランプ装置は、加工幅方向に移動自在なキャ
リッジ及び該キャリッジに適数装着され板材を把持する
クランプ等より成り、機械の前後、左右方向に移動する
ことにより、前記クランプに把持される板材の所定位置
を態械の加工部に提供する。

ところで、前記板材クランプ装置のキャリッジは、前記
加工機械に設けたキャリッジベースに支承され、所定範
囲だけ移動できるようになっている。従って、長尺の板
材を前記クランプで把持する場合には、該板材が前記所
定範囲だけ移動されるのみであるから、一部の板材範囲
が前記加工部に提供されないことがある。

この場合、従来は、別途設けたワークホルダで前記板材
を保持すると共に、前記クランプで前記板材を掴み換え
、前記加工部に促洪する板材範囲（加工範囲）を変更す
るようにしていた。これをクランプのりポジショニング
と称する。

しかしながら、このような加工範囲の変更方法に於ては
、掴み換え時にワーククランプが板材に突き当るため板
材が位置ずれし、加工精度に狂いが生ずる、という問題
点があった。

特に、前記リポジシヨニングの回数が多くなる場合には
、前記位置ずれが累積し、加工精度の狂いが甚だしくな
るという問題点があったのである。

［発明の目的コこの発明の目的は、前記従来の技術の問題点を解決する
ことであり、加工範囲変更中に板材が位置ずれすること
なく、従って加工粘度に狂いが生じない板材加工機械に
於ける加工範囲変更方法を提供することである。

〔発明の概要］この発明の板材加工機械にＪ３ける加工範囲変更方法は
、前記目的を達成づるため、キャリッジに着脱可能に取
り付けたクランプを、板材を把持した状態で前記キャリ
ッジから切り離し、しかる後前記キャリッジを適宜の方
向へ移動し、移動後のキャリッジに再び前記クランプを
装着し、加工部に提供する板材の加工範囲を変更するよ
うにした。

［実施例］以下、図面を参照しながらこの発明の一実施例を説明す
る。

第１図乃至第３図はこの発明を実施する為に使用する板
材加工機械の説明図であり、第１図はその正面図、第２
図は前記板材加工機械に設けた板材クランプ装置の拡大
斜視図、第３図は板材クランプ装置の構造を更に拡大し
て示す断面図である。

第１図に示されるように、板材加工機械ＭＣは板材クラ
ンプ装置１を有し、この板材クランプ装置１で板材Ｗを
把持し、この板材Ｗの所定位置をＩＪロエ部ＭＰに提供
して所定の加工を行っている。

なお、参照符号ＷＨはワークホールド装置を示している
。

第２図に示されるように、前記加工機械ＭＣには板材供
給力向（以下、Ｙ　ｆＧ力方向称す）に沿って水平な基
台３が設けられている。そして、基台３の両側には該基
台３と上面を合わせて前記Ｙ＠力方向移動自在のスライ
ドテーブル５が前記基台３の両側下面に取り付けられた
ガイドレール７に支承されて設けられている。

第３図に詳細に示されるように、前記スライドテーブル
５の一〇イ：上面には前記Ｙ軸と直交するＸ軸方向に所
定高さを有するキＸ・リッジベース９が固定されている
。そして、該キャリッジベース９の加工部側には軸支持
部材１１が設けられ、該部材１１にはサーボモータＭχ
で回転駆動されるボールねじ１３が回転可能に軸支され
ている。又、該キャリッジベース９の加工部側には上方
ガイドレール１５と下方ガイドレール１７が前記Ｘ軸方
向に沿って設けられている。前記上方ガイドレール１５
には下方向に突出するガイド部材１５ａと前記加工部方
向に突出する１字部材１５ｂとが設けられている（第２
図にはガイド部材１５ａを省略して示している）。

前記キャリッジベース９には前記下方ガイドレール１７
及び前記上方ガイドレール１５のガイド部材１５ａを介
してキャリッジベース９の略１／２の長さのキャリッジ
１９がＸｌＮ１方向に移動自在に設けられている。該キ
ャリッジ１９は、前記ガイド部材１５ａとは、キャリッ
ジ１９側記回転可能に設けられ前記ガイド部材１５ａに
沿って回転移動可能のローラＲを介して接合されている
。前記キャリッジ１っけ前記ボールねじ１３と螺合され
る図示しないナツト部材を有しており、ボールねじ１３
を正逆方向に回転させることにより前記キャリッジベー
ス９に冶って前記Ｘ軸の正逆（十−）方向に移動可能で
ある。

前記キャリッジ１９の加工部側には蟻２１が設りられて
いる。そしノで、２個のクランプＣＬＰ１、ＣｌＦ３の
加工部側と反対側に蟻溝２３を設け、この蟻溝２３を前
記蟻２１に嵌合し、各クランプＣＬＰＩ、ＣｌＦ３はキ
ャリッジ１９に沿って移動可能となっている。又、クラ
ンプＣＩＰ１．０Ｌ　Ｐ　２の加工部側には図示しない
アクチュエータの作動により開閉作動される把持爪２３
ａが板材Ｗの高さ位置と高さを合わせて設けられている
。

前記クランプＣＬＰ１、ＣｌＦ３には固着・解放機構７
が設けられている。この固着・解放機構は、クランプ側
に設けられたクランプ・ギ１ｒリッジ固査爪２５と、玉
アシリンダ装置２７と、前記エアシリンダ装置２７に固
るされ前記Ｔ字部材１（５０の先端１５　Ｃを抱える抱
え部材２７ｄど、１〜グルリンク２９とで構成されてい
る。前記エアシリンダ装置２７は両軸式のものであり、
Ｙ軸方向に往復動されるビス１ヘン２７ａの両側にロッ
ド２７ｂとロッド２７ｃとを備えている。そして、加工
部側の［Ｊラド２フｂの一端と前記固着型２５の上端と
は前記トグルリンク２９を介して１と続されている。又
、加工部側と反対側のロッド２７ｃは前記Ｔ字部先端１
５Ｃに対して接近・離反するＪ、うに配設されている。

従って、前記ピストン２７ａが加工部側（第３図におい
て左方向）に作動された場合には、ロッド２７ｂはトグ
ルリンク２９を介してクランプ・キャリッジ固着型２５
を下方向に押圧し、該固着型２５は前記蟻２１と接触し
前記クランプＣＬＰ１、ＣｌＦ３を前記キャリッジ１９
に固着するようになる。又、このとき、前記加工部側と
反対側のロッド２７ｃもＩＪ１１■部側に作動され、第
３図に図示の如くロッド２７０はＴ字部光Ｅｉ１５Ｃと
離れた状態となり、クランプＣＩ　Ｐｌ、ＣＩ　Ｐ２は
キャリッジベース９に対し７ては’／１１１１１された
状態、を二なる。

このように、ピストン２７ａが加工部側に作動された場
合には、クランプＣＬ　Ｐ　１　、ＣＬ、　Ｐ　２はキ
ャリッジ１９に固着されたキャリッジ１９と共にＸ軸方
向に移動可能である。なお、このようにクランプＣＬＰ
１．ＣＬＰ２がキャリッジ１つに固着された状態を、以
下、「クランプ固着状態」と称することとする。

一方、前記ビス１ヘン２７ａが加工部側と反対側（第３
図において右方向）に作動された場合には、ロッド２７
ｂは第３図において右方向に作動され、トグルリンク２
９を介して固着型２５を引ぎ上げるので、クランプＣＬ
Ｐ１、ＣｌＦ３はキャリッジ１９に対して解放された形
となる。又、このとき、ロッド２７ｃも第３図において
右方向へ作動され、前記丁字部材先端１５ｃをロッド２
７ｃと前記抱え部材２７ｄとの間で挾持し、前記クラン
プＣＬＰ１、ＣｌＦ３を前記キャリッジベース９に固着
することになる。

このように、ピストン２７ａが第３図において右方向に
作動された状態ではクランプＣＬ　Ｐ　１、ＣｌＦ３は
キャリッジ１つから解放されると共にキャリッジベース
９に固着された状態となる。なお、このように、クラン
プＣＬＰ１、ＣｌＦ３がキャリッジ１９から解放された
状態を、以下、「クランプ解放状態」と称することとす
る。

次に、前記板材加工機械を使用して本発明を実施する場
合について第４図を参照しながら説明する。第４図は、
本発明を実施する為の動作説明図である。同図には、前
記説明のため、キャリッジベース９、キャリッジ１つ、
クランプｃ　ｌ−ｐ　ｉ、ＣｌＦ３、板材Ｗ１ワークボ
ルダＷＨ１及び加工部ＭＰが示されている。ここに、キ
ャリッジ１つはキャリッジベース９の略半分の寸法を有
し、該キャリッジベース９上を左端から右端まで移動で
きるように設けられている。またクランプＣＬ　Ｐｌ　
、Ｃｌ−Ｐ　２に把持される材料Ｗは前記キャリッジ１
９より長寸法のものであるとする。

第４図（ａ）を参照するに、本実施例では当初、キャリ
ッジ１９の略中央と右端にそれぞれクランブＣＬＰｌ及
びクランプＣＩ−Ｐ　２が設けられている。

そして、このクランプＣＬＰ１、ＣＬＰ２に、板材Ｗが
、そのノ「端とキャリッジ９の左端とを略一致させるよ
うにして把持されている。従ってこの場合、キャリッジ
１９がキャリッジベース上を移動覆ることにより、板材
Ｗ上の斜線範囲が加工部Ｍ　Ｉ）に提供され、加工範囲
となるものである。換言すれば、前記状態では、前記板
（オＷの白地範囲は加工部Ｍ　Ｐに提供されず、加工不
能範囲となる。

そこで、前記白地範囲に加工を施したい場合には、加工
範囲を変更することが必要となるのである。

このため、本発明ではまず前記クランプＣＩＰ１、ＣＬ
Ｐ２に設けた固着・解放機構７を動作させて、第４図（
ｂ）に示すように、クランプＣＬ　Ｐ　１及びＣＬ　Ｐ
　２をキトリッジ１９から切り離す（クランプ固着状態
）。その際、このクランプＣＬＰ１、Ｃ１，Ｐ２は、前
記固着・解放機構の作用により、キャリッジベース９に
固着され、次に述べるキャリッジ移動中の位置ずれを防
止する。また、前記クランプの解放と同時にワークホル
ダＷ　＋−１を動作させ、板材Ｗの位置ずれを防止する
。

クランプＣＬＰ１、ＣＬＰ２をキャリッジ１９から切り
＃ｔ　ｔと、キャリッジ１９が単独移動自在となるので
、次に、前記クランプＣＬＰＩ、ＣＬＰ２の取付位置を
変更すべく、該キャリッジ１９を図に於て右方向へ移動
する。

そして、第４図＜Ｃ＞に示ずように、キャリッジ１つの
左端が第１クランプＣＬＰ１の把持位置に達すると、キ
ャリッジ１９をその位ｎで停由させる。

キャリッジ１９を停止させると、前記固着・解放機構７
を前述の場合と逆方向に動作させ、第４図（ｄ）に示す
ように、前記クランプＣＬＰ１、ＣＬＰ２を前記キャリ
ッジ１つに固着し直ずくクランプ固着状態）。その際、
前述と同様、前記固着・解放機構７の作用によりクラン
プＣＬＰ１．０ＬＰ２がキャリッジベース９から解放さ
れる。また、同時にワークホルダＷ　ｌ」を解除側に動
作させ、板材Ｗを移動自在とする。

そして、以上により前記キャリッジ１つ、クランプＣＬ
Ｐ１、ＣＬＰ２、板材Ｗが一体として移動自在となった
ら、Ｒ後にこれらを図にＪ５いて左方へ移動させる。

すると仮ＨＷが第４図（ａ）の始めの位置より左側に移
ＯＪされる（第４図（ｅ））、、ゴなわら、この場合、
＋ＪＩＩ　Ｉ範囲は第４図（ｅ）において（Ｂ　−１−
Ｃ）で示す領域となる。最初の加工範囲（第４図（ａ）
）は、第４図＜ｅ）において（Ａ＋Ｂ）で示ず領域であ
ったから、結局前記操作により、加工範囲が（Ａ十Ｂ＞
の範囲から（Ｂ４−Ｃ）の範囲に変更されたこととなる
。

従って、本実施例によれば、板材がクランプに把持され
たままであるから、板材を位置ずれさせることなく、従
って、加工精度に狂いを発生させることなく加工範囲を
変更することができる。なお、本実施例では、キャリッ
ジ１９に対してクランプＣＬＰ１、ＣＬＰ２を着脱げる
が、該着脱動作は、前記固着・解放機構７に設けたクラ
ンプ・キャリジ固着型２５と蟻２３との圧接・離反を介
して行われるから、該着脱時にクランプＣＬＰＩ、ＣＬ
Ｐ２がキャリッジ１９に対して位置ずれする恐れはない
。また本実施例では、板材ＷをワークホルダＷＨで保持
した後、クランプＣ１，Ｐｌ、ＣＬＰ２をキャリッジ１
９から切り離すようにしたから、板材の位置ずれが一層
確実に防止されるものである。

なおまた、前記実施例においては、クランプＣＬ　Ｐ　
１　、ＣＬ　Ｐ　２は、前記固着・解放機構７を有する
ものとしたが、これに限定されるものではなく、例えば
、前記固着動作と前記解放動作とを別々に行う機構を有
するものでもよいし、あるいは又、前記キャリッジに対
してのみ固着・解放を行う機構を有するものでもよい。

［発明の効果］この発明の板材加工機械に於ける加工範囲変更方法は、
以上のように構成したことにより、板材の掴み変えを行
うことなく加工範囲を変更できるから、該変更中に板材
が位置ずれせず、従って加工精度に狂いが生じないもの
である。

【図面の簡単な説明】

図面はいずれも本発明の実施例を示ずものであリ、第１
図乃至第３図は本発明を実施する為に使用する板材加工
機械の説明図、第１図はその正面図、第２図は該板材加
工機械の板材クランプ装置の拡大斜視図、第３図は該板
材クランプ装置の構造を更に拡大して示す断面図、第４
図は本発明の実施例の動作説明図である。１・・・板材クランプ装買７・・・固着・解放機構９・・・キャリッジベース１つ・・・キャリッジＣＬＰｌ、ＣＬＰ２・・・クランプＷ・・・板材　　　ＷＨ・・・ワークホルダＭＰ・・・
加工部ＭＰ第４図ｆｌ）ｌ　　　　＼、２７／第４図に）　　　　ゝ＼ごし／／ □□□□□

Claims

【特許請求の範囲】

（１）板材を把持するクランプを着脱可能に装着し前記
板材を加工部に提供するキャリッジと、前記キャリッジ
を所定範囲だけ移動可能に支承するキャリッジベースと
を有する板材加工機械における加工範囲変更方法であつ
て、前記キャリッジの移動により前記加工部に提供され
る板材の範囲が該板材の全面積に充たない場合には、前
記クランプを、前記板材を把持した状態で前記キャリッ
ジから切り離し、しかる後前記キャリッジを適宜の方向
へ移動し、移動後のキャリッジに再び前記クランプを装
着し、前記加工部に提供する板材の加工範囲を変更する
ことを特徴とする板材加工機械における加工範囲変更方
法。
（２）前記クランプは、前記キャリッジに対して固着・
解放可能であると共に該固着・解放作用に対応して前記
キャリッジベースに解放・固着可能の固着・解放機構を
有し、前記キャリッジから解放される際には、前記キャ
リッジベースに固着され、前記キャリッジに固着される
際には前記キャリッジベースから解放されることを特徴
とする特許請求の範囲第１項に記載の板材加工機械にお
ける加工範囲変更方法。
（３）前記クランプが前記キャリッジから解放される際
には、別途設けたワークホルダが前記板材を保持するこ
とを特徴とする特許請求の範囲第２項に記載の板材加工
機械における加工範囲変更方法。