JPH0449407Y2 - - Google Patents

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JPH0449407Y2
JPH0449407Y2 JP1984149277U JP14927784U JPH0449407Y2 JP H0449407 Y2 JPH0449407 Y2 JP H0449407Y2 JP 1984149277 U JP1984149277 U JP 1984149277U JP 14927784 U JP14927784 U JP 14927784U JP H0449407 Y2 JPH0449407 Y2 JP H0449407Y2
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rotation
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 考案の技術分野 この考案は、車両の自動変速装置に関し、さら
に詳しくはシンクロメツシユ機構を有しない1速
及びリバース段への変速操作を最適になし得るよ
うにした自動変速装置に関するものである。
(ロ) 従来技術と問題点 中型(4トン)以上の車両における自動変速機
の1速及び後退段には、一段にシンクロメツシユ
機構が設けられておらず、従つて車両の走行(1
速又は後退時)中に1速から後退段又は後退段か
ら1速に変速操作を行なうと、トランスミツシヨ
ンにおけるメインシヤフトとチエンジされるギア
との回転方向が互いに逆になるため、両者の相対
回転が大きくなり、これに伴いギア鳴りが生じる
とともに、ギア等の部品が破損されるおそれがあ
る。
第5図は上記の場合におけるトランスミツシヨ
ンの概略図を示すもので、1はメインシヤフト、
2はカウントシヤフトであり、このカウントシヤ
フト2とクラツチ軸3間はドライブギア4を介し
て連繋されている。また、5はカウンタギア、6
はメインシヤフト1に設けた1速用ギア、7は同
じくメインシヤフト1に設けた後退用ギアであ
り、8は1速用ギア6又は後退用ギア7とメイン
シヤフト1間を結合するクラツチギアである。
上記構成のトランスミツシヨンにおいて、例え
ば1速での前進走行から後退変速する場合、クラ
ツチギア8を矢印方向にスライドさせて1速用ギ
ア6との噛み合いを解いてもメインシヤフト1及
びクラツチギア8は実線矢印の方向に前進回転し
ており、これに対し後退用ギア7の回転方向は破
線矢印のようになつている。従つて、メインシヤ
フト1を含むクラツチギア8と後退用ギア7との
相対回転が大きくなり、クラツチギア8を後退用
ギア7に安易に噛み合わせるように操作すると、
上述する如きギア鳴りが生じ、部品破損等が発生
することになる。
そこで従来にあつては、ドライバーの感あるい
は、1速または後退段に変速するときの感触から
判断しているのが現状であり、スムーズな変速操
作が難しい問題があつた。
なお、この種の従来方式による自動変速装置と
しては、本出願人により既に提案された実願昭59
−41633号がある。
(ハ) 考案の目的 この考案は上記のような従来の問題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところ
は、車両の回転速度に加えて回転方向要素をも加
味することにより、1速又は後退段へのシフトの
タイミングを判断し、両シフト段への変速をスム
ーズになし得るようにした車両の自動変速装置を
提供するにある。
(ニ) 考案の構成 上記目的を達成するための本考案の構成は、エ
ンジン回転数、車速及びアクセル開度から走行状
態を判定し、この判定結果を基に最適変速段を算
出としてシフトチエンジ制御するようにした車両
の自動変速装置において、シフトポジシヨンが1
速位置又は後退位置かの判別手段とアクセル開度
検出手段とを設けると共に、車速に加えてその変
速機のメインシヤフト以降の回転部材の回転方向
を2個の車速センサによつて検知する車速検知手
段を設け、前記判別手段が1速又は後退を判別し
たときのみ、更にアクセル開度検出手段が所定開
度以上を検出したときのみで、かつ上記車速検出
手段からの回転方向要素を含む車速信号に基づい
て回転方向が前進回転のときに後退段シフト可能
な車速か否かを判別し、後進回転のときに1速シ
フト可能な車速か否かを判別する手段を設けるこ
とによりノンシンクロ段への変速時期を判定しシ
フトする制御装置を設けたことを特徴とする。
(ホ) 考案の実施例 以下、この考案の実施例を第1図〜第4図に基
づいて説明する。
この第1図及び第2図において、20はエンジ
ンであり、このエンジン20にはメカニカルクラ
ツチ30を介してトランスミツシヨン40が断続
可能に連結され、このトランスミツシヨン40の
メインシヤフト41には自在継手50を介してプ
ロペラシヤフト51が連結されている。
上記エンジン20には、その回転速度を検出す
るエンジン速度センサ21と、燃料噴射ポンプ2
2及びその燃料噴射量を自動的に調整してエンジ
ン20の回転数を制御するガバナ装置23とがそ
れぞれ設けられている。また、上記クラツチ30
には、これを断続操作するクラツチ用アクチユエ
ータ31が設置されており、このアクチユエータ
31の駆動力はクラツチレバー32を介して図示
しないクラツチデイスクに伝達されるようになつ
ているとともに、クラツチレバー32には、その
動きに追従してクラツチデイスクの位置を検知す
るクラツチ位置センサ33が連結されている。
上記トランスミツシヨン40はメインシヤフト
41の回転数速度と回転方向を検知する車速検知
手段42と、トランスミツシヨン40のカウンタ
シヤフト(図示せず)の回転数を検知するカウン
タシヤフト回転センサ43と、ギアのシフト位置
を検知するシフト位置センサ44と、トランスミ
ツシヨン40のギアシフトを行なわせるギアシフ
ト用アクチユエータ45とがそれぞれ設けられて
いる。また、アクセルペダル53には、これと連
動するアクセル開度センサ54が連結されてい
る。
上記車速検知手段42は、第3図に示す如くメ
インシヤフト41に一体に取り付けた歯付きの円
板42Aと、この円板42Aの外周に周方向へ所
定の位相差をもたせて対向配置した一対の検知素
子(車速センサ)42B、42Cとから構成さ
れ、一方の検知素子42Bから出力されるパルス
信号に対する他方の検知素子42Cから出力され
るパルス信号の進み、遅れを判定することでメイ
ンシヤフト41の回転方向を検出し、同時に検知
素子42B,42Cの一方又は両方のパルス信号
を計数することによりメインシヤフトの回転速
度、即ち車速を検知できるようになつている。
60は上記ガバナ装置23、クラツチ用ウクチ
ユエータ31及びギアシフト用アクチユエータ4
5をそれぞれ制御する制御装置であり、この制御
装置60は、第2図に示す如く上記エンジン速度
センサ21、車速センサ42、アクセル開度セン
サ54の各検知信号及び車両の走行モードを選定
するシフトセレクタ70からのレンジ信号に基づ
いてシフトチエンジすべきか否かの判定及びメイ
ンシヤフト41の回転方向が正、逆いずれかであ
るか否かの判定、車速演算等を行なうとともに、
ガバナ制御指令、クラツチ制御指令、シフトチエ
ンジ指令を送出する判定制御回路61と、この判
定制御回路61からのガバナ制御指令とエンジン
速度センサ21の出力信号に基づいて上記ガバナ
装置23を制御しエンジン回転数をギアシフトに
際し最適にするガバナ制御回路62と、上記判定
制御回路61からのクラツチ制御指令及びクラツ
チ位置センサ33の出力信号に基づいてクラツチ
用アクチユエータ31を制御しクラツチ30を断
続させるクラツチ制御回路63と、上記判定制御
回路61からのシフトチエンジ指令及び車速セン
サ42、カウンタシヤフト回転センサ43、シフ
ト位置センサ44の各出力信号とに基づいてトラ
ンスミツシヨン40のカウンタシヤフトとメイン
シヤフトの回転を同期させた状態でギアシフト用
アクチユエータ45を制御するトランスミツシヨ
ン制御回路64とから構成されている。
次に、上記のように構成された本実施例の動作
について説明する。
今、車両がDレンジで走行しているものとす
る。この状態では、判定制御回路61がその演算
同期に従つて車速センサ42及びアクセル開度セ
ンサ54の各出力信号を読み込み、これにより走
行状態を判定し、記憶した自動変速線図を参照し
ながら最適変速段を読み出す。そして、現在使用
中の変速段をシフト位置センサ44の出力信号か
ら確認し、この使用中の変速段と上記読み出した
結果とを比較して変速すべきか否かを判断する。
変速すべきと判断されたときは、判定制御回路6
1からガバナ制御回路62、クラツチ制御回路6
3及びトランスミツシヨン制御回路64にそれぞ
れ制御指令を与えてガバナ装置23及びクラツチ
用アクチユエータ31を作動させ、かつギアシフ
ト用アクチユエータ45を作動させてシフトアツ
プ又はシフトダウンさせる。
次に、1速から後退段へ、又は後退から1速へ
の変速動作を第4図のフローチヤートに基づいて
説明する。
第4図に示すプログラムが1速又は後退段への
モード選定によりスタートすると、判定制御回路
61は、まずステツプS1においてシフトセレク
タ70のシフトポジシヨンが1st(1速)又は後退
段(REV)か否かを判定する。この判定結果が
「YES」のときは、次のステツプS2に移行してア
クセル開度がθ(例えばθ=10%)以上か否かを
判定する。なお、ステツプS1,S2での判定結果
が「NO」のときは他の処理に移行する。
上記ステツプS2での判定結果が「YES」の場
合は、次のステツプS3に移行して車速センサ4
2の検知信号に基づいて現時点の車速を計算す
る。そして、次のステツプS4において、車速セ
ンサ42の検知素子42B,42Cのパルス信号
からメインシヤフト41が前進回転か否かを判定
する。ここで前進回転であると判定されたとき
は、次のステツプS5に移行して前進回転のメイ
ンシヤフト41の回転速度、即ち車速が後退段へ
のシフトに適しているか否かを判定する。「NO」
の場合は、ステツプS3に戻り、このステツプS3
からS5の処理を繰り返し実行する。そしてステ
ツプS5での判定が「YES」となつたとき、ステ
ツプS6において判定制御回路61からクラツチ
制御回路63にクラツチ断指令を与え、これによ
りクラツチ用アクチユエータ31を断動作させて
クラツチ30を切る。次に、ステツプS7に移行
して判定制御回路61からトランスミツシヨン制
御回路64に後退段へのシフト指令を与え、ギア
シフト用ウクチユエータ45を動作することでト
ランスミツシヨン40を後退段にシフトさせ、さ
らにステツプS8においてクラツチ30を接続さ
せる。
また、ステツプS4での判定結果が「NO」のと
きは、メインシヤフト41の回転方向が後退回転
であるから、ステツプS9に移行して後退回転速
度がシフト可能な車速か否かを判定し、以下、上
記1速から後退段へ変速する場合と同様なステツ
プS10〜S12の処理を実行することにより、後退
段から1速へシフトさせることになる。
(ハ) 考案の効果 以上説明した通りこの考案によれば、1速又は
後退段へのシフト判定要素に、2個の車速センサ
による検知で車速に加えて回転方向も加味し、1
速又は後退を判別したときのみ、更にアクセル開
度が所定開度以上を検出したときのみで、かつ後
退段シフト可能な車速か否か、又は1速シフト可
能な車速か否かを判別するので、1速及び後退段
へシフトするタイミングを細かく、かつ最適に判
断することができ、これに伴いシンクロメツシユ
機構を有しない1速又は後退段への変速操作がス
ムーズになり、ギア鳴り及び部品の破損を防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による車両用自動変速装置の
概略構成図、第2図はその制御回路の一例を示す
ブロツク図、第3図はこの考案における車速セン
サの説明図、第4図はこの考案における動作説明
用のフローチヤート、第5図はトランスミツシヨ
ンの概略図である。 20……エンジン、21……エンジン速度セン
サ、23……ガバナ装置、30……クラツチ、3
1……クラツチ用アクチユエータ、33……クラ
ツチ位置センサ、40……トランスミツシヨン、
42……車速センサ、42B,42C……検知素
子、44……シフト位置センサ、45……ギアシ
フト用アクチユエータ、54……アクセル開度セ
ンサ、60……制御装置、61……判定制御回
路、62……ガバナ制御回路、63……クラツチ
制御回路、64……トランスミツシヨン制御回
路、70……シフトセレクタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジン回転数、車速及びアクセル開度から走
    行状態を判定し、この判定結果を基に最適変速段
    を算出してシフトチエンジ制御するようにした車
    両の自動変速装置において、シフトポジシヨンが
    1速又は後退位置かの判別手段とアクセル開度検
    出手段とを設けると共に、車速に加えてその変速
    機のメインシヤフト以降の回転部材の回転方向を
    2個の車速センサによつて検知する車速検知手段
    を設け、前記判別手段が1速又は後退を判別した
    ときのみ、更にアクセル開度検出手段が所定開度
    以上を検出したときのみで、かつ上記車速検出手
    段からの回転方向要素を含む車速信号に基づいて
    回転方向が前進回転のときに後退段シフト可能な
    車速か否かを判別し、後進回転のときに1速シフ
    ト可能な車速か否かを判別する手段を設けること
    によりノンシンクロ段への変速時期を判定しシフ
    トする制御装置を設けたことを特徴とする車両の
    自動変速装置。
JP1984149277U 1984-10-02 1984-10-02 Expired JPH0449407Y2 (ja)

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JPS6164550U JPS6164550U (ja) 1986-05-01
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5164155A (ja) * 1974-10-08 1976-06-03 Bosch Gmbh Robert Denkikukishikiseigyosochi
JPS5222658A (en) * 1975-08-14 1977-02-21 Toyota Motor Corp Control device of automatic change gear
JPS5345182U (ja) * 1976-09-20 1978-04-18
JPS6035627A (ja) * 1983-08-06 1985-02-23 Asmo Co Ltd スイツチ式自動変速機の保護装置

Patent Citations (4)

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JPS6164550U (ja) 1986-05-01

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