JPH04185658A - 熱可塑性エラストマー組成物 - Google Patents

熱可塑性エラストマー組成物

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JPH04185658A
JPH04185658A JP31935290A JP31935290A JPH04185658A JP H04185658 A JPH04185658 A JP H04185658A JP 31935290 A JP31935290 A JP 31935290A JP 31935290 A JP31935290 A JP 31935290A JP H04185658 A JPH04185658 A JP H04185658A
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JP
Japan
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weight
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ethylene
propylene
thermoplastic elastomer
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JP31935290A
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English (en)
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Tadashi Hikasa
日笠 忠
Tatsuro Hamanaka
浜中 達郎
Hiroaki Tsumadori
妻鳥 浩昭
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は熱可塑性エラストマー組成物に関する。更に詳
しくは、架橋型オレフィン系熱可塑性エラストマーから
なる。各種性質及び施工性などの点ですぐれた防水シー
ト用途に適した熱可塑性エラストマー組成物に関する。
〈従来の技術〉 池、ダム、トンネルなどの土木工事における防水施工法
としては、一般に1モルタル防水法。
アスファルト防水法、シート防水法等が知られている。
モルタル防水法は2セメントモルタルに防水剤を混合し
て2モルタル自体に防水性を付与し。
施工現場で塗布する工法であるが、塗布条件等により防
水効果に差を生じたり、防水層自体に亀裂を生じ易いな
どの欠点がある。
アスファルト防水法は、加熱溶融したアスファルトを、
フェルト、ルーフインクなどと交互に積層して防水層を
作る工法であるが、熱工法の為、火災の危険や、アスフ
ァルト自体が耐候性。
耐熱性、下地追随性に劣るなどの欠点がある。
また、シート防水法は加硫ゴム等のシートを。
主に接着剤で貼り付けて防水層を形成する工法であり、
耐候性、耐薬品性、下地追随性など防水シートとして要
求される多くの性質を満足させる反面、接着剤に溶剤が
使用される場合は作業者の安全衛生上の問題があり、ま
た、シート間の接着が不完全になり易いという施工面で
の欠点を持っている。
このシート防水法の欠点を改良する方法として、近年は
、熱融着可能な熱可塑性エラストマーの防水シートが用
いられるようになってきている。しかしながら、これま
でのシートでは、充分な融着強度を得る為には、熱融着
時に大きな面圧を必要とする。したがって、構造物のコ
ーナーや立上り部などでの手操作による熱融着にたよる
箇所では熱融着時の面圧を大きくとることができない為
、剪断剥離変形等が生じやすく。
その結果防水効果が減じられる恐れがあり、より低い面
圧で大きな融着強度が得られる防水シートが望まれてお
り、その用途に適した熱可塑性エラストマー組成物が必
要とされていた。
〈発明が解決しようとする課題〉 かかる現状において1本願発明が解決すべき課題は、耐
候性、耐オゾン性、耐寒性、耐熱性。
耐薬品性、下地追随性などにすぐれ、JISA−600
8で規定される合成高分子ルーフインクの加硫ゴム系の
規格に合格し、更にシート間の接着には熱融着法が可能
というこれまでの特徴に加え、数kg/−という低い面
圧でも大きな融着強度が得られる。防水シート用途に適
した熱可塑性エラストマー組成物を提供することにある
〈課題を解決するための手段〉 本発明者等は、上記従来法の欠点を克服する為に鋭意研
究を重ねた結果、架橋タイプのオレフィン系熱可塑性エ
ラストマーと、特定の密度とMFRを有するエチレン系
重合体、及び特定の曲げ弾性率と融解特性を持つプロピ
レン系重合体よりなる組成物からなることを特徴とする
防水シートが、 JIS A−6008(1986)で
規定される合成高分子ルーフインクの加硫ゴム系の規格
に合格し、耐候性、耐オゾン性、耐寒性、耐熱性、耐薬
品性、下地追随性などにすぐれ、シート間は熱融着可能
という従来の特徴を有したうえで、低い面圧で熱融着し
ても大きな剪断剥離強度が得られることを見出し1本発
明を完成するに到った。
即ち本発明は、(5)架橋型オレフィン系熱可塑性エラ
ストマー25〜70重量部、の)密度が0.880g/
−以上0.910g/cm3未満でMFR(メルトフロ
ーレート)が0.1〜20g/10分のエチレン系重合
体5〜50重量部、及び(C)曲げ弾性率が8000k
g/−以下であり、かつ、DSC(示差走査熱量分析)
での融解開始温度が100℃以下であるプロピレン系重
合体15〜70重量部からなることを特徴とする防水シ
ート用組成物に関するものであり、該組成物から成形さ
れるシートは。
次のような好ましい性質を兼備えている。
(1)シートが押出し成形法、カレンダー成形法などの
従来の加工法によって容易に成形可能。
(2)シートはJIS A−6008(1986)合成
高分子ルーフイングの加硫ゴム系の規格に合格する。
(3)シート間の接着は熱融着が可能であり、低面圧で
の融着でも、融着部の剪断剥離強度がきわめて大きい。
以下1本発明につき、具体的に詳述する。
囚 本発明で使用される架橋型オレフィン系熱可塑性エ
ラストマーは、特開昭48−26838号公報、特開昭
52−13541号公報および特開昭53−14924
0号公報などに記載されている。このうちエチレン含有
量が65〜90重量%であり。
ヨウ素価20以下、100℃ムーニー粘度(ML、+、
100℃)が50以上のエチレン−プロピレン−非共役
ジエン系ゴム(EPDM)50〜90重量%と、プロピ
レン系重合体10〜50重量%を、有機過酸化物の存在
下でバンバリーミキサ−2−軸混練機、二軸混練機など
を用いて動的加硫して得た部分架橋型オレフィン系熱可
塑性エラストマーが好ましい。
EPDMのエチレン含有量の更に好ましい範囲は70〜
85重量%であり、ヨウ素価の更に好ましい範囲は5〜
10であり、ML++、100℃の更に好ましい範囲は
65以上である。
別の好ましいEPDMとしては、エチレン含有量が65
〜90重量%、ヨウ素価5〜201ML1+4100℃
が170以上のEPDM100重量部に対し、鉱物油系
軟化剤を40〜130重量部添加した油展EPDMがあ
る。
これらのEPDM70〜85重量%とプロピレン系重合
体15〜30重量%を前記同様に処理して得られる部分
架橋型オレフィン系熱可塑性エラストマーが更に好まし
い。なお、架橋効率をたかめる為に用いる架橋助剤や、
流動性向上を目的として鉱物油系軟化剤を架橋反応の前
、又は後で添加することも可能である。
の)密度、 0.880 g /ad以上0.910 
g /cm3未満のエチレン系重合体としては、エチレ
ンの単独重合体またはエチレンとα−オレフィンとの共
重合体が用いられ、特にエチレンと炭素数4以上のα−
オレフィン、例えば、1−ブテン、1−ペンテン、1−
ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテン2
1−デセン、1−ドデセンなどの少なくとも1種、好ま
しくは炭素数4〜12のこれらα−オレフィンとの共重
合体が用いられる。なお、これら共重合体のMFRは0
.1〜20g/10分である。
MFRが0.1 g 710分より低いと熱融着シート
の剪断剥離強度が低下し、20g/10分より大きいと
、−20℃での破断伸びが低下する。
(C)  曲げ弾性率が8000kg/−以下であり、
がっ。
DSCでの融解開始温度が100℃以下であるプロピレ
ン系重合体としては、プロピレンとエチレンまたは炭素
数4以上のα−オレフィン、例えば1−ブテン、1−ペ
ンテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1
−オクテン、1−デセン、1−ドデセンなどの少なくと
も1種、好ましくは、エチレンまたは1−ブテンとの共
重合体が用いられる。
曲げ弾性率が8000kg/−を超えると、シートの柔
軟性が失われ、下地追随性が悪化する。
またDSCでの融解開始温度が100℃を超えると、低
温での破断伸びが急激に低下し、耐寒性に問題を生じる
これら熱可塑性エラストマーとエチレン系重合体、及び
プロピレン系重合体は、それぞれ、25〜70重量部、
5〜50重量部、 15〜70重量部の割合で用いられ
る。
熱可塑性エラストマーが25重量部より少ないと、シー
トの柔軟性が失われ、また70重量部より多いと、シー
トの引張り特性の温度依存性が大きくなり、高温での物
性が低下する。
エチレン系重合体が50重量部より多いと、シートの引
張り強度の温度依存性が大きくなり。
5重量部より少ないと熱融着シートの剥離強度が低下す
る。
プロピレン系重合体が70重量部を超えると。
シートの柔軟性が失なわれ、下地追随性が悪化するとと
もに、耐寒性の低下による低温での破断伸びが低下する
。また15重量部未満では熱融着シートの剪断剥離強度
が低下する。
シート成形材料としての組成物の調製は、囚架橋タイプ
のオレフィン系熱可塑性エラストマー、ノ)エチレン系
重合体、 (C)プロピレン系重合体及び必要に応じて
、オイル、カーボンブラック、あるいは炭酸カルシウム
などの充填剤、耐候剤、加工助剤、顔料などを、バンバ
リーミキサ−1−軸押出機、二軸押出機などの混線装置
を用いて、約150℃〜250℃、好ましくは190℃
〜220℃の温度で1〜30分間溶融混練することによ
り行われる。混線の順序については特に制限はない。
これらの組成物からのシート成形は、一般的なシート成
形法で可能である。
即ち180℃〜250℃の温度で、Tダイから溶融樹脂
組成物を押出す方法、あるいはバンバリーミキサ−やニ
ーダ−等で軟化温度以上に加熱溶融させた樹脂組成物を
カレンダーロール等でシート状に成形する方法である。
なおTダイシート成形時の押出機は真空ベント機構を備
えた装置が好ましい。
本発明における防水シートは熱可塑性という特徴を活か
して例えば次のような用い方ができる。
約25 m X 2 m X 1.5aotのシートを
施工現場において、熱風機などを用いて互いに端部を熱
融着させ、一体シートを作ったり、場合によっては、シ
ートを成形した工場内で熱風機。
ヒートシーラーなどを用いて端部を熱融着させた巾広シ
ートを作製して、ゴルフ場の池。
ダム、トンネルなどの各種土木用防水工事など従来の各
種防水シート用途対象物に有効に適用される。
次に実施例により具体的に本発明の実施態様を明らかに
する。
〈実施例〉 以下、実施例によって本発明の内容を具体的に説明する
が2本発明は、これら実施例によって限定されるもので
はない。
尚、これらの実施例における物性測定は、 JISA−
6008(1986)に従って評価した。また熱融着シ
ートの剪断剥離強度については、Tダイ押出しによって
得た1mm厚みのシートを2枚重ね更にシート上面に0
.1mm厚みのテフロンシート、シート下面に3mm厚
みのシリコンゴムシートを重ね、ヒートシールテスター
■(テスター産業■製)を用い、温度が140℃。
荷重が1kg/cj、加圧時間が30秒間で熱融着させ
、24時間後に20mn巾のタンザク状試験片を、引張
り速度:50nn/minで180度剪断剥離テストを
行ない剥離強度を測定した。
〔実施例1〕 オレフィン系熱可塑性エラストマー■[EPDM(エチ
レンニア8重量%、I2V: s、ML+、+100℃
、 73) 80重量%とポリプロピレン20重量%の
組成物を有機過酸化物(2,5−ジメチル−2□5−ジ
(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン)の存在下バンバリ
ーミキサ−を用いて、200℃で10分間混練し、動的
架橋を行ない、この動的架橋組成物100重量部あたり
、鉱物油系軟化剤(出光プロセスオイルPW−380)
5重量部を添加することにより得た。〕33重量部、エ
チジエチレン体■〔エチレン・ブテン−1共重合体(密
度、 0.900 g /ad、 MFR、2,0g 
/10分)〕27重量部、及びプロピレン系重合体■〔
プロピレン・エチレンランダム共重合体(エチレン:5
.5重量%1曲げ弾性率:6000kg/−、DSC融
解開始温度:50℃)〕440重量の合計100重量部
に対し炭酸カルシウム(三筒製粉ニスカロン■200)
を27重量部、カーボンブラックマスターバッチ(カー
ボン濃度:50重量%)7重量部を加え二軸混練機(神
戸製鋼断裂4FCM)を用いて溶融混練してペレットと
した。この時の混練機出口の樹脂温度は220℃であっ
た。
上記組成物を用いてTダイシート加工機により厚さ1m
mのシートを得た。
〔実施例2〕 オレフィン系熱可塑性エラストマー■〔実施例1で用い
たEPDM82重量%と、ポリプロピレン18重量%の
組成物を実施例1と同様に処理して得た動的架橋組成物
100重量部あたり鉱物油系軟化剤(出光プロセスオイ
ルPW−380)20重量部を添加することにより得た
。〕333重量部2エチレン系合体■27重量部、プロ
ピレン系重合体■〔プロピレン・エチレンランダム共重
合体(エチレン:4.5重量%1曲げ弾性率、 650
0kg/cJ、DSC融解開始温度:58℃)〕27重
量部、プロピレン系重合体■〔プロピレン・ブテン−1
ランダム共重合体(ブテン−1=24重量%1曲げ弾性
率、 5500kg/cJ、 D S C融解開始温度
:52℃)〕113重量の合計100重量部に対し。
炭酸カルシウム27重量部、カーボンマスターバッチ7
重量部を加えバンバリーミキサ−(神戸製鋼新製、BB
−16)を用いて溶融混練した。この時の排出樹脂温度
は200℃であった。溶融混練物をロールを用いてシー
ト状として、カッティングマシンによってペレット状と
した。
上記組成物を用いてTダイシート加工機により厚ざ1−
のシートを得た。
〔実施例3〕 オレフィン系熱可塑性エラストマー■〔油展EPDM(
エチレン=72重量%、  I 2V ; 10゜ML
、+、100℃:250のEPDM100重量部あたり
鉱物油系軟化剤(出光プロセスオイルPW−380)1
00重量部を油展)85重量%2ポリプロピレン15重
量%の組成物を、 N、 N’ −m−フェニレンビス
マレイミドと有機過酸化物(2,5−ジメチル−2,5
−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン)の存在下、二
軸混練機(日本製鋼新製 TEX −44)を用いて動
的架橋を行うことにより得た。〕53重量部、エチジエ
チレン体■27重量部、プロピレン系重合体■20重量
部の合計100重量部に対し、炭酸カルシウム20重量
部、カーボンマスターバッチ10重量部を加え、バンバ
リーミキサ−(神戸製鋼新製BB−16)を用いて溶融
混練した。この溶解混練物をロールを用いてシート状に
した後カッティングマシンでペレット状にした。
上記組成物を用いてTダイシート加工機により厚さ1m
mのシートを得た。
〔実施例4〕 実施例2で用いたプロピレン系重合体■及びプロピレン
系重合体■の代わりに実施例1で用いたプロピレン系重
合体■を用いた他は実施例2と同様に実施した。
〔比較例1〕 オレフィン系熱可塑性エラストマー053重量部、エチ
レン系重合体■〔エチレン・ブテン−1共重合体(密度
: 0.925 g /cl、 M F R: 0.8
g/10分)〕47重量部の合計100重量部に対し。
炭酸カルシウム20重量部、カーボンマスターバッチ1
3重量部を加え、バンバリーミキサ−(神戸製鋼新製、
BB−16)を用いて溶融混練した。
この溶融混練物をロールを用いてシート状とし。
カッティングマシンでペレット状にした。
上記組成物を用いてTダイシート加工機により厚さ1m
mのシートを得た。
〔比較例2〕1 オレフィン系熱可塑性エラストマー033重量部、エチ
レン系重合体■40重量部、プロピレン系重合体■〔プ
ロピレンホモポリマー、曲げ弾性率:16000kg/
cnt、 D S C融解開始温度:]2213227
重量の合計100重量部に対し、炭酸カルシウム27重
量部、カーボンマスターバッチ7重量部を用いた他は実
施例2に同じ。
〔比較例3〕 オレフィン系熱可塑性エラストマーの53重量部、エチ
レン系重合体■27重量部、プロピレン系重合体(実施
例2のプロピレン系重合体■と同じ)20重量部、の合
計100重量部に対し、炭酸カルシウム20重量部、カ
ーボンマスターバッチ13重量部を加え、バンバリーミ
キサー(神戸製鋼新製BB−16)を用いて溶融混練し
た。
この溶融混線物をロールを用いてシート状とし。
カッティングマシンでペレット状にした。
上記組成物を用いてTダイシート加工機により厚さII
!II+のシートを得た。
〔比較例4〕 オレフィン系熱可塑性エラストマー■[EPDM (エ
チレンニア0重量%、  I 2V 、 1.3゜ML
+++ 100℃: 96) 70重量%、プロピレン
重合体(プロピレン・エチレンランダム共重合体。
エチレンニア0重量%)30重量%の割合でバンバリー
ミキサ−を用いて溶融混練した非架橋型オレフィン系熱
可塑性エラストマー360重量部。
エチレン系重合体040重量部の合計100重量部に対
し、炭酸カルシウム27重量部、カーボンマスターバッ
チ7重量部を加え、バンバリーミキサ−を用いて溶融混
練した。この溶融混練物をロールを用いてシート状とし
、カッティングマシンでペレット状にした。
上記組成物を用いてTダイシート加工機により、厚さ1
mmのシートを得た。
〔比較例5〕 比較例2においてエチレン系重合体■とプロピレン系重
合体■の組成比を27重量部、 40重量部とした他は
比較例2と同様に実施した。
実施例、比較例の配合比を表−1に、物性測定結果を表
−2に示す。
本実施例より明らかな通り、比較例に比べて。
実施例はJIS A−6008(1986)高分子ルー
フインクの加硫ゴム系の規格に合格する物性を有してい
ると同時に、柔軟性があり、熱融着シートの剥離強度が
大きく改良されていることが明らかである。
〈発明の効果〉 本発明により、池、ダム、トンネルなどの土木工事にお
ける防水施工において、JISA−6008(1986
)高分子ルーフインクの加硫ゴム系の規格を満足し、柔
軟で下地追随性が良好であり、同時に、施工コーナ一部
等で大きな面圧をかけることが不可能な箇所においても
、大きな熱融着強度の得られる防水シートに適した熱可
塑性エラストマー組成物の提供が可能となる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(A)架橋型オレフィン系熱可塑性エラストマー
    25〜70重量部、(B)エチレン系重合体(密度:0
    .880以上0.910g/cm^3未満、MFR:0
    .1〜20g/10分)5〜50重量部、及び(C)プ
    ロピレン系重 合体(曲げ弾性率が8000kg/cm^2以下で、示
    差走査熱量分析測定での融解開始温度が100℃以下)
    15〜70重量部(ここでA+B+C=100となるよ
    うにとる)からなることを特徴とする熱可塑性エラスト
    マー組成物。
  2. (2)(B)エチレン系重合体が、エチレンと炭素数4
    以上のα−オレフィンとの共重合体である請求項1記載
    の組成物。
  3. (3)(C)プロピレン系重合体が、プロピレンとエチ
    レンおよび/または炭素数4以上のα−オレフィンとの
    共重合体である請求項1記載の組成物。
  4. (4)(A)架橋型オレフィン系熱可塑性エラストマー
    が、エチレン−プロピレン−非共役ジエン系ゴムとプロ
    ピレン系重合体からなる混合物を部分架橋してなるエラ
    ストマーである請求項1記載の組成物。
  5. (5)エチレン−プロピレン−非共役ジエン系ゴムが、
    エチレン含有量が65〜90重量%であり、100℃ム
    ーニー粘度(ML_1_+_4100℃)が50以上で
    ある請求項4記載の組成物。
  6. (6)エチレン−プロピレン−非共役ジエン系ゴムが、
    該ゴム100重量部に対し鉱物油系軟化剤を5重量部以
    上150重量部以下を含有するゴムである請求項4記載
    の組成物。(7)請求項1に記載の組成物に対し、(A
    )、(B)及び(C)の合計100重量部あたり70重
    量部以下の充填剤を添加してなることを特徴とする熱可
    塑性エラストマー組成物。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08253634A (ja) * 1995-01-20 1996-10-01 Yokohama Rubber Co Ltd:The 熱可塑性エラストマー組成物
JP2007504314A (ja) * 2003-09-05 2007-03-01 ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ. エチレン/アルファ−オレフィンコポリマーを含むフィルム及び医療用途または衛生用途におけるその使用
US7964670B2 (en) 2003-09-05 2011-06-21 Teknor Apex Company Film comprising an ethylene/alpha-olefin copolymer and its use in medical or hygienic applications

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