JP2524154B2 - 補強型多孔質シ−ト及びその製造方法 - Google Patents

補強型多孔質シ−ト及びその製造方法

Info

Publication number
JP2524154B2
JP2524154B2 JP62121873A JP12187387A JP2524154B2 JP 2524154 B2 JP2524154 B2 JP 2524154B2 JP 62121873 A JP62121873 A JP 62121873A JP 12187387 A JP12187387 A JP 12187387A JP 2524154 B2 JP2524154 B2 JP 2524154B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
porous sheet
sheet
stretching
polyolefin
reinforced
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP62121873A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63286330A (ja
Inventor
満男 飯村
正俊 平郡
健治 池原
悟 郡司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Denko Corp filed Critical Nitto Denko Corp
Priority to JP62121873A priority Critical patent/JP2524154B2/ja
Publication of JPS63286330A publication Critical patent/JPS63286330A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2524154B2 publication Critical patent/JP2524154B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

Landscapes

  • Filtering Materials (AREA)
  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (a)産業上の利用分野 本発明は気体や液体の透過性を有し、且つ強度が著し
く改善された、補強型多孔質シートに関するものであ
る。
(b)従来の技術 従来、通気性袋、加圧瀘過用膜或いは瀘過用支持体等
に用いられる多孔質シートは、以下の方法で製造されて
いる。
即ち、ポリオレフィン樹脂に、酸、アルカリ又は水
で溶出可能な無機充填剤とHLBが9〜15の非イオン界面
活性剤を混合し、シート状に形成後、延伸し、次いで、
上記無機充填剤を上記酸等で溶出して多孔質シートを製
造するものである(特開昭50−74667号公報)。
上記において、HLBが9〜15の非イオン界面活性剤
を用いるのに代えてエチレン−酢酸ビニル共重合体を用
い、上記と同様にして多孔質シートを製造するもので
ある(特開昭54−43982号公報)。
ポリオレフィン樹脂に充填剤を液状ゴムを配合してな
る組成物を溶融成形して得たシートを延伸して多孔質シ
ートを製造するものである(特開昭57−47334号公
報)。
上記において、液状ゴムに代えてポリヒドロキシ飽
和炭化水素を用い、上記と同様にして多孔質シートを
製造するものである(特開昭57−203520号公報)。
特定の中、低圧法ポリエチレンおよび結晶性ポリプロ
ピレンから選ばれるポリオレフィン樹脂、充填剤、ポリ
ヒドロキシ飽和炭化水素およびエポキシ基含有有機化合
物を配合してなる組成物を溶融成形して得たシートを延
伸して多孔質シートを製造するものである(特開昭59−
136334号公報)。
ところが、上記の方法では、いずれも、延伸により直
接多孔質シートを得るか、又は延伸して得られた多孔質
シートにおいて、当該多孔質シート中の無機充填剤を酸
等で溶出して透過性が一層大である多孔質シートを得る
ものであり、この延伸の際に、分子を配向させてシート
の強度が向上するのであるが、貫通孔の形成によって、
分子の配向が不均一となり、しかも、この延伸の際に、
シート本体における貫通孔箇所に微細な亀裂が入るので
ある。そして、この現象は、シート本体(樹脂)と充填
剤とのなじみが悪い場合や充填剤の量を増加したり、延
伸率が増加すると一層顕著になり、その結果として延伸
方向と直角方向の引張り強度が低下したり、降伏点応力
が小さくなる等、シートの機械的強度が低いという欠点
がある。
この欠点を解決する方法として不織布を補強材として
用い、これを合成樹脂製の多孔質シートにラミネートす
る方法が提案されている。
(c)発明が解決しようとする問題点 ところで、上記ラミネート法としては粘着剤又は接着
剤を不織布及び/又は合成樹脂製多孔質シートに部分的
に塗布し、その部分でラミネートするものである。
しかしながら、不織布と多孔質シートとを粘着剤を用
いて部分的に接合したものは、粘着剤の粘着強度が低
く、その加工や使用等の際に層間剥離が生じるばあいが
あり、充分な補強効果が得られず、信頼性に欠ける等の
問題があった。
一方、不織布と多孔質シートとをホットメルト型の接
着剤で部分的に接合するばあいには、上記のような問題
は生じないが、この種の接着剤を介在させた箇所をエン
ボスロール等の加熱体を用いて加熱、接着するものであ
るから、この加熱体が正確に加熱部位に接当するよう
に、加熱体をコントロールする必要があり、この結果、
製造装置が複雑で高価になったり、シートの製造が繁雑
になって製造コストが高くなる等の問題があった。
又、特に、不織布は目付け量(単位当たりの重量)が
低下すると強度が低下し、しかもシートの縦方向の強度
と比較して横方向の強度が弱いという欠点がある。
これらの欠点を解決する方法として、各種の接合法が
提案されている。
これを大別すると、(A)加熱ロールを用いて機械的
な圧力と熱を加えることにより繊維同士を接合したり、
或いはニードルパンチによる方法、及び(B)接着剤に
より繊維同士を接合する方法がある。
しかしながら、(A)による方法において、加熱ロー
ルを用いた方法では不織布の柔らかい風合いが失われ、
肌触りが悪く、人の肌に触れるような用途には不向きで
あり、又、ニードルパンチによる方法では低目付け量の
不織布の機械的強度が弱くなるなどの問題があり、この
種の不織布を用いた多孔質シートは実用上不充分なもの
であった。
又、(B)による方法では繊維の交絡点が総て結合さ
れるため、硬くて風合が悪くなり、従って、この種の不
織布を用いた多孔質シートも実用上不充分なものであっ
た。
本発明は、低目付け量であっても機械的強度が大であ
り、風合いや肌触りが優れているうえ、流体や気体など
の流体の透過性が良好である補強型多孔質シートを提供
することを目的とする。
(d)問題点を解決するための手段 本発明者らは、上記問題点を解決すべく鋭意検討を重
ねた結果、特に、横方向に延伸された不織布を用い、こ
れとポリオレフィン系多孔質シートとの間に熱接着性多
孔質シートを介在させた積層シートを部分的に熱接着す
ると、このものは、引っ張り強度や降伏点応力等の機械
的強度が高く、しかも柔らかい風合いを持つうえ、流体
や気体などの流体の透過性が良好であることを見い出
し、本発明を完成するに至ったものである。
即ち、本願第1の発明の補強型多孔質シートは、横方
向に延伸されてなる不織布とポリオレフィン系多孔質シ
ートの間に熱接着性多孔質シートが介装された積層シー
トが部分的接合部によって接着されて成ることを特徴と
するものである。
又、本願第2の発明は、本発明の補強型多孔質シート
の製造方法についてのものであり、その要旨は不織布を
横方向に延伸し、該不織布と熱接着性多孔質シート及び
ポリオレフィン系多孔質シートを順次積層し、該積層シ
ートを部分的に熱接合することを特徴とするものであ
る。
更に、本願第3の発明は、本発明の補強型多孔質シー
トの他の製造方法についてのものであり、その要旨は、
不織布と熱接着性多孔質シート及びポリオレフィン系多
孔質シートを順次積層し、該積層シートを部分的に熱接
合した後、これを横方向に延伸することを特徴とするも
のである。
以下、先ず本願第1の発明を詳細に説明する。
本発明に用いられる不織布としては、液体や気体など
の流体を透過するシート状の材料であって、横方向に延
伸された不織布であれば特に限定されるものではない。
即ち、本発明者らの検討結果によると、不織布を横方
向に延伸すると、不織布の引張り強度や降伏点応力等の
機械的強度が大となり、低目付け量の不織布でも実用上
充分に使用しうるとの知見を得たものである。
この不織布の材質は特に限定されるものではないが、
熱接着性多孔質シートとの接合性において馴染み易い材
質が好ましく、例えばポリアルキレン樹脂製のものが推
奨される。
本発明の補強型多孔質シートの用途がおむつ等の人体
の肌に接触れるような場合には、上記不織布として風合
いや肌合いが良好であり、更に横方向への延伸に適する
等の観点より、上記不織布に用いられる繊維としては、
その太さが0.2〜15デニールの範囲のものであって、繊
維の交絡が高い程好ましい。
繊維の太さが、15デニールを超えると風合いや肌触り
に問題が生じ、例えばおむつ等、人体に触れるような用
途に好ましくないのであり、又、0.2デニール未満にな
ると引張強度や降伏点応力等の機械的強度が不充分にな
るばあいがあるから好ましくない。
本発明の特徴は、上記不織布が横方向に延伸されて成
る点にあるが、この横方向の延伸率は延伸前の長さの1.
5倍以上、好ましくは2〜4.5倍の範囲とするのが好まし
く、延伸率が1.5倍未満では所望の機械的強度が得られ
ない場合があり、一方4.5倍を超えると延伸中に破断す
る恐れがあるから好ましくない。
上記不織布の目付け量としては、風合いや引張強度及
び降伏点応力等の機械的強度、更に不織布の延伸後の均
一性や延伸時の破れや裂けの防止上の観点より、延伸前
で20〜300g/m2の範囲とするのが望ましいのである。
又、本発明に用いられるポリオレフィン系多孔質シー
トとしてはポリオレフィン系樹脂で形成された多孔質シ
ートであれば特に限定されるものではなく、具体的に
は、例えば一軸延伸又は二軸延伸により直接形成された
もの或いは延伸により多孔質シートを得、次いで、これ
を、酸、アルカリ又は水等で充填剤を溶出して形成した
ものでもよいのである。
そして、この延伸率において、一軸延伸の場合にはそ
の延伸率が100〜400%、2軸延伸の場合にはその延伸率
が10〜200%とするのが、多孔質シートの強度や貫通孔
の大きさ、つまり気体や液体の透過性等の観点より好ま
しいのである。
そして、一軸延伸の場合、延伸率が、100%未満では
延伸された部分と未延伸部が混在して延伸が不均一とな
り、一方、400%を超えると延伸中に破断するばあいが
あるから好ましくない。
なお、本明細書において、延伸率とは、下記式により
求めた値である。
上記ポリオレフィン系多孔質シートは、ポリエチレン
樹脂やポリプロピレン樹脂等のポリオレフィン系樹脂で
形成されたシートが挙げられる。
上記ポリエチレン系多孔質シートにおいて、特に線状
低密度ポリエチレン樹脂製多孔質体を用いたものがシー
トの生産・加工性に優れ生産コストが安価であり、しか
も、得られた補強型多孔質シートの機械的強度が大きい
ことより最も好ましい。
上記線状低密度ポリエチレン樹脂製多孔質体としては
線状低密度ポリエチレン樹脂で形成されたシート状の多
孔質体であれば特に限定されるものではない。
上記線状低密度ポリエチレン樹脂は、エチレンとα−
オレフィンとの共重合体であり、α−オレフィンとして
は、ブテン、ヘキセン、オクテン等が挙げられる。
上記線状低密度ポリエチレン樹脂製多孔質体には、所
望により、充填剤が配合されたものも含まれるが、かか
る充填剤としては炭酸カルシウム、タルク、クレー、カ
オリン、シリカ、硫酸バリウム、硫酸カオリン、水酸化
アルミニウム、酸化亜鉛、酸化カルシウム、酸化チタ
ン、アルミナ、マイカ等が挙げられる。
その充填剤の平均粒径は30μm以下のものが用いら
れ、好ましくは0.1〜10μmの範囲のものが望ましい。
粒径が大き過ぎると貫通孔が大きくなり、逆に小さ過
ぎると凝集が起こり分散性が劣るから好ましくない。
又、上記線状低密度ポリエチレン樹脂製多孔質体に
は、充填剤の混練性、分散性を向上させたり、成形・加
工性を向上させたり、或いは当該多孔質(シート)の機
能的強度を向上させるために、オレフィンターポリマー
や軟化剤が配合されていてもよいのである。
上記オレフィンターポリマーとしては、数平均分子量
が5000〜200000のゴム状物質であれば、特に限定される
ものではなく、具体的な代表例としては、エチレン、α
−オレフィンおよび非共役二重結合を有する環状または
非環状からなる共重合物(以下EPDMという)が用いられ
る。
上記EPDMはエチレン、プロピレンもしくはブテン−1
および以下に列挙するポリエンモノマーからなるターポ
リマーであり、該ポリエンモノマーとしては、ジシクロ
ペンタジエン、1,5−シクロオクタジエン、1.1−シクロ
オクタジエン、1,6−シクロドデカジエン、1,7−シクロ
ドデカジエン、1,5,9−シクロドデカトリエン、1,4−シ
クロヘプタジエン、1,4−シクロヘキサジエン、1,6−ヘ
プタジエン、ノルボルナジエン、メチレンノルボルネ
ン、2−メチルペンタジエン−1,4、1,5−ヘキサジエ
ン、メチル−テトラヒドロインデン、1,4−ヘキサジエ
ンなどである。
各モノマーの共重合割合は好ましくはエチレンが30〜
80モル%、ポリエンが0.1〜20モル%で残りがα−オレ
フィンとなるようなターポリマーでムーニー粘度ML1+4
(温度100℃)1〜60のものがよい。
又、上記軟化剤としては、数平均分子量が1000〜3000
0の軟化剤であれば特に限定されるものではなく、具体
的な代表例としては、低粘度軟化剤として石油系プロセ
スオイル、流動パラフィン、脂肪族系油、低分子量可塑
剤があり、比較的高粘度軟化剤として、ポリブテン、低
分子量ポリイソブチレン、液状ゴムなどの軟化剤が好適
に用いられる。
本発明において、上記のように線状低密度ポリエチレ
ン樹脂に、充填剤とオレフィンターポリマーまたは軟化
剤が配合されるばあいには、その各々の配合割合は、線
状低密度ポリエチレン樹脂100重量部に対し、充填剤100
〜300重量部、オレフィンターポリマーまたは軟化剤が
5〜10重量部の範囲とするのが望ましく、かかる配合割
合とすることにより、機械的強度および気体や液体の透
過性の優れた補強型多孔質シートが得られるのである。
尚、上記ポリオレフィン系多孔質シートは、通常用い
られる酸化防止剤、紫外線安定剤、帯電防止剤、滑剤、
蛍光剤等を適量添加してもよい。
そして、本発明においては、上記の横方向に延伸され
てなる不織布とオレフィン系多孔質シートの間に熱接着
性多孔質シートが介装された積層シートが部分的に接合
されて補強型多孔質シートとされる。
上記熱接着性多孔質シートとしては、多孔質であって
加熱により接着性が発現するものであれば特に限定され
るものではないが、特に、ホットメルト系樹脂で形成さ
れた熱接着性多孔質シートがポリオレフィン系多孔質シ
ートとの熱接着性が良好であり、しかも優れた特製の補
強型多孔質シートが得られるから好ましいのである。
具体的には、例えばエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂
やエチレン−イソブチルアクリレート共重合体樹脂など
のエチレン−アクリル酸エステル共重合樹脂等のエチレ
ン系ホットメルト樹脂等が挙げられるが、これらのうち
特にエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン−アク
リル酸エステル共重合樹脂が優れた接着力を有し、しか
も安価である上、生産・加工性に優れているから好まし
い。
そして、このホットメルト系樹脂としては、用いられ
る不織布やポリオレフィン系多孔質シートの融点より低
融点のもの、好ましくはその融点より5℃以上低い融点
のものを選択して使用するのが、当該不織布やポリオレ
フィン系多孔質シートを熱劣化させないから望ましい。
上記エチレン系ホットメルト樹脂において、酢酸ビニ
ル含有量が8〜30重量%、メルトインデックス(MI)が
0.9〜5の範囲のものが良好な接着力が得られるので好
ましい。
又、上記ホットメルト系樹脂には、種々の酸化防止剤
を配合したものも挙げられる。
そして、本発明は、上記の不織布、熱接着性の多孔質
シート及びポリオレフィン系多孔質シートを積層して成
る積層シートが部分的接合部によって接着されている
が、この部分的接合部の面積がシートの面積の1〜80
%、好ましくは5〜60%、より好ましくは20〜60%の範
囲に亘って全面に略均一に且つ好ましくは連続して形成
されたものが挙げられる。
部分的接合部の面積が、1%未満では不織布とポリオ
レフィン系多孔質シートとの接合面積が小さ過ぎて層間
剥離が部分的に生じ、この結果、得られたシートの機械
的強度が不充分となる場合があり、また、逆に80%を超
えると貫通孔をつぶしたり、或いは孔径が小さくなっ
て、気体や液体の透過性が損なわれる場合があり、いず
れの場合も好ましくないのであり、特に、部分的接合部
の面積が20〜60%の範囲とするのが最も望ましい。
このように部分的接合部を形成することにより、この
部分的接合部箇所の通気性が1/2〜1/4の範囲に低下する
が、当該箇所の通気性はまだ残存するので、シート全体
は充分な通気性を維持しているものである。
次に、本願第2の発明、つまり本願第1の発明の補強
型多孔質シートの好適な製造方法について詳細に説明す
る。
本発明においては、先ず、不織布を横方向に延伸する
工程(A)を実施する。
本発明は本願第1の発明の補強型多孔質シートの製造
方法についてのものであり、従って、本発明に用いられ
る不織布としては、上述のものが挙げられる。
即ち、液体や気体などの流体を透過するシート状のも
のであって、横方向に延伸された不織布であれば特に限
定されるものではない。
この不織布の材質は特に限定されるものではないが、
熱接着性多孔質シートとの接合性において馴染み易い材
質が好ましく、例えばポリアルキレン樹脂製のものが推
奨される。
本発明の特徴は、上記不織布が横方向に延伸されてい
る点にあるが、この横方向の延伸はその延伸率が延伸前
の長さの1.5倍以上、好ましくは2〜4.5倍の範囲になる
ように延伸されるのが所望の機械的強度を得たり、延伸
による破損を防止するうえで特に好ましい。
更に、この不織布の目付量としては、風合いや引張強
度及び降伏点応力等の機械的強度より、延伸前で20〜30
0g/m2の範囲とするのが望ましいのである。
本発明においては、次に上記工程(A)で得られる不
織布と熱接着性多孔質シート及びポリオレフィン系多孔
質シートを順次積層する工程(B)を実施する。
本発明に用いられる熱接着性の多孔質シートとして
は、多孔質であって加熱により接着性が発現するもので
あれば特に限定されるものではなく、具体的には、例え
ば熱接着性樹脂製シートを一軸延伸又は二軸延伸するこ
とにより得られた熱接着性多孔質シート、或いは、かく
して得られたシート中の充填剤を酸、アルカリ、又は水
等で溶出して形成した一層多孔質度の高い熱接着性多孔
質シートでもよい。
上記熱接着性多孔質シートは、公知の成形装置及び成
形方法を用いて形成した熱接着性樹脂製シートを延伸す
ればよく、例えばインフレーション成形機、Tダイ成形
機等により形成された合成樹脂製シートを一軸又は二軸
に延伸することにより得られる。
この延伸には、公知の延伸装置及び延伸方法を用いれ
ばよく、例えばロール延伸、同時二軸延伸、逐次二軸延
伸等の方法が採用される。
熱接着性シートの延伸処理においては、得られた熱接
着性多孔質シートの強度や貫通孔の大きさ、つまり通気
性等の観点から、延伸率(%)、即ち、延伸処理後の寸
法と延伸処理前の寸法との差を延伸前の寸法で除した値
に100を乗して得られる百分率が、一軸延伸の場合には1
00〜500%、二軸延伸の場合には10〜300%とすることが
好ましい。特に、一軸延伸の場合には、延伸率が100%
未満では合成樹脂製多孔質シートに未延伸部分が残され
て延伸が不均一になるので好ましくなく、一方、500%
を超えると延伸中に破断することがあるので好ましくな
い。
上記熱接着性多孔質シートの代表例としては、ホット
メルト系樹脂で形成されたものが挙げられる。
又、この発明は本願第1の発明の好適な製造方法につ
いてのものであり、この発明に用いられるポリオレフィ
ン系多孔質シートとしては、本願第1の発明で挙げたも
のが用いられる。
上記ポリオレフィン系多孔質シートの形成には通常の
成形装置および成形方法を用いればよく、インフレーシ
ョン成形機、Tダイ成形機などが好適に適用されるので
あり、かくして得られたシートは1軸又は2軸に延伸さ
れて多孔質シートが形成されるが、この延伸の方法も通
常の延伸装置を用いて常法で行えばよく、例えばロール
延伸、同時二軸延伸、逐次二軸延伸等が採用される。
そして、この延伸処理において、一軸延伸の場合には
その延伸率が100〜400%、2軸延伸の場合にはその延伸
率が10〜200%とするのが、多孔質シートの強度や貫通
孔の大きさ、つまり気体や液体の透過性等の観点より好
ましいのである。
そして、一軸延伸の場合、延伸率が、100%未満では
延伸された部分と未延伸部が混在して延伸が不均一とな
り、一方、400%を超えると延伸中破断するばあいがあ
るから好ましくない。
又、上記ポリオレフィン系多孔質シートとしては線状
低密度ポリエチレン樹脂が好ましく、該線状低密度ポリ
エチレン樹脂には充填剤及びオレフィンターポリマーま
たは軟化剤が混合される場合があるが、この混合には特
殊な装置を要するものではなく、公知の混合機が用いら
れるが、これらの素材を均一に混合してフィルムの成形
性を一層向上させるために、ミキシングロール、バンバ
リーミキサー、二軸型混練機、ヘンシェルミキサー等の
混合機を用いるのが望ましい。
本発明においては、最後に、上記工程(B)で得られ
た積層シートを部分的に熱接合する工程(C)を実施す
る。
そして、本発明は、上記の不織布、熱接着性多孔質シ
ート及びポリオレフィン系多孔質シートを積層して成る
積層シートが部分的接合部によって接着されているが、
この部分的接合部の面積がシートの面積の1〜80%、好
ましくは5〜60%、より好ましくは20〜60%の範囲に亘
って全面に略均一に且つ好ましくは連続して形成された
ものが挙げられる。
又、上記の不織布とポリオレフィン系多孔質シートの
間に熱接着性多孔質シートを積層し、この積層シートに
部分的接合部を形成する方法としては、通常、加熱する
ことが可能なエンボスロール等の加熱体を用いることが
できる。
即ち、例えば、加熱された金属製凹凸ロール間に上記
積層シートを通過させると、当該金属製凹凸ロールにお
ける凸部の頂点に積層シートが接触し、この凸部箇所で
熱接着性の多孔質シートが加熱され、軟化して部分的に
接合部が形成されるが、凹部箇所では積層体と金属製凹
凸ロールとの接触がないため当該箇所において、積層シ
ートには接合部が形成されないのである。
この場合、加熱はポリオレフィン系多孔質シートの融
点以下、好ましくはその融点より5℃以上低い温度で行
うことが必要であり、温度がポリオレフィン系多孔質シ
ートの融点以上になると当該多孔質シートも溶融し、不
織布とラミネートしたとき、この溶融部で破壊する場合
があり、実用上問題となる。
このように、部分的接合部を形成するに当たり、その
圧力は1〜10kg/cm2の条件下で行うのが望ましいのであ
る。
このような条件下で部分的接合部を形成することによ
り、この部分的接合部の通気性が1/2〜1/4の範囲に低下
するが、通気性はまだ残存するのである。
ところで、上記部分的接合部の面積は、例えば金属製
凹凸ロールにおける凸部の占める割合によって極めて容
易に調節しうるのである。
かくして本発明の補強型多孔質シートが製造される。
次に、本願第3の発明、つまり本願第1の発明の補強
型多孔質シートの他の好適な製造方法について詳細に説
明する。
本発明においては、先ず不織布と熱接着性の多孔質シ
ート及びポリオレフィン系多孔質シートを順次積層する
工程(A)を実施する。
本発明は、本願第1の発明の補強型多孔質シートの好
適な製造方法についてのものであり、本発明に用いられ
る不織布、熱接着性の多孔質シート及びポリオレフィン
系多孔質シートとしては上述したものと同様のものが使
用される。
本発明においては、次に、上記工程(A)で得られた
積層シートを部分的に熱接合する工程(B)を実施す
る。
この工程(B)の熱接合の方法としては、本願第2の
発明の工程(C)と同様の条件、同様の方法で行なわれ
る。
本発明においては、最後に、上記工程(B)で得られ
た接合積層シートを横方向に延伸する工程(C)を実施
する。
この工程(C)における横方向に延伸する方法として
は、本願第2の発明の工程(A)と同様の条件、同様の
方法で行なわれる。
即ち、本願第2の発明は、先ず不織布を延伸し、これ
とポリオレフィン系多孔質シートの間に熱接着性の多孔
質シートを介装したのち、この積層シートを部分的に熱
接合するものであるが、本願第3の発明は、不織布、熱
接着性の多孔質シート及びポリオレフィン系多孔質シー
トを順次積層し、該積層シートを部分的に熱接合したの
ち、この接合積層シートを横方向に延伸するものであ
る。
つまり、不織布の横方向への延伸は、本発明の補強型
多孔質シートの製造工程のどの段階で行なわれても良い
のである。
かくして本発明の補強型多孔質シートが製造される。
(e)作用 本発明は、上記構成を有し、不織布を横方向に延伸す
ることによって多孔質シート全体の引張り強度や降伏点
応力等の機械的強度が向上し、使用中にシートが破損す
るなどの事故の発生を阻止しうる作用を有するのであ
る。
従って、不織布が、薄くて低目付け量、つまり細繊維
を用いて形成されても優れた降伏点応力等の機械的強度
が得られるのであり、このため、おむつ等の人の肌に触
れるような用途に用いても優れた肌触りや柔らかい風合
いを有し、異和感がなくなる作用を有するのである。
(f)実施例 以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明するが、本
発明はこれに限定されるものではない。
補強型多孔質シートの構造例 第1図および第2図において、(1)は補強型多孔質
シートであり、該補強型多孔質シート(1)は多孔質部
(2)と部分的接合部(3)を有し、該補強型多孔質シ
ート(1)は横方向に延伸された不織布(4)とポリオ
レフィン系多孔質シート(5)とこの間(4)、(5)
に介装された熱接着性の多孔質シート(6)で構成さ
れ、上記多孔質部(2)には貫通孔(図示せず)を有す
るのである。
そして、上記各シートには、所望により、充填剤等が
添加されて成る。
この場合、上記部分的接合部(3)はシートの全面積
の1〜80%とするのが好ましく、更に、好ましくは5〜
60%、特に20〜60%の範囲とするのが流体の透過性およ
びシートの強度の両面から最も望ましい。
補強型多孔質シートの製造(I)(実施例1〜7) 延伸型不織布の製造 ポリプロピレン製不織布(目付け量33g/m2)を温度12
0℃にて3倍に横方向に延伸する。
この延伸後の不織布の目付け量は11g/m2となり、柔ら
かい風合いと不織布表面が起毛された形態となり、良好
な肌触りの不織布が得られた。
得られた不織布には延伸ムラが認められなかった。
この場合、不織布の延伸前の目付け量が20g/m2未満で
は不織布の製造時に不織布の厚さが不均一となり、延伸
後の目付け量の不均一性が生じたり、或いは横方向への
延伸時に破れや裂けが起こる。従って低目付け量の延伸
された不織布を得るには延伸前の不織布が好ましくは20
g/m2以上、300g/m2以下のものが適している。また、延
伸された不織布は8g/m2が最低の目付け量であった。
ポリオレフィン系多孔質シートと熱接着性の多孔質シ
ートの多孔質積層シートの製造 第1表に示すように、ポリオレフィン系樹脂として線
状低密度ポリエチレン樹脂(MI2.0、密度0.93)、オレ
フィンターポリマーとしてEPDM(商品名、EPT9720、ム
ーニ粘度20、三井石油化学(製))、軟化剤としてポリ
ブテン(数平均分子量1260)、充填剤として炭酸カルシ
ウム(平均粒径2μm、脂肪酸処理)、滑剤としてステ
アリン酸を、第1表に示す配合割合で配合して充分に撹
拌混合し、この混合物を2軸混練機(TEM−50、東芝機
械社(製))により充分に混練して得た組成物を、常法
により造粒する。
一方、熱接着性の樹脂であるエチレン−酢酸ビニル共
重合樹脂(酢酸ビニル含有量25重量%、MI2、密度0.9
5)100重量部と炭酸カルシウム(平均粒径2μm、脂肪
酸処理)200重量部を充分に撹拌混合し、この混合物を
2軸混練機(TEM−50、東芝機械社(株))により充分
に混練して得た組成物を、常法により造粒する。
上記の各々のポリオレフィン系樹脂組成物と熱接着性
の樹脂組成物を2層の押出し機により共押出しを行い、
ポリオレフィン系樹脂製シートと熱接着性樹脂製シート
の積層シートを得た。
このようにして得た積層シートを第2表に示す延伸率
になるように、ロール延伸機又はテンターにより一軸延
伸して多孔質の積層シートが得られた。
この場合の延伸条件としては、延伸温度60℃、延伸速
度6m/minの条件を採用された。
このようにして得られた多孔質の積層シートにおい
て、その熱接着性の多孔質シート(6)側に、上記で
得られたポリプロピレン製不織布(4)を積層し、これ
をエンボスロールとシリコンゴムロールとの間に導いて
温度115℃に加熱し、圧力5kg/cm2の条件下で加圧して、
第3表に示す面積になるよえに、部分的に接合し、これ
によって、本発明の補強型多孔質シート(1)を得た。
かくして得られた各実施例品の特性を第3表に示す。
比較例1〜4 未延伸のポリプロピレン不織布(目付け量12g/m2)と
多孔質シートのラミネート品を試料とした(比較例1・
2)。
未延伸のポリエステル不織布(目付け量10g/m2)と多
孔質シートのラミネート品を試料とした(比較例3・
4)。
かくして得られた各実施例品及び各比較例品の特性を
第3表に示す。
補強型多孔質シートの製造(II)(実施例8〜14) 上記の補強型多孔質シート製造(I)に用いた、ポリ
オレフィン系多孔質シートと熱接着性多孔質シートの多
孔質積層シートにおいて、この多孔質積層シートの熱接
着性多孔質シート側に厚さ150μmのポリプロピレン製
不織布を介装し、この三層の積層シートを温度115℃、
圧力5kg/cm2の条件下にて加熱、加圧して、第4表に示
す値になるように部分的に接合、一体化した。
次に、これをテンターにより、第5表に示す延伸率に
なるよに、横方向に延伸した。
この場合の延伸は温度60℃、延伸速度6m/minの条件下
にて横方向に延伸した。
得られた積層シートは不織布も延伸され、ポリオレフ
ィン系樹脂シートも延伸ムラなく多孔質化され、不織布
と多孔質体の接着も強化されたシートであった。
かくして得られた各実施例品の特性を第4表に示す。
注1)第3表及び第4表に示す、引き裂き力はJIS K 67
72に基づいて測定した。
注2)第3表及び第4表に示す、透湿度はJIS Z 0208に
おける透湿カップ法で測定した。
第3表及び第4表に示す結果より、部分的接合部の面
積を大きくすると引き裂き力が向上することが判る。
又、第3表及び第4表に示す結果より、横方向に延伸
することによってシート全体の引張り強度や降伏点応力
等の機械的強度が向上し、しかも優れた透湿度を有する
ことが認められる。
更に、上記各実施例で得られた補強型多孔質シートは
優れた肌触りや柔らかい風合いを有することが認められ
た。
これに対して、各比較例のものは引張り強度等の機械
的強度が低いことが認められるうえ、肌触りが悪く実用
上問題があることが認められる。
(g)発明の効果 本発明の補強型多孔質シートは、上記構成を有し、不
織布とポリオレフィン系多孔質シートが部分的に接合し
ているだけであるから気体や液体の透過性が優れる効果
を有するものである。
又、本発明の補強型多孔質シートにおける不織布が横
方向に延伸強化されているため低目付け量であっても優
れた引き裂き力や降伏点応力等の機械的強度を有するう
え、風合が柔らかく、優れた肌触りを有する効果を有す
るのである。
従って、本発明の補強型多孔質シートはおむつ等の人
の肌に触れるような用途に好適に採用できるのである。
更に、本発明の方法によれば、特殊な技術や装置を用
いることなく、優れた特性の補強型多孔質シートが得ら
れるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す平面図であり、第2図
はその断面図である。 1……補強型多孔質シート、2……多孔質部、3……部
分的接合部、4……不織布、5……ポリオレフィン系多
孔質シート、6……熱接着性多孔質シート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08J 9/00 CES C08J 9/00 CESA // B01D 39/16 B01D 39/16 E B29K 23:00 B29K 23:00 105:04 105:04 B29L 9:00 B29L 9:00

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】横方向に延伸されてなる不織布とポリオレ
    フィン系多孔質シートの間に熱接着性多孔質シートが介
    装された積層シートが部分的接合部によって接着されて
    成る補強型多孔質シート。
  2. 【請求項2】ポリオレフィン系多孔質シートが線状低密
    度ポリエチレン樹脂製多孔質体で形成されている特許請
    求の範囲第1項に記載の補強型多孔質シート。
  3. 【請求項3】熱接着性多孔質シートがホットメルト系樹
    脂製多孔質シートで形成されている特許請求の範囲第1
    項又は第2項に記載の補強型多孔質シート。
  4. 【請求項4】ホットメルト系樹脂製多孔質シートがエチ
    レン−酢酸ビニル共重合樹脂またはエチレン−アクリル
    酸エステル共重合樹脂で形成されている特許請求の範囲
    第3項に記載の補強型多孔質シート。
  5. 【請求項5】不織布を横方向に延伸し、該不織布と熱接
    着性多孔質シート及びポリオレフィン系多孔質シートを
    順次積層し、該積層シートを部分的に熱接合することを
    特徴とする補強型多孔質シートの製造方法。
  6. 【請求項6】ポリオレフィン系多孔質シートが線状低密
    度ポリエチレン樹脂製多孔質体で形成されている特許請
    求の範囲第5項に記載の補強型多孔質シートの製造方
    法。
  7. 【請求項7】熱接着性多孔質シートがホットメルト系樹
    脂製多孔質シートで形成されている特許請求の範囲第5
    項又は第6項に記載の補強型多孔質シートの製造方法。
  8. 【請求項8】ホットメルト系樹脂製多孔質シートがエチ
    レン−酢酸ビニル共重合樹脂またはエチレン−アクリル
    酸エステル共重合樹脂で形成されている特許請求の範囲
    第7項に記載の補強型多孔質シートの製造方法。
  9. 【請求項9】不織布と熱接着性多孔質シート及びポリオ
    レフィン系多孔質シートを順次積層し、該積層シートを
    部分的に熱接合した後、これを横方向に延伸することを
    特徴とする補強型多孔質シートの製造方法。
  10. 【請求項10】ポリオレフィン系多孔質シートが線状低
    密度ポリエチレン樹脂製多孔質体で形成されている特許
    請求の範囲第9項に記載の補強型多孔質シートの製造方
    法。
  11. 【請求項11】熱接着性多孔質シートがホットメルト系
    樹脂製多孔質シートで形成されている特許請求の範囲第
    9項又は第10項に記載の補強型多孔質シートの製造方
    法。
  12. 【請求項12】ホットメルト系樹脂製多孔質シートがエ
    チレン−酢酸ビニル共重合樹脂またはエチレン−アクリ
    ル酸エステル共重合樹脂で形成されている特許請求の範
    囲第11項に記載の補強型多孔質シートの製造方法。
JP62121873A 1987-05-19 1987-05-19 補強型多孔質シ−ト及びその製造方法 Expired - Fee Related JP2524154B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62121873A JP2524154B2 (ja) 1987-05-19 1987-05-19 補強型多孔質シ−ト及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62121873A JP2524154B2 (ja) 1987-05-19 1987-05-19 補強型多孔質シ−ト及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63286330A JPS63286330A (ja) 1988-11-24
JP2524154B2 true JP2524154B2 (ja) 1996-08-14

Family

ID=14822039

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62121873A Expired - Fee Related JP2524154B2 (ja) 1987-05-19 1987-05-19 補強型多孔質シ−ト及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2524154B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5099532A (en) * 1991-03-18 1992-03-31 The Sewing Source, Inc. Absorbent bed pad with stabilizing strips
JPH10204765A (ja) * 1996-10-17 1998-08-04 Corovin Gmbh 良好な蒸気透過性を有する低減された重量の防水性多層不織布およびその製造方法
JP7008429B2 (ja) * 2017-04-28 2022-01-25 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 路面用シート

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63286330A (ja) 1988-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2602016B2 (ja) 補強型多孔質シート
US4878974A (en) Method of producing a gas-permeable, waterproof composite sheet
JP5324795B2 (ja) ヒートシール用袋体構成部材用多孔質フィルム、ヒートシール用袋体構成部材および使い捨てカイロ
US6271155B1 (en) Composite sheet comprising a non-woven fabric and a film
WO2011048995A1 (ja) ヒートシール用袋体構成部材用多孔質フィルム、ヒートシール用袋体構成部材および使い捨てカイロ
JP2524154B2 (ja) 補強型多孔質シ−ト及びその製造方法
JP3155351B2 (ja) 多孔性シート及びその製造方法
JP2524140B2 (ja) 通気性袋用袋材
US20120318253A1 (en) Porous film for bag-constituting member and bag-constituting member for disposable body warmer
JP2514388B2 (ja) 手袋用補強型多孔質シ―ト
JP2750686B2 (ja) 補強型多孔質シート
JP2003012842A (ja) 微多孔フィルム
JP2742791B2 (ja) 多孔質シート
JPS63203805A (ja) 使い捨ておむつ
JPH0642999Y2 (ja) 多孔質袋体
JP2002128929A (ja) 微多孔フィルム
JP3157580B2 (ja) 多孔性シート及びその製造方法
KR100371940B1 (ko) 열접착 통기성 폴리프로필렌계 복합필름
JPH0679838B2 (ja) 補強型着色多孔質シ−ト
JPH10296931A (ja) 積層フィルム
JP3491649B2 (ja) 遮水シート
JPH09156011A (ja) 積層体
JPH0452337A (ja) 建築用防水材
JPH075778B2 (ja) 熱処理部を有する方向性多孔質フィルム
JPH04185658A (ja) 熱可塑性エラストマー組成物

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees