JPH0642999Y2 - 多孔質袋体 - Google Patents

多孔質袋体

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JPH0642999Y2
JPH0642999Y2 JP1987002209U JP220987U JPH0642999Y2 JP H0642999 Y2 JPH0642999 Y2 JP H0642999Y2 JP 1987002209 U JP1987002209 U JP 1987002209U JP 220987 U JP220987 U JP 220987U JP H0642999 Y2 JPH0642999 Y2 JP H0642999Y2
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heat
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健治 池原
悟 郡司
満男 飯村
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Description

【考案の詳細な説明】 (a)産業上の利用分野 本考案は通気性を有し且つ一部分に通気孔を有する多孔
質袋体に関するものである。
(b)従来の技術 多孔質性の袋材は不織布に多孔質樹脂フィルムをラミネ
ートするか、或いは不織布に樹脂フィルムをラミネート
し、これに機械的に穴をあけるなどして形成されてい
る。
多孔質性の袋材は、袋状に形成することにより、空気と
の接触により発熱する加温袋に広く利用されている。
ところで、加温袋は一般に、多孔質性の袋材で形成した
多孔質の表シートと裏シートの間に、発熱体を介在させ
その縁部をヒートシールして形成されている。
ところで、このように形成した袋体はその通気量のコン
トロールが困難であり、従って、発熱温度、発熱時間に
バラツキが生ずる。
この問題を解決する方法として、上記袋材の通気量をコ
ントロールすることが提案されている。
この方法としては、上記袋材に、樹脂系物質を部分的
に、または全面に塗布し、これによって、通気量をコン
トロールするものである(特開昭59−37147号公報)。
(c)考案が解決しようとする問題点 ところで、上記方法によれば、以下に述べる問題が残さ
れている。
即ち、一般に、発熱体を通気性の袋材内に封入して加熱
袋を形成し、該加熱袋が非通気性のプラスチックシート
で形成された袋内に密封されて流通、市販されるが、通
気性の袋材内およびプラスチックシート製袋内の空気中
の酸素がその間に発熱体と反応して消費され、その結
果、その内部が減圧状態になる。
このため、プラスチックシート製袋を破り、その内部の
加熱袋を取り出して使用する際に、加熱袋が減圧状態に
なることにより、しまって硬化し、実際に使用するばあ
い、柔軟性に欠け、取扱い性の点で問題が生じる。
これを防止する方法としては、予め、袋材中の空気量を
多くすることが考えられるが、空気量を多くし過ぎる
と、加熱袋内における空気中の酸素と発熱体とが反応し
て発熱し、その結果、加熱袋内の空気が膨張して加熱袋
のヒートシール部が破れ、その使用中に加熱袋内の発熱
体が漏れ、これが皮膚に付着してかぶれたり、火傷する
などの危険があった。
本考案は、加熱体を収納する袋体の一部に通気孔を形成
し、これによって、使用の際の空気の流通を良好にし
て、その取扱い性を向上させた多孔質袋体を提供するこ
とを目的とするものである。
(d)問題点を解決するための手段 本考案者らは、上記問題点を解決すべく鋭意検討を重ね
た結果、加熱体を収納して成る加温袋においてその袋材
の一部に通気孔を形成し、該加温袋が減圧状態になって
いても、この通気孔によって加温袋の減圧状態から直ち
に回復させ、柔軟性のある加温袋となり、しかも急激な
発熱による熱膨張に対しても同様で、熱膨張した空気を
直ちに放出して袋材の膨張を阻止し、その結果、袋材の
破壊を防止しうることを見い出し、本考案を完成するに
至ったものである。
即ち、本考案は、空気の存在下で発熱しうる発熱体収納
用の袋体であって、該袋体が表裏両シートを重ね合わ
せ、その縁部をヒートシールして形成されて成り、該表
裏両シートのうち少なくとも一方が微細孔を有する多孔
質体で形成されており、且つ上記の袋体にはその一部に
通気孔を設けたことを特徴とするものである。
以下、本考案を詳細に説明する。
本考案において、空気の存在下で発熱する発熱体として
は例えば、(a)鉄粉やアルミニウム等の金属微粉末
と、酸化助剤である活性炭、電解質水溶液、保水剤等と
混合したもの、(b)金属硫化物又は多硫化物と炭素質
等とを混合したもの、などが挙げられる。
又、本考案に用いられる表裏のシートとしては、その縁
部をヒートシールによって接合しうる袋材を形成しうる
ものであればその素材が特に限定されるものではなく、
又、無延伸シートや一軸延伸シート、更に二軸延伸シー
トのいずれのものも用いることができる。
又、上記の表裏両シートの形成には通常の成形装置およ
び成形方法を採用すればよいのである。
又、本考案は上記表裏両シートのうち少なくとも一方が
通気性微細孔を有する多孔質体で形成されて成る。
即ち、本考案においては、表シートを通気性の無いシ
ートで形成する一方、裏シートを通気性微細孔を有する
多孔質体で形成してもよく、或いはこれに代えて、表
シートを通気性微細孔を有する多孔質体で形成する一
方、裏シートを通気性の無いシートで形成してもよく、
更に、これらに代えて、表シートと裏シートを通気性
微細孔を有する多孔質体で形成してもよいのである。
上記の通気性の無いシートとしては、種々の熱可塑性樹
脂を用い、インフレーション法やTダイ成形法等の常法
により成形したものが挙げられる。
又、上記多孔質体としては、多孔質のシート状のものが
あれば特に限定されるものではなく、具体的には、例え
ば(イ)一軸延伸又は二軸延伸により直接形成された多
孔質シート或いは(ロ)延伸により形成された多孔質シ
ートを得、次いで、この多孔質シート内の充填剤を酸、
アルカリ又は水等で溶出して形成した多孔質シートでも
よいのである。
上記多孔質シートの形成には通常の成形装置および成形
方法を用いればよく、インフレーション成形機、Tダイ
成形機などが好適に適用されるのであり、かくして得ら
れたシートは一軸又は二軸に延伸されて多孔質シートが
形成されるが、この延伸方法も通常の延伸装置を用いて
常法で行えばよく、例えばロール延伸、同時二軸延伸、
逐次二軸延伸等が採用される。
そして、この延伸処理において、一軸延伸の場合にはそ
の延伸率が100〜500%、二軸延伸の場合にはその延伸率
が10〜300%とするのが、多孔質シートの強度や貫通孔
の大きさ、つまり通気性等の観点より好ましいのであ
る。
特に、一軸延伸の場合、延伸率が、100%未満では延伸
された部分と未延伸部分が混在して延伸が不均一とな
り、一方、500%を超えると延伸中に破断するばあいが
あるから好ましくない。
なお、本明細書において、延伸率とは、下記式により求
めた値である。
上記多孔質体は熱可塑性樹脂で形成されたものが含まれ
るが、該熱可塑性樹脂としては、例えばポリエチレン樹
脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレンテレフタレート
樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、
ポリアミド樹脂、ホットメルト系樹脂から選ばれた少な
くとも一種の樹脂で形成されたシート、つまりこれらの
樹脂で形成された単層シート、2層或いは3層以上に積
層された複合シート、のいずれの多孔質シートでもよい
のである。
上記ポリエチレン樹脂において、特に線状低密度ポリエ
チレン樹脂が多孔質体の生産・加工性に優れ生産コスト
が安価であり、しかも、得られた多孔質体の強度が大き
いことにより最も好ましい。
上記線状低密度ポリエチレン樹脂はエチレンとα−オレ
フィンとの共重合体であり、α−オレフィンとしては、
ブテン、ヘキセン、オクテン等が挙げられる。
上記多孔質体には、所望により、充填剤が配合されても
のが含まれるが、かかる充填剤としては炭酸カルシウ
ム、タルク、クレー、カオリン、シリカ、硫酸バリウ
ム、硫酸カオリン、水酸化アルミニウム、酸化亜鉛、酸
化カルシウム、酸化チタン、アルミナ、マイカ等が挙げ
られる。
この充填剤の平均粒径は30μm以下のものが用いられ、
好ましくは0.1〜10μmの範囲のものが望ましい。
粒径が大き過ぎると貫通孔が大きくなり、逆に小さ過ぎ
ると凝集が起こり分散性が劣るから好ましくない。
又、本考案に用いられる多孔質体には、充填剤の混練
性、分散性を向上させたり、成形・加工性を向上させた
り、或いは機能的強度を向上させるために、オレフィン
ターポリマーや軟化剤が配合されていてもよいのであ
る。
上記オレフィンターポリマーとしては、数平均分子量が
5000〜200000のゴム状物質であれば特に限定されるもの
ではなく、具体的な代表例としては、エチレン、α−オ
レフィンおよび非共役二重結合を有する環状または非環
状からなる共重合物(以下EPDMという)が用いられる。
上記EPDMはエチレン、プロプレンもしくはブテン−1お
よび以下に列挙するポリエンモノマーからなるターポリ
マーであり、該ポリエンモノマーとしては、ジシクロペ
ンタジエン、1,5−シクロオクタジエン、1.1−シクロオ
クタジエン、1,6−シクロドデカジエン、1,7−シクロド
デカジエン、1,5,9−シクロドデカトリエン、1,4−シク
ロヘプタジエン、1,4−シクロヘキサジエン、1,6−ヘプ
タジエン、ノルボルナジエン、メチレンノルボルエン、
2−メチルペンタジエン−1,4、1,5−ヘキサジエン、メ
チル−テトラヒドロインデン、1,4−ヘキサジエンなど
である。
上記各モノマーの共重合割合は好ましくはエチレンが30
ないし80モル%、ポリエンが0.1ないし20モル%で残り
がα−オレフィンとなるようなターポリマーでムーニー
粘度ML1+4(100℃)1ないし60のものが好ましい。
又、上記軟化剤としては、数平均分子量が1000〜30000
の軟化剤であれば特に限定されるものではなく、具体的
な代表例としては、低粘度軟化剤としては石油系プロセ
スオイル、流動パラフィン、脂肪族系油、低分子量可塑
剤があり、比較的高粘度軟化剤としてはポリブテン、低
分子量ポリイソブチレン、液状ゴムなどの軟化剤が好適
に用いられる。
本考案においては、上記のように線状低密度ポリエチレ
ン樹脂に、充填剤とオレフィンターポリマーまたは軟化
剤が配合されるばあいがあるが、その各々の配合割合
は、線状低密度ポリエチレン樹脂100重量部に対し、充
填剤100〜300重量部、オレフィンターポリマーまたは軟
化剤が5〜100重量部の範囲とするのが望ましく、かか
る配合割合とすることにより、機械的強度および通気性
の優れた多孔質シートを容易に製造しうるのである。
又、線状低密度ポリエチレン樹脂、充填剤及びオレフィ
ンターポリマーまたは軟化剤の混合には特殊な装置を要
するものではなく公知の混合機が用いられるが、これら
の素材を均一に混合してシートの成形性を一層向上させ
るために、ミキシングロール、バンバリーミキサー、二
軸型混練機、ヘンシェルミキサー等の混合機を用いるの
が望ましい。
尚、上記多孔質シートには、通常用いられる酸化防止
剤、紫外線安定剤、帯電防止剤、滑剤、蛍光剤等を添加
して成るものでもよいのである。
そして、本考案の好ましい実施態様としては、多孔質体
が不織布に多孔質シートをラミネートして形成されたも
のであり、これによって、多孔質体の強度、つまり、こ
れによって形成される表シートや裏シートの強度を著し
く向上させ得るのである。この場合、不織布としては、
用いられる多孔質シートにラミネートされるものであれ
ば特に限定されるものではない。
又、本考案の他の好ましい実施態様としては、上記多孔
質体が、不織布と多孔質シートをホットメルト系接着シ
ートと介在させてラミネートしたものでもよく、或いは
これに代えて、不織布にホットメルト系接着シートをラ
ミネートしたものでもよいのである。
このように構成することによって、表シートや裏シート
の強度を向上させることができるのである。
又、上記ホットメルト系接着シートとしては、不織布等
や多孔質シートと加熱によって接合しうるものであれば
特に限定されるものではない。
かかるホットメルト系接着シートとしては、エチレン−
酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン−イソブチルアクリレ
ート共重合樹脂などのエチレン−アクリル酸エステル共
重合樹脂等のエチレン系ホットメルト樹脂、ポリアミド
系ホットメルト樹脂、ポリエチレン系ホットメルト樹
脂、ブチラール系ホットメルト樹脂、セルロース誘導体
系ホットメルト樹脂、ポリメチルメタクリレート系ホッ
トメルト樹脂、ポリビニルエーテル系ホットメルト樹
脂、ポリウレタン系ホットメルト樹脂、ポリカーボネー
ト系ホットメルト樹脂、酢酸ビニル、塩化ビニル−酢酸
ビニル共重合体等のホットメルト系樹脂で形成された接
着シートが挙げられる。
又、上記ホットメルト系樹脂には、種々の酸化防止剤を
配合したものも挙げられる。
本考案において、上記の不織布、多孔質シート、ホット
メルト系接着シートを任意に組み合わせて多孔質体を形
成するにあたり、その2枚以上のシートを積層し、この
積層体は互いに部分的に或いは全面が接合されるが、そ
の積層方法としてはラミネート法や二層押出し法等が好
適に用いられる。
又、本考案においては、所望により、不織布に代えて、
例えば、布帛、合成樹脂製パンテングシート等の多孔質
プラスチックシート、ガラス繊維や金属繊維で形成した
多孔質のものを用いることができる。
そして、これらのシートを積層し、これらをラミネート
して互いに接合することにより多孔質体を形成するにあ
たり、該接合部の面積はシートの全面積の1〜100%、
好ましくは10〜90%、より好ましくは20〜60%の範囲に
亘って全面に均一に且つ好ましくは連続して形成したも
のが挙げられる。
接合部の面積が、1%未満では接合部の面積が少なくな
り過ぎてシートの強度が不充分となる場合がある。
また、接合部の面積が90%を超えると延伸により形成し
た貫通孔をつぶしたり、或いは孔径が小さくなって、通
気性が損減少する場合があり、特に、接合部の面積を20
〜60%の範囲とするのが最も望ましい。
そして、本考案において好ましい実施態様としては、表
シートと裏シートを重ね合わせ(この場合、この表裏両
シートのうち少なくとも一方が上記多孔質体で形成され
ている)、その縁部がヒートシールされるが、この表シ
ートと裏シートが異なる色に着色されて成るものであ
る。
そして、このように、互いに異なる色に着色された表シ
ートと裏シートを重ね合わせ、その縁部にヒートシール
すると、ヒートシール部の接合状態が不充分であればあ
る程、ヒートシール部とそうでない部位との色の濃淡の
差がなくなるのであり、一方、ヒートシール部の接合状
態が確実になされているとヒートシール部とそうでない
部位との色の濃淡の差が顕著になるのである。
即ち、表シートと裏シートが異なる色に着色されている
と、これによって、ヒートシールされた部位とそうでな
い部位との色の濃淡の差が、加熱、接合時の温度や圧力
により決定され、この点は、上記ヒートシール部が確実
に接着されているかどうか、つまり接着強度と密接に関
係している。
例えば、熱可塑性樹脂と無機充填剤の混合物からなる表
裏両シートのうち一方のシートのみを、染・顔料等で着
色する。
この表裏両シートを延伸すると、無着色のシートは白色
化し、一方、着色したシートは延伸前の色より淡い色と
なり、この表裏両シートは多孔質になる。
上記表裏両シートにおいてその縁部をヒートシートによ
り、部分的に加熱して確実に接合すると、接合部分の白
色の層は半透明となり着色した方のシートの色に近似す
る。この場合、この色の濃淡は、顔料や染料等の部数、
シートの厚さ及び延伸率、延伸温度、加熱温度や圧力で
決定される。又、表裏両シートのうち両方をそれぞれ染
・顔料を用いて異なる色に着色し、上記と同様にヒート
シールしても当該ヒートシール部とそうでない部位との
色の変化が生じ、これによって、接着状態を確認できる
のである。
つまり、色の変化がない或いは少ないばあいは、加熱温
度や加熱時間、更に圧力が不充分であり接着強度も低い
ことになる。この様に、色の濃淡により、接着状態(接
着強度)が肉眼により容易に判別できるのである。
そして、この場合、特に、表裏両シートを2枚以上のシ
ートを積層して成る多孔質体で形成するにあたり、これ
らのシートとして融点の異なるものを用い、しかも、こ
れらのシートのうち低融点のシートを他のシートと異な
る色に着色するのが、ヒートシール部の色の濃淡の変化
が一層明確となり、表裏両シートの縁部におけるヒート
シール部の接着状態を一層確実且つ容易に肉眼で観察し
うるから望ましい。この際、高融点のシートと低融点の
シートとの融点の差を50℃以下とするのが望ましく、50
℃を超えると低融点のシートが熱で変質したり、このシ
ートが多孔質であるばあい、流れ過ぎて当該シートの貫
通孔をつぶして塞ぎ通気性が悪くなるから好ましくない
のである。
又、表シートと裏シートを重ね合わせ、その縁部をヒー
トシールするにあたり、該表裏両シートの内側がポリプ
ロピレン製の不織布で形成されている場合、該不織布を
低融点のポリプロピレン繊維を用いたり、該不織布に低
融点ポリプロピレン繊維を混合し、ヒートシール時の熱
融着性を向上させるのが望ましい。
更に、本考案に用いられる染・顔料としては、上記の表
裏両シートを着色しうるものであれば特に限定されるも
のではなく、無彩色、有彩色いずれのものも使用可能で
ある。
そして、本考案の特徴は、上記表裏両シートを重ね合わ
せ、その縁部をヒートシールして形成した袋体におい
て、該袋体の一部に通気孔を形成した点にある。
即ち、この通気孔の形成によって、加温袋内の減圧状態
が解かれて当該加温袋が柔軟となり、このため、加温袋
の取扱い性が向上するのであり、一方、加温袋内におけ
る空気中の酸素と発熱体とが反応して発熱し、その結
果、空気が膨張するとその空気を放出し、このため、加
温袋のヒートシール部の破損が防止されるのである。
上記通気孔においてその大きさは通気孔の数にもよるが
多孔質シートにおける微細孔の平均孔径の大きさの5〜
100倍、好ましくは20〜80倍、特に好ましくは30〜60倍
とするのが望ましく、通気孔の大きさが、5倍未満では
その効果が乏しいのであり、又、100倍を超えると効果
に限界が生じる一方、発熱体が通気孔から漏れて皮膚に
付着し、かぶれや火傷等の危険があるから好ましくない
のである。
この場合、加温袋を減圧状態から回復させた後、その通
気孔を粘着テープ等で形成した蓋体で塞ぐようにしても
よいのである。
又、加熱体を収納する袋体内に通気孔を形成するにあた
り、当該通気孔を袋体の縁部に1ないし複数個設けるの
が望ましい。
(e)作用 本考案は、上記構成を有し、空気の存在下で発熱しうる
発熱体収納用の袋体にはその一部に通気孔を形成してい
るので、その使用の際、減圧状態で硬化している加温袋
がその通気孔からの空気の流入で減圧状態が回復し、こ
れによって、柔軟性のある加温袋となり、一方、発熱体
の発熱により急激に内部の空気が膨張しようとすると、
通気孔から膨張した空気が流出するのであり、従って、
加温袋の取扱い性が良好になったり、袋体の破れが防止
される作用を有するのである。
(f)実施例 以下、本考案を実施例に基づき詳細に説明するが、本考
案はこれに限定されるものではない。
多孔質袋体の構造例 第1図において、(1)は空気の存在下で発熱しうる発
熱体(図示せず)収納用の多孔質袋体であり、該多孔質
袋体(1)は、表シート(2)と裏シート(3)を重ね
合わせ、その中に発熱体を収納し、その縁部(1′)を
ヒートシールすることによって形成されて成る。
又、上記表裏両シート(2),(3)のうちの少なくと
も一方、この場合、表裏両シート(2),(3)が微細
孔を有する多孔質体で形成されている。
そして、上記表裏両シート(2),(3)は、第2図お
よび第3図に示すように、線状低密度ポリエチレン樹脂
製多孔質シート(10)、エチレン−酢酸ビニル共重合樹
脂製多孔質接着シート(ホットメルト系接着シート)
(11)及びポリプロピレン樹脂製不織布(12)から成る
多孔質体で形成され、該多孔質体はこれらの多孔質のシ
ート(10),(11),(12)を積層し、上記ポリプロピ
レン樹脂製不織布(12)と線状低密度ポリエチレン樹脂
製多孔質シート(10)をホットメルト系接着シート(1
1)を介在させてラミネートすることにより形成されて
いる。
そして、この場合、この3枚のシート(10),(11),
(12)のうち上記ホットメルト系接着シート(11)が他
のシート(10),(12)と異なる色に着色されて成る。
又、この表裏両シート(2),(3)としては、第4図
に示すように、ポリプロピレン樹脂製不織布(12)にホ
ットメルト系接着シート(11)をラミネートして形成し
たものでもよく、或いは、第5図に示すように、線状低
密度ポリエチレン樹脂製多孔質シート(10)を単独に用
いてもよいのである。
そして、これらのシート(10),(11),(12)を任意
に選択、組合せ、これらをラミネートして互いに接合す
るにあたり、該接合部(4)はシートの面積の1〜100
%、好ましくは5〜90%、特に20〜60%とするのが通気
性およびシートの強度の両面から最も望ましい。
この場合、上記接合部(4)をシートの全面に亘って均
一且つ部分的に形成するにあたり、第6図に示すよう
に、正六角形状に連続的に連設して形成してもよく、こ
れに代えて、第7図に示すように、まんじ巴模様状に形
成してもよく、更にこれらに代えて第8図に示すよう
に、略格子状に形成してもよいのである。
そして、このように、互いに異なる色に着色された表シ
ート(1′)と裏シート(3)を重ね合わせ、その縁部
(1′)をヒートシールすると、ヒートシール部の接合
状態が不充分であればある程、ヒートシール部とそうで
ない部位との濃淡の差がなくなるのであり、一方、ヒー
トシール部の接合状態が確実になされているとヒートシ
ールとそうでない部位との色の濃淡の差が顕著に現れる
のである。
(5)は通気孔であり、該通気孔(5)は多孔質体
(1)における表シート(2)の一部、この場合、表シ
ート(2)の四角に設けられており、該通気孔(5)に
より空気の流通が容易になるように構成されてなる。
そして、上記通気孔(5)はその孔径が多孔質袋体
(1)における微細孔の平均孔径の5〜100倍、この
際、30倍に形成されてなる。
このように構成された加温袋はプラスチック製の袋に密
封されて市販される。
このように構成された加温袋は、その使用に際し、プラ
スチック製の袋を破って取り出されるが、このとき、加
温袋は表シート(2)における通気孔(5)箇所の空気
の流通により減圧状態が解かれて柔軟性が生じ、その取
扱いが極めて容易になしうるのである。
多孔質袋体の製造例 表シートの製造 第1表及び第2表に各々示すように、熱可塑性樹脂とし
て線状低密度ポリエチレン樹脂(MI 2.0、密度0.93)、
オレフィンターポリマーとしてEPDM(商品名、EPT972
0、ムーニ粘度20、三井石油化学(製))、軟化剤とし
てポリブテン(数平均分子量1260)、充填剤として炭酸
カルシウム(平均粒径2μm、脂肪酸処理)、滑剤とし
てステアリン酸を、第1表及び第2表に各々示す配合割
合で配合して充分に攪拌混合し、この混合物を二軸混練
機(TEM−50、東芝機械社(製))により充分に混練し
て得た組成物を、常法により造粒する。
一方、ホットメルト系樹脂としてのエチレン−酢酸ビニ
ル共重合樹脂(酢酸ビニル含有量25重量%、MI 2、密
度0.95)100重量部と炭酸カルシウム(平均粒径2μ
m、脂肪酸処理)200重量部、更に公知の顔料0.5重量部
を充分に攪拌混合し、この混合物を二軸混練機(TEM−5
0、東芝機械社(製))により充分に混練して得た組成
物を、常法により造粒する。
上記の各々の線状低密度ポリエチレン樹脂組成物とホッ
トメルト系樹脂組成物を二層の押出し機により共押出し
を行い、線状低密度ポリエチレン樹脂製シートとホット
メルト系接着シートの積層体を得、これをロール延伸機
により一軸延伸(第3表に示す表シート1〜14)、或い
は逐次二軸延伸法により二軸延伸(第4表に示す表シー
ト15〜22)を行い、これによって第3表及び第4表に各
示す延伸率の多孔質シートを得た。
この場合、延伸条件としては延伸温度40℃、延伸速度6m
/min、延伸率は、ロールの速度比を変えることにより、
第3表及び第4表の値になるように各々調節した。
得られた熱可塑性多孔質シートには延伸ムラもなく、多
孔質化されたシートであった。
得られた各々の熱可塑性多孔質シートにおいて、そのホ
ットメルト系接着シート側に、厚さ1mmのポリプロピレ
ン製不織布を積層し、これを温度80〜100℃にエンボス
ロールとシリコンゴムロールとの間に導いて加熱し、圧
力10kg/cm2の条件下で加圧して、第5表ないし第7表に
各々示す、多孔質体を得た。
裏シートの製造 表シート1〜22の製造方法において各々顔料を全く添加
しないものを各表シートに対する各裏シートとした。
この裏シートの色は各々白色であった。
多孔質袋体の製造(実施例1〜22) 上記のおよびで得た表シートと裏シートを各々縦15
cm、横10cmに切断し、この表シートの四角に針で通気孔
を設けた後、この表裏両シートを重ね合わせ、その縁部
を7mm幅で温度60〜100℃、圧力10kg/cm2の加熱、加圧条
件下、ヒートシールし、これによって、本考案の多孔質
袋体を得た。
かくして得られた多孔質袋体内に発熱体を封入して加温
袋を得た。
なお、発熱体としては、鉄粉30重量部、活性炭6重量
部、バームキュライト7部、水10部、食塩1部より成る
発熱体組成物を用いた。
かくして得られた加温袋を非通気性のプラスチック製袋
内に密封した。
上記実施例1〜22のように、表シートと裏シートが異な
る色に着色されていると、ヒートシール部とそうでない
部位(非ヒートシール部)の色の濃淡の差が現れるので
ある。
その色の濃淡の差を第5表に示す。
比較例1〜3 上記実施例1〜3において通気孔を設けないものを用い
た。
注1)第6表及び第7表に示す、接合部面積とは、不織
布、多孔質シート、ホットメルト系接着シートを任意に
組合せ、これを接合(ラミネート)して多孔質体(表シ
ートと裏シート)を得るとき、シートの面積に対する接
合部の面積の百分率をいう。
なお、この場合、接合部は、第6図に示すように、正六
角形を連続的に連設して成る模様状に形成した。
注2)第6表及び第7表に示す、透湿度はJISZ 0208に
おける透湿カップ法で測定した。
注3)第6表及び第7表に示す、通気度はJIS−P−811
7に基づいて測定した。
注4)第6表及び第7表に示す、層間接着力は、表シー
トと裏シートのヒートシール部における接着力をJIS−
Z−0237に基づいて測定した。
各実施例および各比較例品を10日間、温度20±2℃で保
存し、その各々の非通気性のプラスチック製袋を破りそ
の中の加温袋を取り出したところ、各実施例品および各
比較例品はその内部が減圧状態で硬化していたが、各実
施例品は数秒で回復し、柔軟性が生じて取扱い性が良好
になった。
これに対して、各比較例品はしばらくの間硬化状態が続
き、その取扱い性に問題が認められた。
又、第6表に示す、実施例8〜10の特性結果より、シー
トの延伸率を小さくすれば透湿性が低い値になることが
認められる。
更に、加熱温度や加熱時間、更に圧力を不充分にし、表
シートと裏シートのヒートシール部の色の変化がない状
態にすると接着強度が弱く、品質にバラツキが生ずる
が、各実施例では、第6表及び第7表より明らかなよう
に色の差が大きく、しかも優れた層間接着力を保持して
いることが認められる。
即ち、肉眼により色の変化を観察することによりヒート
シール部の接着状態を極めて容易に且つ確実に判断しう
ることが認められる。
なお、上記実施例は線状低密度ポリエチレン樹脂、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体からなるホットメルト系接着
シート、ポリプロピレン樹脂製不織布を用いた場合につ
いて説明したが、本考案はこれに限定されるものではな
く、上述の他の熱可塑性樹脂やホットメルト系樹脂、更
に不織布や布等を用いてもよいのであり、要するに、表
シートと裏シートがヒートシールによって接合でき、し
かも、表シートと裏シートが異なる色に着色されていれ
ばよいのである。
(g)考案の効果 本考案は、上記構成を有し、空気の存在下で発熱しうる
発熱体収納用の袋体にはその一部に通気孔を形成してい
るので、その使用の際、減圧状態で硬化している加温袋
がその通気孔からの空気の流入で減圧状態が回復した
り、或いは発熱体の発熱により急激に内部の空気が膨張
したとき、通気孔から空気が流出し、この結果、加温袋
が柔軟になって取扱性が良好になったり、袋体の破損が
防止されるので安全性が向上するなどの効果を有するの
である。
又、本考案の多孔質袋体において、表シートと裏シート
が異なる色に着色されていると、当該多孔質袋体におけ
るヒートシール部とそうでない部位との色の変化を肉眼
で観察することにより多孔質袋体におけるヒートシール
部の接合状態を極めて容易に且つ確実に確認できるから
常に該袋体内に収納した発熱体や除湿剤或いは香料等の
内容物の漏れを一層防止でき、これによって、皮膚のか
ぶれや被服の汚損が確実に防止でき、一層安全に使用で
きる効果を有するのである。
更に、表シートと裏シートを異なる色に着色すると、そ
の色の差異によって、シートの厚さや通気度等の品質や
等級などを区別し、これによりどのような用途に適する
袋体かが明確になり、このため品質管理や在庫管理など
が極めて容易になしうるうえ、当該シートの美観を向上
させうる効果を有するのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す平面図であり、第2図
ないし第5図はその表シートと裏シートの他の構造をそ
れぞれ示す断面図、第6図ないし第8図は不織布と多孔
質シートとホットメルト系接着シートを任意に組合わせ
てラミネートすることにより多孔質体を得たときのその
接合部の形態模様をそれぞれ示す平面図である。 1…多孔質袋体、1′…縁部、2…表シート、3…裏シ
ート、10…線状低密度ポリエチレン樹脂製多孔質シー
ト、11…ホットメルト系接着シート、12…ポリプロピレ
ン樹脂製不織布。
フロントページの続き (72)考案者 飯村 満男 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電気工業株式会社内 (72)考案者 平郡 正俊 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電気工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−189183(JP,A) 特開 昭56−27248(JP,A) 特開 昭59−37147(JP,A) 実公 昭40−17984(JP,Y1) 実公 昭54−20020(JP,Y2)

Claims (9)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気の存在下で発熱しうる発熱体収納用の
    袋体であって、該袋体が表裏両シートを重ね合わせ、そ
    の縁部をヒートシールして形成されて成り、該表裏両シ
    ートのうち少なくとも一方が微細孔を有する多孔質体で
    形成されており、且つ上記袋体にはその一部に通気孔を
    設けたことを特徴とする多孔質袋体。
  2. 【請求項2】表シートと裏シートが異なる色に着色され
    ている実用新案登録請求の範囲第1項に記載の多孔質袋
    体。
  3. 【請求項3】表裏両シートが共に多孔質体で形成されて
    いる実用新案登録請求の範囲第1項又は第2項に記載の
    多孔質袋体。
  4. 【請求項4】多孔質体がポリエチレン樹脂、ポリプロピ
    レン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリ塩化
    ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリアミド樹
    脂、ホットメルト系樹脂から選ばれた樹脂で形成された
    多孔質シートである実用新案登録請求の範囲第1項ない
    し第3項のいずれかに記載の多孔質袋体。
  5. 【請求項5】ポリエチレン樹脂が線状低密度ポリエチレ
    ン樹脂である実用新案登録請求の範囲第4項に記載の多
    孔質袋体。
  6. 【請求項6】多孔質体が不織布に多孔質シートをラミネ
    ートして形成されたものである実用新案登録請求の範囲
    第1項ないし第4項のいずれかに記載の多孔質袋体。
  7. 【請求項7】多孔質体が不織布と多孔質シートをホット
    メルト系接着シートを介在させてラミネートしたもので
    ある実用新案登録請求の範囲第1項ないし第3項のいず
    れかに記載の多孔質袋体。
  8. 【請求項8】多孔質体が不織布にホットメルト系接着シ
    ートをラミネートしたものである実用新案登録請求の範
    囲第1項ないし第3項のいずれかに記載の多孔質袋体。
  9. 【請求項9】ホットメルト系接着シートが着色されてい
    る実用新案登録請求の範囲第7項又は第8項に記載の多
    孔質袋体。
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