JPH06871B2 - 防水シ−ト - Google Patents

防水シ−ト

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JPH06871B2
JPH06871B2 JP59087769A JP8776984A JPH06871B2 JP H06871 B2 JPH06871 B2 JP H06871B2 JP 59087769 A JP59087769 A JP 59087769A JP 8776984 A JP8776984 A JP 8776984A JP H06871 B2 JPH06871 B2 JP H06871B2
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waterproof sheet
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克佳 米倉
晃 内山
昭 松田
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、防水シートに関する。更に詳しくは、各種性
質および施工性の点ですぐれた防水シートに関する。
技術背景 ビルの屋上などの防水施工法、池などの土木工事での防
水施工法として、一般にアスフアルト防水法およびシー
ト防水法が行われている。
アスフアルト防水法は、現在最も多く用いられている防
水法であるが、多層仕上げする必要があること、また熱
工法であることなどにより施工が煩雑であり、更にアス
フアルト有体も耐候性、耐熱性、耐寒性、下地追随性な
どに劣る欠点を有している。
一方、シート防水法は、アスフアルト防水法と異なり、
現場にてシート同士間およびシート−下地間の接着を行
ない、防水層の一体化を図るものであり、シートとして
はブチルゴム/エチレン−プロピレン−ジエン共重合ゴ
ムのゴム混合物シート、ポリ塩化ビニルシートなどが用
いられている。
前者のゴム混合物シートの場合には、耐候性、耐オゾン
性、耐熱性、耐寒性、下地追随性などの防水シートとし
て要求される性質の多くを満足させる反面、接着性が乏
しく、シート同士間の接着部よりの漏水事故が多い。ま
た、シート製造時に、ゴム成分とカーボンブラツクなど
の充填剤との混練工程、カレンダー成形法によるシート
成形工程、更に加硫工程というように一連の多くの工程
を必要とし、その結果必然的に高価となるのを避けるこ
とができない。
後者のポリ塩化ビニルシート場合には、カレンダー成形
機、押出機などにより任意の成形手段で容易に成形する
ことが可能な長所を有する反面、耐候性、耐寒性、耐熱
性、下地追随性などに問題があり、またシート同士間の
接着部に欠陥を生じ易い難点がみられる。
発明の目的及び概要 本発明の目的は、耐候性、耐オゾン性、耐熱性、耐寒
性、下地追随性等に優れ、カレンダー成形機、押出機等
により任意の成形手段で容易に成形され且つシート同士
間の接着性に優れた防水シートを提供するにある。
本発明によれば、 (a) エチレン・α−オレフイン・非共役ジエン共重合
ゴム50乃至20重量部、 (b) 密度0.910乃至0.940g/cm3、メルトインデックス
0.1乃至20g/10min、融点115乃至130℃、の
範囲にあるエチレンと炭素数4乃至10のα−オレフイ
ンとのランダム共重合体であってエチレン含有率90乃
至99.5モル%の直鎖低密度ポリエチレン30乃至50重
量部、 及び (c) ポリプロピレン系樹脂20乃至50重量部(ここ
で(a)+(b)+(c)は100重量部となる様に選ぶ) から主として成るブレンド物を (d) 有機ペルオキシドの存在下で動的に熱処理し部分
的に架橋して得られる熱可塑性エラストマー から形成されていることを特徴とする防水シートが提供
される。
かかる本発明の防水シートは、次の様な好ましい性質を
有している。
(1) シートがカレンダー成形法、押出成形法などの単
純な加工工程によつて、容易に成形できる。
(2) シートは、耐候性、耐熱性、耐寒性、耐オゾン
性、下地追随性などにすぐれている。
(3) ホツトメルト接着性及びヒートシール接着性及び
ヒートシール接着性が極めて優れているため、シート同
士間の接着を簡単且つ確実に行い得る。
(4) 初期弾性率が低く、柔軟である。
(5) JIS A−6008(1981)で規定される合成
高分子ルーフイングの加硫ゴム系の規格に十分合格す
る。
(6) 充填剤としてカーボンブラツク以外の白色充填剤
を使用した場合、また充填剤を使用しない場合には容易
に原着カラーシートが得られる。
発明の構成 本発明において使用する(a)エチレン・α−オレフイン
−非共役ジエン共重合体ゴムとは、例えばエチレン−プ
ロピレン−非共役ジエンゴム、エチレン−ブタジエン共
重合体ゴムの如く、オレフインを主成分とする無定形の
弾性共重合体であつて、(d)有機ペルオキシドと混合
し、加熱下に混練することにより架橋して流動性が低下
し或いは流動しなくなるゴムをいう。尚、非共役ジエン
とは、ジシクロペンダジエン、1,4−ヘキサジエン、
ジシクロオクタジエン、メチレンノルボルネン、エチリ
デンノルボルネン等を指称する。
本発明ではこれらの共重合体ゴムの内でも、特にエチレ
ン−プロピレン−5−エチリデン−2−ノルボルネン共
重合体ゴムが、耐熱性、引張特性及び反撥弾性の点で優
れたエラストマーを与えるために好適に使用される。ま
たムーニー粘度ML1+4(100℃)が約10〜17
0、好ましくは40〜80の共重合ゴムが一般に用いら
れる。
また本発明において使用する(b)直鎖低密度ポリエチレ
ンとは、(d)有機ペルオキシドと混合し、加熱下に混練
することにより流動性が低下し或いは流動しなくなる樹
脂であって、エチレン含有率が90乃至99.5モル%、好
適には94乃至99モル%、最も好適には95乃至99
モル%にあるエチレンと炭素数4乃至10、好適には炭
素数5乃至10のα−オレフインとのランダム共重合体
であり、且つ、密度が0.910乃至0.940g/cm3、特に0.9
15乃至0.935g/cm3、メルトインデックス(ASTM-D-123
8の方法に準じ、190℃、2160gの荷重で測定した
値)が0.1乃至20g/10min、特に0.5乃至20g/
10min、及び融点(ASTM-D-2117)が115乃至130
℃、特に115乃至125℃、またX−線回折法で測定
した結果化度が40乃至70%の範囲にあるものであ
る。
なお上記直鎖低密度ポリエチレン(b)においてエチレン
と共に共重合される炭素数4乃至10のα−オレフイン
としては、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、
4−メチル−1−ペンテン、1−オクテン、1−デセン
或いはこれらの少なくとも2種の混合物を挙げることが
できる。
これらの内、とりわけ4−メチル−1−ペンテンが好適
である。
本発明において上記(b)成分である直鎖低密度ポリエチ
レンは、防水シートとしての下地追随性、現場施工性及
びシート同士の接着性の向上に寄与する。
このような直鎖低密度ポリエチレンを製造する方法の一
例としては、本出願人による特開昭53-92887号に記述さ
れている方法を例示することができる。
本発明において使用する(c)ポリプロピレン系樹脂は、
(d)は有機ペルオキシドと混合し、加熱下に混練しても
架橋せず、流動性が低下しない樹脂であり、(d)有機ペ
ルオキシドと熱反応させた際生じる分解反応と架橋反応
との競争反応において、分解反応を多く生じる結果、重
合のみかけの分子量が減少し、流動性がむしろ増加する
樹脂である。この様なポリプロピレン系樹脂としては、
アイソタクチックポリプロピレン、プロピレンと他の少
量のα−オレフインとの共重合体、例えばプロピレン−
エチレン共重合体、プロピレン−1−ブテン共重合体、
プロピレン−1−ヘキセン共重合体、プロピレン−4−
メチル−1−ペンテン共重合体等が好適に用いられる。
またこれらのポリプロピレン系樹脂の内でもメルトイン
デックスが約0.1乃至50g/10min、特に約5乃至2
0g/10minのものが好適に使用される。
本発明においては前述した(a)エチレン・α−オレフイ
ン−非共役ジエン共重合体ゴム50乃至20重量部、特
に50乃至30重量部、(b)前記特定直鎖低密度ポリエ
チレン樹脂30乃至50重量部、特に30乃至40重量
部及び(c)ポリプロピレン系樹脂20乃至50重量部、
特に20乃至40重量部(ここで(a)+(b)+(c)は10
0重量部となる様に選ぶ)とをブレンドし、(d)有機ペ
ルオキシドの存在下で動的に熱処理し部分的に架橋せし
める。
(a) エチレン・α−オレフイン−非共役ジエン共重合
ゴムの使用量が上記範囲よりも少ない場合には、得られ
る熱可塑性エラストマーが柔軟性、反撥性弾性等のゴム
的性質に劣ったものとなり、また上記範囲よりも多量に
使用すると流動性等において不満足なものとなる。
(b) 直鎖低密度ポリエチレン樹脂の使用量が上記範囲
よりも少ない場合には、所望とする接着性が得られず、
また上記範囲よりも多量に使用した場合には熱可塑性エ
ラストマーの流動性が低下しまたその成形性が不充分と
なり好ましくない。
更に (c) ポリプロピレン系樹脂を上記範囲よりも多量に用
いると得られる熱可塑性エラストマーの柔軟性及び反撥
性が損われ、またこれよりも少量の場合には熱可塑性エ
ラストマーの耐熱性及び流動性が損われ不都合である。
また動的熱処理による部分架橋のために用いる(d)有機
ペルオキシドとしてはジクミルペルオキシド、ジ−tert
−ブチルペルオキシド、1,3−ビス(tert−ブチルペ
ルオキシイソプロピル)ベンゼン等が使用され、これら
は被処理物当り0.05乃至3.0重量%、特に約0.1乃至
1.0重量の量で使用することが好適である。
また本発明において動的に熱処理するとは融解状態で混
練することをいう。
混練は非開放型の装置中で行なうことが好ましく、窒素
又は炭酸ガス等の不活性ガス雰囲気下で行なうことが好
ましい。その温度は使用有機過酸化物の半減期が1分間
未満となる温度、通常150〜280℃、好ましくは1
70〜240℃、混練時間は通常1〜20分間、好まし
くは3〜10分間である。また、加えられる剪断力は剪
断速度で通常10〜10sec-1、好ましくは10
10sec-1に選ぶ。
混練装置としては、ミキシングロール、インテンシブミ
キサー例えばバンバリーミキサー、ニーダー、一軸又は
二軸押出機等を用い得るが、非開放型のものが好まし
い。
かかる動的熱処理により部分的に架橋された熱可塑性エ
ラストマーが得られる。
尚、部分的に架橋されたときは、架橋度すなわち下記の
方法で測定されたゲル含量が45〜98%のものをい
う。
ゲル含量は、次の方法で決定される。
試量ペレツトを約100mg秤量し、密閉容器中にて試量
に対して十分量である30ccのシクロヘキサンに48時
間浸漬する。
次に試量を紙上に取り出し、室温にて72時間以上恒
量となるまで乾燥する。
この架橋度が上記範囲よりも高くなると熱可塑性エラス
トマーのゴム的性質が失われ、また流動性において好ま
しくなく、上記範囲よりも低い場合には得られる防水シ
ートの接着性が不十分となる等の不都合がある。
また動的処理に際して、被処理物当り50重量%以下の
量で鉱物油系軟化剤を添加することもできる。この鉱物
油系軟化剤は、必要に応じて添加されるカーボンブラツ
ク等の充填剤等の分散を助け、或いは部分架橋された熱
可塑性エラストマーの硬さを低下させて柔軟性や弾性を
増す目的で使用される高沸点の石油留分で、一般にパラ
フイン系、ナンテン系、芳香族系のものが使用されてい
る。
また、鉱物油系軟化剤と同様に、非架橋のエチレン−α
−オレフイン(−ジエン)共重合ゴム、ポリイソブチレ
ンゴム、ブチルゴム、プロピレン−エチレン共重合ゴ
ム、アタクチツクポリプロピレンなどのゴム状物質を加
えることもできる。
更に動的処理に際して密度増加のために、カーボンブラ
ツク、クレー、タルク、重質炭酸カルシウム、カオリ
ン、けいそう土、シリカ、アルミナ、アスベスト、グラ
フアイト、ガラス繊維等を被処理物当り40重量%以
下、好ましくは10乃至30重量%の量で使用すること
ができ、更に防水シートとしての用途性質上、それ自体
公知の耐熱安定剤、耐候安定剤、老化防止剤、酸化防止
剤、着色剤等を配合することもできる。
酸化防止剤としては、フエニル−α−ナフチルアミン、
p−イソプロポキシ−ジフエニルアミン、N,N′−ジ
フエニルエチレンジアミン、ノニル化ジフエニルアミン
等のアミン系酸化防止剤、2,6−ジタ−シヤリ−ブチ
ルフエノール、スチレン化フエノール、ブチルヒドロキ
シアニソール、4,4′−ヒドロキシジフエニル、2,
2−メチレン−ビス−(4−メチル−6−シクロヘキシ
ルフエノール)、テトラキス−〔メチレン−3−
(3′,5′−ジタ−シヤリ−ブチル−4′−ヒドロキシ
フエニル)プロピオネート〕メタン、トリス−(2−メ
チル−ヒドロキシ−5−ターシヤリ−ブチルフエニル)
ブタン等のフエノール系酸化防止剤が例示できる。
本発明においては、かくして得られた熱可塑性エラスト
マーを防水シート成形材料として用いる。シート成形
は、通常のシート成形法がそのまま採用され、例えば約
180乃至250℃の温度で、Tダイから溶融樹脂混合
物を押出すことにより、厚さが約0.1mm乃至3mm程度の
シートを容易に成形することができる。またバンバリー
ミキサー、ロール等で軟化点以上に加熱した樹脂混合物
を、カレンダーロールでシート状に成形する方法を採用
することもでき、この場合には得られるシートの厚さが
薄いので数枚程度のシートをエンボスロール等で溶着し
て用いられる。
本発明の防水シートは、接着性に顕著に優れており、更
に加工性、施行性及び耐候性、耐熱性等の各種物性にも
優れており、例えば次の様にして用いられる。
約20m×1m×.5mのシートを施工現場で熱風機など
を用いて互いに端部を融着させ、一体メンブレンを作つ
たり、或いは場合により工場内で予め幅2〜20m程度
になる様に、熱風機、ヒートシーラーなどでシートを熱
融着しておいて、それらをビル等の建築物の屋上防水、
ゴルフ場の池、潅漑用水路、工場の廃水処理池、うなぎ
の養殖池、ダム、トンネル等の各種土木防水など、従来
の各種防水シートの用途対象物の全てに有効に適用され
る。
本発明を次の例で説明する。
実施例1. エチレン含有率78モル%、沃素価10、ムーニー粘度
ML1+4(100℃)150のエチレン−プロピレン−ジ
シクロペンタジエン共重合体ゴム(以下EPDMと略す)3
0重量部、MFR(190℃、2.16kg)18、密度0.92の
エチレン−4−メチル−1−ペンテン共重合体30重量
部、MFR(230℃、2.16kg)11、密度0.91のポリプ
ロピレン(以下PPと略す)30重量部、パラフイン系プ
ロセスオイル10部、及び酸化防止剤0.3重量部をバン
バリーミキサーにより窒素雰囲気下で、180℃、5分
間混練した後、ロールを通し、シートカツターによりペ
レツトを製造した。
次に当該ペレツトと1,3−ビス(第3ブチルペルオキ
シイソプロピル)ベンゼン0.2重量部、ジビニルベンゼ
ン0.3重量部及びパラフイン系鉱油0.5重量部からなる
溶液とをヘンシエルシキサーにより混合し、溶液をペレ
ツト表面に均一に付着させた。付いでこのペレツトを押
出機で窒素雰囲気下210℃、滞留時間5分間で押出
し、動的に熱処理し、熱可塑性エラストマーを得た。こ
の熱可塑性エラストマーを押出成形機を用いてTダイに
よりシート成形し得られた1.5mm厚のシートにつきJIS
A6008「合成高分子ルーフイング」の加硫ゴム系
規格に基づきその物性評価し、その結果を第1表に示
す。
尚、防水シートのJIS A6008に基ずく規格値を下
記第2表に示す。
比較例1. エチレン含有率78モル%、沃素価10、ムーニー粘度
MLL1+4(100℃)150のEPDM50重量部、MFR
(230℃、2.16kg)11、密度0.91のPP30重
量部、およびパラフイン系プロセスオイル20重量部、
及び酸化防止剤0.3重量部をバンバリーミキサーにより
窒素雰囲気下で、180℃、5分間混練した後、ロール
を通し、シートカツターによりペレツトを製造した。次
に当該ペレツトと1,3−ビス(第3ブチルペルオキシ
イソプロピル)ベンゼン0.2重量部、ジビニルベンゼン
0.3重量部、及びパラフイル系鉱油0.5重量部からなる
溶液とをヘンシエルミキサーにより混合し、溶液をペレ
ツト表面に均一に付着させた次いでこのペレツトを押出
機で窒素雰囲気下210℃、滞留時間5分間で押出し、
動的に熱処理し、熱可塑性エラストマーを得た。この熱
可塑性エラストマーを押出成形機を用いてTダイにより
シート成形し、得られた1.5mm厚のシートにつきJIS
A6008「合成高分子ルーフイング」の加硫ゴム系規
格に基づきその物性評価した。
結果を第1表に示す。
比較例2. エチレン含有率78モル%、沃素価10、ムーニー粘度
ML1+4(100℃)150のEPDM35重量部、
MFR(190℃、2.16kg)18、密度0.92のエ
チレン−4−メチル−1−ペンテン共重合体20重量
部、MFR(230℃、2.16kg)11、密度0.91のPP
30重量部、パラフイン系プロセスオイル15重量部、
及び酸化防止剤0.3重量部をバンバリーミキサーにより
窒化雰囲気下で、180℃、5分間混練した後、ロール
を通し、シートカツターによりペレツトを製造した。
次に当該ペレツトと1,3−ビス(第3ブチルペルオキ
シイソプロピル)ベンゼン0.2重量部、ジビニルベンゼ
ン0.3重量部及びパラフイン系鉱油0.5重量部からなる
溶液とをヘンシエルミキサーにより混合し、溶液をペレ
ツト表面に均一に付着させた。次いでこのペレツトを押
出機で窒素雰囲気下210℃、滞留時間5分間で押出
し、動的に熱処理し、熱可塑性エラストマーを得た。
この熱可塑性エラストマーを押出成形機を用いてTダイ
によりシート成形し、得られた1.5mm厚のシートにつき
JIS A6008「合成高分子ルーフイング」の加硫ゴ
ム系規格に基づきその物性評価した。
結果を第1表に示す。
[防水シートのシート間熱接着力評価試験] 実施例1及び比較例1のシートについて、各シート同士
を自動熱風融着機を用いて表面温度170℃〜180℃
及び転圧20〜21kg/cm2にて熱融着して接合し、得ら
れた接合シートの接着部の剥離強度(試料巾25.4mm,1
80°剥離角度,剥離速度100mm/minを測定した、結
果は下記の通りであった。
実施例1の接合シート 22kg/25.4mm 比較例2の接合シート 9kg/25.4mm
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 23/26 LDD 7107−4J (56)参考文献 特開 昭59−18741(JP,A) 特開 昭58−2340(JP,A) 特開 昭54−41950(JP,A) 米国特許第3957919(US,A) 米国特許第4088714(US,A) 欧州特許出願公開第143131号明細書 (1985)(EP,A1)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a) エチレン・α−オレフイン・非共役
    ジエン共重合ゴム50乃至20重量部、 (b) 密度0.910乃至0.940g/cm3、メルトインデックス
    0.1乃至20g/10min、融点115乃至130℃、の
    範囲にあるエチレンと炭素数4乃至10のα−オレフイ
    ンとのランダム共重合体であってエチレン含有率90乃
    至99.5モル%の直鎖低密度ポリエチレン30乃至50重
    量部、 及び (c) ポリプロピレン系樹脂20乃至50重量部(ここ
    で(a)+(b)+(c)は100重量部となる様に選ぶ) から主として成るブレンド物を (d) 有機ペルオキシドの存在下で動的に熱処理し部分
    的に架橋して得られる熱可塑性エラストマー から形成されていることを特徴とする防水シート。
  2. 【請求項2】前記ブレンド物には、(a),(b)及び(c)の
    合計重量当り50重量%以下の量で鉱物油系軟化剤が添
    加されている特許請求の範囲第1項記載の防水シート。
  3. 【請求項3】前記ブレンド物には、(a),(b)及び(c)の
    合計重量当たり40重量%以下の量で充填剤が添加され
    ている特許請求の範囲第1項又は第2項記載の防水シー
    ト。
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