JP2523970Y2 - 錠付き燃料キャップ - Google Patents

錠付き燃料キャップ

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Publication number
JP2523970Y2
JP2523970Y2 JP6066191U JP6066191U JP2523970Y2 JP 2523970 Y2 JP2523970 Y2 JP 2523970Y2 JP 6066191 U JP6066191 U JP 6066191U JP 6066191 U JP6066191 U JP 6066191U JP 2523970 Y2 JP2523970 Y2 JP 2523970Y2
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JP
Japan
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latch
cap
lock
pin
inner cap
Prior art date
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Application number
JP6066191U
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JPH055540U (ja
Inventor
正秀 滝澤
寿一 藤田
Original Assignee
オーエム工業株式会社
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Publication date
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  • Lock And Its Accessories (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、盗難防止のために錠の
付いた燃料キャップの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】先に特願昭63-7113号で樹脂製燃料キャ
ップの性能の安定性を向上したものを提案した。その構
造は操作側のアウタキャップとフィラネックに嵌まるイ
ンナキャップとからなるものである。
【0003】また、従来の錠付き燃料キャップの構造例
は、特公昭53-39936号、特公昭58-22435号にみられる。
これらの動作条件は共通して次のようなものである。 給油する時 ・錠を解除し、アウタキャップをフィラネックから取り
外す方向に(反時計方向)回すと、インナキャップ5も回
り、キャップを外すことができる。 ・錠を解除したままで、給油後キャップをフィラネック
に取り付けることができる。 ・キーを抜くと錠はロック状態になるが(ロック状態に
しないとキーが抜けない)、その状態でも、フィラネッ
クに取り付けることができる。
【0004】給油していない時 ・錠をロック状態にしているため、アウタキャップを外
す方向に回しても、インナキャップと空回りしてフィラ
ネックから取り外すことができない。このような動作を
可能とするために、従来の錠付き燃料キャップの構造で
は、アウタキャップとインナキャップの駆動連結には、
キャップを取付ける方向にも取り外す方向にも、概ね第
3の中間部材を介して行なっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかし、駆動の確実性
を考えるとできるだけ中間部材を入れないほうがよい。
本考案は、先に提案した樹脂製燃料キャップの締め付け
トルク安定ときしみ音解消の利点をそのまま生かして、
これに錠を取り付ける構造を考えたのである。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような課題を下記の
ような構造としたことにより解決した。すなわち、操作
側のアウタキャップ1とフィラネックに嵌まるインナキ
ャップ5とからなり、アウタキャップ1をカバー部2と
薄肉リング状のラッチ部3としている。カバー部2は中
央に錠6を取り付け、その錠6の下端にはキーによって
回動可能にピン6aを設け、ピン6aが入る穴4aを設けたロ
ックプレート4を半径方向にスライド自在にカバー部2
と一体化し、ロックプレート4が穴4a中のピン6aの回動
につれて半径方向外方に移動すると、そのラッチ4bがイ
ンナキャップ5の内向きラッチ5aとキャップを外す方向
で係止するようにしている。そして、ラッチ部3のトル
クアーム3aとキャップを締め付ける方向でのみ係止する
ラッチ2aをロックプレートより上部カバー部2に設け、
ラッチ部3の下方にインナキャップ5の半径方向外向き
に設けられたラッチ5bと、キャップを外す方向には係止
し、締め付ける方向にはトルク制限状態で係止する内向
きラッチ3bを設け、インナキャップ5とアウタキャップ
1とが開閉トルク制御可能に一体化されている。このよ
うな錠付き燃料キャップである。
【0007】
【作用】上記構成としたことにより、下記の作用が得ら
れる。 キャップをフィラネックから取り外す場合。 錠6を解除してピン6aを回転する(図4のイ位置からロ
位置にする)ことにより、ロックプレート4が半径方向
外方に移動する。この状態でカバー部2を反時計方向に
回すと、ロックプレート先端のラッチ4bがインナキャッ
プ5の内向きラッチ5aに係止し、カバー部2とインナキ
ャップ5の駆動が連結され、フィラネックから取り外す
ことができる。 この状態でキャップを取り付ける場合。 カバー部2のラッチ2aとラッチ部3のトルクアーム3aが
係止し、カバー部2の回転に連れてラッチ部3が回転す
る。ラッチ部3のラッチ3bとインナキャップ5のラッチ
5bがトルク制限された状態で係合し、フィラネックに取
り付けられる。
【0008】錠をロックした状態の場合。 ロックプレート4が半径方向内方に移動する。これによ
り、ロックプレート4のラッチ4bとインナキャップ5の
内向きラッチ5aの係止が外れて、キャップを外す方向で
はカバー部2はインナキャップ5に対して空回りする。
キャップを取り付ける方向では、ラッチ部3のトルクア
ーム3aとカバー部2のラッチ2aが係止してラッチ部3を
回転させる。ラッチ部3のラッチ3bとインナキャップ5
の外向きのラッチ5bがトルク制限された状態で共に回転
する。
【0009】
【実施例】図1は本考案の錠付き燃料キャップの図3中
A−A部に相当する軸方向中央断面図であり、図2は図
1と90°切断面を異にする図3中B−B部に相当する軸
方向中央断面図である。図3は図1中C−C部断面図、
図4はD−D部断面図である。これらの図によって明ら
かなように、本考案の錠付き燃料キャップは操作側のア
ウタキャップ1とフィラネックに嵌まるインナキャップ
5とからなる。アウタキャップ1は伏せ皿状のカバー部
2と、その内部へ嵌まる薄肉リング状のラッチ部3とか
らなる。
【0010】カバー部2は中央に錠6の取付け穴があ
り、これに錠6が取付けられている。錠6の下端には錠
の軸心よりずれた位置にピン6aを設けており、キーによ
って回動可能である。カバー部2には更にロックプレー
ト4が半径方向にスライド自在に保持されており、それ
に設けられた長穴4aへピン6aの先端部が入っている。こ
れにより、キーを回すと、ロックプレート4が穴4a中の
ピン6aの回動につれて半径方向に移動する。ロックプレ
ート4には先端にラッチ4bがあり、ピン6aの回動につれ
て半径方向外方に移動するとインナキャップ5の内向き
のラッチ5aとキャップを外す方向で係止する。
【0011】ラッチ部3には半径方向外周側に突出した
トルクアーム3aがあり、これはカバー部2の内面上部に
設けられたラッチ2aとキャップを締め付ける方向でのみ
係止する。ラッチ部3の下方には内向きのラッチ3bも設
けている。これはインナキャップ5の半径方向外向きに
設けられたラッチ5bとキャップを外す方向には係止し、
締め付ける方向にはトルク制限状態で係止する。以上の
ように、インナキャップ5とアウタキャップ1とが開閉
トルク制御可能に一体化されている。
【0012】以上の構造としたことにより、下記に示す
動作をすることができる。 給油に際して、錠を回転させて解除すると、ロックプ
レート4が半径方向外方に移動し、図4の状態になる。
この状態でカバー部2を反時計方向に回すと、ロックプ
レート先端のラッチ4aがインナキャップ5の内向きのラ
ッチ5aに係止し、カバー部2とインナキャップ5の駆動
が連結され、フィラネックから取り外すことができる。 給油を終えて、この錠解除の状態のままでキャップを
取り付ける場合、カバー部2のラッチ2aとラッチ部3の
トルクアーム3aが係止し、カバー部2の回転に連れてラ
ッチ部3が回転する。ラッチ部3の内向きラッチ3bとイ
ンナキャップ5のラッチ5bがトルク制限された状態で係
合し、フィラネックに取り付けられる。
【0013】次に錠をロックすると、ピン6aの回動に
よってロックプレート4が半径方向内方に移動する。こ
れに伴って、ロックプレート4のラッチ4bとインナキャ
ップ5のラッチ5aの係止がはずれて、キャップを外す方
向に回転してもカバー部2がインナキャップ5に対して
空回りをして外れない。一方、キャップを取り付ける方
向に回転すると、ラッチ部3のトルクアーム3aとカバー
部2のラッチ2aが係止してラッチ部3を回転させる。ラ
ッチ部3のラッチ3aとインナキャップ5のラッチ5bがト
ルク制限された状態で共に回転する。
【0014】
【考案の効果】本考案は以上のような構造であるから、
締め付けトルクが安定しており、操作時のきしみ音もな
く、盗難防止機能を発揮しながら、フィラネックからの
キャップ取り外し作動の確実性を向上させた。
【図面の簡単な説明】
【図1】図3中A−A部に相当する軸方向中央断面図で
ある。
【図2】図3中B−B部に相当する軸方向中央一部断面
図である。
【図3】図1中C−C部断面図である。
【図4】同D−D部断面図である。
【符号の説明】
1 アウタキャップ 2 カバー部 2a ラッチ 3 ラッチ部 3a トルクアーム 4 ロックプレート 4a 穴 4b ラッチ 5 インナキャップ 5a 内向きラッチ 5b ラッチ 6 錠 6a ピン

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作側のアウタキャップ1とフィラネッ
    クに嵌まるインナキャップ5とからなり、アウタキャッ
    プ1をカバー部2と薄肉リング状のラッチ部3とし、カ
    バー部2は中央に錠6を取り付け、該錠6の下端にはキ
    ーによって回動可能にピン6aを設け、該ピン6aが入る穴
    4aを設けたロックプレート4を半径方向にスライド自在
    にカバー部2と一体化し、ロックプレート4は、その穴
    4a中のピン6aの回動につれて半径方向外方に移動すると
    そのラッチ4bがインナキャップ5の内向きラッチ5aとキ
    ャップを外す方向で係止する相対位置に設け、ラッチ部
    3のトルクアーム3aとキャップを締め付ける方向でのみ
    係止するラッチ2aをロックプレートより上部のカバー部
    2に設け、ラッチ部3の下方にインナキャップ5の半径
    方向外向きに設けられたラッチ5bとキャップを外す方向
    には係止し締め付ける方向にはトルク制限状態で係止す
    る内向きラッチ3bを設け、インナキャップ5とアウタキ
    ャップ1とが開閉トルク制御可能に一体化されてなる錠
    付き燃料キャップ。
JP6066191U 1991-07-06 1991-07-06 錠付き燃料キャップ Expired - Lifetime JP2523970Y2 (ja)

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JP6066191U JP2523970Y2 (ja) 1991-07-06 1991-07-06 錠付き燃料キャップ

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JP6066191U JP2523970Y2 (ja) 1991-07-06 1991-07-06 錠付き燃料キャップ

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Publication Number Publication Date
JPH055540U JPH055540U (ja) 1993-01-26
JP2523970Y2 true JP2523970Y2 (ja) 1997-01-29

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ID=13148749

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JP6066191U Expired - Lifetime JP2523970Y2 (ja) 1991-07-06 1991-07-06 錠付き燃料キャップ

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KR101499984B1 (ko) * 2008-12-23 2015-03-06 두산인프라코어 주식회사 에어 브리더를 구비한 연료 주입구 캡

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Publication number Publication date
JPH055540U (ja) 1993-01-26

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