JP2524070Y2 - 電動車両の足載せ装置 - Google Patents

電動車両の足載せ装置

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JP2524070Y2
JP2524070Y2 JP1990081601U JP8160190U JP2524070Y2 JP 2524070 Y2 JP2524070 Y2 JP 2524070Y2 JP 1990081601 U JP1990081601 U JP 1990081601U JP 8160190 U JP8160190 U JP 8160190U JP 2524070 Y2 JP2524070 Y2 JP 2524070Y2
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征伸 竹山
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Suzuki Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、老人、身障者等に利用される電動車両に係
り、特に、シートの向きを変えたときに通常の椅子とし
て使用することができるようにした足載せ装置に関する
ものである。
(従来の技術) 従来、老人、身障者等に利用される三輪型の電動車両
においては、搭載したバッテリーによってモータを駆動
させ後輪を回転させて走行するようにされている(実開
昭61−200028号公報参照)。第6図はその構造を示した
もので、三輪型の電動車両(以下、電動三輪車という)
1の床面はメインフレーム2によって形成され全体的
に、はしご型の構造を呈しており、前部は幅狭く上方に
傾斜されている。この前部に位置する前車輪3はメイン
フレーム2に軸支されたフロントフォーク4に回転自在
に支持され、フロントフォーク4の上部は前部カバー5
を挿通し上部で左右に延びたステアリングシャフト6と
連結されている。
メインフレーム2の後部にはバッテリー、が収納ボッ
クス7に囲われて固定され、その上部にはシート8が設
置されている。シート8はその下部中央を軸として回転
可能にかつ高さ調節可能に取付けられている。シート8
の向きを変える回転手段はモータの回転をギヤで伝達し
て行うものがある(実開昭62−189726号公報参照)。ま
た、収納ボックス7の両側にはメインフレーム2にその
軸が支持されてモータと連結した駆動車輪9が装着され
ている。シート8の前方にはメインフレーム2に固着さ
れたフロアカバーによって足載せ面10が形成されてい
る。
電動三輪車1のシート8に有する肘掛けアーム11に前
・後進させる操作部12が取付けられ、図示は略すがアク
セレータと手動ブレーキも装備される。この操作部12と
連結されたケーブルは下方のメインフレーム2上のバッ
テリー、駆動車輪9に向かって配設されている。そし
て、着座した姿勢で手動操作によって電動三輪車1の向
きおよび駆動車輪9の回転を制御するようになってい
る。運転姿勢では足載せ面10に足を乗せて楽な着座姿勢
をとる。また、昇降時にはシート8を回転させて側方に
向かせその行動を容易にさせる。
(考案が解決しようとする課題) ところが生活の場において昇降回数が多いのは面倒で
ある。特に、老人、身障者等がテーブル席等に着く場
合、電動三輪車1から降りてその位置まで移動すること
は容易なことではない。そこで、電動三輪車1から降り
ずにそのままテーブル等に向かって前進・停止させるこ
とが考えられるがテーブル席等との間にステアリングシ
ャフト6が介入し邪魔になるので、当然、電動三輪車1
をテーブル等に横付けにすることがなされる。そして、
シート8が左右約90度回転することを利用すれば着座姿
勢のままテーブル席に向かわせることができる。
しかしながら、テーブル等に横付けにすると車体の全
長分だけ場所を占領してしまい、その長さが約1、2mで
あれば2人分の幅を取ることになる。また、介添えにも
不便である。さらに、シート8を横向きにすることによ
り乗員の足場がなくなり着座姿勢が不安定となる。外国
産の車の中にはシートが後ろ向きになるものもあり、車
を後ろ向きにすれば場所は取らないが同様に足場がない
ため着座姿勢が不安定で窮屈になり座り続けることは困
難である。
本考案は昇降の手間を省けることのできる電動車両を
提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記目的を達成するために、車体にバッテリ
を載置すると共に該バッテリ上方に、垂直な軸を介して
シートを設け、前記車体の前部に前輪を操作するステア
リングを備え、かつ、前記バッテリで作動するモータを
前記シート下方両側に配した後輪に連結した電動車両に
おいて、 前記シートを固着した軸を車体に立設したパイプに挿
通して回転自在に設けると共に、前記シートを後ろ向き
に固定するロック機構を設け、車体の両縁を構成する一
対のメインフレームの後端をフレームで連結すると共
に、各後端に垂直パイプを下方に延長して設け、該垂直
パイプの下部に、底面部を水平状態にしたブラケットを
固着し、該ブラケットに、コ字状の枠の端部を車体幅方
向のピンで枢着すると共に、前記枠にパイプを部組して
フットレストを形成したことを特徴とする。
(作用) 本考案は上記の構成とすることによって、シート27を
回転させて後ろ向きの状態でロックすることができ、こ
のとき、後部に取り付けたフットレスト39を倒すとブラ
ケット35の水平面がコ字状の枠を支持し、略水平状態の
フットレスト39が形成され、シート27に着座した乗員の
足載せ台になる。また、シート27を前方に向けた通常の
場合にはフットレスト39は垂直状態にされ車体に当接さ
れるので、運搬時にコ字状の枠が手持ちグリップとして
利用できる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
第5図に示すように電動三輪車13の車体下部はメイン
フレーム14で構成され、前部は上方に傾斜されその中央
に軸受15が設置され足乗せスペースを確保した両側を含
みフロアカバーにより足載せ面16を形成している。軸受
15にはステアリング17を装着したステアリングシャフト
18が回動自在に取付けられており、前輪19を回転自在に
支持するフロントフォーク20と連結されている。メイン
フレーム14の後部にはバッテリー、を組込んだ収納ボッ
クス21が載置され外部からの泥、水の侵入を防ぐように
されている。また、メインフレーム14の両側にはモータ
の回転が伝達される駆動車輪22が設けられている。
さらに、収納ボックス21の上部には第3,4図に示すよ
うに、メインフレーム14に垂直に取付けたパイプ23に、
四方に切欠部24aを形成した円板24を上部に固着し軸方
向に並んだ複数の孔25aを有した調整パイプ25が挿入さ
れ、この円板24の中央に開けられた孔24bに支持部材26
を介してシート27に固着した軸28が挿通されシート27が
回転自在に設けられている。シート27はパイプ23に開け
た孔23aと調整パイプ25に開けた孔25aの一つを整合させ
ピン29を挿嵌して高さ位置を合わせることができ、シー
ト27下部に固着された支持部材26は円板24と当接面を大
きくしシート27の安定性を良くしており、支持部材26に
ピン30を介して回動自在に取付けたロック装置31はその
爪31aを切欠部24aに嵌合することによってシート27を円
板24に固定すると共に回転を止める構造とされている。
メインフレーム14の後端部は第2,5図に示すように、
上下方向に配置された垂直パイプ32が水平に配置された
フレーム33の両側にその角に補強材34を介して溶接され
ている。垂直パイプ32の下部後方側には断面コの字形の
ブラケット35が一方の開口側を垂直パイプ32に向け上方
および後方を開口して溶着されている。また、一方の垂
直パイプ32の角にはピン36を側方に向けて固着したブラ
ケット37が溶着されてる。
断面コの字形のブラケット35はその底部が水平に後方
に伸びており、基部にはピン38,38を介してフットレス
トを構成する組パイプ39が回動自在に取付けられてい
る。組パイプ39はコ字状の枠を構成するパイプに、コ字
状の内側を亘る棒状のパイプが数本組み付けられたもの
であり、コ字状の枠の端部は両側のブラケット35にピン
38を介して車体後方に回動するように支持されている。
また、垂直パイプ32にコ字状の枠が倣うので、コ字状の
枠の幅は左右後輪幅より狭くなっている。また、組パイ
プ39(以下、フットレスト39という)を倒した状態で略
水平より下がらないように断面コの字形のブラケット25
の底部にフットレスト39の枠両側基部が載るようにされ
ている。
垂直パイプ32とフレーム33との接合箇所に設けたブラ
ケット37には、ピン36を軸にして回転摺接するブラケッ
ト40をその中間部に固着したレバー41が前後方向に回動
自在に設けられている。レバー41は略くの字状に曲げら
れ上端に把手42を有し下端にはC形のブラケット43が開
口部を閉じるように固着され長孔43aを形成している。
また、レバー41の下端と接近するフットレスト39のその
箇所には前述したブラケット37と同様のブラケット44が
固着され側方に向けて突出されたピン45はレバー41の長
孔41aに遊嵌されている。そして、レバー41を前方に操
作することによりピン36を中心にしてレバーが動きその
先端部の長孔43a側面でピン45を押すようになりフット
レスト39が第2図に示すように水平に倒される。また、
レバー41の把手42を持ち後方に移動することによりフッ
トレスト39が第5図に示すように垂直に立ちメインフレ
ーム14の後端と接合される。
なお、電動三輪車13の走行は、ステアリング17に組込
まれたアクセレータ、手動ブレーキ等を操作するかまた
は、肘掛けアームに取付ける操作部を操作するようにす
る。操作部等は車体両側外部に取り付けた駆動車輪22の
回転をコントロールするようにケーブルでモータ等に接
続されている。
次に作用を説明する。
第1図に示すように電動三輪車13を後ろ向きにテーブ
ルTに接近させたとき、乗員がシート27のロックを外し
て180度シート27を回転させレバー41を乗員に対して後
方に引くとフットレスト39が倒れて水平な足場が後端に
出来、着座姿勢のまま足を載せることができ安定した姿
勢が得られる。
また、走行時にはフットレスト39は垂直にされている
ので邪魔にならず、また、シート27下部をフルカバー化
した場合等に把手の役をすることができ車運搬時に都合
が良い。
(考案の効果) 本考案は、以上のように構成したものであるので、メ
インフレームの左右後端は連結したフレームにより堅固
になり、この箇所に設けた垂直パイプにフットレストの
コ字状枠を連結しているので、フットレストの支持が良
く、車体の軸に対してフットレストの位置が対称である
ので安定性がある。また、略車両の幅と同じ広いフット
レストが得られ、しかも剛性があるので歪みにくく使い
易いものとなる。
また、シートの回転とフットレストの設置は別々に行
なうので、互いに干渉せず、確実に操作ができる。ま
た、シートを回転させるときは左右どちらから回しても
良いので、右または左に寄せて後部を机等に向けて停止
できる。そこで、電動車両をテーブル等にその後部から
近付けることができテーブル席が一人分の幅で済み合理
的であると共に乗員の昇降を省くことができ労力を軽減
することができる。また、乗員が車体に対し後ろ向きに
座ったとき、シートはロックされ、フットレストは略水
平に維持されるので安定した着座姿勢を取ることができ
る。
このほか、フットレストは電動車両の後部バンパーと
しての機能を備えることができ、フットレストの垂直状
態ではコ字状枠の横棒は運搬時のグリップに兼用され
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の電動三輪車のシートが後ろ向
きの状態のときの側面図、第2図は実施例の電動三輪車
の後部の斜視図、第3図は実施例の電動三輪車のシート
の回転機構を示す正面図、第4図は実施例のシートの回
転機構の要部の平面図、第5図は実施例の電動三輪車の
側面図、第6図は従来の電動三輪車の側面図である。 13…電動車両 17…ステアリング 23…軸 27…シート 39…フットレスト

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体にバッテリを載置すると共に該バッテ
    リ上方に、垂直な軸を介してシートを設け、前記車体の
    前部に前輪を操作するステアリングを備え、かつ、前記
    バッテリで作動するモータを前記シート下方両側に配し
    た後輪に連結した電動車両において、 前記シートを固着した軸を車体に立設したパイプに挿通
    して回転自在に設けると共に、前記シートを後ろ向きに
    固定するロック機構を設け、車体の両縁を構成する一対
    のメインフレームの後端をフレームで連結すると共に、
    各後端に垂直パイプを下方に延長して設け、該垂直パイ
    プの下部に、底面部を水平状態にしたブラケットを固着
    し、該ブラケットに、コ字状の枠の端部を車体幅方向の
    ピンで枢着すると共に、前記枠にパイプを部組してフッ
    トレストを形成したことを特徴とする電動車両の足載せ
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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