JP2581860Y2 - 熱切断加工機のワーク位置決め装置 - Google Patents

熱切断加工機のワーク位置決め装置

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JP2581860Y2
JP2581860Y2 JP1993011804U JP1180493U JP2581860Y2 JP 2581860 Y2 JP2581860 Y2 JP 2581860Y2 JP 1993011804 U JP1993011804 U JP 1993011804U JP 1180493 U JP1180493 U JP 1180493U JP 2581860 Y2 JP2581860 Y2 JP 2581860Y2
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Komatsu Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は重量の重いワークでも
簡単に位置決めできる熱切断加工機のワーク位置決め装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来レーザ加工機やプラズマ加工機のよ
うな熱切断加工機は、切断すべきワークを載置するワー
クテーブルを有していて、このワークテーブルの側方
に、ワークをクランプしてワークをX軸またはY軸方向
へ移動するワーククランパが設けられている。また上記
のような熱切断加工機では、ワークを切断する加工ヘッ
ドやワーククランパがNC制御されるようになっている
ことから、ワークテーブル上へワークを搬入した際ワー
クをX軸及びY軸方向へ精度よく位置決めしてからワー
クをワーククランパによりクランプする必要がある。こ
のため従来ではX軸方向及びY軸方向に位置決め用のス
トッパを設けて、これらストッパに作業員がワークを突
き当てることにより、X軸及びY軸方向の位置決めを行
っている。例えば、特開昭63−264290号公報な
ど。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし上記従来の熱切
断加工機のように、作業員がワークをストッパに突き当
てて位置決めするようにしたものでは、ワークが厚板の
ように重量が重い場合、数人の作業員でワークをストッ
パに突き当てる必要があり、作業能率が悪い不具合があ
った。この考案はかかる不具合を改善するためになされ
たもので、ワークの位置決め作業が簡単に行えるように
した熱切断加工機のワーク位置決め装置を提供すること
を目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この考案は上記目的を達
成するために、ワークテーブル上のワークをワーククラ
ンパによりX軸方向へ移動させながら、上記X軸と直交
するY軸方向へ移動する加工ヘッドにより切断加工する
ようにした熱切断加工機において、上記ワーククランパ
の近傍にワークをY軸方向に位置決めするY軸ストッパ
を設け、またワークテーブルにはワークテーブル上のワ
ークを上記Y軸ストッパへ押し付けるワークプッシャ
と、ワークをX軸方向へ位置決めするX軸ストッパを設
けると共に、上記X軸ストッパの近傍に、ワーククラン
パによりX軸方向へ移動されるワークを検出するストッ
パセンサを設けたものである。
【0005】
【作 用】上記構成によりワークテーブル上のワーク
の位置決めが自動的に行えるため、厚板などの重量の重
いワークであっても、容易かつ精度よく位置決めするこ
とができる。
【0006】
【実 施 例】この考案の一実施例を図面を参照して詳
述する。図1において1はレーザ加工機のような熱切断
加工機の本体で、上部に切断すべきワーク2を載置する
ワークテーブル3が設けられており、このワークテーブ
ル3の上面にはワーク2の移動を容易にする多数のフリ
ーボールベアリング4が設けられている。5は上記ワー
クテーブル3の上方に水平に設けられたコラムで、この
コラム5の下面にY軸方向に移動自在な加工ヘッド6が
設けられていて、この加工ヘッド6より照射されるレー
ザビームによりワークテーブル3上のワーク2が切断加
工できるようになっている。
【0007】また上記ワークテーブル3の側方には、ワ
ークテーブル3上のワーク2をクランプして上記Y軸と
直交するX軸方向へ移動するワーククランパ8が設けら
れており、このワーククランパ8と上記加工ヘッド6
は、NC装置9により動作が制御されるようになってい
る。
【0008】一方上記ワーククランパ8の近傍には、ワ
ーク2をY軸方向に位置決めするY軸ストッパ10が、
そしてワークテーブル2にはワーク2をY軸ストッパ1
0へ向けて押圧するワークプッシャ11と、ワーク2を
X軸方向に位置決めするX軸ストッパ13とストッパセ
ンサ14及び減速用センサ15が設けられている。上記
Y軸ストッパ10は図2に示すように各ワーククランパ
8の側方に突設されたブラケット8aに退避シリンダ1
0aが設けられていて、この退避シリンダ10aのピス
トン杆10b先端にローラ状のストッパ10cが回転自
在に支承されている。
【0009】また上記Y軸ストッパ10にワーク2を押
し付けるワークプッシャ11は、ワーク2のサイズ毎に
数枚組、例えば2組設けられている。上記各ワークプッ
シャ11は図3ないし図5に示すように、ワークテーブ
ル3の下側にY軸方向にエアシリンダよりなるプッシャ
シリンダ11aが設けられていて、これらプッシャシリ
ンダ11aより突設されたピストン杆11bの先端にス
ライドピン11cの一端が固着されている。上記スライ
ドピン11cはワークテーブル3に設置されたガイド部
材11dの長孔11eに中間部が嵌入されて、プッシャ
シリンダ11aによりY軸方向へ移動自在となっている
と共に、スライドピン11cの他端に、上端部がワーク
テーブル3の上面より上方へ突出して、ワークテーブル
3上のワーク2を押圧するプッシャ11fが固着されて
いる。なお図中11gはプッシャ11fの戻しばねであ
る。
【0010】一方ワーク2をX軸方向に位置決めするX
軸ストッパ13は、図6及び図7に示すようにリフトシ
リンダ13aによりワークテーブル3の上面に出没自在
となっている。またこのX軸ストッパ13の近傍には、
コラム5に近い位置に減速用センサ15がそして遠い位
置にストッパセンサ14が設けられている。これらセン
サ14,15にはワーク2へ向けて投光する投光器と、
ワーク2の反射光を受光する受光器よりなり、検出され
た信号はNC装置9へ入力されて、ワーク2のX軸方向
の移動が制御されるようになっている。なお図中17は
ワークテーブル3の前面に設けられた位置決め用操作パ
ネル17で、ワークサイズに応じて操作する複数の操作
ボタン17a,17bが設けられている。
【0011】次に作用を説明すると、ワークテーブル3
上に搬入された厚板などの重量の重いワーク2を位置決
めする場合、まずワークサイズに応じて操作パネル17
の操作ボタン17a,17bを押す。これによって選択
されたサイズのワークプッシャ11のプッシャシリンダ
11aにエアが供給されて、プッシャシリンダ11aに
よりプッシャ11fがY軸方向へ移動され、ワークテー
ブル3上のワーク2がY軸ストッパ10に押付けられ
て、Y軸方向の位置決めが行われる。またY軸方向の位
置決めが完了してワーククランパ8がワーク2をクラン
プすると、退避シリンダ10aにより図2の実線位置に
退避され、切断加工中ワーク2がストッパ10cと干渉
するのを防止される。
【0012】一方Y軸方向の位置決めが完了すると、N
C装置9からの指令によりワーククランパ8がワーク2
をクランプした状態でX軸ストッパ13方向へ移動され
る。そして減速用センサ15がワーク2を検出するとワ
ーククランパ8の移動速度が減速され、さらにストッパ
センサ14がワーク2を検出するとワーククランパ8が
停止されて、ワーク2の端部がX軸ストッパ13に押し
付けられ、X軸方向の位置決めが行われる。X軸方向の
位置決めが完了すると、X軸ストッパ13はリフトシリ
ンダ13aによりワークテーブル3の上面より没入され
て切断作業が開始されるようになる。
【0013】
【考案の効果】この考案は以上詳述したように、ワーク
サイズに応じて操作ボタンを操作するだけで、ワークテ
ーブル上のワークの位置決めが自動的に行えるため、従
来のように作業者がワークをストッパに押し付ける必要
がない。これによって厚板のような重量の重いワークで
も容易かつ精度よく位置決めできると共に、NC装置の
加工プログラムに関係なく位置決めできるため、加工プ
ログラムの変更や新たなプログラムの入力などを必要と
せず、容易かつ安価に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例になるワーク位置決め装置
を採用した熱切断加工機の斜視図である。
【図2】この考案の一実施例になるワーク位置決め装置
のY軸ストッパ付近の平面図である。
【図3】この考案の一実施例になるワーク位置決め装置
のワークプッシャを示す平面図である。
【図4】図3のA方向からの矢視図である。
【図5】図3のB方向からの矢視図である。
【図6】この考案の一実施例になるワーク位置決め装置
のX軸ストッパ付近の平面図である。
【図7】図6のC−C線に沿う断面図である。
【符号の説明】
2…ワーク、3…ワークテーブル、6…加工ヘッド、8
…ワーククランパ、10…Y軸ストッパ、11…ワーク
プッシャ、13…X軸ストッパ、14…ストッパセン
サ、15…減速用センサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−169197(JP,A) 特開 昭63−264290(JP,A) 特開 昭62−21490(JP,A) 実開 平2−93031(JP,U) 実開 昭63−6193(JP,U) 実開 昭59−180875(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23K 26/00 - 26/18

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークテーブル3上のワーク2をワーク
    クランパ8によりX軸方向へ移動させながら、上記X軸
    と直交するY軸方向へ移動する加工ヘッド6により切断
    加工するようにした熱切断加工機において、上記ワーク
    クランパ8の近傍にワーク2をY軸方向に位置決めする
    Y軸ストッパ10を設け、またワークテーブル3には、
    ワークテーブル3上のワーク2を上記Y軸ストッパ10
    へ押し付けるワークプッシャ11と、ワーク2をX軸方
    向へ位置決めするX軸ストッパ13を設けると共に、上
    記X軸ストッパ13の近傍に、ワーククランパ8により
    X軸方向へ移動されるワーク2を検出するストッパセン
    サ14を設けてなる熱切断加工機のワーク位置決め装
    置。
JP1993011804U 1993-03-17 1993-03-17 熱切断加工機のワーク位置決め装置 Expired - Fee Related JP2581860Y2 (ja)

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