JP2524479Y2 - ニュートラル検知可能回転ユニット - Google Patents

ニュートラル検知可能回転ユニット

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JP2524479Y2
JP2524479Y2 JP1990048887U JP4888790U JP2524479Y2 JP 2524479 Y2 JP2524479 Y2 JP 2524479Y2 JP 1990048887 U JP1990048887 U JP 1990048887U JP 4888790 U JP4888790 U JP 4888790U JP 2524479 Y2 JP2524479 Y2 JP 2524479Y2
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JP
Japan
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neutral
unit
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vehicle
rotational speed
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JP1990048887U
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JPH048744U (ja
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満 古田
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Aichi Machine Industry Co Ltd
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Aichi Machine Industry Co Ltd
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  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、車両の運転状態がニュートラルであるこ
とをエンジン回転数に基づいて検知するようにしたニュ
ートラル検知可能回転ユニットに関するものである。
(従来の技術) 従来、車両のエンジン制御においては、アイドル状態
やフューエルカット条件等を判別するために、トランス
ミッションがニュートラルレンジであるか否かを検出す
ることが行なわれている。そして、トランスミッション
にニュートラルスイッチを取り付けて、このニュートラ
ルスイッチのON・OFF信号を制御用ユニットに入力し
て、この制御用ユニットにおいて、ニュートラルレンジ
か否かの判別を行なっていた。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、前記従来例にあっては、ニュートラル
の判別のために、ニュートラルスイッチをトランスミッ
ションに装着することが必要であり、近年のトランスミ
ッションの構造の複雑化に伴って、ニュートラルスイッ
チの装着が困難な場合が生じて来た。このような場合
に、無理にニュートラルスイッチをトランスミッション
に装着しようとすれば、製造技術の改良が必要であり、
かつ作業性の低下を招き、製造コストアップが予想され
る。
(課題を解決するための手段) 前記課題を解決するために、本考案は、アクセルペタ
ルを大きく戻して車両を減速する時にフューエルカット
制御を行なうコントロールユニットに、車両が減速時に
ニュートラル状態であるか否かの信号を出力するニュー
トラル検知可能回転ユニットにおいて、車両の減速時の
エンジン回転数を検出して、該エンジン回転数の時間的
な変化率を求める回転勾配検知手段と、前記エンジン回
転数の変化率が所定の勾配判別値よりも小である時に、
ニュートラル状態であると判別するニュートラル判別手
段とを具備することを特徴とするものである。
(作用) 本考案は、ニュートラルスイッチを用いなくても、エ
ンジン回転数に基づいてニュートラルの判別を行なうこ
とができる。
(実施例) 以下、本考案に係るニュートラル検知可能回転ユニッ
トの一実施例を図面を用いて説明する。
第1図は、本実施例のニュートラル検知可能回転ユニ
ット1の概略構成を示すブロック図である。このニュー
トラル検知可能回転ユニット1は、エンジンコントロー
ルユニット(以下、ECUと略称する)と共に、若しくは
別個のユニットとして、エンジンルームや車室内に取り
付けられる。そして、このニュートラル検知可能回転ユ
ニット1は、回転数センサ5によって検出されるエンジ
ン回転数を入力している。このエンジン回転数センサ5
は、スピードメータケーブルの回転やエンジンシャフト
の回転を、電磁ピックアップにより電気パルス信号に変
換し、このパルス信号を周波数/電圧変換器により電圧
レベル信号に変換して出力するものである。又、デジタ
ル信号により処理する場合には、前記電圧レベル信号を
A/Dコンバータによりデジタル信号に変換して出力す
る。何れの場合も、電圧信号レベル若しくはデジタル信
号値は、エンジン回転数に比例する値となる。
そして、ニュートラル検知可能回転ユニット1は、ニ
ュートラルの判別以外に、アイドル回転数の判別やギヤ
シフトに必要なエンジン回転数の判別等の種々の回転数
判別処理を行なって、第3図に示すエンジンコントロー
ルユニット(以下、ECUと略称する)10へ各種の判別信
号を出力している。本実施例では、本考案に係るニュー
トラル判別に関連する部分のみを図示、説明することと
する。
ニュートラル検知可能回転ユニット1には、回転数セ
ンサ5で検出されたエンジン回転数Nに基づいて、その
時間的な変化率を求める回転数勾配検知部2と、これら
回転数勾配検知部2の出力ΔEに基づいてニュートラル
状態か否かの判別を行なって、その判別結果を出力する
ニュートラル判別部4とを具備している。
前記回転勾配検知部2は、積分回路やカウンタ等によ
り、一定時間ΔT当りのエンジン回転数の変化ΔNを求
め、これによりエンジン回転数の変化率ΔE(=ΔN/Δ
T)を求めて出力する。第2図に、この回転勾配検知部
2で求められる変化率ΔEと、回転数の変化ΔN及び一
定時間ΔTとの関係を示す。
ニュートラル判別部4は、回転勾配検知部2の出力Δ
Eと予め設定された勾配判別値Aとの大小比較を行な
い、この比較結果に基づき、ニュートラル状態か否かを
判別する。即ち、ΔE<Aの時に、出力SnがOFFとな
り、それ以外の場合、即ち、ΔE>Aの場合には、出力
SnがONになる。
出力SnがOFFである時は、ギヤレンジがニュートラル
ポジションであることを意味する。
このニュートラル検知可能回転ユニット1のように、
エンジン回転数の変化率に基づいてニュートラル判別を
行なうことによって、減速時にギヤが入っている状態で
アクセルペダルを大きく戻した場合と、減速時にニュー
トラル状態でアクセルペダルを大きく戻した場合とで
は、エンジン回転数の変化率ΔEが異なるため、確実に
ニュートラルの判別ができる。
次に、本考案のニュートラル検知可能回転ユニット1
を実際にECUに適用した例を、第3図にブロック図で示
す。
ECU10は、燃料噴射制御を行なうものであり、ニュー
トラル検知可能回転ユニット(図中では、単に回転ユニ
ットと表示する)1の出力Snの他、スロットルバルブが
全閉の時にOFFになるスロットルバルブスイッチ11、ク
ラッチが締結している時にOFFになるクラッチスイッチ1
2、エンジン冷却水温が所定値以上の時にOFFになる水温
スイッチ13、及びその他各種のセンサ類14の出力を入力
している。そして、このECU10は、スローカットソレノ
イドバルブ15の制御により、燃料ポンプ16からインジェ
クタ(燃料噴射弁)17へ供給される燃料をカットするフ
ューエルカット制御、及びその他の燃料噴射量制御等を
行なう。尚、本実施例では、フューエルカット制御につ
いて説明するため、この制御に関係する構成要素のみを
図示してある。
フューエルカットの目的は、減速時の触媒温度が高く
ならないようにすること、無駄な燃料供給を防止して燃
費の向上を図ること等である。
そして、フューエルカットが行なわれる条件の一つ
に、ニュートラル状態でないこと スロットルバル
ブが全閉状態であること クラッチが締結されている
こと エンジン冷却水温が所定温度以上であること
の4条件が全て成立する場合がある。この条件が成立す
る場合とは、ニュートラル検知可能回転ユニット1の出
力Sn、スロットルスイッチ11、クラッチスイッチ12、水
温スイッチ13の全てがOFFの場合である。この場合に
は、ECU10によって、スローカットソレノイドバルブ15
を作動させて、燃料の供給を遮断する。
ここで、フューエルカットを行なうためには、減速が
行なわれているか否かを判別すれば足りるように思われ
るが、これだけでは、ニュートラル時のレーシング(無
負荷状態でエンジン回転数を上げること)や走行中にク
ラッチを締結したままギヤをニュートラルに切り替えて
しまった場合にもフューエルカットが行なわれてしまう
ため、ニュートラル判別が必要となる。
(考案の効果) 以上詳細に説明したように、本考案は、アクセルペタ
ルを大きく戻して車両を減速する時にフューエルカット
制御を行なうコントロールユニットに、車両が減速時に
ニュートラル状態であるか否かの信号を出力するニュー
トラル検知可能回転ユニットにおいて、車両の減速時の
エンジン回転数を検出して、該エンジン回転数の時間的
な変化率を求める回転勾配検知手段と、前記エンジン回
転数の変化率が所定の勾配判別値よりも小である時に、
ニュートラル状態であると判別するニュートラル判別手
段とを具備する構成としたことにより、減速時にギヤが
入っている状態でアクセルペダルを大きく戻した場合
と、減速時にニュートラル状態でアクセルペダルを大き
く戻した場合では、減速時におけるエンジン回転数の変
化率が異なるため、これにより減速時に確実にニュート
ラルの判別ができ、ニュートラルスイッチを用いなくと
も、ニュートラルの判別を行なうことができてフューエ
ルカット制御を良好に行なうことができ、トランスミッ
ションにニュートラルスイッチを装着する必要がなくな
り、作業性の向上や製造コストの低減を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るニュートラル検知可能回転ユニッ
トの概略構成を示すブロック図、第2図は同ユニットに
おける回転勾配検知部の動作を説明するための特性図、
第3図は同ユニットをエンジンコントロールユニットに
適用した例を示すブロック図である。 1……ニュートラル検知可能回転ユニット 2……回転勾配検知部 4……ニュートラル判別部 5……回転数センサ N……エンジン回転数 ΔE……回転数の変化率 A……勾配判別値

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アクセルペタルを大きく戻して車両を減速
    する時にフューエルカット制御を行なうコントロールユ
    ニットに、車両が減速時にニュートラル状態であるか否
    かの信号を出力するニュートラル検知可能回転ユニット
    において、 車両の減速時のエンジン回転数を検出して、該エンジン
    回転数の時間的な変化率を求める回転勾配検知手段と、 前記エンジン回転数の変化率が所定の勾配判別値よりも
    小である時に、ニュートラル状態であると判別するニュ
    ートラル判別手段と、を具備することを特徴とするニュ
    ートラル検知可能回転ユニット。
JP1990048887U 1990-05-10 1990-05-10 ニュートラル検知可能回転ユニット Expired - Lifetime JP2524479Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990048887U JP2524479Y2 (ja) 1990-05-10 1990-05-10 ニュートラル検知可能回転ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990048887U JP2524479Y2 (ja) 1990-05-10 1990-05-10 ニュートラル検知可能回転ユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH048744U JPH048744U (ja) 1992-01-27
JP2524479Y2 true JP2524479Y2 (ja) 1997-01-29

Family

ID=31566097

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990048887U Expired - Lifetime JP2524479Y2 (ja) 1990-05-10 1990-05-10 ニュートラル検知可能回転ユニット

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Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0698900B2 (ja) * 1986-01-13 1994-12-07 本田技研工業株式会社 ニユ−トラル状態検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH048744U (ja) 1992-01-27

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