JPH0611735Y2 - 板材加工機の板材移動位置決め装置 - Google Patents
板材加工機の板材移動位置決め装置Info
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- JPH0611735Y2 JPH0611735Y2 JP1986149430U JP14943086U JPH0611735Y2 JP H0611735 Y2 JPH0611735 Y2 JP H0611735Y2 JP 1986149430 U JP1986149430 U JP 1986149430U JP 14943086 U JP14943086 U JP 14943086U JP H0611735 Y2 JPH0611735 Y2 JP H0611735Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、板材に適宜の加工を行なうタッピングマシン
やその他の適宜の板材加工機における加工位置に対して
板材をX軸、Y軸方向へ移動し位置決めする板材移動位
置決め装置に関する。
やその他の適宜の板材加工機における加工位置に対して
板材をX軸、Y軸方向へ移動し位置決めする板材移動位
置決め装置に関する。
[従来の技術] 従来、板材移動位置決め装置は、板材加工機の加工位置
に対して接近離反する方向(Y軸方向)へ移動自在に設
けたテーブル(キヤリッジベース)に、キヤリッジをX
軸方向へ移動自在に装着し、このキヤリッジに、板材を
把持する材料クランパを複数装置した構成である。
に対して接近離反する方向(Y軸方向)へ移動自在に設
けたテーブル(キヤリッジベース)に、キヤリッジをX
軸方向へ移動自在に装着し、このキヤリッジに、板材を
把持する材料クランパを複数装置した構成である。
(考案が解決しようとする課題) 従来、前記キヤリッジベース及びキヤリッジを原点位置
に位置決めした状態にあるときに、テーブル上へ板材を
搬入し、この板材をX,Y軸方向の原点位置へ位置決め
した後に、前記材料クランパにより板材を把持する構成
である。
に位置決めした状態にあるときに、テーブル上へ板材を
搬入し、この板材をX,Y軸方向の原点位置へ位置決め
した後に、前記材料クランパにより板材を把持する構成
である。
上述のごとく板材を原点位置に位置決めする構成として
は、板材をテーブル上へ搬入する搬入装置あるいはテー
ブルに、板材を吸着して原点位置決め用の吸着具をX,
Y両軸に交差する方向へ板材を移動せしめる構成であ
る。
は、板材をテーブル上へ搬入する搬入装置あるいはテー
ブルに、板材を吸着して原点位置決め用の吸着具をX,
Y両軸に交差する方向へ板材を移動せしめる構成であ
る。
すなわち、テーブル上への板材の搬入時には、原点位置
決め用の吸着具に対応した位置に材料を搬入しなければ
ならず、上記原点位置決め用の吸着具と板材とが対応し
ない場合には、板材の原点位置への位置決めができない
ことがある。
決め用の吸着具に対応した位置に材料を搬入しなければ
ならず、上記原点位置決め用の吸着具と板材とが対応し
ない場合には、板材の原点位置への位置決めができない
ことがある。
また、従来の構成においては、前記キヤリッジベース及
びキヤリッジを予め原点位置に位置決めしておく必要が
あり、作業能率向上に問題がある。
びキヤリッジを予め原点位置に位置決めしておく必要が
あり、作業能率向上に問題がある。
(課題を解決するための手段) 前述のごとき従来の問題に鑑みて、本考案は、板材の加
工位置に対して接近離反するY軸方向へ往復動自在に設
けたテーブルに、上記Y軸方向に対して直交するX軸方
向へ往復動自在にキヤリッジを装着して設け、前記加工
位置において加工される板材を把持する複数の材料クラ
ンパを、X軸方向に離隔して前記キヤリッジを装着して
なる板材加工機の板材移動位置決め装置にして、前記テ
ーブルの1部に、前記板材のX軸方向の原点位置決めを
行うX軸ストッパを設け、上記キヤリッジにX軸あるい
はY軸方向へ移動自在の第1移動部材を設け、この第1
移動部材に、当該第1移動部材の移動方向に対し直交す
るY軸方向あるいはX軸方向へ移動自在の第2移動部材
を設け、この第2移動部材に前記板材を把持自在の原点
設定クランパを装着してなり、前記テーブルの移動位置
に拘りない所望位置において前記原点設定クランパに把
持された前記板材を、前記第1,第2の移動部材のX,
Y軸方向への移動により前記X軸ストッパおよび前記材
料クランパに当接してX,Y軸方向の原点位置に位置決
め自在の構成としてなるものである。
工位置に対して接近離反するY軸方向へ往復動自在に設
けたテーブルに、上記Y軸方向に対して直交するX軸方
向へ往復動自在にキヤリッジを装着して設け、前記加工
位置において加工される板材を把持する複数の材料クラ
ンパを、X軸方向に離隔して前記キヤリッジを装着して
なる板材加工機の板材移動位置決め装置にして、前記テ
ーブルの1部に、前記板材のX軸方向の原点位置決めを
行うX軸ストッパを設け、上記キヤリッジにX軸あるい
はY軸方向へ移動自在の第1移動部材を設け、この第1
移動部材に、当該第1移動部材の移動方向に対し直交す
るY軸方向あるいはX軸方向へ移動自在の第2移動部材
を設け、この第2移動部材に前記板材を把持自在の原点
設定クランパを装着してなり、前記テーブルの移動位置
に拘りない所望位置において前記原点設定クランパに把
持された前記板材を、前記第1,第2の移動部材のX,
Y軸方向への移動により前記X軸ストッパおよび前記材
料クランパに当接してX,Y軸方向の原点位置に位置決
め自在の構成としてなるものである。
[実施例] 理解を容易にするために、まず、板材加工機の1例とし
てのタッピングマシンの全体的構成について説明する。
てのタッピングマシンの全体的構成について説明する。
第1図の正面図と第2図の平面図には、数値制御式板材
加工機の例としてタッピングマシンを示した。
加工機の例としてタッピングマシンを示した。
このタッピングマシンでは、基台1の一部に複数のタッ
プ3を備えた加工ヘッド5が流体圧シリンダ7に駆動さ
れて回動自在に設けてある。本実施例では3種類のタッ
プ3が扇形をなす加工ヘッド5にとりつけてあり、それ
ぞれ可逆転の電動機9によって駆動され、更にスタイラ
ス11が扇形の加工ヘッド5の円弧部分の一端に設けて
ある。
プ3を備えた加工ヘッド5が流体圧シリンダ7に駆動さ
れて回動自在に設けてある。本実施例では3種類のタッ
プ3が扇形をなす加工ヘッド5にとりつけてあり、それ
ぞれ可逆転の電動機9によって駆動され、更にスタイラ
ス11が扇形の加工ヘッド5の円弧部分の一端に設けて
ある。
スライラス11は電動機9を備えていないがタップ3と
同様に例えば空気圧シリンダ13などによって昇降駆動
されている。
同様に例えば空気圧シリンダ13などによって昇降駆動
されている。
前記基台1の上面にはパルスモータなどの電動機15に
よって回動されるリードスクリュ17がY軸方向に設け
てあり、該リードスクリュ17と係合するナット部材1
9(第5図参照)がテーブル21の下面に位置して設け
てある。
よって回動されるリードスクリュ17がY軸方向に設け
てあり、該リードスクリュ17と係合するナット部材1
9(第5図参照)がテーブル21の下面に位置して設け
てある。
上記ナット部材19とテーブル21とは連結ピン23
(第5図参照)によって係脱自在であり、テーブル21
はそのX軸方向両端に設けた複数の車輪25を介して基
台1に設けたガイドレール27に案内されてY軸方向
(前記タップ3による加工位置に対して接近離反する方
向)に移動位置決めされるものである。
(第5図参照)によって係脱自在であり、テーブル21
はそのX軸方向両端に設けた複数の車輪25を介して基
台1に設けたガイドレール27に案内されてY軸方向
(前記タップ3による加工位置に対して接近離反する方
向)に移動位置決めされるものである。
前記テーブル21上の加工ヘッド5から遠い側には、パ
ルスモータなどの電動機29によって駆動されるリード
スクリュ31が設けてあり、このリードスクリュ31と
係合するナット部材33(第5図参照)が設けてある。
ルスモータなどの電動機29によって駆動されるリード
スクリュ31が設けてあり、このリードスクリュ31と
係合するナット部材33(第5図参照)が設けてある。
前記テーブル21の一部には前記リードスクリュ31と
平行なガイドレール35(第5図参照)が設けてあっ
て、このガイドレール35に車輪37に案内されてX軸
方向に移動自在な被加工材の把持装置(材料クランパ)
39のキャレッジ(材料クランパ取付部)41が設けて
ある。
平行なガイドレール35(第5図参照)が設けてあっ
て、このガイドレール35に車輪37に案内されてX軸
方向に移動自在な被加工材の把持装置(材料クランパ)
39のキャレッジ(材料クランパ取付部)41が設けて
ある。
上記キャレッジ41と前記ナット部材33とは連結ピン
43によって係脱自在になっている。
43によって係脱自在になっている。
Y軸方向に移動自在のテーブル21,X軸方向に移動自
在のキヤリッジ41及びキヤリッジ41に取付けた材料
クランパ39等は、板材加工機の加工位置に対して板材
をX,Y軸方向へ移動し位置決めする板材移動位置決め
装置をなすものである。
在のキヤリッジ41及びキヤリッジ41に取付けた材料
クランパ39等は、板材加工機の加工位置に対して板材
をX,Y軸方向へ移動し位置決めする板材移動位置決め
装置をなすものである。
前記テーブル21の一部(第1図右側)にはハンドル4
5が立設してある。
5が立設してある。
このハンドル45の上端には押し釦47(第5図参照)
が設けてあって、押し釦47を作動するスタイラス11
が昇降するのである。
が設けてあって、押し釦47を作動するスタイラス11
が昇降するのである。
更にキャレッジ41の一部に設けたラック49と係合す
るエンコーダ51(第2図参照)が前記テーブル21の
下面に設けてある。また、第5図に示したように、テー
ブル21の下面の一部に設けたラック53と基台1に設
けたエンコーダ55とが係合して設けてある。
るエンコーダ51(第2図参照)が前記テーブル21の
下面に設けてある。また、第5図に示したように、テー
ブル21の下面の一部に設けたラック53と基台1に設
けたエンコーダ55とが係合して設けてある。
第1図の右側端に示したのは制御盤を兼ねた表示装置5
7であって、前記したエンコーダ51・55の読み取り
値を表示するものである。
7であって、前記したエンコーダ51・55の読み取り
値を表示するものである。
本実施例のテーブル21は上面に多数のフリーボールブ
ッシュ59が植設してあり、これらのボールブッシュ5
9の鋼球の上面が形成する平面が被加工材のパスライン
61である。
ッシュ59が植設してあり、これらのボールブッシュ5
9の鋼球の上面が形成する平面が被加工材のパスライン
61である。
また加工ヘッド5を基台1の一部に支承する柱体63の
X軸方向両側には、前記パスライン61より高い位置に
2本の腕65・65がY軸方向に延設してあり、先端に
は流体圧シリンダ67によって駆動される材料押え部材
69が設けてある。
X軸方向両側には、前記パスライン61より高い位置に
2本の腕65・65がY軸方向に延設してあり、先端に
は流体圧シリンダ67によって駆動される材料押え部材
69が設けてある。
上記材料押え部材69に対応するパスライン61の下位
置に支台71が基台1に設けてある。
置に支台71が基台1に設けてある。
上記支台71の上面は前記パスライン61と一致する高
さにあるから、テーブル21には前記支台71と干渉し
ないように溝部に設けてある。
さにあるから、テーブル21には前記支台71と干渉し
ないように溝部に設けてある。
上記した腕65・流体圧シリンダ67・材料押え部材6
9・支台71は、前記したキャレッジ41の把持装置3
9が被加工材を把持している位置を変更する時に使用す
るものである。
9・支台71は、前記したキャレッジ41の把持装置3
9が被加工材を把持している位置を変更する時に使用す
るものである。
前記テーブル21のX軸方向の中心溝75の両側に、第
3図に示したような異常検出装置の一部をなすフラップ
板77が設けてある。
3図に示したような異常検出装置の一部をなすフラップ
板77が設けてある。
上記フラップ板77にはタップ3の加工位置近傍には、
第3図の右に示したような異常検出装置の主体をなす検
出ピン79が設けてあり、その他の位置では左に示した
ように弾機81によって上向きに付勢して設けてある。
第3図の右に示したような異常検出装置の主体をなす検
出ピン79が設けてあり、その他の位置では左に示した
ように弾機81によって上向きに付勢して設けてある。
上記検出ピン79は中空円筒状のボルト83の天井穴8
5を貫通して上向きに付勢されており、弾機87は菅ホ
ルト89によって付勢力調整自在である。
5を貫通して上向きに付勢されており、弾機87は菅ホ
ルト89によって付勢力調整自在である。
またロックナット91によって前記フラップ板77の下
面との距離を調整自在であり、検出ピンの下端は菅ボル
ト89を貫いてリミットスイッチ93の作動子95に接
している。
面との距離を調整自在であり、検出ピンの下端は菅ボル
ト89を貫いてリミットスイッチ93の作動子95に接
している。
前記フラップ板77はタップ3の加工位置近傍以外で
は、中心溝75にそった複数ケ所で弾機81によって上
向きに付勢され、ボルト97によって上向きの移動を規
制されていて、フラップ板77の上面の上昇限か前記し
たパスライン61と一致しているのである。
は、中心溝75にそった複数ケ所で弾機81によって上
向きに付勢され、ボルト97によって上向きの移動を規
制されていて、フラップ板77の上面の上昇限か前記し
たパスライン61と一致しているのである。
上記したタッピングマシンに限らず、数値制御の板材加
工機は第2図に示したテーブル21の上に例えばベルト
コンベヤ(図示省略)などで板材を搬入し、X軸,Y軸
ともに数値制御原点位置に位置させて材料クランパ39
に把持しなければならない。
工機は第2図に示したテーブル21の上に例えばベルト
コンベヤ(図示省略)などで板材を搬入し、X軸,Y軸
ともに数値制御原点位置に位置させて材料クランパ39
に把持しなければならない。
即ち第8図に示したように数値制御の座標原点をPとし
た場合、原点Pを通るX軸方向の線がY軸座標値が零を
示すY軸原点線LYであり、原点Pを通るY軸方向の線
がX軸座標値が零を示すX軸原点線LXである。
た場合、原点Pを通るX軸方向の線がY軸座標値が零を
示すY軸原点線LYであり、原点Pを通るY軸方向の線
がX軸座標値が零を示すX軸原点線LXである。
第2図に示すタッピングマシンの場合はテーブル21を
最も右側によせて停止させた場合の材料クランパ39の
のどもとストッパを結ぶ線がY軸原点線LYと一致す
る。
最も右側によせて停止させた場合の材料クランパ39の
のどもとストッパを結ぶ線がY軸原点線LYと一致す
る。
またテーブル21の上面に板材Wのパスライン61に対
して出没自在に設けてあるX軸ストッパ99の内側面が
X軸原点線LXと一致させてある。
して出没自在に設けてあるX軸ストッパ99の内側面が
X軸原点線LXと一致させてある。
上記テーブル21上に搬入された板材Wの隣接する二辺
をX軸原点線LXと、Y軸原点線LYに整合させるに
は、先端に回動自在な真空パッド或いは磁石101を備
えた引込み装置(図示省略)を設け、図示のように原点
付近を通るほぼ45度の方向に引込んで行っていた。
をX軸原点線LXと、Y軸原点線LYに整合させるに
は、先端に回動自在な真空パッド或いは磁石101を備
えた引込み装置(図示省略)を設け、図示のように原点
付近を通るほぼ45度の方向に引込んで行っていた。
ところが上記した真空パッド或いは磁石101を備えた
引込み装置を設ける範囲は狭く、吸着不能の板材Wも多
々あり、抜穴が存在したり、板材Wの縦横比も変り、板
材Wの搬入された状態も千差万別であって材料クランパ
39とX軸ストッパ99の何れが先に当接するかも予測
できないために整合が不確実になる不都合がある。
引込み装置を設ける範囲は狭く、吸着不能の板材Wも多
々あり、抜穴が存在したり、板材Wの縦横比も変り、板
材Wの搬入された状態も千差万別であって材料クランパ
39とX軸ストッパ99の何れが先に当接するかも予測
できないために整合が不確実になる不都合がある。
そこで、第6図,第7図および第10図に例示した本実
施例の原点設定クランパ103は、板材Wの引込み時に
板材Wを把持自在なものであって、第2図に示されるよ
うに、前記キヤリッジ41に装着してある。このクラン
パ103の基体105は、キヤリッジ41に備えたガイ
ドレール41Gに案内されT字断面の突出部107が位
置決め剣先ボルト109で材料クランパ39の間に位置
を選択自在に設けてある。
施例の原点設定クランパ103は、板材Wの引込み時に
板材Wを把持自在なものであって、第2図に示されるよ
うに、前記キヤリッジ41に装着してある。このクラン
パ103の基体105は、キヤリッジ41に備えたガイ
ドレール41Gに案内されT字断面の突出部107が位
置決め剣先ボルト109で材料クランパ39の間に位置
を選択自在に設けてある。
前記基体105には流体圧シリンダ111が装着してあ
り、この流体圧シリンダ111のピストンロッド113
には、基体105上のX軸方向ガイドレール115に案
内される第1移動部材117が連結されている。
り、この流体圧シリンダ111のピストンロッド113
には、基体105上のX軸方向ガイドレール115に案
内される第1移動部材117が連結されている。
前記第1移動部材117の上にはY軸方向に伸縮する流
体圧シリンダ119が設けてあって、その第2移動部材
でもあるピストンロッド121には、原点設定クランパ
103の固定ジョー123を兼ねるブラケット125が
とりつけてある。
体圧シリンダ119が設けてあって、その第2移動部材
でもあるピストンロッド121には、原点設定クランパ
103の固定ジョー123を兼ねるブラケット125が
とりつけてある。
前記ブラケット125には補強側板127が設けてあっ
て、両側の補強側板127を貫く軸体129に可動ジョ
ー131が揺動自在に設けてある。
て、両側の補強側板127を貫く軸体129に可動ジョ
ー131が揺動自在に設けてある。
前記可動ジョー131の右端上部には流体圧シリンダ1
33が設けてあって、そのピストンロッド135が固定
ジョー123の上面を押圧することで可動ジョー131
は軸体129のまわりを反時計まわり方向に回動して板
材Wを把持する。
33が設けてあって、そのピストンロッド135が固定
ジョー123の上面を押圧することで可動ジョー131
は軸体129のまわりを反時計まわり方向に回動して板
材Wを把持する。
なお第1移動部材117の上方にはカバー137が前方
と下方を除く範囲を覆って設けてあって、切粉などがピ
ストンまわりに飛散するのを防止している。
と下方を除く範囲を覆って設けてあって、切粉などがピ
ストンまわりに飛散するのを防止している。
次に第11図にもとづいて本原点設定クランパ103の
作動を説明する。
作動を説明する。
前記した板材Wが例えばベルトコンベヤなどで第11図
の左側からパスライン61より低く没入しているX軸ス
トッパ99を越えた位置に搬入される。
の左側からパスライン61より低く没入しているX軸ス
トッパ99を越えた位置に搬入される。
この板材Wの搬入を適宜センサで検出すると、二組の材
料クランパ39の間に設けた原点設定クランパ103は
第1移動部材117を第11図の右端に位置させた状態
で、かつ可動ジョー131を開いたまま板材Wの端辺を
越えて入込み、この時点で板材Wを把持する。
料クランパ39の間に設けた原点設定クランパ103は
第1移動部材117を第11図の右端に位置させた状態
で、かつ可動ジョー131を開いたまま板材Wの端辺を
越えて入込み、この時点で板材Wを把持する。
次に第2移動部材であるピストンロッド121を収縮さ
せ、板材WをほぼY軸方向に沿って引込み、材料クラン
パ39のつきあてに当接させる。
せ、板材WをほぼY軸方向に沿って引込み、材料クラン
パ39のつきあてに当接させる。
次に、第1移動部材117を第11図で左向きに移動さ
せて板材Wの左端辺をX軸ストッパ99に当接させて原
点整合を終り、板材Wを材料クランパ39に固定状態に
把持し、原点設定クランパ103を開放し第2移動部材
121を加工作業に干渉しない位置まで後退させれば作
業を開始できることになる。
せて板材Wの左端辺をX軸ストッパ99に当接させて原
点整合を終り、板材Wを材料クランパ39に固定状態に
把持し、原点設定クランパ103を開放し第2移動部材
121を加工作業に干渉しない位置まで後退させれば作
業を開始できることになる。
前記原点設定クランパ103により板材Wを把持すると
き、必要により板材移動位置決め装置をY軸方向へ僅か
に移動することにより、板材Wを確実に把持することが
できる。
き、必要により板材移動位置決め装置をY軸方向へ僅か
に移動することにより、板材Wを確実に把持することが
できる。
[考案の効果] 以上のごとき実施例の説明より理解されるように、要す
るに本考案は、板材の加工位置に対して接近離反するY
軸方向へ往復動自在に設けたテーブル21に、上記Y軸
方向に対して直交するX軸方向へ往復動自在にキヤリッ
ジ41を装着して設け、前記加工位置において加工され
る板材Wを把持する複数の材料クランパ39を、X軸方
向に離隔して前記キヤリッジ41に装着してなる板材加
工機の板材移動位置決め装置にして、前記テーブル21
の1部に、前記板材WのX軸方向の原点位置決めを行う
X軸ストッパ99を設け、上記キヤリッジ41にX軸あ
るいはY軸方向へ移動自在の第1移動部材117を設
け、この第1移動部材117に、当該第1移動部材11
7の移動方向に対し直交するY軸方向あるいはX軸方向
へ移動自在の第2移動部材121を設け、この第2移動
部材121に前記板材Wを把持自在の原点設定クランプ
103を装着してなり、前記テーブル21の移動位置に
拘りない所望位置において前記原点設定クランパ103
に把持された前記板材Wを、前記第1,第2の移動部材
117,121のX,Y軸方向への移動により前記X軸
ストッパ99および前記材料クランパ39に当接して
X,Y軸方向の原点位置に位置決め自在の構成としてな
るものである。
るに本考案は、板材の加工位置に対して接近離反するY
軸方向へ往復動自在に設けたテーブル21に、上記Y軸
方向に対して直交するX軸方向へ往復動自在にキヤリッ
ジ41を装着して設け、前記加工位置において加工され
る板材Wを把持する複数の材料クランパ39を、X軸方
向に離隔して前記キヤリッジ41に装着してなる板材加
工機の板材移動位置決め装置にして、前記テーブル21
の1部に、前記板材WのX軸方向の原点位置決めを行う
X軸ストッパ99を設け、上記キヤリッジ41にX軸あ
るいはY軸方向へ移動自在の第1移動部材117を設
け、この第1移動部材117に、当該第1移動部材11
7の移動方向に対し直交するY軸方向あるいはX軸方向
へ移動自在の第2移動部材121を設け、この第2移動
部材121に前記板材Wを把持自在の原点設定クランプ
103を装着してなり、前記テーブル21の移動位置に
拘りない所望位置において前記原点設定クランパ103
に把持された前記板材Wを、前記第1,第2の移動部材
117,121のX,Y軸方向への移動により前記X軸
ストッパ99および前記材料クランパ39に当接して
X,Y軸方向の原点位置に位置決め自在の構成としてな
るものである。
上記構成より明らかなように、本考案においては、Y軸
方向へ往復動自在のテーブル21の1部に、板材WのX
軸方向の原点位置決めを行うX軸ストッパ99が設けて
あり、また板材加工機の板材加工位置に対して板材Wを
X,Y軸方向へ移動し位置決めする板材位置決め装置に
おけるキヤリッジ41には、当該キヤリッジ41に装着
した複数の材料クランパ39の間に原点設定クランパ1
03が配置してある。そして上記原点接点クランパ10
3は、前記テーブル21の移動位置に拘りのない所望位
置において板材Wを把持してX軸,Y軸方向へ移動する
ことにより、板材WをX軸ストッパ99および材料クラ
ンパ39に当接して板材Wの原点位置決めを行なう構成
である。
方向へ往復動自在のテーブル21の1部に、板材WのX
軸方向の原点位置決めを行うX軸ストッパ99が設けて
あり、また板材加工機の板材加工位置に対して板材Wを
X,Y軸方向へ移動し位置決めする板材位置決め装置に
おけるキヤリッジ41には、当該キヤリッジ41に装着
した複数の材料クランパ39の間に原点設定クランパ1
03が配置してある。そして上記原点接点クランパ10
3は、前記テーブル21の移動位置に拘りのない所望位
置において板材Wを把持してX軸,Y軸方向へ移動する
ことにより、板材WをX軸ストッパ99および材料クラ
ンパ39に当接して板材Wの原点位置決めを行なう構成
である。
すなわち本考案においては、材料クランパ39をX,Y
軸方向へ移動自在に備えてなる板材移動位置決め装置に
原点設定クランパ103をX,Y軸方向へ移動自在に装
着した構成であるから、テーブル上の板材39の位置迄
原点設定クランパ103を移動してクランプすることが
でき、テーブル21を原点位置に戻すことなく所望の位
置において前記材料クランパ39に対する板材Wの引込
み位置決め及びY軸ストッパ99への当接による原点位
置への位置決めを確実に行なうことができるものであ
る。
軸方向へ移動自在に備えてなる板材移動位置決め装置に
原点設定クランパ103をX,Y軸方向へ移動自在に装
着した構成であるから、テーブル上の板材39の位置迄
原点設定クランパ103を移動してクランプすることが
でき、テーブル21を原点位置に戻すことなく所望の位
置において前記材料クランパ39に対する板材Wの引込
み位置決め及びY軸ストッパ99への当接による原点位
置への位置決めを確実に行なうことができるものであ
る。
なお本考案の説明は板材加工機をタッピングマシンを例
として説明したが、例えばパンチプレスなど他の板材加
工機にも応用できることも明白であり、本考案の技術思
想を逸脱することなく、設計変更が容易なことも明らか
である。
として説明したが、例えばパンチプレスなど他の板材加
工機にも応用できることも明白であり、本考案の技術思
想を逸脱することなく、設計変更が容易なことも明らか
である。
第1図は板材加工機の例としてのタッピングマシンの正
面図、第2図は第1図の平面図、第3図は異常検出部の
拡大詳細図、第4図はテーブルの左側面図、第5図は同
じくテーブルの右側面図、第6図は原点設定クランパの
実施例側面図、第7図は第6図のVII-VII断面矢視図、
第8図、第9図は従来の原点設定方法を示した説明図、
第10図は原点設定クランパの部分の斜視図、第11図
は本考案の原点設定方法を示した説明図である。 [図面の主要部を表わす符号の説明] 99……X軸ストッパ 103……原点設定クランパ 105……原点設定クランパの基体 117……第1移動部材 121……第2移動部材(ピストンロッド) 123……固定ジョー、131……可動ジョー
面図、第2図は第1図の平面図、第3図は異常検出部の
拡大詳細図、第4図はテーブルの左側面図、第5図は同
じくテーブルの右側面図、第6図は原点設定クランパの
実施例側面図、第7図は第6図のVII-VII断面矢視図、
第8図、第9図は従来の原点設定方法を示した説明図、
第10図は原点設定クランパの部分の斜視図、第11図
は本考案の原点設定方法を示した説明図である。 [図面の主要部を表わす符号の説明] 99……X軸ストッパ 103……原点設定クランパ 105……原点設定クランパの基体 117……第1移動部材 121……第2移動部材(ピストンロッド) 123……固定ジョー、131……可動ジョー
Claims (1)
- 【請求項1】板材加工機の加工位置に対して接近離反す
るY軸方向へ往復動自在に設けたテーブル(21)に、
上記Y軸方向に対して直交するX軸方向へ往復動自在に
キヤリッジ(41)を装着して設け、前記加工位置にお
いて加工される板材(W)を把持する複数の材料クラン
パ(39)を、X軸方向に離隔して前記キヤリッジ(4
1)に装着してなる板材加工機の板材移動位置決め装置
にして、前記テーブル(21)の1部に、前記板材
(W)のX軸方向の原点位置決めを行うX軸ストッパ
(99)を設け、上記キヤリッジ(41)にX軸あるい
はY軸方向へ移動自在の第1移動部材(117)を設
け、この第1移動部材(117)に、当該第1移動部材
(117)の移動方向に対し直交するY軸方向あるいは
X軸方向へ移動自在の第2移動部材(121)を設け、
この第2移動部材(121)に前記板材(W)を把持自
在の原点設定クランパ(103)を装着してなり、前記
テーブル(21)の移動位置に拘りない所望の位置にお
いて前記原点設定クランパ(103)に把持された前記
板材(W)を、前記第1、第2の移動部材(117,1
21)のX,Y軸方向への移動により前記X軸ストッパ
(99)および前記材料クランパ(39)に当接して
X,Y軸方向の原点位置に位置決め自在の構成としてな
ることを特徴とする板材加工機の板材移動位置決め装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986149430U JPH0611735Y2 (ja) | 1986-10-01 | 1986-10-01 | 板材加工機の板材移動位置決め装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986149430U JPH0611735Y2 (ja) | 1986-10-01 | 1986-10-01 | 板材加工機の板材移動位置決め装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6357041U JPS6357041U (ja) | 1988-04-16 |
JPH0611735Y2 true JPH0611735Y2 (ja) | 1994-03-30 |
Family
ID=31064631
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986149430U Expired - Lifetime JPH0611735Y2 (ja) | 1986-10-01 | 1986-10-01 | 板材加工機の板材移動位置決め装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0611735Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5537364A (en) * | 1978-09-08 | 1980-03-15 | Ishida Sangyo Kk | Shaping tool for decorated wood |
-
1986
- 1986-10-01 JP JP1986149430U patent/JPH0611735Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6357041U (ja) | 1988-04-16 |
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