JP2750686B2 - 補強型多孔質シート - Google Patents

補強型多孔質シート

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JP2750686B2 JP62194902A JP19490287A JP2750686B2 JP 2750686 B2 JP2750686 B2 JP 2750686B2 JP 62194902 A JP62194902 A JP 62194902A JP 19490287 A JP19490287 A JP 19490287A JP 2750686 B2 JP2750686 B2 JP 2750686B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (a)産業上の利用分野 本発明は優れた機械的強度を有し、且つ気体や液体の
透過性が著しく改善された、補強型多孔質シートに関す
るものである。 (b)従来の技術 従来、通気性袋、加圧瀘過用膜或いは瀘過用支持体等
に用いられる多孔質シートは、以下の方法で製造されて
いる。 即ち、ポリオレフィン樹脂に、酸、アルカリ又は水で
溶出可能な無機充填剤とHLBが9〜15の非イオン界面活
性剤を混合し、シート状に形成後、延伸し、次いで、上
記無機充填剤を上記酸等で溶出して多孔質シートを製造
するものである(特開昭50〜74667号公報)。 上記において、HLBが9〜15の非イオン界面活性剤を
用いるのに代えてエチレン−酢酸ビニル共重合体を用
い、上記と同様にして多孔質シートを製造するものであ
る(特開昭54−43982号公報)。 ポリオレフィン樹脂に充填剤と液状ゴムを配合してな
る組成物を溶融成形して得たシートを延伸して多孔質シ
ートを製造するものである(特開昭57−47334号公
報)。 上記において、液状ゴムに代えてポリヒドロキシ飽和
炭化水素を用い、上記と同様にして多孔質シートを製造
するものである(特開昭57−203520号公報)。 特定の中・低圧法ポリエチレンおよび結晶性ポリプロ
ピレンから選ばれるポリオレフィン樹脂、充填剤、ポリ
ヒドロキシ飽和炭化水素およびエポキシ基含有有機化合
物を配合してなる組成物を溶融成形して得たシートを延
伸して多孔質シートを製造するものである(特開昭59−
136334号公報)。 ところが、上記の方法では、いずれも、延伸により直
接多孔質シートを得るか、又は延伸して得られた多孔質
シートにおいて、当該多孔質シート中の無機充填剤を酸
等で溶出して透過性が一層大である多孔質シートを得る
ものであり、この延伸の際に、分子を配向させてシート
の強度が向上するものであるが、貫通孔の形成によっ
て、分子の配向が不均一となり、しかも、この延伸の際
に、シート本体における貫通孔箇所に微細な亀裂が入る
のである。そして、この現象は、シート本体(樹脂)と
充填剤とのなじみが悪い場合や充填剤の量を増加した
り、延伸率が増加すると一層顕著になり、その結果とし
て延伸方向と直角方向の引張り強度が低下したり、降伏
点応力が小さくなる等、シートの機械的強度が低いとい
う欠点がある。 この欠点を解決するために不織布を補強材として用
い、これを合成樹脂製の多孔質シートにラミネートして
成る補強型の多孔質シートが提案されている。 又、特開昭59−156723号公報に開示されているよう
に、熱融着性を有する割裂したウエブ状成形物を製造す
るにあたり、押出機の先端にサーキュラーダイを装着
し、このサーキュラーダイのチューブ押出側に、サーキ
ュラーダイのダイリップ外径の1.0〜5.0倍の外径を有
し、JIS B0601触針法に準拠して測定した10点平均粗さ
が、30〜300ミクロンの範囲にある外周表面を有する円
形状治具を、サーキュラーダイの中心軸と同軸に装着し
た装置を用い、熱可塑性樹脂100重量部あたり、0.03〜
3重量部の発泡剤と、0.1〜3重量部の外部潤滑剤を配
合した樹脂組成物を混練し、前記サーキュラーダイから
チューブ状に押出し、このチューブ押出物の内表面を、
前記円形治具の外周表面上で滑動させ、ドラフト率20倍
以上の高ドラフトで空気中で引き伸ばすものが提案され
ている。 (c)発明が解決しようとする問題点 ところで、上記ラミネート法としては粘着剤又は接着
剤を不織布及び/又は合成樹脂製多孔質シートに部分的
に塗布し、その部分で接合するものである。 しかしながら、不織布と多孔質シートとを粘着剤を用
いて部分的に接合したものは、粘着剤の粘着強度が低
く、その加工や使用等の際に層間剥離が生じるばあいが
あり、充分な補強効果が得られず、信頼性に欠ける等の
問題があった。 特に、この種の補強型の多孔質シートは粘着剤又は接
着剤の塗布面の通気性や透湿性が損なわれ、多孔質シー
トに対し基本的に要求される特性を犠牲にする点で大き
な問題がある。 一方、不織布と多孔質シートとをホットメルト型の接
着剤で部分的に接合するばあいには、層間剥離の問題は
解決されるが、熱接着箇所の通気性や透湿性が損なわれ
るなど、基本的な問題が解決されないのである。 又、このような接合を行う場合、部分液に熱と圧力を
加える結果、この熱と圧力が加わる部分(熱接着箇所)
とそうでない部分(非接着箇所)の境界部において耐水
圧性低下、もしくは溶断の恐れが生じるなどの問題があ
る。 更に、この種の接着剤を介在させた箇所をエンボスロ
ール等の加熱体を用いて加熱、接着するものであるか
ら、この加熱体が正確に加熱部位に接当するように、加
熱体をコントロールする必要があり、この結果、製造装
置が複雑で高価になったり、シートの製造が繁雑になっ
て製造コストが高くなる等の問題があった。 特開平59−156723号公報に開示されている熱融着性を
有する割裂したウエブ状成形物の製造方法では、ホット
メルト接着剤を用い、フィルム状または割裂ウエブ状の
成型品としようとしても、素材が高温にあるうちには、
極めて高い接着力を発揮するため、フィルム状またはウ
エブ状にするための装置(治具)に粘着し、製造するの
が困難である点を解決するためのものである。 即ち、このものは、ウエブ状成型物を製造するにあた
り、発泡剤を含む溶融樹脂を、押出チューブの長さ方向
(引き取る方向)に変形させて、溶融樹脂中の発泡セル
を引き延ばして非常に長くし、割裂の裂目を生じさせた
後、更に、溶融状態での樹脂の二軸方向への延伸作用
で、発泡セル間の溶融樹脂を引き伸ばすようにしたもの
である。 しかしながら、樹脂と発泡剤との親和性や比重の相違
などによって溶融樹脂中に発泡剤を均一に分散させるこ
とが困難である結果、溶融樹脂中に発泡セルを均一に形
成することができず、割裂の裂目も不均一となり、通気
性や透湿性がロット間でバラツクだけでなく、同じロッ
トのものでもその箇所によって大きくバラツキ、品質の
安定した多孔質体が得られないのである。 又、このウエブ状成型物は、チューブ状に押し出して
得られたものであるから、当該ウエブ状成型物は2枚重
ねの状態になっているものと解される。 従って、発泡セルを割裂させても表裏2枚のフィルム
が表裏同一箇所で割裂しているとは到底解釈されないか
ら、この点からも、通気性や透湿性がロット間で大きく
バラツクだけでなく、同じロットのものでもその箇所に
よって大きくバラツキ、品質の安定した多孔質体が得ら
れず、信頼性に欠けるという、致命的な課題がある。 (d)問題点を解決するための手段 本発明者らは、上記問題点を解決すべく鋭意検討を重
ねてきた。 その結果、ポリオレフィン径多孔質シートと基材用多
孔質シートが熱接着性多孔質シートを介在させてなるシ
ートにおいて、その熱接着性多孔質シートに多数の微細
なクラックを設けると、この微細なクラックにより液体
や気体などの流体の透過性が著しく改善されるとの知見
を得た。 又、加熱により接着性が発現する熱接着性多孔質水と
に多数の微細なクラックを設けるには、充填剤を分散さ
せてなる熱接着性多孔質シートをその融点以下で延伸し
て充填剤の近傍に歪を発生させ、更に、このシートをそ
の融点以上で熱処理すればその歪箇所にクラックが発生
するのであり、この現象は他の多孔質シートと積層して
なるものでも同様にして熱接着性多孔質シートに微細な
クラックを発生させることができるとの知見を得た。 更に、ポリオレフィン系多孔質シートと基材用多孔質
シートが熱接着性多孔質シートを介在させて積層されて
おり、上記基材用多孔質シートが上記熱接着性多孔質シ
ートに部分的接合部によって接着されていることによ
り、得られた多孔質のシート全体の強度が著しく向上す
るうえ、通気性及び透湿性が至極向上するとの知見を
得、本発明を完成するに至ったものである。 加えて、ポリオレフィン系多孔質シートと基材用多孔
質シートが熱接着性多孔質シートを介在させて形成さ
れ、且つ上記熱接着性多孔質シートの融点が上記ポリオ
レフィン系多孔質シートの融点より5℃以上低いもので
あることにより、基材用多孔質シートを部分的整合部に
よって熱接着する際の熱劣化を防止し、使用中における
熱溶融部の破壊が一層確実に防止され、信頼性が著しく
向上するとの知見を得、本発明を完成するに至ったもの
である。 即ち、本発明の補強型多孔質シートは、ポリオレフィ
ン系多孔質シートと基材用多孔質シートが熱接着性多孔
質シートを介在させてなるシートにおいて、この熱接着
性多孔質シートには多数のクラックが設けられており、
しかも上記熱接着性多孔質シートの融点が上記ポリオレ
フィン系多孔質シートの融点より5℃以上低いものであ
り、且つ上記基材用多孔質シートが上記熱接着性多孔質
シートに部分的接合によって接着されていることを特徴
とするものである。 以下、本発明を詳細に説明する。 本発明は、ポリオレフィン系多孔質シートと基材用多
孔質シートが熱接着性多孔質シートを介在させてなる積
層シートであり、しかも上記基材用多孔質シートと上記
熱接着性多孔質シートが部分的接合によって接着されて
いることによって、積層シート全体の強度が著しく向上
するうえ、通気性及び透湿性が至極向上するのである。 本発明に用いられるポリオレフィン系多孔質シートと
してはポリオレフィン系樹脂で形成された多孔質シート
であれば特に限定されるものではなく、具体的には、例
えば一軸延伸又は二軸延伸により直接形成されたもの或
いは延伸により多孔質シートを得、次いで、これを、
酸、アルカリ又は水等で充填剤を溶出して形成したもの
でもよいのである。 そして、この延伸率において、一軸延伸の場合にはそ
の延伸率が100〜400%、2軸延伸の場合にはその延伸率
が10〜200%とするのが、多孔質シートの強度や貫通孔
の大きさ、つまり気体や液体の通過性等の観点より好ま
しいのである。 そして、一軸延伸の場合、延伸率が、100%未満では
延伸された部分と未延伸部が混在して延伸が不均一とな
り、一方、400%と超えると延伸中に破断するばあいが
あるから好ましくない。 なお、本明細書において、延伸率とは、下記式により
求めた値である。 延伸率(%)={(延伸後の寸法−延伸前の寸法)/延伸前の寸法}×100 上記ポリオレフィン系多孔質シートは、ポリエチレン
樹脂やポリプロピレン樹脂等のポリオレフィン系樹脂で
形成された多孔質シートが挙げられる。 上記ポリエチレン系多孔質シートにおいて、特に線状
低密度ポリエチレン樹脂製多孔質シートを用いたものが
シートの生産・加工性に優れ生産コストが安価であり、
しかも、得られた補強型多孔質シートの機械的強度が大
きいことより最も好ましい。 上記線状低密度ポリエチレン樹脂製多孔質シートとし
ては線状低密度ポリエチレン樹脂で形成されたシート状
のものであれば特に限定されるものではない。 上記線状低密度ポリエチレン樹脂は、エチレンとα−
オレフィンとの共重合体であり、αオレフィンとして
は、ブテン、ヘキセン、オクテン等が挙げられる。 上記線状低密度ポリエチレン樹脂製多孔質シートに
は、所望により、充填剤が配合されたものも含まれる
が、かかる充填剤としては炭酸カルシウム、タルク、ク
レー、カオリン、シリカ、硫酸バリウム、硫酸カオリ
ン、水酸化アルミニウム、酸化亜鉛、酸化カルシウム、
酸化チタン、アルミナ、マイカ等が挙げられる。 この充填剤の平均粒径は30μm以下のものが用いら
れ、好ましくは0.1〜10μmの範囲のものが望ましい。 粒径が大き過ぎると貫通孔が大きくなり、逆に小さ過
ぎると凝集が起こり分散性が劣るから好ましくない。 又、上記線状低密度ポリエチレン樹脂には、充填剤の
混練性、分散性を向上させたり、成形・加工性を向上さ
せたり、或いは当該多孔質シートの機能的強度を向上さ
せるために、エチレン−プロピレン系ポリマーや軟化剤
が配合されていてもよいのである。 上記エチレン−プロピレン系ポリマーとしては、エチ
レン−プロピレンゴム、エチレン−プロピレン系ターポ
リマー(以下、EPTという)、EPTとポリオレフィンの混
合物等が挙げられるが、これらのうち、上述の特性を著
しく向上させることによりEPTが最も好ましい。 上記EPTとしては、数平均分子量が5000〜800000のゴ
ム状物質であれば、特に限定されるものではなく、具体
的な代表例としては、エチレン、α−オレフィンおよび
非共役二重結合を有する環状または非環状からなる共重
合物(以下EPDMという)が用いられる。 上記EPDMは、エチレン、プロピレンもしくはブテン−
1および以下に列挙するポリエンモノマーからなるター
ポリマーであり、該ポリエンモノマーとしては、ジシク
ロペンタジエン、1,5−シクロオクタジエン、1.1−シク
ロオクタジエン、1,6−シクロドデカジエン、1,7−シク
ロドデカジエン、1,5,9−シクロドデカトリエン、1,4−
シクロヘプタジエン、1,4−シクロヘキサジエン、1,6−
ヘプタジエン、ノルボルナジエン、メチレンノルボルネ
ン、2−メチルペンタジエン−1,4、1,5−ヘキサジエ
ン、メチル−テトラヒドロインデン、1,4−ヘキサジエ
ンなどである。 各モノマーの共重合割合は、好ましくはエチレンが30
〜80モル%、ポリエチレンが0.1〜20モル%で残りがα
−オレフィンとなるようなターポリマーでムーニー粘度
ML1+4(温度100℃)1〜60のものがよい。 又、上記軟化剤としては、数平均分子量が1000〜3000
0の軟化剤であれば特に限定されるものではなく、具体
的な代表例としては、低粘度軟化剤として石油系プロセ
スオイル、流動パラフィン、脂肪族系油、低分子量可塑
剤があり、比較的高粘度軟化剤として、ポリブテン、低
分子量ポリイソブチレン、液状ゴムなどの軟化剤が好適
に用いられる。 本発明において、上記のように線状低密度ポリエチレ
ン樹脂に、充填剤とエチレン−プロピレン系ポリマーま
たは軟化剤が配合されるばあいには、その各々の配合割
合は、線状低密度ポリエチレン樹脂100重量部に対し、
充填剤100〜300重量部、エチレン−プロピレン系ポリマ
ーまたは軟化剤が5〜100重量部の範囲とするのが望ま
しく、かかる配合割合とすることにより、機械的強度お
よび気体や液体の透過性の優れた補強型多孔質シートが
得られるのである。 尚、上記ポリオレフィン系多孔質シートは、通常用い
られる酸化防止剤、紫外線安定剤、帯電防止剤、滑剤、
蛍光剤等の点火剤を適量添加してなるものでもよいので
ある。 本発明に用いられる熱接着性多孔質シートとしては、
多孔質であって加熱により接着性が発現するものであれ
ば特に限定されるものではない。 上記接着性多孔質シートとしては、特に、ホットメル
ト系樹脂で形成されたものが他の多孔質との熱接着性が
良好であり、しかも優れた特性の補強型多孔質シートが
得られるから好ましいのである。 具体的には、例えばエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂
やエチレン−イソブチルアクリレート共重合体樹脂など
のエチレン−アクリル酸エステル共重合樹脂等のエチレ
ン系ホットメルト樹脂等が挙げられるが、これらのうち
特にエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン−アク
リル酸エステル共重合樹脂が優れた接着力を有し、しか
も安価である上、生産・加工性に優れているから好まし
い。 そして、このホットメルト系樹脂としては、用いられ
るポリオレフィン系多孔質シートの融点より5℃以上低
い融点のものを選択して使用するのが、当該ポリオレフ
ィン系多孔質シートを熱劣化させず、使用中における熱
溶融部の破壊が一層確実に防止され、信頼性が著しく向
上するのである。 上記エチレン系ホットメルト樹脂において、酢酸ビニ
ル含有量が8〜40重量%、メルトインデックス(MI)が
0.9〜20の範囲であって融点が40〜100℃のものが良好な
加工性や接着力が得られるので好ましい。 上記熱接着性多孔質シートには多数の微細なクラック
を発生させるために充填剤が配合されたものが用いられ
るが、該充填剤の種類や粒径、更に配合割合は、ポリオ
レフィン系多孔質シートの場合と同様である。 又、上記熱接着性多孔質シートには、種々の酸化防止
剤や帯電防止剤等添加剤を適量配合したものも挙げられ
る。 そして、本発明の最も大きな特徴は、積層シート中の
熱接着性多孔質シートには多数のクラックが設けられて
おり、上記基材用多孔質シートが上記熱接着性多孔質シ
ートに部分的接合部によって接着されてなり、且つ上記
熱接着性多孔質シートの融点が上記ポリオレフィン系多
孔質シートの融点より5℃以上低いものである点にあ
る。 ところで、本発明において、クラックとは、充填剤を
分散させてなる熱接着性多孔質シートをその融点以下で
延伸して充填剤の近傍に歪を発生させ、更に、このシー
トをその融点以上で処理することによって当該接着性多
孔質シートに形成された多数の微細な亀裂をいい、その
長さは10〜1500μm程度のものである。この場合、この
シートのその融点以上での熱処理は、好ましくは50〜11
5℃で熱処理すればよく、このことは他の多孔質シート
と積層してなる積層シートでも同様である。 又、本発明に用いられる基材用多孔質シートとして
は、シート全体の強度を向上させるものであり、液体や
気体などの流体を通過するシート状の材料であれば特に
限定されるものではない。具体的には、例えば、布、不
織布、パンティングフィルム等の多孔質プラスチックフ
ィルム、ガラス繊維や金属繊維で形成した多孔質シート
等が挙げられる。 そして、本発明の補強型多孔質シートにおいては、ポ
リオレフィン系多孔質シートと基材用多孔質シートが熱
接着性多孔質シートを介在させて積層されており、この
基材用多孔質シートと熱接着性多孔質シートが部分的接
合部によって接着されたものが挙げられるが、この接合
部の面積はシートの面積の1%以上、好ましくは1〜90
%、より好ましくは5〜80%の範囲に亘って全面に略均
一に且つ好ましくは連続して形成されたものが望まし
い。 部分的接合部の面積が、1%未満では積層シート相互
間の接合面積が小さ過ぎて層間剥離が部分的に生じ、こ
の結果、得られたシートの機械的強度が不充分となる場
合があるから好ましくない。 また、逆に90%を超えると貫通孔をつぶしたり、孔径
が小さくなって、気体や液体の透過性が低下する場合が
あり、いずれの場合も好ましくないのであり、特に、接
合部の面積が5〜80%の範囲とするのが最も望ましい。 このように部分的接合部を形成することにより、シー
ト全体の機械的強度がしごく向上するのであり、しか
も、この接合部箇所の通気性が低下するが、当該箇所の
通気性はクラックによってまだ充分に残存するので、シ
ート全体は優れた通気性を維持しているのである。 次に、本発明の補強型多孔質シートの適度な製造方法
について詳細に説明する。 先ず、加熱により接着性が発現する熱接着性樹脂に炭
酸カルシウム等の充填剤や酸化防止剤等を適量配合し、
これをシート状に成形して熱接着性樹脂製シートを形成
し、該シートをその樹脂製の融点以下で一軸延伸または
二軸延伸して充填剤の近傍にそれを核とする歪を発生さ
せる。 かくして得られたシートをその樹脂の融点以上で熱処
理することにより歪箇所に応力が発生して長さ10〜1500
μm程度のクラックが発生し、このため、液体や気体な
どの通過性が格段に向上した熱接着性多孔質シートが得
られる。 又、このクラックを有する熱接着性多孔質シート中の
充填剤を酸、アルカリ、又は水等で溶出し、これによっ
て、一層多孔質度の高い熱接着性多孔質シートとしても
よいのである。 上記熱接着性多孔質シートは、公知の成形装置及び成
形方法を用いて成形した熱接着性樹脂製シートを延伸す
ればよく、つまりインフレーション成形機、Tダイ成形
機等により形成された熱接着性樹脂製シートを一軸又は
二軸に延伸することにより得られる。 この延伸には、公知の延伸装置及び延伸方法を用いれ
ばよく、例えばロール延伸、同時二軸延伸、逐次二軸延
伸等の方法が採用される。 熱接着性シートの延伸処理においては、得られた熱接
着性多孔質シートの強度や歪の発生、更にこの歪箇所を
熱処理して形成するクラックの大きさ、つまり通気性等
の観点から、延伸率(%)、即ち、延伸処理後の寸法と
延伸処理前の寸法との差を延伸処理前の寸法で除した値
に100を乗して得られる百分率は、一軸延伸の場合には1
00〜500%、二軸延伸の場合には10〜300%とすることが
好ましい。特に、一軸延伸の場合には、延伸率が100%
未満では熱接着性多孔質シートに未延伸部分が残されて
延伸が不均一になるので好ましくなく、一方、500%を
超えると延伸中に破断することがあるので好ましくな
い。 このようにして延伸して得られたシートを樹脂の融点
以上で熱処理をすることにより歪箇所に応力が発生し、
多数の微細なクラックが発生するのである。 かくして得られた熱接着性多孔質シートとポリオレフ
ィン系多孔質シートとを積層してラミネートすればよい
のである。 又、ポリオレフィン系多孔質シートの形成には通常の
成形装置および成形方法を用いればよく、インフレーシ
ョン成形機、Tダイ成形機などが好適に適用されるので
あり、かくして得られたシートは1軸又は2軸に延伸さ
れて多孔質シートが形成されるが、この延伸の方法も通
常の延伸装置を用いて常法で行えばよく、例えばロール
延伸、同時二軸延伸、逐次二軸延伸等が採用される。 そして、この延伸率は、多孔質シートの強度や貫通孔
の大きさ、つまり気体や液体の透過性等の観点より、上
述の範囲に調節するのが好ましい。 又、上記ポリオレフィン系多孔質シートとしては線状
低密度ポリエチレン樹脂が好ましく、該線状低密度ポリ
エチレン樹脂には充填剤及びエチレン−プロピレン系ポ
リマーまたは軟化剤が混合される場合があるが、この場
合には特殊な装置が要求されるものではなく、公知の混
合機が用いられる。 この混合機としては、例えばミキシングロール、バン
バリーミキサー、二軸型混練機、ヘンシェルミキサー等
を用いるのが上述の素材を均一に混合してフィルムの成
形性を一層向上する上で望ましい。 そして、本発明は、ポリオレフィン系多孔質シートと
基材用多孔質シートが熱接着性多孔質シートを介在させ
て積層されており、当該基材用多孔質シートが当該熱接
着性多孔質シートに部分的接合によって接着されている
が、この部分的接合部を形成する方法としては、通常、
加熱することが可能な加熱ロールやエンボスロール等の
加熱体を用いることができる。 即ち、例えば、加熱された加熱ロールや金属製凹凸ロ
ール間に上記の積層されたシートを通過させると、当該
金属製凹凸ロールにおける凸部の頂点において、基材用
多孔質シートと熱接着性多孔質シートが接触し、この凸
部箇所で熱接着性多孔質シートが加熱され、軟化して基
材用多孔質シートが部分的に熱接合されるが、凹部箇所
では金属製凹凸ロールとの接触がないため当該箇所にお
いては、熱接合部が形成されないのである。 この場合、加熱はポリオレフィン系多孔質シートの融
点以下、好ましくはその融点より5℃以上低い温度で行
うことが必要であり、温度がポリオレフィン系多孔質シ
ートの融点以上になると当該多孔質シートも溶融し、基
材用多孔質シートとラミネートしたとき、この溶融部で
破壊する場合があり、実用上問題となる。 このように、部分的接合部を形成するに当たり、その
圧力は1〜10kg/cm2の条件下で行うのが望ましいのであ
る。 このような条件下で部分的接合部を形成することによ
り、この接合部の通気性は低下するが、クラックの形成
によって通気性はまだ充分に維持されるのである。 ところで、上記部分的接合部の面積は、例えば金属製
凹凸ロールにおける凸部の占める割合によって極めて容
易に調節しうるのである。 かくして本発明の補強型多孔質シートが製造される。 又、本発明の補強型多孔質シートの他の好適な製造方
法について詳細に説明する。 即ち、加熱により接着性を発現し熱接着性多孔質シー
トを形成する熱接着性樹脂と、ポリオレフィン系多孔質
シートを形成する他の樹脂とを、二層の押出し機により
共押出しを行い、融点の異なる二層の積層シートを得、
これをロール延伸機により一軸延伸或いは二軸延伸法に
より二軸延伸を行い、これによって、充填剤の近傍に歪
を有する熱接着性多孔質シートとポリオレフィン系多孔
質シートからなる二層の積層シートを得る。 この延伸方法や延伸条件は上記の方法と同様である。 この場合、接着性多孔質シートはある程度多孔質とな
るが、弾性が大であるため伸縮、復元して十分な多孔質
体とはならないが、この延伸によって、充填剤を核とし
てその近傍に歪が発生する。 次いで、この歪を有する熱接着性多孔質シートを、当
該熱接着性多孔質シートを形成する樹脂の融点以上で熱
処理すると、その歪部分に応力が発生し、この部分に10
〜1500μm程度の多数のクラックが発生し、これによっ
て、気体や液体の透過性が著しく向上するのである。 かくして得られた積層シートにおいてその熱接着性多
孔質シート側に基材用多孔質シートを積層し、部分的に
熱接合すれば良いのである。 この熱接合の方法としては、上記方法と同様の条件、
同様の方法で行なわれる。 つまり、熱接着性多孔質シートにおけるクラックの形
成はその構造工程のどの段階で行なわれても良いのであ
り、単層シートの状態であると、積層シートにしてから
であるとを問わないのである。 このような方法でも本発明の補強型多孔質シートが製
造されるのである。 (e)作用 本発明は、上記構成を有し、熱接着性多孔質シートは
伸縮性を有し、これを延伸しただけでは当該シートが伸
縮して充分な多孔質シートにならず、充填剤近傍に歪が
発生する。 しかしながら、このシートをその融点以上で熱処理す
ると歪箇所に応力が発生し、この部分が裂けて多数のク
ラックが発生し、気体や液体の透過性が著しく向上する
作用を有するのである。 又、本発明においては、基材用多孔質シートが熱接着
性多孔質シートを介在させて積層されており、この熱接
着性多孔質シートには多数のクラックが設けられてお
り、しかも当該接着性多孔質シートの融点がポリオレフ
ィン系多孔質シートの融点より5℃以上低いものであ
り、且つ基材用多孔質シートが当該熱接着性多孔質シー
トに部分的接合部によって接着されているから、シート
全体の機械的強度がしごく向上する作用を有するのであ
る。 (f)実施例 以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明するが、本
発明はこれに限定されるものではない。 実施例1〜7 加熱により接着性が発現する熱接着性樹脂であるエチ
レン−酢酸ビニル共重合樹脂(酢酸ビニル含有量25%、
MI2、密度0.95)100重量部と炭酸カルシウム(平均粒径
2μm、脂肪酸処理)200重量部を充分に撹拌混合し、
この混合物を2軸混練機(TEM−50、東芝機械社
(株))により充分に混練して得た組成物を、常法によ
り造粒する。 この熱接着性樹脂組成物の融点は64℃であった。 一方、第1表に示すように、ポリオレフィン系樹脂と
して線状低密度ポリエチレン樹脂(MI2.0、密度0.9
3)、エチレン−プロピレン系ポリマーとしてEPDM(エ
チレン−プロピレン−エチリデンノルボルネン、分子量
400000、ムーニ粘度20)、軟化剤としてポリブデン(数
平均分子量1260)、充填剤として炭酸カルシウム(平均
粒径2μm、脂肪酸処理)、滑剤としてステアリン酸
を、第1表に示す配合割合で配合して充分に撹拌処理
し、この混合物を2軸混練機(TEM−50、東芝機械社
(製))により充分に混練して得た組成物を、常法によ
り造粒する。 この樹脂組成物の融点は122℃であった。 上記の融点の異なる二種の樹脂(組成物)を二層の押
出し機により共押出しを行い、ポリオレフィン系樹脂製
シートと熱接着性シートからなる積層シートを得た。 このようにして得た積層シートを第2表に示す延伸率
になるようにテンターにより一軸延伸し、上記積層シー
トを多孔質化し、熱接着性樹脂製シートは多孔質を行う
と共に充填剤近傍に歪を形成した(熱接着性多孔質シー
トの形成)。 この場合の延伸条件としては、延伸温度40℃、延伸速
度6m/minの条件を採用した。 この積層シートを第3表に示す熱ヒートセット温度で
熱処理して熱接着性多孔質シートに多数のクラックを形
成した。 このようにして得られた多孔質の積層シートにおい
て、その熱接着性多孔質シート側に、ポリプロピレン製
不織布(目付け量50g/m2)からなる基材用多孔質シート
を積層し、これをエンボスロールとシリコンゴムロール
との間に導いて温度115℃に加熱し、圧力5kg/cm2の条件
下で加圧して、第3表に示す面積になるように部分的に
熱接合し、これによって、本発明の補強型多孔質シート
を得た。 かくして得られた各実施例品の特性を第3表に示す。 比較例1〜5 上記実施例と同様の融点の異なる二種の樹脂(組成
物)を用い、上記実施例と同様に共押出しを行いポリオ
レフィン系樹脂製シートと熱接着性樹脂製シートからな
る積層シートを得た。 このようにして得た積層シートを第2表に示す延伸率
になるように一軸延伸した。 この場合の延伸条件としては、延伸温度40℃、延伸速
度6m/minの条件を採用した。 この積層シートを第3表に示す熱ヒートセット温度で
熱処理をした。 このようにして得られた多孔質の積層シートにおい
て、その熱接着性多孔質シート側に、上記実施例と同様
の基材用多孔質シートを積層し、これを実施例と同様に
加熱、加圧して、第3表に示す面積になるように部分的
に接合し、かくして得たものを試料とした。 かくして得られた各比較例品の特性を第3表に示す。 第3表に示す結果より、部分的接合部の面積を大きく
すると層間接着力が向上することが判る。 又、第3表に示す結果より、各実施例のものは積層シ
ートにすることによりシート全体の引張り強度や降伏点
応力等の機械的強度が向上し、しかも格段に優れた透湿
度及び通気度を有することが認められる。 これに対して、比較例1〜3のもの、つまり熱接着性
多孔質シートの融点以下で熱処理したものはクラックの
発生がなく透湿度及び通気度が改善されないのであり、
又、比較例4・5より、熱処理温度が高すぎると熱接着
性多孔質シートが溶融、流動して多孔質シートの貫通孔
を塞ぎ、この結果、透湿度及び通気度が低下することが
認められる。 (g)発明の効果 本発明の補強型多孔質シートは、上記構成を有し、充
分な多孔質化が困難な熱接着性多孔質シートにおいてそ
の充填剤を核としその近傍にクラックを発生させている
から気体や液体の透過性や通気性が格段に優れる効果を
有するのである。 そして、本発明の補強型多孔質シートは、ポリオレフ
ィン系多孔質シートと基材用多孔質シートが熱接着性多
孔質シートを介在させて積層させており、この熱接着性
多孔質シートには多数のクラックが設けられており、し
かも上記熱接着性多孔質シートの融点が上記ポリオレフ
ィン系多孔質シートの融点より5℃以上低いものであ
り、且つ上記基材用多孔質シートが上記熱接着性多孔質
シートに部分的接合部によって接着されているから、シ
ート全体の機械的強度がしごく高く、信頼性が著しく高
くなるのであり、更には、ポリオレフィン系多孔質シー
トを部分的接合によって熱接着する際の熱劣化を防止
し、使用中における熱溶融部の破壊が一層確実に防止さ
れる効果をも有するのである。 又、本発明の補強型多孔質シートは積層構造になって
いるから優れた引き裂き力や降伏点応力等の機械的強度
を有するのである。 更に、本発明の補強型多孔質シートは、特殊な技術や
装置を用いることなく至極容易に得られるのである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池原 健治 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日 東電気工業株式会社内 (72)発明者 永海 洋 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日 東電気工業株式会社内 (72)発明者 大根 達彦 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日 東電気工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−62117(JP,A) 特開 昭59−156723(JP,A) 実開 昭63−43731(JP,U) 「高分子辞典高分子学会編」、P657 ホットメルトの項、昭和60年4月1日、 株式会社朝倉書店発行。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.ポリオレフィン系多孔質シートと基材用多孔質シー
    トが熱接着性多孔質シートを介在させて積層されてお
    り、この熱接着性多孔質シートには多数のクラックが設
    けられており、しかも上記熱接着性多孔質シートの融点
    が上記ポリオレフィン系多孔質シートの融点より5℃以
    上低いものであり、且つ上記基材用多孔質シートが上記
    熱接着性多孔質シートに部分的接合部によって接着され
    ていることを特徴とする補強型多孔質シート。 2.ポリオレフィン系多孔質シートが線状低密度ポリエ
    チレン樹脂製多孔質シートで形成されている特許請求の
    範囲第1項に記載の補強型多孔質シート。 3.熱接着性多孔質シートがホットメルト系樹脂製多孔
    質シートで形成されている特許請求の範囲第1項又は第
    2項に記載の補強型多孔質シート。 4.ホットメルト系樹脂製多孔質シートがエチレン−酢
    酸ビニル共重合樹脂またはエチレン−アクリル酸エステ
    ル共重合樹脂で形成されている特許請求の範囲第3項に
    記載の補強型多孔質シート。
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