JP4023918B2 - マニピュレータの補助クランプ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、曲げ加工機等の板材加工機におけるマニピュレータの補助クランプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
曲げ加工機等の板材加工機におけるマニピュレータの補助クランプ装置は、図2(a)、(b)に示すように、加工機本体の前面に配置されたフロントテーブルの中央溝部内を走行するマニピュレータの下部フレームに、小規模、小範囲に納められているのが通例である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
然しながら、例えば上述のようなフロントテーブルの溝に沿って走行するマニピュレータでは、限られた寸法範囲内に設けられているため、補助クランプ装置の幅寸法(スパン)は、必然的に溝幅寸法よりも小さくせざるを得ず、補助クランプのスパンが短いため、外力の影響を受けて位置ずれし易く、ワーク挟持機能の安定性を確保するのが難しく、また、現状で補助クランプのスパンを大きくしようとすると、フロントテーブルの溝幅を大きくすることとなり、溝を大きくすれば、ワークが溝に引っ掛かったり、嵌まり込むなどの虞が生ずる、等の課題がある。
【0004】
この発明は、叙上の点に着目して成されたもので、フロントテーブルの溝を大きくする必要がなく、且つ補助クランプのスパンを広げ、ワークの位置ずれを防止でき、ワークの挟持機能の安定性を確保可能とするマニピュレータの補助クランプ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は、下記構成を備えることにより上記課題を解決できるものである。
【0006】
(1)板材加工機のフロントテーブルの溝に沿って移動するマニピュレータの上部フレーム側面の左右対向する位置に対を成し、所望の角度を保持して下向きに斜向上下動機構を設け、挟持部を有するアームを前記斜向上下動機構に接続し、前記マニピュレータのワーク挟持機能を補助することを特徴とするマニピュレータの補助クランプ装置。
【0007】
(2)前記斜向上下動機構は、往復動自在のピストン・シリンダにて形成したことを特徴とする前記(1)記載のマニピュレータの補助クランプ装置。
【0008】
(3)前記アームは、直交する二辺に補強用リブを有する直角三角形状を形成することを特徴とする前記(1)記載のマニピュレータの補助クランプ装置。
【0009】
(4) 前記挟持部を、1個のア−ムに対し少なくとも一個以上複数個設けたことを特徴とする前項(1)記載のマニピュレータの補助クランプ装置。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下にこの発明の一実施の形態を説明する。
【0011】
図1(a)は、この発明に係るマニピュレータの補助クランプ装置の構成を示す側面図、同(b)は同平面図、図2(a)、(b)は従来の補助クランパーの作用説明図である。
【0012】
図面について説明すれば、1はマニピュレータMpの上部フレーム、2は挟持部(補助クランプとも称す)、3はアーム、4は固定用部材、5はピストン・シリンダ、6は下部フレーム、7は上クランパー、8は下クランパーであり、マニピュレータMpの上部フレーム1の側面の左右対向位置に固定用部材4を配設し、この固定用部材4にピストン・シリンダ5にて形成される斜向上下動機構Ksを固設し、前記斜向上下動機構Ksを形成するピストン・シリンダ5のピストン先端部に、アーム3を接続し、このアーム3は直交する二辺に補強用リブを有する直角三角形状を形成し、直交する二辺の内の一辺に少なくとも一個以上複数個の挟持部2を並設し、図1(b)に示すように、前記挟持部2がワークWを挟持操作可能に構成されている。
【0013】
なお、他の符号について、12はLMガイドレールであってマニピュレータMpがこのLMガイドレール12に沿って移動自在である。またPは曲げ加工機を例としての板材加工機であり、9は上板押え、10は下板押え、11は曲げ金型である。
【0014】
なおまた、Cは従来の補助クランパーであり、Tfはフロントテーブルを示す(図2(a)、(b)参照)。
【0015】
叙上の構成に基づいて作用を説明する。
【0016】
板材加工機Pの例としての曲げ加工機において、マニピュレータMpがフロントテーブルTfの溝に沿って、ワークWを挟持して移動し、前記曲げ加工機に対面して前記ワークWをマニピュレータクランプからワークホールドクランプ(図1(a)参照)に掴み換え、この時、ピストン・シリンダ5にて形成される斜向上下動機構Ksの作用によりアーム3の先端の一辺に設けられた挟持部2を固定用部材4のガイド4aに沿って下降させ、マニピュレータMpで位置決めされワークホールドクランプで挟持されているワークWの端部を前記補助クランプ機能を有する挟持部2でクランプし、前記ワークWの端部が前記挟持部2でクランプされたことが確認されると、前記ワークホールドクランプを開放し、図1(b)に示すように、補助クランプのスパンlとして従来より広い幅でクランプでき、ワークに外力が加わっても、位置ずれすることなく、板材加工機Pの例としての曲げ加工機の上板押え9、下板押え10及び曲げ金型11の各所要動作に基づく曲げ加工操作に移行することができる。
【0017】
なお、ワークホールドクランプについて、図1(a)を参照して説明する。
【0018】
このワークホールドクランプは、下板押え10の前面にブラケットを介して固定され、ガイド部材Gに沿って上下動自在に構成されている。通常は、シリンダA、Bの各ピストンロッドが下降し、上部ジョーJu及び下部ジョーJl共にワークパスラインより下方に位置し、マニピュレータMpからワークWを受け取り掴み換えの時、シリンダA、B共上昇させ、連動して上部及び下部ジョーJu、Jlを上昇させ、上下に開いた状態、即ち、アンクランプの状態とし、次いで、ワークWが前記上下部ジョーJu、Jlの間に挿入された後、シリンダAとシリンダAに連結された下部ジョーJlはその位置の儘の状態を維持し、シリンダBとシリンダBに連結された上部ジョーJuを下降させてワークWをクランプする。ワークホールドクランプから補助クランプ装置へワークWを渡す時も同様の機能を働かせることができる。
【0019】
以下にワークホールドクランプの動作を表に示す。
【0020】
【表1】
【0021】
また、この発明に係る補助クランプ装置は、ピストン・シリンダ5から成る斜向上下動機構Ksを有することにより、不使用の際には、曲げ加工機と干渉しないようにアーム3と共に挟持部2を退避させておくことができる。
【0022】
【発明の効果】
この発明によれば、フロントテーブルの上面で操作ができるため、溝に無関係であり、補助クランプとしての挟持幅となるスパンが広くとれるので、ワークに外力が加わっても、ずれが生じにくくなり安定した精度の良い加工操作ができるという効果を呈する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) この発明に係るマニピュレータの補助クランプ装置の構成を示す側面図、同(b)同平面図
【図2】(a)、(b)従来の補助クランパーの作用説明図
【符号の説明】
1 上部フレーム
2 挟持部(補助クランプ)
3 アーム
4 固定用部材
4a ガイド
5 ピストン・シリンダ
6 下部フレーム
7 上クランパー
8 下クランパー
9 上板押え
10 下板押え
11 曲げ金型
12 LMガイドレール
C 従来の補助クランパー
G ガイド部材
Ju 上部ジョー
Jl 下部ジョー
Ks 斜向上下動機構
Mp マニピュレータ
P 板材加工機
W ワーク
Claims (4)
- 板材加工機のフロントテーブルの溝に沿って移動するマニピュレータの上部フレーム側面の左右対向する位置に対を成し、所望の角度を保持して下向きに斜向上下動機構を設け、挟持部を有するアームを前記斜向上下動機構に接続し、前記マニピュレータのワーク挟持機能を補助することを特徴とするマニピュレータの補助クランプ装置。
- 前記斜向上下動機構は、往復動自在のピストン・シリンダにて形成したことを特徴とする請求項1記載のマニピュレータの補助クランプ装置。
- 前記アームは、直交する二辺に補強用リブを有する直角三角形状を形成することを特徴とする請求項1記載のマニピュレータの補助クランプ装置。
- 前記挟持部を、1個のアームに対し少なくとも一個以上複数個設けたことを特徴とする請求項1記載のマニピュレータの補助クランプ装置。
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- 1998-07-07 JP JP19161498A patent/JP4023918B2/ja not_active Expired - Fee Related
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